JPS63300574A - 有機長尺薄膜カラ−読取素子 - Google Patents

有機長尺薄膜カラ−読取素子

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JPS63300574A
JPS63300574A JP62137186A JP13718687A JPS63300574A JP S63300574 A JPS63300574 A JP S63300574A JP 62137186 A JP62137186 A JP 62137186A JP 13718687 A JP13718687 A JP 13718687A JP S63300574 A JPS63300574 A JP S63300574A
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organic
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Tetsuyuki Kurata
哲之 蔵田
Makoto Tsunoda
誠 角田
Yuji Hizuka
裕至 肥塚
Torahiko Ando
虎彦 安藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は読取素子に関し、特にファクシミリ。
プリンター等画像の読取りを行ない、情報処理を行なう
装置における新規な画像のRG B方式のカラー読取素
子に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、ファクシミリ、プリンター等に用いられる読取装
置としてはCOD、 フォトダイオードアレイ例えばM
OSフォトダイオードアレイ等の半導体イメージセンサ
が広く用いられて来た。これらのイメージセンサにおい
ては縮小光学系を用いるのが通例のため、レンズ等が必
要となり、光路長が長くなる結果、装置の小型化をはか
る上で大きな問題があった。
これに対し、最近原稿幅と同一寸法をもつ密着型薄膜読
取装置が提案されている(水ロ衛;画像電子学会誌、第
15巻、第1号、  p p、 17−26゜籏手喜男
;テレビジョン学会誌、第38巻、第6号、  p p
、 512−519 )。この装置はプレーナ型と呼ば
れ、基板上に光専電性層を設けさらにこの上に電極対を
設けたものを1ピントに対応する素子としている。上記
読取装置はこの素子を?3X数個列状に形成しこれらの
素子部分の光照射に対応した光電流を順次測定し、読取
りを行なうものである。
また、太陽電池からの応用としてアモルファスシリコン
を充電変換層に用い、上下に電極を設けたサンドインチ
型構造のものも多く提案されている。ここでアモルファ
スシリコンをp−1−n型としたものはn型アモルファ
スシリコン層の比抵抗が104〜10bΩ・国と低いた
め、フォトレジスト塗布およびエツチングなどのリソグ
ラフィー技術を用いて分割されたピット間を完全に分離
しないとピット間に電流が流れてしまい、画像の読取り
が困難となる。この事情は、前述したプレーナ型構造の
ものにおいても同様であり、ピット間の分離が大きな問
題となる。
また最近、高抵抗のアモルファスシリコン層を用いた構
造のものも多く提案され、製造されているが、やはり隣
接するピット間の電流のもれは解決されていない。
一方、色を読取るカラーセンサとしては赤(R)緑(G
)青(B)の3色のカラーフィルタを組合せたRGB方
式のカラーセンサが実用化されており(桑野幸徳;エレ
クトロニクス、昭和57年9月号、  p p、 53
−56) 、上記読取素子と組合せたカラー画像読取素
子が提案されているが、1画素あたり3色のカラーフィ
ルタに対応した3個の独立な光電変換素子が必要となり
、従来の集積度では画素密度はl/3に低下する。また
、カラーフィルタを別途作成し組合せなければならず、
製造工程も複雑となり高コストとなる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように、各画像素子であるピット間の信号のもれは
、鋭敏な画像再生のためにはなくさなければならない問
題点である。リソグラフィー技術によるピットの完全な
分離は工程を複雑化し、またピット毎のばらつきを大き
くし、また高抵抗の 。
アモルファスシリコンを用いてもやはりそのもれはな(
ならない。
また、カラー化を実現するためにRGBカラーフィルタ
を組合せた方式の装置では、従来の画素密度を維持する
ために3倍の集積度が必要となり、ピット間の信号のも
れはますます大きな問題となり、また高微細化した複雑
な製造工程を必要とし、高コストとなる。
本発明は上記のような問題点を解消するためになされた
もので、ピット間のもれがなく、カラーフィルタおよび
独立な3個の光電変換素子を必要とせず、実効的に1素
子分の面積でRGBa色の成分を取出すことができ、微
細化においても有利となるRGB方式の有機長尺薄膜カ
ラー読取素子を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係る有機長尺薄膜カラー読取素子は、第1ない
し第4の電極を順次配列し、この各電極間に、光電変換
能力を有し、p型、n型、およびp型、あるいはn型、
p型、およびn型であり、それぞれの光起電力スペクト
ルが互いにMuしない部分を有する第1.第2.および
第3の有機色素層を挿入し、上記第1ないし第4の各電
極材料を上記各有機色素層の光が入射する側の面と異方
接合を形成するような仕事関数の導電材料とした読取素
子を、絶縁性基板上に設けたものである。
〔作用〕
本発明においては、光電変換材料に有機色素を用い、こ
の有機色素のp型かn型かの特性と電極材料の仕事関数
の大小を都合よく選び組合せて各有機色素層の光が入射
する側に異方接合を形成した構造とすることにより、光
電変換層のインピーダンスは高くなり該層の面内方向に
キャリアは拡散せず、隣接する画像素子間で信号のもれ
は発生せず、また、特定の波長領域の光のみを吸収して
光起電力を発生し、その波長領域以外の光は透過するた
めに、光起電力スペクトルの違う3種の光電変換層を積
層することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図について説明する。
第1図は本発明の一実施例による読取素子の1画素あた
りの素子断面図であり、図において、1は第1の電極、
2は第1の有機色素層、3は第2の電極、4は第2の有
機色素層、5は第3の電極、6は第3の有機色素層、7
は第4の電極である。
この素子では、第1.第2.第3の有機色素層2.4.
6はそれぞれp型、n型、p型であって、それぞれの光
起電力スペクトルが互いに重畳しない部分を有し、第1
.第3の電極1,5材料はn型材料とは異方接合を形成
し、n型材料とは等方接合を形成するような仕事関数の
小さい導電材料であり、第2.第4の電極3,7材料は
n型材料とは等方接合を形成し、n型材料とは異方接合
を形成するような仕事関数の大きい導電材料である。
また、第1.第2.第3の有機色素層2. 4. 6が
それぞれn型、p型、n型である場合には、第1、第3
の電極1,5材料はn型材料とは等方接合を形成し、n
型材料とは異方接合を形成するような仕事関数の大きい
導電材料であり、第2.第4の電極3,7材料はn型材
料とは異方接合を形成し、n型材料とは等方接合を形成
するような仕事関数の小さい導電材料である。
さらに詳しく説明すると、本実施例の素子においては電
極と有機色素層を交互に積層した構成になってい°C1
光は第1の電極1側から入射するが、第1.第2.第3
の有機色素層2.4.6はそれぞれの光が入射する側の
電極すなわち第1.第2゜第3の電極1,3.5と光起
電力を発生するような異方接合を形成し、かつその反対
側の電極すなわち第2.第3.第4の電極3. 5. 
7と等方接合を形成しているものである。さらに第1.
第2゜第3の有機色素層2.4.6の光起電力を発生す
る感光波長域を、赤(R)緑(G)青(B)の3色の領
域に選ぶと、各有機色素層2,4.6からはRGB方式
の3つの出力が得られる。このとき第1.第2.第3の
有機色素層2,4.6とRGBs色との組合せは、各色
素が感光波長域以外の光は透過するのでどのような組合
せでも何ら問題はない。
上記のような構成を取るためには有機色素層は第1.第
3の有機色素層2.6がp型であれば第2の有機色素層
4がn型、あるいは第1.第3の有機色素層2,6がn
型であれば第2の有機色素Jffi 4がp型であるこ
とが必要であるが、光電変換機能を持つp型の有機色素
としては例えばメロシアニン、フタロシアニン、フェロ
サフラニン、メチレンブルー、クロロフィルなどがあげ
られる。
また、n型の有機色素としてはポルフィリン、ローダミ
ンB、マラカイトグリーン、クリスタルバイオレットな
どがあげられる。これら有機色素は薄膜状に形成される
が、その形成方法には通常の溶媒キャスト法(スピナー
コート、スプレーコート法なども含む)や真空蒸着法な
どがあるが、単独あるいは混合して高分子マトリックス
中に化学的あるいは物理的手法でトラップして用いるよ
うにしでもよい。
また電極材料では、p型有機色素と異方接合を形成し、
n型有機色素と等方接合を形成するような仕事関数の小
さい導電材料としては、AI、Inなどの金属や、5n
ot、ITO,ZnOなどの金属酸化物が用いられる。
また、n型有機色素と異方接合を形成し、p型有機色素
と等方接合を形成するような仕事関数の大きいR型材料
としては、Au、Cr、PL、Ni、TLなどの金属や
、アクセプタをドープした導電性高分子、例えばポリア
セチレン、ポリピロール、ポリチオフェンなどの中から
単独にあるいは組合せて用いられる。
また、上記構成の素子においてp型有機色素層と該層の
下側電極の間にπ−共役系高分子層を挿入してもよい。
ただし、π−共役系高分子層が第4電掻7と第3有機色
素層60間に挿入されるときはどのようなものでもよい
が、第2あるいは第3電極上に挿入されるときは該π−
共役系高分子層は透明でなければならない。π−共役系
高分子は骨格に共役2重粘合を有するものであり、ドー
ピング処理によって導電化する。電子受容体(例えば臭
素、ヨウ素、ヨウ化臭素、五フッ化ヒ素。
および過塩素酸等)および電子供与体(例えばNa、に
、L、i、およびアミン等)をドーピングすることによ
ってそれぞれp型およびn型の材料にすることができ、
その電導度も半導体領域から金属領域まで幅広(制御可
能である。また、π−共役系導電性高分子層はもちろん
他の方法でもよいが、電解重合法で作成するのが有利で
ある。電解重合法によって合成される膜は複数の電極上
にのみ形成され、素子の分離に非常に都合がよい。他の
方法、例えば蒸着法によってπ−共役系導電性高分子層
を作成する場合には、ドーピングを行なヮていない絶縁
性薄膜をいったん形成し、そののち金属電極上の部分の
みを選択的にドーピングしてこれを導電性とすることが
必要である。しかるに電解重合法によれば、この工程を
筒略化でき、なおかつ、電極上の重合膜が周囲にまわり
込む限界まで素子間の距離を小さくとれ、小型化 2積
化にも有利である。
上記構成の素子をビット毎に分割された有機長尺薄膜カ
ラー読取素子として作るには単純にはすべてを分割して
形成すればよいが、出力を取出す回路上で共通電極とし
て用いる電極が必ず1つあるので、第1ないし第4の電
極の中でいずれか1つを共通電極として形成すればよい
。従って、本実施例によるを機長尺薄膜カラー読取素子
は、第1ないし第4の電極の中で1つの電極を共通電極
として他の電極をビット毎に分割して構成されるが、そ
の素子断面図を第2図に示す。この例では第4電極7を
共通電極としている。このとき、第1、第2.第3の有
機色素層2,4.6は平板状に形成されているが、この
ように作成しても有機色素の高いインピーダンスのため
に隣接するピ・ノド間で信号のもれることはなく、また
、第1と第2有機色素層2,4および第2と第3有機色
素層4.6は互いに接しているが、この間でも信号がも
れることはない。このため製造の際にリソグラフィー技
術を必要とせず、キャスト法や蒸着法でつ(ることがで
きるので大面禎化も容易である。
次に本実施例によるカラー読取素子の動作原理について
説明する。第1.第2.第3の有機色素がそれぞれn型
、p型、n型である場合は、p型。
n型、p型である場合の掻性を逆にした場合であり動作
原理は同じであるから、ここではp型、n型、p型であ
る場合について述べる。
今、第1.第2.第3の有機色素はそれぞれp型、n型
、p型であり、その光起電力スペクトルはそれぞれ波長
λ1.λ□、λ、に極大を持ち、それぞれ赤、緑、青の
波長領域に対応している。
すなわちλ、は600〜680nmの領域に、λ2は5
00〜600nmの領域に、λ、は400〜500nm
の領域にあるものとする。このときの様子を第3図に示
す。なお、波長λ9.λ2゜λ3とその光起電力発生波
長領域の組合せはどのような組合せでもよ(、この例は
何ら本発明を制限するものではない。
このように本素子を構成したとき、本素子は従来より提
案されている有機光電変換素子を直列にt装置したもの
であることがわかる。すなわち第1゜第2の電極1.3
と第1の有機色素層2からなる部分は、波長λI (赤
色)の光に対して第1の電極1側に負の光起電力を生ず
る。また、第2.第3の電極3,5と第2の有機色素層
4からなる部分は、波長λ2 (緑色)の光に対して第
2の電極3側に正の光起電力を生ずる。また、第3.第
4の電極5.7と第3の有機色素層6からなる部分は、
波長λ3 (青色)の光に対して第3の電極5側に負の
光起電力を生ずる。この様子を、各光電変換素子をダイ
オードで置換えた模式図で第4図に示す。
この素子に、第1の電極1側から種々の波長を含んだ光
が入射する場合について説明する。入射光のうち波長λ
、近くの領域の光(赤色)は第1の有機色素層2によっ
て吸収され、第1の電極1と第2の電極3の間に第1の
電極1側に負の光起電力V+  (V+ >Oとする)
を発生する。このとき波長λ、の領域以外の光は第1の
有機色素層2を透過して、はとんど減光することなく第
2の有機色素層4に到達する。第2の有機色素N4に到
達した光のうち波長λ2近くの領域の光(緑色)は第2
の有機色素層4で吸収され、第2の電極3と第3の電極
5の間に第2の電極3側に正の光起電力Vz  (Vz
 >Qとする)を発生する。このとき波長λ、の領域以
外の光は第2の有機色素層4を透過して、はとんど減光
することなく第3の有機色素層6に到達する。第3の有
機色素層6に到達した光は紫外光や赤外光を除けばほと
んど波長λ、近くの領域の光(青色)であり、第3の有
機色素層6で吸収されて、第3の電極5と第4の電極7
の間に第3の電極5側に負の光起電力■。
(V3 >Oとする)を発生する。このようにして入射
光を赤(R)緑(G)青(B)の3つのRGB成分に分
解して、それぞれの出力V、、V、。
v3を得ることが可能となる。
次に、このRGB成分に対応する出力V、、V2、v3
を外部に取出す一回路例について述べる。
出力を取出す回路については種々の方式が考えられ、以
下第5図に示す例は何ら本発明を制限するものではない
。第5図において、第4の電Pii7は接地し共通電極
とする。共通電極は素子作成上ピント毎に分割せず、平
板状に作成した電極を用いるのが望ましい。第1.第2
.第3の電極1,3゜5はそれぞれオペアンプ81.8
2.83に入力し、第4の電極7との間の出力電圧を増
幅して出力とする。今、オペアンプの増幅率を省略して
考えれば、オペアンプ81.オペアンプ82.オペアン
プ83の出力はそれぞれ(−V、+V、−V3 ’)、
  (vz−v3)、  (−V3 )となり、これか
ら演算により簡単にV、、V2.V3を出力として取出
すことができる。この素子を第2図のように複数個並べ
ることによって、1ラインのカラー画像をRGB方式で
読取るフルカラーの有機長尺薄膜読取素子が可能となっ
た。
また、本実施例による読取素子は従来の読取素子に比べ
て次に述べるような特徴を有している。
光電変換機能を有する層には従来無機物質、例えばアモ
ルファスシリコンなどが用いられていたが、本実施例で
は有機色素層を用いることにより、製造が簡単となった
。さらにその高インピーダンスのために膜の面内方向の
キャリアの移動が少な(、平板状の膜を用いても隣の素
子との電気的分離を効果的に行なうことができ大画面化
も容易である。
また、RGBa色に対応する3個の光電変換素子を積層
型で用い、カラーフィルタ効果も兼ねているため、従来
のプレーナ型RGB方式に比べて素子面積は1/3で済
みカラーフィルタも不用である。
すなわち、従来の白黒型長尺薄膜素子と同じビットピッ
チで画素密度を落とすことなくカラー化が可能となった
。また、p型有機色素層とその下側の電極との間にπ−
共役系導電性高分子層を挿入することによって、該有機
色素層の光電変換能力を大きくすることもできる。
以下、具体例にてさらに詳細に説明する。
具体例l Cr−Auを共通電極として真空蒸着(厚さそれぞれ8
00人、 1ooo人)した青板ガラス基板上に、メロ
シアニン色素(日本感光色素社製:NK−2045)を
真空蒸着によって800人の厚さに平板状に設け、さら
にその上にスパッタリング法でSn Oz n、(面抵
抗約200Ω/口)をピント毎に分割して形成し、さら
にその上に5.10.15.20−テトラ(4−ピリジ
ル)ポルフィリンのZn錯体を約700人の厚さで平板
状に真空蒸着し、さらにその上にAuを透過率約70%
(at 550nm)になるようにピット毎に分割して
真空蒸着して、次いでフタロシアニンのNtiff体を
約1000人の厚さで平板状に真空蒸着し、最後にAI
を半透明になるようにしてピント毎に分割して真空蒸着
して有機長尺薄膜カラー読取素子1を得た。
具体例2 4 cs X 5.5C11のガラス基板上に真空蒸着
法によって厚さ1000人のCrJlを設け、さらにこ
の上にAu層を2000人の厚さに真空蒸着法によって
設けたものを作用電極とする。有効作用電極面積は1w
 X 3 taでありこの有効作用電極部を5μmKm
して10個並べて作る0次に100mj!のアセトニト
リルにピロール0.07g、N−メチルピロール0.3
5g、およびテトラエチルアンモニウムバークロレ−)
0.7gを溶解させ反応溶液を作る。対極とじて白金<
pt>電極を、参照電極としてSCE (飽和カロメル
電極)を使用し、上記反応溶液中に作用電極と共に浸し
、その後窒素ガス雰囲気下で、作用電極を陽極として対
極との間に一定電流(0゜15+mA)を90分間流し
て、作用電極上にπ−共役系高分子層を約2000人の
厚さに形成し、アセトニトリルで洗浄後真空乾燥を行な
い、π−共役系高分子層試料を得る0次にπ−共役系何
分子層試料上にさらに真空蒸着法でメロシアニン色素(
日本感光色素社製:NK−2045)を800人の厚さ
に形成し、さらにその上にスパッタリング法で5nO8
膜(面抵抗約200Ω/口)を平板状に共通電極として
形成し、さらにその上に5.10.15.20−テトラ
(4−ピリジル)ポルフィリンのZn錯体を約700人
の厚さで平板状に真空蒸着し、さらにその上にAuを透
過率約70%(at 550nm)になるようにピント
毎に分割して真空蒸着して、次いでフタロシアニンのN
i錯体を約1000人の厚さに平板状に真空蒸着し、最
後にA1を半透明になるようにしてピット毎に真空蒸着
してを機長尺薄膜カラー読取素子2を得た。
具体例3 ITO基板(面抵抗50Ω/口)上に、ポリ塩化ビニル
と5.10.15.20−テトラ(4−ピリジル)ポル
フィリン(重量比で30 : TO)のテトラヒドロフ
ラン溶液をスピンコード法により膜厚約2000人で形
成し、その上にAuを透過率約70%(at 550n
m)になるようにピット毎に分割して真空蒸着し、次い
でメタルフリーのフタロシアニンを約1ooo人の厚さ
で平板状に真空蒸着し、さらにAtを透過率約60%(
at 550ns+)になるようにピット毎に分割して
真空蒸着して、さらにその上にローダミンBのクロロホ
ルム溶液をスピンコード法により膜厚約1000人で形
成し、さらにその上にAuを透過率約70%(at 5
50nm)になるようにピット毎に分割して真空蒸着し
て有機長尺薄膜カラー読取素子3を得た。
以上の具体例工ないし3で得たカラー読取素子上ないし
3をそれぞれ第5図のように接続し、読取素子の上方か
ら光照射を行なった。光照射は標準色票(J I S 
 Z8721−1964準拠)にタングステンランプを
照射し、その反射光を用いて行なった。各読取素子につ
いて第5図に示すオペアンプのゲインを調節したところ
、いずれの読取素子も再現性の良い3出力が得られた。
また、素子間の電気的分離は以下のようにして試験した
。マイクロステージ上に読取素子全体を固定し、素子上
に光を照射する。光は、分光器から出た単色光の焦点が
素子上に来るように配置する。このとき、光の照射され
ている部分と遮光された部分の境界は鋭い。そして、マ
イクロステージを動作して隣合った各素子での光起電力
の差を調べた。このときある素子に光が照射されていて
も、隣合う光の照射されない素子は光起電力を生じない
ことがわかった。また光が隣合う2素子のギャップ上に
照射されても、光の照射されていない素子は光起電力を
発生せず、有機色素層で発生した光キャリアは該層の面
内方向には拡散せず、垂直方向にのみ効率よく分離され
光起電力を生ずることがわかる。
さらに、カラー読取素子1ないし3を、それぞれシリコ
ーン系樹脂でモールドし、上記特性の経時変化を測定し
た。いずれのカラー読取素子も、少な(とも4ケ月間は
ほとんど経時変化は認められなかった。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、第1ないし第4の電
極を順次配列し、この各電極間に、光電変換能力を有し
p型、n型、p型あるいはn型。
p型、n型であり、それぞれの光起電力スペクトルが互
いに重畳しない部分を有する第1.第2゜第3の有機色
素層を挿入し、各電極材料を各有機色素層の光が入射す
る側の面と異方接合を形成するような仕事関数の材料と
した読取素子を、絶縁性基板上に設けるようにしたので
、フィルタ効果を持ったインピーダンスの高い光起電力
スペクトルの異なる3種の光電変換層を積層することが
でき、画素密度を低下させることなく RGBa色に対
応し得るカラーフィルタネ用の有機長尺薄)模カラー読
取素子が安価に得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるカラー読取素子の1画
素あたりの素子断面図、第2図は本発明の一実施例によ
るピント毎に分割されたカラー読取素子を示す断面図、
第3図は有機色素の光起電力スペクトルを示す模式図、
第4図は本発明によるカラー読取素子の等価回路図、第
5図は本発明の一実施例によるカラー読取素子のRGB
出力の回路図である。 1.11.12.13・・・第1電極、2・・・第1有
機色素層、3.31.32.33・・・第2電極、4・
・・第2有機色素層、5.51,52.53・・・第3
電極、6・・・第3有機色素層、7・・・第4電機。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平板状で透光性を有する第1、第2、および第3
    の電極と平板状の第4の電極のうち少なくとも3つの電
    極がピット毎に分割された複数の部分からなり、該第1
    、第2、第3、および第4の電極が順次配列され、それ
    ぞれの間に光電変換能力を有する第1、第2、および第
    3の有機色素層が挿入されてなる読取素子であって、 上記第1、第2、および第3の有機色素層はそれぞれp
    型、n型、およびp型、あるいはn型、p型、およびn
    型であり、それぞれの光起電力スペクトルが互いに重畳
    しない部分を有し、 上記第1ないし第4の各電極材料は上記各有機色素層の
    光が入射する側の面とは異方接合を形成し該光入射面の
    反対側の面とは等方接合を形成するような仕事関数の導
    電材料である読取素子を、上記第1あるいは第4の電極
    を下にして絶縁性基板上に設けてなることを特徴とする
    有機長尺薄膜カラー読取素子。
  2. (2)上記絶縁性基板は透明体からなることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の有機長尺薄膜カラー読取
    素子。
  3. (3)上記第1の有機色素層は少なくともフタロシアニ
    ン骨格を含み、上記第2の有機色素層は少なくともテト
    ラ(4−ピリジル)ポルフィリン骨格を含み、上記第3
    の有機色素層は少なくともメロシアニン構造を含むこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    有機長尺薄膜カラー読取素子。
  4. (4)上記p型有機色素層と該層下側の電極との間にπ
    −共役系高分子層が挿入されてなることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の有
    機長尺薄膜カラー読取素子。
  5. (5)上記π−共役系高分子層は電界重合法により形成
    されるものであることを特徴とする特許請求の範囲第4
    項記載の有機長尺薄膜カラー読取素子。
  6. (6)上記π−共役系高分子層はポリピロール、ポリ−
    N−置換ピロール、ピロールとN−置換ピロールの共重
    合体、ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリフラン、お
    よびポリアズレンの内少なくとも一種により形成されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第4項または第5
    項記載の有機長尺薄膜カラー読取素子。
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