JPS63310167A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Publication number
JPS63310167A
JPS63310167A JP62145242A JP14524287A JPS63310167A JP S63310167 A JPS63310167 A JP S63310167A JP 62145242 A JP62145242 A JP 62145242A JP 14524287 A JP14524287 A JP 14524287A JP S63310167 A JPS63310167 A JP S63310167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
well
quantum mechanical
collector
energy
Prior art date
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Pending
Application number
JP62145242A
Other languages
English (en)
Inventor
Taku Oshima
卓 大嶋
Yasuhiro Shiraki
靖寛 白木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
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Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
Priority to JP62145242A priority Critical patent/JPS63310167A/ja
Publication of JPS63310167A publication Critical patent/JPS63310167A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ホット・エレクトロン・トランジスタの好適
な構成に関する。特に集積回路用に好適な、メモリ素子
、増幅器等に応用して有用である。
〔従来の技術〕
従来の半導体スタティック・メモリは、少なくとも2つ
のトランジスタを結合して正の増幅率を持つ増幅器とし
、それに正帰還をかけて2つの安定状態を作り出してい
た。なお、この種の装置として関連するものには、例え
ば、アイ・イー・ディー・エム・テクニカルダイジェス
ト(1981年)80ページから83ページ(IEDM
しechnical  digest  (1981)
   pp、8 0−8 3)に報告されたものがある
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来、トランジスタを用いてスタティック・メモリ、マ
ルチ・バイブレータ等を構成する場合は、2つ以上のト
ランジスタが必要であり、したがって回路部品の点数が
多く、高集積化しにくいという問題があった。
本発明の目的は、トランジスタ1個だけでもスタティッ
ク・メモリ等を構成することができる半導体装置を提供
することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、単体で正の増幅率を持ったトランジスタを
用いることにより解決される。この正の増幅率を持った
トランジスタは、そのベース層中に量子力学的井戸構造
を有するホット・エレクトロン・トランジスタであって
、その量子力学的井戸中にできるエレクトリック・サブ
バンドの最高位のエネルギーと井戸端のバリアのエネル
ギーとの差がkT/2以内であるような井戸幅にするこ
とによって達成される。尚、kはボルツマン定数。
Tは温度(絶対温度)である。そして、コレクタとベー
ス間にフィード・バックをかける手段を挿入し、且負荷
はコレクターに接続する。前記フィード・バック手段は
抵抗、コンデンサ、ダイオード、トランジスタ等、必要
に応じて用いることが当然可能である。
〔作用〕
本発明のトランジスタにおいては、ベース層に第2図(
a)に示すような量子力学的井戸1が設けられている。
領域4はバリア層である。
尚、図は禁止帯の上端部のみを示している。
この井戸中の電子に許されるエネルギーは、井戸に固有
のエネルギー準位2となる。このうち最大のエネルギー
準位3が井戸端のバリア4のエネルギーに一致している
場合、バリア4に注入された電子5は井戸中の最大のエ
ネルギー準位を介して井戸を透過する確率が増大すると
いう一種の共鳴条件があることを見いだした。一方、ベ
ース層に外部より電圧を加え、前記井戸を第2図(b)
に示すようなポテンシアルの形状にしたところ、最大の
エネルギー準位と、井戸端のバリアのエネルギーとは一
致しなくなり、共鳴条件からはずれたために、電子が井
戸を透過する確率が下がることも見いだした。
従来のホット・エレクトロン・トランジスタは、第3図
中の曲線10に示すようにペースエミッタ電圧■r38
を大きくして行うと、ホット・エレクトロンの注入量が
増大し、コレクタ電流ICが単調に増加して行った。こ
れに対し、井戸幅を上記の条件に設定することによって
電圧領域12においてベース層中の電子の透過率が増大
し、曲線11に示す特性となった。このうち領域13は
、共鳴条件からはずれる境界にあり、ベース・エミッタ
電圧v11Eが大きくなると、コレクタ電流が減少する
領域である。すなわち、この領域13は正の増幅率を持
つことになる。このため、従来2つのトランジスタを組
み合わせて得ていた正の増幅率がm体で得られることに
なる。
〔実施例〕
以下、実施例を用いて本発明の効果を示す。
第1図(a)は、本発明の実施例の半導体装置の断面図
である。n形G a A s基板3o上に、to−8P
a以上の真空中で分子線エピタキシー法を用いて、A 
Qo、3 G ao、 7 A S (7)バ+J7r
24を100人、n形G a A sのベース層25を
47人t AQo、3Gao、7Asのバリア層26を
100人、n十形GaAs (10iac+*−3)の
コレクタ層27を50人、n−形GaAs (101g
C11−3)のオーミック層29を50人の順に形成し
た。この例では、ベース層25とバリア層24と26と
で量子力学的井戸構造を構成しており、バリア層のA 
Q□、 3 G ao、 7 A sに対シテヘース層
ノ厚すを47λとすることで、エレクトリック・サブバ
ンドの最高位のエネルギーと量子力学的井戸端のバリア
のエネルギーとの差をkT/2以内とすることができる
。その後エツチングを行ない、第1図(a)のような階
段状にした。その中段の一部に不純物のイオン打ち込み
を行ない、アニールすることにより、n形抵抗層20を
形成した。そして各段にA u / G e / N 
i合金を用いて、オーミック電極21,22,23を形
成した。G a A s −AI2GaAs系で本発明
を実施する場合、上述の実施例を示した構成が望ましい
。更に井戸幅は15人、94人においても有用である。
即ち、上記量子力学的井戸構造の井戸の部分はG a 
A sであってその井戸幅が15人、47人あるいは9
4人であリ、一方量子力学的井戸端のバリアは An xaa 1− xAs (x=o、3)ものであ
る。
次いで、この装置の等価回路を第1図(b)に示す。図
中のトランジスタQは第3図に示すような特性を有し、
正の増幅率を持っている。負荷抵抗RLはn  GaA
sの負荷抵抗層28の抵抗であり、また帰還抵抗R1は
n形紙抗層20の抵抗で ゛ある。ベース−エミッタ抵
抗R2は、バリア層24を越えてきたホ)トエレクトロ
ンがベース層25中にとりこまれることによって生まれ
るリーク電流を与えるものである。
次に、第4図を用いてこの装置の動作を簡単に説明する
。トランジスタQ単体のコレクタ電流I、とペースエミ
ッタ間電圧vBgとの関係は曲線41で示される。一方
、電源電圧Vとエミッタとの間の電圧が一定の場合には
、抵抗RL、R,。
R2のネットワークを考えることにより同様に10とv
[]。の関係が決まり、これが曲線42である。これが
直線にならないのは、各抵抗が必ずしも線形ではないた
めである0本装置の動作は、この2つの曲線の交点at
btc上で行なわれる。
このうちb点は電圧、電流のゆらぎ等に対して復元力が
働かず、安定点ではない。したがって、本実施例の装置
においては、直流的にa、c2つの安定点が存在する。
このため本装置は、スタティックメモリあるいはコンパ
レータとして用いることができる。
応用例1゜ 第5図(a)に、本装置をスタティックメモリに用いた
場合の結線図を示す。以下第5図(b)〜(d)を用い
て、時間軸に沿って動作を説明する。
初めの状態を第4図のa点とすると、出方電圧voは低
電圧側にある。時刻t1に書き込み線52からコンデン
サ55を介して、正でかつ第4  ′図に示すvl)よ
り大きなパルスをベースにスカすルト(第5図(b))
、vBRはv。を超えテv0に移ったままとなり、出力
■。は高電圧側に移る(第5図(d))。この結果、メ
モリに情報が書き込まれたことになる0次に時刻t2の
ときに消去線51に電圧vc0からOvに落ちるパルス
を与えると(第5図(c))、Vggは0にもどり、第
4図において点Cから安定点aに落ちつき、出力voは
再び低電圧側にもどる(第5図(d))。
この結果、メモリにたくわえられていた情報が消去され
たことになる。
応用例2゜ 第6図(a)に、本装置をコンパレータに用いた場合の
結線図を示す。このコンパレータは1本装置では、vF
IEがVbを境にして安定点が異なる点に着目したもの
である。すなわち、VB。がvk、よりも少しでも高く
なると安定点Cに落ちつき、逆にv88がvklよりも
少しでも低くなると安定点aに落ちつくことを利用した
ものである。
第6図(a)に示すように本装置のベースに第6図(b
)(7)Viを入力すると、voはV t <vk、の
とき低電圧に、Vt>Vbのとき高電圧にスイッチング
する。これは基準電圧vbのコンパレータである。この
ため本装置は、波形整形回路、AD変換器等にも応用で
きる。
以上の実施例によれば、トランジスタ、抵抗等が膜の深
さ方向に形成されているために、平面的には第1図(a
)に見られるように3つの電極21.22.23を形成
するだけの面積しか必要とせず、非常に小さなセルとす
ることができる。
この結果、回路の集積がさらに容易になるという効果を
奏する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、少なくとも1つのホット・エレクトロ
ン・トランジスタで、スタティックメモリ、コンパレー
タ等の回路が構成できるため、小型、高集積化可能であ
り、かつ本装置の動作が微少なトンネル電流とホットエ
レクトロンによるものであるために、本質的に高速、低
消費電力の集積回路が得られるという効果がある。さら
に、本装置形成のプロセ゛スは、基本的には、各層の積
み重ね、エツチングによる電極出し、不純物イオン打ち
込み、金属電極配線の4段階であり、H便に形成できる
という効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の実施例の断面図、第1図(b)
は等価回路図である。第2図は、量子力学的井戸による
電子の透過率変化の概念を説明する図であって、第3図
はホット・エレクトロン・トランジスタの動作曲線を示
す図、第4図は本発明の一応用例の動作を説明する図で
ある。第5図(a)は一応用例の回路図及び第5図(b
)、(C)。 (d)は動作を説明する図である。第6図(a)は本発
明の他の応用例の回路図、及び第6図(b)は動作を説
明する図である。 1・・・量子力学的井戸、2・・・エレクトリック・サ
ブバンド、3・・・最大のエレクトリック・サブバンド
、4・・・バリア、5・・・電子、10・・・従来の曲
線、11・・・共鳴効果による曲線、12・・・共鳴領
域。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、その内部に量子力学的井戸構造を有するベース領域
    、エミッタ領域およびコレクタ領域を少なくとも有する
    ホット・エレクトロン・トランジスタであって、前記量
    子力学的井戸構造の井戸幅が、該量子力学的井戸内に構
    成されるエレクトリック・サブバンドの最高位のエネル
    ギーと該量子力学的井戸端のバリアのエネルギーとの差
    がkT/2以内(但し、kはボルツマン定数、Tは絶対
    温度)にある如く設け、且前記コレクターに負荷を接続
    し、前記コレクターと前記ベース間にフィード・バック
    手段を有して成ることを特徴とする半導体装置。 2、前記フィード・バック手段は抵抗、コンデンサ、ダ
    イオード、トランジスタの少なくとも一者で構成される
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の半導体装
    置。
JP62145242A 1987-06-12 1987-06-12 半導体装置 Pending JPS63310167A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5729978A (en) * 1994-08-23 1998-03-24 Mercedes-Benz Ag Supercharged internal combustion engine with capability for mechanical step-up drive of an exhaust gas turbocharger

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57208171A (en) * 1981-06-12 1982-12-21 Ibm Transistor
JPS583277A (ja) * 1981-06-30 1983-01-10 インタ−ナシヨナル・ビジネス・マシ−ンズ・コ−ポレ−シヨン 半導体共鳴トンネル3極装置
JPS589371A (ja) * 1981-06-26 1983-01-19 トムソン−セ−・エス・エフ トランジスタ

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