JPS63317570A

JPS63317570A - 記録液

Info

Publication number: JPS63317570A
Application number: JP62152219A
Authority: JP
Inventors: Noriya Ota; 太田　徳也; Masahiro Haruta; 春田　昌宏; Yuko Suga; 祐子菅; Hiroshi Takimoto; 滝本　浩; Tomio Yoneyama; 富雄米山; Hideo Sano; 秀雄佐野
Original assignee: Canon Inc; Mitsubishi Kasei Corp
Current assignee: Canon Inc; Mitsubishi Kasei Corp
Priority date: 1987-06-18
Filing date: 1987-06-18
Publication date: 1988-12-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は新規な記録液、特には記録ヘッドに設けられた
微細な吐出口（吐出オリフィス）から吐出させ、液滴と
して飛翔させて記録を行なう記録方式に適した記録液及
びその記録液を用いて行なう記録方法に関する。

（従来の技術）従来から紙等の複記鱈材に記録を行なう筆記具（万年筆
、フェルトペン等）には、インクとして各種の染料を水
またはその他の有機溶剤に溶解せしめたものが使用され
ている。

またピエゾ振動子による振動＊いは高電圧印加による静
電引力等により記録ヘッド内の液体を吐出オリフィスか
ら吐出させて記録を行なう所謂インクジェット記録方式
に於いても各独染料を水又は有機溶剤等に溶解した組成
物が使用されることが知られている。しかし、一般の万
う年筆、フェルトペンのよｌな文具用インクに比べろと、
インクジェット用記録液は多くの特性で一層厳密な条件
が要求される。

このようなインクジェット記録法は、所謂インクと称さ
れる記録液の液滴（ｄｒｏｐｌｅｔ　）を飛翔させ、こ
れを被記録材に付着させて記録を行なうものである。斯
かる記録液は、記録剤（染料又は顔料が用いられる）及
びこれを溶解又は分散する液媒体（水又は各徨有機溶削
成いはこれらの混合物が用いられる）を基本的成分とし
、また必要に応じて各洩添加剤が添加されている。

このような記録法には、液滴の発生方法及び′ｔＬ滴の
飛翔方向の制御方法によって、檀々の方式がある。その
−例は特公昭ｔ　０−３３／４ｔｊ号公報に示されてい
る。

従来、この種の記録液として、例えば特公昭４　／−／
１ｊ９０．特公昭４　／　−／ｅ５’９４ｔ７、特公昭
ｊ　／−Ｊ／ｊｒ７ｊ、特公昭４　／−３？２．２Ｊ、
特公昭４　／　−ｊ／７４ｔ７、特公昭ｊ／−６！おり
に示される様なものが知られている。この種の記録液の
好ましい条件としては（１）　　吐出条件（圧を累子の駆動電圧、駆動周波数
、オリフィスの形状と材質、オリフィス径等）Ｋマツチ
ングした液物性（粘度、表面張力、電導度等）を有して
いること。

（２）長期保存に対して安定で目詰まりを起さなか速く
ドツトの周辺が嘴らかでにじみの小さいこと。

（４）　　印字された画像の色調が鮮明で諷度が高めこ
と。

（５）　　印字された画像の耐水性・耐光性が優れてい
ること。

（６）記録液が周辺材料（容器、連結チー−プ、のであ
ること等が挙げられる。

上記の様な緒特性を同時に満足させることは相当に困難
である。前記した従来技術は、この点で不満足なもので
あった。

（発明の解決しようとする問題点）斯かる目的の記録に適用する記録液は基本的に染料とそ
の溶媒とから組成されるものであるので、上記の記録液
特性は染料固有の性質に左右されるところが大きい。従
って、記録液が上記特性を具備するように染料を選択す
ることは斯かる技術分野に於てきわめて］１要な技術で
ある。

而して、本発明は、鋭意検討の結果、斯かる目的に用い
る記録液に好過な染料を見出すことにより完成されたも
のである。

（問題点を解決するための手段）即ち、本発明の記録液は、記録像を形成する成分である
記録剤、この記録剤を溶解又は分散するための液媒体を
含む記録液に於いて、記録剤として下記一般式（１）で
表わされる染料の少なくとも７種が含有されていること
を特徴とする。

・・・・・・・［１１（式中、Ｑｌ及びＱ４は水酸基、アミン基、アシルアミ
ノ基又は８０．Ｍ基で置換されたナフタリン環あるいは
アルキル基、アルコキシ基、水酸基、アミノ基、アシル
アミノ基又は８０３Ｍ基で置換されたベンゼン環を狭わ
し、Ｑｌ及びＱ３は５０３Ｍ基で置換されたナフタリン
環あるいはアルキル基、アルコキシ基又はアシルアミノ
基で置換されていてもよいベンゼン環を表わす。ｍはＯ
又は／を表わし、Ｒ１及びＲ２は水酸基又はアミノ基を
表わし、Ｍはその全麓のＪｒＯ−９１モル係がリチウム
を表わし残りはナトリウムを表わす。）本発明の記録液
に含有される一般式［１）の染料としては具体的には第
１表に示すような構造式を持つものが挙げられる。

本発明の化合物は例えば細田豊著「新染料化学」（昭和
４ｔ／年７λ月２７日発行）技報堂第４ｔ０３頁下から
一行〜第ａＯ４を頁／♂行の記載に従い通常のジアゾ化
カップリングを重ねることにより製造することができる
。

上述の色成分、つまり染料の記録液中の含有蓋は、液媒
体成分の種類、記録液に要求される特性等に依存して決
定されるが、一般には記録液全重量に対して、重量パー
セントで０．／〜−〇優、好ましくは０．Ｊ〜ｉｊ％、
より好ましくは１〜ＩＯ％の範囲とされる。該染料はも
ちろん単独で若しくは２徳以上を組会わせて、あるいは
該染料を必須成分としてこの他に他の直接染料、敵性染
料などの各−染料を併用して使用することができる。

本発明の記録液を組成するための′ｉｆ！ＬＩｓ体成分
としては、水あるいは水と水溶性の各ｆｉ有機浴剤との
混合物が使用される。水溶性の有機溶剤としては、例え
ば、メチルアルコール、エチルアルコール、ｎ−プロピ
ルアルコール、イソプロピルアルコール、ｎ−ブチルア
ルコール、θｅｃ−７”チルアルコール、ｔθｒｔ−ブ
チルアルコール、イソブチルアルコール等の炭素数／〜
μのアルキルアルコール類；ジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミド等のアミド類；アセトン、ジアセト
ンアルコール等のケトン又はケトンアルコール類；テト
ラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類−Ｎ−メチ
ルーコービロリドン、／、３−ジメチルーコーイミダゾ
リジノン等の含窒素複素環式ケトン類；ポリエチレン　
−グリコール、ポリプロピレングリコール等のポリアル
キレングリコール類；エチレングリコール、プロピレン
グリコール、ブチレングリコール、トリエチレングリコ
ール１．／、！、４−ヘキサントリオール、チオジグリ
コール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール
等のアルキレン基が２〜３個の炭素原子を含むアルキレ
ングリコール類；グリセリン；エチレングリコールメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールメチル（又はエチル
）エーテル、トリエチレングリコールモノメチル（又は
エチル）エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエ
ーテル類等があげられる。

記録液中の上記水浴性有機溶剤の含有ｉ！［は、一般に
は記録液全重賞に対して重量パーセントで！〜？ｊ％、
好ましくは１０〜１０チ、より好ましくは２Ｏ−ｊＯｑ
６の範囲とされる。

この時の水の含有量は、上記溶剤成分の８ｉ類、その組
成或いは所望される記録液の特性に依存して広い範囲で
決定されるが、記録液全重賞に対して一般に／θ〜り０
チ、好ましくは７０〜７０％、より好ましくは２０〜２
０チの範囲内とされる。

この様な成分から調合される本発明の記録液は、それ自
体で記録特性（信号応答性、液鞠形成の安定性、吐出安
定性、長時間の連続記カ性、長期間の記録休止後の吐出
安定性）、保存安定性、被記録材への定着性、或いは記
録画像の耐光性、耐狭性、耐水性等いずれもバランスの
とれた優れたものである。そしてこのような特性を更に
改良するために、従来から知られている各種添加剤を更
に添加含有せしめても良い。

例えば、ポリビニルアルコール、セルロース類、水溶性
樹脂等の粘度調整剤；カチオン、アニオン或いはノニオ
ン系の各棟界面活性剤、ジェタノールアミン、トリエタ
ノ−ルアミーン等の表面張力調整剤；緩衝液によるｐＨ
調螢剤、防カビ剤等を挙げることができる。

また、記録液を偕゛シするタイプのインクジェット記録
方法に使用される記録液を調合する為には塩化リチウム
、塩化アンモニウム、塩化ナトリウム等の無機塩類寺の
比抵抗、５Ｉ１１整剤が添加される。

なお、熱エネルギーの作用によって記録液を吐出させる
タイプのインクジェット方式に４用する場合には、熱的
な物性値（例えば、比熱、熱膨張係数、熱伝尋率等）が
、、Ｍｌ歴されることもある。

（実施例）本発明を以下の実施例で更に詳細に説明するが、本発明
は以下の実施例に限定されるものではない。

実弛例／上記の各成分を容器の中で充分混合浴解し、孔径／μの
テフロンフィルターで加圧ろ過したのち、真空ポンプを
用いて脱気処理した記録液とした。得られた記録液を用
いて、ピエゾ振動子によってＢＣＣ液液吐出させるオン
デマンド型記録ヘッド（吐出オリフィス径！θμ・ピエ
ゾ振飢１子１ｉＡｔ＞　”ｇ圧ｔｏｖ、周波数ｙ　ＫＨ
２）を有する記録装置により、下記の（Ｔυ〜（Ｔ、）
の検Ｉｆｉを行なったところ、いずれも良好な結果を得
た。

（Ｔｏ記球液の長期保存性；記録液をガラス容器に密閉
し、−３０℃と６０″Ｃで４力月間保存したのちでも不
溶分の析出は認められず、液の吻性や色調にも変化がな
かった。

（Ｔ２）吐出安定性；呈温、！℃、グθ℃の雰囲気中で
それぞれＪ＆待時間連続吐出を行なったが、いずれの条
件でも終始安定した高品質の記録が行なえた。

（Ｔ、）吐出応答性；２秒間の間欠吐出と一カ月間放置
後の吐出につ込て調べたが、いずれの場合もオリフィス
先端での目詰りがなく安定で均一に記録され丸。

（Ｔ、）記録画像の品質；記録された画像は磯度が高く
鮮明であった。室内光に３力月さらしたのちの改度の低
下率は／チ以下であり、また、水中に７分間浸した場合
、画像のにじみはきわめてわずかであった。

（Ｔ、）各櫨被記録材に対する定層性−下表にｈピ載の
被記録材で印字／！秒後印字部ン指でこすり画像ずれ・
ニジミの有無を判定した、いずれも画像ずれ・ニジミ等
がなく浸れた定層性を示した。

ただし、被記録材名は商品名である。

実施側御実施例／と同様にして上記の組成の記録液を調製し、記
録ヘッド内の記録液に熱エネルギーを与えて液滴を発生
させ記録を行なうオンデマンドタイプのマルチヘッド（
吐出オリフィス径３！μ、発熱抵抗体抵抗値／１０Ω、
駆ＩｘＩＪ電圧３θｖ１周波６．２ＫＨ２）を有する記
録装置を用いて実施例／と同様に（Ｔ、）〜（Ｔ、）の
検討を行なりたが、全ての検討実験に於て優れた結果を
得た。

実施例３実施例／と同様にして上記の組成の記録液を調製し、記
録ヘッド内の記録液に熱エネルギーを与えて液滴を発生
させ記録を行なうオンデマンドタイプのマルチヘッド（
吐出オリフィス径３！μ、発熱抵抗体抵抗値／６０Ω、
駆動電圧３θｖ１周波数−２■２）を有する記録装置を
用いて実施例／と同様に（Ｔ＋）〜（Ｔｓ）の検討を行
なったが、全ての検討実験に於て浚れた結果を得た。

実施例ダ実施例／と同様忙して上記の組成の記録液を調製し、記
録ヘッド内の記録液に熱エネルギーを与えて液滴な発生
させ記録を行なうオンデマンドタイプのマルチヘッド（
吐出オリフィス径３ｊμ、発熱抵抗体抵抗値／ｊＯΩ、
駆動璽圧３０ｖ１周反数２ＫＨｚ）を有する記録装置を
用いて実施例／と同様にＣＴｓ）〜（Ｔ、）の検討を行
なりたが、全ての検討実験に於て優れた結果を得た。

実施例！実施例１と同様にして上記の組成の記録液を調装し、記
録ヘッド内の記録液に熱エネルギーを与えて液滴を発生
させ記録を行なうオンデマンドタイプのマルチヘッド（
吐出オリフィス径３！μ、発熱抵抗体抵抗値／１０Ω、
駆ｗＪ電圧３０Ｖ、周波数２ＫＨｚ　）を有する記録装
置を用いて実施例／と同様に（Ｔ１）〜（Ｔ、）の検討
を行なったが、全ての検討実験に於て優れた結果を得た
。

実施例ぶ及び７下記ぶ及び２に示す組成の記録液を実施例／と同様な方
法で調合した。これ等の組成物をフェルトベンに充填し
、中質紙（白牡丹二本州製紙）に筆記して耐水性及びキ
ャップをはずして、２４を時間放置後の筆記性を調べた
。

本実施例の記録液は耐水性及び放置後の筆記性共に優れ
ていた。

りに、Ａ／〜／、２（第１表）の染料を用いた以外すべ
て実施例／と同様にして（Ｔ１）〜（Ｔ、）の検討を行
ったが本実施例の記録液は検討実験に於て優れた結果を
得た。

比較例／、コ及び３本発明のＭｅ録液が従来技術に比べ優れていることを明
確にするため下記の第、２表に示す化合物を用いて比較
実験を行った。

（発明の効果）このような本発明の記録液によれば、粘度・表面・成力
等の物性値が適正範囲内にあり、微、細な吐出オリフィ
スを目づまりさせず、元号に高い温度の記録画像を与え
、保存中に物性値変化あるいは固形分の析出を生じるこ
となく、被記録材の種類を制限せずに柿々の部材に記録
が行特許出顔人　キャノン株式会社（ほか７名）代　理　人　　弁理士　長谷用　　− （ほか７名）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）記録像を形成する成分である記録剤と、この記録
剤を溶解又は分散するための溶媒体とを含む記録液に於
いて、記録剤として下記一般式〔 I 〕で表わされる染
料の少なくとも１種が含有されていることを特徴とする
記録液。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
・〔 I 〕（式中、Ｑ＾１及びＱ＾４は水酸基、アミノ基、アシル
アミノ基又はＳＯ＿３Ｍ基で置換されたナフタリン環あ
るいはアルキル基、アルコキシ基、水酸基、アミノ基、
アシルアミノ基又はＳＯ＿３Ｍ基で置換されたベンゼン
環を表わし、Ｑ＾２及びＱ＾３はＳＯ＿３Ｍ基で置換さ
れたナフタリン環あるいはアルキル基、アルコキシ基又
はアシルアミノ基で置換されていてもよいベンゼン環を
表わす。ｍは０又は１を表わし、Ｒ＾１及びＲ＾２は水
酸基又はアミノ基を表わし、Ｍはその全量の８０〜９８
モル％がリチウムを表わし残りはナトリウムを表わす。）
（２）前記一般式〔 I 〕で表わされる染料が下記一般
式〔II〕で表わされる染料であることを特徴とする特許
請求の範囲第１項記載の記録液。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
・〔II〕（式中、Ｑ＾２及びＱ＾３はＳＯ＿３Ｍ基で置換された
ナフタリン環あるいはアルキル基、アルコキシ基又はア
シルアミノ基で置換されていてもよいベンゼン環を表わ
し、Ｍはその全量の８０〜９８モル％がリチウムを表わし残りはナトリウム
を表わす。）
（３）前記一般式〔 I 〕で表わされる染料が下記一般
式〔III〕で表わされる染料であることを特徴とする特
許請求の範囲第１項記載の記録液。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
・〔III〕（式中、Ｑ＾１及びＱ＾４は水酸基、アミノ基、アシル
アミノ基又はＳＯ＿３Ｍ基で置換されたナフタリン環あ
るいはアルキル基、アルコキシ基、水酸基、アミノ基、
アシルアミノ基又はＳＯ＿３Ｍ基で置換されたベンゼン
環を表わし、Ｍはその全量の８０〜９８モル％がリチウ
ムを表わし残りはナトリウムを表わす。）
（４）一般式〔 I 〕で示される染料が記録液全重量に
対して０．１〜２０重量パーセント含有されている特許
請求の範囲第１項記載の記録液。