JPS63307046A

JPS63307046A - 包装具

Info

Publication number: JPS63307046A
Application number: JP62131418A
Authority: JP
Inventors: Tameo Nakanishi; 中西　為男
Original assignee: Hitachi Transport System Ltd
Current assignee: Logisteed Ltd
Priority date: 1987-05-29
Filing date: 1987-05-29
Publication date: 1988-12-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、包装具に係り、特に、緩衝材で形成された物
品収納緩衝体と、ダンボール紙等で形成された筒状の外
装枠体とを組み合わせて物品を包装するのに好適な包装
具に関するものである。

［従来の技術］従来９例えば電子機器等の製品を収納物品として包装す
る場合、発泡スチロール等で形成された一対の緩衝体を
収納物品にはめ込み、上下面フラップ（はね蓋）からな
るダンボール箱に収納し。

上面フラップを閉じて包装する方法が一般的であるが、
ダンボール箱自体の材料使用量が多く、また包装作業能
率もあまり良くなかった。

なお、従来技術について特記すべき公知文献はない。

［発明が解決しようとする問題点コ従来の、上下面にフラップを有する、いわゆるＡ形ダン
ボール箱は、上下フラップを閉じて包装するためダンボ
ール箱自体の材料使用量が多く、包装作業能率もあまり
よくなく、ダンボール箱の製作も複雑であった。

本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになさ
れたもので、ダンボールシートを筒状に形成し、ぬけ落
ち防止の落し込み部を設けることにより、材料の削減と
包装作業能率の向上とをなしうる包装具の提供を、その
目的とするものである。

［問題点を解決するための手段］上記目的を達成するために、本発明に係る包装具の構成
は、外面の所定位置に溝部を形設してなる物品収納緩衝
体と、この物品収納緩衝体の形状に合わせた筒状の外装
枠体であって、前記物品収納緩衝体の溝部に対応する所
定位置に、２本の切り込み線と穴とを設けた落し込み部
を形設してなる外装枠体とを組み合わせて物品を包装す
るようにしたものである。

なお、より詳しくは次のとおりである。

ダンボールシートを角筒状の外装枠体とし、四角稜の所
定位置（例えば中央部）の１箇所または複数箇所に切り
込み線、折り目線を設けるとともに、一方、発泡スチロ
ール等で形成された一対の緩衝体よりなる収納物品箱の
所定位置（例えば中央部）に緩衝体溝を形成し、これに
前記角筒状の外装枠体をかぶせて、前記の中央角稜に設
けた切り込み線、折り目線で構成している稜部を押して
落し込み部を作ることにより、緩衝体溝部と係合させて
収納物品箱がぬけ落ちることを防止するようにしたもの
である。

［作用］上記構成の包装具によれば次に示す働きがある。

ダンボール箱が角筒形の外装枠体構造であるため、物品
収納緩衝体に係る収納部品箱の出し入れが容易である。

また、外装枠体には、切り込み線。

折り目線が設けられていて、収納部品箱に設けである緩
衝体溝に落し込んで係合させることにより、収納部品箱
がぬけ落ちることはなく、収納部品箱を取り出すときは
、穴に指を入れて落し込み部を外側に引き出せば容易に
取り出すことができる。

従来のＡ形ダンボール箱にくらべ、筒状の外装枠体構造
であるため、ダンボール材料の節減ができ、梱包全体の
体積も小さくなり、安価に包装具を製作できるとともに
輸送費の低減を図ることができる。

［実施例］以下、本発明の一実施例を第１図ないし第３図を参照し
て説明する。

第１図は、本発明の一実施例に係る包装具の外装枠体と
収納部品箱とを組み合わせた状態を示す斜視図、第２図
は、収納部品箱の斜視図、第３図は、外装枠体の斜視図
である。

第２図に示す物品収納緩衝体に係る収納部品箱１１は１
発泡スチロールなどの弾性材料で成形されたものであり
、一対の緩衝体である上緩衝体２と下緩衝体３とを上、
下合わせて箱形に形成したものであり、上、下緩衝体２
，３の上、下面中央部に緩衝体溝１０を形設している。

第３図に示す外装枠体１は、ダンボールシートを角筒状
に形成したものであり、角筒の四面を形成する４つの長
稜部に、切り込み線７を１稜に対し２箇所と指を引き掛
けるための穴５を１箇所と、それに切り込み線７の先端
部を結ぶ折り目線８゜９を設けている。

収納部品箱１１を角筒状の外装枠体１に挿入し、切り込
み線７．折り目線８．および穴５で構成される落し込み
４を押すことにより、緩衝体溝１゜に沿って落し込み４
の部分がへこんで係合し、収納部品箱１１のぬけ落ちを
防止できる。

このような包装具によれば、輸送時あるいは持ち運び時
に角部６の落下事故があっても、落し込み部が角筒状の
外装枠体１の中央部に設けであるため、仮に外装枠体１
あるいは収納部品箱１１の一部が多少変形、破損しても
、収納部品箱１１がぬけ落ちることはない。

次に、収納部品箱１１を角筒状の外装枠体１から取り出
す場合、落し込み４に設けである穴５に指を入れて引き
出せば、落し込み部が収納部品箱１１の緩衝体溝１０か
ら外れて、収納部品箱１１を容易に取り出すことができ
る。

しかも、外装枠体１は、ダンボールシートを角筒状に形
成したものであり、従来の上下面フラップを有するダン
ボール箱にくらべて、材料の使用量が大幅に減少でき、
製品の容積縮少に貢献するとともに、倉庫保管効率およ
び輸送積載効率をも向上することができるという効果が
ある。

なお、上記の実施例では、収納部品箱の緩衝体溝は、箱
の上、下面の中央部に設けており、これに対応する外装
枠体の落し込み部は、４つの長稜部にそれぞれ設けてい
るが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば
細長い収納部品箱では、緩衝体溝を箱の上、下面にそれ
ぞれ２箇所に設け、対応する外装枠体の落し込み部の数
を増やしてもよい。また、反対に、小形の包装具にあっ
ては、外装枠体の落し込みを各長稜部に設けることなく
１稜または複数稜に設けてもよい、要は、物品収納緩衝
体の外面の所定位置に溝を設け、これに対応する外装枠
体の所定位置に少なくとも１個の落し込み部を設ければ
よい。

また、上記の実施例では、断面長方形状の収納部品箱お
よび外装枠体の例を示したが、断面正方形状のもの、立
方体形状のもの、あるいは一部曲線部を有する部品収納
緩衝体および筒状外装枠体にも適用できることは言うま
でもない。

［発明の効果コ以上述べたように、本発明によれば、ダンボールケース
を筒状に形成し、ぬけ落ち防止の落し込み部を設けるこ
とにより、材料の削減と包装作業能率の向上をなしうる
包装具を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例に係る包装具の外装枠体と
収納部品箱とを組み合わせた状態を示す斜視図、第２図
は、収納部品箱の斜視図、第３図は、外装枠体の斜視図
である。１・・・外装枠体、２・・・上級衝体、３・・・下緩衝
体、４・・・落し込み、５・・・穴、７・・・切り込み
線、８，９・・・折り目線、１０緩衝体溝、１１・・・
収納部品箱。

Claims

【特許請求の範囲】１、外面の所定位置に溝部を形設してなる物品収納緩衝
体と、この物品収納緩衝体の形状に合わせた筒状の外装
枠体であって、前記物品収納緩衝体の溝部に対応する所
定位置に、２本の切り込み線と穴とを設けた落し込み部
を形設してなる外装枠体とを組み合わせて物品を包装す
るように構成したことを特徴とする包装具。２、特許請求の範囲第１項記載のものにおいて、物品収
納緩衝体は、弾性材料で箱形に形成されたことを特徴と
する包装具。３、特許請求の範囲第１項記載のものにおいて、外装枠
体に設けた落し込み部は、角筒状の外装枠体の四面に長
稜部の内の１稜または複数稜に設けたことを特徴とする
包装具。