JPH04120215U - 回転トランスのロータ構造 - Google Patents

回転トランスのロータ構造

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JPH04120215U
JPH04120215U JP3107191U JP3107191U JPH04120215U JP H04120215 U JPH04120215 U JP H04120215U JP 3107191 U JP3107191 U JP 3107191U JP 3107191 U JP3107191 U JP 3107191U JP H04120215 U JPH04120215 U JP H04120215U
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国次 本谷
雅和 伊藤
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富士電気化学株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータコアと磁気ヘッドとの電気的接続にお
いて、部品点数を削減し、組立を簡単にし、かつ小型
化、軽量化を図る。 【構成】 ロータコア20の背面側に磁気ヘッド40の
装着位置に合わせて中継基板25を接着固定する。中継
基板25は、導電パターン27と、導電パターン27の
端部に形成された導電ランド28,28aとを有してお
り、導電ランド28には、巻線22のリード線24がは
んだ付け固定されている。磁気ヘッド40の基板41に
も導電ランドが印刷され、先端が端子部30となってい
る。磁気ヘッド40を位置決め配置すると、導電ランド
28aが磁気ヘッド基板41の端子部30とちょうど対
向する配置関係になっている。中継端子25と基板41
とを機械的な手段で結合させたり、あるいは、導電性接
着剤を介在させて締付けると、導電ランド28aと基板
41の導電ランドとの間の電気的接続が確保される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、VTRなどの回転ヘッド装置の構成要素の一つである回転トラン スに関し、特に、ロータコアを中心とするロータ側の構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のようにVTRの一般的な回転ヘッド装置では、同じ外径の上シリンダと 下シリンダが同軸に配置され、両シリンダの境界部分の上シリンダ側に磁気ヘッ ドが取り付けられている。下シリンダは固定され、上シリンダが磁気ヘッドを伴 って回転駆動される。
【0003】 前記の回転ヘッドシリンダ機構内に回転トランスが組み込まれる。上シリンダ には円板型のロータコアが取り付けられ、下シリンダにはやはり円板型のステー タコアが取り付けられる。両コアは微少な空隙を保って同軸状態で対向しており 、それぞれの対向面にコイル巻線が布線されている。ロータコアに布線されたコ イル巻線は前記磁気ヘッドと接続され、ステータコア側のコイル巻線のリード線 は外部に引き出されて記録再生回路に接続される。
【0004】 ここで回転トランスの従来のロータ構造について詳述する。円板型ロータコア の正面側の同心円の溝内に前述のコイル巻線が布線され、ロータコアの反対側の 背面側にプリント配線板からなるドーナツ型の中継基板が接着されている。正面 から延ばされたコイル巻線のリード線端末が背面側の中継基板の所定部位にはん だ付けされている。
【0005】 また、プラスチック製のベースに複数本のリードピンを植設してなる端子台が 別部品として用意されており、前記の中継基板が接着されているロータコアの背 面側にこの端子台を位置決めして当てがうと、リードピンの基部の舌片が中継基 板上に設けてある接着用ランドに当接する。そこで端子台とロータコアを正しく 位置決めして接着するとともにリードピンの舌片を中継基板の接着用ランド部に はんだ付けする。
【0006】 このように構成されたロータ組立部品を前記の上シリンダに取り付け、やはり 上シリンダに取り付けられている磁気ヘッドと前記端子台のリードピンとの間を 別のリード線で結んではんだ付けしている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
前述のように従来の回転トランスロータ構造では、ロータコアに対して中継基 板と端子台を付加してコイル巻線の端子処理を行なっており、このため構成部品 の点数が多くて構造が複雑になるとともに、これらの組立作業の工数も多くなっ ていた。したがって製品のコストを下げることが困難であり、小型化、軽量化の 面でも支障があった。
【0008】 この考案の目的は回転ヘッド装置における回転トランスのロータ側について、 ロータコアのコイル巻線の外部引き出しから磁気ヘッド接続までの処理を極めて 簡単な構造でまとめることができるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、正面側に形成された同心円の溝内に コイル巻線が布線されている円板型のロータコアと、前記ロータコアの背面側に 磁気ヘッドの装着位置に合わせて接着され、先端部分が前記ロータコアの外周縁 より外側に突出している中継基板とを備え、前記中継基板は、両端に設けられた 一対の導電ランドと、この導電ランド間を接続する導電パターンとを有し、前記 一方の導電ランドに前記コイル巻線のリード線端末がはんだ付けされ、前記他方 の導電ランドに磁気ヘッド側の端子部が直接接続されることを特徴とする。
【0010】 前記他方の導電ランドには、前記磁気ヘッド側の導電ランドと一端がはんだ付 け固定される導電線の他端をはんだ付け固定することができる。
【0011】
【作用】
前記中継基板は、前記ロータコアの背面側において前記磁気ヘッドの装着位置 に対応する位置に磁気ヘッドの数と同じ数だけ局部的に取り付けられる。しかも 中継基板の先端側は円板型のロータコアの外周縁より外側に突出しており、その 突出部分に設けられている導電ランドに磁気ヘッド側の端子部が直接的に接続さ れ、磁気ヘッドと回転トランスのロータとが電気的に接続される。また、中継基 板の導電ランドに導電線を固定しておけば、磁気ヘッドとロータとの間の電気的 接続がより一層確実なものとなる。
【0012】
【実施例】
図1、図2に本考案の第1実施例による回転トランスロータ構造を示している 。ロータコア20は、中央に円形穴のある円板型に形成されたフェライト製の部 品である。図1のようにロータコア20の正面側には複数本の同心円のコイル溝 21が形成されているとともに、放射方向に4本のリード線引き出し溝23が形 成されている。
【0013】 この実施例は、2個の磁気ヘッドを有する回転ヘッド装置用の2チャンネルの 回転トランスであり、ロータコア20の2本のコイル溝にそれぞれコイル巻線2 2が布線されており、コイル巻線22の両端のリード線24がそれぞれ放射方向 の引き出し溝23を通ってロータコア20の外周縁まで配線されている。
【0014】 図2に示すようにロータコア20の背面側には2個の中継基板25が接着によ って取り付けられている。中継基板25はロータコア20より充分に小さな部品 であり、全体が略コ字形に形成され、コ字形の開口した部分に対向して略L字形 の先端部25aが一対設けられていて、その中央部分がロータコア20の背面の 外周近くに接着され、略L字形の先端部25aは、ロータコア20の外周縁より 外側に突出している。また、2個の中継基板25は、回転ヘッド装置の上シリン ダ(図示していない)に取り付けられる磁気ヘッド40の位置に合わせて、ロー タコア20の直径方向に対向するように位置決めされて取り付けられている。さ らに、図1に示すように、ロータコア20の正面側のリード線引き出し溝23は 、背面側に取り付けられた中継基板25の両先端部25aに向けて延びた配置関 係になっている。
【0015】 中継基板25には、所定形状の導電パターン27と、導電パターン27の端部 に形成された導電ランド28,28aとが設けられており、一方の導電ランド2 8は、ロータコア20内に位置しているとともに、他方の導電ランド28aは、 中継基板25の先端部25aまで延びている。中継基板25の一方の導電ランド 28には、前述のように引き出し溝23内に配線されてロータコア20の外周縁 部まで引き出されてきたコイル巻線22のリード線24の末端がはんだ付け固定 されている。
【0016】 一方、磁気ヘッド40の基板41にも所定パターンの導電ランドが印刷形成さ れており、その先端が端子部30となっている。磁気ヘッド40は基板41を貫 通する固定ネジ42でもって前述の上シリンダ(図示省略)に取り付けられる。 その上シリンダにロータコア20を中心とするロータ組立品を位置決めして取り 付けると、中継基板25の導電ランド28aが磁気ヘッド基板41の端子部30 とちょうど対向する配置関係になっている。従って、中継基板25と基板41と を対面させて機械的な手段で結合させたり、あるいは、導電性接着剤を介在させ て締付けることなどにより、導電ランド28aと基板41の導電ランドとの間の 電気的接続が確保される。
【0017】 なお、図2に示した例では、理解を容易にするため基板41の表面側を図示し ているが、この基板41は、実際には裏返した状態で中継基板25上に配置され る。また、中継基板25としては、ガラスエポキシ製基板、紙フェノール製基板 、フレキシブル基板などの各種のプリント配線板を使用することができる。
【0018】 図3および図4は、この考案の他の実施例を示している。なお、以下の説明で は、上記実施例と同一もしくは相当する部分には同一符号を付して詳細な説明は 省略する。この実施例の中継基板25では、上記実施例のL字形の先端部の一部 が削除され、全体が凹形に形成されている。そして、凹形の対向部分25bに設 けられた導電ランド28aには、図示省略の貫通孔がそれぞれ設けられている。 各貫通孔には、比較的幅の広い導電線26の一端が挿入されてはんだ付け固定さ れている。この導電線26は、同図に示すように、2本づつ取り付けられ、互い に内側を向いて対向している。
【0019】 一方、磁気ヘッド40の基板41は、上記実施例と同じものであるが、その取 り付けは上記実施例と逆になる。磁気ヘッド40は基板41を貫通する固定ネジ 42でもって前述の上シリンダ(図示省略)に取り付けられる。その上シリンダ にロータコア20を中心とするロータ組立品を位置決めして取り付けると、中継 基板25の導電線26の先端が磁気ヘッド基板41の端子部30とちょうど対向 する配置関係になっている。このように対向する導電線26の先端と磁気ヘッド 端子部30とをはんだ付けする。
【0020】 以上の構成で基板41と中継基板25とを電気的に接続すると、その接続がよ り一層確実になる。なお、この実施例で示した導電線26は、その先端を上方に 折曲しておけば、上記はんだ付け作業が簡単になる。
【0021】
【考案の効果】
この考案の回転トランスロータ構造では、ロータコアの背面側に磁気ヘッドの 取り付け位置に合わせて小さな中継基板を取り付け、この中継基板に設けた導電 ランドと磁気ヘッド側の端子部とを直接ないしは導電線を介して電気的に接続す るようにしたので、従来のようにロータコアの背面側のほぼ全面を覆う大きな中 継基板、プラスチック製ベースにリードピンを植設した端子台、リードピンと磁 気ヘッドとをつなぐリード線といった部品を必要としないので、部品コストが大 幅に少なくなり、組立工程も極めて単純で簡単なものとなり、生産性が向上する とともに製品コストを低減することができる。また、配線、中継のための構造が 非常にシンプルになるため、回転トランスさらには回転ヘッド装置の小型化およ び軽量化の面でも効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例による回転トランスロータ
組立品の正面図
【図2】同上ロータ組立部品の背面図
【図3】本考案の第2実施例による回転トランスロータ
組立品の正面図
【図4】同上ロータ組立部品の背面図
【符号の説明】
20 ロータコア 21 コイル溝 22 コイル巻線 23 リード線引き出し溝 24 リード線 25 中継基板 26 導電線 27 導電パターン 28 導電ランド 30 端子部 40 磁気ヘッド 41 磁気ヘッド基板 42 磁気ヘッド固定ネジ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面側に形成された同心円の溝内にコイ
    ル巻線が布線されている円板型のロータコアと、前記ロ
    ータコアの背面側に磁気ヘッドの装着位置に合わせて接
    着され、先端部分が前記ロータコアの外周縁より外側に
    突出している中継基板とを備え、前記中継基板は、両端
    に設けられた一対の導電ランドと、この導電ランド間を
    接続する導電パターンとを有し、前記一方の導電ランド
    に前記コイル巻線のリード線端末がはんだ付けされ、前
    記他方の導電ランドに磁気ヘッド側の端子部が直接接続
    されることを特徴とする回転トランスのロータ構造。
  2. 【請求項2】 前記他方の導電ランドには、前記磁気ヘ
    ッド側の導電ランドと一端がはんだ付け固定される導電
    線の他端がはんだ付け固定されていることを特徴とする
    回転トランスのロータ構造。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS536008A (en) * 1976-07-06 1978-01-20 Sony Corp Record-reproduce device
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