JP3662826B2 - 除塵機 - Google Patents

除塵機 Download PDF

Info

Publication number
JP3662826B2
JP3662826B2 JP2000301577A JP2000301577A JP3662826B2 JP 3662826 B2 JP3662826 B2 JP 3662826B2 JP 2000301577 A JP2000301577 A JP 2000301577A JP 2000301577 A JP2000301577 A JP 2000301577A JP 3662826 B2 JP3662826 B2 JP 3662826B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rake
guide
wire rope
dust remover
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000301577A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002105929A (ja
Inventor
健一郎 満生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mizota Co Ltd
Original Assignee
Mizota Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mizota Co Ltd filed Critical Mizota Co Ltd
Priority to JP2000301577A priority Critical patent/JP3662826B2/ja
Publication of JP2002105929A publication Critical patent/JP2002105929A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3662826B2 publication Critical patent/JP3662826B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、河川、水路等の取水口等に配置された除塵機に関する。更に詳しくは、ダムや河川の水路の取水口等に配置され、漂流している塵芥類をスクリーンで捕捉し、この捕捉された塵芥類をスクリーンから除去するための除塵機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この関係の除塵機は種々のものが提案されている。スクリーンを揺動運動により水面に引き上げ、スクリーン上に絡んだ塵芥類を除去するもの、また、チェーン方式により、レーキをスクリーン上を上下動させ塵芥類を除去するもの等が知られている。特にワイヤロープにより、レーキを操作させるものも知られているが、この場合はレーキの開閉動作とレーキの上昇下降動作と別々のワイヤロープによって行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の方法は装置が複雑になる傾向があり、またチェーン方式ではチェーンの腐食の問題があってメンテナンスを考慮すると一般的に使用し難い面があった。またワイヤロープを使用する方式のものは、行程の長い除塵機に適用すると効果的であるが、前述のとおり開閉動作と、上昇下降動作のために2つのワイヤロープと巻き取りのための駆動装置を必要としていた。
【0004】
さらに、塵芥類を掻き取る場合、レーキの自重によって抱き込むことが多く、このためレーキが塵芥類に引っかかり完全に掻き込まれないおそれもあって、確実性の点で問題があった。本発明は、以上の技術的背景に基づきなされており、これら従来の問題点を解決するため、本発明は、次の目的を達成するものである。
本発明の目的は、1本のワイヤロープでレーキの塵芥類処理を行うようにして、塵芥類の掻き取り構成をコンパクトなものにし、合わせて掻き取られた塵芥類を確実に回収処理するようにした除塵機の提供にある。
【0005】
本発明の除塵機は、水路等に設置されたスクリーン(1)のために前記水路等の上に配置された基体(2)と、前記スクリーンを挟んで前記基体の両側に設けられ前記水路まで延長して設置されるガイド(4)と、前記ガイドに沿って上昇、下降し、前記塵芥類を掻き取るレーキ装置(5,53)と、このレーキ装置を上下方向に移動させるためのワイヤロープ(6,50)と、このワイヤロープを巻き取り駆動するワイヤロープ駆動装置(7,55)と、前記ワイヤロープで上下移動する前記レーキ装置のレーキ(23)を前記ワイヤロープの下降動作で上方へ開く動作を与えるレーキ開装置(ロ,34,35)と、前記上方へ開いた前記レーキを前記ワイヤロープの下降動作で下方へ閉じる動作を与えるレーキ閉装置(ハ,31,36)とからなり前記スクリーンにかかる塵芥類を除去する除塵機において、
前記レーキ装置(5,53)は、
前記レーキ(23)と、
このレーキ(23)を支持する支持体(22)と、
この支持体を揺動自在に支持し前記ガイドに案内されて前記ワイヤロープにより昇降移動する案内体(16)と、
前記支持体に揺動自在に回動し一端に係合部を有するアーム(24)と、
前記案内体に回転自在に設けられ前記アームに係合離脱自在なアーム係合部材(19)と、
前記案内体に対し相対的に昇降方向に移動可能に設けられ前記アーム係合部材と係合する作動部材(31)とからなり、
前記レーキが開き状態になるとき前記アームに前記アーム係合部材が係合し、前記レーキが閉じる状態になるとき前記作動部材の移動により前記アームと前記アーム係合部材との係合状態を解除し、前記レーキを下方に下げるようにした
ことを特徴とする。
【0006】
前記水路とは、河川、取水口、農業用水路等水が流れるところであればいかなるところであっても良い。前記塵芥類とは、人工的なゴミ、藻、水草、浮き草、葦等の天然物も含む意味である。
【0007】
前記レーキ開装置(ロ,34,35)は、
前記ガイドに配置され揺動自在のガイド部材(34)と、
前記ガイド部材に一体に設けられた案内部(34a)と、
前記レーキ装置が閉じた状態で上昇するとき前記案内部(34a)への当接動作で揺動し跳ね上がり、前記当接動作が外れ前記レーキ装置が下降するとき前記レーキ装置を開く状態になるように前記案内部(34a)へ当接し、前記レーキに設けられたレーキ回転動作ピン(33)とから構成にしたものが良い。
【0008】
前記レーキ閉装置(ハ,31,36)は、前記ガイドの下方に設けられたストッパ(36)又は前記塵芥類により前記レーキ装置が下方向に移動したとき前記作動部材(31)が当接し、この作動部材(31)と前記案内体(16)と相対的に位置ずれして前記アーム係合部材(19)を回動させ前記レーキ装置を閉じるように構成したものが良い。
【0009】
前記案内体は、前記ワイヤロープにより昇降するものであって、フレームと、このフレームに回転自在に支持され前記ガイドに案内されるガイドローラと、前記支持体を回動自在に支持する支持軸と、前記ワイヤロープをガイドするワイヤロープガイドとからなる構成にしたものが良い。
【0010】
前記レーキ装置のレーキで掻き取った前記塵芥類を前記ワイヤロープで前記ガイドの上部に持ち上げスクレーパで掻き落とすスクレーパ装置とからなるものが良い。
【0011】
前記スクレーパ装置は、前記基体に設けられた駆動体と、前記ガイドに固定された案内部材と、この案内部材に前記駆動体の駆動で案内される被案内部材と、この被案内部材に揺動可能に係合し揺動しながら、前記ガイド上昇端に位置決めされた閉状態のレーキに近接して、前記レーキ装置の前記塵芥類を掻き落とすスクレーパとからなるものが良い。
【0012】
前記レーキ装置の一端に結合された前記ワイヤロープを前記ガイド上部に設けられた第1ワイヤロープガイドに導き、前記ワイヤロープ駆動装置で巻き取り、巻き取られた前記ワイヤロープを前記ガイド上部に設けられた第2ワイヤロープガイドおよび前記ガイド下部に設けられた第3ワイヤロープガイドに導き、他端を前記レーキ装置に結合された構成にし、前記ワイヤロープの移動で前記レーキ装置を昇降させるものが良い。
【0014】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
以下、本発明の実施の形態1を図面に従って説明する。図14は、ワイヤロープ式の一般的な従来の構成を模式的に示した図で、レーキの昇降動作とレーキの開閉動作を別々のワイヤロープで行う状態を示している。図14(a)はレーキAが閉じて塵芥を抱え込み昇降用のワイヤロープBで上方へ持ち上げる状態を示し、図14(b)はスクリーンDの下方の塵芥を開閉用のワイヤロープCで開いているレーキAで抱え込む前の状態を示している。
【0015】
これに対し、図1、2以降は本発明の除塵機の実施の形態を示しており、図1は全体側面図、図2は全体正面図である。図において、取水口等に設置されたスクリーン1の基体2に、このスクリーン1にかかった塵芥類3を取り除くための装置が設けられている。これらの装置は図に示される如く、水路、河川等を挟んで対称に構成されており、形鋼等でフレーム構成をなしている。スクリーン1は取水口に格子状に張り巡らしたスクリーンで、上流から流れてくる木材やごみ等の塵芥類3を下流に流さないように捕捉し、保持するためのものである。
【0016】
本発明の除塵機は、このスクリーンに保持された塵芥類3を取り除くものである。前記スクリーン1の両サイドには、ガイドレール4(ガイド)が設けられ、このガイドレール4に案内され塵芥類3を処理するためのレーキ装置5が、上昇下降するようになっている。このガイドレール4には上流側に衝撃吸収ゴム部4aが貼り付けられている。このガイドレール4は、水路幅の両側に設置された溝形鋼あるいは条鋼で、後述するスクレーパ装置、レーキ開装置、レーキ閉装置が取り付けられている。
【0017】
また、このガイドレール4と合わせ、前記スクリーン1上部の基体2の一部をなすフレーム2aには、前記レーキ装置5を上昇、下降させ、またレーキ装置5の開閉動作を行わせるための装置が設けられている。この装置は、後述するが、レーキ装置5を昇降させ、開閉させるためのワイヤロープ6を巻き上げ操作するワイヤロープ駆動装置7で、モータ11と、このモータ11によりスプロケット12とチェーン13を介して動力が伝えられるドラム10と、巻き取られるワイヤロープ6、さらにこのワイヤロープ6の張り状態を検知するたるみ検知装置15とが含まれている。
【0018】
このワイヤロープ巻き上げ関係の装置は、スクリーン1の両サイドに勝手違いで2組設けられている。モータ11からの動力伝達は、ドラム10と一体となって回転するドラム軸14が両サイドに跨って設置されており、前記ドラム10は2つとも同じ回転をする。前記ドラム10からのワイヤロープ6は、ガイドレール4上端に設けられたワイヤロープガイド8によってガイドレール4に沿って設置され、前記レーキ装置5に連結している。前記ガイドレール4は勝手違いのものが2つスクリーン1両サイドに設けられている。
【0019】
このガイドレール4はコ字形状をなす形鋼又は条鋼で、コ字形状の内部がレーキ装置5の案内部となっている。また、このガイドレール4には後述するスクレーパ装置イとレーキ開閉動作関係のレーキ開装置ロ及びレーキ閉装置ハが取り付けられている。
【0020】
さらに、基体2上でガイドレール4の上部にはエプロン9が設けられており、回収された塵芥類3を取り込み保管するスペース9aが確保されている。このエプロン9は、鋼製のものでアンカーボルト等により、基体2の一部であるコンクリートに固定される。レーキ装置5はスクリーン1に保持された塵芥類3を掻き取り上昇して、エプロン9へ掻き出すためのものである。
【0021】
図3,図4は、ワイヤロープ巻き取り部分のワイヤロープ駆動装置7の詳細を示した図である。図4は、図3の平面図である。前述のとおり、ワイヤロープ6を巻き取っているドラム10は減速機構を有するモータ11により、スプロケット12、チェーン13を介してドラム10と一体となったドラム軸14によって回転する。このドラム軸14は、図示していないがベアリングによりフレーム2aに回転自在に支持されている。このドラム10からのワイヤロープ6は前記ワイヤロープガイド8を介してガイドレール4に沿い下方向に導かれ、前記レーキ装置5に連結する。
【0022】
また、ドラム10とワイヤロープガイド8との間には、ワイヤロープ6のたるみを検知するたるみ検知装置15が設けられている。このたるみ検知装置15で、ワイヤロープ6のトラブル、例えばレーキ装置5の動作中に、レーキ23(図5参照)が途中で塵芥等に引っかかった場合などに、異常を検知するようになっている。このたるみ検知装置15はワイヤロープ6の張り状態により検知できるようになっている。
【0023】
図5,図6はレーキ装置5の詳細を示した図である。図6は、図5のY矢視図である。レーキ装置5はガイドローラ枠16(案内体、フレーム)に支えられたものであり、このガイドローラ枠16には2つのガイドローラ17が回転自在に挟み込まれている。このガイドローラ17によって、レーキ装置5はガイドレール4に案内され、ガイドローラ枠16はガイドレール4に沿って上下方向に移動する。
【0024】
また、ガイドローラ17はガイドローラ支持軸18によって支持されているが、このガイドローラ支持軸18の一方(上方のガイドローラ17側)にはレーキ固定解除ピン19(アーム係合部材)が回動自在に支持されている。このレーキ固定解除ピン19は後述するレーキ開装置ロ及びレーキ閉装置ハに関わるものである。
【0025】
他方のガイドローラ支持軸18(下方のガイドローラ17側)には、ワイヤロープ6をガイドするためのワイヤロープガイド20が取り付けられている。さらに、ガイドローラ枠16には、レーキ支持軸21(支持軸)が中央部に設けられている。このレーキ支持軸21にはレーキサイド枠22(支持体)が回動自在に支持されている。このレーキサイド枠22の先端にレーキ23が取り付けられている。
【0026】
このレーキ23は、プレート状のもので、複数個一体的に構成されスクリーン幅に亘って設けられている。レーキサイド枠22が開閉動作を行うときは、複数個のレーキ23が一体となって動作する。また、このレーキサイド枠22の一端にレーキ固定アーム24(アーム)の一端が揺動自在に取り付けられている。このレーキ固定アーム24の他端にはレーキ固定アームガイドピン25が設けられており、レーキ23が揺動で上方に開いているときは、レーキ固定解除ピン19の円弧部19aに乗り上げられてその状態を保持している(二点鎖線位置)。
【0027】
このレーキ固定解除ピン19には、ガイドローラ支持軸18に支持されている部分は円弧状になっているが、後述するレーキ固定解除アーム31(作動部材)と係合する部分はプレート状になっており、長溝19bが設けられている。また、レーキ23が揺動で下方に閉じられるときレーキ固定アーム24は レーキ固定解除ピン19から外れ、ガイドローラ枠16に設けられたレーキ固定アームガイド26に乗り上げた状態となっている(図5の実線位置)。
【0028】
さらに、レーキ23に設けられたレーキガイドローラ27が、ガイドレール4上に設けられた衝撃吸収ゴム部4aに当接した状態となっている。レーキガイドローラ27を支持しているレーキガイドローラ支持軸28には、レーキ作動用ワイヤ止め29が設けられており、ワイヤロープ6の一端が固定されている。また、前記ガイドローラ枠16には、ワイヤロープ外れ止め金具30が取り付けられワイヤロープ6がワイヤロープガイド20から外れるのを防止している。
【0029】
さらに、このレーキ装置5には、レーキ固定解除アーム31が設けられており、前記ガイドローラ枠16と相対的に上下方向にシフト可能な構成になっている。このレーキ固定解除アーム31はスクリーン1の両サイドに跨って設けられ、プレート状になっている一部にシフト案内用の長溝31aが穿設されている。また、このレーキ固定解除アーム31には、動作ピン32が設けられ前記レーキ固定解除ピン19の長溝19bに係合している。
【0030】
従って、このレーキ固定解除アーム31が上下方向にシフトすると、この動作ピン32の移動により長溝19bを介して、レーキ固定解除ピン19はガイドローラ支持軸18を支点にして回動する。
【0031】
図7は、図5のガイドローラ17及びレーキ23関係の部分詳細を示したものである。これらの装置は一式前記スクリーン1の両サイドに勝手違いの形で取り付けられている。一方、前記レーキサイド枠22にはレーキ回転動作ピン33が設けられている。
【0032】
次にこのレーキ回転動作ピン33の機能について説明する。この機能は、レーキ開装置の開動作に係るものである。図8において、ガイドレール4の上方に、レーキ開装置の一部を構成するレーキ回転動作ガイド34(ガイド部材)が設けられており、このレーキ回転動作ガイド34は固定状態にあるガイドレール4上の支持軸35に対して揺動自在となっている。また、このレーキ回転動作ガイド34は、図示のように一端がフラット状に張り出した状態で案内部34aが設けられている。
【0033】
レーキ装置5のレーキ回転動作ピン33が、レーキ23の閉じた状態でガイドレール4に沿って上昇したとき、レーキ回転動作ピン33はこの案内部34aの下部に当接するようになっている。レーキ装置5が尚も上昇を続けると、レーキ回転動作ガイド34はレーキ回転動作ピン33によって、揺動し持ち上げられて、図8で示す二点鎖線の状態となる。レーキ装置5のレーキ回転動作ピン33が上昇しきったとき、このレーキ回転動作ピン33は案内部34aから外れ上昇を続け、レーキ回転動作ガイド34は自重で下方へ戻る。
【0034】
このようにレーキ装置5が上昇しても、レーキ回転動作ピン33の状態は変わらず、レーキ回転動作ガイド34に当接するとき、レーキ装置5のレーキ回転動作ピン33は下方向へ押しつけられている。さらに、レーキ装置5のレーキガイドローラ27はガイドレール4の衝撃吸収ゴム部4aに接して規制されている。この規制のため、レーキ装置5のレーキ23は必要以上に下方に位置をずらすことはない。
【0035】
レーキ装置5が下降するとき、レーキ回転動作ピン33はレーキ回転動作ガイド34案内部34aの上面に接する。このとき、レーキ回転動作ガイド34は揺動下端部にあるので、下に下がることはなく固定状態となる(図9参照)。このため、レーキ回転動作ピン33はレーキ回転動作ガイド34が案内部34aの上部に当接したときの位置で規制され、レーキ装置5が尚も下降を続けると、レーキ回転動作ガイド34との相対動作でレーキ回転動作ピン33は、案内部34aに沿って図の右方向に移動し、前述した方向とは逆にレーキ23を上昇させる方向に動作する。
【0036】
即ち、レーキ装置5が下がり続けるに従い、レーキ23はレーキ支持軸21を支点にして揺動し、レーキ回転動作ピン33はこのレーキ回転動作ガイド34と相対的に位置がずれ、結果的に2点鎖線の方向に持ち上げられることになる(図5参照)。この動作に伴ってレーキ固定アーム24も揺動しレーキ固定アームガイド26から外れ、レーキ固定解除ピン19が円弧部19aに乗り上げる形になる。
【0037】
レーキ固定解除ピン19の円弧部19aに、このレーキ固定アーム24のレーキ固定アームガイドピン25が完全に乗り上げたとき、レーキ回転動作ピン33がレーキ回転動作ガイド34の案内部34aから外れ(図9の33aの位置)、レーキ装置5はレーキ23を上げた状態、即ち開いた状態を維持して下降を続ける。これを図10において示す。
【0038】
図10(a)は、レーキ装置5がガイドレール4上方から下って、レーキ回転動作ピン33がレーキ回転動作ガイド34の案内部34aに当接したところを示している。図10(b)は、レーキ装置5のガイドローラ枠16部分が図10(a)に対し尚も下ったところを示しており、レーキ回転動作ピン33は、ほぼ図10(a)の位置を維持しているので、この位置を支点にレーキサイド枠22は傾きを変える。
【0039】
この結果、レーキ固定アーム24は揺動し、レーキ固定アームガイドから離れレーキ固定解除ピン19の円弧部19aに乗り上がることになる。図10(c)は、図10(b)の状態からレーキ装置5のガイドローラ枠16部分がさらに下り、レーキ固定アームガイドピン25がレーキ固定解除ピン19に完全に乗り上げロックされた状態を示している。このとき、レーキ回転動作ピン33はレーキ回転動作ガイド34の案内部34a上をスライドしている。
図10(d)は、図10(c)の状態から進行し、レーキ装置5がレーキ回転動作ガイド34から完全に離れレーキ23が開いた状態を保持して下る過程を示している。次にレーキ23の固定を解除する場合を図11において示す。これはレーキ閉装置ハの詳細を示すものである。レーキ23がガイドレール4上を下降するときは、図11(a)のように、レーキ固定アーム24のレーキ固定アームガイドピン25がレーキ固定解除ピン19の円弧部19aに乗り上げ、固定状態を保持しているので、レーキ23は閉じることなく下り続ける。
【0040】
一方ガイドレール4の下方には、レーキ閉装置ハの一部を構成するレーキ固定アーム解除ストッパ36(ストッパ)が設けられている。このレーキ固定アーム解除ストッパ36はピン状のもので、ガイドレール4に固定されている。レーキ装置5が下降端に達したとき、レーキ固定解除アーム31の一端がこのレーキ固定アーム解除ストッパ36に当接する。
【0041】
このときレーキ固定解除アーム31がガイドローラ枠16に対し、相対的に位置がずれ、レーキ固定解除ピン19の長溝19bを介してレーキ固定解除ピン19を反時計方向に回動させる。このとき、レーキ固定アーム24の先端部のレーキ固定アームガイドピン25は、レーキ固定解除ピン19の回動を介して、レーキ固定解除ピン19の押し当て部19cの押し当て動作で押し戻される形で移動する。
【0042】
結果的に、レーキ固定アーム24は、揺動してレーキ固定解除ピン19から外れ、レーキ固定アーム24のレーキ固定アームガイドピン25がレーキ固定アームガイド26に乗り移る。この動作により、レーキ23は開き状態を解かれ下方へ下り閉じ図10(b)の状態となる。
【0043】
以上詳記したように、レーキ固定解除アーム31の一端がレーキ固定アーム解除ストッパ36に当接することで説明したが、水路の状態によっては、レーキ固定解除アーム31がレーキ固定アーム解除ストッパ36に当接する前に塵芥類3が堆積している場合もある。この場合は、レーキ固定解除アーム31がレーキ固定アーム解除ストッパ36に当接する前に、レーキ固定を解除しレーキ23を閉じる状態にしなければならない。
【0044】
このためレーキ固定解除アーム31が塵芥類3に当接したときも、前述同様の動作でレーキ23が閉じるようになっている。このガイドレール4の下方端は前記スクリーン1の最下端に位置し、下に溜まっている塵芥類3はこのレーキ23が下がり閉じることにより、スクリーン1との間で挟み込まれることになる。塵芥類3を抱え込んだレーキ装置5は、前記ワイヤロープが前記ドラム10で巻き上げられることにより上昇する。
【0045】
このとき、レーキ固定解除アーム31はガイドローラ枠16に対し相対的に自重で位置をずらし下がるが、レーキ23の開閉に及ぼす動作上の影響はない。レーキ23は閉じた状態で前記ワイヤロープ6で強制的に引き上げられ、この引き上げと同時に前記塵芥類3を強制的に抱え込むことになる。このレーキ23の先端部が前記エプロン9の上端に達したときに停止させる。この上昇(降下も含めて)の設定は、上限位置で確実に停止するようにインターロックがとられており、安全対策がなされている。
【0046】
この位置は前記スクレーパ装置イの動作開始位置となっている。次に、このスクレーパ装置イについて、図12をもとに説明する。ガイドレール4にスクレーパガイド40(案内部材)が固定されている。このスクレーパガイド40には長溝40aが設けられており、スクレーパ軸41(被案内部材)がこの長溝40aに沿って往復移動自在に案内される。
【0047】
一方、このスクレーパ軸41には、スクレーパアーム42とスクレーパ43が支持されており、このスクレーパ軸41を支点にして両者とも揺動自在となっている。前記スクレーパ43は、塵芥類3を掻き出す幅を有しているが、リブ状になっている部分43aの一端にスクレーパ案内部43bを設け、スクレーパガイド40に設けられたスクレーパ支え材44に板カムの形で係合している。
【0048】
図12(a)はレーキ23が塵芥類3を掻き上げ上昇した直後の状態を示しており、スクレーパ43がまだ動作をしていない段階を示している。一方、フレーム2aの中央部にはパワーシリンダ45(駆動体)が設けられており、このパワーシリンダ45の一端にシリンダ支持軸46が設けられ、フレーム2aに設けられたステイ47に支持されている。
【0049】
従って、このパワーシリンダ45はこのシリンダ支持軸46を支点にして揺動する。パワーシリンダ45の先端にはシリンダロッド48が進退自在に張り出しており、パワーシリンダ45内の駆動部に接続している。このシリンダロッド48の先端部にスクレーパアーム42の一端が連結している。
【0050】
図12(a)はシリンダロッド48が最大ストロークの状態を示している。塵芥類3を掻き出す動作に入るとき、シリンダロッド48は引き込み、この動作でスクレーパ軸41は、前記スクレーパガイド40の長溝40aに沿って図の左方向に移動する。この移動動作に伴い、前記スクレーパ43のスクレーパ案内部43bも前記スクレーパ支え材44に係合したまま移動する。
【0051】
スクレーパ43は自重で常に下方向に荷重がかかるので、このスクレーパ43はスクレーパ案内部43bの形状にならって案内される。スクレーパ43はレーキ23上の塵芥類3にさしかかったところから下がり始め、前記パワーシリンダ45のシリンダロッド48の進退動作と共に前記シリンダ支持軸46を支点に揺動運動をして、最終的に図12(b)のような位置になり、スクレーパ43は下向きに向きを変え塵芥類3を強制的にエプロン9下部に掻き落とす。
以上各装置の構造について説明したが、以下塵芥類の除去を行う一連の動作について説明する。
図13はこの動作を段階的に図示したものである。図13(a)の段階は、レーキ装置がレーキ開の状態で下降するところを示している。このときのレーキの固定は、レーキ固定アームがレーキ固定解除ピンに乗り上げロックされた状態を維持している。図13(b)は、レーキ装置がガイドレールの最下端に達したとき、レーキ固定解除アームがレーキ固定アーム解除ストッパに当接したところを示し、前述したロック状態を解除する直前を示している。
【0052】
図13(c)は、ロック状態が解除され、レーキが下がりスクリーン下部に溜まっている塵芥類を抱き込んだところである。図13(d)は、レーキが塵芥類を掻き上げ保持してガイドレールに沿って上昇し、エプロン部まで達した状態を示している。図13(e)は、レーキ装置がエプロン部を越え、ガイドレールの最上端に達して停止したところを示している。このとき、レーキから一部の塵芥類がエプロンにこぼれ落ちる。しかし一部はまだレーキに残った状態である。
図13(f)は、基体中央部の上部に設置されるシリンダが作動し、シリンダロッドが引き込み、スクレーパが中間位置にある状態を示している。図13(g)は、スクレーパがレーキの形状に沿って揺動し、レーキ上の塵芥類を強制的に掻き落とす状態を示している。これでレーキ上の塵芥類は完全に除去される。図13(h)は、前記シリンダロッドが再び延び前記と逆の行程でスクレーパを元に戻した状態を示している。
【0053】
図13(i)は、レーキ装置を最上端の停止位置から下方向へ移動させたところを示している。図13(j)は、レーキ装置のレーキ回転動作ピンがレーキ回転動作ガイドに当接し、レーキが開きはじめた状態を示している。図13(k)は、レーキが完全に開き、レーキ回転動作ピンがレーキ回転動作ガイドから外れるところを示している。図13(l)は、レーキ装置がエプロンから離れ、スクリーンの下方向に移動し、図13(a)に戻る状態を示している。
【0054】
[実施の形態2]
次にワイヤロープの取り付け方法を変えた場合の実施の形態について図15から図23に従って説明する。レーキ装置は相当の重量があり自重で降下するので、通常の場合は前述の実施の形態1で示す機能を果たすが、何らかの事情でレーキ装置がガイドレール又はスクリーン等にひっかかるおそれもある。
【0055】
以下はその場合にも対応できる除塵機として詳述する。実施の形態2について、ワイヤロープ関係以外は、前述した実施の形態1と同様であるので、構成上共通する部分の説明は省略する。図15はワイヤロープ50取り付けの全体説明図である。ガイドレール4の上部に、ワイヤロープガイド8に相当するワイヤロープガイド51を併設し、ガイドレール4の下部に同様のワイヤロープガイド52を設けている。
【0056】
従って、ガイドレール4には3つのワイヤロープガイド8,51,52が設けられることになる。ワイヤロープ50の一端は、前述のとおりレーキ作動用ワイヤ止め29に固定されている。ワイヤロープ50の他端は、レーキ装置53のワイヤロープ止め部材54に固定されている。このワイヤロープ50は前述のワイヤロープ6とは長さが異なるが1本で構成されており、3つのワイヤロープガイド8,51、52にガイドされている。またこのワイヤロープ50はワイヤロープ駆動装置55のドラム56の回転によって昇降移動する。このドラム56の径は前述のドラム10より大きめに構成されている。
【0057】
ワイヤロープ50がこのドラム56に巻き取られる状態を図16に示す。ワイヤロープ50はらせん状態に巻かれており、ドラム56の上方にレーキを引き上げる方向のワイヤロープを巻き、ドラム56の下方にレーキを引き下げる方向のワイヤロープを巻くようになっている。ドラム56は前記ワイヤロープ駆動装置55によりドラム軸57を介して正逆回転する。
【0058】
図17は図1に相当する全体側面図であり、ガイドレール4の下方にワイヤロープガイド52を設置した状態を示している。ワイヤロープ50の取り付けは前述のワイヤロープ6の場合の方法と異なるが、除塵機の基本構成は変わらず、基体2の上部にワイヤロープ50を駆動するためのワイヤロープ駆動装置55、前記ガイドレール4にレーキ装置53が、またスクレーパ装置イ、レーキ開装置ロ、レーキ閉装置ハも前述同様に設けられている。
【0059】
図18、図19は、前記ワイヤロープ駆動装置55の詳細を示した図であり、図19は図18のZ断面図である。このワイヤロープ駆動装置55には、ドラム56の下方から張り出しているワイヤロープ50のたるみを検知するための検知装置15が設けられているが、この検知装置15の近傍にワイヤロープテンション58が設けられている。
【0060】
何らかのトラブル、例えば、昇降行程の途中でレーキ装置53が塵芥類を抱え込むようなときに、異常ブザーがなり除塵機を停止させるようにしている。この場合は、まず、ドラム56を逆転させる。すると引き上げ方向のワイヤロープがゆるむと、引き下げ方向のワイヤロープがドラム56に巻き込まれる。このことは、レーキ装置53のワイヤロープ止め部材54側のワイヤロープ50が引っ張られるので、レーキが開くことになる。
【0061】
また、同時にレーキ装置53も下方向に引き下げられる。このように後処理が強制的に行えるので作業性はよくなる。図20、図21は、レーキ装置53の構造を示す側面図で、図21は図20の側面図である。ワイヤロープ50の一端はレーキ装置53のワイヤレーキ作動用ワイヤ止め29に結合し、このワイヤロープ50はワイヤロープガイド20を介してガイドレール上方に導かれている。
【0062】
一方他端は、レーキ装置53の上部に設けられたワイヤロープ止め部材54に結合している。このワイヤロープ止め部材54からのワイヤロープ50は、レーキ装置53のワイヤロープガイド59およびワイヤロープガイド60を介して上方に導かれ、さらにワイヤロープガイド51を介してドラム56に巻き付けられている。
【0063】
図22は図20のW矢視断面図で、2つのワイヤロープガイド20,60が併設され、両方に跨ってワイヤロープ外れ止め金具30が設けられている状態を示している。従って、レーキ装置53は、3つのワイヤロープガイド20,59,60を抱え、ワイヤロープをガイドしながら昇降する。
【0064】
図23は、前述の図11に相当する図で、レーキ装置の閉動作を示した説明図であるが、動作そのものは、前述の実施の形態1の場合と全く同様である。(a)はレーキ装置の開状態を、(b)はレーキ装置の閉状態を示しているが、ワイヤロープ50の引き上げ方向と引き下げ方向について伸縮に伴う長さの変化はない。
【0065】
以上のように、本構成にしたことで、レーキ装置53の引き上げと引き下げが1本のワイヤロープ50で強制的に動作を行うので、確実に塵芥類を処理することができる。
【0066】
[実施の形態3]
以上、本発明の実施の形態1、2を中心に述べてきたが、本発明の対象はこれに限定されるものではない。例えば、ガイドレールを上部と下部とに分割し、下部を引き上げ可能とするように構成し、ゲートポンプ等に設置されるスクリーンを引き上げる場合にも適用可能である。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、1本のワイヤロープの進退動作でレーキの開閉動作とレーキ装置の昇降動作を行えるようにしたので、小設備化を可能とし経済的に低コストとなり、また、各動作が強制的な機構を採用しているので、レーキの自重に頼ることなく、塵芥類の除去動作に確実性が増すこととなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の除塵機の全体側面図である。
【図2】図2は、本発明の除塵機の全体正面図である。
【図3】図3は、ワイヤロープ駆動装置を示す側面図である。
【図4】図4は、ワイヤロープ駆動装置を示す平面図である。
【図5】図5は、レーキ装置の構造を示す側面図である。
【図6】図6は、レーキ装置の案内体部を示す図5のY矢視図である。
【図7】図7は、レーキ装置の案内体部の部分図である。
【図8】図8は、レーキ開装置のレーキ回転動作ガイドを示した説明図で、レーキ装置のレーキ回転動作ピンが下方向より当接するところを示している。
【図9】図9は、レーキ開装置のレーキ回転動作ガイドを示した説明図で、レーキ装置のレーキ回転動作ピンが上方向より当接するところを示している。
【図10】図10は、レーキ開装置の開動作を示した説明図である。
【図11】図11は、レーキ閉装置の閉動作を示した説明図である。
【図12】図12は、スクレーパ装置の塵芥類掻き取り動作を示した説明図である。
【図13】図13は、本発明の一連の動作を示した動作説明図である。
【図14】図14は、従来の実施の形態を模式的に示した説明図である。
【図15】図15は、実施の形態2によるワイヤロープ取り付けの全体説明図である。
【図16】図16は、ドラムに対するワイヤロープ巻き付けの状態を示す説明図である。
【図17】図17は、本発明の実施の形態2による除塵機の全体側面図である。
【図18】図18は、実施の形態2によるワイヤロープ駆動装置の側面図である。
【図19】図19は、実施の形態2によるワイヤロープ駆動装置の平面図である。
【図20】図20は、実施の形態2によるレーキ装置の構造を示す側面図である。
【図21】図21は、実施の形態2によるレーキ装置の構造を示す図20のU矢視図である。
【図22】図22は、実施の形態2によるレーキ装置のワイヤロープガイドを示す部分図で図20のW断面図である。
【図23】図23は、実施の形態2によるレーキ装置のワイヤロープの張り状態を示した説明図である。
【符号の説明】
1…スクリーン
2…基体
2a…フレーム
4…ガイドレール
5,53…レーキ装置
6,50…ワイヤロープ
7,55…ワイヤロープ駆動装置
8,51,52…ワイヤロープガイド
9…エプロン
10,56…ドラム
16…ガイドローラ枠
17…ガイドローラ
19…レーキ固定解除ピン
20,59,60…ワイヤロープガイド(レーキ装置側)
21…レーキ支持軸
22…レーキサイド枠
23…レーキ
24…レーキ固定アーム
25…レーキ固定アームガイドピン
26…レーキ固定アームガイド
31…レーキ固定解除アーム
33…レーキ回転動作ピン
34…レーキ回転動作ガイド
36…レーキ固定アーム解除ストッパ
40…スクレーパガイド
41…スクレーパ軸
43…スクレーパ
44…スクレーパ支え材
45…シリンダ
48…シリンダロッド
54…ワイヤロープ止め部材
57…ドラム軸
58…ワイヤロープテンション
イ…スクレーパ装置
ロ…レーキ開装置
ハ…レーキ閉装置

Claims (7)

  1. 水路等に設置されたスクリーンのために前記水路等の上に配置された基体と、
    前記スクリーンを挟んで前記基体の両側に設けられ前記水路まで延長して設置されるガイドと、
    前記ガイドに沿って上昇、下降し、前記塵芥類を掻き取るレーキ装置と、
    このレーキ装置を上下方向に移動させるためのワイヤロープと、
    このワイヤロープを巻き取り駆動するワイヤロープ駆動装置と、
    前記ワイヤロープで上下移動する前記レーキ装置のレーキを前記ワイヤロープの下降動作で上方へ開く動作を与えるレーキ開装置と、
    前記上方へ開いた前記レーキを前記ワイヤロープの下降動作で下方へ閉じる動作を与えるレーキ閉装置と
    からなり前記スクリーンにかかる塵芥類を除去する除塵機において、
    前記レーキ装置は、
    前記レーキと、
    このレーキを支持する支持体と、
    この支持体を揺動自在に支持し前記ガイドに案内されて前記ワイヤロープにより昇降移動する案内体と、
    前記支持体に揺動自在に回動し一端に係合部を有するアームと、
    前記案内体に回転自在に設けられ前記アームに係合離脱自在なアーム係合部材と、
    前記案内体に対し相対的に昇降方向に移動可能に設けられ前記アーム係合部材と係合する作動部材とからなり、
    前記レーキが開き状態になるとき前記アームに前記アーム係合部材が係合し、前記レーキが閉じる状態になるとき前記作動部材の移動により前記アームと前記アーム係合部材との係合状態を解除し、前記レーキを下方に下げるようにした
    ことを特徴とする除塵機。
  2. 請求項に記載の除塵機において、
    前記レーキ開装置は、
    前記ガイドに配置され揺動自在のガイド部材と、
    前記ガイド部材に一体に設けられた案内部と、
    前記レーキ装置が閉じた状態で上昇するとき前記案内部への当接動作で揺動し跳ね上がり、前記当接動作が外れ前記レーキ装置が下降するとき前記レーキ装置を開く状態になるように前記案内部へ当接し、前記レーキに設けられたレーキ回転動作ピンと
    から構成したことを特徴とする除塵機。
  3. 請求項1に記載の除塵機において、
    前記レーキ閉装置は、前記ガイドの下方に設けられたストッパ又は前記塵芥類により前記レーキ装置が下方向に移動したとき前記作動部材が当接し、この作動部材と前記案内体と相対的に位置ずれして前記アーム係合部材を回動させ前記レーキ装置を閉じるように構成したことを特徴とする除塵機。
  4. 請求項に記載の除塵機において、
    前記案内体は、前記ワイヤロープにより昇降するものであって、フレームと、このフレームに回転自在に支持され前記ガイドに案内されるガイドローラと、前記支持体を回動自在に支持する支持軸と、前記ワイヤロープをガイドするワイヤロープガイドとからなることを特徴とする除塵機。
  5. 請求項1に記載の除塵機において、
    前記レーキ装置のレーキで掻き取った前記塵芥類を前記ワイヤロープで前記ガイドの上部に持ち上げスクレーパで掻き落とすスクレーパ装置とからなることを特徴とする除塵機。
  6. 請求項5に記載の除塵機において、
    前記スクレーパ装置は、前記基体に設けられた駆動体と、前記ガイドに固定された案内部材と、この案内部材に前記駆動体の駆動で案内される被案内部材と、この被案内部材に揺動可能に係合し揺動しながら、前記ガイド上昇端に位置決めされた閉状態のレーキに近接して、前記レーキ装置の前記塵芥類を掻き落とすスクレーパとからなることを特徴とする除塵機。
  7. 請求項に記載の除塵機において、前記レーキ装置の一端に結合された前記ワイヤロープを前記ガイド上部に設けられた第1ワイヤロープガイドに導き、前記ワイヤロープ駆動装置で巻き取り、巻き取られた前記ワイヤロープを前記ガイド上部に設けられた第2ワイヤロープガイドおよび前記ガイド下部に設けられた第3ワイヤロープガイドに導き、他端を前記レーキ装置に結合された構成にし、前記ワイヤロープの移動で前記レーキ装置を昇降させるようにしたことを特徴とする除塵機。
JP2000301577A 2000-10-02 2000-10-02 除塵機 Expired - Fee Related JP3662826B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000301577A JP3662826B2 (ja) 2000-10-02 2000-10-02 除塵機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000301577A JP3662826B2 (ja) 2000-10-02 2000-10-02 除塵機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002105929A JP2002105929A (ja) 2002-04-10
JP3662826B2 true JP3662826B2 (ja) 2005-06-22

Family

ID=18783094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000301577A Expired - Fee Related JP3662826B2 (ja) 2000-10-02 2000-10-02 除塵機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3662826B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101902615B1 (ko) * 2016-04-15 2018-10-01 최인환 하수관로의 협잡물처리 스크린장치
KR101978601B1 (ko) * 2018-04-13 2019-05-14 경기도 부천시 조합형 바 스크린용 협잡물 제진기

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002105929A (ja) 2002-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3662826B2 (ja) 除塵機
KR100458956B1 (ko) 수직상승형 로터리 제진기
JP6635539B1 (ja) 除塵機のワイパー装置
JP2019157498A (ja) 背面降下前面掻揚式除塵機
KR100709343B1 (ko) 강제 하강식 제진기
CN114657958A (zh) 一种带有多功能抓斗的抓臂式清污机器人
JPS6033143Y2 (ja) スクリ−ン除塵装置
KR101232891B1 (ko) 개폐식 스크린을 구비하는 제진기
JP3069319B2 (ja) モノレーキ除塵機
JP2007056472A (ja) 除塵機
JP5692915B2 (ja) 除塵装置
JPS5934587Y2 (ja) 除塵機
JP3069318B2 (ja) モノレーキ除塵機
JPS6038731Y2 (ja) 除塵機
JPS60175613A (ja) 自動除塵装置
JPS5935625Y2 (ja) シリンダゲ−トの除塵装置
JP4528251B2 (ja) 除塵機
KR20130101394A (ko) 개폐식 스크린을 구비하는 제진기
JPH0447226Y2 (ja)
JP3099747U (ja) 簡易往復式除塵機
SU1557246A1 (ru) Устройство дл очистки сороудерживающей решетки
JP2004050112A (ja) 除塵機
JP2006068703A (ja) 除塵装置、及び、沈砂及び篩渣の除去方法
JP2838016B2 (ja) 自動除塵除砂装置
JP2555996B2 (ja) 除塵機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040817

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110401

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110401

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees