JPS63300404A - ドラム組立 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、磁気テープの記録再生装置に係り、特に高
速回転する磁気ヘッドで低速走行する磁気テープを走査
して記録と再生を行うドラム組立に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種のドラム組立は、例えば２ヘツドＶＴＲに
見られるように、上部の回転ドラムに設けられる２個の
磁気ヘッドがテープ上を高速で走査する。この回転する
磁気ヘッドと静止している増幅器間の映像信号の結合装
置としてロータリトランスが利用される。このロータリ
トランスは、回転コイルと固定コイルとを密結合させた
もので、回転コイルはたとえば３ターンで磁気ヘッドコ
イルに、また固定コイルは６タ一ン程度で増幅器にそれ
ぞれ接続される。この回転コイルと固定コイルの電気的
結合特性は、両コイルの間隙に依存する。また磁気ヘッ
ドコイルと回転コイルとの接続は約１８００〜２０００
　ｒ、ｐ、ｍ、程度の高速回転をする上部ドラムにおい
て行われるので、コイルからのリード線はそれぞれコイ
ル自身に近接して設けられる中継基板と称するプリント
配線を施した端子板に、配線の動揺を避けて最短距離を
選んで個別に部品組立の状態で接続される。すなわち、
磁気へラドコイルは第２の中継基板に、回転コイルは第
３の中継基板に接続され、これら中継基板から太い銅線
を立ち上げて総組立を終了してから、ドラムヘッドの最
上面に設けられる第１の中継基板上で半田付けにより接
続される。

第５図は、従来の２ヘツドＶＴＲのドラムヘッドの縦断
面図である。第５図において、ドラムヘッドは、上部ド
ラム２０と、下部ドラム３０と、駆動モータ３６とから
構成される。上部ドラム２０は、回転軸１０に止ねじ４
４で固定したボス部材１２と、このボス部材１２の上部
に固着した回転ドラム１５と、この回転ドラム１５の上
面に固着した第１の中継基板５０と、回転ドラム１５の
下面に固着した磁気へラド１４と、この磁気ヘッド１４
の下面に固着した第２の中継基板５２と、この第２の中
継基板５２の下方でボス部材１２の下部に固着したロー
タリトランス１６の回転コイル１８と、この回転コイル
１８の上面に固着した第３の中継基板５４とより構成さ
れる。下部ドラム３０は、回転軸１０の２個所をそれぞ
れ保持する軸受２２，２４と、回転コイル１８と所定の
間隙２８を設けて下部ドラム３０に固着したロータリト
ランス１６の固定コイル２６とからなる。駆動モータ３
６は、下部ドラム３０に固着したステータコイル３２と
、回転軸１０に固着したロータマグネット３４とからな
る。第６図は第５図の矢視Ａの方向から上部ドラム２０
を見たときの配線の説明図である。第６図において、磁
気ヘッド１４の下面に第２の中継基板５２を固着し、こ
の状態で磁気ヘッドコイル５６のリード線は第２の中継
基板５２のプリント配線した端子に半田付けで固定し、
同時にこの端子と導通する他の端子から太い銅線よりな
る中継リード線６２を立ち上げている。同様に、ローク
リトランス１６の回転コイル１８の上面に、第３の中継
基板５４が固着され、この状態で回転コイル１８のリー
ド線は第３の中継基板５４のプリント配線した端子に半
田付けで固定し、同時にこの端子を導通する他の端子か
ら、太い銅線よりなる中継リード線６４を立ち上げてい
る。次に、磁気ヘッド１４と第２の中継基板５２とは、
磁気ヘッド１４により回転ドラム１５の下面に固着する
。この時、中継リード線６２は、回転ドラムに穿設され
た貫通孔から、その表面に固着された第１の中継基板５
０のプリント配線した端子穴に突出させて半田付けにて
固定する。同様に、回転コイル１８と第３の中継基板５
４とは、回転コイル１８によりボス部材１２の下面に固
着する。この場合、中継リード線６４は、回転ドラム１
５に穿設した貫通孔から、第１の中継基板５０のプリン
ト配線した端子穴に突出させて、半田付けにて固定する
。中継リード線６２．６４は、第１の中継基板５０の導
通するプリント配線の端子穴に半田付けするため、磁気
ヘッドコイル５６と回転コイル１８とは閉回路をなして
接続されることになる。このような構成よりなるドラム
ヘッドは、駆動モータ３６により駆動され、上部ドラム
２０は回転軸１０と共に下部ドラム３０に支承されて高
速回転を行い、磁気ヘッド１４は図示しないが低速で移
行するテープの表面を高速で走査する。磁気ヘッド１４
と図示しない増幅器との映像信号の授受は、ロータリト
ランス１６を構成する回転コイル１８と固定コイル２６
との間で相互の間隙２８を介して行われる。

固定コイル２６のリード線は、静止体の一般配線である
ので説明は省略する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、このようなドラムヘッドは、その製作に
あたり、組立て作業、なかでも上部ドラム２０の磁気ヘ
ッドコイル５６とロータリトランス１６の回転コイル１
８との接続が３個の中継基板を経由するために複雑とな
り、長時間を要するという欠点がある。また、上部ドラ
ム２０は、高速回転する部分であり、各部材は遠心力に
抗して堅固に組立てる必要があるが、リード線そのもの
は軽量であり、より簡便な配線方法が要望される。すな
わち、従来においては、磁気ヘッドコイル５６および回
転コイル１８は、いずれも狭隘な場所に収納さて、半田
鏝による半田付は作業をドラムヘッドの表面でなくては
できないという難点があった。

そこで、本発明の目的は、ドラムヘッドの表面にある回
転ドラムに開口部を設け、この開口部を貫通して半田鏝
の先端部が容易に第３の中継基板に到達し、磁気ヘッド
コイルを直接あるいは第２の中継基板を介する中継リー
ド線を第３の中継基板上のプリント配線した端子に半田
付けするようにして、第１．第２の中継基板を取り去り
、部品点数と工数を削減できるドラム組立を提供するに
ある。

〔問題点を解決するための手段〕

従って、本発明に係るドラム組立は、固定ドラムにロー
タリトランスを介在して回転ドラムが同軸に取付けられ
、該回転ドラムの一方の面に磁気ヘッドが取付けられて
前記両ドラム間を回転するように構成されたドラム組立
であって、前記回転ドラムに固定された前記ロータリト
ランスの一方のコイル基板の裏面に前記磁気ヘッドと前
記ロータリトランスとを電気的に中継する印刷配線を設
けると共に、該印刷配線を前記回転ドラムの他方の面か
ら覗ける孔を前記回転ドラムの軸方向に設けたことを特
徴とする。

〔作用〕

本発明に係るドラム組立によれば、特に上部ドラムの磁
気へラドコイルとロータリトランスの回転コイルとの接
続に際し、回転ドラムに開口部を設けることにより、こ
の開口部を貫通させて第３の中継基板上でプリント配線
による端子への半田付けが可能となる。従って、ローク
リトランスの回転コイルを、第３の中継基板上の別の端
子に半田付けにより接続しておき、総組立てを完了した
後で、前記開口部を利用して磁気ヘッドコイルのリード
線を直接、あるいは従来のように第２の中継基板を経由
した中継リード線を、前記別の端子と導通しているプリ
ント配線による端子に半田鏝によって半田付けすること
ができる。このような組立、配線作業によれば、第１の
中継基板、または第１の中継基板ならびに第２の中継基
板が不要になり、部品数ならびに工数の削減ができ、配
線作業を簡素化することが可能となる。

〔実施例〕

次に、本発明に係るドラム組立の実施例につき添付図面
を参照しながら以下詳細に説明する。

第１図は、本発明に係るドラム組立の上部ドラムの一実
施例を示す部分平面図、第２図は第１図の側面図である
。第１図および第２図において第５図および第６図と同
一部材は同一符号を付し、詳細な説明は省略する。第１
図は第６図の平面図に相当する。第１図および第２図に
おいて、参照符号６０は第５図に示す回転ドラム１５か
ら第１の中継基板５０を除去して、開口部５８’、５８
”および５８＃″を設けた回転ドラムを示す。なお、図
面中、ドツトを施した部分はプリント配線の半田メブキ
部分を示す。

磁気ヘッド１４の磁気へラドコイル５６からのリード線
６６は、直接導出して第３の中継基板５４上でプリント
配線の端子に半田付けする。

回転コイル１８は、第３の中継基板５４上で別の端子に
対し、回転ドラム６０がボス部材１２に固定される前に
半田付けして、前記別の端子と端子とを導通した状態で
磁気ヘッドコイル５６は回転コイル１８と閉回路をなす
よう接続する。

第１の中継基板５０と第２の中継基板５２は除去する。

第３図は、本発明に係るドラム組立の上部ドラムの別の
実施例を示す部分平面図であり、第４図は第３図の側面
図である。第３図および第４図において、第１図および
第２図と同一の構成部分には同一の参照符号を付してそ
の詳細な説明を省略する。磁気へラド１４の磁気ヘッド
コイル５６からのリード線は、第２の中継基板５２の端
子に対し、回転ドラム６０がボス部材１２に固定される
前に半田付けする。この端子と導通する他の端子から中
継リード線６８が第３の中継基板５４上のプリント配線
の端子に対し、開口部５８を貫通して挿入される半田鏝
の先端部により半田付けされる。この場合、第１の中継
基板５０は除去する。このようにして、配線作業は簡素
化され、部品数も削減される。

〔発明の効果〕

前述した実施例から明らかなように、本発明によれば、
ドラムヘッドの組立て作業中、特に配線作業において中
継基板を削減できるとともに、配線作業時間を短縮する
ことが可能なドラム組立を提供することができる。

以上、本発明の好適な実施例を示したが、本発明の精神
を造膜しない範囲において種々の設計変更をなし得るこ
とは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るドラム組立の上部ドラムの一実施
例を示す部分平面図、第２図は第１図の側面図、第３図
は本発明に係るドラム組立の上部ドラムの別の実施例を
示す部分平面図、第４図は第３図の側面図、第５図は従
来の２ヘツドＶＴＲのドラム組立の縦断面図、第６図は
第５図の矢視Ａの方向から上部ドラムを見たときの配線
の説明図である。 １０、　、　、回転軸　　　　　１２．、、ボス部材１
４、、、磁気ヘッド　　　１５，６０　、、、回転ドラ
ム１Ｇ、、、ロータリトランス　１８．　、　、回転コ
イル２０、、、上部ドラム　　　２２．２４．、、軸受
２６、、、固定コイル　　　２８．、、間隙３０、、、
下部ドラム　　　３２．、、ステータコイル３４、、、
ロータマグネット３６．、、９！動モータ４４、、、止
ねじ　　　　　４６．、、接着溝４８、　、　、スペー
サ　　　　ＳＯ，、、第１の中継基板５２、、、第２の
中継基板　５４．、、第３の中継基板５６、、、磁気ヘ
ッドコイル　５８．、、　開口部６２．６４．６８．、
、中継リード線　６６、、、リード線特許出廓人　　日
本ケミコン株式会社 図Ｌ１ｏクツ律計（＾谷に！丈なし） ＦＩＧ、１ ＦＩＧ、２ 力　　　６５　　ｂ４ ＦＩＧ、３ ＦＩＧ、４ ち８ ＦＩｏ　　５ Ｉ０　６ 手　　配ｋ　　ネ１１１　　　正　　ロコ　（方式）％
式％ １、事件の表示 昭和６２年　特許願　第１３３３１９号２、発明の名称 ドラム組立 ３、補正をする名 事件との関係　　　特許出願人 住　所　　東京都青梅市東６梅−・Ｔ目１６７番地の１
（１）図面。 ６、補正の内容

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）固定ドラムにロータリトランスを介在して回転ド
   ラムが同軸に取付けられ、該回転ドラムの一方の面に磁
   気ヘッドが取付けられて前記両ドラム間を回転するよう
   に構成されたドラム組立であって、 前記回転ドラムに固定された前記ロータリ トランスの一方のコイル基板の裏面に前記磁気ヘッドと
   前記ロータリトランスとを電気的に中継する印刷配線を
   設けると共に、該印刷配線を前記回転ドラムの他方の面
   から覗ける孔を前記回転ドラムの軸方向に設けたことを
   特徴とするドラム組立。