JPS63304661A - 半導体集積回路 - Google Patents
半導体集積回路Info
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- JPS63304661A JPS63304661A JP62140191A JP14019187A JPS63304661A JP S63304661 A JPS63304661 A JP S63304661A JP 62140191 A JP62140191 A JP 62140191A JP 14019187 A JP14019187 A JP 14019187A JP S63304661 A JPS63304661 A JP S63304661A
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Landscapes
- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、CMOSタイプの半導体集積回路における
ラッチアップ防止に関するものである。
ラッチアップ防止に関するものである。
第8図はnチャネルMO3)ランジスタとpチャネル間
O3)ランジスタの両方を使った従来のCMO’S回路
を表わす断面図、第9図はその平面図である。ここでは
、p型半導体基板17上にnウェル領域15及びpウェ
ル領域16を形成し、nウェル領域15は電源電圧レベ
ルに、pウェル領域16はグランドレベルに電圧固定を
した場合について説明する。第8図及び第9図において
、1はpチャネル間O3)ランジスタ、5はそのゲート
電極、7はソース電極、8はドレイン電極、2はnチャ
ネルMO3)ランジスタ、6はそのゲート電極、9はド
レイン電極、10はソース電極である。一般の0M03
回路では、pチャネル間O3)ランジスタ1のソース電
極7は電源電圧であるVcc端子に接続されており、n
チャネルMOSトランジスタ2のソース電極10はグラ
ンド端子に接続されている。3及び4はガードバンドと
呼ばれるもので、ウェルの電圧固定の働きをしている。
O3)ランジスタの両方を使った従来のCMO’S回路
を表わす断面図、第9図はその平面図である。ここでは
、p型半導体基板17上にnウェル領域15及びpウェ
ル領域16を形成し、nウェル領域15は電源電圧レベ
ルに、pウェル領域16はグランドレベルに電圧固定を
した場合について説明する。第8図及び第9図において
、1はpチャネル間O3)ランジスタ、5はそのゲート
電極、7はソース電極、8はドレイン電極、2はnチャ
ネルMO3)ランジスタ、6はそのゲート電極、9はド
レイン電極、10はソース電極である。一般の0M03
回路では、pチャネル間O3)ランジスタ1のソース電
極7は電源電圧であるVcc端子に接続されており、n
チャネルMOSトランジスタ2のソース電極10はグラ
ンド端子に接続されている。3及び4はガードバンドと
呼ばれるもので、ウェルの電圧固定の働きをしている。
nウェル15用のガードバンド3はn+拡散層11から
なりVcc端子に接続されており、pウェル16用のガ
ードバンド4はp4拡散層12からなりグランド端子に
接続されている。14は選択的に形成された厚い酸化膜
であり、nウェル領域15とpウェル領域16はデバイ
スの表面で厚い酸化膜14により分離されている。
なりVcc端子に接続されており、pウェル16用のガ
ードバンド4はp4拡散層12からなりグランド端子に
接続されている。14は選択的に形成された厚い酸化膜
であり、nウェル領域15とpウェル領域16はデバイ
スの表面で厚い酸化膜14により分離されている。
次に動作について説明する。
nチャネルMO3)ランジスタ1とpチャネル間O3)
ランジスタ2の両方を使う0M03回路においては、第
11図及び第12図に示すように、寄生的にサイリスタ
が形成されていることになり、0M03回路に何らかの
雑音が流入してきた場合、それが引き金となって、サイ
リスタが動作し、過電流によってデバイスが破壊される
というラッチアップ現象が発生する。
ランジスタ2の両方を使う0M03回路においては、第
11図及び第12図に示すように、寄生的にサイリスタ
が形成されていることになり、0M03回路に何らかの
雑音が流入してきた場合、それが引き金となって、サイ
リスタが動作し、過電流によってデバイスが破壊される
というラッチアップ現象が発生する。
ここで、ランチアンプ現象のメカニズムについて説明す
る。第12図において、例えば、抵抗R4′の一端であ
るノードN3に負の雑音が印加されると、まずトランジ
スタTr、3のベース・エミッタが順バイアスとなって
トランジスタTr、3がオン状態となり、抵抗R1を通
ってV cc−T r、 3−ノードN3の経路で電流
が流れる(経路■)。
る。第12図において、例えば、抵抗R4′の一端であ
るノードN3に負の雑音が印加されると、まずトランジ
スタTr、3のベース・エミッタが順バイアスとなって
トランジスタTr、3がオン状態となり、抵抗R1を通
ってV cc−T r、 3−ノードN3の経路で電流
が流れる(経路■)。
そして抵抗R1のために電圧降下が起こり、ノードN1
の電圧が下がって、トランジスタTr、1のベース・エ
ミッタが順バイアスとなり、これよってトランジスタT
r、1がオン状態となって、Vcc= Tr、 1−
V ssの経路で電流が流れる(経路■)。
の電圧が下がって、トランジスタTr、1のベース・エ
ミッタが順バイアスとなり、これよってトランジスタT
r、1がオン状態となって、Vcc= Tr、 1−
V ssの経路で電流が流れる(経路■)。
これによって、ノードN2の電圧が高くなって、トラン
ジスタTr、2のベース・エミッタが順バイアスとなり
、トランジスタTr、2がオン状態となる。これによっ
てV cc−4T r、 2→■SSの経路で電流が流
れる(経路■)。このため、さらにノードN1の電圧が
下がってトランジスタTr、1がさらにオン状態となっ
て経路■の電流が増えるというように増々電流が流れる
ようになって、ついにはデバイスの破壊に至る。
ジスタTr、2のベース・エミッタが順バイアスとなり
、トランジスタTr、2がオン状態となる。これによっ
てV cc−4T r、 2→■SSの経路で電流が流
れる(経路■)。このため、さらにノードN1の電圧が
下がってトランジスタTr、1がさらにオン状態となっ
て経路■の電流が増えるというように増々電流が流れる
ようになって、ついにはデバイスの破壊に至る。
このラッチアップ現象を防ぐためには、ノードN1の電
圧降下を小さくすること、及びノードN2の電圧の浮き
上がりを小さくすることが必要であり、そのためには抵
抗R1及び抵抗R2の値を小さくすることが必要である
。又、第11図において、nウェル領域内のpチャネル
間O3)ランジスタのソースであるp+拡散領域とpウ
ェル領域との距離dの値を大きくすると、pnp)ラン
ジスタTr、1の電流増幅率が下がるので、ラッチアッ
プを防ぐ有効手段となる。
圧降下を小さくすること、及びノードN2の電圧の浮き
上がりを小さくすることが必要であり、そのためには抵
抗R1及び抵抗R2の値を小さくすることが必要である
。又、第11図において、nウェル領域内のpチャネル
間O3)ランジスタのソースであるp+拡散領域とpウ
ェル領域との距離dの値を大きくすると、pnp)ラン
ジスタTr、1の電流増幅率が下がるので、ラッチアッ
プを防ぐ有効手段となる。
そして、第8図及び第9図に示すような構造の0M03
回路においては、各ウェルの隣接部分に、ウェル領域と
同−導電形の拡散層によるガードバンドが設けであるの
で、半導体基板の表面においては、ウェル領域の電圧固
定がなされており、ラッチアップに対する防止対策は一
応なされている。
回路においては、各ウェルの隣接部分に、ウェル領域と
同−導電形の拡散層によるガードバンドが設けであるの
で、半導体基板の表面においては、ウェル領域の電圧固
定がなされており、ラッチアップに対する防止対策は一
応なされている。
また、ラッチアップ防止の従来例として第10図に示す
ような構成のものもある。これは「第29回応用物理学
関係連合講演会J 2p−3−81982年4月に発表
されたもので、nウェル領域15とpウェル領域16を
分離している所に、溝13を掘って絶縁分離を行なった
ものである。このような構造にすることで実質的に寄生
pnp)ランジスタの電流増幅率が下がり、ラッチアッ
プ防止の有効手段となっている。
ような構成のものもある。これは「第29回応用物理学
関係連合講演会J 2p−3−81982年4月に発表
されたもので、nウェル領域15とpウェル領域16を
分離している所に、溝13を掘って絶縁分離を行なった
ものである。このような構造にすることで実質的に寄生
pnp)ランジスタの電流増幅率が下がり、ラッチアッ
プ防止の有効手段となっている。
従来の半導体集積回路は以上のように構成されているの
で、次のような問題点があった。
で、次のような問題点があった。
まず、第8図及び第9図に示す構造では、ウェルの電圧
固定が基板の表面でしかなされておらず、深さ方向には
電圧固定の効果が薄い。実際のラッチアップ動作におい
ては、深さ方向の抵抗が存在することにより寄生pnp
)ランジスタTr、1がオン状態となってしまうから、
これでは高いラッチアップ耐量は望めない。ラッチアッ
プ耐量を上げようとすると、pチャネル素子とnチャネ
ル素子の分離幅を広げて寄生pnp)ランジスタTr。
固定が基板の表面でしかなされておらず、深さ方向には
電圧固定の効果が薄い。実際のラッチアップ動作におい
ては、深さ方向の抵抗が存在することにより寄生pnp
)ランジスタTr、1がオン状態となってしまうから、
これでは高いラッチアップ耐量は望めない。ラッチアッ
プ耐量を上げようとすると、pチャネル素子とnチャネ
ル素子の分離幅を広げて寄生pnp)ランジスタTr。
1の電流増幅率を下げる必要があった。
また、第10図に示す構造においても、溝によるウェル
領域の絶縁分離によって寄生pnpトランジスタTr、
1の電流増幅率は下げられているものの、ウェル領域の
電圧固定は基板の表面でしかなされておらず、ランチア
ンプ防止としては万全ではない。さらにこの構造をとっ
た場合、素子分離用の溝の深さをウェル領域より深くし
てはじめて効果が現われるものであるので、そのために
素子分離幅を小さくしたままウェル領域より深い溝を掘
ることが必要であるが、それが困難であるという問題点
と、通常のデバイス形成においてはウェル領域よりも深
い溝を形成する工程はなく素子分離用のために新しくプ
ロセス工程を追加する必要があるという問題点があった
。
領域の絶縁分離によって寄生pnpトランジスタTr、
1の電流増幅率は下げられているものの、ウェル領域の
電圧固定は基板の表面でしかなされておらず、ランチア
ンプ防止としては万全ではない。さらにこの構造をとっ
た場合、素子分離用の溝の深さをウェル領域より深くし
てはじめて効果が現われるものであるので、そのために
素子分離幅を小さくしたままウェル領域より深い溝を掘
ることが必要であるが、それが困難であるという問題点
と、通常のデバイス形成においてはウェル領域よりも深
い溝を形成する工程はなく素子分離用のために新しくプ
ロセス工程を追加する必要があるという問題点があった
。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、寄生pnp)ランジスタの電流増幅率を下げ
、さらに実質的なウェル抵抗を小さくして、ランチアッ
プ耐量を向上できる半導体集積回路を得ることを目的と
する。
たもので、寄生pnp)ランジスタの電流増幅率を下げ
、さらに実質的なウェル抵抗を小さくして、ランチアッ
プ耐量を向上できる半導体集積回路を得ることを目的と
する。
この発明に係る半導体集積回路は、ウェル領域に設けら
れた電圧固定用のガードバンド部に溝を形成し、溝のト
ランジスタ部側の側壁にウェル領域と同一導電形の拡散
層を形成し、溝の反対側の側壁から底面にかけて絶縁層
を形成したものである。
れた電圧固定用のガードバンド部に溝を形成し、溝のト
ランジスタ部側の側壁にウェル領域と同一導電形の拡散
層を形成し、溝の反対側の側壁から底面にかけて絶縁層
を形成したものである。
この発明においては、ウェル領域のガードバンド部に溝
が形成され、政情のトランジスタ部側とは反対側の側壁
及び底面に絶縁層が形成されるため、深さ方向の絶縁分
離がなされて、寄生pnpトランジスタの電流増幅率が
下がることとなり、さらに溝のトランジスタ部側の側壁
に拡散層が形成されるため、ウェルの深い部分まで確実
に電圧固定がなされて、寄生抵抗が実質的に下がること
となり、ラッチアップ耐量を大幅に向上することができ
る。
が形成され、政情のトランジスタ部側とは反対側の側壁
及び底面に絶縁層が形成されるため、深さ方向の絶縁分
離がなされて、寄生pnpトランジスタの電流増幅率が
下がることとなり、さらに溝のトランジスタ部側の側壁
に拡散層が形成されるため、ウェルの深い部分まで確実
に電圧固定がなされて、寄生抵抗が実質的に下がること
となり、ラッチアップ耐量を大幅に向上することができ
る。
第1図はこの発明の第1の実施例による半導体集積回路
を示す断面図、第2図はその平面図である。ここでは、
p型半導体基板17上にnウェル領域15を形成し、n
ウェル領域15の基板17との境界部に設けられたガー
ドハンド3の部分に溝を形成し、nウェル領域15を電
源電圧Vccレベルに電圧固定を行ない、p型半導体基
板17をグランドレベルに電圧固定をした場合について
説明する。第1図及び第2図において、1はnウニル領
域15内に形成されたpチャネルMO3)ランジスタ、
5はそのゲート電極、7はソース電極、8はドレイン電
極、2はp型半導体基板17上に形成されたnチャネル
MO3)ランジスタ、6はそのゲート電極、9はドレイ
ン電極、10はソース電極である。一般に0MO3,回
路の多くでは、pチャネルMO3)ランジスタ1のソー
ス電極7は電源電圧であるVcc端子に接続されており
、nチャネルMO3)ランジスタ2のソース電極10は
グランド端子に接続されている。3及び4はガードバン
ドであり、これはウェル領域の電圧固定の働きをしてい
る。nウェル領域15に形成されたガードバンド3には
清が形成されており、その溝の側壁のウェルの境界に近
い側と底面部には選択的に厚い酸化膜14が形成され、
反対側(トランジスタ1側)の側壁にはn+拡散層11
が形成されている。そのn゛拡散層11は電源電圧であ
るVcc端子に接続されている。p型半導体基板17上
に形成されたガードバンド4にはp+拡散層12が形成
されており、そのp+拡散層12はグランド端子に接続
されている。
を示す断面図、第2図はその平面図である。ここでは、
p型半導体基板17上にnウェル領域15を形成し、n
ウェル領域15の基板17との境界部に設けられたガー
ドハンド3の部分に溝を形成し、nウェル領域15を電
源電圧Vccレベルに電圧固定を行ない、p型半導体基
板17をグランドレベルに電圧固定をした場合について
説明する。第1図及び第2図において、1はnウニル領
域15内に形成されたpチャネルMO3)ランジスタ、
5はそのゲート電極、7はソース電極、8はドレイン電
極、2はp型半導体基板17上に形成されたnチャネル
MO3)ランジスタ、6はそのゲート電極、9はドレイ
ン電極、10はソース電極である。一般に0MO3,回
路の多くでは、pチャネルMO3)ランジスタ1のソー
ス電極7は電源電圧であるVcc端子に接続されており
、nチャネルMO3)ランジスタ2のソース電極10は
グランド端子に接続されている。3及び4はガードバン
ドであり、これはウェル領域の電圧固定の働きをしてい
る。nウェル領域15に形成されたガードバンド3には
清が形成されており、その溝の側壁のウェルの境界に近
い側と底面部には選択的に厚い酸化膜14が形成され、
反対側(トランジスタ1側)の側壁にはn+拡散層11
が形成されている。そのn゛拡散層11は電源電圧であ
るVcc端子に接続されている。p型半導体基板17上
に形成されたガードバンド4にはp+拡散層12が形成
されており、そのp+拡散層12はグランド端子に接続
されている。
nチャネルMO3)ランジスタ2とpチャネルMO3)
ランジスタ1とから構成されるCMO3回路において発
生するラッチアップ現象については、従来例で説明した
通りである。第11図及び第12図に示すランチアンプ
の発生メカニズムにおいて、ラフチアツブの防止策とし
て、具体的にはウェル領域の寄生抵抗R1及びR3の値
を小さくすることと、寄生pnp)ランジスタTr、1
の電流増幅率を下げることの2つのポイントがあるが、
第1図及び第2図に示すような構成になる本実施例の半
導体集積回路では、まず、nチャネル素子領域とpチャ
ネル素子領域が溝の側壁に形成さた絶縁層により素子分
離されているため、寄生pnpトランジスタTr、1の
電流増幅率が低くなり、さらにnウェル領域15の電圧
固定が深さ方向にもなされているため、実質的な寄生抵
抗R1も小さくなっている。そのため、第12図におけ
るノードN1の電圧降下が生じにくり、寄生pnpトラ
ンジスタTr、1はオンしにく(、さらに仮りにオン状
態となったにしてもトランジスタTr。
ランジスタ1とから構成されるCMO3回路において発
生するラッチアップ現象については、従来例で説明した
通りである。第11図及び第12図に示すランチアンプ
の発生メカニズムにおいて、ラフチアツブの防止策とし
て、具体的にはウェル領域の寄生抵抗R1及びR3の値
を小さくすることと、寄生pnp)ランジスタTr、1
の電流増幅率を下げることの2つのポイントがあるが、
第1図及び第2図に示すような構成になる本実施例の半
導体集積回路では、まず、nチャネル素子領域とpチャ
ネル素子領域が溝の側壁に形成さた絶縁層により素子分
離されているため、寄生pnpトランジスタTr、1の
電流増幅率が低くなり、さらにnウェル領域15の電圧
固定が深さ方向にもなされているため、実質的な寄生抵
抗R1も小さくなっている。そのため、第12図におけ
るノードN1の電圧降下が生じにくり、寄生pnpトラ
ンジスタTr、1はオンしにく(、さらに仮りにオン状
態となったにしてもトランジスタTr。
1の電流増幅率が低くなっているので、経路■を流れる
電流が小さく、寄生npn)ランジスタTr、2をオン
状態にするまでには至らない。
電流が小さく、寄生npn)ランジスタTr、2をオン
状態にするまでには至らない。
このように本実施例では、2段構えでラッチアップの防
止対策がなされているため、ラッチアップは非常に起こ
りにく(なる。またこの構造では、寄生抵抗R3は小さ
くなっていないが、トランジスタTr、1はオンしにク
ク、仮りにオン状態となっても電流が流れにくく、トラ
ンジスタTr、2がオン状態にならないので、高ラッチ
アップ耐量のデバイス形成が可能である。
止対策がなされているため、ラッチアップは非常に起こ
りにく(なる。またこの構造では、寄生抵抗R3は小さ
くなっていないが、トランジスタTr、1はオンしにク
ク、仮りにオン状態となっても電流が流れにくく、トラ
ンジスタTr、2がオン状態にならないので、高ラッチ
アップ耐量のデバイス形成が可能である。
さらに、本実施例の大きな利点として次のようなことが
ある。即ち、高集積化が進む最近の記憶素子においては
、メモリセル間に溝を掘って、溝掘り分離を行なうプロ
セスが導入されているが、本実施例はその製造プロセス
を応用することができ、容易に形成することができる。
ある。即ち、高集積化が進む最近の記憶素子においては
、メモリセル間に溝を掘って、溝掘り分離を行なうプロ
セスが導入されているが、本実施例はその製造プロセス
を応用することができ、容易に形成することができる。
特に、分離併合形セルに溝の側壁を酸化する工程を加え
たメモリセル構造(IEDM’86.6・51p144
)を持つダイナミック・ランダム・アクセス・メモリに
おいては、本実施例の構造を形成するプロセス工程とメ
モリセルを形成するプロセス工程とが同一であるので、
新しくプロセス工程を増すことなく、容易に形成するこ
とができる。
たメモリセル構造(IEDM’86.6・51p144
)を持つダイナミック・ランダム・アクセス・メモリに
おいては、本実施例の構造を形成するプロセス工程とメ
モリセルを形成するプロセス工程とが同一であるので、
新しくプロセス工程を増すことなく、容易に形成するこ
とができる。
第3図及び第4図はこの発明の第2の実施例による半導
体集積回路を示す断面図及び平面図である。本実施例は
、上記第1の実施例がp型半導体基板上にnウェル領域
を形成し、nウェル領域の周囲に設けられたガードハン
ドに溝を形成したのと異なり、n型半導体基板18上に
pウェル領域16を形成し、pウェル領域16の基板1
8との境界部に設けられたガードパント4に溝を形成し
たものである。これによっても、第12図に示す寄生p
npトランジスタTr、1の電流増幅率が低く抑えられ
、さらに寄生抵抗R3が小さくなるので、ラッチアップ
は発生しない。
体集積回路を示す断面図及び平面図である。本実施例は
、上記第1の実施例がp型半導体基板上にnウェル領域
を形成し、nウェル領域の周囲に設けられたガードハン
ドに溝を形成したのと異なり、n型半導体基板18上に
pウェル領域16を形成し、pウェル領域16の基板1
8との境界部に設けられたガードパント4に溝を形成し
たものである。これによっても、第12図に示す寄生p
npトランジスタTr、1の電流増幅率が低く抑えられ
、さらに寄生抵抗R3が小さくなるので、ラッチアップ
は発生しない。
第5図はこの発明の第3の実施例による半導体集積回路
を示す。これはp型半導体基板上17上に、nウェル領
域15及びpウェル領域16を形成し、双方のウェル領
域の周囲に形成されたガードバンド3.4の両方に溝を
形成したものであり、これによればさらにラッチアップ
を発生しにくくできる。
を示す。これはp型半導体基板上17上に、nウェル領
域15及びpウェル領域16を形成し、双方のウェル領
域の周囲に形成されたガードバンド3.4の両方に溝を
形成したものであり、これによればさらにラッチアップ
を発生しにくくできる。
また第6図及び第7図はこの発明の第4及び第5の実施
例による半導体集積回路を示す。これらはp型半導体基
板17上にnウェル領域15及びpウェル領域16を形
成し、双方のウェル領域の境界部に形成されたガードバ
ンド3,4の一方に溝を形成したものであり、これによ
ってもラッチアップの発生を防止できる。
例による半導体集積回路を示す。これらはp型半導体基
板17上にnウェル領域15及びpウェル領域16を形
成し、双方のウェル領域の境界部に形成されたガードバ
ンド3,4の一方に溝を形成したものであり、これによ
ってもラッチアップの発生を防止できる。
なお、上記第3.第4.第5の実施例に示すような2種
類のウェル領域を形成した場合では、半導体基板にn型
を使用しても全(同じ効果が得られる。
類のウェル領域を形成した場合では、半導体基板にn型
を使用しても全(同じ効果が得られる。
また、上記実施例では、nウェル領域が電源電圧レベル
に固定された場合について述べたが、これは電源電圧よ
り高いレベルに電圧固定されていても良く、また、pウ
ェル領域もしくはp型半導体基板がグランドレベルに電
圧固定された場合について述べたが、これはグランドレ
ベルより低い基板電圧レベルに電圧固定されていても良
い。
に固定された場合について述べたが、これは電源電圧よ
り高いレベルに電圧固定されていても良く、また、pウ
ェル領域もしくはp型半導体基板がグランドレベルに電
圧固定された場合について述べたが、これはグランドレ
ベルより低い基板電圧レベルに電圧固定されていても良
い。
また、上記実施例では、ガードバンド部に形成された溝
の深さがウェル領域の深さと同程度の場合について説明
したが、ウェル領域の深さより浅い溝を形成した場合で
も深い溝を形成した場合よりは小さいがラッチアップ防
止の効果を十分に得ることができる。
の深さがウェル領域の深さと同程度の場合について説明
したが、ウェル領域の深さより浅い溝を形成した場合で
も深い溝を形成した場合よりは小さいがラッチアップ防
止の効果を十分に得ることができる。
以上のようにこの発明の半導体集積回路によれば、CM
O3回路におけろウェル電圧固定用のガードハンド部に
溝を形成し、溝の一方の側壁及び底面に絶縁膜を形成し
て寄生pnl))ランジスタの電流増幅率を下げ、溝の
他方の側壁にウェル電圧固定用の拡散層を設けてウェル
の深い部分まで電圧固定を行うようにしたので、CMO
3回路に発生するランチアップ現象を防止でき、信頼性
の高いデバイスを得ることができる効果がある。
O3回路におけろウェル電圧固定用のガードハンド部に
溝を形成し、溝の一方の側壁及び底面に絶縁膜を形成し
て寄生pnl))ランジスタの電流増幅率を下げ、溝の
他方の側壁にウェル電圧固定用の拡散層を設けてウェル
の深い部分まで電圧固定を行うようにしたので、CMO
3回路に発生するランチアップ現象を防止でき、信頼性
の高いデバイスを得ることができる効果がある。
第1図及び第2図はこの発明の第1の実施例による半導
体集積回路を示す断面図及び平面図、第3図及び第4図
はこの発明の第2の実施例による半導体集積回路を示す
断面図及び平面図、第5図。 第6図、第7図はそれぞれこの発明の第3.第4゜第5
の実施例による半導体集積回路を示す断面図、第8図及
び第9図は従来の半導体集積回路を示す断面図及び平面
図、第10図は従来の半導体集積回路の他の例を示す断
面図、第11図、第12図はそれぞれCMOSタイプの
半導体集積回路におけるラッチアップ現象を説明するた
めの図である。 図において、1はpチャネルMO3)ランジスタ、2は
nチャネルMO3)ランジスタ、3,4は電圧固定用の
ガードハンド、5.6はゲート電極、7,10はソース
電極、8.9はドレイン電極、11はn′″拡散層、1
2はp+拡散層、13は溝による絶縁分離領域、14は
厚い酸化膜、15はnウェル領域、16はpウェル領域
、17はp型半導体基板、18はn型半導体基板、R1
−R4,R4’は寄生抵抗、Tr、1は寄生pnp)ラ
ンジスタ、Tr、 2 、 Tr、 3は寄生npn)
ランジスタである。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。
体集積回路を示す断面図及び平面図、第3図及び第4図
はこの発明の第2の実施例による半導体集積回路を示す
断面図及び平面図、第5図。 第6図、第7図はそれぞれこの発明の第3.第4゜第5
の実施例による半導体集積回路を示す断面図、第8図及
び第9図は従来の半導体集積回路を示す断面図及び平面
図、第10図は従来の半導体集積回路の他の例を示す断
面図、第11図、第12図はそれぞれCMOSタイプの
半導体集積回路におけるラッチアップ現象を説明するた
めの図である。 図において、1はpチャネルMO3)ランジスタ、2は
nチャネルMO3)ランジスタ、3,4は電圧固定用の
ガードハンド、5.6はゲート電極、7,10はソース
電極、8.9はドレイン電極、11はn′″拡散層、1
2はp+拡散層、13は溝による絶縁分離領域、14は
厚い酸化膜、15はnウェル領域、16はpウェル領域
、17はp型半導体基板、18はn型半導体基板、R1
−R4,R4’は寄生抵抗、Tr、1は寄生pnp)ラ
ンジスタ、Tr、 2 、 Tr、 3は寄生npn)
ランジスタである。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。
Claims (4)
- (1)第1導電形の半導体基板上に位置する第1及び第
2導電形の2つのウェル領域の各々内に、あるいは上記
基板と一体の半導体基板領域及び第2導電形の1つのウ
ェル領域の各々内に、トランジスタ部を、及び両領域の
境界近傍にて電圧固定用のガードバンド部を形成してな
るCMOSタイプの半導体集積回路において、 上記2つの素子形成領域のうちの1つのウェル領域のガ
ードバンド部に溝を形成し、 該溝の上記トランジスタ部側の側壁に、上記ウェル領域
と同一導電形の導電領域を形成し、上記溝の上記トラン
ジスタ部とは反対側の側壁及び底面に絶縁層を形成して
なることを特徴とする半導体集積回路。 - (2)上記溝の側壁に設けられた導電領域は、その不純
物濃度が上記ウェル領域の不純物濃度より高いことを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の半導体集積回路。 - (3)上記第1及び第2導電形の一方はn型、他方はp
型であり、n型導電形のウェル領域又は半導体基板領域
は電源電圧レベル又は電源電圧より高い電圧レベルに電
圧固定され、p型導電型のウェル領域又は半導体基板領
域はグランドレベル又はグランドレベルより低い電圧レ
ベルに電圧固定されていることを特徴とする特許請求の
範囲第1項又は第2項記載の半導体集積回路。 - (4)上記溝は、ダイナミック・ランダム・アクセス・
メモリにおけるメモリセル製造プロセスと同じ工程で形
成されることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし
第3項のいずれかに記載の半導体集積回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62140191A JPS63304661A (ja) | 1987-06-04 | 1987-06-04 | 半導体集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62140191A JPS63304661A (ja) | 1987-06-04 | 1987-06-04 | 半導体集積回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63304661A true JPS63304661A (ja) | 1988-12-12 |
Family
ID=15263027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62140191A Pending JPS63304661A (ja) | 1987-06-04 | 1987-06-04 | 半導体集積回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63304661A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5376817A (en) * | 1991-07-01 | 1994-12-27 | Micron Technology, Inc. | Structure for a semiconductor device comprising conductive trench sidewalls |
US6956266B1 (en) | 2004-09-09 | 2005-10-18 | International Business Machines Corporation | Structure and method for latchup suppression utilizing trench and masked sub-collector implantation |
-
1987
- 1987-06-04 JP JP62140191A patent/JPS63304661A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5376817A (en) * | 1991-07-01 | 1994-12-27 | Micron Technology, Inc. | Structure for a semiconductor device comprising conductive trench sidewalls |
US6956266B1 (en) | 2004-09-09 | 2005-10-18 | International Business Machines Corporation | Structure and method for latchup suppression utilizing trench and masked sub-collector implantation |
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