JPS63310017A - 座標入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技−術分野 本発明は、手書き入力タブレットないしはタッチパネル
感覚の座標入力装置に関する。

従来技術 従来、コンピュータ等の情報処理機器などにおける座標
入力装置ないしはデバイスとしては、マウス方式、デジ
タイザ方式、タブレット方式等がある。この内、マウス
方式は書くという感覚の入力には不適なものである。デ
ジタイザ方式による場合、高精度であるものの、非常に
高価である。

又、タブレット方式には透明導電性シートを用いたスイ
ッチマトリックス方式や、透明抵抗シートを用いた電圧
（又は電流）分割方式や、レーザ光を用いた方式や、表
面弾性波の伝達時間を測定する方式等があるが、精度や
価格面で問題がある。

つまり、これらの座標入力デバイスは操作性、価格面等
において難点があるため、十分なる普及に至っていない
現状にある。

もつとも、タブレット方式には、特公昭４９−３４２４
７号公報や、特開昭６０−２５４３１３号公報や、特開
昭６１−１２２７４０号公報に示され、るように改良さ
れたものもある。これらは荷重検出型として構成したも
のである。例えば、特公昭４９−３４２４７号公報によ
れば、図形入力面を形成する平板と、平板内の３点に設
けられて３点支持する支持器と、筆記具により平板に加
えられる応力を３つの分力として検出する応力検出器等
を備えてなる。

このような改良されたタブレット方式によれば、構成は
簡単であるものの、入力盤に対する入力の分圧をロード
セル等で検出するために高価となっている。又、入力盤
とロードセルとの間を締結するためにヒステリシス等の
問題も発生するものである。つまり、高精度の検出が困
難である。

目的 本発明は、このような点に鑑みなされたもので、簡単な
構成で安価にして、手＄き感覚での人力ができて操作性
がよく、かつ、その人力座標位置の検出を高精度になし
得る座標入力装置を得ることを目的とする。

構成 本発明は、上記目的を達成するため、任意位置に入力座
標を押圧入力させる弾性平板の対角４隅に歪検出素子を
一体的に形成したことを特徴とするものである。

以下、本発明の第一の実施例を第１図ないし第３図に基
づいて説明する。まず、矩形状の弾性平板１が設けられ
、この弾性平板１の４隅には歪検出素子としての歪ゲー
ジ２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄが一体的に設けられている。

ここに、弾性平板１は例えば高力アルミニウム合金、リ
ン青銅その他の材質により形成したものが用いられてい
る。又、歪ゲージ２ａ〜２ｄは金属箔、結晶半導体、薄
膜半導体等を用いて形成したものでよい。ここに、詳細
図示は省略するが、本実施例のタブレット３は平面状に
構成するため、薄膜製造技術を用いて歪ゲージ２ａ〜２
ｄと増幅回路及び演算処理部を弾性平板１上に一体的に
製作すればよい。

このような弾性平板１と歪ゲージ２ａ〜２ｄとによるタ
ブレット３は前記弾性平板１の４隅部分を適宜の固定部
４により固定支持することにより、弾性平板１の表面を
入力部として構成したものである。このような構成にお
いて、弾性平板１上の任意の１点Ｑに対して押圧力を作
用させると、その入力位置Ｑ及び筆圧（押圧力）に応じ
た応力が弾性平板１に生ずる。このような応力を歪変形
として４隅の歪ゲージ２ａ〜２ｄにより検出し、演算処
理して入力位置Ｑを特定するものである。

ここに、入力位置Ｑの検出には、４つの歪ゲージ２ａ〜
２ｄ中の対角線上のもの同志、即ち歪ゲージ２ａ、２ｃ
の対と歪ゲージ２ｂ、２ｄの対との２対を用いることに
より、２次元座標として特定する。

この位置検出原理を第１図により説明する。まず、両端
が固定部４により固定支持されたＡ点。

０点なる対角線（長さΩ）上において、弾性平板１に対
してＱ点で集中荷重Ｐを与えた場合を考、える。ここに
、任意の点ＱのＡ点からの長さをａ、０点からの長さを
Ｃとする。又、弾性平板１の持つ係数なη、Ｉ、Ｅとす
る。すると、集中荷重Ｐに伴いＡ点、０点に各々生ずる
歪ε＾、εＣは、各η　　Ｐａｃ” ＥＡ＝、・Ｅ　　　Ｑ２ η　　Ｐａ”ｃ Ｉ−Ｅ　　　　Ｑ と表される。従って、 ａ＝□Ω εＡ＋εＣ ｃ　＝　−Ｑ ε＾＋εＣ となる。ここに、対角線の長さＱが既知であるので、Ａ
点及び０点の歪量を各々の歪ゲージ２ａ。

２ｃにより検出することで、集中荷重Ｐの入力位置Ｑを
求める二とができる。これは、Ｂ、Ｄ点なる対角線上の
任意の入力位置についても同様に歪ゲージ２ｂ、２ｄに
より歪量を検出することで求められる。そして、弾性平
板１上の２次元座標位置は、これらの２対の対角線配置
の位置検出結果をベクトル的に合成することにより、１
点なる座標として求められる。又、任意の入力部Ｗ　Ｑ
に対する集中荷重Ｐは４隅に分散して加わるので、４隅
の歪出力、従って歪ゲージ２ａ〜２ｄの総和を求めれば
よい。

ここに、このような歪ゲージ２ａ〜２ｄ付きのタブレッ
ト３を用いて第３図のような座標人力システム構成すれ
ば、タブレット３に対する手書きによる文字・図形の検
出及び表示が可能となる。

このシステムの機能は次のように理解すればよい。

まず、弾性平板１で形成されたタブレット３の入力面に
、ペン等の筆記具を用いて点を入力した場合、タブレッ
ト３の４隅に設けた歪ゲージ２ａ〜’２　ｄからは歪出
力が得られる。これらの歪出力はストレインアンプ（図
示せず）により電圧出力に変換される。このような４チ
ヤンネルの電圧値をサンプル＆ホールド回路５を通した
後、Ａ／Ｄコンバータ６によりＡ／Ｄ変換を行なう。こ
の動作は制御部７により制御される。Ａ／Ｄ変換後にＣ
ＰＵ８に送られ、第１図に示したような検出演算原理に
基づき入力位置等が求められる。このようにして、４チ
ヤンネルの信号から得られたペンの入ノＪ位置及び筆圧
に応じた画像情報をＣＲＴ９に出力し表示する。一方で
は、メモリ１ｏに格納される。

なお、回路構成としては、Ａ／Ｄコンバータ６の後段側
にサンプル＆ホールド回路５を設けてもよい。又、スト
レインアンプからＡ／Ｄコンバータ６まで、更にはＣＰ
Ｕ８、メモリ１ｏまで一体化した装置を用いてもよい。

それらの装置にタブレット３を合せてもよいことはいう
までもない。

ところで、入力位置及び筆圧の演算は、ノイズ等の影響
を極力避けるため、次のような対策がとられる。即ち、
各々の歪ゲージ２ａ〜２ｄの歪出力に閾値を設定し、全
ての歪ゲージ２ａ〜２ｄがこの閾値を越え、かつ、歪ゲ
ージ２ａ〜２（ｉ中の少なくとも１つの歪出力が上述の
場合よりも大きく設定したもう１つの閾値を越え′た待
時にのみ、座標入力が実際にあったものとして、入力位
置及び筆圧の演算処理を行なうものである。この操作に
より、ノイズによる影響を排除することができる。又、
入力面（タブレット３）の周辺部に入力した場合に、そ
の近傍の歪出力は非常に大きいが、他の歪出力は低く閾
値に達しないという、所謂「不感帯」を小さくすること
が可能となる。なお、線は点の連続として認識すること
ができる。

このように、本実施例のタブレット３によれば、安価で
簡単な構成にして、高精度に入力位置を検出することが
でき、かつ、入力位置と同時に筆圧の検出もできるもの
である。そして、特殊な専用ペン等を必要とせずに手書
き感覚で入力させることができる。又、扱う信号も４つ
の信号のみであるので、演算を行なうため処理も簡単と
なる等のメリットを持つ。

つづいて、本発明の第二の実施例を第４図ないし第７図
により説明する。本実施例は、より高感度化を図ったも
のである。まず、弾性平板１の４辺内側に各々独立した
長孔状のスリット１１を形成し、対角４隅の各々のスリ
ット１１間にビーム部１２を形成し、これらのビーム部
１２に歪ゲー′ジ２ａ〜２ｄを各々形成したものである
。ここに、スリット１１より外側部分全体が固定部に固
定される被固定部１３となり、スリット１１内側部分が
入力面１４となる。

このような構成によれば、前記実施例の場合よりも入力
面１４における荷重を変形し易いビーム部１２にて高感
度で検出できる。このビーム部１２の形状は第４図に示
すような形状に限らず直線状あるいはテーパ状であって
もよい。又、弾性平板１の外側に位置する被固定部１３
全体を固定支持させることができ、前記実施例の場合よ
りも支持固定が容易となる。

又、ビーム部１２に設けられる歪ゲージ、例えば歪ゲー
ジ２ａは第５図及び第６図に示すように、１つのビーム
部１２において２枚、裏面に２枚の計４枚を用い、これ
らを歪ゲージ２ａ、〜２ａ、として第７図に示すように
フルブリッジを形成することにより、より高感度な歪の
検出が可能となる。

１５は電源である。池のビーム部１２ないしは歪ゲージ
２ｂ、２ｃ、２ｄについても同様である。

なお、例えば第４図に示したような基本構造において、
第８図に示すように、スリット１１内側にも入力面相当
の大きさで開口部１６を形成することにより、歪の検出
部と入力部の枠を一体化するようにしてもよい。枠（開
口部１６）の内に任意の材質の面、例えば透明ガラス等
を入力面として装着すると、入力面の下にサンプルを置
くことで下絵をそのままトレースして入力させることも
可能となる。

効果 本発明は、上述したように、任意位置に入力座標を抑圧
入力させる弾性平板の対角４隅に歪検出素子を一体的に
形成したので、安価で簡単な構成にして高精度に入力座
標位置を検出することができ、このための入力は特殊な
専用ペン等を必要とすることなく手書き感覚で行なうこ
とができ、更には４つの信号のみで演算を行なうため演
算処理も簡単なものとすることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一の実施例を示す検出原理説明図、
第２図は概略平面図、第３図はブロック図、第４図は本
発明の第二の実施例を示す概略斜視図、第５図は一部の
概略斜視図、第６図はその側面図、第７図は回路図、第
８図は変形例を示す概略斜視図である。 １・・・弾性平板、２ａ〜２ｄ・・・歪ゲージ（歪検出
素子） 出　願　人　　　株式会社　　　リ　コ　−、　４　カ
　　　　拍　　　　＊−１、Ｈ，（ＩＩヱミ′ｊ−５゛
・パ・　１ 一−−＝二ｉ二！（〕 一部」　図 一篤Ｚ図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 任意位置に入力座標を押圧入力させる弾性平板の対角４
   隅に歪検出素子を一体的に形成したことを特徴とする座
   標入力装置。