JPS63312064A - 研削砥石のドレツシング方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、研削砥石（以下単に砥石という）のドレッシ
ング方法および装置に係る。

〔従来技術〕

ドレッサは、たとえば材質が単打ダイヤモンドのように
硬度が高いものであっても、砥石のドレッシング量に比
例して摩耗する。第４図は単打ダイヤモンドの摩耗状態
を示すもので、（Ａ）は砥石の回転方向、（Ｂ）はドレ
ッシング送）方向の形状を示すものである。同図におい
て、ａはドレッシング前、ｂはドレッシング量が１５−
１同じくＣは３９７、ｄは７３７．、　＠は９６７、ｆ
は１２０ｍの場合のダイヤモンド粒の先端形状を示して
いる。このように、ダイヤモンド粒が摩耗して、その先
端の形状が変ると、ドレッシングされた砥石の作業面の
性状が変シ、研削特性が変化するため、研削仕上面に研
削焼は等が発生し易くなる。

このような、ドレッサの摩耗の影響を軽減する方法とし
て、第５図に示すようなドレッシング方法が提案されて
いる。同図において、１は砥石。

２は砥石１の回転方向に対し所定の角度傾斜したドレッ
サホルダ。３はドレッサで、シャンク４の一端にダイヤ
モンド粒５が固定されている。６はドレッサホルダ２に
ドレッサ３を固定する止めねじである。また、第６図は
ダイヤモンド粒５の先端部を示すものである。

ドレッサ３の砥石１に対向する向きを一定にしたままド
レッシングすると、ダイヤモンド粒５は第６図において
２点鎖線で示すｇ、ｈのように徐々に摩耗する。つまシ
、ダイヤモンド粒５と砥石ｌとの当接部は徐々に拡大す
る。そこで、研削状態をみて、砥石１のドレッシング状
態を判断し、ダイヤモンド粒５の摩耗が大きくなったと
推定されると、研削作業を中断して止めねじ６を緩め、
ドレッサ３を回して、ダイヤモンド粒５の砥石１との当
接部を変え、止めねじ６を締めたのち、砥石ｌのドレッ
シングを行なっていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

−・、 このため、作業性が悪いだけで々＜、ハ石１の作業面の
性状が安定せず、研削特性が不安定になる１どの問題点
がある。

本発明の目的は、上記の問題点に鑑み、作業性を向上さ
せ、かつ安定した研削時性が得られるようにした砥石の
ドレッシング装置表提供するＫある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するための本発明の手段を実施例に対応
する第１図に基づいて説明する。同図において、ｌｆｉ
砥石、７はドレッサ。８は一端にドレッサ７を保持する
と共に、他端はカップリング９を介してモータＩＯＫ接
続するドレッサホルダ。

１１はドレッサホルダ８ｆ：所定の角度で回転自在に保
持するドレッサボディ。１２は軸受でおる。

〔作　　用〕

ドレッシング作業をする場合、砥石１の研削作業面を切
込み量に相当する距離だけ下げ、砥石１およびモータ１
０によりドレッサ７に固定されているダイヤモンド粒５
を回転させながら砥石１の幅方向（第１図における紙面
に垂直な方向）に相対的に移動させる。

ドレッシング作業の間ダイヤモンド粒５は回転している
から、全周で砥石１に当接し、一部だけを当接させる場
合にくらべて当接部の摩耗の進行割合が小さい。従って
、ドレッシング条件がほぼ同一となシ、砥石１の作業面
の性状が均一となって、安定した研削特性を得ることが
できる。

〔実　施　例〕

以下、本発明の一実施例を示す第１図ないし第３図に基
づいて説明する。

１は砥石、７はドレッサで、一端にダイヤモンド粒５が
固定δれている。８は一漏にドレッサ７と嵌合する穴１
３を持つドレッサホルダ。９はモータ１０の回転をドレ
ッサホルダ８に伝えるカップリング。１１はドレッサホ
ルダ８を砥石１の回転方向に対し所定の角度傾斜させ、
軸受１２により回転自在に保持するドレッサボディ。１
４は研削盤本体のテーブルである。以下、動作について
説明する。

ドレッシング前に、砥石１を回転させると共にモータ１
０を回転させ、ドレッサ７すなわちダイヤモンド粒５を
回転させる。次に、図示しない玉軸に載置された砥石１
の研削作業面を切込み量に相当する距離だけ下げる。引
続きチー１ル１４を砥石１の幅方向に移動させて、砥石
１の研削作業面をドレッシングする。

ここで、ドレッシングにおけるダイヤモンド粒５の単軌
形状は以下のようＫなる。たとえば、第２図に示すよう
に、ドレッシング前のダイヤモンド粒５が外径ｄの円柱
で、軸心がドレッサ７の軸心Ａ−Ａと一致し、先端が頂
角２θの円錐であるとする。この場曾、ドレッシングに
よりダイヤモンド粒５も摩耗するが、前記したようにダ
イヤモンド粒５は回転しているから、砥石１との当接部
１５の母線ＢＣは常に−だとなる。なお、０−０は砥石
１の軸心でめる。

また、ダイヤモンド粒５′ｔ−成形しない場合について
以下に述べる。素材としてのダイヤモンド粒５はＭ３図
に示すように凹凸を持ち、一様な断面ではない。そこで
、ダイヤモンド粒５の概略中心軸をドレッサ７の中心軸
に合わせて固定し、砥石ｌと軸心Ａ−Ａとを角度θで交
Ｍ８せ−Ｃドレツシングすると、たとえば同図において
２点鎖線で示す形状となる。すなわち、当接部１５の母
線ＤＥと母＃ＤＦとは長でか異なる。

ところで、前記したようにドレッシング量に比例してダ
イヤモンド粒５は摩耗するから、摩耗によシ当接部１５
はＡ−Ａ方向に移動する。しかしながら、ダイヤモンド
粒５は回転しているから、同一のドレッシング量に対す
る当接部１５のＡ　−入方向への移動速度は、従来のよ
うにダイヤモンド粒５を固定し一部だけを当接させる場
合にくらべ、極めて小ざい。つまり、当接部１５におけ
る母線の長さは任意の断面においては一様ではないが、
１回転あたりで考えると摩耗による当接部１５の変化の
割合は極めて小さい。

なお、前記実施例においては、ダイヤモンド粒５が１個
の場合について説明したが、ドレッサ７に複数のダイヤ
モンド粒５を固定してもよいし、ダイヤモンド粒５の代
りに他の砥粒を用いてもよいことは言うまでもない。さ
らに、たとえばモータを回転角制御して、ドレッシング
前にドレッサ７を一定角度だけ回すようにしておき、ド
レッシング中はドレッサ７を回さないようにしてもよい
。

〔発明の効果〕

以上詳述したように、本発明によれば、同一のドレッシ
ング量に対してドレッサ７の砥石１との当接部１５の変
化量が小さい。従って、砥石１の作業面の性状が安定し
、研削特性が安定するという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す正（３）断面、第２図な
いし第３図は実施例を説明するための説明図、第４図な
いし第６図は従来例の説明図である。 １・・・研削砥石、　　２．８・・・ドレッサホルダ、
３．７・・・ドレッサ、　　１０・・・モータ、１１・
・・ドレッサボディ、　　Ａ−Ａ・・・ドレッサ７の軸
心、　０−０・・・研削砥石１の軸心。 ・＝＼ 代理人弁理士　　小　川　勝　％’　ｆ（、・ニー、−
二（へン　　　　　　　　　（８］ ＄６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ドレッサと研削砥石とを研削砥石の幅方向に相対的
   に移動させてドレッシングを行なう研削砥石のドレッシ
   ング方法において、回転軸が研削砥石の回転軸に対して
   所定の角度傾斜して配置されたドレッサを回転させなが
   らドレッシングすることを特徴とする研削砥石のドレッ
   シング方法。 ２、ドレッサと研削砥石とを研削砥石の幅方向に相対的
   に移動させてドレッシングを行なう研削砥石のドレッシ
   ング装置において、ドレッサと、ドレッサを研削砥石の
   研削作業面に所定の角度傾斜させ、回転自在に支持する
   ドレッサボディと、ドレッサを回転駆動する手段とから
   成ることを特徴とする研削砥石のドレッシング装置。