JPH08123565A - 温度に対して安定な電流源 - Google Patents

温度に対して安定な電流源

Info

Publication number
JPH08123565A
JPH08123565A JP7170389A JP17038995A JPH08123565A JP H08123565 A JPH08123565 A JP H08123565A JP 7170389 A JP7170389 A JP 7170389A JP 17038995 A JP17038995 A JP 17038995A JP H08123565 A JPH08123565 A JP H08123565A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
current
transistors
gate
current source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7170389A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2684600B2 (ja
Inventor
Joaquin Lopez
ロペ ジョアキン
Jean-Michel Coquin
コキン ジャン−ミシェル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SGS THOMSON MICROELECTRONICS
STMicroelectronics SA
Original Assignee
SGS THOMSON MICROELECTRONICS
SGS Thomson Microelectronics SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SGS THOMSON MICROELECTRONICS, SGS Thomson Microelectronics SA filed Critical SGS THOMSON MICROELECTRONICS
Publication of JPH08123565A publication Critical patent/JPH08123565A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2684600B2 publication Critical patent/JP2684600B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F3/00Non-retroactive systems for regulating electric variables by using an uncontrolled element, or an uncontrolled combination of elements, such element or such combination having self-regulating properties
    • G05F3/02Regulating voltage or current
    • G05F3/08Regulating voltage or current wherein the variable is dc
    • G05F3/10Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics
    • G05F3/16Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices
    • G05F3/20Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations
    • G05F3/30Regulators using the difference between the base-emitter voltages of two bipolar transistors operating at different current densities
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F3/00Non-retroactive systems for regulating electric variables by using an uncontrolled element, or an uncontrolled combination of elements, such element or such combination having self-regulating properties
    • G05F3/02Regulating voltage or current
    • G05F3/08Regulating voltage or current wherein the variable is dc
    • G05F3/10Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics
    • G05F3/16Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices
    • G05F3/20Regulating voltage or current wherein the variable is dc using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations
    • G05F3/26Current mirrors
    • G05F3/262Current mirrors using field-effect transistors only
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S323/00Electricity: power supply or regulation systems
    • Y10S323/907Temperature compensation of semiconductor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 MOS技術を用いた電流源は、トランジスタ
のキャリア移動度と閾値とから回路の電流は温度によっ
て大きく変化するので回路を複雑化し、その電力消費を
増加させるので、簡単かつ効果的な解決方法を提案す
る。 【構成】 電流に、温度の影響を受けにくい性質を持た
せるために、電流ミラーによって給電される第1のMO
Sトランジスタと第2のMOSトランジスタが、そのソ
ースをグランドに接続されており、第1のトランジスタ
のドレインとゲートが抵抗を介して第2のトランジスタ
のゲートに接続されている。トランジスタの寸法比の商
は電流ミラーの係数に等しく、第2のトランジスタの閾
値が第1のトランジスタの閾値よりも高くなるように、
それぞれのトランジスタはドープされている。特に、E
EPROMセルをプログラミングするためのランプ信号
発生器に適用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電流源を構成するよう
に絶縁ゲート電界効果トランジスタを用いる電子回路の
分野に関するものである。このような回路は、いわゆる
MOS技術を用いており、一般に、集積回路の形態をと
るか、または集積回路の一部となる。より特定するなら
ば、本発明は、温度変化に対してある程度の免疫性を示
すように構成されたこの種の電流源に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電流源は、電子工学において多
くの用途に使用される。それらは、特に、較正したラン
プ信号発生器を作製するために使用される。そのために
は、電流源は、コンデンサに充電し、このコンデンサの
電圧がランプ信号を与える。ランプ信号発生器は、例え
ば、EEPROMを構成するメモリセルのプログラムま
たは消去を実行するために使用される。
【0003】電流源を構成するMOS技術を用いた周知
の回路は、それぞれpチャネルMOS(PMOS)トラ
ンジスタとnチャネルMOS(NMOS)トランジスタ
を用いた2つの電流ミラーを使用するというものであ
り、それらNMOSトランジスタは異なる閾値を有する
(図1参照)。この回路のアームを流れる電流は、ほ
ぼ、NMOSトランジスタのキャリア移動度(carrier m
obility)とそれらの閾値の差の二乗とにそれぞれほぼ比
例することが示される。その結果、電流は温度に大きく
左右されることになる。なぜならば、キャリア移動度と
閾値の差の二乗とは、温度によって非常に大きく変化す
るからである。電子回路の温度に対する安定化の問題
は、一般的にいうならば、それ自体周知であり、通常
は、回路をより複雑なものにして、その電力消費を増加
させる結果となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、電流源の場合の上記問題に対する簡単かつ効果的な
解決方法を提案することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、所
定の比で第2の電流に比例する第1の電流を与えるよう
に構成された電流ミラーと、第1の絶縁ゲート電界効果
トランジスタおよび第2の絶縁ゲート電界効果トランジ
スタとを有し、上記第1及び第2のトランジスタのソー
スが第1の電位に接続されており、第1のトランジスタ
のドレインとゲートが抵抗を介して第2のトランジスタ
のゲートに接続されており、上記第2の電流が上記第2
のトランジスタのチャネルに直接流れ、上記第1の電流
が上記抵抗を介して上記第1のトランジスタのチャネル
に流れ、上記第2のトランジスタの導通閾値が上記第1
のトランジスタの導通閾値よりも高くなるように、上記
第1および第2のトランジスタがドープされており、ト
ランジスタの寸法比を、そのゲートの幅とゲートの長さ
との比と定義するとき、第1のトランジスタの寸法比が
上記所定の比で第2のトランジスタの寸法比に比例する
ように、上記第1および第2のトランジスタの寸法が決
定されていることを特徴とする電流源を提案する。
【0006】
【作用】かかる構成により、抵抗の両端間に、第1のト
ランジスタと第2のトランジスタの閾値の差に等しい電
位差を生じるという効果が生じる。従って、電流はこの
差に比例して、もはやその二乗には比例しない。さら
に、閾値の差はほとんど温度差に依存しない。その結
果、電流もまた温度変化にほとんど依存しない。さら
に、計算の結果、閾値の差が絶対温度にほぼ比例するこ
とが示されている。さらに、低濃度のドーピングの拡散
によって作製された抵抗の抵抗もまた絶対温度に比例す
ることが知られている。従って、集積回路の形態をとる
具体例において特に有利である本発明のもう一つの特徴
によれば、抵抗は、抵抗の値が温度の関数として直線的
に変化するのに十分な低濃度のドーピングによって集積
回路の基板に不純物を拡散または注入して作製される。
【0007】しかしながら、低濃度のドーピングによる
拡散抵抗を選択しても、非常に高い値を有する小型の抵
抗を得ることはできない。これは、内部に流れる電流が
必要な程度まで低くなり得ないことを意味している。従
って、この制約を補うために、第1の電流と第2の電流
の比を1より大きく設定するのが有利である。
【0008】本発明の1つの具体例によれば、上記第1
と第2のトランジスタがnチャネルMOSトランジスタ
で、上記電流ミラーが第3および第4のpチャネルMO
Sトランジスタによって形成されており、この第3およ
び第4のpチャネルMOSトランジスタのゲートは互い
に接続されていて、それらのソースは上記第1の電位よ
りも高い第2の電位に接続されており、上記第3のトラ
ンジスタはダイオードの形に接続されており、上記第3
および第4のトランジスタはそれぞれ上記第1の電流と
第2の電流を上記所定の比で与えるように構成されてい
る。
【0009】本発明の別の特徴によれば、上記第3のト
ランジスタの寸法比は、上記所定の比で第4のトランジ
スタの寸法比に比例するように選択される。上記回路
に、電源電圧の変動に対するある程度の許容範囲を与え
るために、本発明ではさらに、上記電流ミラーが、上記
抵抗の抵抗値に比べてかなりのダイナミック抵抗を示す
構成要素を有し、上記構成要素が第3のトランジスタの
ドレインと第2のトランジスタのゲートとの間に接続さ
れている。
【0010】特に有利な具体例によれば、上記構成要素
は、ドレインが上記第3のトランジスタのドレインに接
続され、ソースが第2のトランジスタのゲートに接続さ
れ、ゲートが第2のトランジスタのドレインに接続され
た第5のnチャネルMOSトランジスタである。電源電
圧の変動を吸収する機能の他に、上記のように接続され
た第5のトランジスタは、電源電圧に関係なく第2のト
ランジスタの飽和状態を確保するという有利な特性を有
する。以下、図面を参照して行う説明によって、本発明
のその他の特徴、具体例および利点が明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1は周知の電流源の回路を示す。この電流
源は、2つのpチャネルMOSトランジスタPM0およ
びPM1で形成される電流ミラー1を具備しており、そ
れら。pMOSトランジスタPM0およびPM1はそれ
ぞれ、nチャネルMOSトランジスタであるNM0とN
M1に電流J0 およびJ1 を与え、nMOSトランジス
タNM0とNM1のソースは共通の電位Vssに接続され
ており、この電位Vssは例えば回路のグランドでもよ
く、nMOSトランジスタNM0とNM1のゲートは互
いに接続されている。nMOSトランジスタの内の一方
のトランジスタNM1はダイオードの形に接続されてお
り、且つ、第2のトランジスタNM0よりも高い閾値を
有するようにドープされている。トランジスタNM0
は、例えばネイティブなトランジスタ、つまりチャンネ
ルが基板と同じくp型ドープされた閾値約0.2 Vのトラ
ンジスタであって、一方トランジスタNM1は、閾値が
約0.8 Vとなるように基板にボロン注入することによっ
てエンハンスメントされている。負荷Zに一定の電流を
供給するために、ソースが電位Vssに接続されてゲート
がトランジスタNM1のドレインに接続された第4のト
ランジスタNM2によって第2の電流ミラーを形成する
ことができる。負荷Zは、トランジスタNM2とVssよ
りも高い電位Vddとの間に配置される。
【0012】回路のトランジスタは全て飽和モードで動
作するようにバイアスされている。トランジスタPM0
とPM1の寸法比が、それぞれこれらのトランジスタを
流れる電流J0 とJ1 の比β=J0 /J1 を決定する。
同様に、第2の電流ミラーのトランジスタNM1とNM
2の寸法比がJ1 /J2 の比を決定する(ここでJ2
負荷Z内を流れる電流である)。初期の近似として: J1 =k(VT1−VT02 と示すことができ、ここで、VT0およびVT1はそれぞれ
トランジスタNM0とNM1の閾値であって、kが回路
のトランジスタのキャリア移動度の値に依存する係数で
ある。これらのキャリア移動度の値および(VT1
T02 の項は、温度に大きく依存し、それより生じる
電流もまた大きく左右される。
【0013】図2は本発明の電流源の回路図である。こ
の電源は、I0 =βI1 という関係に従って電流I0
1 を与える(比の値がβである)電流ミラーを有す
る。電流I1 はnチャネルMOSトランジスタN1のド
レインdに給電し、このトランジスタN1のソースは電
位Vssに接続されている。電流I0 は抵抗Rを介しても
う1つのnチャネルMOSトランジスタN0のドレイン
aに給電する。トランジスタN0はダイオードの形に接
続されており、従って、そのゲートはそのドレインaに
接続されている。トランジスタN1のゲートは、電流ミ
ラー1と抵抗Rとの接続点bに接続されている。図1の
回路の場合と同様に、もう1つのnチャネルMOSトラ
ンジスタN3に負荷Zが接続されており、このトランジ
スタN3のゲートは、トランジスタN0のドレインaに
接続されて電流ミラーを構成している。
【0014】トランジスタN0とN1は、トランジスタ
N1の閾値VT1がトランジスタN0の閾値VT0よりも大
きくなるように、差を持たせるようにドープされてい
る。トランジスタN0は、例えば、ネイティブトランジ
スタであって、トランジスタN1はチャンネルに追加の
P型ドーピングを行うことによってエンハンスメントさ
れている。トランジスタN1が飽和モードでバイアスさ
れていると仮定すれば、初期の近似として: I0 =k0 (W0 /L0 )(Va−VT021 =k1 (W1 /L1 )(Vb−VT12 と表記することができ、ここで、k1 およびk2 は、電
子の移動度と、ゲートの単位面積あたりの容量とに依存
し、W0 /L0 とW1 /L1 はトランジスタN0とN1
のゲートの寸法比(幅と長さとの比)であり、VaとV
bはトランジスタN0とN1のゲート電位である。
【0015】k1 とk2 は事実上ドーピングとは無関係
であるので、k1 =k2 が得られる。さらに、I0 =β
1 であるので、トランジスタN0とN1の寸法が、 W0 /L0 =β(W1 /L1 ) となるように決定されるならば、そこから Vb−Va=VT1−VT0=R・I0 が導かれる。
【0016】つまり、抵抗Rの両端間の電圧は、トラン
ジスタN1とN0の閾値VT1とVT0の差に等しい。従っ
て、電流I0 はこの差と抵抗Rの値に依存するが、キャ
リア移動度にはもはや依存しない。温度変化に対する電
流の依存度を評価するためには、ある特定の場合におけ
る閾値VT1とVT0およびそれらの差を計算することが必
要である。NMOSトランジスタの閾値VT は以下の
式: VT =(2KT/a)ln(N/Ni)+[4εNKT
・ln(N/Ni]1/2 (1/Cox) によって与えられる。ここで: K=プランク定数 T=絶対温度 q=電子の電荷 ln=自然対数 Ni=真性半導体のキャリア数 N=基板のキャリア数 ε=シリコンの誘電率 Cox=単位面積あたりのゲート容量である。
【0017】トランジスタN1についてはN=Neで、
トランジスタN0についてはN=Nnatであれば、そ
こから VT1−VT0=AT+BT11/2 が導かれ、ここで: A=(2K/q)ln(Ne/Nnat) B=(4εK)1/2 [[Ne・ln(Ne/Ni)]
1/2 −[Nnat・ln(Nnat/Ni)]1/2
(1/Cox) である。
【0018】標準的な技術を用いればそれぞれの値は以
下のようになり: Ne=1023/m3 Nnat=1021/m3 Ni=1.45・1016/m3 Cox= 2.7・10-3F/m2 従って、以下のような値が得られる。 A=1.58・10-3V/K B= 2.8・10-17 V/(K)1/2T1−VT0は、事実上、絶対温度Tに比例して、その変
化にはほとんど影響されないことがわかる。
【0019】抵抗Rはポリシリコン製であってもよく、
従って温度と製造方法のパラメータの変化にほとんど依
存しないという特性を有する。しかしながら、これはか
なりの面積を必要とするという欠点を有する。もう1つ
の方法は、p型基板にn型の不純物を拡散または注入す
ることによって得られる拡散抵抗を使用するというもの
である。低濃度のドーピングの場合、所定の温度範囲に
おいて、拡散抵抗の値は以下の関係式によって与えられ
る。 R=(lK/SqN・Dn)T ここで、l=抵抗の長さ S=抵抗の断面積 N=ドーピング量 Dn=拡散係数である。 従って、抵抗Rの値は、事実上、絶対温度Tに比例する
ことがわかる。その端子間に現れる電圧自体が絶対温度
に比例するために、電流I0 は事実上温度に依存しな
い。
【0020】当然、この結果は、トランジスタN1が飽
和モードで動作するという条件で、かつトランジスタN
0が導通状態であるならば、有効である。これは、電源
電位Vddがこれらのトランジスタの閾値に対して十分に
高く、電流ミラー1のスタティックインピーダンスがあ
まり高くない場合は常にあてはまる。図3の回路は、電
流ミラー1について考えられる特に単純な具体例を示し
た詳細図である。電流ミラー1は2つのpチャネルMO
SトランジスタP0、P1で形成されており、これらト
ランジスタP0とP1のゲートは互いに接続されて、ソ
ースは、電位Vssよりも高い電源電位Vddに接続されて
いる。トランジスタP0は、そのドレインcとそのゲー
トとが接続されて、ダイオードの形に接続されている。
【0021】これらのトランジスタ内を流れる電流の比
0 /I1 は、それらの寸法比の商によって決定され
る。従って、以下のように β=(W’0 /L’0 )/(W’1 /L’1 ) となり、ここで:W’0 とW’1 はそれぞれトランジス
タP0とP1の実効ゲート幅であって、L’0 とL’1
はそれらの実効ゲート長である。βがトランジスタに印
加される電圧に依存しないようにするためには、ゲート
端の空乏領域が、ゲート長に対して無視できる程度のも
のであるのが望ましい。この条件は、ゲート長を約4μ
m以上とすることによって満たされる。
【0022】この結果は当然、電源電圧Vddが、トラン
ジスタP1が飽和モードで動作し、トランジスタP0の
端子における電圧が絶対値でその閾値電圧よりも大きく
なるために十分な電圧であるという条件においてのみ得
られるものである。回路が電源電圧の変化の影響を受け
にくくするために、第3のnチャネルMOSトランジス
タN2が備えられており、このトランジスタN2のドレ
インはトランジスタP0のドレインcに接続されて、そ
のソースはトランジスタN1のゲートに接続され、その
ゲートはトランジスタN1のドレインに接続されてい
る。従ってそのように配置されたトランジスタN2は、
トランジスタN1を飽和モードで動作させるという効果
を有する。さらに、電源電位Vddがトランジスタのドレ
イン−ソース電流路の電圧降下に比べて十分に高いなら
ば、トランジスタN2とN1は飽和モードでバイアスさ
れる。その場合、飽和モードにあるトランジスタN2
が、かなりのダイナミックインピーダンスを有し、この
ダイナミックインピーダンスは電源電圧の変動を吸収す
る効果を有する。従って、回路は温度と電源電圧の両方
に対して安定である。
【0023】トランジスタN2に低濃度でドープされた
トランジスタ、例えばネイティブトランジスタを使用し
て、そのトランジスタの閾値電圧を低くし、飽和モード
でそれをバイアスすることを容易にするのが有利であ
る。実際には、全てのトランジスタの飽和の条件は、電
源電圧が、回路の各アームを構成するトランジスタの閾
値電圧の合計よりも大きくなければならないということ
である。さらに、トランジスタP0、P1およびN2
は、低い電源電圧値で効果的な動作を可能にするため
に、スタティックインピーダンスができるだけ低くなる
ような寸法とするのが好ましい。
【0024】回路のパラメータの正確な設定は当然、所
望の用途によって決まる。しかしながら、小型で低濃度
のドーピングを受けた拡散抵抗を選択しても、電流I0
を非常に低くすることはできない(例えばVT1=0.8 ボ
ルトでVT0=0.2 ボルトの場合R=20kΩに対して30μ
Aの電流)ことに注意されたい。従って、βは、回路の
右側のアームの電力消費を抑えるために、1より大きく
(例えば10)するのが適切である。本発明は上記の特定
の具体例に限定されるものではない。当業者には各種の
変形が可能である。つまり、図4に示すように、トラン
ジスタP0の代わりにダイオードの形にトランジスタP
1を接続することが可能である。同様に図3の回路を、
図5に示すような双対回路(dual assembly) に変換する
ことができる。さらにトランジスタN2は、ダイナミッ
クインピーダンスの高い別のタイプの構成要素で置き換
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の技術による電流源を示す回路図。
【図2】 本発明による電流源を示す回路図。
【図3】 本発明の好ましい具体例を示す回路図。
【図4】 図3の変形例を示す回路図。
【図5】 図3に示した例の逆極性の回路を示す回路
図。
【符号の説明】
1 電流ミラー PM0、PM1、P0、P1 pチャネルMOSトラン
ジスタ NM0、NM1、NM2、N0、N1、N2、N3nチ
ャネルMOSトランジスタ Z 負荷 J0 、J1 、J2 、I0 、I1 電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン−ミシェル コキン フランス国 13010 マルセイユ アヴニ ュ ドゥ ラ ティモン 58ビス バティ マン セー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の比で第2の電流に比例する第1の
    電流を与えるように構成された電流ミラーと、第1の絶
    縁ゲート電界効果トランジスタおよび第2の絶縁ゲート
    電界効果トランジスタとを有し、上記第1及び第2のト
    ランジスタのソースが第1の電位に接続されており、第
    1のトランジスタのドレインとゲートが抵抗を介して第
    2のトランジスタのゲートに接続されており、 上記第2の電流が上記第2のトランジスタのチャネルに
    直接流れ、 上記第1の電流が上記抵抗を介して上記第1のトランジ
    スタのチャネルに流れ、 上記第2のトランジスタの導通閾値が上記第1のトラン
    ジスタの導通閾値よりも高くなるように、上記第1およ
    び第2のトランジスタがドープされており、 トランジスタの寸法比を、そのゲートの幅とゲートの長
    さとの比と定義するとき、第1のトランジスタの寸法比
    が上記所定の比で第2のトランジスタの寸法比に比例す
    るように、上記第1および第2のトランジスタの寸法が
    決定されていることを特徴とする電流源。
  2. 【請求項2】 上記抵抗の値が温度の関数として直線的
    に変化するのに十分な低濃度のドーピングによって集積
    回路の基板に不純物を拡散または注入することによっ
    て、上記抵抗が作成されていることを特徴とする、集積
    回路の一部を構成している請求項1に記載の電流源。
  3. 【請求項3】 上記比が1より大きいことを特徴とする
    請求項2に記載の電流源。
  4. 【請求項4】 上記第1と第2のトランジスタがnチャ
    ネルMOSトランジスタで、上記電流ミラーが第3およ
    び第4のpチャネルMOSトランジスタによって形成さ
    れており、この第3および第4のpチャネルMOSトラ
    ンジスタのゲートが互いに接続されていて、それらのソ
    ースが上記第1の電位よりも高い第2の電位に接続され
    ており、上記第3のトランジスタがダイオードの形に接
    続されており、上記第3および第4のトランジスタがそ
    れぞれ上記第1の電流と第2の電流を上記所定の比で与
    えるように構成されていることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか一項に記載の電流源。
  5. 【請求項5】 上記第3のトランジスタの寸法比が、上
    記所定の比で第4のトランジスタの寸法比に比例するこ
    とを特徴とする請求項5に記載の電流源。
  6. 【請求項6】 上記電流ミラーが、上記抵抗の抵抗値に
    比べてかなりのダイナミック抵抗を示す構成要素を有
    し、上記構成要素が第3のトランジスタのドレインと第
    2のトランジスタのゲートとの間に接続されていること
    を特徴とする請求項4または5のいずれか一項に記載の
    電流源。
  7. 【請求項7】 上記構成要素が、第5のnチャネルMO
    Sトランジスタであり、上記第5のトランジスタのドレ
    インは、上記第3のトランジスタのドレインに接続され
    ており、上記第5のトランジスタのソースは、上記第2
    のトランジスタのゲートに接続されており、上記第5の
    トランジスタのゲートは、上記第2のトランジスタのド
    レインに接続されていることを特徴とする請求項6に記
    載の電流源。
  8. 【請求項8】 上記第5のトランジスタが、第2のトラ
    ンジスタよりも低い閾値を有するように構成されている
    ことを特徴とする請求項7に記載の電流源。
  9. 【請求項9】 上記第3および第4のトランジスタのゲ
    ート長がそれぞれ、少なくとも4μmであることを特徴
    とする請求項4〜8のいずれか一項に記載の電流源。
JP7170389A 1994-06-13 1995-06-13 温度に対して安定な電流源 Expired - Fee Related JP2684600B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9407407 1994-06-13
FR9407407A FR2721119B1 (fr) 1994-06-13 1994-06-13 Source de courant stable en température.

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08123565A true JPH08123565A (ja) 1996-05-17
JP2684600B2 JP2684600B2 (ja) 1997-12-03

Family

ID=9464311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7170389A Expired - Fee Related JP2684600B2 (ja) 1994-06-13 1995-06-13 温度に対して安定な電流源

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5644216A (ja)
EP (1) EP0687967B1 (ja)
JP (1) JP2684600B2 (ja)
DE (1) DE69501980T2 (ja)
FR (1) FR2721119B1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2744303B1 (fr) * 1996-01-31 1998-03-27 Sgs Thomson Microelectronics Dispositif pour neutraliser un circuit electronique lors de sa mise sous tension ou sa mise hors tension
FR2744263B3 (fr) * 1996-01-31 1998-03-27 Sgs Thomson Microelectronics Dispositif de reference de courant en circuit integre
FR2744262B1 (fr) * 1996-01-31 1998-02-27 Sgs Thomson Microelectronics Dispositif de reference de courant en circuit integre
US5781188A (en) * 1996-06-27 1998-07-14 Softimage Indicating activeness of clips and applying effects to clips and tracks in a timeline of a multimedia work
US5977813A (en) * 1997-10-03 1999-11-02 International Business Machines Corporation Temperature monitor/compensation circuit for integrated circuits
US7211843B2 (en) * 2002-04-04 2007-05-01 Broadcom Corporation System and method for programming a memory cell
GB0211564D0 (en) * 2002-05-21 2002-06-26 Tournaz Technology Ltd Reference circuit
FR2891653A1 (fr) * 2005-10-05 2007-04-06 St Microelectronics Sa Procede d'ecriture par bloc dans une memoire
US7821331B2 (en) * 2006-10-23 2010-10-26 Cypress Semiconductor Corporation Reduction of temperature dependence of a reference voltage
US8085029B2 (en) 2007-03-30 2011-12-27 Linear Technology Corporation Bandgap voltage and current reference
CN102681592A (zh) * 2012-05-22 2012-09-19 华为技术有限公司 电压基准电路

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5249139B2 (ja) * 1974-09-04 1977-12-15
US4300091A (en) * 1980-07-11 1981-11-10 Rca Corporation Current regulating circuitry
FR2494519A1 (fr) * 1980-11-14 1982-05-21 Efcis Generateur de courant integre en technologie cmos
GB2186453A (en) * 1986-02-07 1987-08-12 Plessey Co Plc Reference circuit
NL9001018A (nl) * 1990-04-27 1991-11-18 Philips Nv Referentiegenerator.
JPH04111008A (ja) * 1990-08-30 1992-04-13 Oki Electric Ind Co Ltd 定電流源回路
NL9002392A (nl) * 1990-11-02 1992-06-01 Philips Nv Bandgap-referentie-schakeling.
CA2066929C (en) * 1991-08-09 1996-10-01 Katsuji Kimura Temperature sensor circuit and constant-current circuit

Also Published As

Publication number Publication date
FR2721119B1 (fr) 1996-07-19
JP2684600B2 (ja) 1997-12-03
DE69501980T2 (de) 1998-08-06
EP0687967B1 (fr) 1998-04-08
DE69501980D1 (de) 1998-05-14
EP0687967A1 (fr) 1995-12-20
FR2721119A1 (fr) 1995-12-15
US5644216A (en) 1997-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2615009B2 (ja) 電界効果トランジスタ電流源
US5859560A (en) Temperature compensated bias generator
US6437550B2 (en) Voltage generating circuit and reference voltage source circuit employing field effect transistors
US8358119B2 (en) Current reference circuit utilizing a current replication circuit
US6876251B2 (en) Reference voltage source circuit operating with low voltage
US7064601B2 (en) Reference voltage generating circuit using active resistance device
US6351111B1 (en) Circuits and methods for providing a current reference with a controlled temperature coefficient using a series composite resistor
US7511566B2 (en) Semiconductor circuit with positive temperature dependence resistor
JPS63174115A (ja) 中間電位生成回路
JPH06224648A (ja) Cmosトランジスタ回路を使用する基準電圧発生回路
US6188270B1 (en) Low-voltage reference circuit
US4830976A (en) Integrated circuit resistor
KR20120005063A (ko) 온도 독립형 기준 회로
GB2250358A (en) Reference voltage generator and regulator for semiconductor memory
JP3197535B2 (ja) 基準電圧発生回路
JP2684600B2 (ja) 温度に対して安定な電流源
CN113110691B (zh) 电压参考电路以及提供参考电压的方法
US5635869A (en) Current reference circuit
JP3517343B2 (ja) 自己補正型定電流回路
JP4084872B2 (ja) ボルテージレギュレータ
JP2809768B2 (ja) 基準電位発生回路
US6184745B1 (en) Reference voltage generating circuit
US20060170487A1 (en) A voltage reference circuit for ultra-thin oxide technology and low voltage applications
US20130002228A1 (en) Current source with low power consumption and reduced on-chip area occupancy
US6414536B1 (en) Electrically adjustable CMOS integrated voltage reference circuit

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970708

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees