JPS63317417A - 真空包装方法および真空包装装置 - Google Patents

真空包装方法および真空包装装置

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JPS63317417A
JPS63317417A JP14589187A JP14589187A JPS63317417A JP S63317417 A JPS63317417 A JP S63317417A JP 14589187 A JP14589187 A JP 14589187A JP 14589187 A JP14589187 A JP 14589187A JP S63317417 A JPS63317417 A JP S63317417A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、寝装品、アパレル製品、衣服などの被包装物
を樹脂フィルム製などの包RWにより縮小包装する真空
包装方法および真空包装装置、詳しくは、被包装物を収
納した包装袋を内部に装着した耐圧容器内を負圧化して
から包装袋の間口部を封止する真空包装方法および真空
包装装置に係り、とくに、包装袋に収納された被包装物
を耐圧容器内で厚さ方向へ押圧する方法および構造に関
する。
(従来の技術) 従来の真空包装装置の一例を第5図に基づいて説明する
耐圧容器1は、上面を開口した下部容器体2とこの下部
容器体2の上面間口を間開自在に閉塞する上部容器体3
とからなっている。そして、前記下部容器体2には給損
気口4が開口形成されており、この給排気口4はホース
5を介して脱気装置たとえば真空ポンプ(図示せず)に
連通接続されている。そして、前記耐圧容61内に、適
当な厚さの置台6を介して、毛布などの被包装物7を収
納した包装物8が載置して収納される構造となっている
。また、前記耐圧容器1の図示右側には、前記包装袋8
0間口部8aを加熱溶着して封止する封止装置9が設け
られている。この封止装置9は、前記下部容器体2に固
定されたシリンダー装置10の上下動するシャフト11
に熱線固定具12を介して固定された熱[3と、前記上
部容器体3に骨休固定具14を介して固定されたゴム製
の熱線受体15とにより前記包装袋8の間口部8aを挟
むものである。
そうして、上記真空包装装置を用いた真空包装ブノ法は
、上部容器体3を開いた状態で、被包装物7を収納した
包装袋8を下部容器体2内に装着したのら上部容器体3
を下部容器体2に接合しく装着工程)、つぎに、耐圧容
器1内を真空ポンプにより負圧化して包装袋8内の脱気
を行ない(脱気工程)、つぎに、封止装置9により包装
袋8の開口部8aを封止しく封止1稈)、つぎに、耐圧
容器1内を大気圧に戻しく真空破壊工程)、包装を完了
するものである。
ところで、前記脱気工程において、耐圧容器1内が負圧
化されると、包装袋8内も負圧化されるが、この包装袋
8の狭くなっている開口部8aがら脱気されることによ
り、耐圧容器1内の負圧化と包装袋8内の負圧化とに時
間差が生じる。ところが、包装袋8は置台6上に載置さ
れているだけなので、包装袋8内と耐圧容器1内とが飽
和状態になるまで、耐圧容器1内の負圧により包装袋8
が膨む現象が生じる。そして、この現象は、包装袋8に
おけるしわの発生および被包装物7の形状の乱れの原因
になるとともに、封止装置9に位置する包装袋8の開口
部8aにずれを生じさせるが、この状態で開口部8aを
封止すると、封止部にしわが生じたり、あるいは、開口
部8aの全体が完全に封止されなかったりする不良が発
生する場合がある。
また、前記真空破壊工程では、耐圧容器1内は大気圧状
態に戻るが、包装袋8内は負圧状態であるため、この包
装袋8は急激に収縮密着状態となる。そして、とくに被
包装物7が衣類、毛布などの柔軟なものであると、収縮
、密着により、しわおよび形状の変化、乱れが生じ、商
品価値がなくなる。
そこで、従来、耐圧容器内にガス封入装置を配設し、不
活性ガスを包装袋内に注入し、負圧化された包装袋内を
大気圧状態に近づけることにより、収縮変形を防止する
方法も採られているが、この方法では、ガスを封入する
分、コストがかさむとともに、包装作業に要する時間も
多くなり、被包装物の容積の減少効果も(qられない。
また、実開昭61−123005号公報に記載されてい
るように、耐圧容器内に可撓体を介して加圧板を配設し
て空気作用室と被包装物収納室とを区画形成し、空気作
用室をバルブを介して大気に連通した真空包装装置が提
案されている。この装置では、脱気工程時に、被包装物
収納室内を負圧化しても、空気作用室内は大気圧状態に
保たれることにより、加圧板が被包装物を厚さ方向へ押
圧して、包装袋の膨張変形が防止されるとともに、被包
装物の形状が整えられ、また、被包装物収納学内に大気
を導入する真空破壊工程時にも、空気作用室内が大気圧
状態に保たれていることにより、加圧板が被包装物を押
圧して、包装袋および被包装物の収縮変形におけるしわ
の発生および形状の乱れが防止される。
しかし、上記公報に記載の装置では、空気作用室内の圧
力と被包装物収納室内の圧力との差により加圧板の加圧
力が決まるため、とくに脱気工程の前期および真空破壊
工程の後期に加圧力が不足し、包装袋におけるしわの発
生および波包装物の形状の乱れを十分に防止することが
できない。
とくに真空破壊:L秒時には、加圧板が、大気圧化の速
度および包装袋と被包装物の極度の収縮に追従できない
。また、空気作用室と被包装物収納室との気密性を保持
することも難しいが、気密性が十分でなければ、加圧板
の加圧力もさらに不十分なものとなる。
(発明が解決しようとする問題点) 上述のように、被包装物を一定方向へ押圧しない従来の
真空包装方法および装置では、脱気工程時および真空破
壊工程時に、包装袋にしわが生じたり、被包装物の形状
が乱れたりする問題があり、また、耐圧容器内に加圧板
を配設して空気作用室と被包装物収納室とを区画形成し
、加圧板により被包装物を厚さ方向へ押圧する真空包装
装置でも、加圧板が空気作用室内と被包装物収納室内と
の圧力差により動作するため、加圧板の加圧力が不足し
、しわの発生あるいは形状の乱れを十分に防止できない
問題があった。
本発明は、上述のような問題点を解決しようとするもの
で、包装袋および被包装物におけるしわの発生および形
状の乱れを確実に防止することができる真空包装方法お
よび真空包装装置を提供することを目的とするものであ
る。
(発明の構成) (問題点を解決するための手段) 本発明の真空包装方法は、寝装品などの被包装物を収納
した包装袋を耐圧容器内に装着する装着工程と、この装
着:[程後に前記耐圧容器内を負圧化して前記包装袋内
の脱気を行なう脱気工程と、この脱気工程後に前記包装
袋の開口部を11止する封止工程と、この封止工程後に
前記耐圧容器内を大気圧化する真空破壊二[程とを有し
、前記装着工程完了後前記脱気工程初期から前記真空破
壊工程終期まで前記包装袋に収納された被包装物を加圧
板により前記耐圧容器内の圧力とは独立な力をもって厚
さ方向へ押圧するものである。
また、本発明の真空包装装置は、寝装品などの被包装物
を収納した包装袋が内部に装着され給排気口を有する耐
圧容器と、この耐圧容器の給排気口に接続され耐圧容器
内を負圧化して前記包装袋内の脱気を行なう脱気装置と
、前記耐圧容器内に設けられ前記包装袋の開口部を封止
する封止装置とを備え、前記耐圧容器の内部に前記包装
袋に収納された被包装物を厚さ方向へ押圧する可動な加
圧板を配設し、一方、前記耐圧容器の外部にこの耐圧容
器内の圧りとは独立にかつ空気圧により動作し前記加圧
板に連結されこの加圧板を駆動する加圧シリンダー装置
を配設したものである。
(作用) 本発明の真空包装方法は、装着工程において寝装品など
の被包装物を収納した包装袋を耐圧容器内に装着し、つ
ぎに、脱気工程において耐圧容器内を負圧化して包装袋
内の脱気を行ない、つぎに、封止工程において包装袋の
開口部を封止し、つぎに、真空破壊工程において耐圧容
器内を大気圧化するが、装着工程完了後脱気工程初期か
ら真空破壊工程終期まで、包装袋に収納された被包装物
を加圧板により耐圧容器内の圧力とは独立な力をもって
厚さ方向へ押圧することにより、脱気工程において、包
装袋内の脱気を促進し、包装袋の膨張を防止して、この
包装袋におけるしわの発生および開口部のずれを防止す
るとともに、被包装物を厚さ方向へ圧縮してその形状を
整え、また、真空破壊工程において、包装袋および被包
装物の収縮変形に伴うこれら包装袋および被包装物にお
けるしわの発生および形状の乱れを防止するものである
また、本発明の真空包装装置は、上記方法を実施するた
めのものであり、脱気工程においては耐圧容器の給排気
口に接続された脱気装置を駆動させて耐圧容器内を負圧
化し、封止工程においては封止装置を駆動させて包装袋
の開口部を封止し、また、装着工程完了後脱気工程初期
から真空破壊工程終期まで、耐圧容器内の圧力とは独立
にかつ空気圧により動作する加圧シリンダー装置を駆動
させて、この加圧シリンダー装置に連結された加圧板に
より包装袋に収納された被包装物を厚さ方向へ押圧する
ものである。
(実施例) 以下、本発明の真空包装装置の一実施例の構成を第1図
ないし第4図に基づいて説明する。
21は耐圧容器で、この耐圧容器21は、上面を開口し
た箱形状に形成されかつ固定された下部容器体22と、
平板状に形成され前記下部容器体22の上面開口にW 
lli自在に載置されてこの上面開口を開閉自在に閉塞
する上部容器体23とからなっており、この上部容器体
23の下面周縁部には、前記下部容器体22の上面周縁
部に気密に圧接されるシールバッキング24が固定され
ている。また、前記下部容器体22の下面部の後側(図
示右側)には給排気口25が開口形成されており、この
給排気口25にはボース2Gが接続されている。そして
、このホース26の他端部は、図示していないが、たと
えば、切換電磁弁を介して脱気装置としての真空ポンプ
に接続されている。
また、前記下部容器体22の下方の外部には複数個の加
圧シリンダー装置31がたとえば前後左右に設けられて
いる。つぎに、この加圧シリンダー31について説明す
る。
前記下部容器体22の下面にはシリンダ一本体32が結
合固定されており、これら下部容器体22とシリンダ一
本体32との結合部は結合部Oリング33により気密性
が保持されている。また、前記シリンダ一本体32の下
面開口に固定されたシリンダー底板34に流通口35が
間口形成されている。また、前記シリンダ一本体32内
にはピストン36が上下摺動自在に嵌合されており、こ
のピストン36はシリンダーばね37により常時下方へ
付勢されている。
なお、前記ピストン36の外周面に固定されたピストン
Oリング38が前記シリンダ一本体32の内周面に気密
かつ摺動自在に圧接されている。そして、前記ピストン
36に固定されたシリンダーシャフト39が前記下部容
器体22の下面部を上下摺動自在に貫通してこの下部容
器体22内に突出されている。
なお、前記下部容器体22とシリンダ一本体32とに圧
接されかつ前記シリンダーシャフト39にF動自在に圧
接されたシールOリング40により、前記下部容器体2
2内とシリンダ一本体32内との気密性が保持されてい
る。
さらに、前記シリンダ一本体32においてピストン36
の摺動範囲より上方に開口形成された接続口41に、耐
圧性を有する継手42.43および接続管44、45を
介してシリンダー制御切換電磁弁46が連通接続されて
いる。この切換電磁弁46は、三方切換弁であり、前記
接続口41を負圧側開口または大気圧側開口のいずれか
一方と切換接続するものである。そして、前記負圧側開
口が真空ポンプに連通接続されているとともに、大気圧
側開口が大気に開放された状態となっている。
また、前記下部容器体22内に位置して、前記各加圧シ
リンダー装置31のシリンダーシャフト39に下方より
それぞれボス休51が@看されており、これらボス体5
1上に1枚の板状の加圧板支持剛体52が水平に固定さ
れている。そして、この支持剛体52の中央部に立設さ
れた支持金具53に支持された水平な支軸54に、加圧
板55の中央部に垂設された軸受金具56が回動自在に
支持されている。すなわち、前記I](′l圧板55は
、支軸54を支点として上下揺動自在に支持されている
。一方、前記上部容器体23の下面には、複数個の加圧
量ばね57を介して、前記加圧板55と対向する加圧受
板58が支持されている。
また、前記耐圧容器21の前側(図示左側)には封止装
置61が設けられている。つぎに、この封止装置61に
ついて説明する。
前記下部容器体22の下面前側には、熱線動作シリンダ
ー装置62のシリンダ一本体63が固定されている。な
お、この熱線動作シリンダー装置62は、前記加圧シリ
ンダー装置31と同様の構造になっており、前記切換電
磁弁4Gとは独立に動作する別の切換電磁弁(図示せず
)を介して、真空ポンプに接続されている。そして、前
記熱li!動作シリンダー装置62の前記下部容器体2
2内に突出された上下動自在のシリンダーシャフト64
に熱線固定具65が上方より嵌着されており、この熱線
固定具65上に熱lm6Bが固定されている。一方、前
記上部容器体23の下面前側には、受体固定具67を介
して、前記熱′a66に上方より対向されこの熱線66
が接離自在に当接されるシリコンゴム製の熱線受体68
が固定されている。
さらに、前記下部容器体22内には前記封止装置61の
前方近傍に位置して開口部保持装置71が設けられてい
る。つぎに、この開口部保持装置71について説明する
前記下部容器体22内の底面には側面はぼコ字形状の固
定金具12が固定されており、この固定金具72の上面
部には左右方向へ延びるレール溝73が形成されている
。そして、このレール溝73に左右一対の第1スライダ
74がそれぞれ左右摺動自在に支持されており、これら
第1スライダ74はそれぞれねじ75により前記レール
溝73の任意の位置に固定可能となっている。また、こ
のレール溝73には、前記両筒1スライダ74間に位置
して左右一対の第2スライダ76がそれぞれ左右摺動自
在に支持されており、これら第2スライダ76上には、
側面はぼ逆[−字形状で先端側が後方へ突出した挿入ビ
ン77がそれぞれ突設されている。そして、隣接する前
記第1スライダ74と第2スライダ76との間には、袋
張りばね78がそれぞれ張架されている。
つぎに、上記真空包装装置を用いた本発明の真空包装方
法の一実施例について説明する。
最初の二[程は、折り畳んだ毛布などの被包装物81を
収納した包装袋82を耐圧容器21内に装着する装着=
[程である。なお、前記包装袋82は、ポリエヂレン樹
脂フィルムなどの熱熔肴性材旧により形成されている。
装着][程においては、上部815体23を開けた状態
で、被包装物81を包装袋82内にその間口部82aよ
り入れ、被包装物81を加圧板55上に載せ、包装置袋
82の開口部82aを熱Fj113上に載せるとともに
、包装袋82の間口部82aの両側に間口部l5A)−
’j装@71の左右一対の挿入ビン77を挿入する。な
お、袋張りばね78が自然長になっている状態で両挿入
ビン77間の距離が包装袋82の開口部82aのしさよ
り5 cm程度大きくなる位置に、両筒1スライダ74
を摺動ざぜねじ75を締めて固定しておく。したがって
、両挿入ビン77を挿入した状態では、これら両挿入ビ
ン77は袋張りばね78により離反する方向へそれぞれ
付勢され、包装袋82の開口部82aは、左右方向へ張
力が与えられ展張されるので、挿入ビン77の径と等し
い幅だけ聞きかつしわのない状態に保持される。
そして、挿入ビン77を設けた第2スライダ76および
この第2スライダ26との間にばね78を張架した第1
スライダ74はそれぞれ摺動可能なので、挿入ビン77
への包装袋82の開口部82aの装着も容易に行え、ま
た、このように挿入ビン77に開口部82aを装着する
ことにより、被包装物81の形状が複雑でもその開口部
82aの熱I!66への装着を容易に行なえる。さらに
、第1スライダ74の位置を調節して、袋張りばね78
によって動作が抑制される第2スライダ76の挿入ビン
71の移動可能範囲を調節することにより、包装袋82
0大ぎさの違いにも容易に対応することができ、袋張り
ばね78の付勢力も適度なものとすることができる。
ついで、上部容器体23を下部容器体22上に載せる。
この状態で、これら両容器体22.23からなる耐圧容
器21内に真空室21aが形成される。
なお、装着工程においては、加圧シリンダー装@31の
接続口41を電磁弁46により大気に連通させた状態と
しておく。この状態では、第1図に示すように、シリン
ダーばね37の付勢力により、ピストン36およびシリ
ンダーシャフト3つは下方に位置しており、したがって
加圧板55も下方に位置している。
つぎに、脱気工程となる。
脱気工程においては、真空ポンプの駆動により、給排気
口25から排気され、真空室21a内が負圧化されると
ともに、包装袋82内の脱気が行なわれる。そして、真
空室21a内の負圧化に伴って、上部容器体23と下部
容器体22との結合がより強固なものとなっていく。ま
た、前述のように、包装袋820開口部32aは開口部
保持装置71により聞いた状態に保持されているので、
包装袋82内から空気がスムーズに流出する。
また、脱気工程の初期において、切換電磁弁46を作動
させて、加圧シリンダー装置31の18続口41を真空
ポンプに連通させる。そうすると、シリンダ一本体32
内のビス1−ン36の上方の空間都は急速に真空状態に
近づき、第2図に示すように、ピストン36およびシリ
ンダーシャフト39が大気圧により押し上げられる。さ
らに、複数個の加圧シリンダー装置31の各シャフト3
9により支持剛体52が持ち上げられ、この支持剛体5
2の中央部に支軸54により連結された加圧板55が持
ち上げられる。そして、この加圧板55と加圧量ばね5
7を介して支持された加圧受板58とが包装袋82に収
納された被包装物81を挟んで厚さく高さ)方向へ押圧
する。これにより、包装袋82内の脱気が促進されると
ともに、包装袋82の膨張変形が防止され、この包装袋
82におけるしわの発生が防止される。また、被包装物
81は厚さ方向へ圧縮されて形状が整えられる。
しかも加圧板55は、真空’J21a内の圧力とは独立
に動作する加圧シリンダー装置31により駆動されるの
で、脱気工程の初期から十分な力で被包装物81を押圧
することができる。したがって、しわの発生および形状
の乱れが確実に防止される。
また、加圧板55とにより被包装物81を挾む加圧受板
58は複数個のばね57により支持されているので、加
圧板55のストロークが一定であっても、被包装物81
の形状および厚さに応じて各ばね57が伸縮することに
より、加圧受板58が被包装物81の上面に確実に密着
されるとともに、被包装物81は適度な力をもって押圧
される。たとえば、厚さの大きな被包装物81であって
も、過剰な力が被包装物81に加わって破壊をきたして
しまうことがなく、また、被包装物81が薄い場合でも
、加圧不足となって包装袋82にしわが生じてしまうよ
うなことはない。
ところで、前後左右複数個の加圧シリンダー装W131
の全部の動作を完全に同一なものとすることは困難であ
り、動作に多少の時間差が生じるのが普通である。その
ため、かりに被包装$81を直接押圧する加圧板55に
複数のシリンダーシャフト39を直結したとすると、均
等に加圧板55が動作せず、また、加圧シリンダー装@
31の1つが故障した場合、加圧板55が動作しなくな
るおそれがある。
しかしながら、上記実施例では、複数のシリンダーシャ
フト39の持ち上げ力が、支持剛体53の中央部の支軸
54に集中され、この支軸54を介して加圧板55に伝
達されるので、加圧板55への持ち上げ力の伝達が均一
になり、被包装物81も均一に押圧される。
また、かりに加圧板55と加圧受板58とが水平状態以
外の状態になりえなかったとすると、被包装物81の形
状が前後左右で異なる場合、被包装物81の薄い部分は
加圧過少となり、逆に、厚い部分は加圧過剰となるおそ
れがある。しかしながら、被包装物81の前後左右の厚
さの違いに対しては、上側においては、複数のばね57
により支持された加圧受板58が傾いて対応し、また、
下側においても、支軸54に上下揺動自在に支持された
加圧板55が傾いて対応し、被包装物81の全体がむら
なく押圧される。
そして、真空室21aおよび包装袋82内がほぼ真空化
された後に、封止工程となる。
封止工程においては、切換電磁弁の作動により、熱線動
作シリンダー装置62の接続口が真空ポンプに接続され
、シリンダーシャフト64が上昇し、熱ta13が包装
袋82の開口部82aを挟んで熱線受体68に押し付け
られる。これとともに、熱線66が通電され、包装袋8
2の間口部82aが加熱t!1着されて封止される。こ
のとき、脱気工作において加圧板55により包装袋82
の膨張変形が防1され、かつ、包装袋82の開口部82
aが開口部保持装置71により保持されており、包装袋
82の開口部82aにおけるずれおよびしわの発生が防
止されているので、しわの発生した状態での封止が確実
に防止され、開口部82aは確実に封止される。
つぎに、真空破壊工程となる。
真空破壊工程においては、耐圧容器21の給排気口25
が大気に連通され、真空v21a内が大気圧化される。
このとき、封止された包装袋82内は真空状態になって
いるので、この包装袋82および被包装物81は収縮し
密着状態となるが、被包装物81は加圧板55により押
圧されているので、収納変形におけるしわの発生および
形状の乱れが防止される。
しかも、先にも説明したように、加圧板55は、真空室
21a内の圧力とは独立な力で被包装物81を押圧する
ので、真空破壊工程の終期まで十分な力で被包装物81
を押圧することができる。したがって、真空破壊工程に
おいても、しわの発生および形状の乱れが確実に防止さ
れる。
また、被包装物81が収縮しても、この被包装物81を
加圧板55とにより挟む加圧受板58はばね57により
支持されているので、被包装物81への」・分な加圧力
が保持される。
さらに、真空室21a内が大気圧化されると、上部容器
体23と下部容器体22との結合力が弱まり、この時点
で、加圧シリンダー装置31により加圧板55に加圧力
が与えられていると、上部容器体23は衝撃とともに開
状態となるが、この衝撃を上部容器体23と加圧受板5
8との間のばね57が吸収する。
つぎに、上部容器体23を開けて、被包装物81を収納
した包装袋82を取り出して包装作業が完了する。
上記構成および方法によれば、被包装物81を収納した
包装袋82の装着が、容易で、上部容器体23と下部容
器体22とは真空121a内の負圧化により結合され、
耐圧容器21と包装袋82内の負圧化および被包装物8
1の加圧板55による抑圧が自動的に行なわれるので、
能率的にかつ短時間で包装完了までの全工程を行なうこ
とができる。そして、厚さが小さく容積の小さいかっ封
止部を含めて全面にわたってしわのない見映えのよい包
装物を得ることができる。
また、被包装物81を押圧する加圧板55は空気圧によ
り動作する加圧シリンダー装置31により駆動するので
、この加圧シリンダー装置31を、真空室21a内を負
圧化する真空ポンプにより動作させることが可能である
なお、加圧シリンダー装置31は、そのシリンダーシャ
フト39の進退方向を被包装物81の圧縮方向に一致さ
せればよく、耐圧容器21の上部および下部に配設して
もよい。
また、上記実施例では、加圧シリンダー装置31により
駆動される加圧板55を被包装物81の下側に位置させ
、ばね57により支持された加圧受板58を上側に位置
させたが、加圧板55を上側に位置させ、加圧受板58
を下側に位置させてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、包装袋に収納された被包装物を加圧板
によって耐圧容器内の圧ノJとは独立な力をもって厚さ
方向へ押圧することにより、脱気工程初期および真空破
壊工程終期にも十分な力で被包装物を押圧することがで
きるので、脱気工程において、包装袋の膨張変形を確実
に防止して、包装袋におけるしわの発生および開口部の
ずれを確実に防止することができるとともに、被包装物
を圧縮してその形状を確実に整えることができ、したが
って、封止工程においても、包装袋の開口部をしわなく
確実に封止することができ、また、真空破壊工程におい
て、包装袋および被包装物の収縮変形に伴うしわの発生
および形状の乱れを確実に防止でき、容積が縮小され確
実に密封された見映えのよい包装物を得ることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の真空包装装置の一実施例を示す縦断側
面図、第2図は同上加圧板により被包装物を押圧した状
態の縦断側面図、第3図は同上開口部保持装置付近の上
部容器体を除いた平面図、第4図は同上開口部保持装置
付近の横断正面図、第5図は従来の真空包装装置の一例
を示す縦断側面図である。 21・・耐圧容器、25・・給排気口、31・・加圧シ
リンダー装置、55・・加圧板、61・・封止装置、8
1・・被包装物、82・・包装袋、82a ・・開口部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被包装物を収納した包装袋を耐圧容器内に装着す
    る装着工程と、この装着工程後に前記耐圧容器内を負圧
    化して前記包装袋内の脱気を行なう脱気工程と、この脱
    気工程後に前記包装袋の開口部を封止する封止工程と、
    この封止工程後に前記耐圧容器内を大気圧化する真空破
    壊工程とを有する真空包装方法において、 前記装着工程完了後前記脱気工程初期から前記真空破壊
    工程終期まで前記包装袋に収納された被包装物を加圧板
    により前記耐圧容器内の圧力とは独立な力をもって厚さ
    方向へ押圧することを特徴とする真空包装方法。
  2. (2)被包装物を収納した包装袋が内部に装着され給排
    気口を有する耐圧容器と、この耐圧容器の給排気口に接
    続され耐圧容器内を負圧化して前記包装袋内の脱気を行
    なう脱気装置と、前記耐圧容器内に設けられ前記包装袋
    の開口部を封止する封止装置とを備えた真空包装装置に
    おいて、前記耐圧容器の内部に前記包装袋に収納された
    被包装物を厚さ方向へ押圧する可動な加圧板を配設し、
    前記耐圧容器の外部にこの耐圧容器内の圧力とは独立に
    かつ空気圧により動作し前記加圧板に連結されこの加圧
    板を駆動する加圧シリンダー装置を配設したことを特徴
    とする真空包装装置。
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