JPS63316834A - ズ−ムカメラ - Google Patents

ズ−ムカメラ

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JPS63316834A
JPS63316834A JP15313787A JP15313787A JPS63316834A JP S63316834 A JPS63316834 A JP S63316834A JP 15313787 A JP15313787 A JP 15313787A JP 15313787 A JP15313787 A JP 15313787A JP S63316834 A JPS63316834 A JP S63316834A
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JP
Japan
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zoom
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variable
pseudo
film
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Pending
Application number
JP15313787A
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English (en)
Inventor
Toyotoshi Suzuki
鈴木 豊年
Yoshiyuki Kaneko
義行 金子
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は、光学的に撮影倍率を変化させる通常の光学ズ
ーム機能に加えて、撮影時にフィルム上にトリミング情
報を写し込んでおき、引伸ばしプリント時にこの情報に
基づいた任意の大きさの写真を可能とする、いわゆる擬
似ズーム機能を備えたズームカメラの改良に関するもの
である。
(発明の背景) 従来の光学ズーム機能を備えたカメラにおいては、長焦
点距離側を撮影可能にすると、レンズ部分が長大化し、
また開放FNOが大きくなってレンズが暗くなり、手振
れを発生しやすいという欠点があった。また、擬似ズー
ム機能を備えたカメラにおいて撮影された写真は、撮影
時フィルム上に写し込まれたトリミング情報に従ってネ
ガの一部を拡大して得られるものであるため、粒子の粗
れが目立ち、見苦しい写真となってしまうという欠点が
あった。このことは特に高感度フィルムにおいて顕著で
あった。
また、近年光学ズーム機能と擬似ズーム機能の両方のズ
ーム機能を備え、レンズの長大化(大型化)を招くこと
な(35mm〜200mmの広範囲のズーミングを可能
とするカメラが提案(米国特許4652104号)され
ているが、該提案のカメラは、先ず光学ズーム機能を働
かせてズーミングを行い、それでも足りない分のズーミ
ングを1疑似ズーム機能を働かせて行わせるといった方
式のものであり、以下のような欠点を有していた。
つまり、例えば低感度フィルムが装填されていて、長焦
点距離側にズーミングされた場合、必ず光学ズームは行
われるため、開放FNOが大きくなってレンズが暗くな
り、その結果シャッタ開き時間が長時間となり、手振れ
が起きやすくなる。
又撮影時の外光にも関連があり、明るい場所なら光学ズ
ームを行ってもシャッタ開き時間はそれほど長くならず
問題はないが、暗い場合には上記と同様シャッタ開き時
間が長時間となり、手振れが起きやすくなる。更に、高
感度フィルムが装填されている時に、擬似ズームを行っ
た場合には、プリントされた写真は前述のように粒子の
粗れの目立つ、見苦しい写真となってしまうという欠点
があった。
(発明の目的) 本発明の目的は、上述した問題を解決し、低感度フィル
ム装填時、被写体の低輝度時に起きやすい手振れ現象、
高感度フィルム装填時、高輝度時にズーム撮影にて生じ
ることのある粒子の粗れに起因する写真の見苦しさを極
力押えることのできる光学ズーム、擬似ズーム併用のズ
ームカメラを提供することである。
(発明の特徴) 上記目的を達成するために、本発明は、フィルム感度情
報と被写体輝度情報の少なくともいずれか一方の情報に
基づいて、設定されたズーム量に対する光学ズーム手段
によるズーム量と擬似ズーム手段によるズーム量の比率
を決定するズーム量比率決定手段を設け、以て、フィル
ム感度情報、被写体輝度情報に応じて、光学ズームと擬
似ズームのどちらかに比重を置いたズーム撮影を行うよ
うに、つまり低感度フィルム装填時、被写体低輝度時は
擬似ズームに比重を置き、高感度フィルム装填時、被写
体高輝度時は光学ズームに比重を置いた撮影を行うよう
にしたことを特徴とする。
(発明の実施例) 以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。
ズーム量比率決定手段101は、測光手段102から入
力する被写体輝度情報とフィルム感度情報入力手段10
3からのフィルム感度情報の少なくともいずれか一方を
検出し、この情報(被写体輝度情報又はフィルム感度情
報、又は被写体輝度情報とフィルム感度情報の両方の情
報)に基づいて、ズーム量設定手段104にて設定され
たトータルのズーム量に対する、光学ズーム手段105
によるズーム量と擬似ズーム手段によるズーム量の比率
を決定する。例えば低感度フィルムでは粒子の粗れはさ
ほど目立たないので、手振れ防止を考えて擬似ズーム手
段によるズーム量の比率を大きくし、高感度フィルム使
用時は手振れの可能性は少ないので、なるべく粒子の粗
れを防ぐため、プリント時の引伸ばし倍率の少ない光学
ズーム手段によるズーム量の比率を大きくする。尚ここ
で言う比率は、擬似ズーム手段によるズーム量の比率が
「0」で、光学ズーム手段によるズーム量の比率がrl
oOJ、或はその逆なる比率を当然含むものである。ま
た、被写体輝度が高い場合は、手振れをする可能性が少
ないので、粒子粗れの少ない光学ズーム手段によるズー
ム量の比率を大きくし、被写体輝度が低い場合は、手振
れの可能性が高いので、擬似ズーム手段によるズーム量
の比率を大きくし、FNOが暗くなってシャッタ速度が
長くなるのを防止する。又、使用するフィルムの感度1
報と撮影時の被写体輝度情報の両方を検出し、この組み
合わせに最も適したそれぞれのズーム量の比率を決定す
る。
第3図は本発明の一実施例を示すズームカメラの斜視図
である。該図において、1はカメラ外形を示す外形線で
あり、以下の各部分はこの内側に構成されている。2は
撮影レンズ鏡筒で、その内部には後述する撮影用ズーム
レンズ光学系が収納されており、一体に成形されたギヤ
2aを有している。3は撮影系ズーム用モータで、その
出力軸にはギヤ3aが固定されており、このギヤ3aは
前記ギヤ2aと噛合している。4はファインダレンズ鏡
筒で、その内部には後述するファインダ用ズームレンズ
光学系が収納されており、一体成形されたギヤ4aを有
している。5はファインダ系ズーム用モータで、その出
力軸にギヤ5aが固定されており、このギヤ5aは前記
ギヤ4aと噛合している。6はカメラ内に装填されたフ
ィルムパトローネで、その外周にはDXコード部6aが
備えられている。7は4本の切片78〜7dで構成され
るDXコード読込み用のスイッチで、各切片はDXコー
ド部6aと接触し、フィルムのIS○情報(フィルム感
度情報)を読み取る。9〜12はフィルム8のパーフォ
レーション間に擬似ズーム用のトリミング情報を写し込
むためのLEDである。13及び14はファインダ像を
左右上下に反転させてカメラ利用者の目に導くためのプ
リズムである。
第4図は前記撮影レンズ鏡筒2の構成を示すものである
。撮影レンズ鏡筒2内には、前群レンズL1と後群レン
ズL2の2つのレンズ系が備わっており、これらのレン
ズ系は不図示のホルダーで直進方向(光軸方向)のみに
移動可能に保持されており、又このホルダーに設けられ
たビンが該撮影レンズ鏡筒2に形成されたカム溝2b、
2cに摺動可能に接触している。従って、撮影レンズ鏡
筒2の回転に伴って前記前群レンズL1と後群レンズL
2がカム溝2b、2cに案内されて位置変化し、撮影レ
ンズの焦点距離が変化することになる。この時の変化量
は35mmから70mmまでの変化とする。さらに後群
レンズL2の移動に連動して撮影レンズのズーム位置を
検知するためのスイッチ16も図中左右方向へ移動する
。前記スイッチ16は4本の切片16a〜16dを有し
ており、これらの切片と基板17上に形成されているグ
レイコード部17aが接触して撮影レンズのズーム位置
を示す信号を発生する。尚以下の各実施例においては、
35mm〜70mmまでの撮影レンズの移動量を「O〜
7」の8分割にて移動せしめるものとし、撮影レンズの
ズーム位置を示す信号もこれに対応して発生するものと
する。
第5図は前記ファインダレンズ鏡筒4の構成を示すもの
である。ファインダレンズ鏡筒4内には、前群レンズL
3と後群レンズL4の2つのレンズ系が備わっており、
これらのレンズ系は不図示のホルダーで直進方向(光軸
方向)のみに移動可能に保持されており、又このホルダ
ーに設けられたビンが該ファインダレンズ鏡筒4に形成
されたカム溝4b、4cに摺動可能に接触している。従
って、ファインダレンズ鏡筒4の回転に伴って前記前群
レンズL3と後群レンズL4がカム溝4b、4cに案内
されて位置変化し、ファインダレンズの焦点距離が変化
することになる。この時の変化量は35mmから140
闘までの変化とする。さらに後群レンズL4の移動に連
動してファインダレンズのズーム位置を検知するための
スイッチ18も図中左右方向へ移動する。前記スイッチ
18は5本の切片18a〜18eを有しており、これら
の切片と基板19上に形成されているグレイコード部1
9aが接触してファインダレンズのズーム位置を示す信
号を発生する。尚以下の各実施例においては、35mm
〜140mmまでのファインダレンズの移動量を「0〜
15」までの16分割にて移動せしめるものとし、ファ
インダのズーム位置を示す信号もこれに対応して発生す
  。
るものとする。
第2図は第1図図示実施例を実現するための具体的な回
路構成例を示すものである。該図において、20は電源
回路であり、電池21より電源が供給されることにより
以下に述べる各回路の電源となる電源電圧Vcc及び基
準電圧KVcを発生する。なお、KVcはVcc<KV
c<Oなる関係にある電圧である。22は端子PH,P
I、 PJ、 PKを介して信号LEDO〜LED3を
出力し、擬似ズーム量(トリミング情報)をフィルム8
上に写し込むためのLED9〜12の駆動制御等、以下
の各回路の制御を司るコントローラ(以後CNTと略記
する)である。23は一方はGNDに、もう一方は抵抗
24で電源電圧Vccにプルアップされたレリーズスイ
ッチであり、該スイッチがオンするとインバータ25を
通してCNT22へHレベル(ハイレベルを意味する)
の信号SWが人力する。26はズーミング操作を行うた
め不図示のボタン操作に連動して何れかをオンするスイ
ッチであり、プルアップ抵抗27側をオンにするとイン
バータ28を通してCNT22へHレベルの信号Wが入
力し、抵抗29側をオンにするとインバータ30を通し
てCNT22へ信号Tが入力する。31,32.33.
34はDXコードを読み込むための前記スイッチ7の切
片7b〜7cのプルアップ用の抵抗で、これら各切片に
発生する信号はインバータ34,35.36を通してC
NT22へ信号DXI 、 DX2 、 DX3として
入力する。37は受光素子、38は対数変換ダイオード
であり、これらはオペアンプ39と共に測光回路を構成
しており、ここで生成される輝度信号はA/D変換回路
40へ出力され、ここでA/D変換されて測光値BVと
してCNT22へ入力する。41はCNT22の内部ク
ロックを発生させるクリスタルである。
42.43,44.45は基板19と共にファインダレ
ンズの位置信号を発生する前記スイッチ18の切片18
b〜18eのプルアップ用の抵抗で、これら各切片に発
生する信号はインバータ46.47,48.49を通し
てCNT22へ信号FPO、FPI 、 FP2 、 
FP3として入力する。50は前記ファインダ系ズーム
用モータ5のドライブ回路であり、CNT22よりの信
号FT、FWによってコントロールされ、信号FTがH
レベルのときはテレ側への、信号FWがHレベルのとき
はワイド側へのズーミングを行わしめる。51,52.
53は基板17と共に撮影レンズの位置信号を発生する
前記スイッチ16の切片16b〜16dのプルアップ用
の抵抗で、これら各切片に発生する信号はインバータ5
4,55.56を通してCNT22へ信号ZPO、ZP
I 、 ZP2 トして入力する。57は光学系ズーム
用モータ3をドライブするドライブ回路であり、CNT
22より信号ZT、ZWによってコントロールされ、信
号ZTがHレベルのときはテレ側への、信号zWがHレ
ベルのときはワイド側への撮影レンズのズーミングを行
わしめる。
59は巻上げモータ、60はそのドライブ回路であり、
CNT22よりの信号WINDによってコントロールさ
れる。61は露光制御回路であり、CNT22よりの信
号EXでコントロールされる。62はストロボ回路であ
り、CNT22よりの信号5TRBでコントロールされ
る。63は前記ストロボ回路62の起動用のスイッチで
あり、抵抗64で電源電圧Vccにプルアップされてお
り、ここでの状態信号はインバータ65を通してCNT
22へ信号M−ONとして入力し、前記CNT22はこ
の信号M−ONや前記測光値eV、信号DXI 、 D
X2 、 DX3 ニよって読み込んだISO情報など
を基にしてストロボの発光制御を行う。
次に、第6図のフローチャート等を用いて動作説明を行
う、尚以下に用いるフローチャートは全てCNT22の
内部に配置されたマイクロコンピュータ(或はロジック
回路)によって行われる動作を示すものであり、不図示
のメインスイッチがオンされることにより電源回路20
に電池21より電源が供給され、電源電圧Vcc及び基
準電圧KVcが発生し、CNT22は第6図のステップ
lよりの動作を開始する。
[ステップ1] フィルム8のISO情報を読み込む。
つまり、前述のようにスイッチ7がフィルムパトローネ
6に備わったDXココ−86aと当接することによりオ
ンオフ信号が発生し、この情報が信号DXO〜DX2と
して入力するが、CNT22は該信号をISO情報とし
て読み込み、これよりISO情報を示す定数DXを式(
1)で決定する。
DX=4XDX2 +2 XDXI + 1 xDXO
・・−・・・(1)なお、ISO情報との対応は式(2
)のようになる。
I S O= 25 X 2 I)x−−−−−−・−
−−−・(2)[ステップ2] シャツタレリーズボタ
ンが押されたか否かを判断、すなわちレリーズスイッチ
23がオンして信号SwがHレベルになったかどうかを
調べる。その結果オンしていなければステップ7へ進み
、オンしていればステップ3へ進む。
[ステップ3] 受光素子37、対数変換ダイオード3
2及びオペアンプ39より成る測光回路を動作させ、こ
こで得られる測光値BVをA/D変換回路40を介して
読み込み、ステップ4へと進む。
[ステップ4] 露光制御回路61へ信号EXを出力し
て該回路をコントロールしてフィルム8を感光させる。
すなわち、通常の1駒撮影露光動作を行わせる。
[ステップ5] ここでは信号LDEO〜LED3を出
力してLED9〜12をオンオフさせ、後述のようにし
て得られる擬似ズーム量を表す変数Pに相当する情報(
トリミング情報)をフィルム8上に写し込む。
[ステップ6]  Hレベルの信号WINDをドライブ
回路60へ出力して巻上げモータ59を駆動し、撮影済
のフィルム8の1駒巻上げを実行させ、再びステップ3
へ戻る。
一方、前記ステップ2において、レリーズスイッチ23
がオフしていた場合は前述したようにステップ7へと進
む。
[ステップ7] ズーミング操作用のスイッチ26が操
作されたかどうかを調べる。操作されていれば信号T或
は信号WがHレベルになっており、このような場合はス
テップ8からステップ25までのズーミングを行わせる
ルーチンへと進み、いずれの信号T、WもLレベル(ロ
ーレベルを意味する)であればステップ2へ再び戻り、
ステップ2→ステツプ7→ステツプ2のループを繰り返
す。
[ステップ8] ここでは前記ステップ3にて説明した
のと同様、測光動作を行わせて測光値BVを読み込む。
[ステップ9] ここではファインダレンズのズーム位
置を信号FPONFP3より、撮影レンズのズーム位置
を信号zPO〜ZP2より、それぞれ読み込む。
ここで、CNT22へ人力する前記信号FPO〜FP3
及び信号ZPO〜ZP2はそれぞれグレイコードである
のでこれをデコードし、現在のファインダレンズのズー
ム位置情報(以後ファインダ位置情報と記す)をFP、
現在の撮影レンズのズーム位置情報(以後光学位置情報
と記す)をzPという変数にする。また、変数FPは「
0」から「15」までの正数値をとり、「0」はワイド
端、「7」は光学ズームのみ時のテレ端、「15」はテ
レ端であり、ファインダレンズの繰出し位置に合わせて
16段階に分割する。又変数ZPは「0」から「7」ま
での正数値をとり、「0」はワイド端、「7」はテレ端
であり、撮影レンズの繰出し位置に合わせて8段階に分
割する。
[ステップ10]  変数Z、A、Pを設定する。
変数Aは光学ズームによる成分とし、rOJ〜「7」の
正数値であり、前記変数(光学ズーム位置情報)zPに
対応するものであり、変数Pは擬似ズームによる成分と
し、「0」〜「8」の正数値をとるものとする。変数Z
は光学ズームと擬似ズームによって最終的に写真の状態
で実現されるズーム量を表すものであり、変数FP(フ
ァインダ位置情報)と同じく「0」〜「15」までの正
数値をとり、「0」がワイド端、「15」がテレ端であ
るものとする。このトータルのズーム量である変数2は
式(3)のように変数Aと変数Pの和となる。
Z=A+P          ・・・・・・・・・・
・・(3)つまり、ここでは前述に様な内容を表す変数
2゜A、Pを、Z=FP、A=ZP、P=Z−Aなる値
に設定する。
[ステップ11] ズーム操作用のスイッチ26がテレ
側に操作されているかワイド側に操作されているかの判
断を行う。その結果ワイド側であると判断した場合には
ステップ12へ進み、テレ側であると判断した場合には
ステップ13へ進む。
[ステップ12] 変数Z、A、Pの値を各情報に従っ
て求め、ワイド側へのズーミングを行わせるのに際して
の、光学ズームと擬似ズームの比率を決定する。尚詳細
は後述する。
[ステップ13] 変数Z、A、Pの値を各情報に従っ
て求め、テレ側へのズーミングを行わせるのに際しての
、光学ズームと擬似ズームの比率を決定する。尚詳細は
前記ワイド側へのズーミング時と同様、後述する。
[ステップ14] 前記ステップ12或はステップ13
で求められた変数Z、A、Pに対して、2に対するファ
インダ位置情報である変数FPが、Aに対する光学系ズ
ーム位置情報である変数ZPが、それぞれ対応している
かを判断し、対応していればステップ2へ戻り、いずれ
か一方でも対応していなければステップ15からステッ
プ24へのルーチンへと進む。
[ステップ15]  ここでは再びファインダ位置情報
である変数FPをインバータ46〜49を介して入力す
る信号FPO〜FP3より読み込む。
[ステップ16] 前記ステップ15にて再び読み込ん
だ変数FPと先の変数Zとを比較する。この結果、FP
>Zであると判断した場合はファインダズーム位置がト
ータルのズーム量よりテレ側にあるとしてステップ17
へ、FP=Zであると判断した場合はステップ18へ、
又FP<Zであると判断した場合はファインダズーム位
置がトータルのズーム量よりワイド側にあるとしてステ
ップ19へ進む。
[ステップ17] 信号FTをLレベル、信号FWをH
レベルとし、ドライブ回路50を介してモータ5をコン
トロールし、ファインダレンズをワイド側へ移動させる
[ステップ18] ここではファインダレンズは所定の
ズーム位置にあるとして、信号FT、信号FWを共にL
レベルにする。
[ステップ19] 信号FTをHレベル、信号FWをL
レベルとし、ドライブ回路50を介してモータ5をコン
トロールし、ファインダレンズをテレ側へ移動させる。
以下ステップ20からステップ24では前記ステップ1
5からステップ19までの動作とほぼ同様にして、光学
ズーム位置情報である変数zPをステップ12或はステ
ップ13で求められた変数Aと同じ値になるよう、信号
ZT、 ZWをセットして撮影レンズを動かすルーチン
であり、以下のような動作を行う。
[ステップ20]  ここでは再び光学ズーム位置情報
である変数zPをインバータ54〜56を介して入力す
る信号ZPO〜ZP2より読み込む。
[ステップ21] 前記ステップ20にて再び読み込ん
だ変数ZPと先の変数Aと比較する。この結果、ZP>
Aであると判断した場合は光学ズーム位置がトータルの
ズーム量よりテレ側にあるとしてステップ22へ、ZP
=Aであると判断した場合はステップ23へ、又ZP<
Aであると判断した場合は光学ズーム位置がトータルの
ズーム量よりワイド側にあるとしてステップ24へ進む
[ステップ22] 信号ZTをLレベル、信号ZWをH
レベルとし、ドライブ回路57を介してモータ3をコン
トロールし、撮影レンズをワイド側へ移動させる。
[ステップ23] ここではファインダレンズは所定の
ズーム位置にあるとして、信号ZT、信号ZWを共にL
レベルにする。
[ステップ24] 信号ZTをHレベル、信号ZWをL
レベルとし、ドライブ回路57を介してモータ3をコン
トロールし、ファインダレンズをテレ側へ移動させる。
前記ステップ15からステップ24までのループが繰り
返された結果、Z=FP、A=ZPとなればファインダ
レンズ及び撮影レンズのズーム制御が完了したとして、
前述した様にステップ2へ戻る。
以上のようにしてズーム制御及び撮影が実行されるが、
本発明の課題である、高感度フィルムの粒子の粗さや、
撮影レンズのテレ側でのFNOが暗くなる場合、更には
ストロボの発光量が不足する場合など時に生じる手振れ
に対しては、トータルのズーム量である変数Zに対する
変数A(光学ズーム量)、A、及び変数P(擬似ズーム
量)の割り当てを変えることによって実現するようにし
ている。この変数A、Pを決定するのが先のステップ1
2或はステップ13でのルーチンである。以下、ここで
の動作を詳細に説明する。
第7図は装填されているフィルム8の粒子の粗さを考慮
した場合の対策を示す図である。横軸はトータルのズー
ム量である変数Zであり、rOJ〜「15」の値をとる
。例えば光学ズームは焦点距離f = 35 mm〜7
−Omm、擬似ズームを加えると、f=140mm相当
までのズーミングができる場合、 f==35mm   −*Z=O f−=70mm   −42=7 f=140mm  −hZ=15 という対応になる。又縦軸は定数DXであり、ISO情
報との関係は前述の式(2)の通りである。
図(7)ようにl50200以下(DX≦3)ではフィ
ルム8の粒子が細かいのでワイド側では先ず擬似ズーム
によってズーミングを行う。Z=8となり、P=8とな
って擬似ズーム量が最大になると、これ以上(2≧8)
のテレ側へのズーミングは、P=8に固定して、以後の
ズーミングは光学ズームとするために光学ズーム量であ
る変数Aを「O〜7」と変化させる。I 5O400以
上(DX≧4)では逆に光学ズームを行い、光学ズーム
が最大(A=7)になると、これ以上のズーミングは擬
似ズームとするために擬似ズーム量である変数Pを「1
〜8」と変化させる。以上の関係をまとめると、以下の
ようになる。
DX≦3の場合 0≦Z≦7時Z=P  (A=0.0≦P≦7)8≦P
≦15時 Z=A+P  (0≦A≦7.P=13)D
X≧4の場合 ○≦z≦7時Z=A  (0≦A≦7.P=O)8≦P
≦15時 Z=A+P  (A=7.1≦P≦8)上記
の如きズーミング動作を行わせる為のサブルーチンを第
8図に示す。
ズーム操作用のスイッチ26が操作された場合、第6図
においてステップ7−ステップ8−ステップ9−ステッ
プ10−ステップ11へと進み、その後ワイド側に操作
されていればようにステップ12へ、テレ側に操作され
ていればステップ13へと進むのは、先に述べた通りで
ある。このステップ12 (WIDE 5tlB)から
は第8図のステップ25からの、ステップ13 (置E
 5tlB) カらは第8図のステップ27からのサブ
ルーチンへと進む。
先ず、ワイド側が操作されている場合には、ステップ1
2からステップ25へ進み、z=Oであるか否かの判断
を行う。z=Oであればこれ以上ワイド方向へはズーミ
ングすることはできないのでステップ38へ進み、直ち
に第5図のステップ14へと進み、Z、A、Pの変更は
ないのでステップ2へ戻ることになる。
また、前記ステップ25で、z=0でなかった場合はス
テップ26へ進み、変数2の値を1つ減らす。次いでス
テップ29へ進み、定数DXと「3」とを比較する。こ
の結果、DX>3、すなわちISO≧400であった場
合はステップ30へ進み、トータルのズーム量を表す変
数2をそのまま光学ズーム量を表す変数Aとする。次に
ステップ31へ進み、A>7であるか否か、すなわち変
数Aの値が最大値を越えていないかどうかを調べ、A>
7であればステップ32で、A=7に戻し、ステップ3
3にて変数2に対し変数Aで足りない分を擬似ズームで
補うために、P=Z−Aなる演算を行って変数P(この
値は後述のようにしてフィルム8上にLED9〜12に
よって写し込まれる)を求める。また、2≦7であれば
ズーミングは光学ズームだけで可能であり、ステップ3
3での演算の結果は、P=O(Z=Aである為)となる
以上のようにして変数Z、A、Pを求めた後はステップ
38へ進み、前記第6図のプラグラムへ戻り、その後前
述したようにステップ14からステップ24までのルー
チンで、前記変数Z、Aの値に対応するよう、ファイン
ダレンズ及び撮影レンズの位置制御が実行される。
ステップ29にてDX≦3、すなわちIS○≦200で
あると判断した場合はステップ34へ進み、トータルの
ズーム量を表す変数Zをそのまま擬似ズーム量を表す変
数Pとする。次にステップ35へ進み、P〉8であるか
否か、すなわち変数Pの値が最大値を越えていないかど
うかを調べ、P>8であればステップ36で、P=8に
戻し、ステップ37にて変数2に対し変数Pで足りない
分を光学ズームで補うために、A=Z−Pなる演算を行
って変数Aを求める。また、2≦8であればズーミング
は擬似ズームだけで可能であり、ステップ37での演算
の結果は、A=O(Z=Pである為)となる。そして前
述のようにステップ38へ進み、第6図のプログラムに
戻る。
一方、テレ側が操作されている場合には、第6図のステ
ップ13からステップ27へ進み、2=15であるか否
かの判断を行う。Z=15であればこれ以上テレ方向へ
はズーミングすることはできないのでステップ38へ進
み、直ちに第6図のプログラムへ戻る。また、前記ステ
ップ27で、z=15でなかった場合はステップ28へ
進み、変数Zの値を1つ加え、先のステップ29へと進
む。以後ステップ38まではワイド側へのズーミング時
と同様の動作が行われるので、ここではその説明は割愛
する。
このようにして、第8図のサブルーチンにより第7図に
示すような条件でズーミングに必要な変数Z、A、Pが
求められ、再び第6図のプログラムに戻って前記第7図
の条件に従ったズーミング動作が行われる。尚、LED
9〜12によるフィルム8上への擬似ズーミング情報(
変数P)の写し込み動作については後述する。
以上述べたフィルム8のISO情報の他に、被写体輝度
によって光学ズーム、擬似ズームの比率を変えることに
より、同様の効果を得ることができるのは前に述べた通
りであり、以下これについて説明する。
ISO情報の場合と同様、この被写界輝度においては第
9図に示すようなズーミング制御が考えられる。つまり
、測光値BV=9を境にして、BY≦9であれば0≦Z
≦7の場合、光学系をFNO(開口径)の明るいワイド
端(A=O)にして擬似ズームによりズーミングし、Z
=8で擬似ズーム量をあられす変数Pが最大になるとこ
れよりテレ側へのズーミングは光学ズームにて行う。一
方、高輝度の場合(BV≧10の場合)であれば、絞り
はワイド側でもテレ側と同様に絞られるのでフィルム8
の粒子の粗さが出ない光学ズームを優先させ、Z≧8の
場合に擬似ズームを併用する。
これは第7図で定数DXの値によって光学ズーム、擬似
ズームのいずれを優先させるかを決定したのと同様に、
第9図のように測光値BV値で優先するものを決定する
ことで実現できる。これを実行するには、前記第8図の
ステップ29での判断を、BVの値によって判断し、以
後の動作を振り分けるようにしたサブルーチンを用いれ
ば良い、これを第10図に示す、前記第8図と異なるの
はステップ39のみであり、他の各ステップでの動作は
全く同様であるので、その部分は同一の符合で付してい
る。
第10図において、ステップ39ではその時の測光値が
、eV>9であるかどうかを調べる。その結果、BY>
9であれば光学ズームを優先させるステップ30へと進
み、eV≦9であれば擬似ズームを優先させるステップ
34へと進む。
以上、第7図及び第9図のように、ISO情報或は測光
値BVの条件によって優先させるズームの種類を切換え
るのは有効な方式であるが、これ以外に、条件によって
優先度を段階的に切換える方式も考えられる。これを第
11図及び第12図に示す。
第11図はIS9情報を考慮した場合のもので粂る。先
ず、定数DXの値に対し、定数KLという値を次式で設
定する。
KL=8−DX        ・・・・・・・・・・
・・(4)そして、ワイド側からテレ側へズーミングす
る場合、2の値が定数KLまでは擬似ズーム(変数P)
のみによってズーミングを行う。2≧KLでは、P=K
Lに固定して不足分を光学ズーム(変数A)で補う。さ
らにテレ側へのズーミングを行い、A=7となって光学
ズームがテレ側に達すると、再び擬似ズームを働かせて
、その不足分を補う。これを実現するためのサブルーチ
ンを第13図に示す。尚、ステップ12,13、ステッ
プ25からステップ28まで、及びステップ38は第8
.1o図と同様である。
ワイド側が操作されている場合は、Z=Oであるか否か
を、テレ側が操作されている場合は、Z=15であるか
否かを調べ、この値であったならそれ以上のズーミング
は行えないので、ステップ38へ進み、第6図のプログ
ラムに戻る。ズ−ミンクが可能であったなら、ワイドの
場合はステップ26へ進んで変数2の値を1つ減らし、
テレの場合はステップ28へ進んで変数2の値を1つ加
え、それぞれステップ40へと進む。このステップ40
ではしきい値となる定数KLを定める(KL=8−DX
)、 そしテステップ41へ進み、擬似ズーム量を表す
変数Pに変数Zをそのまま代入する。次にステップ42
で前記変数Pがしきい値である定数KLを越えているか
否かの判断を行う。この結果、越えていればステップ4
3へ進んで、P=KLとする。そしてステップ44で光
学ズーム量を表す変数Aを(Z−P)とし、トータルの
ズーム量(変数Z)に対する不足分を光学ズーム(変数
A)で補う。又Z≦KLであったなら、P=Zであるの
で、A=Oとなる。
次いでステップ45へ進み、今度は変数Aが「7」を越
えているか否かを調べる。「7」を越えていればステッ
プ46で、A=7とする。そしてステップ47で変数P
の値を(Z−A)とする。つまり、ステップ45でA>
7であった場合、「7」を越えた分を擬似ズーム(変数
P)で補うことになる。そしてステップ38へ進み、第
6図のプログラムへ戻ることになる。
このようにして、第11図のようにISO情報に応じた
、擬似ズームと光学ズームの優先させる量を段階的に変
えることができる。
第12図は第11図と同様の考え方により、被写体輝度
によって擬似ズームと光学ズームの優先させる量を段階
的に変える例を示したものでる。
先の第11図では(8−DX)なる演算でしきい値とな
る定数KLを設定したが、該図では(14−BV)で設
定するようにしており、この点以外は全て同様である。
従って、第13図のステップ40を、第14図のステッ
プ48のように変えたサブルーチンとすることで、第1
2図に示したことを実現可能となる。
第14図では、ステップ48で KL=14−BY        ・・・・・・・・・
・・・(5)と設定している。これ以外は前述したよう
に第13図と全て同様である。但し、式(5)によれば
、BV<6ではKL>8、BV> 14ではKL<Oと
なるので、KLの値が「○」〜「8」の範囲になるよう
、BVの値を6≦BV≦14に制限するか、ステップ4
8において、0≦KL≦8(変数Pのmax値)となる
ようにする必要がある。
第7図から第14図実施例では、フィルム8のISO情
報(DX)或は被写体輝度(BV)によって光学ズーム
と擬似ズームのズーム量の比率を決定する方式について
述べてきたが、これら各情報の組み合わせによって光学
ズームと擬似ズームのズーム量の比率を決定する様な方
式にすれば、より優れたズームカメラとすることができ
る。その−例を第15図乃至第18図を用いて説明する
第15図において、横軸にBV、縦軸にDXの値をとり
、BYとDXによって光学ズーム量と擬似ズーム量の差
に相当する値KPA (=P−A)を設定する。例えば
、BVIO,DX=3ではKPA=O1すなわち変数P
と変数Aが同じになるようズーミングし、BVIO,D
X=OではKPA=3、すなわち変数Pの値を変数Aの
値より「3」大きくなるようズーミングするものとする
。KPAくOの場合は、変数Aの値の方が大きくなるよ
うズーミングする。
第15図のように決めた値KPAに対して、例えばZ=
8の場合、変数A、Pの各値の比率がどのようになるか
を第16図に示す、KPA=8では、(P−A=8)だ
から、P=8.A=○となり、KPA=Oでは、P=4
.A=4となり、KPA=−6では、P=1.A=7と
なる。但し、P、Aは整数値であり、それぞれrOJ〜
°「8」、[0]〜「7」の値の制限されているため、
必ずしもKPA=P−Aとはならない。この場合はKP
A≧P−Aの条件で(P−A)の値が最もKPAの値に
近い値となるよう、P、Aの値を選んでいる。第17図
にKPA=3の場合の変数2゜A、Pの関係を示す。
前記第15図から第17図に示すような、PとAの関係
となるようなズーミングを可能とするサブルーチンを第
18図に示す。第18図において、前記第8図等のサブ
ルーチンと同じ働きをする部分(ステップ)には同一の
符合を付しである。
ステップ26或はステップ28において変数Zに1加え
るか引くかの動作を行った後はステップ49へと進む、
このステラ49では、KPAをKPA=13−DX−B
Y    −−−・・−−−−・・−(6)と設定する
。KPAは一7≦KPA≦8という範囲でなければなら
ないので、これを越えるようであれば上記の範囲に入る
ようにする必要がある。
そしてステップ50へ進んで、PPという値をPP=Z
+KPA       ・・・・・・・・・・・・(7
)とする。PP=Z+KPA=A+P+ (P−A)=
2×Pであるので、PPから何回「2」を引けばPPが
負になるかを見ることで、PPを「2」で割った商を求
め、これを変数Pとし、変数2に対する残り<z−p)
を変数Aの分担としようという考え方である。
ステップ51でp=oとおき、PPから「2」を引くル
ープに入る。ステップ52でP=Zであれば直ちに(A
=Z−P)なる演算を行うステップ57へと進む、そう
でなければステップ53へ進んでPPから「2」を引く
。次にステップ54でPPが負であればステップ57へ
、rOJ以上であればステップ55へ進んで(P+1)
とする。つまり、PP/2の商に相当する変数Pの値を
1つ増加させる。ステップ56で変数Pの値が最大値で
ある「8」に達したか否かを調べ、P<8であれば再び
ステップ52へ戻る。P=8となっていればステップ5
7へ進み、変数A(=z−p)を求める。上記のように
してKPAの値に応じて変数Pの値が決まり、ステップ
57で光学ズーム値を表す変数Aが計算される。しかし
、これまでの計算は変数Aの値が「7」以下であること
を考慮していないので、ステップ58で変数Aが「7」
を越えているか否かを調べ、越えていればステップ59
でA=7として、トータルのズーム量をあられす変数2
に対する残りの変数P (=Z−A)を求める。そして
ステップ38へ進み、第6図のプログラムへ戻る。
前記第18図のサブルーチンを実行することにより、I
SO情報及び被写体輝度情報の両方の情報に応じた光学
ズーム、擬似ズームの比率を適宜組み合わせた、より適
切なズーミングが可能となる。
次に、カメラ全体の動作について説明する。
カメラ内にフィルムパトローネ6が装填されるると、D
Xコード読込み用のスイッチ7に発生した信号がインバ
ータ34〜36を介して信号DXO〜DX2としてCN
T22へ入力し、装填されたフィルム8のISO情報が
読み込まれる。又、ズーム位置を変化させるための不図
示のボタン操作が行われると、この操作に連動してスイ
ッチ26がテレ側或はワイド側に切り換わり、信号T或
は信号WがCNT22へ入力し、これに応じたハイレベ
ルの信号FT (或は信号FW)が該CNT22よりド
ライブ回路50へ出力され、ファインダ系ズーム用モー
タ5が回転する。この回転力はギヤ5aを介してギヤ4
aに伝わり、これによりファインダレンズ鏡筒4も回転
し、ファインダレンズ、つまりレンズL、、L、のズー
ミングが開始される。このズーミング動作は前記不図示
のボタン操作が停止されるまで行われる。このようにし
て設定されたファインダレンズ位置情報はスイッチ18
及びインバータ46〜49を介して信号FPO〜FP3
としてCNT22へ入力し、ファインダズーム位置情報
として読み取られる。
CNT22は前述の様にして得たISO情報やファイン
ダズーム情報(この情報はトータルのズーム量として用
いられる)、或は被写体輝度情報等に基づいて、前述し
たようなプログラムを経て光学ズーム、擬似ズームの比
率を決定する。
次に、前記光学ズームの比率に基づいて撮影レンズの焦
点距離を定めるため、ハイレベルの信号ZT (或は信
号zW)をドライブ回路57へ出力し、撮影系ズーム用
モータ59をコントロールする。
これにより、撮影レンズ、つまりレンズL1゜L2が指
定された位置まで移動する。
この後、シャツタレリーズボタンの押圧操作が行われる
ことによりレリーズスイッチ23がオンとなるが、この
ことを信号SWによって検知すると、CMT22は測光
回路より得た測光値8■に基づいて生成した信号EXを
露光制御回路61へ出力し、不図示のシャッタの開閉制
御を行う。これにより、フィルム8面への露光が行われ
る。
またこの時、CNT22は決定した擬似ズーム量(擬似
ズーム情報)を前記撮影駒の有効露光部分以外の部分に
写し込むため、信号LEDO〜LED3を出力し、LE
D9〜12を点滅させる。
以上の動作が終了すると、撮影駒を1駒分巻き上げるた
めに信号WINDをドライブ回路60へ出力し、巻上げ
用モーフ59をコントロールする。
本実施例によれば、使用するフィルムのISO情報と撮
影時の被写体輝度情報の少なくともいずれか一方を検知
し、この情報(これらの情報)に基づいて光学ズームと
擬似ズームのズーム量の比率を決定するようにしている
ので、以下のような効果を得ることができる。
l)高感度フィルムを利用して撮影しても、粒子の粗れ
のない、きれいな写真をえることができる。
2)低感度フィルムを利用して撮影しても、手振れしに
くい。
3)被写体輝度が高い時(外界が明るい時)は、粒子の
粗れない、きれいな写真を得ることができる。
4)被写体輝度が低い時(外界が暗い時)であっても、
手振れしにくい。
(変形例) 前記各実施例では、擬似ズームと光学ズームの各ズーム
量の比率決定の方式として、5つの例を挙げたが、これ
らの中でどのタイプの方式を使用するかはカメラ毎の性
質によって使い分ければ良いし、これ以外の各ズーム量
の比率決定の方式もカメラに応じて無数に考えられる。
例えば、第15図では変数Pと変数Aの差を一定にしよ
うとしたが、変数Zに対して、変数Aと変数Pの比率を
一定とする方式も考えられる。
また、本発明の各実施例においては、Aをro〜7J、
Pをro〜8J、Zを「0〜15」と分割したが、分割
する数は任意であり、更に分割数を進めて連続値とし、
A、P、Zをアナログ回路で計算するようにしても良い
、同様に、DX、eVのしきい値やKL、KPAなとの
定数も具体的数値をあげているが、これらはカメラに応
じて変化し得る値である。さらに、連続的に焦点距離を
変化し得るカメラであっても、段階的に焦点距離を変化
し得るカメラであっても本発明を適用できることは言う
までもないであろう。さらに又、銀塩カメラに適用した
場合について述べたが、電子スチルカメラ等、フィルム
とは異なる感光材を持つカメラであっても同様に適用す
ることは可能である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、フィルム感度情
報と被写体輝度情報の少なくともいずれか一方の情報に
基づいて、設定されたズーム量に対する光学ズーム手段
によるズーム量と擬似ズーム手段によるズーム量の比率
を決定するズーム量比率決定手段を設け、以て、フィル
ム感度情報、被写体輝度情報に応じて、光学ズームと擬
似ズームのどちらかに比重を置いたズーム撮影を行うよ
うに、つまり低感度フィルム装填時、被写体低輝度時は
擬似ズームに比重を置き、高感度フィルム装填時、被写
体高輝度時は光学ズームに比重を置いた撮影を行うよう
にしたから、低感度フィルム装填時、被写体の低輝度時
に起きやすい手振れ現象、高感度フィルム装填時、高輝
度時にズーム撮影にて生じることのある粒子の粗れに起
因する写真の見苦しさを極力押えることのできる光学ズ
ーム、擬似ズーム併用のズームカメラを提供可能となる
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
第1図図示実施例を実現するための具体的な回路図、第
3図はそのズームカメラの全体斜視図、第4図は第3図
図示撮影レンズ鏡筒の詳細図、第5図は第3図図示ファ
インダレンズ鏡筒の詳細図、第6図は第2図実施例にお
けるフローチャート、第7図はフィルム感度情報に基づ
いたズーム量比率決定の第1の方式を説明する図、第8
図は第7図を実現するためのフローチャート、第9図は
被写体輝度情報に基づいたズーム量比率決定の第2の方
式を説明する図、第10図は第9図を実現する為のフロ
チャート、第11図はフィルム感度情報に基づいたズー
ム量比率決定の第3の方式を説明する図、第12図は被
写体輝度情報に基づいたズーム量比率決定の第4の方式
を説明する図、第13図は第11図を実現するためのフ
ローチャート、第14図は第12図を実現する為のフロ
チャート、第15図乃至第17図はフィルム感度情報と
被写体輝度情報に基づいたズーム量比率決定の第5の方
式を説明する図、第18図は第15図を実現するための
フローチャートである。 2・・・・・・撮影レンズ鏡筒、3・・・・・・撮影系
ズーム用モータ、4・・・・・・ファインダレンズ鏡筒
、5・・・・・・ファインダ系ズーム用モータ、7・・
・・・・DXコード読込み用スイッチ、9〜12・・・
・・・LED、18゜18・・・・・・スイッチ、22
・・・・・・CNT、37・・・・・・受光素子、38
・・・・・・対数変換ダイオード、39・・・・・・オ
ペアンプ、101・・・・・・ズーム量比率決定手段、
15・・・・・・光学ズーム手段、106・・・・・・
擬似ズーム^ 手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)撮影レンズの焦点距離を変化させる光学ズーム手
    段と、引伸ばしプリント時のトリミングの大きさを指示
    するトリミング情報をフィルム上に写し込む擬似ズーム
    手段とを備えたズームカメラにおいて、フィルム感度情
    報と被写体輝度情報の少なくともいずれか一方の情報に
    基づいて、設定されたズーム量に対する前記光学ズーム
    手段によるズーム量と前記擬似ズーム手段によるズーム
    量の比率を決定するズーム量比率決定手段を設けたこと
    を特徴とするズームカメラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0417716A2 (en) * 1989-09-11 1991-03-20 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Camera capable of providing a pseudo print format
EP1886487A1 (en) * 2005-05-31 2008-02-13 Nokia Corporation Optical and digital zooming for an imaging device

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