JPS63307850A - 芳香族ニトリル類の製造方法および単離方法 - Google Patents

芳香族ニトリル類の製造方法および単離方法

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JPS63307850A
JPS63307850A JP63126027A JP12602788A JPS63307850A JP S63307850 A JPS63307850 A JP S63307850A JP 63126027 A JP63126027 A JP 63126027A JP 12602788 A JP12602788 A JP 12602788A JP S63307850 A JPS63307850 A JP S63307850A
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added
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alkali metal
reaction mixture
aromatic
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JP63126027A
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アブラム ベツカー
ハイマン ストラー
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Bromine Compounds Ltd
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Bromine Compounds Ltd
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C253/00Preparation of carboxylic acid nitriles
    • C07C253/14Preparation of carboxylic acid nitriles by reaction of cyanides with halogen-containing compounds with replacement of halogen atoms by cyano groups

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野] この発明は、芳香族ハロゲン化化合物をシアン化第−w
4(CuCN)と反応させることにより、芳香族ニトリ
ルを製造し、単離する方法に関する。より詳細には、本
発明は、芳香族ニトリルを単離することができ、同時に
反応混合物からCuCNを回収することのできる方法に
関する。またこの発明は、CuCN試薬を、そのような
試薬を使用する芳香族ニトリルの製造のための過程で得
られる反応混合物から回収することのできる方法に関す
る。
〔発明の背景〕
CuCNを用いる反応は、当業者に周知であり、しばし
ばローゼンムンドーフォン ブラウン反応(Rosen
mund−von Braur+ Reaction)
と呼ばれる。
この反応は次のような式、 ArX+CuCN−+ArCN+CrX(式中、Xはハ
ロゲン原子を表わす)で表わすことができ、この反応は
約150°〜250℃の温度で行なわれる。この反応は
、種々の溶剤中で行なわれ、最も普通に用いられる溶剤
は、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドおよ
びN−メチルピロリドンのような極性非プロトン系溶剤
である0通常、過剰量のCuCNが用いられる。
このようなプロセスの一例として、p−ハロゲン化フェ
ノールからp−ヒドロキシベンゾニトリルを製造する方
法があり、これは、溶剤としてジメチルアセトアミド(
DMA)中で容易に反応が完了した時、溶剤を通常蒸留
して除去し、二h IJル化合物を反応において形成さ
れたハロゲン化第一銅と結合された錯体として得る。ニ
トリル生成物を単離するためには、錯体を分解する必要
がある。
この分解を行なうために、いくつかの方法が当業者に知
られている。そのような方法の1つ(米国特許3259
646号)においては、濃塩酸と塩化鉄(III)が添
加され、生成物は有機溶剤中に抽出することにより単離
される。他の方法によれば、エチレンジアミンが添加さ
れ、生成物は同じく溶剤抽出により単離される。(L 
、  F reidsanおよびHoShechter
、J、 A、  C,S、 、  26巻、第2522
−2524頁(1961) )他の公知の方法によれば
、ハロゲン化第一銅が4モル等量のNaCNを含有する
水溶液に溶解され、生成物は有機溶剤により抽出される
前述の方法および他の公知の単離方法には、いくつかの
重大な欠点がある。反応において生成するハロゲン化第
一銅は、回収困難な形態に°変換され、そのままでは再
利用することはできない、また、最初に述べた方法では
、毒性の高いシアン化水素およびシアンが生じる。後の
2つの方法では、得られる溶液がアルカリ性を呈するた
め、酸性のニトリルの有機溶剤中への抽出が妨げられる
という重大な欠点がある。
〔発明の概要〕
今や驚くべきことに、前述の不利益がなく、高収率で芳
香族ニトリル類を製造することを可能にする、芳香族ニ
トリル類の製造方法を提供することができるということ
が見出されたのであり、これが本発明の目的である。
また、驚くべきことに、高価なCuCN試薬が本質的に
失われてしまう従来の方法とは異なり、この試薬を高収
率でしかも適切な品質で回収することのできる方法を提
供することができるということが見出されたのであり、
これが本発明の他の目的である。
この発明の目的は、前述の欠点がなく、容易に芳香族ニ
トリルを単離できる方法を提供することにある。
この発明の他の目的は、CuCN試薬を反応において生
成するハロゲン化第一銅から高収率かつ再利用するに足
る品質で回収し、結果として経済的に大きな利点を得る
ことのできる方法を提供することにある。
この発明の他の目的は、HBNのようなニトリル類を非
常に高収率で得ることのできる改良された方法を提供す
ることにある。
〔発明の詳細な説明] 本発明に係る、芳香族ハロゲン化化合物をシアン化第一
銅と適当な溶剤中で反応させて芳香族ニトリル類を製造
し、単離する方法は、 a)芳香族ハロゲン化化合物とシアン化第一銅との反応
が実質的に完了した後、得られる反応混合物に水を添加
する工程、 b)得られた混合物にシアン化アルカリ金属を添加する
工程、 C)得られたCuCN懸濁液を分離する工程、およびd
)芳香族ニトリルを回収するために有機相を分離する工
程、 から成り、シアン化アルカリ金属の添加量が反応に用い
られる芳香族化合物について実質的に化学量論的な量で
あることを特徴とする。
工程b)において添加されるシアン化アルカリ金属は、
工程a)で添加される水とともに、水中のシアン化アル
カリ金属の溶液として添加されてもよく、固体の状態で
または水性もしくは非水性溶剤中の溶液もしくは懸濁液
として添加されてもよい。CuCN懸濁液の分離は、当
業者に公知の技術的手段、例えば、デカンチーシランに
より、あるいは遠心分離のようなろ過操作により行なう
ことができる。
本発明の好ましい態様によれば、水の添加は、芳香族ハ
ロゲン化化合物とシアン化第一銅との反応の完了後、溶
剤の一部を除去することによる反応混合物のm縮の工程
の後で行なわれる。溶液を濃縮することで、上記工程a
)においてより少量の水を使うことが可能になり、また
反応溶剤の回収が容易になる。当業者には明らかである
よう龜、この製画の工程では、可能な限り多くの溶剤を
除去することが望ましい。しかし、存在する生成物に対
して許容される温度を越えるような温度を避けるように
注意しなければならない。
本発明の好ましい態様によれば、溶媒の除去量は、反応
混合物中に存在する溶剤の合計の少なくとも60%であ
る。多くの場合に、用いられた溶剤の合計容量の70%
〜90%の除去が容易であることが認められた。
当業者には明らかなように、水を添加する前に混合物の
温度の調整を要するであろう、普通に大気圧下で行なう
場合、この温度は、通常、30゛〜110℃好ましくは
90℃〜110℃の範囲であろう。
本発明の好ましい態様によれば、芳香族ハロゲン化化合
物は臭素化もしくは塩素化芳香族化合物である。本発明
の好ましい態様によれば、アルカリ金属はナトリウムも
しくはカリウムである。
反応混合物は、好ましくは蒸発により、さらに好ましく
は減圧下に溶剤を除去することにより濃縮される。この
発明を実施する上で特に有用な溶剤は、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミドおよびN−メチル−ピロ
リドンであるが、反応を実施するのに適切に用いること
のできる他のいかなる溶剤も同様に用いることができる
ニトリル生成物が固体である場合には、ニトリル生成物
を溶解し、本発明の方法で得られるCuCN懸濁液の分
離を可能にするために、有機溶剤を添加することができ
る。ニトリル生成物を溶解し、かつCuCNを溶解しな
い限り、適当ないかなる溶剤を用いてもよい、アセトン
、テトラヒドロフランまたはメタノールのような水に混
和性の溶剤、あるいは水に非混和性の溶剤のいずれかを
用いてもよく、このことは当業者には明らかであろう。
前述の芳香族ニトリルを容易に単離し得る製造方法とは
別に、本発明は、また、芳香族ニトリルとCuX(ここ
で、Xはハロゲン原子を表わす)を含有する反応混合物
からCuCNを回収するための方法を提供するものであ
り、この方法は、 a)芳香族ハロゲン化化合物とシアン化第一銅との反応
が完了した後に得られる反応混合物に水を添加する工程
、 b)得られた混合物にシアン化アルカリ金属を添加する
段階、および C)不溶性のCuCNを回収するために得られたCuC
Nの懸濁液を分離する工程、 から成り、シアン化アルカリ金属の添加量が反応に用い
られる芳香族化合物について実質的に化学量論的な量で
あることを特徴とする。
芳香族ニトリル類の製造および単離のための方法に関し
、工程a)〜C)、並びに水の添加および反応混合物の
濃度について前述したのと同じ考察が、CuCNの回収
のための方法にも同様にあてはまる。
本発明の好ましい態様によれば、ハロゲンは臭素もしく
は塩素であり、アルカリ金属はナトリウムもしくはカリ
ウムである。
本発明の好ましい態様において、溶剤の除去量は反応混
合物に存在する溶剤の合計の少なくとも60%である。
溶剤は、好ましくは蒸発により、さらに好ましくは減圧
下に除去される。
さらに驚くべきことに、本発明の方法は、IIBNの製
造のために容易に実施できるということが見出された。
このことは、この化合物が酸性であり、酸性条件下では
CN−は本質的に全体として揮発性のtlcHの形にな
っているので、CuXからCuCNへの変換を阻害する
ということが予期されたであろうから、きわめて驚くべ
きことである。
この発明の方法により得られるp−ヒドロキシベンゾニ
トリルもまた本発明の一部を形成する。
この発明の上記の特徴および利点並びに他の特徴および
利点は、説明の目的で示した下記の例により、さらによ
く理解されるであろう。
例1 一ヒドロキシベンゾニ !ル It B N’)の−I
″″機械的撹拌機、窒素送入管、温度計および還流コン
デンサーを備えた12の三つロフラスコに、ジメチルア
セトアミド350mA! 、 CuCN116.5g(
1,3モル)およびp−ブロモフェノール173g(1
モル)を加え、窒素雰囲気下で反応を実施した。フラス
コ内容物を180℃に熱し、外部加熱によりこの温度を
3時°間保った。次いでフラスコに減圧蒸留器を組み、
DMA290 m lを約3smHgの圧力下で蒸留し
た。
フラスコ内容物を100℃まで冷却後、水265m1に
シアン化ナトリウム49g(1モル)を溶かした水溶液
を約15分間かけてフラスコに滴加した。
生成した褐色の懸濁液を110℃で1時間撹拌し、次い
で冷却し、ろ過した。ろ液から有機相を分離した。ろ過
ケークを100rrlずつのメタノールで2回洗浄し、
そのメタノール溶液を集めて蒸発させ、油状残留物をろ
液の有機層と一緒にした。理論収量の93%に相当する
、62%のHBNを含んだ179gの褐色油状物質が得
られた。生成物を、減圧蒸留することにより、90%の
収率と98.5%の純度(HPLC分析による)で、白
色の結晶質固体として単離できた。
乾燥したろ過ケーク(113,6g)は、67.4%の
Cuを含有しており、それはCuCNの92.8%の回
収率に相当する。
例2 一ヒドロキシベンゾニト1ルの1′ 機械的撹拌機、滴下ろうと、窒素送入管、温度計および
還流コンデンサーを備えたtXのフラスコに、270s
jlのDMAおよび116.5g(1,3モル)のCu
CNを加えた。フラスコ内容物を窒素雰囲気下に還流温
度まで加熱した0次いで温度を170℃に上昇させなが
ら、80mjlのDMAに溶解した173g(1モル)
のp−ブロモフェノールの溶液を1.5時間かけて滴加
した。この温度をさらに3時間の間保ち、それからフラ
スコに減圧蒸留器を組み、260請lのDMAを留去し
た。
フラスコ内容物を100℃に冷却後、265sfの水に
溶解した49g(1モル)のシアン化ナトリウムを約1
5分間かけて滴加した。生じた褐色の懸濁液を100℃
で1時間撹拌し、冷却し、ろ過した。
次いでろ液から有機相を分離した。ろ過ケークを100
閤lずつのメタノールで2回洗浄し、メタノール洗液を
集めて蒸発させ、残留油状物質をろ液の有機相と一緒に
した。理論収量の93%に相当する、57.8%のHB
Nを含有する褐色油状物質192gを得た。
乾燥したろ過ケーク(112g)は、68.3%のCu
を含有しており、それはCuCNの92.7%の回収率
に相当する。
例3 0 CuCNによるHBNの1′ 例2において回収された111gのCuCNおよび10
gの新規CuCNを用いて、例2の操作を繰り返した。
回収湿潤ろ過ケーク121.3gと共に、93.6%の
HBN収量に相当する、58.3%のHBNを含む粗生
成物191gを得た。
例4 4−メトキシベンゾニ 1ルの1′ 例2記載の方法に従って、40m1のDl’lA中4−
ブロモアニソール92.5g(0,5モル)の溶液を、
還流中のCuCN58.2g(0,65モル)およびD
MA 135m1の混合物に、温度を170℃まで上昇
させつつ、1時間かけて滴加した。この温度を6時間保
ち、次いで減圧下に蒸留除去した。フラスコ内容物を1
00℃まで冷却し、130@1の水に溶解した24.5
g(0,5モル)のシアン化ナトリウムの溶液を、20
分間で滴加した。懸濁液を100℃で1.5時間撹拌後
、30℃に冷却し、ろ過した。ろ過ケークを、メタノー
ル(100sjlずつ4回)で、次いでジクロロエタン
250−I!で洗浄した。ジクロロエタン溶液を蒸発さ
せて、4−メトキシベンゾニトリル49.9 gを得た
。収率75%、融点57°〜58゛C、ガスクロマトグ
ラフィーによる純度99.9%。乾燥したろ過ケーク(
55g)は、70.0%のCuと28.7%のCNを含
有していた。これは、純度98.7%を有するCuCN
の93.3%の回収率に相当する。
例5 4−ヒドロキシベンゾニトリルの ゛ 例1に記載の方法に従って操作した。ただし、N−メチ
ル−2−ピロリドン200s+l、 p−クロロフェノ
ール64.4g(0,5モル)およびCuCN 58.
2g(0,65モル)の混合物を、8時間で還流温度に
まで加熱し、その後N−メチル−2−ピロリドンの14
0sjlを減圧下に留去した。そしてフラスコ内容物を
100’Cまで冷却し、24.5g(0,5モル)のシ
アン化ナトリウムを水13抛lに溶かした溶液を、30
分間で滴加した。懸濁液をさらに100’Cで1時間撹
拌後、30℃まで冷却し、ろ過した。ろ液(78,1g
)から有機相を分離すると、HPLCの分析の結果、4
5.7%のHBNを含有していた。ろ過ケークを100
s1ずつのメタノールで3回洗浄し、そのメタノール溶
液を集めて蒸発させた結果、41.5%のHBNを含有
する42.5 gの褐色油状物質を得た0分離した有機
相およびメタノール溶液から得られた褐色油状物質中の
HBNの含有量は、理論収量の89.6%に相当してい
た。乾燥ろ過ケーク(44,8g)は、67.6%のC
uと28.3%のCNを含有し、それは純度96.5%
を有するCuCNの74.3%の回収率に相当する。
例6 シアン化カリウムを いるCuCNの口側1におけると
同様の装備を有する250mJのフラスコに、ジメチル
アセトアミド87.5mf 、 CuCN29、1 g
 (0,325モル)およびp−ブロモフェノール43
.3 g (0,25モル)を入れた。フラスコ内容物
を170℃に加熱し、この温度で4.5時間保ち、その
後回^65m1を3ssHgの減圧下で蒸留除去した0
反応混合物を105℃まで冷却し、65rrlの水中1
6.3g (0,25モル)のシアン化カリウムの溶液
をフラスコに0.5時間かけて滴加した。得られた懸濁
液を100℃で1時間撹拌し、次いで冷却し、ろ過した
。ろ液からの有機相を分離した。ろ過ケークを50mJ
ずつのメタノールで3回洗浄し、−緒にしたメタノール
洗液を蒸発させ、油状残留物をろ過からの有機相と一緒
にした。理論収量の92.5%に相当する、57.3%
のHBNを含有する、褐色油状物質48gを得た。乾燥
したろ過ケークは、Cu対CNのモル比が1.0である
CuCNを理論収量の97%で含んでいた。
例7 ′   7  しないHBNの1′ 例2に記載の方法に従い製造した、蒸留工程前の、10
0℃の温度を有する反応混合物に、265a+ffの水
中49gのシアン化ナトリウムの溶液を加え、次いでさ
らに260@4の水を加えた。懸濁液を100℃で1時
間撹拌後、冷却し、ろ過した。ろ液を75gの塩化ナト
リウムで飽和させ、有機相を分離した。ろ過ケークを1
00mJずつのメタノールで2回洗浄し、メタノール洗
液を集めて蒸発させ、油状残留物とる液からのを機相と
をあわせた。理論収量の71%に相当する、35.2%
のHBNを含有する、240gの褐色油状物質を得た。
さらに、CuCNの78.9%の回収率に相当する、5
4.3%のCuを含有する、120gの湿潤ろ過ケーク
を得た。
例8 のシアン   1ウムの゛ によるHIINの単離 例1に記載の方法で調製した、300m1のDMAを蒸
留後の、温度を100℃に保持した反応混合物に、水2
65m1を加えた。撹拌可能なペースト状になった時点
で、これに49 g 、(1モル)の固体のシアン化ナ
トリウムを少しずつ加えた。さらに生じた褐色の懸濁液
を85℃で1時間撹拌後、冷却し、ろ過した。 HBH
の収率は、理論収量の94%であった。また、シアン化
第一銅の97.2%の回収率に相当する、68.3%の
Cuを含有する、117.6gのろ過ケークを得た。
ここに挙げた実施例は、例示を目的としたちのであって
、本発明を限定する意図のものではない。
この発明の方法は、多くの実施変形を行なうことができ
る0例えば、異なる有機溶剤を用いることができ、異な
る芳香族ニトリルを製造することができ、これらは全て
本発明の範囲を越えるものではない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、適当な溶剤中で芳香族ハロゲン化化合物をシアン化
    第一銅と反応させて芳香族ニトリル類を製造し、単離す
    る方法において、 a)芳香族ハロゲン化化合物とシアン化第一銅との反応
    が実質的に完了した後に得られる反応混合物に水を添加
    する工程、 b)得られた混合物にシアン化アルカリ金属を添加する
    工程、 c)得られたCuCN懸濁液を分離する工程、およびd
    )芳香族ニトリルの回収のために有機相を分離する工程
    、 から成り、シアン化アルカリ金属の添加量が、反応に用
    いられる芳香族化合物について実質的に化学量論的な量
    であることを特徴とする方法。 2、工程a)を実施する前に溶剤の一部を除去すること
    により反応混合物が濃縮される、請求項1記載の方法。 3、溶剤の除去が、反応混合物中に存在する合計溶剤量
    の少なくとも60%である、請求項2記載の方法。 4、シアン化アルカリ金属が、工程a)において添加さ
    れる水中の溶液として添加される、請求項1または2記
    載の方法。 5、シアン化アルカリ金属が、水性または非水性溶剤中
    の溶液もしくは懸濁液として添加される、請求項1また
    は2記載の方法。 6、シアン化アルカリ金属が、固体の状態で反応混合物
    に添加される、請求項1または2記載の方法。 7、水が添加される前に、反応混合物の温度が30°〜
    110℃の範囲に調整される、請求項1または2記載の
    方法。 8、芳香族ハロゲン化化合物が臭素化もしくは塩素化芳
    香族化合物である、請求項1または2記載の方法。 9、アルカリ金属がナトリウムもしくはカリウムである
    、請求項1または2記載の方法。 10、溶剤が蒸発により除去される、請求項2記載の方
    法。 11、溶剤が、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
    アミドおよびN−メチルピロリドンから選ばれる、項1
    〜10のいずれかに記載の方法。 12、芳香族ニトリルがp−ヒドロキシベンゾニトリル
    である、請求項11記載の方法。 13、工程c)を実施する前に有機溶剤が添加される、
    請求項11記載の方法。 14、芳香族ニトリル類とCuX(ここでXはハロゲン
    原子を表わす)との反応混合化合物からCuCNを回収
    する方法において、 a)芳香族ハロゲン化化合物とシアン化第一銅との反応
    が実質的に完了した後に得られる反応混合物に水を添加
    する工程、 b)得られた混合物にシアン化アルカリ金属を添加する
    工程、および c)不溶性のCuCNを回収するために、得られたCu
    CN懸濁液を分離する工程、 から成り、シアン化アルカリ金属の添加量が実質的に化
    学量論的な量であることを特徴とする方法。 15、工程a)を実施する以前に、溶剤の一部を除去す
    ることにより反応混合物が濃縮される、請求項14記載
    の方法。 16、溶剤の除去量が、反応混合物に存在する合計溶剤
    量の少なくとも60%である、請求項15記載の方法。 17、工程a)において添加される水中のシアン化アル
    カリ金属が、水溶液として添加される、請求項14また
    は15記載の方法。 18、シアン化アルカリ金属が、水性もしくは非水性溶
    媒中の溶液あるいは懸濁液として添加される、請求項1
    4または15記載の方法。 19、シアン化アルカリ金属が固体の状態で反応混合物
    に添加される、請求項14または15記載の方法。 20、水が添加される前に、反応混合物の温度が30°
    〜110℃の範囲に調整される、請求項14または15
    記載の方法。 21、芳香族ハロゲン化化合物が臭素化もしくは塩素化
    芳香族化合物である、請求項14または15記載の方法
    。 22、アルカリ金属が、ナトリウムもしくはカリウムで
    ある、請求項14または15記載の方法。 23、溶剤が蒸発により除去される、請求項15記載の
    方法。
JP63126027A 1987-05-29 1988-05-25 芳香族ニトリル類の製造方法および単離方法 Pending JPS63307850A (ja)

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