JP4429958B2 - 衛生洗浄便座装置及びトイレ装置 - Google Patents
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Description
腰掛便器の上部に設けられ洗浄ノズルを備えた衛生洗浄便座装置であって、前記洗浄ノズルは、
取り付け台に対して進退可能に支持され、その先端付近にノズルを洗浄するノズル洗浄吐水口を有する第1支持部と、
前記第1支持部に対して進退可能に支持された第2支持部と、
前記第2支持部に対して進退可能に支持され、人体を洗浄する人体洗浄吐水口を有する吐水部と、
を有し、
前記第1の支持部を前記取り付け台に対して前進させ、前記吐水部を前記第2支持部に対して後退させ、前記第2支持部を前記第1支持部に対して後退させた状態とした後に、前記ノズル洗浄吐水口から水を吐水させながら前記第2支持部に対して前記吐水部を前進させることにより前記吐水部を洗浄し、しかる後に、前記ノズル洗浄吐水口から水を吐水させながら前記第1支持部に対して前記第2支持部を前進させることにより前記第2支持部を洗浄することを特徴とする衛生洗浄便座装置が提供される。
腰掛便器の上部に設けられ洗浄ノズルを備えた衛生洗浄便座装置であって、前記洗浄ノズルは、
取り付け台に対して進退可能に支持され、その先端付近にノズルを洗浄するノズル洗浄吐水口を有する第1支持部と、
前記第1支持部に対して進退可能に支持された第2支持部と、
前記第2支持部に対して進退可能に支持され、人体を洗浄する人体洗浄吐水口を有する吐水部と、
を有し、
前記第1の支持部を前記取り付け台に対して前進させ、前記吐水部を前記第2支持部に対して前進させ、前記第2支持部を前記第1支持部に対して前進させた状態とした後に、前記ノズル洗浄吐水口から水を吐水させながら前記第1支持部に対して前記第2支持部を後退させることにより前記第2支持部を洗浄し、しかる後に、前記ノズル洗浄吐水口から水を吐水させながら前記第2支持部に対して前記吐水部を後退させることにより前記吐水部を洗浄することを特徴とする衛生洗浄便座装置が提供される。
前記第2支持部に対して進退の駆動力を与える第2の動力源と、
前記吐水部に対して進退の駆動力を与える第3の動力源と、
を備えたものとすれば、それぞれの動力源を適宜動作させることにより確実かつ容易に進出及び後退の動作を実現できる。
前記第1支持部に対して前記第2支持部を後退させる付勢力を前記第2支持部に与える第2の付勢手段と、
前記吐水部に対して進退の駆動力を与える動力源と、
を備えたものとすれば、単一の動力源で確実かつ容易に進出及び後退の動作を実現でき、衛生洗浄便座装置をコンパクトにできる。
腰掛便器の上部に設けられ洗浄ノズルを備えた衛生洗浄便座装置であって、前記洗浄ノズルは、
取り付け台に対して進退可能に支持され、その先端付近にノズルを洗浄するノズル洗浄吐水口を有する第1支持部と、
前記第1支持部に対して進退可能に支持されて複数の支持部からなる複層支持部と、
前記複層支持部に対して進退可能に支持され、人体を洗浄する人体洗浄吐水口を有する吐水部と、
を有し、
前記第1の支持部を前記取り付け台に対して前進させ、前記吐水部を前記複層支持部に対して後退させ、前記複層支持部を前記第1支持部に対して後退させた状態とした後に、前記ノズル洗浄吐水口から水を吐水させながら前記複層支持部に対して前記吐水部を前進させることにより前記吐水部を洗浄し、しかる後に、前記ノズル洗浄吐水口から水を吐水させながら前記第1支持部に対して前記複層支持部の複数の支持部を前記吐水部側から順次前進させることにより前記複数の支持部を順次洗浄することを特徴とする衛生洗浄便座装置が提供される。
腰掛便器の上部に設けられ洗浄ノズルを備えた衛生洗浄便座装置であって、前記洗浄ノズルは、
取り付け台に対して進退可能に支持され、その先端付近にノズルを洗浄するノズル洗浄吐水口を有する第1支持部と、
前記第1支持部に対して進退可能に支持されて複数の支持部からなる複層支持部と、
前記複層支持部に対して進退可能に支持され、人体を洗浄する人体洗浄吐水口を有する吐水部と、
を有し、
前記第1の支持部を前記取り付け台に対して前進させ、前記吐水部を前記複層支持部に対して前進させ、前記複層支持部を前記第1支持部に対して前進させた状態とした後に、前記ノズル洗浄吐水口から水を吐水させながら前記第1支持部に対して前記複層支持部の複数の支持部を前記第1支持部側から順次後退させることにより前記複層支持部を洗浄し、しかる後に、前記ノズル洗浄吐水口から水を吐水させながら前記複層支持部に対して前記吐水部を後退させることにより前記吐水部を洗浄することを特徴とする衛生洗浄便座装置が提供される。
前記本体は前記腰掛便器に面する前面に開口を有し、
前記第1支持部が前記取り付け台に対して前進した状態において、前記ノズル洗浄吐水口は前記開口から突出してなるものとすれば、ノズルを洗浄して生じた水や汚れを衛生洗浄便座装置本体の中に放出させず、ボウルに確実に排水できる。
上記構成によれば、3段式とすることにより、洗浄ノズルをコンパクトに収納でき、かつ洗浄ノズルの進出や後退の際に、ノズル自身の洗浄も確実かつ容易に実施できる洗浄ノズルを備えた衛生洗浄装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態の第1の具体例の衛生洗浄便座装置本体の模式斜視図である。
すなわち、腰掛便器300の上部後方の平坦面300Fに衛生洗浄便座装置本体500が設置され、便座410が付設されている。また、便座410の上に、開閉自在の便蓋をさらに設けてもよい。
図3は、本具体例の洗浄ノズルを表す模式断面図である。すなわち、同図(a)は、3段式の洗浄ノズルが衛生洗浄便座装置本体500内に収容された状態を表し、(b)は、この洗浄ノズルがボウル310内に進出した状態を表す。
特に、図1及び図2に表したように、衛生洗浄便座装置本体500が便器のボウル310の上に延出しないように前面510をボウル310の後端まで後退させた場合、衛生洗浄便座装置本体500の奥行き寸法が制限される。従って、洗浄ノズル530をコンパクトに収納できる構造にする必要がある。これに対して、本具体例によれば、洗浄ノズル530を3段式としてコンパクトに収納でき、衛生洗浄便座装置本体500の奥行きを小さくすることができる。
図4及び図5は、本具体例の洗浄ノズルが進出する動作を表す模式図である。
また、図6は、この動作に対応したフローチャートである。
すなわち、図4(a)に表したように洗浄ノズルを収納した状態からまず、図4(b)に表したように、第1支持部534を取り付け台532の上で前進させる(ステップS102)。すると、塞ぎ板525が開いて第1支持部534の先端部分は、衛生洗浄便座装置本体500からボウル310の中に突出する。なお、塞ぎ板525は、例えば、スプリング(図示せず)などにより閉じる位置に付勢され、第1支持部534の前進により押されて開くようにすればよい。または、塞ぎ板525を開閉させる開閉機構を別途設けてもよい。
図7及び図8は、本具体例の洗浄ノズルが後退する動作を表す模式図である。
また、図9は、この動作に対応したフローチャートである。
図7(a)に表したように洗浄ノズル530が進出した状態から後退させる際には、まず、第1支持部の吐水口534Wから吐水を開始させる(ステップS202)。すなわち、洗浄ノズル530を後退させる際にも、各シリンダを洗浄することができる。
次に、図8(a)に表したように、吐水部538を後退させる(ステップS206)。すると、吐水部538の根元から先端に向けて順次洗浄される。
しかる後に、吐水口534Wからの吐水を停止させ(ステップS208)、図8(b)に表したように、第1支持部534を後退させる(ステップS210)。
図10は、本具体例の洗浄ノズル530の駆動機構を例示するブロック図である。
すなわち、衛生洗浄便座装置本体500の筺体の一部を構成するケースプレート604に対して取り付け台532が固定されている。そして、取り付け台532の上に、第1支持部534、第2支持部536、吐水部538がそれぞれ相対的にスライド支持されている。一方、取り付け台532には、電動機及び減速機650が相対的に固定されている。そして、この電動機及び減速機650から伸出・収納力伝達手段により、各シリンダに対して駆動力が伝達される。
すなわち、取り付け台532には第1モータ652、第2モータ654、第3モータ656がそれぞれ設けられている。第1モータ652は、第1支持部534をスライドさせる。その動力伝達機構としては、例えば、ベルト式、歯車式、ワイヤ式などの各種の方式を用いることができる。
また、第2モータ654は、例えばワイヤガイド663によりガイドされるワイヤ662を送り出しまたは引き戻すことにより、第2支持部536を取り付け台532に対して相対的にスライドさせる。第3モータ656も、例えばワイヤガイド665によりガイドされるワイヤ664を送り出しまたは引き戻すことにより、吐水部538を取り付け台532に対して相対的にスライドさせる。
図12(a)に表したように収納された状態から、まず、第1モータ652、第2モータ654、第3モータ656が動作することにより、第1支持部534、第2支持部536、吐水部538が図12(b)に表した位置まで前進する。すなわち、第1支持部534は、第1モータ652により前進される。また、第2支持部536は、第2モータ654がワイヤ662を所定量だけ送り出すことにより、前進する。同様に、吐水部538も、第3モータ656がワイヤ664を所定量だけ送り出すことにより、前進する。
すなわち、図14(a)に表したように進出した状態から、まず、第2モータ654と第3モータ656によりワイヤ662、664をそれぞれ引き戻すことによって、図14(b)に表したように、第2支持部536と吐水部538をそれぞれ後退させる。この時に、吐水口534Wから吐水して第2支持部536を洗浄できる。
図16は、本具体例の洗浄ノズルの駆動機構を表すブロック図である。
すなわち、ケースプレート604に対して取り付け台532が固定され、その上に、第1支持部534、第2支持部536、吐水部538がそれぞれ相対的にスライド支持されている。一方、取り付け台532には、電動機及び減速機650が相対的に固定され、この電動機及び減速機650から伸出・収納力伝達手段により、吐水部538に対して駆動力が伝達される。
さらに、第1支持部534は、取り付け台532に対して前進方向に付勢されている。すなわち、第1支持部534には、取り付け台532に対して前進方向にスライドさせようとする弾性力が与えられている。
また一方、第2支持部536は、第1支持部534に対して後退方向に付勢されている。すなわち、第2支持部536には、第1支持部534の中に収納する方向にスライドさせようとする弾性力が与えられている。
このような機構を用いることにより、単一のモータで本形態の駆動シーケンスが可能となる。
すなわち、取り付け台532にはモータ656が設けられている。モータ656は、例えばワイヤガイド665によりガイドされるワイヤ664を送り出しまたは引き戻すことにより、吐水部538を取り付け台532に対して相対的にスライドさせる駆動力を与える。
また、取り付け台532と第1支持部534との間には、第1支持部を相対的に押し出す方向に付勢されたスプリング667が設けられている。つまり、第1支持部534は、スプリング667によって、取り付け台532に対して前進する方向に付勢されている。
図18(a)に表したように収納された状態から、まず、モータ656がワイヤ664を所定量だけ送り出すことにより、吐水部538に対して、図18(b)に表した位置まで前進させる駆動力を与える。すると、第1支持部534は、スプリング667の付勢力により、吐水部538に同期して取り付け台532から前進する。この時、第1支持部534は、取り付け台532に設けられたストッパ532Sによりそのストローク端まで移動する。また、第2支持部536は、スプリング668の付勢力により、第1支持部534の中に収納された状態のまま、第1支持部534とともに前進する。
すなわち、図20(a)に表したように進出した状態から、まず、モータ656によりワイヤ664を引き戻す駆動力を与える。すると、第1支持部534はスプリング667の付勢力により前進した状態を維持するが、第2支持部536は、スプリング668の付勢力によって吐水部538と同時に後退する。つまり、図20(b)に表したように、第2支持部536と吐水部538をそれぞれ後退させ、第2支持部536が第1支持部534の中に収納された状態とすることができる。この時に、吐水口534Wから吐水して第2支持部536を洗浄できる。
すなわち、本変型例においては、第2支持部536は、取り付け台532に対して後退方向に付勢されている。すなわち、第2支持部536には、取り付け台532に向けて後退する方向にスライドさせようとする弾性力が与えられている。
このような機構を用いても、図17乃至図21に関して前述した駆動機構と同様に単一のモータで本形態の駆動シーケンスが可能となる。
すなわち、ケースプレート604に対して取り付け台532が固定され、その上に、第1支持部534、第2支持部536、第3支持部539、吐水部538がそれぞれ相対的にスライド支持されている。一方、取り付け台532には、電動機及び減速機650が相対的に固定され、この電動機及び減速機650から伸出・収納力伝達手段により、吐水部538に対して駆動力が伝達される。
さらに、第1支持部534は、取り付け台532に対して前進方向に付勢されている。すなわち、第1支持部534には、取り付け台532に対して前進方向にスライドさせようとする弾性力(スプリング667)が与えられている。
一方、第2支持部536は、第1支持部534に対して後退方向に相対的に強く付勢されている。すなわち、第2支持部536には、第1支持部534の中に収納する方向にスライドさせようとする相対的に大きな弾性力(スプリング668)が与えられている。
また一方、第3支持部539は、第2支持部536に対して後退方向に相対的に弱く付勢されている。すなわち、第3支持部539には、第2支持部536の中に収納する方向にスライドさせようとする相対的に小さな弾性力(スプリング671)が与えられている。これら第2支持部536と第3支持部539とが、「複層支持部」を構成している。
すなわち、本具体例においても、図3などに関して前述したものと同様に、第1支持部534の内壁に開口した吐水口534Wが設けられ、第2支持部、第3支持部、吐水部を洗浄可能としている。また、モータ、駆動力伝達手段、付勢手段などは、図17などに関して前述したものと同様とすることができる。以下、図17に表した要素を参照しつつ説明する。
そして、吐水部538を前進させ洗浄する(ステップS306)。つまり、モータ656によりワイヤ664を送り出して、吐水部538に対して前進する方向の駆動力を与える。すると、第1支持部はストッパ532Sにより規制され、一方、第2支持部536と第2支持部539は、それぞれスプリング668、671により付勢されて第1支持部534の中に収納された状態を維持する。
しかる後に、吐水口534Wからの吐水を停止し(ステップS312)、吐水部538の先端に設けられた吐水口から使用者の「おしり」などに向けて吐水する。
すなわち、後退の際においても、図23に関して前述した動作を逆転させた動作をさせ、第2支持部536から吐水部538までを順次洗浄しながら後退させることができる。
300 腰掛便器
300F 平坦面
310 ボウル
400 便蓋
410 便座
500 衛生洗浄便座装置本体
510 前面
520 開口
525 塞ぎ板
530 洗浄ノズル
532 取り付け台
532S ストッパ
533 給水チューブ
534 第1支持部
534C 切り欠き
534T 水路
534W 吐水口
536 第2支持部
537 給水チューブ
538 吐水部
538S ストッパ
539 第3支持部
604 ケースプレート
650 減速機
652 第1モータ
654 第2モータ
656 第3モータ
662 ワイヤ
663 ワイヤガイド
664 ワイヤ
665 ワイヤガイド
667、668 スプリング
669 ワイヤ
670 滑車
671 スプリング
Claims (11)
- 腰掛便器の上部に設けられ洗浄ノズルを備えた衛生洗浄便座装置であって、前記洗浄ノズルは、
取り付け台に対して進退可能に支持され、その先端付近にノズルを洗浄するノズル洗浄吐水口を有する第1支持部と、
前記第1支持部に対して進退可能に支持された第2支持部と、
前記第2支持部に対して進退可能に支持され、人体を洗浄する人体洗浄吐水口を有する吐水部と、
を有し、
前記第1の支持部を前記取り付け台に対して前進させ、前記吐水部を前記第2支持部に対して後退させ、前記第2支持部を前記第1支持部に対して後退させた状態とした後に、前記ノズル洗浄吐水口から水を吐水させながら前記第2支持部に対して前記吐水部を前進させることにより前記吐水部を洗浄し、しかる後に、前記ノズル洗浄吐水口から水を吐水させながら前記第1支持部に対して前記第2支持部を前進させることにより前記第2支持部を洗浄することを特徴とする衛生洗浄便座装置。 - 腰掛便器の上部に設けられ洗浄ノズルを備えた衛生洗浄便座装置であって、前記洗浄ノズルは、
取り付け台に対して進退可能に支持され、その先端付近にノズルを洗浄するノズル洗浄吐水口を有する第1支持部と、
前記第1支持部に対して進退可能に支持された第2支持部と、
前記第2支持部に対して進退可能に支持され、人体を洗浄する人体洗浄吐水口を有する吐水部と、
を有し、
前記第1の支持部を前記取り付け台に対して前進させ、前記吐水部を前記第2支持部に対して前進させ、前記第2支持部を前記第1支持部に対して前進させた状態とした後に、前記ノズル洗浄吐水口から水を吐水させながら前記第1支持部に対して前記第2支持部を後退させることにより前記第2支持部を洗浄し、しかる後に、前記ノズル洗浄吐水口から水を吐水させながら前記第2支持部に対して前記吐水部を後退させることにより前記吐水部を洗浄することを特徴とする衛生洗浄便座装置。 - 前記第1支持部に対して進退の駆動力を与える第1の動力源と、
前記第2支持部に対して進退の駆動力を与える第2の動力源と、
前記吐水部に対して進退の駆動力を与える第3の動力源と、
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の衛生洗浄便座装置。 - 前記取り付け台に対して前記第1支持部を前進させる付勢力を前記第1支持部に与える第1の付勢手段と、
前記第1支持部に対して前記第2支持部を後退させる付勢力を前記第2支持部に与える第2の付勢手段と、
前記吐水部に対して進退の駆動力を与える動力源と、
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の衛生洗浄便座装置。 - 前記第2支持部に対して前記吐水部が前進した状態において前記吐水部と前記第2支持部との間に当接部が形成され、前記動力源から前記吐水部に与えられた前進のための駆動力が前記当接部を介して前記第2支持部に伝達されることにより前記第2の付勢手段による前記付勢力に対抗して前記第2支持部が前記第1支持部に対して前進することを特徴とする請求項4記載の衛生洗浄便座装置。
- 前記第2支持部に対して前記吐水部が後退した状態において前記吐水部と前記第2支持部との間に第1の当接部が形成され、前記第1支持部に対して前記第2支持部が後退した状態において前記第2支持部と前記第1支持部との間に第2の当接部が形成され、前記動力源から前記吐水部に与えられた後退のための駆動力が前記第1及び第2の当接部を介して前記第1支持部に伝達されることにより前記第1の付勢手段による前記付勢力に対抗して前記第1支持部が前記取り付け台に対して後退することを特徴とする請求項4または5に記載の衛生洗浄便座装置。
- 腰掛便器の上部に設けられ洗浄ノズルを備えた衛生洗浄便座装置であって、前記洗浄ノズルは、
取り付け台に対して進退可能に支持され、その先端付近にノズルを洗浄するノズル洗浄吐水口を有する第1支持部と、
前記第1支持部に対して進退可能に支持されて複数の支持部からなる複層支持部と、
前記複層支持部に対して進退可能に支持され、人体を洗浄する人体洗浄吐水口を有する吐水部と、
を有し、
前記第1の支持部を前記取り付け台に対して前進させ、前記吐水部を前記複層支持部に対して後退させ、前記複層支持部を前記第1支持部に対して後退させた状態とした後に、前記ノズル洗浄吐水口から水を吐水させながら前記複層支持部に対して前記吐水部を前進させることにより前記吐水部を洗浄し、しかる後に、前記ノズル洗浄吐水口から水を吐水させながら前記第1支持部に対して前記複層支持部の複数の支持部を前記吐水部側から順次前進させることにより前記複数の支持部を順次洗浄することを特徴とする衛生洗浄便座装置。 - 腰掛便器の上部に設けられ洗浄ノズルを備えた衛生洗浄便座装置であって、前記洗浄ノズルは、
取り付け台に対して進退可能に支持され、その先端付近にノズルを洗浄するノズル洗浄吐水口を有する第1支持部と、
前記第1支持部に対して進退可能に支持されて複数の支持部からなる複層支持部と、
前記複層支持部に対して進退可能に支持され、人体を洗浄する人体洗浄吐水口を有する吐水部と、
を有し、
前記第1の支持部を前記取り付け台に対して前進させ、前記吐水部を前記複層支持部に対して前進させ、前記複層支持部を前記第1支持部に対して前進させた状態とした後に、前記ノズル洗浄吐水口から水を吐水させながら前記第1支持部に対して前記複層支持部の複数の支持部を前記第1支持部側から順次後退させることにより前記複層支持部を洗浄し、しかる後に、前記ノズル洗浄吐水口から水を吐水させながら前記複層支持部に対して前記吐水部を後退させることにより前記吐水部を洗浄することを特徴とする衛生洗浄便座装置。 - 前記第1支持部の後端から前方に向けて切り欠きを設け、前記切り欠きに前記吐水部に洗浄水を供給する給水チューブを挿通させたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の衛生洗浄便座装置。
- 前記衛生洗浄便座装置は、前記腰掛便器の上部に設けられ前記洗浄ノズルを有する本体と、前記本体に付設された便座と、を有し、
前記本体は前記腰掛便器に面する前面に開口を有し、
前記第1支持部が前記取り付け台に対して前進した状態において、前記ノズル洗浄吐水口は前記開口から突出してなることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の衛生洗浄便座装置。 - 腰掛便器と、
請求項1〜10のいずれか1つに記載の衛生洗浄便座装置と、
を備えたことを特徴とするトイレ装置。
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