JPS63305041A - 農作業車のエンジン回転数制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、農作業車のエンジン回転数制御装置に関する
。

〔従来の技術〕

上記農作業車においては、一般に、エンジンから走行装
置への伝動機構中に介在される走行用変速装置を次のよ
うに構成している。

すなわち、前記走行用変速装置を低速側に変速操作した
場合には、エンジン回転・数を増減操作するアクセンペ
ダル等のエンジン操作手段の増速操作に伴って、作業負
荷に対応した高いトルクが得られるような大なる減速比
（ギヤ比）に構成しており、また、前記走行用変速装置
を高速側に変速操作した場合には、前記エンジン操作手
段にてエンジン回転数を最大に操作しても、路上走行を
安全に行うことのできる走行速度（例えば、１５ｋｓ＋
／ｈ以内）となるような減速比（ギヤ比）に構成してい
た。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記の如く、設定された安全最高速度で路上を走行する
ためには、前記エンジン操作手段を操作してエンジン回
転数を最高にしなければならず１．その結果、エンジン
騒音が大きくなり、運転者に不快感を与えるものであっ
た。

本発明の目的は、設定された最高安全速度で路上を走行
する場合における騒音発生を抑制できるようにする点に
ある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の特徴構成は、高速走行状態又は高速走行状態に
なり得る変速機構状態を検出する高速走行状態検出手段
と、エンジン回転数を増減操作するエンジン操作手段と
、前記高速走行状態検出手段が高速走行状態又は高速走
行状態になり得る変速機構状態を検出すると、前記エン
ジン操作手段による最高エンジン回転数を設定エンジン
回転数以下に規制するエンジン回転数牽制手段とを備え
た点にある。

〔作　用〕

すなわち、高速走行状態検出手段が車軸の回転数から高
速走行状態、あるいは変速操作レバーの変速操作位置か
ら高速走行状態になり得る変速機構状態を検出すると、
この検出情報に基いてエンジン回転数牽制手段が作動し
、エンジン操作手段にて操作できる最高エンジン回転数
が設定エンジン回転数以下に牽制される。換言すれば、
エンジン回転数の牽制によって、路上走行時の車速が設
定安全走行速度よりも高くなることを阻止するのである
。

又、低速走行状態時には、エンジン回転数牽制手段が作
動せず、前記エンジン操作手段にてエンジン回転数を前
記の設定エンジン回転数よりも自由に増大操作すること
ができる。

〔発明の効果〕

したがって、高トルクが必要な農作業時には、最高エン
ジン回転数を設定エンジン回転数よりも高くすることに
より大なる作業負荷が加わった時でも、エンジンが停止
することなく所望通りの作業が行えるようにしながらも
、走行用変速装置を高速側に変速操作して路上走行を行
う場合には、最高エンジン回転数を規制することによっ
て、路上走行を設定安全最高速度以下で走行させること
ができるから、従来のように、路上での最高速度を走行
用変速装置のギヤ比によって設定安全速度に規制する場
合に比して、設定安全最高速度での路上走行時における
エンジン騒音を抑制して、快適に走行することができる
ようになった。

〔実施例〕

第２図に示すように、左右一対の前車輪（１）。

（１）、左右一対の後車輪（２）　、　（２）、エンジ
ン（３）、操縦部（Ａ）、及び、走行用変速装置として
のミッションケース（４）等を有した走行機体の後部に
、ロークリ耕耘装置等の各種作業装置を昇降自在に連結
するリフトアーム（５）、及び、連結作業装置に伝動す
る動力取出し軸（６）を設けて、農用トラクタを構成し
である。

前記操縦部（Ａ）には、前記エンジン（３）のエンジン
回転数を増減操作するエンジン操作手段としてのフート
アクセルペダル（７）及びハンドアクセルレバ−（２７
）　、前記ミッションケース（４）を変速操作する主変
速操作レバー（８）及び副変速操作レバー（９）、ステ
アリングハンドル（１０）、及び、運転座席（１１）等
を備えである。

前記フートアクセルペダル（７）を、リンク（２１）、
揺動アーム（２２）、押引きロッド（２３）を介して前
記エンジン（３）の調速機構（２４）の揺動操作アーム
（２５）に連動連結してあり、フートアクセルペダル（
７）を、これの復元用のスプリング（２６）及び調速機
構（２４）に内装しである揺動操作アーム復元用のスプ
リング（図示せず）の付勢力に抗して踏込み操作するほ
ど揺動操作アーム（２５）が増速側（）Ｉ）に揺動され
るように構成しである。又、前記ハンドアクセルレバ−
（２７）は、摩擦保持機構により任意の位置で固定でき
るように構成されており、作業時に高トルクが得られる
ように前記揺動操作アーム（２５）を増速側（Ｈ）の任
意の位置で固定できるようにしである。

又、前記主変速操作レバー（８）は、前記ミッジョンケ
ース（４）に内装しである主変速機構（１２）を変速操
作して、前進１速から４速及び後進１速に変速できるよ
うに構成し、又、前記副変速操作レバー（９）は、前記
ミッションケース（４）に内装しである副変速機構（１
３）を変速操作して高速及び低速の２段に変速できるよ
うに構成しである。そして、前記主変速操作レバー（８
）を前進４速に変速操作しかつ前記副変速操作レバー（
９）を高速側に変速操作して路上を走行する場合に、前
記フートアクセルペダル（７）をフルに踏込み操作する
と、安全最高速度（例えば１５ｋｍ／ｈ）を越える速度
（例えば２０ｋｍ／ｈ）に達するように前記ミッション
ケース（４）内の変速ギヤ機構のギヤ比を設定しである
。

第１図に示すように、前記主変速操作レバー（８）が前
進４速に変速操作されたことを検出する第１リミ、ット
スイッチ（１４）及び前記副変速操作レバー（９）が高
速側に変速操作されたことを検出する第２リミツトスイ
ツチ（１５）を設け、第１リミツトスイツチ（１４）が
検出作用しかつ第２リミツトスイツチ（１５）が検出作
用した場合に農用トラクタが高速走行状態になり得る変
速機構状態であることを検出する高速走行状態検出手段
（１６）を構成しである。そして、前記高速走行状態検
出手段（１６）が高速走行状態になり得る変速機構状態
を検出すると、前記アクセルペダル（７）の踏込み操作
量を制限すべく、後述の接当部材（２０＾）を突出操作
する電動モータ（１７）を自動的に作動制御する制御装
置（１８）を設けて、アクセルペダル（７）による最高
エンジン回転数を設定エンジン回転数以下に規制するエ
ンジン回転数牽制手段（１９）を構成しである。すなわ
ち、前記電動モータ（１７）が正転作動すると、電動モ
ータ（１７）に連動連結しである減速機構（２０）に出
退自在に備えさせた螺軸（２０Ａ）が前記揺動アーム（
２２）に接当作用するように突出側に摺動して、フート
アクセルペダル（７）の踏込み操１作量を規制し、又、
前記電動モータ（１７）が逆転作動すると、前記螺軸（
２０Ａ）が前記揺動アーム（２２）に接当しないように
引退側に摺動して、フートアクセルペダル（７）及びハ
ンドアクセルレバ−（２７）の操作量の規制を解除する
ようにしである。

要するに、作業時には、エンジン回転数牽制手段（１９
）が作動せず、前記ハンドアクセルレバ−（２７）によ
りエンジン回転数を最高エンジン回転数にすることによ
り大なる作業負荷が加わった時でも、エンジン（３）が
停止することなく所望通りの作業か行えるようにし、又
、路上走行時に、主変速操作レバー（８）を前進４速で
かつ副変速操作レバー（９）を高速に操作すると、エン
ジン回転数牽制手段（１９）が作動して、フートアクセ
ルペダル（７）をフルに踏込み操作しても、安全最高速
度（例えば１５ｋｍ／ｈ）を越え゛る速度（例えば２０
ｋｍ／ｈ）に達することがないようにフートアクセルペ
ダル（７）の踏込み操作量を制限するようにしである。

〔別実施例〕

前記実施例では、走行用変速操作レバー（８）。

（９）の変速操作位置を検出することにより高速走行状
態になり得る変速機構状態を検出して、エンジン回転数
牽制手段（１９）を予め作動させるようにしたが、車軸
の回転数などから車速を検出することにより高速走行状
態を検出して、エンジン回転数牽制手段（１９）を高速
走行状態になると同時に作動させるようにしてもよい。

又、前記実施例では、アクセルペダル（７）の踏込み操
作量を制限したが、エンジン（３）に対する燃料供給量
を電子ガバナの作動制御により制限するようにしてもよ
い。

更に、本発明を達成する範囲内において、前記高速走行
状態検出手段（１６）を利用して、車速を設定速度に維
持するようにエンジン回転数を自動制御するように構成
してもよい。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る農作業車のエンジン回転数制御装置
の実施例を示し、第１図は制御ブロック図、第２図は農
用トラクタの側面図である。 （７）・・・・・・エンジン操作手段、（８）　、　（
９）・・・・・・走行用変速操作レバー、（１６）・・
・・・・高速走行状態検出手段、（１９）・・・・・・
エンジン回転数牽制手段。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、高速走行状態又は高速走行状態になり得る変速機構
   状態を検出する高速走行状態検出手段（１６）と、エン
   ジン回転数を増減操作するエンジン操作手段（７）と、
   前記高速走行状態検出手段（１６）が高速走行状態又は
   高速走行状態になり得る変速機構状態を検出すると、前
   記エンジン操作手段（７）による最高エンジン回転数を
   設定エンジン回転数以下に規制するエンジン回転数牽制
   手段（１９）とを備えてある農作業車のエンジン回転数
   制御装置。 ２、前記高速走行状態検出手段（１６）が走行用変速操
   作レバー（８）、（９）の変速操作位置を検出する手段
   である特許請求の範囲第１項に記載の農作業車のエンジ
   ン回転数制御装置。 ３、前記高速走行状態検出手段（１６）が車速を検出す
   る手段である特許請求の範囲第１項に記載の農作業車の
   エンジン回転数制御装置。