JPS63303982A - コデイン誘導体 - Google Patents

コデイン誘導体

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JPS63303982A
JPS63303982A JP63116776A JP11677688A JPS63303982A JP S63303982 A JPS63303982 A JP S63303982A JP 63116776 A JP63116776 A JP 63116776A JP 11677688 A JP11677688 A JP 11677688A JP S63303982 A JPS63303982 A JP S63303982A
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JP
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compound
structural formula
compounds
formulas
derivative
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JP63116776A
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ジョン ウィリアム ルイス
コリン フランク クロフォード スミス
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Reckitt Benckiser Healthcare UK Ltd
Original Assignee
Reckitt and Colman Products Ltd
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Publication date
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/435Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom
    • A61K31/47Quinolines; Isoquinolines
    • A61K31/485Morphinan derivatives, e.g. morphine, codeine
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/04Centrally acting analgesics, e.g. opioids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D489/00Heterocyclic compounds containing 4aH-8, 9 c- Iminoethano-phenanthro [4, 5-b, c, d] furan ring systems, e.g. derivatives of [4, 5-epoxy]-morphinan of the formula:
    • C07D489/06Heterocyclic compounds containing 4aH-8, 9 c- Iminoethano-phenanthro [4, 5-b, c, d] furan ring systems, e.g. derivatives of [4, 5-epoxy]-morphinan of the formula: with a hetero atom directly attached in position 14

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコディンの誘導体、その製法及びその製薬組成
物に関する。本発明によれば、以下の構造式: の化合物が提供される。
本出願人らによる英国特許第1593191号は構造式
: (但し、式中のR1、RZ 、R:l 、R4、R5及
びR6はある種の特定の基であり、7及び8位の点線は
任意の結合を示す) を存するモルフインの14−アミノm1体が開示され、
特許請求の範囲に記載されている。
構造式Hの化合物は動物実験において鎮痛剤及び/又は
拮抗物質活性が示された。
本出願人らは、構造式■: を有する14−シンナモイルアミノコディン誘導体にお
いて構造と活性との関係を研究した。構造式■の化合物
は、この研究から独特な側面を有する化合物として明ら
かとなった。この研究の特殊な面ば種々のオピオイド受
容体に関して各誘導体の相対的選択性を調べたことであ
り、ある種の既に開示されている構造式■の特定化合物
が含まれていた。今日臨床用途において鎮痛剤として使
用されるオピオイド医薬物質の大部分(たとえは、モル
フイン、フェンタニル、メタトン)はm u 受容体に
おける作用物質である。ブブレノルフィンにより例証さ
れた、更に近年の鎮痛剤局部的作用物質の効果もまたm
u受容体が介在している。これらの医薬物質の多くの副
作用、たとえば吐き気、呼吸機能の低下は、mu受容体
の相互作用より生ずる腸の運動性及び陶酔感の阻害にた
ぶん依存するであろう。
k受容体において作用物質として作用する化合物も有効
な鎮痛剤であることは公知である。しかしながら、この
に作用物質特性は不快気分及び幻覚のような不愉快な副
作用を伴う。主としてmu(エンドルフィン)又は主と
してk (グイノルフィン)作用物質活性を有する内因
性オピオイドが確認された事実は、これらの内因性物質
がmu及びに受容体系による気分の決定(すなわち不快
気分及び陶酔感)において顕著な役割を果しうろことを
示唆する。
更に近年δ受容体作用物質が鎮痛剤に介在する証拠が増
大しているがそのような化合物が気分(すなわち不快気
分又は陶酔感)に影響を及ぼす証拠はない。このことは
、δ作用物質がmu及びに作用物質とは異なる副作用の
側面を有するであろうという予期と一致する。このこと
は、mu作用物質とは異なりδ作用物質は腸の運動性に
影響を及ぼさないという知見により更に示唆される〔ガ
リガン(Gal ligan)  らによるJ、 Ph
arm、 Exp。
Theraps、第229巻、第641)(1984年
)〕。
構造式■の化合物について、鎮痛剤の可能性を評価する
ために最初に2つの抗侵害受容の試験(生体内)を行な
った。結果は以下の第1表に示されている。これらの試
験は以下のとおりである。
(1)ヘンダーク9フト (Hendershot)及
びフォーセイス(Forsaith)による報文(J、
 Pharmac。
Exp、 Ther、第125巻第23’1(1959
年))に記載されており、鎮痛剤又は鎮痛剤活性の尺度
を示す抗苦痛(antiwrithing)試験(H及
びF試験)。
(2)  グリーン(Green)及びヤング(You
ng)により記載されているラットの尾圧(RTP)(
Br。
J、 Pharmac、 CheIllother、第
6巻第572頁(1951年))。
試験した化合物は、英国特許第1593191号明細書
に開示されているものもあるし、新規化合物もある。先
行技術の化合物は明細書の例番号により示す。得られた
結果を第1表に示す。
第1表   構造式■の化合物の活性 例15  Hデヒドロ  0.127   1.9xl
O−’Hジヒドロ  6X10−’   2.75X1
0−’例91Cj!    デヒドロ  0.88  
 7.5I  C1ジヒドロ  0.075   8X
10−3例92Me   デヒド0  3J5   0
.48Me    ジヒドC1O,080,06NO2
デヒドロ  0.06    1.2NO,ジヒドロ 
 0.026   2.8 X 10−’CF、   
 デヒドロ  3.0    2.48CF、    
ジヒドロ  0.048   0.29Br    デ
ヒドロ  2.22.0Br    ジヒドD   3
0     2.6X10−’例900Me   デヒ
ドC1>10     >IQOMe    ジヒドロ
40%at 1mg/kg  2.5ブブレノルフイン
  −        −7,5X10−3  7.6
XIO−3ナルブフイン    −         
        >10        0.039例
番号: 英国特許第1593191号明細書の例番号。
■ 二 本発明の化合物である構造式夏の化合物。
驚くべきことに、これらの結果から新規7.8−ジヒド
ロ化合物の方が対応する7、8−デヒドロ類似物よりH
及びF試験において効能があることが示された。p−ブ
ロモ化合物の場合を除けば、作用物質活性を示すRTP
試験においても前述の結果は同様であった。前述の英国
特許第1593191号明細書には構造式■: の2つの化合物が開示されている。RTP試験において
はデヒドロ化合物(例49)もジヒドロ化合物(例10
8)も作用物質活性を示さないことが見い出された。
ラットの尾のフリック(flick) (RT F )
試験において、英国特許第1,593,191号に対応
する米国特許出願の出願中の応答の中で、前記例49及
び108の化合物のADS。値(mg/Kg ;S、C
,)はそれぞれ0.132(7,8−デヒドロ)及び0
.16(7,8−ジヒドロ)であり、2つの化合物間の
重要な差異がないことが示された。
使用されたRTF試験はモルフイン拮抗物質活性を選別
した。その方法は、ペン・バサ7 ト(BenBa5s
at )らにより不ズミについて記載された方法(Ar
ch、 Int、 Pharmacoldyn第122
巻第434頁(1959年))を修正したもので、試験
中の侵害受容刺激は55℃の湯浴であった。この結果か
ら、7,8位の飽和度は化合物の効能に影響を及ぼさな
いと結論される。
局部的な作用物質であるナルブフィン及びブプレノルフ
ィンと同様な側面を有する可能性があるそれらの7,8
−ジヒドロ化合物には特に関心がある。すなわち、ト■
及びF試験において比較的効力が高く、RTP試験にお
いてこれら2つの化合物の効力の範囲内である。従って
、RがH,CI。
B「及びMeである構造式■のオピオイド受容体の2種
類ずつの化合物における側面を見抜くために単離した組
織の標本を調べた。すでに開示された構造式■のデヒド
ロ化合物に関する比較データも含む。これらの化合物に
ついてネズミの輸精管の標本(MVD)  (ヘンダー
ソン(I+enderson)らによるBr1t J、
Phar+waco1.第46巻第764頁(1972
年))において得られた結果を第2表に示す。未置換化
合物(R=H)はこの試験においては十分な作用物質で
あったが、δ−作用物質特性は検出されなかった。本発
明の化合物である構造式Iの化合物についてはδ−作用
物質活性が示されたので、親和性の値は得られなかった
。対応するメチル及びブロモジヒドロ化合物は以下の順
序:mu>δ〉kの親和性を有する拮抗物質であった。
MVD試験において構造式■の化合物の作用物質効果を
研究するため、この組繊で得られたIC4゜値を、mu
u容体よりむしろδ−受容体に対して2乃至4倍の親和
性を示し、k受容体に対しては無視しうる程度の親和性
を示すδ選択的拮抗物質RX8008M(スミス(Sm
1th )によるLifeSci、第40巻第267頁
(1986年))又はmu選選択的拮抗物質ナルトレキ
ノン存在下で得られた値と比較した。結果は第3表に示
す。
第2   構浩工■の化へ の活生 μ   kd Br  デヒドロ     測定できずKe =拮抗物
質の不在下における応答と同一の応答を生ずるのに2倍
濃度の作用物質が必要とされる際の拮抗物質のモル濃度
;μ作用物質=ノルモルフイン(NM);に−作用物質
=エチルケトシクラゾシン;d−作用物質=D−Ala
−D−Leuエンケファリン 本前述のスミスによる報文の第268頁に記載されてい
るモルモットの回腸の標本(GPI)において、化合物
は主としてに一作用物質である。
投薬群”       I Caobng/ml  投
薬量の比01        0.098 + 0.0
3a)各治療計画に用いたMVDの群(n=2〜6)。
b)IC4゜は、最大収縮を40%の電気刺激に低下さ
せるのに必要な作用物質の濃度。
■のゆっくりした受容体動力学が、同一の標本における
拮抗物質の存在下又は不在下で作用物質のIC,。値の
決定を妨げた。
C)比:拮抗物質存在下の■のIC,。/IのIC4゜
ナルトレキソンによる化合物■の作用物質効果と比較し
てRX8008Mによるそれの方が拮抗作用が大きいこ
とは、明らかに構造式Iの化合物が主としてこの組織に
おいてδ受容体に作用することを示す、第2表のその他
の化合物はいずれも、化合物■が独特な面を有すること
を示すMVD試験において検出しうる程度のδ作用物質
効果を示さなかった。
DMPP (ジメチルフェニルピペラジン)刺激GPI
標本(k及びmu試験)においては、構造式Iの化合物
はRX8008M (25nM)により拮抗作用が成さ
れた非常に浅い(shallow )投薬量一応答曲線
を生じ、この結果はこの化合物が検出しうる程度のに作
用物質活性をもたない低内部活性mu作用物質であるこ
とを示す。
このGPI標本においては、メチルジヒドロ化合物は主
としてに局部的作用物質活性を示した。
一方プロモジヒドロ化合物はMVD及びGPIの双方の
標本において、作用物質活性はわずかであった。
構造式Iの化合物の生体外における性質は以下のように
まとめることができる。すなわち、δ−受容体において
は相当程度の内部活性があり、mu受容体においては内
部活性が低い。英国特許第1593191号明細書にお
いてすでに開示されている一連のジヒドロ化合物又は関
連したデヒドロ化合物はいずれもこのような活性を有す
ることは見い出されなかった。
本明細書に記載された結果は非常に驚くべきことで、本
発明の化合物が、モルヒネ代替物として考えられる鎮痛
薬に関して今まで想起されてきた望ましくない副作用を
示さない良好で強い鎮痛薬を提供する研究において大き
な価値のある可能性があることを示す。本発明の化合物
に関するこれらの実験について本明細書において記載し
た結果の重要性は、モルヒネ代替物として使用しうる非
常に望ましい組合せの性質を有する強い鎮痛薬を発見す
るために多年にわたって多くの研究者により成された莫
大な努力を考慮する際に認められるであろう。
化合物■がなみなみならぬことは、サルにおける自動投
薬研究において更に示された。コディンのO,j2 m
g/Kg静脈内注射に対して応答するように訓練された
リーサスザルにおいて医薬物質強化効果が評価された。
構造式■の化合物の投薬を、130分の試験中コディン
で代用した。化合物I(0,0003〜0.01 Ng
/Kg、静脈内)による平均応答速度は、以下の第1図
に示されるように全ての投薬量において塩水によるそれ
と同一であった。第1図においては低い方の点線が塩水
による応答を示し、実線は化合物■による応答である。
コディンによる応答範囲は点線により囲まれた面積によ
り示される。数字は個々のサルを言及する。
密接に関連したブロモ及びメチルジヒドロ化合物につい
ても同一条件下で実験しく第2図及び第3図参照)、化
合物■と比べて両者ともコディンによる応答とほぼ等し
い応答速度を示した。これらの結果は、δ−作用物質特
性を有する化合物がmu及びに作用物質とは異なる副作
用面を示すという主張を更に支持する。
構造式■の化合 の調製 構造式■の化合物は、ジクロロメタン中でp−クロロシ
ンナモイルクロライドを用い構造式■:の14−β−ア
ミノ化合物をアシル化することにより調製しろる。この
方法は、対応するN−シクロプロビルメチルノルテパイ
ン誘導体のアシル化に関して記載されている本出願人ら
による英国特許第1593191号明細書に記載されて
いる方法と対照的である。この新しい方法においては、
N−シクロプロピルメチル基の導入を反応順序の最後の
工程において実施する。従って、構造式■:の化合物の
N−説アルキル化はアセトニトリル中ジエチルアゾジカ
ルボキシレートを用いることにより成され、構造式■: の新規化合物が得られる。この環状構造物を従来の方法
で、たとえばメタノール中2Nの塩酸を用いて加水分解
すると中間体ノル化合物(塩酸塩として)が得られる。
このものは更に精製することなく、たとえば炭酸水素カ
リウム及びよう化カリウムの存在下アセトン中でシクロ
プロピルメチルブロマイドでアルキル化でき、構造式夏
の化合物が得られる。
15〜25℃の14−β−アミノ−7,8−ジヒドロコ
デイノン(12g、0.038モル)の無水ジクロロメ
タン(120m1) vl拌?8?flに、水浴で冷却
しなからp−クロロシンナモイルクロライド(7,85
g、0.039モル)を添加し、溶液を一昼夜室温に放
置した。溶液を炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥して
大部分のジクロロメタンを減圧で除去した。エタノール
を添加し、大部分の溶媒を減圧で除去した。混合物を1
時間室温に放置し、生成物を濾過で除去し、エタノール
で洗浄し、65℃において真空中天酸化燐上で一昼夜乾
燥させると14−β−p−クロロシンナモイルアミノ−
7,8−ジヒドロコデイノン(融点166〜8℃、17
.64 g、収率96%)が得られた。
ンの調製 14−β−p−クロロシンナモイルアミノ−7゜8−ジ
ヒドロコデイノン(4,8g、 0.01モル)のアセ
トニトリル(40mJ、乾燥)攪拌懸濁液にジエチルア
ゾジカルボキシレート (2,09g、0.012モル
)を添加し、混合物を還流させながら加熱した。更にジ
エチルアゾジカルボキシレートを1時間及び2時間後(
350mg 、0.002モル)及び最後に3時間後に
(100mg、0.00057モル)添加した。更に1
時間還流させながら加熱した後溶液を冷却し、溶媒を減
圧下で除去してエタノール(4C1jりで置換した。溶
液を0℃において一昼夜保持し、得ら咋た沈殿物を濾過
により除去して空気中で乾燥させると、19−p−クロ
ロシンナモイル−7,8−ジヒドロ−14−β−17−
イミツメタノールコデイノンが得られた。
融点240℃(3,28g、収率69%)。
2Mの塩酸(2,5njりを含む19−p−クロロシン
ナモイル−7,8−ジヒドロ−14−β−17−イミツ
メタノノルコデイノン(1,2g・0.025モル)の
メタノール(10mlり溶液を30分間還流させながら
加熱した。溶媒を減圧で除去し、残存する水は減圧下で
トルエンと共沸させることにより除去した。得られた固
体を空気中で乾燥させると、更に精製することなく使用
しうる粗14−β〜p−クロロシンナモイルアミノ−7
,8−ジヒドロノルコディノン塩酸塩(1,31g)が
得られた。
水(125mg)を含む14−β−p−クロロシンナモ
イルアミノ−7,8−ジヒドロノルコディノン塩酸塩(
1,1g、O,OO22モル)のアセトン(8mA)撹
拌溶液に、沃化カリウム(540mg、0. OO32
5モル、新たに粉砕したもの)、炭酸水素カリウム(1
,21g、0.0121モル)及びンクロヅルビルメチ
ルブロマイド(440mg。
0、00326モル)を添加し、混合物を4時間還流さ
せながら加熱した。混合物を冷却し、濾過により無機塩
を除去してアセトンで洗浄した。濾液を一緒にして溶媒
を減圧下で除去し、残留物をジクロロメタン及び5%の
炭酸水素ナトリウム溶液に分配した。有機層を乾燥させ
、溶媒を減圧下で除去した。残留物(1,1g)は、ジ
クロロメタン/メタノール(勾配0〜5%メタノール)
で溶離するクロマトトロン(ハリソン・リサーチ・イン
コーホレーテッド(flarrison Re5ear
ch Inc、)  4mm 5iCh ローター)で
精製した。関係のあるフラクションを回収し、溶媒を減
圧下で蒸発により除去した。残留物を少量のエタノール
を用いて粉砕し、溶媒を蒸発させた後空気中で乾燥させ
ると、融点力127〜9℃の14−β−p−クロロノン
ナモイルアミノ−7,8−ジヒドロ−N−シクロプロビ
ルメチルーノルコデイノンが得られた(6501)g、
収率57%)。
メシレート塩は融点が256℃であり、塩酸塩は融点が
301〜302℃であることが判明した。
本発明による製薬組成物には、経口的、舌下、口腔、直
腸又は非経口的投薬に適する形状が含まれる。経口的組
成物には、カプセル、錠剤、顆粒又はエリキシル、シロ
ップ又は懸濁液のような液状調剤の形が含まれる。舌下
又は口腔用組成物には錠剤の形が含まれる。
錠剤は活性成分として構造式Iの化合物(又は製薬学的
に許容しうるそれらの塩)を、錠剤の製造に適する賦形
剤と共に含む。これらの賦形剤には、燐酸カルシウム、
微結晶セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、ラクトース、蔗糖又はブドウ糖のような不活性希釈
剤、でんぷんのような粗砕及び砕解剤、でんぷん、ゼラ
チン、ポリビニルピロリドン又はアラビアゴムのような
結合剤、及びステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸
又はタルクのような滑剤が含まれる。
カプセル状の組成物は、硬質ゼラチンカプセル中に活性
成分と燐酸カルシウム、ラクト−ススはカオリンのよう
な不活性固体希釈剤を含みうる。
座薬の形の直腸投薬組成物は活性成分の他にココアバタ
ー又は座薬ろうのような賦形剤を含みうる。
非経口的投薬用の組成物は、たとえば水、塩水、又はプ
ロピレングリコール又はポリエチレングリコールのよう
な多価アルコール溶液のような滅菌調剤の形でもよい。
便宜上及び組成物の投薬の精度の目的で、単位服用量の
形で使用するのが有利である。経口的、舌下又は口腔投
薬では、単位服用量には構造式Iの化合物が0.1〜1
0mg又は等量の製薬学的に許容しうるそれらの塩が含
まれうる。非経口的単位服用量には、調剤1)1!!当
り0.1〜10mgの前記化合物(又はそれらの塩)が
含まれうる。
本発明はまた構造式■の新規化合物を含むことは理解さ
れるべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はコディン投与量とその応答関係を示す
図である。 第1図 Mtj/八tjへ1〜j 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)以下の構造式: ▲数式、化学式、表等があります▼ I を有する化合物。 (2)前記構造式 I の化合物の鋼製法であって、以下
    の構造式: ▲数式、化学式、表等があります▼VI の化合物を加水分解して構造式 I の化合物のノル誘導
    体を形成し、次いでこの誘導体をアルキル化して構造式
    I の化合物であるN−シクロプロピルメチル誘導体を
    生成する方法。 (3)以下の構造式: ▲数式、化学式、表等があります▼V の化合物を反応させることにより以下の構造式:▲数式
    、化学式、表等があります▼VI の対応するp−クロロシンナモイル誘導体を合成し、次
    いで化合物VIをアセトニトリル中ジエチルアゾジカルボ
    キシレートと反応させて構造式VIIの化合物を合成する
    請求項(2)記載の方法。 (4)請求項(1)記載の化合物又は製薬学的に許容し
    うるその塩を、製薬学的に許容しうる希釈剤又はキャリ
    ヤーと共に含む製薬組成物。 (5)単位服用量当り0.1乃至10mgの化合物を含
    む経口的、舌下又は口腔投薬用の単位服用量の形の請求
    項(4)記載の製薬組成物。 (6)組成物1ml当り0.1乃至10mgの化合物を
    含む非経口的投薬用の単位服用量の形の請求項(4)記
    載の製薬組成物。 (7)以下の構造式: ▲数式、化学式、表等があります▼VII を有する化合物。
JP63116776A 1987-05-15 1988-05-13 コデイン誘導体 Pending JPS63303982A (ja)

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