JPS63301002A - プリズム防眩ミラ− - Google Patents

プリズム防眩ミラ−

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JPS63301002A
JPS63301002A JP62135682A JP13568287A JPS63301002A JP S63301002 A JPS63301002 A JP S63301002A JP 62135682 A JP62135682 A JP 62135682A JP 13568287 A JP13568287 A JP 13568287A JP S63301002 A JPS63301002 A JP S63301002A
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JP
Japan
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thin film
prism
optical thin
light
prism body
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Application number
JP62135682A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Aoki
青木 道生
Yutaka Yoshida
豊 吉田
Katsuya Ogiso
小木曽 克也
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、プリズム防眩ミラーに関し、特に、自動車の
車内に備えられた後方視認用のプリズム防眩ミラーに関
する。
従来技術 従来一般に、自動車内には、後方の確認を行なうため、
一般にルームミラーが備えられている。
ところで、このルームミラーは、昼夜にかかわらず、自
動車運転時に必要に応じて後方を確認するために用いら
れる。ところで、夜間の自動車走行時において、後方よ
りの強い光、例えば後続車の前照灯等、を該ミラーに受
けた場合、運転者がその反射光により、まぶしく感じる
場合がある。
これを防止するために、ルームミラーの装着角度を変え
ることにより、低反射面へ光線を受け、その反射光線を
運転者の目に入射させる防眩機構を有するルームミラー
、言わゆる防眩ミラーが数多く提供されている。
上記防眩ミラーの内、自動車の車内に設置されている防
眩ミラーは、一般に、プリズム体を用いたプリズム防眩
ミラーと呼ばれるものが主流である。このプリズム防眩
ミラーは、第9図に示す如く、後方をうっすミラー本体
8Iと、該ミラー本体81を収納保持するボディ92と
、上記ミラー本体81を自動車の車内所定位置に配置す
るためのステー93と、上記ミラー本体81の位置を上
記ステー93に対して回動自在に調節せしめるためのジ
ヨイント部94から構成される。さらに、上記ミラー本
体81は、第10図に示す如く、θなる角度をなす二手
面をミラー本体81の長手方向に備えるプリズム体82
と、該プリズム体82の裏面82bに蒸着せしめられた
アルミニウム反射膜83と、該反射膜83を保護するた
めに上記反射膜の反プリズム体82例の面に塗装された
裏打ち塗膜層84とからなる。
上記構成によれば、第11.12A、12B図に示す如
く、自動車の運転者の目の位置と、上記プリズム防眩ミ
ラーの設置場所とを、後方視界が最もよく見透せる位置
関係に配置することにより、ルームミラーとしての役目
が達成できる。さらに詳しく説明すると、第11図にお
いて、後方よりの光線A、は、プリズム体82の表面8
2aに入射し、入射光線AIの一部が該表面82aにて
反射し、表面反射光線A3を形成するとともに、その大
部分は上記表面82aにて屈折し、反射膜83に到達す
る。該反射膜83に到達した光線は、ここで反射してプ
リズム体82の表面82aにて屈折し外方へ一次反射光
線Atとして放出されるとともに、該表面82aにて反
射光線の一部が反射し、再度反射膜83方向へ進む。尚
、このプリズム体82内での反射光線は、プリズム体8
2の表面82aで反射しかつ反射膜83にて今一度反射
せしめられ二次反射光線A4として外方へ放出されると
ともに、その一部がプリズム体82の表面82aにて再
度反射して反射膜83方向へ進む。
このようにプリズム体82内にて反射をくり返しつつ光
線は減衰していく。ところで、上記各光線は、入射光線
A1を100%とすれば、一般に一次反射光線Atが約
75%、表面反射光線A、が約4%、二次反射光tlA
A4が約3%となる。
このような反射特性を有するプリズム防眩ミラーは、第
12A、12B図に示す如く、ミラー本体82の取付は
基準面90に対する取付は角度θを変えることにより昼
夜の使い分けを行う。すなわち、昼間の使用においては
、周囲が明るいため、上記−次反射光線A1が直接、運
転者の目に到達するように、ミラー本体82の位置が調
節される。
そして、夜間時においては、周囲が暗いので、上述の様
な一次反射光線A、が、直線、目に到達すると、周囲の
暗さに順応している肉眼はまぶしく感することがある。
従って、それを防止するために、後方からの入射光線に
対して、上記ミラー本体82は、その取付角度が調節さ
れ、表面反射光線A、のみが運転者の目に入射するよう
な位置に変更される。
ところが、上述の如き防眩を目的として、昼夜の区別に
よりプリズム防眩ミラーのミラー本体の取付は角度調節
を行ない使用されるプリズム防眩ミラーにおいては、上
記−次反射光線AIに対し表面反射光線A3が極端な低
率でしか反射せず、従って運転者の目に到達する反射光
線の量は大巾に減少する。加えて、プリズム体82の表
面82aの反射分光特性は、第12図に示す如く、人間
の視覚に感じる光の波長(約400nm〜約700 r
+rR)範囲ではフラットである。また、人間の目は、
第14図に示す如く、夜間においては、その最も感度の
高い光波長、(ピーク波長、一般に暗順応比視感度と呼
ばれる)は507nmであり、従来のプリズム防眩ミラ
ーでは、第13図で示す通り、このピーク波長において
も、表面反射率は約4%しか確保できない。しかも、こ
の特性はガラス表面の固有の反射特性による。つまり、
ガラス表面における反射光は昼夜を問わず、入射光に対
し約4%しか確保できないことになる。しかも、人間の
目は、周囲の明暗により、最も高い感度で光を感じる光
の波長、いわゆる比視感度が異なり(ブルキンユ現象)
、夜間では507 nm、昼間では555nmの各波長
の光を最も良く感じる。昼間の自動車運転では、後方視
認のためのルームミラーからの反射光は、入射光に対し
約75%であり、上記比視感度はあまり問題にならない
が、夜間においては、上記反射光線が入射光線に対し約
4%と言う低量であるので、人間の目に最も比視感度の
高い光波長の光を効率よく反射することが、反射光線を
有効に利用するという面から判断すれば、有利である。
発明の技術的課題 従って、本発明の解決すべき技術的課題は、夜間時の自
動車運転走行時において、光の暗順応比視感度ピーク波
長(507nm)又はその近傍の波長の表面反射率か高
いプリズム防眩ミラーを提供することにある。
本発明の要旨 光は、音と同様、波動であるから、振動方向の一致して
いる二つの光波が同時に一点に達すると、光の干渉現象
が生じる。そして、一般にその点の明るさは、位相差が
2mπ(mは整数)のとき極大となり、(2m+I)π
のとき極小となる。本発明は、この事実に鑑み、この光
の干渉現象を利用することによりなされたしのである。
すなわち、本発明に係るプリズム防眩ミラーは、プリズ
ム体と該プリズム体の裏側ガラス面に反射膜を形成して
なるミラー本体を備えてなるプリズム防眩ミラーにおい
て、プリズム体の表側ガラス面に、該プリズム体の屈折
率より高い屈折率を有する少なくとも単層の、光学薄膜
を形成した。
上記構成によれば、プリズム体表面に入射した光線は、
光学薄膜の表面で反射する光線、以下表面反射光線と呼
ぶ、と、該薄膜の裏面、すなわち薄膜とプリズム体のガ
ラス表面との境界面、で反射する光線(以下、境界面反
射光線と呼ぶ)と、さらに上記プリズム体内へ透過する
光線とに分かれる。そして、光線が光学的に疎なる媒質
、ここでは空気、から光学的に密なる媒質、ここでは光
学薄膜、へ入射して、上記両媒質の境界面で反射する場
合、反射光線の光波の位相はπ(半波長)だけ変位する
。尚、この逆の場合、位相変化はない。
すなわち、光の干渉を生じせしめる条件としての要求事
項は、同一光源より発せられた光(光波)が光学薄膜に
より二つの異なった光路をなす光(光波)に分かれて存
在することであり、上述の反射はこれを満たしている。
つまり、光学薄膜の表面反射光線と上記境界面反射光線
がそれである。しかも上記両方の光波の位相差はπ(半
波長)であり、両光線による干渉現象は生じ得る。つま
り、形成された光学薄膜の屈折率nと膜厚dとが下記の
関係を満たしておれば光の干渉は生じる。
λ 2 ・n−d=(2m−1)− ここでλは干渉によって強め合う光の波長であり、mは
1,2.3・・・等の任意の正の整数である。
従って、プリズム体へ入射する入射光線の光学薄膜表面
における表面反射光線と、同一の入射光線で光学薄膜内
を透過し、上記境界面にて反射する境界面反射光線が干
渉することによりプリズム体としての反射率は高くなる
しかも、上述した関係式の如く、可視光線の波長範囲内
において、任意の波長の光を干渉させることが可能であ
る。つまり、光学薄膜を形成する材質が備える屈折率n
iに対し干渉を生じせしめたい光の波長をλiとすれば
、上述の関係式よりλ1 2ni−d=(2m−1)− d=(2o+−t)・λi・− i となり、プリズム体表面に形成すべき屈折率niを備え
る光学薄膜の必要膜厚diが決まる。
つまり、上記構成において、プリズム体として、特定の
波長の光の反射率を高めるためには、プリズム体の表面
に光学薄膜を形成し、そして、該薄膜の膜厚と光学薄膜
の形成材料が備えろ屈折率とにより光の干渉を起こす光
の波長を決め、その干渉を効果的に利用すればよいこと
になる。しかも、干渉を起こす光の波長は、上述の如く
、光学薄膜の膜厚と屈折率とで決まるので、夜間におけ
る人間の目の比視感度のピーク波長、具体的には507
nmの光波長、に照準を合わせて、その波長の光を干渉
させることが薄膜の膜厚を選択することにより可能にな
る。つまり、プリズム体として、上記波長の光の反射率
を高めることができる。
実施例 以下に、第1〜8図に従って本発明の実施例を具体的に
説明する。
第1図は第1実施例に係るプリズム防眩ミラーのミラー
本体lを示す。図において、ψなる角度をなす二手面二
表面2aと裏面2b、を長手方向に備えてなるプリズム
体2は、該プリズム体2の裏面2bに、プリズム体2を
透過してくる光線を反射せしめる反射膜3を備え、かつ
、該反射膜3の戻入射光線側に、上記反射膜3を保護す
るために施された裏打ち塗膜層4を備えている。尚、上
記反射膜3はアルミニウムや銀等をプリズム体のガラス
面に蒸着せしめて形成される。
一方、プリズム体の表面2aには、プリズム体2より高
い屈折率を有する光学薄膜が蒸着成膜法により形成され
ている。尚本実施例では、この光学薄膜の材料としては
、Z r Otを用いた。本実施例では、上記光学薄膜
は、その屈折率が1.9で、膜厚dを200nmとして
形成した。
上記構成によれば、第2図によく示される如く、入射光
線B1が入射角iにてプリズム体2、詳しくは該プリズ
ム体2の表面に形成されている光学薄膜5、へ入射する
と、該入射光線B、は光学薄膜5の表面5aにて反射す
る表面反射光線B、と該光学薄膜5を透過する透過光線
B、とに分かれる。
そして、該透過光線B3は、プリズム体2と光学薄膜5
の境界面6にて、−次反射をなし、−次反射光線B4と
屈折してプリズム体2へ透過する透過光線B3°とに分
れる。そして、透過光線B3’はプリズム体2の反射面
2bにて反射し、二次反射光線(図示せず)として再び
プリズム体2内を入射光線B、側へ進み、光学薄膜5を
透過して外方へ放射される。尚、該二次反射光線は光学
薄膜5との境界面6にて内部反射して再びプリズム体2
の反射面2bへ進む内部反射光線を備えていることは言
うまでもない。
ところで、プリズム体2への入射光線B、はプリズム体
の表面全域に亘り無数に入射している。
そこで、第2図に示すように、それらの光線の内、2本
の光線Baa、Bibについて考えてみる。膜厚d。
屈折率nの光学薄膜5に入射角iで入射する光線Baa
、B+bは、該薄膜5の表面5aで反射する表面反射光
線B ta、 B tbと光学薄膜6内を透過する透過
光線B、とにそれぞれ分れる。そして上記透過光線B、
は、境界面6にて反射する境界面反射光線B4とプリズ
ム体2内を透過する透過光線B、゛とにさらに分れる。
そして上記透過光線Bs’は、プリズム体2の反射膜3
で反射し、二次反射光線(図示せず)としてプリズム体
2内を外方へ進む。
尚、ここでは、この二次反射光線についての詳細な説明
は省略する。
ところで、光が異なる密度の媒質の境界面で反射する際
に、光学的に疎から光学的に密に入射して反射するとき
には、その位相がπ、すなわち半波長、たけずれるので
、図中り点において、入射光線B+a、B+bの光波に
πだけの位相変化がおこる。そして、光波にπだけの位
相変化を伴った表面反射光線82a、 B tbとして
、運転者の目に入射する。一方、境界面反射光線B4は
、光学的に密から光学的に疎に入射して反射する光線で
あるので、位相変化は生じない。つまり、プリズム体2
の表面反射光線B、は、その光波の位相がπ(半波長)
だけ変化した光線B ta、 B Jと元の入射光線B
1と同一の位相を備えた境界面反射光線B4とが混在し
、相互に干渉しあっている。そして、この表面反射光線
B、の反射分光特性は第6図に示された通りである。す
なわち、本実施例においては、光波の波長が50.7 
t+a+近傍にて最も反射率の高いプリズム防眩ミラー
を実現させることが可能となり、その反射率も約15%
強を備えることかできた。
尚、第1実施例における光学薄膜の膜厚dを335.5
r+o+とじた場合の一変形例として、そのプリズム体
の表面反射光線の反射分光特性を第7図に示す。この場
合においても、光波の波長507nm近傍において、最
も高い反射率を備えるプリズム防眩ミラーの実現は可能
であり、その反射率は15%強になる。
ところで、光の干渉は、上記説明における単層の光学N
Mにのみ起こる現象ではない。多層薄膜においても、光
の干渉は生じる。以下に説明する第2実施例は、その好
適な一例である。
第3図は、プリズム体32の表側ガラス表面36に三層
の光学薄膜を積層して形成したミラー本体30の要部を
示す。図において、35bは高屈折率を有する第3層目
の光学薄膜を示し、該光学薄膜35bは、上記プリズム
体32の表側ガラス表面36に蒸着成膜法により備えら
れている。
因みに、この光学薄膜はALOaを材料とし、膜厚dが
230r++nで、その屈折率は1.66である。さら
に、上記第3層目の光学薄膜35bの上面には、MgF
、を材料とし、屈折率が1.4で膜厚d′が265.6
層mの第2層目の光学薄膜35aが積層されている。さ
らに、上記第2層目の光学薄膜35aの上面には、上記
第3N1目の光学薄膜と全く同一同寸法構成の光学薄膜
35bが積層されている。
このように、本実施例は、3層からなる光学薄膜を備え
る多層構造の光学薄膜を有するプリズム防眩ミラーの一
実施例である。
上記構成によれば、プリズム体32の表面に入射する光
線C6は、第4図によく示されるごとく、それぞれの境
界面にて反射を伴いつつ入射光線c0の一部がプリズム
体32内を透過する透過光線C6に分かれる。つまり入
射光線c0は、第1層目の光学薄膜35bの表面反射光
線clと、第2層目の光学薄膜35aと前記第1層目の
薄膜35bとの境界面における第1境界面反射光線Ct
&、さらに同様に、第2境界面反射光線C8及び第3境
界面反射光線C4と、上記透過光線C6とにそれぞれ分
かれる。因みに、上記各境界面反射光線C,,C3゜C
4の一部は、当然、各光学薄膜35a、35bの各境界
面でそれぞれ内部反射して、各内部反射光線C!’ 、
 Cs’ 、 c 4+として再びプリズム体32方向
へ進むことは言うまでもない。このように、プリズム体
32へ入射した光線c0は、多層の光学薄膜35a、3
5bの表面及び各層の境界面にて反射し、反射光線とし
てプリズム体32の外方へ進む。ところが、各光学薄膜
と、プリズム体32及びミラー本体30の外方、つまり
空気層、等は、それぞれ光学的に異なった媒質である。
つまり、空気層から第1層目の光学薄膜に入射する光線
は、上記第1実施例で説明した如く、光学的に疎から光
学的に密なる媒質に入射するため、その表面反射光線力
の光波の位相は、入射光線c0の光波の位相に対しπ(
半波長)だけ位相′変化している。ところが、第1境界
面反射光線C3は、第1層の光学薄膜35bの屈折率の
方が第2層目の光学薄膜35aのそれより高いため、光
学的に密から疎への入射に対する反射となり、第1層目
の薄膜を透過して来た光線の位相、換言すれば、入射光
線C6の位相と同相の光波である。なぜならば、透過す
る場合は光波の位相変化を伴わないからであり、また、
光学的に密から疎への入射に対する反射の場合も光波の
位相変化は起こらないからである。以上の事項をふまえ
て、入射光線C6より分かれた各反射光線C,,C,,
CIG、の各位相は以下のようになる。
表面反射光線Cに入射光線C8に対し、半波長(π)位
相変化有り 第1境界面反射光線C2:入射光線C0と同−位相 第2境界面反射光線C3:入射光線C8に対し、半波長
(π)位相変化有り 第3境界面反射光線C4:入射光線C0と同一位相 上記構成において、上記各反射光線01〜C4は相互に
干渉しあって運転者の目に入射することになる。このよ
うな薄膜における全反射光線の反射分光特性は、第8図
に示す如く、光線の波長507nm近傍において、最も
高い反射率を備えている。
因みに、この最高反射率は20%弱となる。
上記説明でも明らかなように、上記第1,2実施例の構
成の相異にかかわらず、プリズム体の表側ガラス面に光
学薄膜を形成すれば、該プリズム体の表面反射率は、従
来のプリズム防眩ミラーの表面反射率(約4%)に比較
して、効果的に高められる。しかも、従来の上記ミラー
は、その表面反射率が可視光線の波長全域に亘り略一定
の率であるが、光学薄膜を形成することにより、叶に必
要とする光波の波長を他の波長の光よりも強く反射させ
ることも可能となる。つまり、これが本発明の意図する
ところである。
尚、上記光学薄膜に好適な材料としては、上記各実施例
で用いた材料以外に次のような材料を使用してもよい。
例えば、Ti1t、5lot、Cent等である。
また、第5図は、上記光学薄膜を後続車の前照灯に特に
照らされやすいミラーの中央部以外に部分的に備えた例
を示している。図中、41は未コーティング部を示し、
40はコーティング部を示す。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は、本発明の実施例に係るプリズム防眩ミラ
ーのミラー本体を示し、第1図は第1実施例のミラー本
体の縦断面図、第2図は第1図のミラー本体の表側ガラ
ス面に形成された光学薄膜層における反射を説明する説
明図、第3図は第2実施例のミラー本体の要部断面図、
第4図は第3図のミラー本体要部における多層光学薄膜
の層における反射を説明する説明図、第5図は、第1゜
2実施例における光学薄膜のガラス面上のコーティング
形態の一変形例を示すミラー本体の正面図、第6〜7図
は第1.2実施例のミラー本体の反射光線の反射分光特
性を示し、第6図は第1実施例の反射分光特性図、第7
図は第1実施例の一変形例の反射分光特性図、第8図は
第2実施例の反射分光特性図、第9〜13図は従来例を
示し、第9図はプリズム防眩ミラー全体図、第10図は
ミラー本体の縦断面図、第11図はプリズム体における
反射・屈折を示す説明図、第12A、12B図はプリズ
ム防眩ミラーの防眩機能を説明する説明図、第13図は
プリズム体表面の反射光線の反射分光特性図、第14図
は人間の眼の比視感度を示す標準比視感度曲線図である
。 1・・・ミラー本体、2・・・プリズム体、2a・・・
表側ガラス面、2b・・・裏側ガラス面、3・・・反射
膜、4・・・裏打ち塗膜層、5・・・光学薄膜、5a・
・・表面、6・・・境界面、30・・・ミラー本体、3
2・・・プリズム体、35a、35b・・・光学薄膜、
36・・・境界面、40・・・コーティング部、41・
・・未コーティング部、B1・・・入射光線、B、・・
・表面反射光線、B、、83°・・・透過光線、B4・
・・−次反射光線、co・・・入射光線、CI・・・表
面反射光線、C1・・・第1境界面反射光線、C8・・
・第2境界面反射光線、C4・・・第3境界面反射光線
、C6・・・透過光線、c !’ 、 c 、+ 、 
c 、+・・・内部反射光線、d、d’・・・膜厚、E
・・・人間の眼特許出願人 株式会社東海理化電機製作
所  □代 理 人 弁理士 青白 葆  外2名第6
図 、:皮表1nm+ 第7図 、波長fnml 第8区 ・蓮長+nml 第14図 衾及に+nm1   7o。 第10図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、プリズム体(2)と該プリズム体(2)の裏側ガラ
    ス面(2b)に反射膜(3)を形成してなるミラー本体
    (1)を備えてなるプリズム防眩ミラーにおいて、 上記プリズム体(2)の表側ガラス面(2a)に、少な
    くとも単層かつ上記プリズム体(2)の屈折率より高い
    屈折率を有する光学薄膜(5)を備え、光の干渉を利用
    し暗順応比視感度のピーク波長、又はその近傍の波長の
    光の表面反射率を高めるようにしたことを特徴とするプ
    リズム防眩ミラー。 2、上記光学薄膜が単層膜(5)であることを特徴とす
    る第1項に記載のプリズム防眩ミラー。 3、上記光学薄膜が上記プリズム体(2)の屈折率より
    高い屈折率を有する光学薄膜(35b)と、該薄膜(3
    5b)より低い屈折率を有する光学薄膜(35a)との
    多層積層膜であることを特徴とする第1項に記載のプリ
    ズム防眩ミラー。
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