JPS6329958B2 - - Google Patents
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- JPS6329958B2 JPS6329958B2 JP59073054A JP7305484A JPS6329958B2 JP S6329958 B2 JPS6329958 B2 JP S6329958B2 JP 59073054 A JP59073054 A JP 59073054A JP 7305484 A JP7305484 A JP 7305484A JP S6329958 B2 JPS6329958 B2 JP S6329958B2
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Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、照明用光源、表示素子、液晶表示装
置のバツクライトとしての補助光源などに使用さ
れる分散形ELパネルに関するものである。
置のバツクライトとしての補助光源などに使用さ
れる分散形ELパネルに関するものである。
（従来例の構成とその問題点）
分散型ELパネルは、第１図に示すように裏面
電極１の上に絶縁層２及び発光層３を形成してそ
のうえに透明な表面電極４を重ね、この表面電極
４に集電極５及び電極端子６を装着したのち、包
袋７を熱ラミネートして包んだ構造を有してい
る。
電極１の上に絶縁層２及び発光層３を形成してそ
のうえに透明な表面電極４を重ね、この表面電極
４に集電極５及び電極端子６を装着したのち、包
袋７を熱ラミネートして包んだ構造を有してい
る。
一般に、分散型ELパネルの輝度寿命を左右す
る要因は、蛍光粉体の耐電圧性及び湿気にあるこ
とが広く認識されており、特に湿気の存在が寿命
を極端に短くすることが報告されている。
る要因は、蛍光粉体の耐電圧性及び湿気にあるこ
とが広く認識されており、特に湿気の存在が寿命
を極端に短くすることが報告されている。
従来の電極端子６は第２図に示すような、表面
が円滑な金属端子で、このような電極端子６を装
着した発光素子を熱融着接着剤を使用して包袋７
で封止すると、電極端子６と包袋７あるいは熱融
着接着剤との間にすきまが残り、すきまの毛細管
現象により外界の湿気を包袋内部に侵入せしめる
問題点があつた。この湿気の存在する条件下で、
発光素子が通電点灯されると、磁化亜鉛を基体と
する発光体が電解反応を起こし、亜鉛を遊離する
ため輝度が急速に低下する問題点があつた。
が円滑な金属端子で、このような電極端子６を装
着した発光素子を熱融着接着剤を使用して包袋７
で封止すると、電極端子６と包袋７あるいは熱融
着接着剤との間にすきまが残り、すきまの毛細管
現象により外界の湿気を包袋内部に侵入せしめる
問題点があつた。この湿気の存在する条件下で、
発光素子が通電点灯されると、磁化亜鉛を基体と
する発光体が電解反応を起こし、亜鉛を遊離する
ため輝度が急速に低下する問題点があつた。
（発明の目的）
本発明は上記の欠点を解消するもので、電極端
子と包袋もしくは熱融着接着剤との間に密着した
接触面を構成することにより、外界からの湿気が
包袋内に侵入しないようにし、分散形ELパネル
の輝度が急速に劣化する要因を除去しようとする
ものである。
子と包袋もしくは熱融着接着剤との間に密着した
接触面を構成することにより、外界からの湿気が
包袋内に侵入しないようにし、分散形ELパネル
の輝度が急速に劣化する要因を除去しようとする
ものである。
（発明の構成）
本発明は、電極端子を表面処理し粗い表面を有
するようにして接着性をよくし、電極端子と包袋
もしくは熱融着接着剤との密着した接触面を得よ
うとするものである。
するようにして接着性をよくし、電極端子と包袋
もしくは熱融着接着剤との密着した接触面を得よ
うとするものである。
（実施例の説明）
本発明の実施例を第３図、第４図及び第５図に
より説明する。
より説明する。
第３図は、厚さ0.1mmの銅、黄銅、洋白又はア
ルミニウムの箔または帯状材を第２図と同じ形
状・寸法に成形したのち、＃220のアルミナ系砥
粒を使用してブラスト処理を施した電極端子、あ
るいは＃220のアルミナ系砥粒を使用してブラス
ト処理を施した同じ素材から第２図と同じ形状、
寸法に成形した電極端子である。
ルミニウムの箔または帯状材を第２図と同じ形
状・寸法に成形したのち、＃220のアルミナ系砥
粒を使用してブラスト処理を施した電極端子、あ
るいは＃220のアルミナ系砥粒を使用してブラス
ト処理を施した同じ素材から第２図と同じ形状、
寸法に成形した電極端子である。
第４図は、厚さ0.1mmの銅、黄銅、洋白又はア
ルミニウムの箔または帯状材を第２図と同じ形
状、寸法に成形したのち、＃600の研磨紙を使用
し、該電極端子が封止される包袋の端縁に対して
平行に微細な溝を加工した電極端子、あるいは同
一素材を＃600の研磨紙を用い一方向に溝を加工
した上記の素材を、この溝が該電極端子が封止さ
れる包袋の端縁と平行となるような方向を定めて
第２図の形状、寸法に成形した電極端子である。
ルミニウムの箔または帯状材を第２図と同じ形
状、寸法に成形したのち、＃600の研磨紙を使用
し、該電極端子が封止される包袋の端縁に対して
平行に微細な溝を加工した電極端子、あるいは同
一素材を＃600の研磨紙を用い一方向に溝を加工
した上記の素材を、この溝が該電極端子が封止さ
れる包袋の端縁と平行となるような方向を定めて
第２図の形状、寸法に成形した電極端子である。
第５図は、厚さ0.1mmの銅、黄銅、洋白又はア
ルミニウムの箔または帯状材を＃220のアランダ
ム系砥粒を使用してブラスト処理したのち、包袋
と接触する部分に無数の孔を設け、しかも第２図
と同じ形状、寸法に成形した電極端子である。
ルミニウムの箔または帯状材を＃220のアランダ
ム系砥粒を使用してブラスト処理したのち、包袋
と接触する部分に無数の孔を設け、しかも第２図
と同じ形状、寸法に成形した電極端子である。
以上説明した第３図の２種類、第４図の２種類
及び第５図の１種類合計５種類の電極端子をそれ
ぞれ集電極が装着された発光素子に粘着テープで
仮止めしたのち、熱融着接着剤を塗布したふつ素
系フイルムの間に挟み熱ラミネートして、電極端
子と包袋あるいは熱融着接着剤との密着した接触
面を構成する分散型ELパネルを得た。
及び第５図の１種類合計５種類の電極端子をそれ
ぞれ集電極が装着された発光素子に粘着テープで
仮止めしたのち、熱融着接着剤を塗布したふつ素
系フイルムの間に挟み熱ラミネートして、電極端
子と包袋あるいは熱融着接着剤との密着した接触
面を構成する分散型ELパネルを得た。
表面処理を施さない円滑な表面を有する電極端
子を用い、上記を同じ工程で従来例の分散形EL
パネルを準備し、本発明による上記５種類と比較
試験を実施した。エタノール200ｇ中に赤色染料
のローダミン0.2ｇを溶解し、これに試料を浸漬
する試験を行つた結果、従来例の電極端子は60秒
後に端子表面を伝つて染料溶液が包袋内に侵入し
たが、本発明の電極端子５種類はいずれも60秒後
の侵入はみられず、更に100時間経過後も侵入は
認められなかつた。
子を用い、上記を同じ工程で従来例の分散形EL
パネルを準備し、本発明による上記５種類と比較
試験を実施した。エタノール200ｇ中に赤色染料
のローダミン0.2ｇを溶解し、これに試料を浸漬
する試験を行つた結果、従来例の電極端子は60秒
後に端子表面を伝つて染料溶液が包袋内に侵入し
たが、本発明の電極端子５種類はいずれも60秒後
の侵入はみられず、更に100時間経過後も侵入は
認められなかつた。
また、温度40゜、湿度90％ないし95％のRH恒温
恒湿室中における連続通電試験を行い輝度半減の
時間を比較した結果、本発明による電極端子を装
着した分散形ELパネルは、従来例の電極端子を
装着した分散形ELパネルに対し５倍の耐久時間
を得ることができた。
恒湿室中における連続通電試験を行い輝度半減の
時間を比較した結果、本発明による電極端子を装
着した分散形ELパネルは、従来例の電極端子を
装着した分散形ELパネルに対し５倍の耐久時間
を得ることができた。
なお、電極端子の表面のあらさを形成する処理
として、化学的エツチング法及びプラズマ・エツ
チング法も同様の効果が得られる。
として、化学的エツチング法及びプラズマ・エツ
チング法も同様の効果が得られる。
（発明の効果）
以上説明したように、本発明によれば電極端子
と包袋あるいは熱融着接着剤との接触面を密着状
態として、外界からの湿気の侵入を阻止し、湿気
の侵入による分散形ELパネルの輝度劣化の要因
をなくし、輝度寿命を著しく延長することができ
る。
と包袋あるいは熱融着接着剤との接触面を密着状
態として、外界からの湿気の侵入を阻止し、湿気
の侵入による分散形ELパネルの輝度劣化の要因
をなくし、輝度寿命を著しく延長することができ
る。
第１図は分散形ELパネルの横断面図、第２図
は従来の電極端子の平面図、第３図、第４図及び
第５図は本発明による電極端子の平面図である。 １……裏面電極、２……絶縁層、３……発光
層、４……表面電極、５……集電極、６……電極
端子、７……包袋。
は従来の電極端子の平面図、第３図、第４図及び
第５図は本発明による電極端子の平面図である。 １……裏面電極、２……絶縁層、３……発光
層、４……表面電極、５……集電極、６……電極
端子、７……包袋。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 熱ラミネートにより発光素子を包袋内に封止
する分散形ELパネルにおいて、粗い表面を有す
る電極端子を使用し、該端子と包袋もしくは熱融
着接着剤との間に密着した接触面を構成したこと
を特徴とする分散型ELパネル。 ２ 電極端子の表面が、該端子が封止される包袋
の端縁と平行の微細な溝により粗い表面を形成さ
れた電極端子を使用した特許請求の範囲第１項記
載の分散形ELパネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59073054A JPS60218795A (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 分散形ｅｌパネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59073054A JPS60218795A (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 分散形ｅｌパネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60218795A JPS60218795A (ja) | 1985-11-01 |
| JPS6329958B2 true JPS6329958B2 (ja) | 1988-06-15 |
Family
ID=13507260
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59073054A Granted JPS60218795A (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 分散形ｅｌパネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60218795A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62157097U (ja) * | 1986-03-27 | 1987-10-06 |
-
1984
- 1984-04-13 JP JP59073054A patent/JPS60218795A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60218795A (ja) | 1985-11-01 |
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