JPH0722730Y2 - 回転磁気記録再生装置 - Google Patents

回転磁気記録再生装置

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JPH0722730Y2
JPH0722730Y2 JP11083090U JP11083090U JPH0722730Y2 JP H0722730 Y2 JPH0722730 Y2 JP H0722730Y2 JP 11083090 U JP11083090 U JP 11083090U JP 11083090 U JP11083090 U JP 11083090U JP H0722730 Y2 JPH0722730 Y2 JP H0722730Y2
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JP
Japan
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rotary
contact
fixed
head
drum
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JP11083090U
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稔彦 翁
静男 小笠原
耕一郎 福島
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Nidec Sankyo Corp
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Nidec Sankyo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ビデオテープレコーダやデジタルオーディオ
テープレコーダ等に用いられる回転磁気記録再生装置に
関する。
(従来の技術) 回転磁気記録再生装置では、回転ヘッドとの間で記録再
生信号を授受するためにロータリートランスが用いられ
る。ロータリートランスは、相対向して配置された固定
側ロータリートランスと回転側ロータリートランスとか
らなるが、特に回転側ロータリートランスとヘッドとの
電気的な接続には、組立の容易化等を考慮して各種の工
夫がなされている。第6図、第7図は従来の回転磁気記
録再生装置の例を示す。
第6図において、内部の中心部に固定側ロータリートラ
ンス22が固定された固定ドラム21によって適宜の軸受を
介し回転軸29が支持されており、回転軸29に形成された
鍔部29aの上面側に回転ドラム25が固着されている。上
記鍔部29aの下面側には回転ロータリートランス28が固
着されるとともに、同トランス28の外周側にトランス基
板23が固着されている。回転側ロータリートランス28は
固定側ロータリートランス22に対して適宜の間隙をおい
て対向している。回転ドラム25の固定ドラム21との対向
面にはヘッド支持板26を介してヘッドチップ27が固着さ
れている。ヘッドチップ27の前端面は固定ドラム21及び
回転ドラム25との間の隙間から露呈している。上記トラ
ンス基板23には適宜数の接触子24の基部が固着され、各
接触子24の先端部はヘッド支持板26に圧接している。各
接触子24は回転側ロータリートランス28の巻線とヘッド
チップ27の巻線とを電気的に接続するためのものであ
る。すなわち、回転側ロータリートランス28の巻線は、
トランス基板23の回路パターン、接触子24、ヘッド支持
板26の回路パターンを経てヘッドチップ27の巻線に電気
的に接続されている。このように、第6図の例では、回
転側ロータリートランス28とヘッドチップ27との電気的
な接続が接触子24を介して行われているのが特徴であ
る。このような構成のものとして実開昭54-131822号公
報記載のものが知られている。
次に、第7図に示す従来例は、回転ドラム35に固着した
ヘッド支持体36にヘッド基板34を固着し、回転側ロータ
リートランス38の巻線の端末33を直接上記ヘッド基板34
に半田付けしたものである。ヘッド基板34にはヘッドチ
ップ37の巻線が接続されていて、このヘッドチップ37の
巻線と回転側ロータリートランス38の巻線の端末33とが
直接、あるいはヘッド基板34の回路パターンを介して接
続されている。符号31は固定ドラムを、32は固定側ロー
タリートランスを、39は回転軸をそれぞれ示す。回転側
ロータリートランス38の巻線の端末33のヘッド基板34へ
の半田付けは、回転ヘッドを一通り組立た状態で行なう
必要があるため、第7図に仮想線40で示すように、回転
ドラム31のテープが摺接しない場合に切欠を設け、この
切欠を通して半田付け作業を行う。
(考案が解決しようとする課題) 第6図に示すような従来例によれば、トランス基板23を
ロータリートランス28とともに回転ドラム25側に固着し
たとき、接触子24の先端部が所定の位置に所定の圧接力
で接触する必要があるが、接触子24はその基部を予めト
ランス基板23に半田付け等によって固着しておく必要が
あるため、半田付け等による固着自体が面倒であるばか
りでなく、円周方向及び半径方向に精度よく位置決めす
ることは難しく、組立作業性が悪いとか、組立の自動化
が困難であるというような問題点があった。
また、第7図に示すような従来例によれば、固定ドラム
31に設けた切欠から半田ごてを挿入してロータリートラ
ンス巻線の端末を半田付けする必要があるため、組立の
自動化が不可能であるとか、半田付けの際にフラックス
が周辺に飛ぶとか、ドラム面に傷を付けやすいというよ
うな問題点があった。
本考案は、かかる従来技術の問題点を解消するためにな
されたもので、組立作業性がよく、組立の自動化が容易
な回転磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、回転ドラムに一体に嵌められたリング状のホ
ルダと、基部が上記ホルダに保持されていて、少なくと
も二つの腕が上記ホルダから伸び出た形の接触子とを有
してなり、接触子の一方の腕の自由端部は回転側ロータ
リートランスの接点に圧接し、接触子の他方の腕の自由
端部はヘッド側接点に圧接していることを特徴とする。
(作用) リング状のホルダを回転ドラムに嵌めるだけで接触子の
半径方向の位置決めがなされ、回転ドラムに対するリン
グ状のホルダの周方向の相対位置を予め調節しておけば
接触子の周方向の位置決めがなされる。全体を組立た状
態では、接触子の自由端が回転側ロータリートランスの
接点とヘッド側接点に圧接し、回転側ロータリートラン
スとヘッドとが電気的に接続される。
(実施例) 以下、図面を参照にしながら本考案にかかる回転磁気記
録再生装置の実施例について説明する。
第1図において、固定ドラム1はボス部1aを有し、固定
ドラム1の内方の上記ボス部1aの外周側には固定側ロー
タリートランス2が固定されている。上記ボス部1aの内
周側には軸受3,3を介し回転軸4が支持されている。ボ
ス部1aから上方に突出した回転軸4の上端部には回転ド
ラム5が圧入等によって固着されている。回転ドラム5
の下面側にはヘッド基板6がねじ止め等によって固着さ
れている。ヘッド基板6にはヘッドチップ7が固着さ
れ、ヘッドチップ7の前端面は固定ドラム1と回転ドラ
ム5の隙間から露呈してドラムに巻き付けられたテープ
に摺接するようになっている。回転ドラム5の下面側に
はボス部5aが形成されている。ボス部5aは固定ドラム1
のボス部1aの外周側にわずかな間隙をおいて嵌まってい
る。上記ボス部5aの外周側にはリング状のホルダ9が軽
圧入により嵌められている。上記ボス部5aの下端面には
回転側ロータリートランス8が固着されている。回転側
ロータリートランス8は固定側ロータリートランス2に
所定の間隙をおいて対向している。
リング状ホルダ9は、樹脂の成形品からなり、第3図、
第4図に示すように、インサート成形により適宜数の接
触子15を一体に有している。接触子15の数はヘッドチッ
プ7の数に応じて決まる。第3図の例は2ヘッドの場合
で、接触子15が4個設けられている。各接触子15は二つ
の腕10,11を有していてV字状に形成されている。各接
触子15は二つの腕10,11が交わる部分を基部としてお
り、この基部がホルダ9とともにインサート成形されて
ホルダ9に保持され、二つの腕10,11はホルダ9から外
方に伸び出ている。ホルダ9の上面側には適宜数の突起
16が形成されている。前述のように回転ドラム5のボス
部5aにリング9を軽圧入したとき、上記突起16の上端が
回転ドラム5の下端面に当接してリング9の軸線方向の
位置決めがなされ、突起16と他の突起16との間にヘッド
基板6が位置している。
第1図に示すように、各接触子15の一方の腕10は斜め下
方に向かって伸びているのに対し、他方の腕11は斜め上
方に向かって伸びている。腕10の自由端部は回転側ロー
タリートランス8の接点に圧接している。より正確に
は、第5図に示すように回転側ロータリートランス8の
上面にはトランス基板18が固着されていて、このトラン
ス基板18に形成されかつ上記トランス8の巻線の端末が
接続された接点に腕10の自由端部が圧接している。各接
触子15の他方の腕11の自由端部はヘッド側接点に圧接し
ている。より正確には、第2図に示すように、ヘッド基
板6の下面に中継基板14が固着されていて、この中継基
板14に形成されかつヘッドチップ7の巻線の端末が接続
された接点に腕11の自由端部が圧接している。また、第
1図に示すように、上記腕10と接点との圧接部には導電
性接着剤12を盛り上げ、上記腕11と接点との圧接部にも
導電性接着剤13を盛り上げてもよい。このようにして、
回転側ロータリートランス9の巻線とヘッドチップ7の
巻線とが接触子15を介して電気的に接続されている。
以上説明した実施例の組立について簡単に説明する。固
定ドラム1と固定側ロータリートランス2でなる下ドラ
ム組立を予め組立ておき、次に回転ドラム5等を有して
なる上ドラム組立を組立る。上ドラム組立は、第1図に
示す状態から上下に反転させた状態にして組立る。すな
わち、上下反転させた回転ドラム5の上面側にヘッドチ
ップ7を有するヘッド基板6を重ねて固着し、次に回転
ドラム5のボス部5aにホルダ9を上側から軽圧入する。
このとき接触子15の腕11の自由端部が所定の接点に圧接
する。次に上記ボス部5aの端面に回転側ロータリートラ
ンス8を重ねて固着する。このとき接触子15の腕10の自
由端部が所定の接点に圧接する。こうして組立られた上
ドラム組立に対して上記下ドラム組立を組付ければ、回
転磁気記録再生装置としての回転磁気ヘッドが完成す
る。
以上説明した実施例によれば、基部がリング状のホルダ
9に保持されていて、少なくとも二つの腕10,11が上記
ホルダ9から伸び出た形の接触子15を用い、上記腕10,1
1の自由端部をそれぞれ回転側ロータリートランス接点
とヘッド側接点に圧接させるようにしたため、上記リン
グ状ホルダ9を回転ドラム5の所定の位置に位置決めし
て嵌めるだけで回転側ロータリートランス8と磁気ヘッ
ドとを接続することができ、組立作業が極めて容易にな
るとともに、組立の自動化を図ることも可能である。ま
た、突起16と他の突起16との間にヘッド基板6が位置す
ることにより、ヘッド基板6がリング9の位置決めガイ
ドとして作用すれば、さらに組立てが容易となる。回転
側ロータリートランス8と磁気ヘッドとを接続するのに
半田付けを用いる必要がないから、手作業を少なくなる
ことができるし、フラックスが周辺に飛び散るとか、ド
ラムに傷を付けやすいというような従来の問題点を解消
することができる。
さらに、上記腕10,11の自由端部と接点との圧接部に導
電性接着剤12,13を盛り上げるため、接触面が空気から
遮断されて接触部の腐食を防止することができるし、接
触面へのごみや埃の侵入を防止することができ、しか
も、振動や外力による変動等によって接触が離れること
もないから、導通がより確実になされ、信頼性を向上さ
せることができる。
(考案の効果) 本考案によれば、基部がリング状のホルダに保持されて
いて、少なくとも二つの腕が上記ホルダから伸び出た形
の接触子を用い、上記腕の自由端部をそれぞれ回転側ロ
ータリートランス接点とヘッド側接点に圧接させるよう
にしたため、上記ホルダを回転ドラムの所定の位置に位
置決めして嵌めるだけで回転側ロータリートランスと磁
気ヘッドとを接続することができ、組立作用が極めて容
易になるとともに、組立の自動化を図ることも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる回転磁気記録再生装置の実施例
を示す断面図、第2図は上記実施例における接触子とヘ
ッド側接点との圧接部を示す側面図、第3図は上記実施
例におけるホルダと接触子の平面図、第4図は第3図中
の線A−Aに沿う断面図、第5図は上記実施例における
接触子と回転側ロータリートランスとの圧接部を示す断
面図、第6図は従来の回転磁気記録再生装置の一例を示
す断面図、第7図は従来の回転磁気記録再生装置の別の
例を示す断面図である。 5……回転ドラム、9……ホルダ、8……回転側ロータ
リートランス、10,11……腕、15……接触子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ドラムに一体に嵌められたリング状の
    ホルダと、基部が上記ホルダに保持されていて、少なく
    とも二つの腕が上記ホルダから伸び出た形の接触子とを
    有してなり、接触子の一方の腕の自由端部は回転側ロー
    タリートランスの接点に圧接し、接触子の他方の腕の自
    由端部はヘッド側接点に圧接していることを特徴とする
    回転磁気記録再生装置。
JP11083090U 1990-10-23 1990-10-23 回転磁気記録再生装置 Expired - Lifetime JPH0722730Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11083090U JPH0722730Y2 (ja) 1990-10-23 1990-10-23 回転磁気記録再生装置

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JP11083090U JPH0722730Y2 (ja) 1990-10-23 1990-10-23 回転磁気記録再生装置

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Publication Number Publication Date
JPH0467206U JPH0467206U (ja) 1992-06-15
JPH0722730Y2 true JPH0722730Y2 (ja) 1995-05-24

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ID=31858226

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JP11083090U Expired - Lifetime JPH0722730Y2 (ja) 1990-10-23 1990-10-23 回転磁気記録再生装置

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JP2001273619A (ja) * 2000-03-29 2001-10-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回転ヘッド装置

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JPH0467206U (ja) 1992-06-15

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