JPH0719801U - 磁気記録再生装置のヘッドドラム装置 - Google Patents
磁気記録再生装置のヘッドドラム装置Info
- Publication number
- JPH0719801U JPH0719801U JP5228593U JP5228593U JPH0719801U JP H0719801 U JPH0719801 U JP H0719801U JP 5228593 U JP5228593 U JP 5228593U JP 5228593 U JP5228593 U JP 5228593U JP H0719801 U JPH0719801 U JP H0719801U
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- rotor
- drum
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- head
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一体型構造のヘッドドラム装置でロータリー
トランスの径を大きくし、かつ磁気ヘッドとロータリー
トランスとの接続を可能にする。 【構成】 大型ロータリートランスのロータ32が回転
ドラム8の固定ドラム側の面に接着されており、固定ド
ラム2の回転ドラム側の面にはロータ32に対向して配
置されたロータリートランスのステータ34が接着され
ている。磁気ヘッド10の検出信号をロータ32へ導く
ために、磁気ヘッド10がヘッド端子46に接続され、
端子ピン48は回転ドラム8の上面で中継板44を介し
て中継端子40に接続され、中継端子40がロータ32
の背面に貼りつけられて、そのの中継端子40を介して
ロータ32の巻線に接続されている。
トランスの径を大きくし、かつ磁気ヘッドとロータリー
トランスとの接続を可能にする。 【構成】 大型ロータリートランスのロータ32が回転
ドラム8の固定ドラム側の面に接着されており、固定ド
ラム2の回転ドラム側の面にはロータ32に対向して配
置されたロータリートランスのステータ34が接着され
ている。磁気ヘッド10の検出信号をロータ32へ導く
ために、磁気ヘッド10がヘッド端子46に接続され、
端子ピン48は回転ドラム8の上面で中継板44を介し
て中継端子40に接続され、中継端子40がロータ32
の背面に貼りつけられて、そのの中継端子40を介して
ロータ32の巻線に接続されている。
Description
【0001】
本考案はVTRなどの磁気記録再生装置において、ヘッドドラム装置内に組み 込まれ、ビデオヘッドなどの回転ヘッドの検出信号をヘッドドラム装置の外部に 取り出すためのロータリートランスに関するものである。
【0002】
図1にヘッドドラム装置の一例を示す。固定ドラム2にボールベアリング4を 介して回転軸6が支持されており、回転軸6には回転ドラム8が固定されている 。回転ドラム8には磁気ヘッド10が取りつけられ、磁気ヘッド10の検出信号 を取り出すために、ロータ12とステータ14からなるロータリートランスが設 けられている。ロータ12は回転ドラム8に固定され、リード線15により磁気 ヘッド10に結線接続され、磁気ヘッド10とともに回転する。ステータ14は 固定ドラム2に固定されている。ステータ14から外部に信号を取り出すために 、ステータ14にはプリント配線板16が貼りつけられ、ステータ14とプリン ト配線板16の配線とが接続されている。
【0003】 回転軸6を介して回転ドラム8を回転させるために、回転軸6にはモータが設 けられている。この例ではモータは回転軸6の下端側に取りつけられ、モータは 回転軸6に固定されたロータカバー17、そのロータカバー17に設けられたロ ータマグネット18、及び固定ドラム2に固定されたステータコイル20から構 成されている。22はステータコイル20へモータ駆動用電流を供給するモータ 用プリント配線板である。
【0004】
図1のようにロータリートランスのロータ12が回転ドラム8に直接固着され た一体型構造のヘッドドラム装置では、磁気記録再生の特性向上や多チャンネル 化にともなってロータリートランス12,14が大径化される傾向にある。図1 のようにロータリートランスの直径がそれほど大きくなく、磁気ヘッド10とロ ータ12とをリード線15で直接結線できるスペースのある場合は問題はないが 、ロータリートランス径が大型化してリード線15でロータ12と磁気ヘッド1 0を直接接続するスペースがなくなってきた場合に、ロータ12と磁気ヘッド1 0間の結線が問題となる。
【0005】 そこで、本考案は一体型構造のヘッドドラム装置でロータリートランスの径を 大型にしたときに、磁気ヘッドとロータリートランスのロータとの接続を可能に することを目的とするものである。
【0006】
本考案では、ロータの面のうちステータのある側と反対側にある背面に中継端 子を固着し、磁気ヘッドには磁気ヘッド端子を電気的に接続し、その中継端子と 磁気ヘッド端子を介して磁気ヘッドをロータの巻線に電気的に接続する。 好ましい態様では、ロータの背面に配線板を取りつけ、中継端子をその配線板 上に固着するとともに、中継端子とロータの巻線との電気的接続はその配線板を 介して行なう。
【0007】 中継端子と磁気ヘッド端子の接続に関しては、一態様では両端子は互いに異な る位置に配置されており、両端子の先端部が回転ドラムの上面に突出し、回転ド ラムの上面には中継板が取りつけられており、その中継板の配線を介して中継端 子の先端部と磁気ヘッド端子の先端部が電気的に接続されている。 中継端子と磁気ヘッド端子の接続に関する他の態様では、中継端子と磁気ヘッ ド端子が互いに重なる位置に配置されており、両端子の先端部が直接接触して電 気的に接続されている。
【0008】
本考案では中継端子と磁気ヘッド端子を介して磁気ヘッドをロータの巻線に電 気的に接続するようにしたので、ロータリートランスの径が大型になってロータ と磁気ヘッドをリード線で結線接続するスペースがなくなってもロータと磁気ヘ ッド間を電気的に接続することができる。
【0009】
図2から図6により第1の実施例を説明する。 図2は垂直断面図、図3は中継端子40の近傍を拡大して示す部分断面図、図 4はほぼ右半分を切り欠いて示す平面図であり、左部分は回転ドラム8の上面の 状態を示し、右部分は切り欠いてロータ32上を示すようにしたものである。
【0010】 図1と同様に、固定ドラム2にボールベアリング4を介して回転軸6が支持さ れ、回転軸6には回転ドラム8が固定されている。回転ドラム8を回転させるた めに、回転軸6の下端部にはモータが取りつけられており、そのモータは回転軸 6に固定されたロータカバー17、そのロータカバー17に設けられたロータマ グネット18及び固定ドラム2に取りつけられたステータコイル20を含んでい る。ステータコイル20へモータ駆動用電流を供給するためにモータ用プリント 配線板22が固定ドラム2に取りつけられている。
【0011】 回転ドラム8の固定ドラム側の面には磁気ヘッド10が取りつけられている。 磁気ヘッド10の検出信号を取り出すためのロータリートランスのロータ32が 回転ドラム8の固定ドラム側の面に接着されており、固定ドラム2の回転ドラム 側の面にはロータ32に対向して配置されたロータリートランスのステータ34 が接着されている。ロータ32とステータ34は対向面に同心円状の溝を有し、 各溝には巻線が施されている。ロータリートランスはチャンネル数が多くなって 径が大型化し、ロータリートランスの側方には僅かなスペースしか存在しない。
【0012】 磁気ヘッド10の検出信号をロータ32へ導くために、磁気ヘッド10の近く にはヘッド端子46が回転ドラム8に取りつけられ、ヘッド端子46の端子ピン 48の下端部と磁気ヘッド10が半田付け接続されている。端子ピン48の先端 部は回転ドラム8の上面に突出しており、回転ドラム8の上面に取りつけられた 中継板44の配線と半田付け接続されている。ロータ32の背面(ステータ34 との対向面を前面とする)に配線板36が貼りつけられ、配線板36上に中継端 子40が貼りつけられている。中継端子40の端子ピン42は回転ドラム8の上 面に突出し、回転ドラム8の上面に取りつけられた中継板44の配線と端子ピン 42の先端部とが半田付け接続されている。端子ピン42の基端部はL字形に折 れ曲がって配線板36の配線と半田付け接続され、配線板36の配線はリード線 38によってロータ32の巻線と結線されている。図3にはロータ32とステー タ34の対向面の溝に巻線が施されている様子も概略的に図示されている。この ように、磁気ヘッド10がヘッド端子46、中継板44、中継端子40、配線板 36及びリード線38を介してロータ32の巻線に電気的に接続されている。ス テータ34の背面側には、ロータ32とステータ34の電磁結合により伝達され た磁気ヘッド10の検出信号を外部へ取り出すプリント配線板16が設けられて いる。
【0013】 中継端子40は図5に示されるように絶縁性樹脂によって環状に一体成型され ており、端子ピン42が2本ずつ組となって円周上に配置されている。中継端子 40はロータ32上に貼りつけられた配線板36上に接着されている。図4の右 半分の切欠き部分に示されているように、配線板36とロータ32には周縁部に 小さな切欠き33が設けられ、その切欠き33を経て配線板36の配線37とロ ータ32の溝の巻線とがリード線38で結線されている。配線板36の配線37 はリード線38と中継端子40の端子ピンの下端部との間を電気的に接続するよ うにパターン化されている。
【0014】 図4の左部分をみると、中継端子の端子ピン42とヘッド端子の端子ピン48 が中継板44の上面に突出しており、これらの突出した端子ピン42と48との 間を接続するために中継板44には配線パターン45が形成され、端子ピン42 と48は配線パターン45との半田付けを介して電気的に接続されている。この 例では、磁気ヘッド1個当り2本のヘッド端子ピン48が配置されている。50 は磁気ヘッド10のあおり方向を調整するための調整ネジである。
【0015】 図6は中継端子の他の例を表したものである。図5の中継端子40では2本1 組の4組の端子ピン42が環状に一体成型された樹脂部分により一体化されてい るが、図6の中継端子40aでは2本1組の2組の端子ピン42が樹脂成型体4 1aにより一体化されている。この中継端子40aは図2の実施例に適用すると きは2個が必要となる。
【0016】 図7は第2の実施例を表したものである。図2の実施例と比較するとヘッド端 子と中継端子の構造及びそれらの配置される相対的な位置関係が異なっており、 また中継板を用いないでヘッド端子と中継端子を直接電気的に接続している点で 異なる。図7の実施例では、ロータ32の背面に接着された配線板36上に中継 端子52が接着され、中継端子52と重なる位置で中継端子52にヘッド端子5 6が被せられている。
【0017】 中継端子52とヘッド端子56を拡大して図8に示す。中継端子52の端子ピ ン54は下端部がL字形に折れ曲げられて配線板36の配線と半田付け接続され 、配線板36の配線とロータ32の巻線の間がリード線38により結線されて電 気的に接続されている。中継端子の端子ピン54はその上端部においてヘッド端 子56と接触し、ヘッド端子56の下端部が磁気ヘッド10と半田付け接続され ている。ヘッド端子56は回転ドラム8と導通しないように絶縁樹脂で保護され ており、端子ピン54と接触する部分では、図8の紙面垂直方向に2つのヘッド 端子56が存在し、端子ピン54を挾んで端子ピン54と接触している。端子ピ ン54は2本で1組となって樹脂で成型されており、図8では左側の端子ピンは その基端部が紙面面内方向でL字形に折れ曲がっており、右側の端子ピンは基端 部で紙面垂直方向の奥側に折れ曲がって、いすれも配線板36上の配線と半田付 け接続されている。 このように、中継端子とヘッド端子を直接接触させるようにすれば両端子を接 続するための中継板などを設ける必要がなくなり、部品点数が減少する。
【0018】 図2と図7の実施例はいずれもロータ32の背面に配線板36を貼りつけ、そ の配線板の配線37を介して中継端子40,52とロータ32の巻線とを電気的 に接続している。しかし、配線板36を設けずに、ロータ32の背面に中継端子 40,52を直接接着し、中継端子40,52の端子ピンとロータ32の巻線と の間をリード線38で結線するようにしてもよい。
【0019】
本考案では一体型構造のヘッドドラム装置において、ロータの巻線をロータの 面のうちステータのある側と反対側にある背面に固着した中継端子に接続し、そ の中継端子から磁気ヘッド端子を介して磁気ヘッドに接続するようにしたので、 ロータリートランスの径が大きくなった場合でもロータリートランスと磁気ヘッ ドとを電気的に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の一体型構造のヘッドドラム装置を示す垂
直断面図である。
直断面図である。
【図2】第1の実施例の一体型構造のヘッドドラム装置
を示す垂直断面図である。
を示す垂直断面図である。
【図3】同実施例における中継端子部分を拡大して示す
部分断面図である。
部分断面図である。
【図4】同実施例における一部切欠き平面図である。
【図5】同実施例における中継端子を示す図であり、
(A)は平面図、(B)は断面図である。
(A)は平面図、(B)は断面図である。
【図6】中継端子の他の例を示す図であり、(A)は平
面図、(B)は正面図である。
面図、(B)は正面図である。
【図7】第2の実施例を示す垂直断面図である。
【図8】図7の実施例の端子部分を示す拡大断面図であ
る。
る。
2 固定ドラム 8 回転ドラム 10 磁気ヘッド 32 ロータ 34 ステータ 40,52 中継端子 42,54 中継端子の端子ピン 46,56 ヘッド端子 48 ヘッド端子の端子ピン 36 配線板 44 中継板
Claims (4)
- 【請求項1】 回転ドラムの固定ドラム側に磁気ヘッド
とロータリートランスのロータが取りつけられ、固定ド
ラムの回転ドラム側にロータリートランスのステータが
ロータに対向して取りつけられている一体型構造のヘッ
ドドラム装置において、 ロータの面のうちステータのある側と反対側にある背面
に中継端子が固着されてその中継端子とロータの巻線と
が電気的に接続されており、その中継端子は磁気ヘッド
端子を介して磁気ヘッドに電気的に接続されていること
を特徴とするヘッドドラム装置。 - 【請求項2】 ロータの背面には配線板が取りつけられ
ており、中継端子はその配線板上に固着されているとと
もに、中継端子とロータの巻線との電気的接続はその配
線板を介してなされている請求項1に記載のヘッドドラ
ム装置。 - 【請求項3】 中継端子と磁気ヘッド端子は互いに異な
る位置に配置されており、両端子の先端部が回転ドラム
の上面に突出し、回転ドラムの上面には中継板が取りつ
けられており、その中継板の配線を介して中継端子の先
端部と磁気ヘッド端子の先端部が電気的に接続されてい
る請求項1又は2に記載のヘッドドラム装置。 - 【請求項4】 中継端子と磁気ヘッド端子は互いに重な
る位置に配置されており、両端子の先端部が直接接触し
て電気的に接続されている請求項1又は2に記載のヘッ
ドドラム装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5228593U JPH0719801U (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 磁気記録再生装置のヘッドドラム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5228593U JPH0719801U (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 磁気記録再生装置のヘッドドラム装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0719801U true JPH0719801U (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=12910533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5228593U Pending JPH0719801U (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 磁気記録再生装置のヘッドドラム装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0719801U (ja) |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP5228593U patent/JPH0719801U/ja active Pending
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