JPS6330918B2 - - Google Patents

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JPS6330918B2
JPS6330918B2 JP54076768A JP7676879A JPS6330918B2 JP S6330918 B2 JPS6330918 B2 JP S6330918B2 JP 54076768 A JP54076768 A JP 54076768A JP 7676879 A JP7676879 A JP 7676879A JP S6330918 B2 JPS6330918 B2 JP S6330918B2
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JP
Japan
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methyl
group
acid
compound
hydrogen atom
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JP54076768A
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English (en)
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JPS562997A (en
Inventor
Isamu Watanabe
Akio Iwasaki
Toshito Mori
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Kowa Co Ltd
Original Assignee
Kowa Co Ltd
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Publication date
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Priority to SE7908428A priority patent/SE447386B/sv
Priority to US06/085,058 priority patent/US4255421A/en
Priority to GB7935957A priority patent/GB2037743B/en
Priority to NL7907671A priority patent/NL7907671A/nl
Priority to CA000337833A priority patent/CA1150285A/en
Priority to ES485096A priority patent/ES485096A1/es
Priority to CH9373/79A priority patent/CH648854A5/de
Priority to DE2942194A priority patent/DE2942194C2/de
Priority to FR7925884A priority patent/FR2439206A1/fr
Priority to IT7926619A priority patent/IT1207271B/it
Priority to FR8010868A priority patent/FR2449100A1/fr
Publication of JPS562997A publication Critical patent/JPS562997A/ja
Publication of JPS6330918B2 publication Critical patent/JPS6330918B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、平面構造として次式で表わされるア
ミノ配糖体の新規な製造法に関する。 この式中R1及びR2は同一でも異なつてもよく、
それぞれ水素原子又はメチル基、R3は水素原子
又はアシル基、R4は水素原子又は水酸基を示し、
アミノ基は保護されていてもよい。 本発明によれば、式の化合物は一般式 (式中R3′は水素原子又はアシル基を示し、
R1,R2及びR4は前記の意味を有する)で表わさ
れる化合物に鉱酸を作用させてメチルエーテルを
開裂し、得られるR3が水素原子である式の化
合物又はその保護された化合物を所望により更に
4位の基−NH−CH3をアシル化し、そして/又
は保護基を脱離することによつて製造される。 式の化合物のうち、R1がメチル基、R2が水
素原子、R4が水素原子である化合物は抗生物質
KA−6606類として知られており、サツカロポリ
スポラ属に属するKC−6606菌の培養液より単離
される(特開昭53−127401号、同54−66603号及
び同55−111497号各明細書参照)。 式の化合物のうち、R1がメチル基、R2が水
素原子、R4が水素基である化合物は抗生物質ホ
ーテイマイシン類として知られ、ミクロモノスポ
ラ・オリボアステロスポラに属する菌の培養液よ
り単離される(特開昭49−126892号、同50−
29789号及び同52−38513号各明細書参照)。 式の化合物のうち、R1が水素原子、R2が水
素原子又はメチル基、R4が水素原子である化合
物は抗生物質KA−7038類として知られており、
ストレプトミセス属に属するKC−7038菌の培養
液より単離される(特開昭54−141701号、同55−
11541号及び同55−162795号各明細書参照)。 上記3種の抗生物質群は何れも優れた抗菌活性
を有するが、そのメチルエーテル基を開裂した化
合物は更に優れた抗菌活性を示し、医薬として
有用である(特開昭55−55198号及び同53−95943
号各明細書参照)。 ホーテイマイシン類よりデー0−メチルホーテ
イマイシン類を製造する方法は、前記特開昭53−
95943号明細書に記載されている。すなわちホー
テイマイシンB(式においてR1がCH3、R2及び
R′3がH、R4がOHである化合物)に、エチルア
ミン又はエチレンジアミンのような溶媒中で過剰
の金属リチウムを反応させてデ−0−メチルホー
テイマイシンB(式においてR1がCH3、R2及び
R3がH、R4がOHである化合物)を製造し、次い
でこれをアシル化すると式においてR3が例え
ばグリシル基である化合物(デ−0−メチルホー
テイマイシンA)が得られる。更にこれを還元す
ると、R3がβ−アミノエチル基である化合物、
すなわちデ−0−メチル−4−N−(β−アミノ
エチル)−ホーテイマイシンBが得られる。 しかしこの方法はその第1工程、すなわちメチ
ルエーテルの開裂工程の収率がわずかに1.3%程
度で、工業的に不利である。そこで本発明者ら
は、ホーテイマイシン類及びこれらと構造類似の
KA−6606物質及びKA−7038物質よりデ−0−
メチル体を工業的に利用可能な収率で製造すべく
種々検討したところ、これらに各種酸性試薬を反
応させることにより、公知方法の10倍以上の高収
率で式の化合物が得られることを見出して本発
明を完成した。 本発明を実施するに際しては、まず式の化合
物又はその保護された化合物に溶媒の存在もしく
は不存在下に酸に作用させる。これによつてメチ
ルエーテルの開裂及びメチルアミノ基に結合した
グリシル基などのアシル基の脱離が起こり、R3
が水素原子である式の化合物が生成する。 鉱酸としては、臭化水素酸、塩酸、沃化水素
酸、弗化水素酸、硫酸、燐酸などが用いられる。
反応は水溶液中で行うことが好ましい。 反応は室温ないし200℃の温度で通常は1〜30
時間で終了する。生成物は通常のカラムクロマト
グラフ法により、例えば陽イオン交換樹脂などを
用いて分離精製することができる。 こうして得られるR3が水素原子である式の
化合物の4位のメチルアミノ基をアシル化するこ
とにより、R3がアシル基である式の化合物が
得られる。アシル基としては、例えばグリシル
基、アラニル基、バリル基等のアミノ酸から誘導
されるものが好ましい。これらのアミノ基は、例
えば低級アルキル基、カルバモイル基、ホルミル
基などで置換されていてもよい。 アシル化を実施するに際しては、化合物
(R3=H)に存在する1位、2′位及び6′位の3個
のアミノ基を保護したのち、所望のアシル基を形
成する置換カルボン酸又はその反応性誘導体を作
用させ、次いで必要に応じ他のアミノ基の保護基
を脱離して遊離化することが好ましい。 アミノ基の保護基としては、通常のペプチド合
成に用いられるものを使用できる。例えば炭酸モ
ノベンジルエステルの置換フエニルエステル、N
−オキシスクシンイミドエステル、N−オキシフ
タルイミドエステルなどの活性エステルを用いる
と、1位、2′位及び6′位のアミノ基のみがベンジ
ルオキシカルボニル基で保護される。この際金属
化合物例えば酢酸ニツケル、酢酸コバルト、酢酸
銅などを存在させることが好ましい。置換ベンジ
ルオキシカルボニル基、三級ブトキシカルボニル
基等の保護基を用いることもできる。4位のメチ
ルアミノ基が同時に保護された場合は、例えばこ
の生成物にアルカリを作用させて4位のメチルア
ミノ基に隣接する水酸基との間で環状カルバメー
トを形成させ、次いでこれを加水分解することに
より、4位のメチルアミノ基のみを遊離させるこ
とができる。 こうして得られた1位、2′位及び6′位のアミノ
基が保護された式の化合物(R3=H)のメチ
ルアミノ基にアシル基を導入するには、通常のペ
プチド合成法を適用することができ、例えばアミ
ノ基の保護されたアミノ酸又は他の置換カルボン
酸又はその反応性酸誘導体を用いてアシル化す
る。反応性酸誘導体としては、酸ハロゲン化物、
活性エステル、例えばフエニルエステル、シアノ
メチルエステル、N−オキシスクシンイミドエス
テル、N−オキシフタルイミドエステルなど、酸
アジド、酸無水物、混合酸無水物及びその他のペ
プチド合成において用いられるものを利用でき
る。アミノ酸のアミノ保護基としては前記の保護
基と同様のものが用いられ、同一のものを用いる
ことが好ましい。 こうして得られたアミノ基が保護された式の
化合物から所望によりアミノ基の保護基を脱離す
るには、例えば接触還元法を用いることが好まし
い。触媒としては、例えばパラジウム、白金、ラ
ネーニツケル、ロジウム、ルテニウム、ニツケル
などが用いられる。 更に希望ならば、上記方法で得られたR3がア
シル基である化合物のアシル基を還元することに
よつて、R3が置換アルキル基である化合物を製
造することもできる。還元反応はアミノ基の保護
基の脱離反応を行う前に行うことが好ましく、水
素化リチウムアルミニウム、水素化ホウ素ナトリ
ウム、ジボランなどの還元剤を用いる還元方法を
利用できる。 目的物質である式の化合物の単離精製は常法
により行われるが、カラムクロマトグラフイーを
利用することが好ましい。吸着剤としては、例え
ばCM−セフアデツクス、アンバーライトIRC−
50、アンバーライトIRC−84、アンバーライト
CG−50、アルボキシメチルセルロースなどの陽
イオン交換樹脂を用いることが好ましい。展開
は、アルカリ性水溶液、例えばアンモニア水溶
液、義酸アンモニウム水溶液などを展開溶媒とし
て用い、濃度勾配法又は濃度段階法により行うこ
とができる。溶出液より活性画分を集め、凍結乾
燥すると、化合物の純品を得ることができる。 目的化合物は精製操作により酸付加塩の形で
も得られるが、遊離塩基型の化合物を常法に従
つて酸付加塩に導くことができる。そのための酸
としては、例えば硫酸、塩酸、臭化水素酸、沃化
水素酸、燐酸、炭酸、硝酸等の無機酸又は酢酸、
フマル酸、リンゴ酸、クエン酸、マンデル酸、コ
ハク酸等の有機酸が用いられる。 本発明の方法によれば、ホーテイマイシン類又
はこれと類似構造のKA−6606物質及びKA−
7038物質から、抗菌作用を有する目的物質が容
易にかつ好収率で得られる。 式の目的物質のうち、次式で表わされる化合
物は新規化合物である。 この式中Z1及びZ2は同一でも異なつてもよく、
それぞれ水素原子又はメチル基、Z3は水素原子又
はアシル基を示し、ただしZ1,Z2及びZ3がそれぞ
れ水素原子の場合は、4位のメチルアミノ基が3
位及び5位の水酸基に対してトランス配位である
場合を除き、そしてアミノ基は保護されていても
よい。 式aの新規化合物は特に、KA−6606V、同
、KA7038、同、同及び同のデ−0−
メチル化合物ならびにそれらの4−N−アシル化
物である。 本発明方法により得られる式の化合物はいず
れも優れた抗菌活性を示し、抗菌性物質として医
薬、動物薬などとして有用であり、また種々の誘
導体を合成するための出発物質としても有用であ
る。その代表例として、5−デ−0−メチル4−
N−グリシル−KA−6606(化合物A)及び5
−デ−0−メチル−KA−7038(化合物B)の
抗菌スペクトルを次表に示す。
【表】 実施例 1 (a) デ−0−メチル−KA−6606: KA−6606の遊離塩基1.1gを48%臭化水素酸
100mlに溶解し、封管中で90℃において4時間加
熱する。反応液を減圧下で濃縮乾固し、残査を水
に溶解し、濃アンモニア水で中和する。この溶液
をCM−セフアデツクスC−25(NH4 +型)400ml
を充填したカラムに吸着させ、0.05Nから0.5Nま
でのアンモニア水で溶出する。デ−0−メチル−
KA−6606を含む画分を集めて常法により仕上
げ処理すると、無色物質としてデ−0−メチル−
KA−6606620mgが得られる。 比旋光度:〔α〕25 D+140゜(C2、H2O) NMR値:δD2Oppm 1.53(3H、d、J=6.3Hz、C−CH3 ) 2.88(3H、s、N−CH3 ) 5.46(1H、d、J=3.4Hz、アノメリツク) 元素分析値:C14H30N4O4・H2Oとして C H N 計算値(%) 49.98 9.59 16.65 実測値(%) 49.69 9.73 16.48 (b) テトラキス−N−ベンジルオキシカルボニル
−デ−0−メチル−KA−6606: デ−0−メチル−KA−6606の遊離塩基60mg
をメタノール5mlに溶解し、−10℃でN−ベンジ
ルオキシカルボニルオキシ−スクシンイミド75mg
を加えて撹拌する。1時間後及び2時間後に前記
の活性エステル試薬30mg及び20mgをそれぞれ追加
し、更に2時間同温度で撹拌する。次いで反応液
を減圧下に濃縮し、残査をクロロホルム10mlに溶
解し、水洗して乾燥したのち溶媒を留去する。 残査をジオキサン3.5mlに溶解し、トリエチル
アミン0.2ml及びN−ヒドロキシスクシンイミジ
ル−N−ベンジルオキシカルボニルグリシン100
mgを加え、60℃で1夜加温する。反応液を濃縮乾
固し、残査をクロロホルム10mlに溶解し、水洗及
び乾燥したのち溶媒を留去する。残査をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフイーによりクロロホルム
−メタノール(50:1)で溶出したのち、常法に
より仕上げ処理すると、無色固体としてテトラキ
ス−N−ベンジルオキシカルボニル−デ−0−メ
チル−KA−660662mgが得られる。 比旋光度:〔α〕25 D+37゜(C2、CHCI3) NMR値:δCDCI3ppm 1.01(3H、d、J=6.5Hz、C−CH3 ) 2.91(3H、s、N−CH3 ) IR値:νCHCl 3naxcm-1 1640(アミド) 元素分析値:C48H57N5O13として C H N 計算値(%) 63.22 6.30 7.68 実測値(%) 63.28 6.35 7.55 (c) デ−0−メチル−KA−6606: テトラキス−N−ベンジルオキシカルボニル−
デ−0−メチル−KA−6606 60mgを酢酸1.2ml
に溶解し、パラジウム黒30mgの存在下に常温及び
常圧で水添分解を行う。触媒を去し、液を水
100mlで希釈したのち濃アンモニア水で中和する。
この溶液をCM−セフアデツクスC−25(NH4 +
型)10mlを充填したカラムに吸着させ、0.05N及
び0.5Nのアンモニア水の間で濃度勾配法により
溶出する。目的物質を含む画分を集めて凍結乾燥
すると、融点172〜175℃(分解)の無色固体とし
てデ−0−メチル−KA−6606 21mgが得られ
る。 元素分析値:C16H33N5O5・H2CO3・H2Oとし
て C H N 計算値(%) 44.83 8.19 15.38 実測値(%) 44.47 8.38 15.05 常法により得られるこの生成物の塩酸塩は次の
性質を有する。 比旋光度:〔α〕25 D+110゜(C2、H2O) NMR値:δD2Oppm 1.83(3H、d、J=6.6Hz、C−CH3 ) 3.63(3H、s、N−CH3 ) 6.03(1H、d、J=3.6Hz、アノメリツク 実施例 2 (a) デ−0−メチルホーテイマイシンB: ホーテイマイシンBの遊離塩基100mgを52%沃
化水素酸5mlに溶解し、封管中37℃で10日間反応
させる。反応終了後、減圧下に沃化水素酸を留去
し、残査を水で希釈したのちアンモニア水で中和
する。この溶液をCM−セフアデツクスC−25
(NH4 +型)のカラムに付し、0.05N及び0.5Nのア
ンモニア水の間で濃度勾配法により溶出する。目
的物質を含む画分を集めて濃縮乾固すると、デ−
0−メチルホーテイマイシンBの遊離塩基16mgが
得られる。 比旋光度:〔α〕23 D+43゜(C1、H2O) NMR値:δD2Oppm 1.50(3H、d、J=6.5Hz、CH−CH3 ) 2.83(3H、s、N−CH3 ) 5.54(1H、d、J=3.5Hz、アノメリツク) (b) デ−0−メチルホーテイマイシンA: デ−0−メチルホーテイマイシンBの遊離塩基
30mgを用い、実施例1bと同様に処理すると、無
色固体としてテトラキス−N−ベンジルオキシカ
ルボニル−デ−0−メチルホーテイマイシンA34
mgが得られる。 このものを酢酸1.0mlに溶解し、実施例1cと同
様にして水添分解及び精製を行うと、無色固体と
してデ−0−メチルホーテイマイシンA10mgが得
られる。 元素分析値:C16H33N5O6・H2Oとして C H N 計算値(%) 46.93 8.62 17.10 実測値(%) 46.66 8.47 16.81 この遊離塩基より常法に従つて製造される塩酸
塩は下記の性質を有する。 比旋光度:〔α〕23 D+82゜(C1、H2O) NMR値:δD2Oppm 1.80(3H、d、J=6.5Hz、C−CH3 ) 3.60(3H、s、N−CH3 ) 5.78(1H、d、J=3.5Hz、アノメリツク) 実施例 3 (a) デ−0−メチル−KA−6606: KA−6606の遊離塩基350mgを56%沃化水素
酸3.5mlに溶解し、封管中60℃で4時間加温する。
反応液を減圧下に濃縮乾固し、残査を水に溶解し
て濃アンモニア水で中和する。この溶液をCM−
セフアデツクスC−25(NH4 +型)30mlを充填し
たカラムに吸着させ、0.25Nから0.35Nまでのア
ンモニア水で溶出する。目的物質を含む画分を集
めて濃縮乾固すると、デ−0−メチル−KA−
6606265mgが得られる。 元素分析値:C14H30N4O4・H2Oとして C H N 計算値(%) 49.98 9.59 16.65 実測値(%) 49.65 9.44 16.61 比旋光度:〔α〕23 D+87゜(C1、H2O) NMR値:δD2Oppm 1.54(3H、d、J=6.5Hz、C−CH3 ) 2.85(3H、s、N−CH3 ) 5.56(1H、d、J=3.3Hz、アノメリツク) (b) 1,2′,6′−トリス−N−ベンジルオキシカ
ルボニル−4−N−ベンジルオキシカルボニル
グリシル−デ−0−メチル−KA−6606: デ−0−メチル−KA−6606163mgをメタノ
ール5mlに溶解し、酢酸ニツケル273mgを加えて
室温で30分間撹拌したのち、N−ベンジルオキシ
カルボニルオキシスクシンイミド454mgを加え、
同温度で2時間撹拌する。反応混合物に濃アンモ
ニア水2.5mlを加え、更に2時間撹拌する。反応
液を減圧下に濃縮乾固し、残査をクロロホルム20
mlと3N−アンモニア水に溶解して振盪する。ク
ロロホルム層を分取し、3N−アンモニア水で2
回、水で2回洗浄したのち乾燥して溶媒を留去す
る。 残査をジオキサン9mlに溶解し、N−ベンジル
オキシカルボニルグリシンの2,4−ジニトロフ
エニルエステル330mg及びトリエチルアミン0.3ml
を加え、60℃で1時間加温する。反応液に濃アン
モニア水1mlを加えて1時間放置したのち、溶媒
を留去する。残査をクロロホルム20mlに溶解し、
0.5Nの水酸化ナトリウムで3回、水で2回洗浄
したのち乾燥して溶媒を留去する。残査をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフイーに付し、クロロホ
ルム−メタノール(50:1)で溶出する。目的物
質を含む画分を集めて濃縮すると、無色固体の
1,2′,6′−トリス−N−ベンジルオキシカルボ
ニル−4−N−ベンジルオキシカルボニルグリシ
ル−デ−0−メチル−KA−6606288mgが得ら
れる。 元素分析値:C4H57N5O13として C H N 計算値(%) 63.22 6.30 7.68 実測値(%) 63.43 6.21 7.44 比旋光度:〔α〕23 D+32゜(C1、CHCl3) NMR値:δCDCl3ppm 2.92(3H、s、N−CH3 ) 1.21(3H、d、j=6Hz、CH−CH3 ) (c) デ−0−メチル−4−N−グリシル−KA−
6606: 1,2′,6′−トリス−N−ベンジルオキシカル
ボニル−4−N−ベンジルオキシカルボニルグリ
シル−デ−0−メチル−KA−6606288mgを酢
酸4mlに溶解し、パラジウム黒50mgを加えて室温
で接触還元する。反応液を過し、液を水400
mlで希釈した後、アンモニア水で中和し、CM−
セフアデツクスC−25(NH4 +型)のカラムに付
し、0.05Nと0.35Nのアンモニア水の間で濃度勾
配法により展開する。目的物質質を含む画分を集
めて凍結乾燥すると、無色固体のデ−0−メチル
−4−N−グリシル−KA−6606105mgが得ら
れる。 元素分析値:C16H33N5O5・H2Oとして C H N 計算値(%) 48.84 8.97 17.80 実測値(%) 48.55 8.83 17.48 比旋光度:〔α〕23 D+115゜(C1、H2O) NMR値:δD2Oppm 1.52(3H、d、J=6.5Hz、C−CH3 ) 3.62(3H、s、N−CH3 ) 5.40(1H、d、J=3Hz、アノメリツク) 実施例 4 (a) デ−0−メチル−KA−6606: KA−6606100mgを48%臭化水素酸5mlに溶
解し、37℃で10日間静置する。反応液を37℃以下
で濃縮乾固し、残査を水50mlに溶解してアンモニ
ア水で中和後、CM−セフアデツクスC−25
(NH4 +型)のカラムに付し、0.05N及び0.5Nのア
ンモニア水で濃度勾配法によつて展開する。目的
物質を含む部分を濃縮すると、デ−0−メチル−
KA−660619mgが得られる。 この生成物の性質は、実施例3aで得られたデ
−0−メチル−KA−6606の性質とすべて一致
した。 (b) 1,2′,6′−トリス−N−ベンジルオキシカ
ルボニル−4−N−ベンジルオキシカルボニル
グリシル−デ−0−メチル−KA−6606: デ−0−メチル−KA−660619mgをメタノー
ル0.8mlに溶解し、ベンジルp−ニトロフエニル
カルボネート90mgを加えて室温で一夜撹拌する。
反応混合物に30%メチルアミン−エタノール溶液
0.1mlを加え、更に1時間撹拌したのち反応液を
濃縮乾固し、残査をクロロホルムに溶解し、水洗
して乾燥する。これをジオキサン1mlに溶解し、
トリエチルアミン0.05ml及びN−ヒドロキシスク
シンイミジル−N−ベンジルオキシカルボニルグ
リシン35mgを加えて80℃で5時間加温する。反応
液を濃縮乾固し、残査をクロロホルムに溶解して
不溶物を過したのちクロロホルム層を水洗乾燥
し、溶媒を留去する。残査をシリカゲルプレパラ
テイブ・クロマトグラフイー(クロロホルム−メ
タノール15:1)により分離精製すると、無色固
体として1,2′,6′−トリス−N−ベンジルオキ
シカルボニル−4−N−ベンジルオキシカルボニ
ルグリシル−デ−0−メチル−KA−660623mg
が得られる。 この生成物の性質は実施例3bで得られた化合
物の性質と一致した。 (c) デ−0−メチル−4−N−グリシル−KA−
6606: 1,2′,6′−トリス−N−ベンジルオキシカル
ボニル−4−N−ベンジルオキシカルボニルグリ
シル−デ−0−メチル−KA−660623mgを酢酸
0.5mlに溶解し、パラジウム黒10mgを加えて室温
で接触還元する。反応液を過し、液を水50ml
で希釈したのち、アンモニア水で中和してCM−
セフアデツクスC−25(NH4 +型)のカラムに付
し、0.05Nと0.4Nのアンモニア水の間で濃度勾配
法により展開する。目的物質を含む画分を集めて
凍結乾燥すると、無色固体としてデ−0−メチル
−4−N−グリシル−KA−66067mgが得られ
る。 この生成物の性質は実施例3cで得られた化合物
のそれと一致した。 実施例 5 デ−0−メチル−KA−7038: KA−7038の遊離塩基302mgを用い、実施例
4aと同様にして反応させ、精製すると、無色粉
末のデ−0−メチル−KA−7038220mgが得ら
れる。 元素分析値:C14H30N4O4・H2Oとして C H N 計算値(%) 49.98 9.59 16.65 実測値(%) 49.71 9.73 16.33 比旋光度:〔α〕25 D+40゜(C0.5、H2O) NMR値:δD2Oppm 2.80(3H、s、N−CH3 ) 2.84(3H、s、N−CH3 ) 5.53(1H、d、J=3.3Hz、アノメリツク) 実施例 6 (a) テトラキス−N−ベンジルオキシカルボニル
−デ−0−メチル−KA−7038: デ−0−メチル−KA−7038190mgを用い、
実施例3bと同様にして反応させ、精製すると、
無色固体の1,2′,6′−トリス−N−ベンジルオ
キシカルボニル−4−N−ベンジルオキシカルボ
ニルグリシル−デ−0−メチル−KA−7038、
すなわちテトラキス−N−ベンジルオキシカルボ
ニル−デ−0−メチル−KA−7038350mgが得
られる。 元素分析値:C48H57N5O13として C H N 計算値(%) 63.22 6.30 7.68 実測値(%) 63.01 6.49 7.42 比旋光度:〔α〕25 D+55゜(C1、CHCl3) NMR値:δCDCl3ppm 2.92(6H、s、2×N−CH3 ) (b) デ−0−メチル−KA−7038: テトラキス−N−ベンジルオキシカルボニル−
デ−0−メチル−KA−7038320mgを用い、実
施例5cと同様に処理すると、無色固体のデ−0−
メチル−KA−7038112mgが得られる。 元素分析値:C16H33N5O5・H2Oとして C H N 計算値(%) 48.84 8.97 17.80 実測値(%) 48.54 8.69 17.98 比旋光度:〔α〕25 D+126゜(C1、H2O) NMR値:δD2Oppm 2.83(3H、s、6′−N−CH3 ) 3.63(3H、s、4−N−CH3 ) 5.42(1H、d、J=3Hz、アノメリツク)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 平面構造として一般式 (式中R1及びR2は同一でも異なつてもよく、
    それぞれ水素原子又はメチル基、R3′は水素原子
    又はアシル基、R4は水素原子又は水酸基を示し、
    アミノ基は保護されていてもよい)で表わされる
    化合物に鉱酸を作用させてメチルエーテルを開裂
    し、R3が水素原子の場合は所望により基−NH−
    CH3をアシル化し、そして/又は保護基を脱離す
    ることを特徴とする、平面構造として一般式 (式中R3は水素原子又はアシル基、R1,R2
    びR4は前記の意味を有する)で表わされる化合
    物又はその酸付加塩の製造法。
JP7676879A 1978-10-18 1979-06-20 Preparation of aminoglycoside, and novel aminoglycoside Granted JPS562997A (en)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5555198A (en) * 1978-10-18 1980-04-22 Kowa Co Novel antibiotic substance

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5555198A (en) * 1978-10-18 1980-04-22 Kowa Co Novel antibiotic substance

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