JPH07302401A - 磁気記録再生装置の回転磁気ヘッド装置 - Google Patents
磁気記録再生装置の回転磁気ヘッド装置Info
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- JPH07302401A JPH07302401A JP11476394A JP11476394A JPH07302401A JP H07302401 A JPH07302401 A JP H07302401A JP 11476394 A JP11476394 A JP 11476394A JP 11476394 A JP11476394 A JP 11476394A JP H07302401 A JPH07302401 A JP H07302401A
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- rotary
- rotor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一体型構造のヘッドドラム装置でロータリー
トランスの径を大きくし、かつ磁気ヘッドとロータリー
トランスとの接続を可能にする。 【構成】 大型ロータリートランスのロータ32が回転
ドラム8に接着され、ステータ34が固定ドラム2に接
着されている。各磁気ヘッド10の近くには一対の端子
板40,40を有する中継ターミナル36が取りつけら
れている。端子板の一端40a,40aは磁気ヘッド1
0に巻かれた巻線の両端のそれぞれと電気的に接続さ
れ、端子板40,40の他端部にはロータ32の各チャ
ネルの巻線の両端がそれぞれ接続される端子穴40b,
40bがあけられている。端子穴40b,40bのある
部分のベース38には袋穴42,42がそれぞれ開けら
れており、ロータ32の巻線のリード44はそれぞれの
端子穴40bから袋穴42へ差し込まれ、端子穴部分で
端子板40に半田付けされている。
トランスの径を大きくし、かつ磁気ヘッドとロータリー
トランスとの接続を可能にする。 【構成】 大型ロータリートランスのロータ32が回転
ドラム8に接着され、ステータ34が固定ドラム2に接
着されている。各磁気ヘッド10の近くには一対の端子
板40,40を有する中継ターミナル36が取りつけら
れている。端子板の一端40a,40aは磁気ヘッド1
0に巻かれた巻線の両端のそれぞれと電気的に接続さ
れ、端子板40,40の他端部にはロータ32の各チャ
ネルの巻線の両端がそれぞれ接続される端子穴40b,
40bがあけられている。端子穴40b,40bのある
部分のベース38には袋穴42,42がそれぞれ開けら
れており、ロータ32の巻線のリード44はそれぞれの
端子穴40bから袋穴42へ差し込まれ、端子穴部分で
端子板40に半田付けされている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はVTRなどの磁気記録再
生装置において、ビデオヘッドなどの回転ヘッドの検出
信号を外部に取り出すための回転磁気ヘッド装置に関す
るものである。
生装置において、ビデオヘッドなどの回転ヘッドの検出
信号を外部に取り出すための回転磁気ヘッド装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図1に回転磁気ヘッド装置の一例を示
す。固定ドラム2にボールベアリング4を介して回転軸
6が支持されており、回転軸6には回転ドラム8が固定
されている。回転ドラム8には磁気ヘッド10が取りつ
けられ、磁気ヘッド10の検出信号を取り出すために、
ロータ12とステータ14からなるロータリートランス
が設けられている。ロータ12は回転ドラム8に固定さ
れ、リード線15により磁気ヘッド10に結線接続さ
れ、磁気ヘッド10とともに回転する。ステータ14は
固定ドラム2に固定されている。ステータ14から外部
に信号を取り出すために、ステータ14にはプリント配
線板16が貼りつけられ、ステータ14とプリント配線
板16の配線とが接続されている。
す。固定ドラム2にボールベアリング4を介して回転軸
6が支持されており、回転軸6には回転ドラム8が固定
されている。回転ドラム8には磁気ヘッド10が取りつ
けられ、磁気ヘッド10の検出信号を取り出すために、
ロータ12とステータ14からなるロータリートランス
が設けられている。ロータ12は回転ドラム8に固定さ
れ、リード線15により磁気ヘッド10に結線接続さ
れ、磁気ヘッド10とともに回転する。ステータ14は
固定ドラム2に固定されている。ステータ14から外部
に信号を取り出すために、ステータ14にはプリント配
線板16が貼りつけられ、ステータ14とプリント配線
板16の配線とが接続されている。
【0003】回転軸6を介して回転ドラム8を回転させ
るために、回転軸6の下端側にモータが設けられ、その
モータは回転軸6に固定されたロータカバー17、その
ロータカバー17に設けられたロータマグネット18、
及び固定ドラム2に固定されたステータコイル20から
構成されている。22はステータコイル20へモータ駆
動用電流を供給するモータ用プリント配線板である。
るために、回転軸6の下端側にモータが設けられ、その
モータは回転軸6に固定されたロータカバー17、その
ロータカバー17に設けられたロータマグネット18、
及び固定ドラム2に固定されたステータコイル20から
構成されている。22はステータコイル20へモータ駆
動用電流を供給するモータ用プリント配線板である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図1のようにロータリ
ートランスのロータ12が回転ドラム8に直接固着され
た一体型構造のヘッドドラム装置では、磁気記録再生の
特性向上や多チャンネル化にともなってロータリートラ
ンス12,14が大径化される傾向にある。図1のよう
にロータリートランスの直径がそれほど大きくなく、磁
気ヘッド10とロータ12とをリード線15で直接結線
できるスペースのある場合は問題はないが、ロータリー
トランス径が大型化してリード線15でロータ12と磁
気ヘッド10を直接接続するスペースがなくなってきた
場合に、ロータ12と磁気ヘッド10間の結線が問題と
なる。
ートランスのロータ12が回転ドラム8に直接固着され
た一体型構造のヘッドドラム装置では、磁気記録再生の
特性向上や多チャンネル化にともなってロータリートラ
ンス12,14が大径化される傾向にある。図1のよう
にロータリートランスの直径がそれほど大きくなく、磁
気ヘッド10とロータ12とをリード線15で直接結線
できるスペースのある場合は問題はないが、ロータリー
トランス径が大型化してリード線15でロータ12と磁
気ヘッド10を直接接続するスペースがなくなってきた
場合に、ロータ12と磁気ヘッド10間の結線が問題と
なる。
【0005】そこで、本発明は一体型構造の回転磁気ヘ
ッド装置でロータリートランスの径を大型にしたとき
に、磁気ヘッドとロータリートランスのロータとの接続
を可能にすることを目的とするものである。
ッド装置でロータリートランスの径を大型にしたとき
に、磁気ヘッドとロータリートランスのロータとの接続
を可能にすることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、回転ドラム
の固定ドラム側の面に、一対の端子板を有し両端子板の
一端が磁気ヘッドに電気的に接続され、両端子板の他端
がロータリートランスのロータの外径付近に位置する中
継ターミナルが配置され、ロータリートランスのロータ
の1つのチャネルの巻線の両端がその中継ターミナルの
両端子板のそれぞれの他端に結線されている。
の固定ドラム側の面に、一対の端子板を有し両端子板の
一端が磁気ヘッドに電気的に接続され、両端子板の他端
がロータリートランスのロータの外径付近に位置する中
継ターミナルが配置され、ロータリートランスのロータ
の1つのチャネルの巻線の両端がその中継ターミナルの
両端子板のそれぞれの他端に結線されている。
【0007】中継ターミナルの好ましい態様は、回転ド
ラムに固定される絶縁樹脂製ベースに一対の端子板が取
りつけられたものであり、ロータの巻線が結線される端
子板の他端部には端子穴があけられ、かつ端子穴部分の
ベースには袋穴が設けられており、ロータの巻線の端部
がそのベースの袋穴に差し込まれた状態で端子板部分で
半田付け接続されている。
ラムに固定される絶縁樹脂製ベースに一対の端子板が取
りつけられたものであり、ロータの巻線が結線される端
子板の他端部には端子穴があけられ、かつ端子穴部分の
ベースには袋穴が設けられており、ロータの巻線の端部
がそのベースの袋穴に差し込まれた状態で端子板部分で
半田付け接続されている。
【0008】また、好ましい態様では、磁気ヘッドは複
数個設けられており、ロータとステータにはそれぞれ磁
気ヘッド数と等しい数の同心円状の溝が設けられ、各溝
には互いに独立したチャネルを構成する巻線が施されて
おり、中継ターミナルも磁気ヘッド数と等しい数だけ配
置され、各中継ターミナルが磁気ヘッドとロータの巻線
とを一対一に対応させて中継接続している。さらに好ま
しい態様では、磁気ヘッドは複数個のビデオヘッドと、
2個のオーディオヘッドを含んでいる。
数個設けられており、ロータとステータにはそれぞれ磁
気ヘッド数と等しい数の同心円状の溝が設けられ、各溝
には互いに独立したチャネルを構成する巻線が施されて
おり、中継ターミナルも磁気ヘッド数と等しい数だけ配
置され、各中継ターミナルが磁気ヘッドとロータの巻線
とを一対一に対応させて中継接続している。さらに好ま
しい態様では、磁気ヘッドは複数個のビデオヘッドと、
2個のオーディオヘッドを含んでいる。
【0009】
【作用】一端が磁気ヘッドと接続され、他端がロータリ
ートランスのロータの外径付近に位置する中継ターミナ
ルを設けたので、ロータリートランスの径が大型になっ
てロータの巻線と磁気ヘッドをリード線で直接結線接続
するスペースがなくなっても、ロータと磁気ヘッドをそ
の中継ターミナルを介して電気的に接続することができ
る。
ートランスのロータの外径付近に位置する中継ターミナ
ルを設けたので、ロータリートランスの径が大型になっ
てロータの巻線と磁気ヘッドをリード線で直接結線接続
するスペースがなくなっても、ロータと磁気ヘッドをそ
の中継ターミナルを介して電気的に接続することができ
る。
【0010】回転磁気ヘッド装置を組み立てる際には、
回転ドラムに磁気ヘッドと中継ターミナルを取りつけて
中継ターミナルの一端と磁気ヘッドとを電気的に接続し
ておき、その後回転ドラムにロータリートランスのロー
タを取りつけ、ロータの巻線と中継ターミナルの他端と
を半田付け接続する。このとき中継ターミナルの端子板
の他端はロータの外径付近に位置しているので、半田付
け接続は容易に行なうことができる。
回転ドラムに磁気ヘッドと中継ターミナルを取りつけて
中継ターミナルの一端と磁気ヘッドとを電気的に接続し
ておき、その後回転ドラムにロータリートランスのロー
タを取りつけ、ロータの巻線と中継ターミナルの他端と
を半田付け接続する。このとき中継ターミナルの端子板
の他端はロータの外径付近に位置しているので、半田付
け接続は容易に行なうことができる。
【0011】請求項2のように中継ターミナルの他端部
に端子穴をあけ、その穴部分のベースに袋穴をあけるこ
とにより、その端子穴に半田付け接続されたロータの巻
線のリード端部がベースの袋穴に収納されるので、ロー
タの巻線のリードと端子板との半田付け位置のばらつき
やリード長さのばらつきによって巻線のリードが固定ド
ラムに接触するのを防ぐことができる。
に端子穴をあけ、その穴部分のベースに袋穴をあけるこ
とにより、その端子穴に半田付け接続されたロータの巻
線のリード端部がベースの袋穴に収納されるので、ロー
タの巻線のリードと端子板との半田付け位置のばらつき
やリード長さのばらつきによって巻線のリードが固定ド
ラムに接触するのを防ぐことができる。
【0012】
【実施例】図2から図5により第1の実施例を説明す
る。図2は垂直断面図、図3は中継ターミナルの近傍を
拡大して示す部分断面図、図4は1つの中継ターミナル
を示す図で、(A)は端子板のある面からみた平面図、
(B)は(A)のX−X’線位置での断面図である。図
5はロータ側から見た回転ドラムをロータの左上部分を
切り欠いて示す平面図である。
る。図2は垂直断面図、図3は中継ターミナルの近傍を
拡大して示す部分断面図、図4は1つの中継ターミナル
を示す図で、(A)は端子板のある面からみた平面図、
(B)は(A)のX−X’線位置での断面図である。図
5はロータ側から見た回転ドラムをロータの左上部分を
切り欠いて示す平面図である。
【0013】全体を示す図2を参照すると、図1と同様
に、固定ドラム2にボールベアリング4を介して回転軸
6が支持され、回転軸6には回転ドラム8が固定されて
いる。回転ドラム8を回転させるために、回転軸6の下
端部にはモータが取りつけられており、そのモータは回
転軸6に固定されたロータカバー17、そのロータカバ
ー17に設けられたロータマグネット18及び固定ドラ
ム2に取りつけられたステータコイル20を含んでい
る。ステータコイル20へモータ駆動用電流を供給する
ためにモータ用プリント配線板22が固定ドラム2に取
りつけられている。
に、固定ドラム2にボールベアリング4を介して回転軸
6が支持され、回転軸6には回転ドラム8が固定されて
いる。回転ドラム8を回転させるために、回転軸6の下
端部にはモータが取りつけられており、そのモータは回
転軸6に固定されたロータカバー17、そのロータカバ
ー17に設けられたロータマグネット18及び固定ドラ
ム2に取りつけられたステータコイル20を含んでい
る。ステータコイル20へモータ駆動用電流を供給する
ためにモータ用プリント配線板22が固定ドラム2に取
りつけられている。
【0014】回転ドラム8の固定ドラム側の面には磁気
ヘッド10が取りつけられている。磁気ヘッド10の検
出信号を取り出すためのロータリートランスのロータ3
2が回転ドラム8の固定ドラム側の面に接着されてお
り、固定ドラム2の回転ドラム側の面にはロータ32に
対向して配置されたロータリートランスのステータ34
が接着されている。ロータ32とステータ34は対向面
に同心円状の溝を有し、各溝には巻線が施されている。
ロータリートランスはチャネル数が多くなって径が大型
化し、ロータリートランスの側方には僅かなスペースし
か存在しない。磁気ヘッド10の検出信号をロータ32
へ導くために、各磁気ヘッド10の近くには中継ターミ
ナル36が取りつけられている。
ヘッド10が取りつけられている。磁気ヘッド10の検
出信号を取り出すためのロータリートランスのロータ3
2が回転ドラム8の固定ドラム側の面に接着されてお
り、固定ドラム2の回転ドラム側の面にはロータ32に
対向して配置されたロータリートランスのステータ34
が接着されている。ロータ32とステータ34は対向面
に同心円状の溝を有し、各溝には巻線が施されている。
ロータリートランスはチャネル数が多くなって径が大型
化し、ロータリートランスの側方には僅かなスペースし
か存在しない。磁気ヘッド10の検出信号をロータ32
へ導くために、各磁気ヘッド10の近くには中継ターミ
ナル36が取りつけられている。
【0015】1つの中継ターミナルを示す図4を参照す
ると、絶縁樹脂製のターミナルベース38に一対の端子
板40,40が取りつけられている。各端子板の一端4
0a,40aはヘッド側端子であり、磁気ヘッドに巻か
れた巻線の両端のそれぞれと電気的に接続される。端子
板40,40のそれぞれの他端部にはロータリートラン
スのロータの各チャネルの巻線の両端がそれぞれ接続さ
れる端子穴40b,40bがあけられている。端子穴4
0b,40bのある部分のベース38には袋穴42,4
2がそれぞれ開けられており、端子穴40b,40bは
片面が非開放構造となっている。ロータの巻線のリード
はそれぞれの端子穴40bから袋穴42へ差し込まれ、
端子穴部分で端子板40に半田付けされる。
ると、絶縁樹脂製のターミナルベース38に一対の端子
板40,40が取りつけられている。各端子板の一端4
0a,40aはヘッド側端子であり、磁気ヘッドに巻か
れた巻線の両端のそれぞれと電気的に接続される。端子
板40,40のそれぞれの他端部にはロータリートラン
スのロータの各チャネルの巻線の両端がそれぞれ接続さ
れる端子穴40b,40bがあけられている。端子穴4
0b,40bのある部分のベース38には袋穴42,4
2がそれぞれ開けられており、端子穴40b,40bは
片面が非開放構造となっている。ロータの巻線のリード
はそれぞれの端子穴40bから袋穴42へ差し込まれ、
端子穴部分で端子板40に半田付けされる。
【0016】ベース38は2つの突出部38a,38b
を備えている。一方の突出部38aは回転ドラム8の穴
に差し込まれて支持される支持部であり、他方の突出部
38bも回転ドラム8の別の穴に差し込まれてこの中継
ターミナル36を位置決めする位置決め部である。
を備えている。一方の突出部38aは回転ドラム8の穴
に差し込まれて支持される支持部であり、他方の突出部
38bも回転ドラム8の別の穴に差し込まれてこの中継
ターミナル36を位置決めする位置決め部である。
【0017】図3には中継ターミナル36の2つの突出
部38aと38bが回転ドラム8の穴に嵌め込まれて固
定された状態が示されており、ロータ32とステータ3
4の対向面の溝にそれぞれ巻線が施されている様子も概
略的に示されている。各溝に巻かれた巻線はそれぞれ独
立したチャネルを構成しており、それぞれの巻線がそれ
ぞれの中継ターミナルを経てそれぞれの磁気ヘッド10
と電気的に接続される。図3では1つの中継ターミナル
36が示され、ロータ32の対応するチャネルの巻線の
リード44がその端子板40の端子穴から袋穴42へ差
し込まれ、半田46によって端子板40に接続されてい
る。端子板40の一端は磁気ヘッド10の配線板のリー
ドを介して磁気ヘッド10と電気的に接続されている。
部38aと38bが回転ドラム8の穴に嵌め込まれて固
定された状態が示されており、ロータ32とステータ3
4の対向面の溝にそれぞれ巻線が施されている様子も概
略的に示されている。各溝に巻かれた巻線はそれぞれ独
立したチャネルを構成しており、それぞれの巻線がそれ
ぞれの中継ターミナルを経てそれぞれの磁気ヘッド10
と電気的に接続される。図3では1つの中継ターミナル
36が示され、ロータ32の対応するチャネルの巻線の
リード44がその端子板40の端子穴から袋穴42へ差
し込まれ、半田46によって端子板40に接続されてい
る。端子板40の一端は磁気ヘッド10の配線板のリー
ドを介して磁気ヘッド10と電気的に接続されている。
【0018】図5に示されているように、この実施例で
はロータ32のコア32aに同心円状の6個の溝が設け
られており、各溝には巻線32bが巻かれている。各巻
線32bをロータのコア32aの外径部分に導くために
半径方向の溝も形成されており、その半径方向の溝を経
て巻線のリード44が中継ターミナル36まで導き出さ
れている。
はロータ32のコア32aに同心円状の6個の溝が設け
られており、各溝には巻線32bが巻かれている。各巻
線32bをロータのコア32aの外径部分に導くために
半径方向の溝も形成されており、その半径方向の溝を経
て巻線のリード44が中継ターミナル36まで導き出さ
れている。
【0019】この実施例では同心円状の6個の溝により
6チャネルの巻線32bが巻かれており、それに対応し
て6個の磁気ヘッド10(2個のオーディオヘッド10
aと4個のビデオヘッド10v)と6個の中継ターミナ
ル36が配置されている。6個の巻線32bのうち外側
の2個の巻線はオーディオヘッド10aのための巻線で
あり、内側の4個の巻線はビデオヘッド10vのための
巻線である。各巻線32bからの巻き初めと巻き終わり
の一対のリード44,44が対応する中継ターミナルの
一対の端子板の端子穴40b,40bにおいて半田付け
されている。各中継ターミナルの一対の端子板の一端4
0a,40aは磁気ヘッド10の巻線の巻き始めと巻き
終わりのリード50,50が接続された磁気ヘッド用配
線板51の配線52,52に半田54,54によりそれ
ぞれ電気的に接続されている。
6チャネルの巻線32bが巻かれており、それに対応し
て6個の磁気ヘッド10(2個のオーディオヘッド10
aと4個のビデオヘッド10v)と6個の中継ターミナ
ル36が配置されている。6個の巻線32bのうち外側
の2個の巻線はオーディオヘッド10aのための巻線で
あり、内側の4個の巻線はビデオヘッド10vのための
巻線である。各巻線32bからの巻き初めと巻き終わり
の一対のリード44,44が対応する中継ターミナルの
一対の端子板の端子穴40b,40bにおいて半田付け
されている。各中継ターミナルの一対の端子板の一端4
0a,40aは磁気ヘッド10の巻線の巻き始めと巻き
終わりのリード50,50が接続された磁気ヘッド用配
線板51の配線52,52に半田54,54によりそれ
ぞれ電気的に接続されている。
【0020】この例では2個のオーディオヘッド10a
と4個のビデオヘッド10vが設けられているが、各ヘ
ッド10a,10vと対応するロータの巻線32bとの
接続は、それぞれの中継ターミナル36を介して同じ方
式でなされている。実施例ではロータリートランスに6
チャネルの巻線が設けられており、それに対応して6個
の磁気ヘッドが配置されているものを例示しているが、
チャネル及び磁気ヘッドの数はこれに限定されるもので
はない。
と4個のビデオヘッド10vが設けられているが、各ヘ
ッド10a,10vと対応するロータの巻線32bとの
接続は、それぞれの中継ターミナル36を介して同じ方
式でなされている。実施例ではロータリートランスに6
チャネルの巻線が設けられており、それに対応して6個
の磁気ヘッドが配置されているものを例示しているが、
チャネル及び磁気ヘッドの数はこれに限定されるもので
はない。
【0021】
【発明の効果】本発明ではロータリートランスのロータ
が回転ドラムに固定された一体型構造の回転磁気ヘッド
装置において、ロータの外周部近傍に結線部を有する中
継ターミナルを配置し、その中継ターミナルを介してロ
ータの巻線を磁気ヘッドと電気的に接続するようにした
ので、ロータリートランスの外径が大きくなった場合で
も、少ない結線部材で、かつ最短距離でロータリートラ
ンスと磁気ヘッドとを電気的に接続することができ、高
性能で低価格な回転磁気ヘッド装置を実現することがで
きる。
が回転ドラムに固定された一体型構造の回転磁気ヘッド
装置において、ロータの外周部近傍に結線部を有する中
継ターミナルを配置し、その中継ターミナルを介してロ
ータの巻線を磁気ヘッドと電気的に接続するようにした
ので、ロータリートランスの外径が大きくなった場合で
も、少ない結線部材で、かつ最短距離でロータリートラ
ンスと磁気ヘッドとを電気的に接続することができ、高
性能で低価格な回転磁気ヘッド装置を実現することがで
きる。
【図1】従来の一体型構造の回転磁気ヘッド装置を示す
垂直断面図である。
垂直断面図である。
【図2】第1の実施例の一体型構造の回転磁気ヘッド装
置を示す垂直断面図である。
置を示す垂直断面図である。
【図3】同実施例における中継ターミナル部分を拡大し
て示す部分断面図である。
て示す部分断面図である。
【図4】同実施例における1個の中継ターミナルを示す
図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のX−X’
線位置での断面図である。
図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のX−X’
線位置での断面図である。
【図5】ロータ側から見た回転ドラムをロータの左上部
分を切り欠いて示す平面図である。
分を切り欠いて示す平面図である。
2 固定ドラム 8 回転ドラム 10,10a,10b 磁気ヘッド 32 ロータ 34 ステータ 36 中継ターミナル 38 ターミナルベース 40 端子板 40a ヘッド側端子 40b 端子穴 42 袋穴 44 巻線リード
Claims (4)
- 【請求項1】 回転ドラムと固定ドラムの一方が回転軸
に固定され、他方がその回転軸に回転可能に支持されて
いるとともに、回転ドラムの固定ドラム側に磁気ヘッド
とロータリートランスのロータが取りつけられ、固定ド
ラムの回転ドラム側にロータリートランスのステータが
ロータに対向して取りつけられている一体型構造の回転
磁気ヘッド装置において、 前記回転ドラムの固定ドラム側の面に、一対の端子板を
有し両端子板の一端が前記磁気ヘッドに電気的に接続さ
れ、両端子板の他端が前記ロータリートランスのロータ
の外径付近に位置する中継ターミナルが配置され、前記
ロータリートランスのロータの1つのチャネルの巻線の
両端が前記中継ターミナルの両端子板のそれぞれの他端
に結線されていることを特徴とする回転磁気ヘッド装
置。 - 【請求項2】 前記中継ターミナルは回転ドラムに固定
される絶縁樹脂製ベースに前記一対の端子板が取りつけ
られたものであり、前記ロータの巻線が結線される端子
板の他端部には端子穴があけられ、かつ端子穴部分の前
記ベースには袋穴が設けられており、前記ロータの巻線
の端部がそのベースの袋穴に差し込まれた状態で端子板
部分で半田付け接続されている請求項1に記載の回転磁
気ヘッド装置。 - 【請求項3】 前記磁気ヘッドは複数個設けられてお
り、前記ロータとステータにはそれぞれ磁気ヘッド数と
等しい数の同心円状の溝が設けられ、各溝には互いに独
立したチャネルを構成する巻線が施されており、 前記中継ターミナルも磁気ヘッド数と等しい数だけ配置
され、各中継ターミナルが磁気ヘッドとロータの巻線と
を一対一に対応させて中継接続している請求項1又は2
に記載の回転磁気ヘッド装置。 - 【請求項4】 前記磁気ヘッドは複数個のビデオヘッド
と、2個のオーディオヘッドを含んでいる請求項3に記
載の回転磁気ヘッド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11476394A JPH07302401A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 磁気記録再生装置の回転磁気ヘッド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11476394A JPH07302401A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 磁気記録再生装置の回転磁気ヘッド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07302401A true JPH07302401A (ja) | 1995-11-14 |
Family
ID=14646079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11476394A Pending JPH07302401A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 磁気記録再生装置の回転磁気ヘッド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07302401A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995013358A1 (en) * | 1993-11-11 | 1995-05-18 | Unilever Plc | Process for the production of a detergent composition |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP11476394A patent/JPH07302401A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO1995013358A1 (en) * | 1993-11-11 | 1995-05-18 | Unilever Plc | Process for the production of a detergent composition |
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