JPS63300710A - 誘導電場イオン歯ブラシ - Google Patents

誘導電場イオン歯ブラシ

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JPS63300710A
JPS63300710A JP13352587A JP13352587A JPS63300710A JP S63300710 A JPS63300710 A JP S63300710A JP 13352587 A JP13352587 A JP 13352587A JP 13352587 A JP13352587 A JP 13352587A JP S63300710 A JPS63300710 A JP S63300710A
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川島 弘雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、歯の清掃や健康のために用いる液体を、誘
導電場(後述)でイオン化し、虫歯や歯周病の予防や治
療を行なえる誘導電場イオン歯ブラシに関する。
(従来の技術) (1)多くの人が、従来の歯ブラシに練歯みがき剤をつ
けて毎日歯を磨いている。
(2)従来のイオン歯ブラシの考案は、実開 昭61−
95327号公報に示すように、陰極となるべき植毛部
側の柄部および陽極となるべき把握部側の柄部双方に金
属材料を設け、乾電池を内蔵したものであった。
(3)他のイオン歯ブラシは、実開 昭61−1966
36号公報に示すように、導電性ブリッスルおよび導電
部を有する把握部を備えたものであった。
(4)実開昭61−34929、実開昭61−9042
1、実開昭61−200059号公報に示すように、い
ずれも永久磁石を歯ブラシの柄の一部に埋設したもので
あった。
(5)私が62.3.16に出願した、特許出願番号6
2−058891の虫歯予防材滲出歯ブラシは、柄の容
器に入った虫歯予防材を、軸の毛細管を通じ歯ブラシの
毛の先に滲出させるものであった。
(6)歯みがき剤の貯蔵部のある考案があった。
(7)口内清掃液としてマウスウォッシュがあった。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の技術(1)〜(7)の順に以下述べる。
(1)石川烈 東京医科歯科大学歯学部教授は「程度の
差はあるが、19才から22才で95%に虫歯があり、
70%に歯周疾患がみられる。
35才以上だと軽い歯肉炎を含めてほとんど、100%
の人が歯周疾患である。」と云われる(62.5.3 
読売新聞) 毎日歯をみがいていても上記のような惨状で、こんなに
ひどいのは、歯ブラシの使い方の悪いせいばかりでなく
、従来の歯ブラシと練歯みがき剤を用いた歯みがき方法
自体に問題がありはしないか。
虫歯はムシバ菌で起こる。ムシバ菌は砂糖を食べねっと
り歯につくグルカンをつくる。水に溶けないグルカンが
保護膜の歯垢(プラーク)となって、その下に菌の出す
酸がたまり歯をえぐる。(62.1.27 朝日新聞) 従来の歯みがき方法では、この歯垢を50%もとり除け
なかった。(フクバ・ハイジ(商標)の広告) 殊に奥歯のかみ合わせ面、義歯のブリッジや、ぴったり
合わない金属冠のつなぎ目やすき間はみがきにくかった
歯垢が唾液中のカルシウムと結合して石灰化して固まっ
たものが歯石で、歯と歯ぐきの間につきやすい。歯石は
魚礁みたいにでこぼこしていて、バイ菌の絶好の巣にな
る。これがついている限り、いくら歯をみがいてもバイ
菌は落ちない。このバイ菌が歯ぐきや歯根に侵入し、歯
肉や、歯を支える歯槽骨を破壊し、歯が抜け落ちる。(
前掲 石川烈教授) (2)のイオン歯ブラシは、電池を使うので、電池が途
中で切れたり弱かったりするので、電流テスターを買わ
せてテストさせる必要があった。それに歯ブラシの柄を
電池の収納場所にするのでコストがかかる。また電極が
必要となり、金属性電極を長く使用すると錆を生じる。
電極が植毛部側の柄部にあるため、歯牙表面から歯ブラ
シの毛の長さだけ離れているため、■のブラシ側から■
の歯牙内への電気泳動の効率が悪かった(3)のイオン
歯ブラシは、誘導性ブリッスルを用い電気泳動の効率を
改良したが、歯ブラシの毛が磁性粉を含有するため、弾
力性が劣り、へたり易く、へたると歯垢除去効果が低下
した。
(4)は、いずれも磁気により歯ぐきの血行を良くする
効果をうたっているが、後述の誘導電場によるイオン化
の考えはなかった。
(5)は、この発明の元になるものであるが、誘導電場
によるイオン化の考えはなかった。
(6)は、チューブ入りの練歯みがき剤が大量生産され
ている時代に、それを柄に貯蔵して使うメリットはない
。それに練歯みがき剤はべとつくペーストなので、それ
を柄から毛の方に上手く滲出させるのは難しかった。
(7)マウスウォッシュは、口の中でブクブクするだけ
で口内清掃できるので、忙しい人やものぐさには便利だ
が、歯ぐきに刺激を与えるブラッシングの行為を伴わな
いのが欠点だった。
この発明は、従来のものがもつ以上のような問題点を解
消させ、歯の清掃や健康のために用いる液体(以下“歯
用液”と略称する)を、誘導電場でイオン化し、虫歯や
歯周病の予防や治療を行なうようにした誘導電場イオン
歯ブラシを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成させるため、この発明は次のような構成
としている。すなはち、この発明に係る誘導電場イオン
歯ブラシは、 (1)歯用液を入れた容器を、歯ブラシの軸の接合部に
嵌挿または螺着して柄となし、その容器をとりはずして
他の容器に交換すれば、他の歯用液が使えるようにし、 (2)歯ブラシの軸を磁性材で形成し、(3)その軸内
に、毛細管を設け、 (4)接合部において、容器の口と軸内の毛細管が接続
して、容器を強く握れば容器内の歯用液が毛細管に流出
するようにし、 (5)毛細管と植毛部との間に受液部を設けたものであ
る。
(作 用) 歯ブラシの柄になっている容器を強目に握ると容器がポ
ンプとなり、中の歯用液は、容器の口から軸内の毛細管
に流れだし、受液部に行き、その底の一部を成している
植毛部の頭部から、歯ブラシの毛を伝わり、その先端に
滲み出る。この状態で、この発明の歯ブラシでブラッシ
ングすると、歯用液が歯に行きわたる。
歯用液は電解質溶液であって、さまざまなイオンを含ん
でいるので電気を伝え易い(導電性)流体とみてよい。
歯ブラシの軸は磁性材で出来ており、その磁場内の毛細
管を歯用液は流れる。
電導性流体が磁場内で動くと電場(起電力)が誘導され
、電荷が移動する(つまり電流が流れる)磁束密度Bの
磁場内で歯用液(導体)が運動していると、中の電子は
Βのために力をうけて一端におしやられる。歯用液の中
では電子の分布が均一でなくなり、歯用液が帯電して、
中に電場Eができる。運動の速度をVとすると発生する
電場はVとEのベクトル積で与えられるので、E=V×
Bと表わされる。
この磁場からつくられる電場は「誘導電場」とよばれて
いる。(前田坦 京都大学名誉教授著「生物は磁気を感
じるか」 講談社 ブルーバックス 162頁.198
頁) それ故、歯ブラシの軸の磁性材の磁力Bを強めるか、歯
用液の毛細管の中を流れる速度Vを早めるか、歯用液の
電気伝導度δを高めるかすると、電場E、電流Jは強く
なり、歯用液のイオン化は促進される。(注) この発明の歯ブラシで歯をみがき始めると、イオン化し
た歯用液が、ブラシから歯牙に流れ、■のブラシから■
の歯牙へ電子の流れが発生する。
歯垢は蛋白質系のため、■荷電のコロイドとなっている
から、■の歯牙に同極反発し、■のブラシに異極吸引さ
れ、歯牙から分離しようとする。
そこをブラッシングするので、従来とは比較にならない
程効果的に、特に、従来みがき難かった奥歯近辺なども
歯垢が除去されるようになる。(フクバ・ハイジ(商標
)の広告より) 歯ブラシの軸が永久磁石になっているので、その磁気で
、歯ぐきの血行が良くなり、歯肉炎などの炎症が早く治
る効果がある。
(注)流速Vを早めるには、ペースト状の練歯みがき剤
よりも、液体の、電気伝導度δの高い歯用液の方がよい
訳である。歯用液が容器から毛細管に入ると、広い所か
ら狭い所に入るので自然に流速が早くなる。
この発明の歯ブラシの新しいみがき方の一例を挙げれば
、まず、マウスウォッシュ、または弗素などの虫歯予防
材などを入れた口内清掃液を入れた容器を、歯ブラシの
軸の接合部に嵌挿または螺着して柄となし、誘導電場で
イオン化したマウスウォッシュでブラッシングし、水で
口をゆすぎ、歯垢をとり除いたら、歯垢抑制物質ムタス
テインの溶液の入った容器にとりかえて、ムタステイン
を歯に塗布する。
ムタステインは、東京農工大の遠藤章教授(農芸化学)
が、土中のコウジ菌の中から抽出したもので、不溶性グ
ルカンをつくるムシバ菌の酵素の働きを妨げる。だから
歯垢はできない。歯垢ができなければ歯石もできず、虫
歯や歯周病を予防できる。(62.1.27 朝日新聞
) (実用例) この発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1実施例 この発明の第1実施例を、第1図を参照しながら説明す
る。第1実施例の歯ブラシは、(1)歯溶液(5)を入
れた容器(4)を、接合部(6)において、歯ブラシの
軸(1)に嵌挿または螺着して柄となす。異なる歯用液
(5′)を入れた容器(4′)にとりかえるときは、容
器(4)をとりはずし、容器(4′)をつけかえる。同
様手順で任意の歯用液に交換できる。
(2)歯ブラシの軸(1)を、磁性材(8)で形成する
(3)その軸(1)内に毛細管(3)を軸(1)とほぼ
平行に通す。
(4)接合部(6)で、容器(4)の口と毛細管(3)
とを接続する。
(5)歯ブラシの毛(2)を軸(1)内で固定している
植毛部(7)と、毛細管(3)との中継部に、受液部(
9)を設けたものである。
これは、私が62年3月16日に出願した特許出願番号
62−058891においては「毛細管(3)が植毛部
(7)に分岐直結するようにした」としたが、細い一本
の毛細管(3)から、多数の植毛部(7)に多数の細い
パイプで分岐直結するのは加工上の難点があったので、
毛細管(3)と植毛部(7)との間に、受液部(9)を
設けたものである。
容器(4)をポンプのごとく握ると、空気圧で歯用液(
5)は毛細管(3)を通り、受液部(9)に行き、植毛
部(7)から歯ブラシの毛(2)に滲み出る。
歯ブラシの軸(1)は磁性材(8)でできているので、
この磁場内を歯用液(5)が通るときに、前述の誘導電
場(起電力)で電流が流れ、歯用液(5)がイオン化す
る。
第2実施例 歯ブラシの柄とするため、容器(4)を手で握り易い形
状とし、この中に入れる歯の清掃や健康に用いる液体(
歯用液と略称)(5)(5′)…を、マウスウォッシュ
、口内清掃液、虫歯予防材の溶液、歯垢抑制物質ムタス
テインの溶液、歯周病治療剤の溶液、口臭防止剤入り洗
口液などの液体としたものである。(第1図参照) これは前述の式、電場E=速度V×磁束密度Bから、従
来のペースト状の練歯みがき剤より、流速Vの早い液体
を採用し、電場Eを高めてイオン化し易いようにした。
上記の各種歯用液(5)(5′)…は、容器(4)(4
′)…を接合部(6)において交換し、その目的に応じ
使用できる第3実施例 第1図に示すごとく、歯ブラシの軸(1)全体を、磁性
材(8)の粉末を練りこんだプラスチックで成形したも
のである。
すなわち、歯ブラシの軸(1)全体が、プラスチック磁
石となっている。
粉にしやすく保磁力も高いフェライト磁石や希土類磁石
のお陰で、普通のプラスチック製品同様押し出し成形す
ればコストダウンできる。
第4実施例 図は省略するが、歯ブラシの軸(1)の一部または全部
、毛細管(3)や受液部(9)の周辺に、永久磁石(8
)を埋設または周設したものである。
プラスチック磁石は、プラスチックのベースに磁石の粉
を混ぜたものであるから、磁石本体の密度は小さくなっ
ている。
そこでもし、第3実施例のプラスチック磁石が所期の、
歯用液をイオン化するための磁力や保磁力を出せないと
きは、それを出せる永久磁石(8)を、歯ブラシの軸(
1)の一部または全部に埋設するか周設するしかない。
第5実施例 この発明の第5実施例を第2図と第3図を参照しながら
説明する。第5実施例は、第2図のごとく、毛細管(3
)に接続する受液部(9)を各植毛部(7)の頭部全体
を覆う大きさとし、第3図のごとく、各植毛部(7)の
頭部を凹状とし、それが受液部(9)の底の一部を形成
するようにしたものである。
植毛部(7)の頭部を凹状にしたのは、毛細管(3)か
ら受液部(9)に入った歯用液(5)が、この凹みに流
入し、そこから毛(2)に浸透していきやすいようにし
たためである。
第6実施例 この発明の第6実施例を第3図を参照しながら説明する
第6実施例は、高分子吸収体(10)で歯ブラシの普通
の毛(2)一本と同一長さかやや短めの、同一形状の毛
(2′)を形成し、第3図(b)のごとく、植毛部(7
)に植わっている一束の歯ブラシの毛(2)のうち、2
0%以下の適当本数を、この高分子吸収体の毛(2′)
とし、普通の毛(2)に混在させたものである。
ここでいう高分子吸収体(10)とは、含水高分子ゲル
のような吸水性、保水性の極めて高い新素材のことで、
乾燥しているときは乾いたスポンジ状であるが、吸水す
ると水を含んでコンニャク状になるものを指す。
第3図(a)の、普通の毛(2)の場合は、歯用液(5
)が毛細管(3)から受液部(9)に入り、植毛部(7
)から毛(2)に浸透していくのだが、もし毛先まで滲
出していくのに時間がかかるようだと、すぐ歯をみがき
たくても待たねばならぬことになる。
そこでこれを改善するために、第3図(b)のごとく、
高分子吸収体で形成した普通の毛と同一形状の毛(2′
)を、一束の毛(2)の中に、若干混在させると、高分
子吸収体の毛(2′)が、植毛部(7)の頭部にある歯
用液(5)をすぐに吸収する。だからすぐに使えるよう
になる。また保水性が極めて高いので、毛(2′)がコ
ンニャク状のときは、いつでもすぐに使える。そして歯
をみがくそばから、高分子吸収体の毛(2′)は、歯用
液(5)を吸収して常にコンニャク状の含液状態を維持
するから、歯をみがく間、口内への歯用液の供給はスム
ースである。
それに普通の毛(2)は吸水性がないが、高分子吸収体
の毛(2′)は保水性が高いので、たとえ歯用液(5)
が過多に滲出しても、これを吸水し保水するので、溢水
や漏水して歯用液(5)を無駄にしたり、そこらを汚し
たりすることはない。
ところで問題は、一束の毛(2)のうち、高分子吸収体
の毛(2′)を、どの程度混在させたらよいかである。
後者の割合が多くなるにつれ、口内への歯用液の供給量
は増えるが、歯ブラシの毛の硬さが軟らかくなる。
そこで、必要最小限の歯用液(5)がスムースに供給さ
れ、しかも歯ブラシの毛の硬さがブラッシングするのに
適当な割合を求めるため、一束の毛の本数を100とし
たとき、高分子吸収体の毛(2′)を0から20%の間
でテストしてみて、最も使用感の良い割合を選び、適当
本数とする。
なお、第6実施例のバリエーションとして、下記のよう
な組み合わせにしてもよい。
1.(イ)第3図(c)のごとく、一束の歯ブラシの毛
(2)を、高分子吸収体で一本の毛(2″)に形成し、
全束の20%(たとえば一本の歯ブラシに全部で40束
の毛があるとすると、その20%は8束)以下の適当本
数を、この高分子吸収体の毛(2″)とし、 (ロ)残りは、第3図(a)の、普通の毛(2)とする
2.(イ)第3図(c)の、1の(イ)の毛(2″)と
、(ロ)第3図(b)、すなわち第6実施例の、毛(2
)に高分子吸収体の毛(2′)が混在したものとの組み
合わせ (但し、毛(2″)は全体の20%以下の適当本数とす
る) 2の場合、第3図(c)の毛(2″)があるので、第3
図(b)の毛(2′)の割合は、第6実施例のときより
減らしてよく、毛(2)の割合が増える分、毛の硬さは
増す。
以上の中から最適なものを選ぶとよい。
第7実施例 この発明の第7実施例を第2図と第3図を参照しながら
説明する。
受液部(9)に、その底より1〜2mm上に、高分子吸
収体(10)で形成した含液塗布板(11)を設置し、
その頭部を、歯ブラシの軸(1)の上辺から1〜2mm
表出させたものである。
含液塗布板(11)が、受液部(9)の底より1〜2m
m上に設置させるので、受液部(9)に入った歯用液(
5)は、含液塗布板(11)に妨げられることなく、第
3図のごとく各植毛部(7)の頭部に行きわたることが
できると共に、高分子吸収体でできている含液塗布板(
11)は底から歯用液(5)を吸収して液を含み、コン
ニャク状になる。
含液塗布板(11)は、第3図のごとく、歯ブラシの軸
(1)の上部先端に1〜2mm表出しているので、たと
えば、歯肉炎など歯ぐきに炎症を起こしていて、歯ブラ
シの毛(2)でブラッシングすると痛い場合は、接合部
(6)において、歯周病治療剤の溶液の入っている容器
(4)にとりかえて、その液を含みコンニャク状になっ
ている含液塗布板(11)を歯ぐきに押し当てれば、炎
症を起こしていても痛みを感じないで、歯周病治療剤を
歯ぐきの隅々まで、たっぷり塗布することができ、歯周
病をより早く治すことができる。
また、第6実施例で述べた、普通の毛(2)の場合のご
とく、歯用液(5)が毛の先に滲出してくるのに、歯を
みがき始めるときに、少し時間がかかるようなときは、
歯用液を含みコンニャク状になっている含液塗布板(1
1)を、歯や歯ぐきに押し当て、歯用液を口内に供給し
てから、歯をみがけばよい。
なお、含液塗布板(11)を交換可能にし、歯用液(5
)(5′)…をとりかえる毎に、含液塗布板(11)(
11′)…をとりかえるようにしてもよい。この場合、
含液塗布板(11)(11′)…は色で識別できるよう
にし、たとえば、歯周病治療剤用は赤色、口内清掃液用
は黄色などとする。
する。
これにより、歯用液(5)(5′)…の混ざることを、
ある程度防ぐことができる。もっとも歯用液(5)(5
′)…が少々混ざっても実害がないので、とりかえるの
が面倒な人は、何もとりかえる必要がない。
第8実施例 この発明の第8実施例は、磁性材(8)の微粒子または
粉末を混入した高分子吸収体(10′)で、歯ブラシの
毛(2′)や(2″)、含液塗布板(11)を形成した
ものである。(第3図参照) これは、高分子吸収体にも磁粉を入れて磁場をつくるよ
うにし、毛(2′)、毛(2″)、含液塗布板(11)
に含まれている歯用液(5)のイオン化の持続を計るた
めのものである。
高分子吸収体は保水性が高いので、液を含みコンニャク
状を持続するが、この状態で一晩経ち、朝歯をみがくと
きも、歯用液(5)のイオン化の持続または促進を計る
なお磁粉は、毛(2′)、毛(2″)、含液塗布板(1
1)の使用感を損なはず、保磁力も弱くならないような
、微粒子と粉末の中間位の粒子とする。
第9実施例 この発明の第9実施例を第4図を参照しながら説明する
。第9実施例は、磁粉を入れたプラスチックで成形した
細いパイプ(12)を、接合部(6)の、容器(4)の
口の方に接合して、容器(4)の底近くまで垂設し、パ
イプ(12)内の毛細管(3′)が、接合部(6)にお
いて、歯ブラシの軸(1)内の毛細管(3)と接続する
ようにしたものである。
これは軸(1)内の毛細管(3)の長さが短いため、万
一、誘導電場が微弱でこれをもっと高める必要がある場
合、あるいは、歯用液をイオン化するための誘導電場は
十分だが、軸(1)の磁性材(8)の磁力をより低いも
のにすれば、軸(1)をプラスチック磁石で形成できる
ような場合等の対策の一つである。
毛細管(3)に毛細管(3′)をつなげて長くすること
により、流速Vが加速がつき早くなること、パイプ(1
2)がプラスチック磁石なので、磁極面積Aが広がり、
これに磁束密度Bをかけた磁束のの総量B×Aが増し、
電場(起電力=電圧)E、電流jが増加する。それで歯
用液のイオン化が促進される。
第10実施例 この発明の第10実施例は、第4図に示すごとく、第9
実施例で述べたパイプ(12)の末端を、容器(4)の
底に沿ってL字状に曲げたものである。
これは容器(4)内の歯用液(5)の最後の液まで出し
やすくしようとするものである。
第11実施例 この発明の第11実施例は、第4図のごとく容器(4)
をプラスチック磁石で成形したものである。これは第9
実施例で述べたプラスチック磁石のパイプ(12)の効
果を、容器(4)もプラスチック磁石にして側面援助し
、電場を増し、歯用液(5)のイオン化を促進しようと
するものである。
それに、下記のようなことから類推して、歯用液(5)
を磁場にさらすことにより、歯ぐきの血行を良くし、歯
の健康を助長しようとするものである。
(1)1000ガウスの磁場にさらされた蒸留水を、一
植物あたり1日に100mlの割合で与えたところ、ヒ
マワリ、トウモロコシ、大豆などの生長が促進された。
(2)磁場にさらされた水が普通の水より軟水化され、
湯あかが減るので、蒸気ボイラーなどに応用されている
(前掲 前田坦教授著「生物は磁気を感じるか」148
頁) 第12実施例 この発明の第12実施例は、図面は省略するが、歯ブラ
シの軸(1)内の毛細管(3)を螺旋状にしたものであ
る。
これは毛細管(3)の長さが、直線より螺旋状の方が長
く、それだけ、この中を通る歯用液(5)の接触する磁
場の磁極面積Aが広がり、電場Eが増し、歯用液(5)
のイオン化が促進される。
第13実施例 この発明の第13実施例は、図面は省略するが、容器(
4)内のプラスチック磁石のパイプ(12)を螺旋状に
したものである。
これは第12実施例で述べたのと同じ理由である。
(発明の効果) この発明は以下のようなすぐれた効果を奏する。以下、
目的と構成の記載に対応して述べる。
(1)練歯みがき剤を用いた従来の歯みがき方法では、
毎日みがいても、殆んどの人に虫歯や歯周疾患がみられ
た。これはムシバ菌がつくる水に溶けないグルカンが保
護膜となり、従来の歯みがき方法では、バイ菌の巣であ
る歯石はもとより、歯垢の50%もとり除けなかったか
らである。
特に奥歯近辺や、義歯などのつなぎ目やすき間はみがき
にくかった。
そこで従来の歯みがき剤にかえて、歯の清掃や健康に用
いる液体(5)(5′)…を入れた容器(4)(4′)
…を、交換可能に歯ブラシの柄とし、歯ブラシの軸(1
)を磁性材(8)で形成し、軸(1)内に毛細管(3)
を設けて、磁場内を歯用液が走るようにした。
電導性流体が磁場内で動くと電場(起電力)が誘導され
、電荷が動く(つまり電流が流れる)。
そして歯用液がイオン化する。
この状態で歯をみがくと、イオン化した歯用液が、ブラ
シから歯牙に流れ、■のブラシから■の歯牙へ電子の流
れが発生する。■の歯垢は、■の歯牙に反発し、■のブ
ラシに引かれるから、従来みがきにくかったところも、
歯垢がとり易くなる。
(2)従来のイオン歯ブラシは電池を使うので、途中で
電池が切れたり弱ったりした。また金属性電極は錆を生
じたが、この発明は、電池を使わず永久磁石を用いるの
で、こうした問題が生じない。
また従来は、柄を電池の収納場所としていたが、この発
明では柄を歯用液(5)(5′)…の容器(4)(4′
)…として交換して使用できるようにした。
従来のイオン歯ブラシは、電極が歯牙表面から離れてい
るので、■のブラシ側から■の歯牙内への電気泳動の効
率が悪かったが、この発明では、誘導電場でイオン化し
た歯用液(5)が、ブラシから歯牙へスムースに流れる
ので電流効率がよい。
(3)上記の電気泳動の効率の悪さを、導電性ブリッス
ルを用いて解決しようという考案があるが、歯ブラシの
毛に磁性粉を混入すると毛がへたり易く、へたると歯垢
除去効果が低下したが、この発明では80ないし100
%普通の毛を用いるので、もちがよく、使用感もよく、
コストもかからない。
(4)歯ブラシの軸(1)を磁性材(8)で形成するの
で、この磁気により、歯ぐきの血行がよくなり、歯肉炎
などの炎症に好結果をもたらす。
(5)歯のみがき方も、この発明では、最初、誘導電場
でイオン化したマウスウォッシュでブラッシングして、
イオンの作用で歯垢をとり除いたあと、容器(4)をと
りかえて、たとえば歯垢抑制物質ムタステインの溶液で
ブラッシングまたは塗布すれば、ムタステインが、不溶
性グルカンをつくるムシバ菌の酵素の働きを妨げ、歯垢
はできなくなる。従って歯垢が石灰化した歯石もできな
くなり、虫歯や歯周病を予防できる。
市販されている歯周病治療剤入り練歯みがきで歯をみが
くと、みがいたあと水で口をゆすぐので治療剤も流出し
残留分が少なくなるが、この発明のみがき方は、上記の
ごとく、水で口をゆすいだあと、ムタステインや歯周病
治療剤を塗布するので100%残留するから予防や治療
効果はより大きい。
フクバ・ハイジ(商標)のイオン歯ブラシは、歯みがき
剤不要としているが、この発明では、マウスウォッシュ
、口内清掃液、虫歯予防材の溶液、歯垢抑制物質ムタス
テインの溶液、歯周病治療剤の溶液、口臭防止洗口液な
どの溶液の入った容器(4)(4′)…を交換して、目
的に応じ自在に使える。
(6)ペースト状の練歯みがき剤を柄に貯蔵するメリッ
トはなかったが、この発明では、これを液体にかえて柄
に貯蔵しやすくし、毛細管(3)内での流速Vを早め、
誘導電場の起電力Eを高め、受液部(9)から植毛部(
7)を通り、歯ブラシの毛(2)の先へ滲出する。これ
はペーストでなく、液体だからできるのである。
第6実施例では、新素材の高分子吸収体(10)で形成
した歯ブラシの毛(2′)や(2″)を、全体の20%
以下の適当本数を混用することにより、上記の滲透力を
、それより効率のよい吸収力、保水力に変えて口内への
歯用液の供給をスムースにしている。
この発明の第7実施例では、高分子吸収体で形成した、
液を含むとコンニャク状になる含液塗布板(11)で歯
ぐきに押し当てて、歯周病治療剤を塗れば、歯ぐきが炎
症を起こしていても痛くなく治療できる。
なお、歯用液(5)(5′)…は、適当な濃度の溶液を
、工場で、容器(4)(4′)…に充填して供給すれば
、消費者はそれを接合部(6)にとりかえるだけで、す
ぐに使える。
もしも容器(4)より割安な、徳用大型容器か、濃縮液
で供給する場合は、供給者の指示に従い、スポイトなど
で容器(4)に移しかえればよい。
練り歯みがき剤だと、ペースト状でねばつくので、こう
したことは難しいが、液体なら容易である。
(7)マウスウォッシュ、洗口液は、ブラッシングして
歯ぐきに刺激を与える行為を伴わないのが欠点だが、こ
の発明では、マウスウォッシュを入れた容器(4)を柄
にすれば、イオン化したマウスウォッシュでブラッシン
グできるので、上記の欠点がなくなるから、新たな需要
が喚起されよう。
この発明で、虫歯予防材、歯周病治療剤、口臭防止洗口
液などが使い易くなるので普及し、家庭で日常使われる
ようになるであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図…この発明の第1〜3実施例を示す断面図図 第2図…この発明の第5、第7実施例を示す平面図 第3図…この発明の第5〜8実施例を示す断面図図 第4図…この発明の第9〜11実施例を示す断面図 (1)…・歯ブラシの軸 (2)…歯ブラシの毛(2′
)…高分子吸収体の毛 (2″)…高分子吸収体の束毛
(3)…・毛細管 (3′)…毛細管(4)…・容器 (4)・・・・容器 (5)…・歯の清掃や健康に用いる液体(歯用液)(6
)…・接合部 (7)…植毛部(8)…・磁性材 (9
)…受液部(10)…高分子吸収体 (11)…含液塗
布板(12)…パイプ(12)・・・パイプ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、歯の清掃や健康に用いる液体(5)(5′)…を入
    れた容器(4)(4′)…を、着脱容易、交換可能に、
    歯ブラシの軸(1)と、接合部(6)において接合して
    歯ブラシの柄となし、歯ブラシの軸(1)を磁性材(8
    )で形成し、その軸(1)内に毛細管(3)を設け、毛
    細管(3)と容器(4)の口とを接合部(6)において
    接続し、歯ブラシの毛(2)を軸(1)内で固定してい
    る植毛部(7)と、毛細管(3)との中継部に、受液部
    (9)を設けた誘導電場イオン歯ブラシ 2、容器(4)を掌で握れるサイズとし、これに入れる
    歯の清掃や健康に用いる液体(5)(5′)…を、マウ
    スウオツシユ、洗口液、虫歯予防材の溶液、歯垢抑制物
    質ムタステインの溶液、歯周病治療剤の溶液、口臭防止
    液などの液体とした特許請求の範囲第1項記載の誘導電
    場イオン歯ブラシ 3、歯ブラシの軸(1)全体を、磁性材(8)の粉末を
    練りこんだプラスチツクで成形した特許請求の範囲第1
    項又は第2項記載の誘導電場イオン歯ブラシ 4、歯ブラシの軸(1)の一部または全部に磁性材(8
    )を設けた特許請求の範囲第1項又は第2項記載の誘導
    電場イオン歯ブラシ 5、受液部(9)を植毛部(7)全体を覆う大きさとし
    、各植毛部(7)の凹状の頭部が、受液部(9)の底の
    一部を形成するようにした特許請求の範囲第1〜4項か
    ら選ばれる1つの項に記載の誘導電場イオン歯ブラシ 6、植毛部(7)に植わっている各束の歯ブラシの毛(
    2)のうち夫々20%以下の適当本数を、高分子吸収体
    (10)で形成した毛(2′)とし毛(2)に混在させ
    た特許請求の範囲第1〜5項から選ばれる1つの項に記
    載の誘導電場イオン歯ブラシ 7、受液部(9)に、その底より1〜2mm上に、高分
    子吸収体(10)で形成した含液塗布板(11)を設置
    し、その頭部を軸(1)の上辺から1〜2mm表出させ
    た特許請求の範囲第1〜6項から選ばれる1つの項に記
    載の誘導電場イオン歯ブラシ 8、磁性材(8)の微粒子か粉末を混入した高分子吸収
    体(10)で、含液塗布板(11)と歯ブラシの毛(2
    ′)を形成した特許請求の範囲第1〜7項から選ばれる
    1つの項に記載の誘導電場イオン歯ブラシ 9、磁性材(8)で形成したパイプ(12)を容器(4
    )の口に接合して、容器(4)の底近くまで垂設し、パ
    イプ(12)内の毛細管(3′)が、接合部(6)にお
    いて、歯ブラシの軸(1)内の毛細管(3)と接続する
    ようにした特許請求の範囲第1〜8項から選ばれる1つ
    の項に記載の誘導電場イオン歯ブラシ 10、容器(4)の底に沿つて、パイプ(12)の末端
    をL字状に曲げた特許請求の範囲第9項記載の誘導電場
    イオン歯ブラシ 11、容器(4)を、磁性材(8)の粉末を練りこんだ
    プラスチツクで形成した特許請求の範囲第1〜10項か
    ら選ばれる1つの項に記載の誘導電場イオン歯ブラシ 12、軸(1)内の毛細管(3)を螺旋状にした特許請
    求の範囲第1〜11項から選ばれる1つの項に記載の誘
    導電場イオン歯ブラシ 13、容器(4)内のパイプ(12)を螺旋状にした特
    許請求の範囲第1〜12項から選ばれる1つの項に記載
    の誘導電場イオン歯ブラシ
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009136615A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Earth Chem Corp Ltd 液状歯磨き剤塗布ブラシ及び液状歯磨き剤
US9009901B2 (en) 2011-09-20 2015-04-21 Braun Gmbh Oral care devices having automatic mode selection

Cited By (3)

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JP2009136615A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Earth Chem Corp Ltd 液状歯磨き剤塗布ブラシ及び液状歯磨き剤
US9009901B2 (en) 2011-09-20 2015-04-21 Braun Gmbh Oral care devices having automatic mode selection
US9192762B2 (en) 2011-09-20 2015-11-24 Braun Gmbh Therapeutic micro-current delivery devices and methods thereof

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