JPS63309986A - クリ−ニング機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は感光ドラム表面のクリーニング効率を向上させ
ることを目的としたもので、感光ドラムに弾性的に圧接
するクリーニング用ブレードの上流に、感光ドラムに圧
接して該感光ドラムと順方向に回転するスポンジローラ
を設け、該スポンジローラにより、感光ドラム上の゛残
留トナーの大半をブレードによるクリーニングに先立っ
て除去するようにして目的の達成を図っている。

〔産業上の利用分野〕

本発明は電子写真記録装置に係り、特に感光ドラム表面
のクリーニングを効率良く行うことのできるクリーニン
グ機構に関する。

〔従来の技術〕

第４図は電子写真記録装置に使用される従来のクリーニ
ング機構の構成概要説明図で、図中、１は感光ドラム、
２はクリーニング機構である。

クリーニング機構２は、ケース３内に、ファーブラシ４
と、かき落としブレード５と、回収用スクリ二６とを設
けて構成されている。ファーブラシ４は、多数のブラシ
７を放射状に備え、図の時計方向に回転するようになっ
ており、この回転時に、ブラシ７が時計方向に回転する
感光ドラム１の表面をたたきつけるようにこすって該表
面上の残留トナーをクリーニングする。このときブラシ
７に付着したトナーは、かき落としブレード５にブラシ
７が衝突することによって落下する。このファーブラシ
４により感光ドラムｌの表面から除去されたトナーは、
ケース３の下部にたまり、核部に設けられた回収スクリ
ュ６により回収されて外部に排出される。

また、図示を省略するが、従来の他のクリーニング機構
として、感光ドラムに弾性的に圧接するゴムブレードに
よりクリーニングを行い、このゴムブレードによりかき
落とされたトナーをゴムローラで回収する形式のものも
提案されている（例えば、実開昭６１−２０３７６７号
公報）。この場合のゴムローラは自転せずに感光ドラム
に従動するようになっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

これらの従来のクリーニング機構は次の各種の欠点を有
していた。

前者（第４図）の場合； ファージ９２４０回転力で感光ドラム１の表面に付着し
た残留トナーを落とす際に、ドラム表面を柔らかいブラ
シ７でたたきつけるようにこするため、トナー（軟化点
５０℃程度）がドラム表面に融着する場合があった。

図示しない後者の場合； ゴムローラは自転せずに感光ドラムに従動しているため
、トナー回収ローラとしての機能しか持たない。従って
、ブレードにかかるクリーニング機能の負担が大きくな
り、クリーニング機構の長寿命化が図れなかった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上述の問題点を解決することのできるクリーニ
ング機構を提供するもので、その原理を第１図に示す。

第１図において、１１は感光ドラム、１２はクリーニン
グ機構で、これらは電子写真記録装置の一部を構成して
いる。

クリーニング機構１２は、ブレード１６と、スポンジロ
ーラ１７とを備えている。ブレード１６は、感光ドラム
１１の表面に弾性的に圧接し、図示しない駆動源により
駆動されて感光ドラム１１と順方向に回転す′るように
なっている。

〔作用〕

転写後に感光ドラム１１上に残留するトナーは、まず感
光ドラム１１と順方向に回転するスポンジローラ１７に
よって大半が除去され、残りはブレード１６により完全
にクリーニングされる。従って、ブレード１６の負担は
軽減される。ブレード１６でかき落とされたトナーは、
スポンジローラ１７により回収される。１８及び１９は
、それぞれ参考に付記したかき落としブレード及び回収
用スクリュである。

スポンジローラ１７のスポンジは、１インチ当たり８〜
１５個の空隙を有するものを用いたときに優れたクリー
ニング効果が得られ、スポンジローラ１７の表面回転速
度を感光ドラム１１の表面回転速度の１．５〜５倍とし
たときに優れたクリーニング効果が得られる。

〔実施例〕

以下、第２図及び第３図に関連して本発明の詳細な説明
する。

第２図は本発明に係るクリーニング機構の構造を示す側
面図で、図中、１１は感光ドラム、１２はクリーニング
機構、１３は前帯電器である。

クリーニング機構１２は、ケース１５内に、ブレード１
６と、スポンジローラ１７と、かき落としブレード１８
と、回収用スクリュ１４とを設けて構成されている。ブ
レード１６は、感光ドラム１１の表面に弾性的に圧接す
るトレーリング方式のものである。スポンジローラ１７
は、ブレード１６の上流で感光ドラム１１に圧接し、図
示しない駆動源により駆動されて感光ドラム１１と順方
向に回転するようになっている。

クリーニング機構１２の作用説明に先立って、感光ドラ
ム１１に対するトナー像の形成及び該トナー像の転写、
定着の手順を説明する。

感光ドラム１１は矢印で示す時計方向に回転し、その表
面は前帯電器１３により一様に帯電される。次にその上
に図示しないレーザ等の潜像形成手段により記録画像に
対応した潜像が形成され、該潜像は、図示しない現像器
により現像されてトナー像となる。一方、転写器が感光
ドラム１１に対向する転写部には記録用紙が感光ドラム
１１と同期して供給され、該転写部において、転写器に
よる用紙へのトナー像転写が行われる。その後用紙は定
着部へ搬送され、核部において、定着器によるトナー像
定着が行われる。転写を完了した感光ドラム１１の表面
は除電器により除電され、その後クリーニング機構１２
によるクリーニングが次のように行われる。

感光ドラム１１上に残留しているトナーは、まず感光ド
ラム１１と順方向に回転するスポンジローラ１７によっ
て大半が除去され、残りはブレード１６により完全にク
リーニングされる。従って、ブレード１６の負担は軽減
され、クリーニング機構を長時間使用（１０万枚以上）
できる。また、スポンジローラ１７を回転させているこ
とから、トナー回収性が向上する。

このスポンジローラ１７設置によるクリーニング効果は
、スポンジローラ１７のスポンジに形成される空隙のセ
ル数、及び感光ドラム１１に対するスポンジローラ１７
の表面回転速度の割合を適当に設定することによってよ
り高いものになる。

このことは第３図に示す実験結果により明らかである。

第３図＜８）はスポンジセル数とトナー回収量との関係
を示し、スポンジセル数が８〜１５／インチの場合にト
ナー回収量が最大となることが明らかである。また、第
３図（ｂ）は感光ドラム１１に対するスポンジローラ１
７の表面回転速度の割合とトナー回収量との関係を示し
、スポンジローラ１７の速度が感光ドラム１１の速度の
１．５〜５倍のときに最大の回収量が得られることが明
らかである。なお、５倍以上になるとトナー飛散が起こ
り好ましくない。これらの条件を満足させることにより
１００％のクリーニング効率とすることができる。

上述の説明ではトレーリング方式のブレード１６を使用
する例について述べたが、カウンタ方式のブレードを用
いる場合にも本発明は適用可能である。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によれば、ブレードの上流で
感光ドラムに圧接して該感光ドラムと順方向に回転する
スポンジローラにより残留トナーの大半を除去した後、
残りをブレードによりクリーニングするようになってい
るため、クリーニング効率を大幅に向上させることがで
き、クリーニング機構の長期間使用が可能になる。そし
て、特に、スポンジローラのスポンジセル数を８〜１５
／インチとし、スポンジローラの表面回転速度を感光ド
ラムの表面回転速度の１．５〜５倍とすることによって
最大のクリーニング効率を得ることができる。

また、スポンジローラを回転させているため、ブレード
でかき落とされたトナーを回収することができ、トナー
回収性は向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理図、 第２図は本発明の実施例のクリーニング機構の構造を示
す側面図、 第３図（ａ）、　（ｂ）は本発明の効果説明図、第４図
は従来のクリーニング機構の構成概要説明図で、 図中、 １１は感光ドラム、 １２はクリーニング機構、 １６はブレード、 １７はスポンジローラである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、感光ドラム（１１）の表面に弾性的に圧接して該表
   面のクリーニングを行うブレード （１６）を備えた電子写真記録装置において、前記ブレ
   ード（１６）の上流に、前記感光ドラム（１１）に圧接
   して該感光ドラム（１１）と順方向に回転するスポンジ
   ローラ（１７）を設けたことを特徴とするクリーニング
   機構。 ２、スポンジローラのスポンジが、１インチ当たり８〜
   １５個の空隙を有する特許請求の範囲第１項記載のクリ
   ーニング機構。 ３、スポンジローラの表面回転速度が、感光ドラムの表
   面回転速度の１．５〜５倍に設定された特許請求の範囲
   第１項又は第２項記載のクリーニング機構。