JPS63300134A

JPS63300134A - 人体局部洗浄装置

Info

Publication number: JPS63300134A
Application number: JP13640987A
Authority: JP
Inventors: 武田　久信
Original assignee: Aisin Seiki Co Ltd
Current assignee: Aisin Corp
Priority date: 1987-05-29
Filing date: 1987-05-29
Publication date: 1988-12-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は人体局部洗浄装置に関し、詳しくは、伸縮洗浄
ノズルの差動伝動手段に係るものである。

（従来の技術）従来の水圧伸縮式の洗浄ノズルは、給水圧（水道圧）の
変動や、鯖、異物混入等により、伸縮作動が不安定にな
ったり、阻害されることがあった。

また噴出タイミングを制御するのに、ピストンの復帰バ
ネの伸出位置相当の水圧で開弁する止水弁を内蔵すると
き、弁での通水抵抗のため、給水圧に比較して少ない噴
水量しか得られない事も生じた。この欠陥を解消するた
めの装置として、特公昭６２−１３４５１号後方に記載
された技術が知られる。

即ち、第８図に示す如く、モータ３１の駆動ドラム３２
の周面に屈曲自在な仮バネ３３を、ガイド溝３４を介し
てその一端を該ドラム３２に固定すると共に、他端を伸
縮ノズル３５の基端に連結し、前記モータ３１を正逆転
させることにより、板バネ３３を介して、前記ノズル３
５をノズル保持部３６内から便器内に向って伸出、後退
させるようにしたものである。

（発明が解決しようとする問題点）上記技術では、板バネの屈曲性を利用し、回転運動を直
線運動に変換している。従って、板バネの屈曲性が機能
上重要であり、スペース配置性向上のねらいとも合せて
、比較的厚みの薄い板バネが用いられる。

しかし、使用時、偶発の停電等により、ノズルが出たま
ま停止したような際、そのままでは通常の便器使用でノ
ズルが汚物で汚される。この汚損を防ぐため、ノズルを
手で収納位置へ押し戻そうとすると、その手押し力がノ
ズルを介して板バネに掛り、その力は更に駆動ドラムを
介してモータの減速器に掛ることになる。

このため、板バネは、ガイド溝や駆動ドラム外周スキマ
内で、座屈的に変形を余儀なくされ押し戻されることに
なる。このことは永久変形を引起し、再使用時に作動不
能となる危険性を高める。

また、ノズルのガイド部分をコンパクトにまとめるため
に、駆動ドラムとノズルとは近接して設けられる。従っ
て、ガイド溝は比較的小さい曲率で屈曲しており、特に
ノズル伸長時には、駆動ドラムの外周側のガイド溝内壁
との摺動摩擦と合せて、ノズル進退時の摺動摩擦力が比
較的大きくなり易い、このため、駆動モータの出力を大
きくする必然性に迫られる。

本発明では、上記これら欠陥を解消する手段の達成を課
題とするものである。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段）本発明では上記課題を達成するため、人体局部に向うで
洗浄水を噴出する噴出ノズルを、差動的伝動手段により
進退させるようにした。

即ち、噴出ノズル本体の一部に、例えば、可動ラック部
を設け、前記ノズル本体の支持体上に、前記可動ラック
部と平行で対面する固定ラック部を設けた。そして、こ
の可動及び固定ラック部の間には、当該両者と噛合い、
前記固定ラック部上を転勤して、前記可動ラック部を前
後方向に付勢移動させるピニオンギヤーを配置した。

そしてまた、前記ピニオンギヤーを転勤駆動する駆動手
段を設けてなるように構成した。

（作用）モータの駆動でピニオンギヤ−は回転し、固定ラック部
上を前方に向って噛合いながら進行する。

従って、該ピニオンギヤーに噛合う他側の可動ラック、
即ちノズル本体が前方へ移動する。そして該ノズル本体
は、所定位置に到達すると制御手段により停止される。

而して、前記ノズル本体は、ピニオンギヤ−の移動量に
対し、２倍分の前進移動をする。

（実施例）以下、第１〜６図を参照し本発明の実施例について説明
する。

第１図において、１は便器でノズル支持体２が取付ボル
ト３により固定される。そして、これらを覆う箱体４に
はヒンジ軸５を介して、便座６及び便蓋７が回動自在に
取付けられている。

前記ノズル支持体２には、便器ボウルに向って前方に前
傾的にノズルガイド孔８が開口しており、後方にネジ等
で固着された支持板９が、給水チューブ１０を一体的に
、かつ前記ノズル孔８と回忌的に、ノズル伸長に応じた
長さだけ前方に向って保持している。

１１はノズル本体で、その前方外周を、前記ノズルガイ
ド孔８に前後摺動自在に挿通され、内部には後方に開口
し、先端を有底とする導水孔１２を有する。そして、そ
の前端上方には洗浄位置に在るとき、人体局部に方向づ
けられた噴水チューブ１０の外径との水密保持用の摺動
シール１４と、この摺動シールの作用時の給水チューブ
との回忌性を得るための、ガイド環１５とを固定的に有
している。前記ノズル本体１１の下端には、更に突起部
１６がほぼ全長に亘って形成されており、その後方側の
一部は可動ラック部１７として形成されている。而して
、前記ノズル支持体２のノズルガイド孔８の後方下方に
は、ノズル本体１１の可動ラック部１７に対向して、固
定ラック部１８がほぼ同一長さに亘って平行して設置さ
れている。

そしてこの両者の間には、これらに噛合ったピニオンギ
ヤー１９が配設されている。

第１図示のピニオンギヤ−１９は、第３図でみられるよ
うに、モーター２０と一体の減速器２１の出力軸２２に
一体固定されており、前記モーター２０及び減速器２１
の夫々は、更に一定固定されたガイドブロック２３を貫
通するガイド板２４により、ラック部と平行に前後方向
に移動可能に摺動支持されている。

前記ガイド板２４は第５図示のように、その両端（図示
は、片側のみ）がノズル支持体２に固定されている。そ
して、ピニオンギヤー１９がモーター２０により駆動さ
れるとき、可動ラック部１７には送り方向の力と、ノズ
ル本体１１を押上げようとする分力とが発生する。この
ため、ラック部とピニオンギヤーの噛合い伝達が不的確
になる場合が生ずる。このために第３及び４図示の如く
、ノズル本体１１を介して、ピニオンギヤ−１９の反対
側上方には、バネ作用的に該ノズル本体１１をピニオン
ギヤー側へ押付けている、摺動バネ２５がガイドブロッ
ク２３に一体固着されている。

次に、本実施例におけるノズル本体の作動について述べ
る。

ノズル本体１１が第１図示位置の状態から、モーターを
駆動し、ピニオンギヤ−１９を左回転させると、該ピニ
オンギヤーは固定ラック部１８上を前方に向って噛合い
ながら進行し、第２図示位置に至ると、図示せぬ制御手
段（例えばリードスイッチとマグネットの応用、又はカ
ムとマイクロスイッチ）によって停止される。

ノズル本体１１はこのとき、ピニオンギヤ−１９の移動
量Ｅに対し、２１分だけノズル支持体２に対し前方へ移
動する。可動ラック部１７の前端は２１だけ前進するが
、該可動ラック部の全長は２１の半分、即ちｉ相当分だ
けでよいので、その結果ノズルガイド孔８より便器ボウ
ル側へ突出することが避けられ、Ｓだけの余地が残され
る（第２図参照）。

以上、本発明差動伝動手段として、ラック、ピニオン方
式による実施例について述べたが、これに限定されるも
のではなく、即ち、別個として、ビン車やスプロケット
を挙げることもでき、また、滑りを許容すれば摩擦ロー
ラであってもよい。

〔発明の効果〕

本発明と目的を−にするものとして、第７図に示すよう
に、固定の駆動をモータ及び駆動軸上のピニオンギヤー
１９’　により、ノズル１１°に形成し、噛合ったラッ
ク部１７゛をして前後方向に伸縮させるもの、即ち、単
なるラックピニオン式の駆動ノズルも考えられる。

しかし、このものでは、ノズルのラック部が洗浄使用時
に便器内に伸出し、飛散する汚水等で汚損され易い。汚
物等がギヤー内に付着したまま装置内に収納されると、
ピニオン、ギヤーの噛合い不良から作動不良やロックを
引起しやすく、また付着汚物が臭気の発生原因となる。

更には、清浄性にも難点がある。

これに対し、本発明では固定及び可動ラックとピニオン
で伸縮するので、同一ストローク２ｉを得るのに、ノズ
ル側可動ラックの所要長さが約半分でよく、従った、伸
長時にラックが便器内に露出しないようにすることがで
きる。

露出長Ｄ（第８図）−一一末ラツク部Ｓ（第２図）、ま
た、従来技術（特公昭６２−１３４５１）に比較して、
ガイド溝の仮バネ進退による摩擦荷重や、手押し作動時
の板バネの座屈変形２機能不良の恐れがなく８、確実τ
円滑な作動が期待できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明における収納時位置のノズル軸方向断面
図、第２図はノズルの洗浄位置断面図、第３図は第１図
のｍ−１１１断面図、第４及び５図は第３図のホ及びへ
矢方向視図、第６図は第１図の欝−π矢線断面図、第７
図は本発明と目的を−にする考案構成図ならびに第８図
は従来技術の説明図である。１・・・便器、２・・・ノズル支持体。１０・・・給水チューブ。１１・・・ノズル本体。１７・・・可動ラック部。１８・・・固定ラック部。１９・・・ピニオンギヤ−１２０・・・モーター、　　２４・・・ガイド板。

Claims

【特許請求の範囲】便器の後方上部に設置され、人体局部に向つて洗浄水を
噴射する噴出部と、給水源からの水を供給する給水装置
とを備えた人体局部洗浄装置において、前記噴出部はノズル支持体と、該ノズル支持体に支承さ
れ、便器内方に指向して前後方向に摺動可能とされ、先
端上方に噴出孔と内部に前記給水源に直通する導水孔を
持ち、かつ可動係合部たる可動ラック部を形成する伸縮
ノズル本体と、前記ノズル支持体に形成され、前記ノズ
ル本体の可動係合部と対面する固定係合部たる固定ラッ
ク部間に、差動的可動中間子たるピニオン材を介在させ
て係合状態を持たせ、前記可動係合部を介しての差動的
中間子の作動たる差動伝動手段により、前記ノズル本体
を前後移動させるようにしてなる人体局部洗浄装置。