JPS63305728A - 回転電機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は回転電機の回転子鉄心のスロットに装着される
巻線形のコイルの固定装置に係り、特に。

スロット底とコイル間にギャップを設けるようにし、ス
ロット内外のコイル装着面の段差によるコイルの機械的
劣化を防止する装着装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の構造は、スロットの底面とコイル間、或いはウェ
ッジとコイル間に波状のばねを挿入し、スロット内のコ
イルの動きを防止する。しかし、スロット内のコイルは
上・下方向にばね圧力で。

固定されており、エンド部のコイル下絶縁の経年的な枯
れにによる変位により、スロット内とスロット外で段差
が生じ、コイルに多大な機械的応力が加わる恐れがあっ
た。なお、この種の構造としては１例えば、実開昭５７
−４１４５１号公報が挙げられる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は、コイルのエンド部分が高面圧でバイン
ド線、または、保持環で内径側に押付けられた場合のコ
イル下絶縁の枯れについて考慮がなされておらず、コイ
ル下絶縁の枯れに伴う圧縮変位によりスロット内とスロ
ット外でコイルに段差が生じ、コイルに多大な機械的応
力が加わるという問題があった。

本発明の目的は、経年的な絶縁物の枯れが生じても、コ
イルのスロット端部での機械的応力が生じない構造の回
転電機を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、スロット底面とコイル間にギャップを設け
ることにより達成される。

〔作用〕

コイルはエンド部でバインド線、または、保持環により
高面圧でコイル下絶縁に押付けられており、コイル下絶
縁は経年的な枯れにより圧縮変位を生じ、コイルとバイ
ンド線、または、保持環はその圧縮変位分だけ、内径側
に移動する。この移動はエンド部のみならず、スロット
内コイルも同様に移動するが、スロット底面とコイル間
にはギャップが設けであるので、コイルとスロット底面
は接触せず、従って、コイルにはスロット内外で段差が
生じるようになることはなく、コイルに機械的応力が加
わることがない。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図と第２図により説明す
る。鉄心１のスロット２にコイル３，４が装着され、エ
ンド部は支持部材５の外径面に設けられた絶縁部材６で
支持される。更に、遠心力によってコイルが外径方向に
変位するのを防ぐためにバインド線、または、保持ＩＩ
７が設けられ、エンド部は高面圧で絶縁部材５に押し付
けられる。

この押し付は力によって、支持部材５が内径側に変位し
、更に、絶縁部材６は圧縮変位を生じ、バインド線、ま
たは、保持環７の装着前に比べ、エンド部は内径側に大
きく変位するが、スロット２の底面は、絶縁部材６の表
面より予め内径側に設定しであるため、底面とコイル３
，４間にはギャップ８が常に保持される。この後、スロ
ット部にはコイルの遠心力を支持するのに十分な強度の
ウェッジ９を、コイルに曲げ応力が加わらないような低
面圧で挿入するだけでよい０本実施例によれば、回転子
製作時にコイルエンド部をバインド線、または、保持環
で高面圧で内径側に押し付けても、スロット低面とコイ
ル間にはギャップ８があるので、コイルの機械的応力が
加わることがない。

また、この実施例において、スロット内の上コイルと下
コイルの遠心力を各々別のウェッジ９で保持する場合で
も、上コイルと下コイル用ウェッジ間にも同様のギャッ
プ８を設けておけばよい。

〔発明の効果〕

本発明によれば、スロット底面とコイル間にギャップを
設けたので、バインド線、または、保持環の締付圧力に
より、コイルエンド部のコイル下絶縁の経年的な枯れに
伴い、圧縮変位が生じても、コイルとスロット底面は接
触せず、コイルのスロット端には機械的応力が生じない
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の回転電機の回転子の横断面
図、第２図は第１図のスロット内縦断面図である。 １・・・鉄心、２・・・スロット、３，４・・・コイル
。 箭１０ 高２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、巻線形コイルを備え、エンド部をバインド線または
   保持環で保持する回転子において、 スロット底と前記巻線形コイル間にギャップを設けたこ
   とを特徴とする回転電機。