JPS6331071B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6331071B2 JPS6331071B2 JP56015850A JP1585081A JPS6331071B2 JP S6331071 B2 JPS6331071 B2 JP S6331071B2 JP 56015850 A JP56015850 A JP 56015850A JP 1585081 A JP1585081 A JP 1585081A JP S6331071 B2 JPS6331071 B2 JP S6331071B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liner
- opening
- wall
- pressure vessel
- inner chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 26
- 239000004567 concrete Substances 0.000 claims description 19
- 239000011513 prestressed concrete Substances 0.000 claims description 9
- 238000009415 formwork Methods 0.000 claims description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000000284 resting effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 8
- 239000000306 component Substances 0.000 description 5
- 239000008358 core component Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 1
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21C—NUCLEAR REACTORS
- G21C13/00—Pressure vessels; Containment vessels; Containment in general
- G21C13/08—Vessels characterised by the material; Selection of materials for pressure vessels
- G21C13/093—Concrete vessels
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、炉心装備を収容するために中央部に
設けたケーブすなわち内室と、コンクリートの内
側に接するライナを有するプレストレストコンク
リート圧力容器すなわちPC圧力容器を備えた原
子炉の建造方法に関する。
設けたケーブすなわち内室と、コンクリートの内
側に接するライナを有するプレストレストコンク
リート圧力容器すなわちPC圧力容器を備えた原
子炉の建造方法に関する。
原子炉の建設においては、PC圧力容器が原子
炉の総工期の大半を決定する。PC圧力容器のコ
ンクリート打ちは、積層式に行われ、PC圧力容
器の内面には、ライナが張られる。
炉の総工期の大半を決定する。PC圧力容器のコ
ンクリート打ちは、積層式に行われ、PC圧力容
器の内面には、ライナが張られる。
炉心装備、特に炉心部品と一次冷却材回路の組
立は、原子炉内部の汚染を回避するために、いわ
ゆる「クリーンコンデイシヨン」条件のもとでの
み許される。すなわち、PC圧力容器の内室を外
部に対して遮断し、内室をクリーンコンデイシヨ
ンとなるように空気調節することができることを
必要とする。
立は、原子炉内部の汚染を回避するために、いわ
ゆる「クリーンコンデイシヨン」条件のもとでの
み許される。すなわち、PC圧力容器の内室を外
部に対して遮断し、内室をクリーンコンデイシヨ
ンとなるように空気調節することができることを
必要とする。
上記必要条件を形成するために、従来は、PC
圧力容器をコンクリート打ちし、ライナをPC圧
力容器の壁体に固着した。そして外部から連通を
遮断できる内室を完成した後に、炉心部品の組立
のために、PC圧力容器の内部区域を自由に使用
できるようにされていた。PC圧力容器のコンク
リート打ち部分は多数あるので、この従来の工法
では、かなり長期のPC圧力容器組立期間の後に、
ようやく無塵状態にされた内室が使用できるよう
になつた。従つてそのとき初めて炉心装備の組立
に着手できるという不具合があつた。
圧力容器をコンクリート打ちし、ライナをPC圧
力容器の壁体に固着した。そして外部から連通を
遮断できる内室を完成した後に、炉心部品の組立
のために、PC圧力容器の内部区域を自由に使用
できるようにされていた。PC圧力容器のコンク
リート打ち部分は多数あるので、この従来の工法
では、かなり長期のPC圧力容器組立期間の後に、
ようやく無塵状態にされた内室が使用できるよう
になつた。従つてそのとき初めて炉心装備の組立
に着手できるという不具合があつた。
本発明の目的は、PC圧力容器を用いる原子力
発電所の総工期を大幅に短縮できる原子炉の建造
方法を提供することにある。
発電所の総工期を大幅に短縮できる原子炉の建造
方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、表面にライナを密
着した内室を有し、内室内部に炉心装備を収容す
るPC圧力容器を有する原子炉の建造は、次の(a)
乃至(j)の各項に記載する細部方法によつて形成さ
れる。
着した内室を有し、内室内部に炉心装備を収容す
るPC圧力容器を有する原子炉の建造は、次の(a)
乃至(j)の各項に記載する細部方法によつて形成さ
れる。
(a) 支持コルセツトを介して基礎の上に載置され
た底部に上記ライナの底部を固定する方法 (b) 上記底部とライナの底部を貫通する開口を設
ける方法 (c) 上記ライナを型枠として使用し、該ライナに
属する環状壁を内部に密着把持する支持コルセ
ツトを形成し、かつ該支持コルセツトとライナ
を通る開口を形成する方法 (d) 上記内室を、支持コルセツト上に載置され、
中央部に開口を有するカバーによつて閉鎖する
方法 (e) 上記開口に該開口を開きまた閉じる開閉壁を
設け、開閉壁を開いたときは、該開口を介して
炉心装備の構成体を内室内に搬入可能とし、閉
じたときは内室を適宜の空調装置を用いてクリ
ーンコンデイシヨンとなすことを可能とする方
法 (f) プレストレスト圧力容器を構成する壁体を、
層状に区分してコンクリート打ちして得た複数
個のコンクリート層の積重により形成する方法 (g) 炉心装備の上記構成体を、壁体のコンクリー
ト打ちが行なわれている際に於ても上記内室内
に搬入し、クリーンコンデイシヨンに於て、炉
心並びに関連装置の組立作業を行なう方法 (h) プレストレストコンクリート圧力容器の壁体
をコンクリート打ちする際に、導入体を支持コ
ルセツトに設けた開口に挿入して固持する方法 (i) 導入体を底部に設けた開口に挿入して保持す
る方法 (j) カバーを取外し、ライナの覆いを取付けた
後、壁体の内側に形成された天井内部空間に、
層状に区分して順次コンクリート打ちをなしプ
レストレストコンクリート圧力容器の上壁を形
成する方法。
た底部に上記ライナの底部を固定する方法 (b) 上記底部とライナの底部を貫通する開口を設
ける方法 (c) 上記ライナを型枠として使用し、該ライナに
属する環状壁を内部に密着把持する支持コルセ
ツトを形成し、かつ該支持コルセツトとライナ
を通る開口を形成する方法 (d) 上記内室を、支持コルセツト上に載置され、
中央部に開口を有するカバーによつて閉鎖する
方法 (e) 上記開口に該開口を開きまた閉じる開閉壁を
設け、開閉壁を開いたときは、該開口を介して
炉心装備の構成体を内室内に搬入可能とし、閉
じたときは内室を適宜の空調装置を用いてクリ
ーンコンデイシヨンとなすことを可能とする方
法 (f) プレストレスト圧力容器を構成する壁体を、
層状に区分してコンクリート打ちして得た複数
個のコンクリート層の積重により形成する方法 (g) 炉心装備の上記構成体を、壁体のコンクリー
ト打ちが行なわれている際に於ても上記内室内
に搬入し、クリーンコンデイシヨンに於て、炉
心並びに関連装置の組立作業を行なう方法 (h) プレストレストコンクリート圧力容器の壁体
をコンクリート打ちする際に、導入体を支持コ
ルセツトに設けた開口に挿入して固持する方法 (i) 導入体を底部に設けた開口に挿入して保持す
る方法 (j) カバーを取外し、ライナの覆いを取付けた
後、壁体の内側に形成された天井内部空間に、
層状に区分して順次コンクリート打ちをなしプ
レストレストコンクリート圧力容器の上壁を形
成する方法。
本発明の上記方法を用いれば、ライナの環状壁
はこれを囲むコルセツト状の支持部、すなわち支
持コルセツトと相互に密着しているのでライナ及
び支持コルセツトは所定の正しい形状を安定に保
つことができる。支持コルセツトは上方に開き、
又ライナの内室と外部とを連通する複数個の開口
が設けられているが、該内室は上部をカバーによ
つて密閉し、上記開口に開閉壁を設ける附属させ
ることにより密封することができる。従つて上記
内室をクリーンコンデイシヨン形成用の空調装置
に結合すれば、内室内部をクリーンコンデイシヨ
ンにすることが可能である。従つてPC圧力容器
のコンクリート打ちが完了する前から原子装備の
構成体を上記開口を通して搬入し、クリーンコン
デイシヨンにした内室内で、外部のコンクリート
打ちと並行して組立作業を行なうことができる。
従つて原子炉の建造に必要な期間を大巾に短縮す
ることができる。
はこれを囲むコルセツト状の支持部、すなわち支
持コルセツトと相互に密着しているのでライナ及
び支持コルセツトは所定の正しい形状を安定に保
つことができる。支持コルセツトは上方に開き、
又ライナの内室と外部とを連通する複数個の開口
が設けられているが、該内室は上部をカバーによ
つて密閉し、上記開口に開閉壁を設ける附属させ
ることにより密封することができる。従つて上記
内室をクリーンコンデイシヨン形成用の空調装置
に結合すれば、内室内部をクリーンコンデイシヨ
ンにすることが可能である。従つてPC圧力容器
のコンクリート打ちが完了する前から原子装備の
構成体を上記開口を通して搬入し、クリーンコン
デイシヨンにした内室内で、外部のコンクリート
打ちと並行して組立作業を行なうことができる。
従つて原子炉の建造に必要な期間を大巾に短縮す
ることができる。
以上は本発明の方法に関する概略の説明である
が、以下実施例に基づいて詳細な説明を行なうこ
ととする。
が、以下実施例に基づいて詳細な説明を行なうこ
ととする。
第1図はPC圧力容器10の組立途中の状態を
示す。基礎12と環状支壁14およぶ開口27を
有する底部16がまず建設される。底部16と環
状支壁14の間に台座18が配設される。PC圧
力容器の底部16の完成の後、開口27と連通す
る穴を有するライナの底部20が上記底部16上
に固着され、支持コルセツト22が内側の型枠と
して用いられるライナ24の環状壁の周囲にコン
クリート打ちされる。このばあい、支持コルセツ
ト22はライナ24によつて強く支持され支持コ
ルセツト22とライナ24は正確な寸法及び形状
を維持する安定な状態となる。支持コルセツト2
2にはライナの周壁にあけられた穴と連通する開
口26,28が設けられ、又支持コルセツト22
の上部は開口39を有するカバー34が取付けら
れる。
示す。基礎12と環状支壁14およぶ開口27を
有する底部16がまず建設される。底部16と環
状支壁14の間に台座18が配設される。PC圧
力容器の底部16の完成の後、開口27と連通す
る穴を有するライナの底部20が上記底部16上
に固着され、支持コルセツト22が内側の型枠と
して用いられるライナ24の環状壁の周囲にコン
クリート打ちされる。このばあい、支持コルセツ
ト22はライナ24によつて強く支持され支持コ
ルセツト22とライナ24は正確な寸法及び形状
を維持する安定な状態となる。支持コルセツト2
2にはライナの周壁にあけられた穴と連通する開
口26,28が設けられ、又支持コルセツト22
の上部は開口39を有するカバー34が取付けら
れる。
開口26,27,28,39の前方すなわち内
室11側には、それぞれ開閉壁(図示せず)が設
けられ、開閉壁が開かれると、内室11は外部に
連通して、外部から炉心装備に必要な構成体を搬
入することができ、閉じたとき、内室11内は外
部に対して密封状態となるので、内室11をクリ
ーンコンデイシヨン形成用の空調装置(図示せ
ず)に連結すれば、内室11内をクリーンコンデ
イシヨンにすることが可能な状態となる。以上の
作業を終つた原子炉の状態は第1図に実線で示さ
れており、一点鎖線で描かれた部分は、それ以後
の作業の部分を示している。このようにして形成
された原子炉は第2図に見る通りである。
室11側には、それぞれ開閉壁(図示せず)が設
けられ、開閉壁が開かれると、内室11は外部に
連通して、外部から炉心装備に必要な構成体を搬
入することができ、閉じたとき、内室11内は外
部に対して密封状態となるので、内室11をクリ
ーンコンデイシヨン形成用の空調装置(図示せ
ず)に連結すれば、内室11内をクリーンコンデ
イシヨンにすることが可能な状態となる。以上の
作業を終つた原子炉の状態は第1図に実線で示さ
れており、一点鎖線で描かれた部分は、それ以後
の作業の部分を示している。このようにして形成
された原子炉は第2図に見る通りである。
第1図の作業が終ると、PC圧力容器10の内
室11の中に開口26,27,28,39を介し
て、炉心装備用の構成体が搬入され、組立作業が
クリーンコンデイシヨンの下で開始されるととも
に、これと並行してPC容器の外周部分を形成す
る壁体42のコンクリート打ちを行なうことがで
きる。
室11の中に開口26,27,28,39を介し
て、炉心装備用の構成体が搬入され、組立作業が
クリーンコンデイシヨンの下で開始されるととも
に、これと並行してPC容器の外周部分を形成す
る壁体42のコンクリート打ちを行なうことがで
きる。
第2図に示された壁体42は、底部16の上
に、かつ支持コルセツト22の外周にコンクリー
ト打ちされる。壁体42はほぼ水平に下から複数
個区画された環板状区域a1,a2…aoに順次コンク
リート打ちをなすことによつて形成される。その
間コンクリート打ちが開口28に相当する高さに
達すると、導入体31が開口28内に挿入され、
導入体31より大きくあけられた開口28との間
の空隙C2にコンクリートが注入され、導入体3
1は支持コルセツト22に固く保持される。導入
体31の外端は壁体42の外に突出し、その先端
にはガス密の蓋が取付けられ、内端はライナ24
の環状壁に溶接される。続いて開口28の位置か
ら上の環板状区域に順次コンクリート打ちが行な
われ、開口26に達すると導入体31と同様の導
入体30が開口26に挿入され、隙間Coにコン
クリート注入が行なわれ、内端はライナ24の環
状壁に溶接される。
に、かつ支持コルセツト22の外周にコンクリー
ト打ちされる。壁体42はほぼ水平に下から複数
個区画された環板状区域a1,a2…aoに順次コンク
リート打ちをなすことによつて形成される。その
間コンクリート打ちが開口28に相当する高さに
達すると、導入体31が開口28内に挿入され、
導入体31より大きくあけられた開口28との間
の空隙C2にコンクリートが注入され、導入体3
1は支持コルセツト22に固く保持される。導入
体31の外端は壁体42の外に突出し、その先端
にはガス密の蓋が取付けられ、内端はライナ24
の環状壁に溶接される。続いて開口28の位置か
ら上の環板状区域に順次コンクリート打ちが行な
われ、開口26に達すると導入体31と同様の導
入体30が開口26に挿入され、隙間Coにコン
クリート注入が行なわれ、内端はライナ24の環
状壁に溶接される。
上述のようにして蓋体42のコンクリート打ち
が終つた後に、支持コルセツト22の上部を閉鎖
するカバー34(第1図)は取外され、ライナ2
4の上端部はライナ蓋38が溶接されることによ
り密封されるとともに、底部16の開口27には
導入体32が挿入され、隙間C1にコンクリート
が注入され、導入体32とライナ24の底部20
との溶接が行なわれる。これらの作業の間には内
室11内の組立作業は中断される。
が終つた後に、支持コルセツト22の上部を閉鎖
するカバー34(第1図)は取外され、ライナ2
4の上端部はライナ蓋38が溶接されることによ
り密封されるとともに、底部16の開口27には
導入体32が挿入され、隙間C1にコンクリート
が注入され、導入体32とライナ24の底部20
との溶接が行なわれる。これらの作業の間には内
室11内の組立作業は中断される。
導入体30,31,32は第2図に示すように
すべてのコンクリート打ちが終了した後も、組立
作業に必要な構成体を内室11内に搬入するのに
用いられる。たとえば導入体30,31を用いる
場合には、上記搬入は外端部に取付けられた蓋を
取外し、関連する開閉壁を開いて行ない、終了す
れば上記蓋及び開閉壁は閉鎖される。
すべてのコンクリート打ちが終了した後も、組立
作業に必要な構成体を内室11内に搬入するのに
用いられる。たとえば導入体30,31を用いる
場合には、上記搬入は外端部に取付けられた蓋を
取外し、関連する開閉壁を開いて行ない、終了す
れば上記蓋及び開閉壁は閉鎖される。
支持コルセツト22は上述の建造工程の間、
PC圧力容器10のコンクリート打ちや、内室内
の組立作業に用いる足場やコンクリート打ちの型
枠の搬送に用いるクレーン36を載置するために
使用される。上記のようにライナ24の上にライ
ナ蓋38を溶接すると、ライナ24の上部は密聞
されライナ蓋38と両壁体42の上部内側に囲ま
れた部分に、天井内部空間40が形成され、この
空間40の中のb1〜boで示す環板状区域に、下か
ら上に向かつて順次コンクリート打ちが施され
る。この環状板区域40内に打込まれたコンクリ
ートは、硬化する前には自分を支える力が無いの
で、通常支持コルセツト22の内側に支持台(図
示せず)を設け、b1〜boの環状板区域のうち適宜
の位置までコンクリート打ちが行なわれ、これで
PC圧力容器のコンクリート打ちは終了する。PC
圧力容器10は内室11内に搬入され、組立てら
れた炉心装備の全重量及び内室11内に附与され
る高圧を支持するとともに、PC圧力容器10内
部の放射線が外部に放出されるのを遮断する作用
をなす。
PC圧力容器10のコンクリート打ちや、内室内
の組立作業に用いる足場やコンクリート打ちの型
枠の搬送に用いるクレーン36を載置するために
使用される。上記のようにライナ24の上にライ
ナ蓋38を溶接すると、ライナ24の上部は密聞
されライナ蓋38と両壁体42の上部内側に囲ま
れた部分に、天井内部空間40が形成され、この
空間40の中のb1〜boで示す環板状区域に、下か
ら上に向かつて順次コンクリート打ちが施され
る。この環状板区域40内に打込まれたコンクリ
ートは、硬化する前には自分を支える力が無いの
で、通常支持コルセツト22の内側に支持台(図
示せず)を設け、b1〜boの環状板区域のうち適宜
の位置までコンクリート打ちが行なわれ、これで
PC圧力容器のコンクリート打ちは終了する。PC
圧力容器10は内室11内に搬入され、組立てら
れた炉心装備の全重量及び内室11内に附与され
る高圧を支持するとともに、PC圧力容器10内
部の放射線が外部に放出されるのを遮断する作用
をなす。
上述のように本発明の方法によれば、圧力容器
の建設と、PC圧力容器内の炉心装備の組立てが、
同時に実施できるので原子炉建造に必要な時間を
大巾に短縮することができる。
の建設と、PC圧力容器内の炉心装備の組立てが、
同時に実施できるので原子炉建造に必要な時間を
大巾に短縮することができる。
第1図はプレストレストコンクリート圧力容器
の環状の壁体の完成前の状態で示す支持コルセツ
トを有する原子炉のプレストレストコンクリート
圧力容器の概略図、第2図は完成したプレストレ
ストコンクリート圧力容器の概略図である。 11……内室、16……圧力容器底部、20…
…ライナの底部、22……支持コルセツト、24
……ライナ、34……カバー、42……壁体。
の環状の壁体の完成前の状態で示す支持コルセツ
トを有する原子炉のプレストレストコンクリート
圧力容器の概略図、第2図は完成したプレストレ
ストコンクリート圧力容器の概略図である。 11……内室、16……圧力容器底部、20…
…ライナの底部、22……支持コルセツト、24
……ライナ、34……カバー、42……壁体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 表面にライナを密着された内室を有し、該内
室内部に原子炉を収容する、プレストレストコン
クリート圧力容器を有する原子炉の建造方法であ
つて、下記(a)乃至(j)の各項に記載する細部の方法
から形成されることを特徴とする上記原子炉の建
造方法。 (a) 支持コルセツト14を介して基礎12の上に
載置された底部16に上記ライナ24の底部2
0を固定する方法 (b) 上記底部16とライナ24の底部20を貫通
する開口27を設ける方法 (c) 上記ライナ24を型枠として使用し、該ライ
ナ24に属する環状壁を内部に密着把持する支
持コルセツト22を形成し、かつ該支持コルセ
ツト22とライナ24を通る開口26,28を
形成する方法 (d) 上記内室11を、支持コルセツト22上に載
置され、中央部に開口39を有するカバー34
によつて閉鎖する方法 (e) 上記開口26,27,28,39に該開口を
開きまた閉じる開閉壁を設け、開閉壁を開いた
ときは、該開口を介して炉心装備の構成体を内
室11内に搬入可能とし、閉じたときは内室1
1を適宜の空調装置を用いてクリーンコンデイ
シヨンとなすことを可能とする方法 (f) プレストレスト圧力容器10を構成する壁体
42を、層状に区分してコンクリート打ちして
得た複数個のコンクリート層の積重により形成
する方法 (g) 炉心装備の上記構成体を、壁体42のコンク
リート打ちが行なわれている際に於ても上記内
室11内に搬入し、クリーンコンデイシヨンに
於て、炉心装備の組立作業を行なう方法 (h) プレストレストコンクリート圧力容器10の
壁体42をコンクリート打ちする際に、導入体
30,31を支持コルセツト22に設けた開口
26,28に挿入して固持する方法 (i) 導入体32を底部に設けた開口27に挿入し
て保持する方法 (j) カバー34を取外し、ライナ蓋38を取付け
た後、壁体42の内側に形成された天井内部空
間40に、層状に区分して順次コンクリート打
ちをなしプレストレストコンクリート圧力容器
10の上壁を形成する方法。 2 上記支持コルセツト22の周壁の厚さaをプ
レストレストコンクリート圧力容器の壁体42の
1/6乃至1/15、好ましくは1/8乃至1/12
に形成し、上記支持コルセツト22に足場、カバ
ー、型枠の荷重を支持させる方法を有すること、 を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方
法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19803012101 DE3012101A1 (de) | 1980-03-28 | 1980-03-28 | Verfahren zur herstellung eines kernreaktors mit einem spannbetondruckbehaelter |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56141593A JPS56141593A (en) | 1981-11-05 |
JPS6331071B2 true JPS6331071B2 (ja) | 1988-06-22 |
Family
ID=6098669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1585081A Granted JPS56141593A (en) | 1980-03-28 | 1981-02-06 | Method of building nuclear reactor having prestressed concrete pressure vessel |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4643872A (ja) |
JP (1) | JPS56141593A (ja) |
DE (1) | DE3012101A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2750368B2 (ja) * | 1989-09-28 | 1998-05-13 | 株式会社日立製作所 | 原子炉格納容器トップスラブの構築方法 |
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