JPS63298778A - 光ディスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、セクタ構造を有した再生専用型の光ディスク
に関するものであり、特に複数のセクタに対してセクタ
間で誤り検出訂正符号化した検査シンボルを他のセクタ
に記録した再生専用の光ディスクに関するものである。

従来の技術 データが５１２〜２にバイトのセクタに分割されて記録
される光ディスクでは、データを記録する際に誤り検出
訂正のための符号化をセクタ単位で行ない、各セクタの
データが正しく再生できるようにしている。しかしなが
ら、誤り検出訂正符号は５１２〜２にバイトのセクタを
単位としているために十分なインターリーブ長をとるこ
とは難しく、セクタの全域に及ぶ長大なエラーが発生し
た場合には訂正不能になり、データの正常な再生が困難
になる場合があった。そこで、追記型光ディスク、ある
いは消去型の光ディスクの場合には、記録した直後に再
びデータを再生し、記録したデータが正しく再生される
ことを確認する、いわゆるリードベリファイ動作を行な
うことが一般的になっている。一方、コンピュータのプ
ログラムやワードブロッセッサの辞書等のコードデータ
が予め記録される再生専用型の光ディスクにおいては、
本発明者等によって、複数のセクタのデータに対してセ
クタ間で誤り検出訂正符号化する方法が提案された。複
数のセクタのデータに対してセクタ間で誤り検出訂正符
号化する光ディスクと光デイスク再生装置としては、例
えば特開昭６１−２９４０２４号や特開昭６１−３０４
２７５号に詳細に示されている。

第５図は、この従来の光ディスクのセクタの構成の例を
示すものであり第５図の（ａ）は情報が記録される情報
セクタ、第５図の（ｂ）は複数の前記情報セクタに対し
てセクタ間で誤り検出訂正符号化した検査セクタを示し
ている。第５図において、１４はデータ領域、１５はパ
リティ領域であり、各セクタはこれらの二つの論理領域
に分割されている。第５図の（ａ）に示される各情報セ
クタにおいて、情報シンボルはデータ領域１４に記録さ
れ、さらにこの情報シンボルに対してセクタ内で誤り検
出訂正符号化した検査データシンボルがパリティ領域１
５に記録されている。次に。

第５図の（ｂ）に示される検査セクタにおいて、Ｎ個の
情報セクタの情報シンボルのオーバーオールパリティが
データ領域１４に記録され、さらにこの情報セクタのオ
ーバーオールパリティに対してセクタ内で誤り検出訂正
符号化した検査データシンボルがパリティ領域に記録さ
れている。

以上のように構成された従来の光ディスクにおいて、第
５図の（ｂ）に示される検査セクタのパリティ領域１５
に記録されている検査データシンボルはデータ領域１４
に記録されている情報シンボルのオーバーオールパリテ
ィをセクタ内で誤り検出訂正符号化した検査シンボルで
あると同時に、第５図の（ａ）に示される各情報セクタ
において、Ｎ個の情報セクタの各パリティ領域１５に記
録されている各検査データシンボルのオーバーオールパ
リティとなっている。従って、ある情報セクタを再生す
る際に、セクタ内の誤り検出訂正符号の復号が訂正不能
になった場合には該当情報セクタ以外の（Ｎ−１）個の
情報セクタと検査セクタのオーバーオールパリティを生
成することによって、該当情報セクタを復号することが
できる。

発明が解決しようとする問題点 セクタ構造を有する光ディスクでは、各セクタのアドレ
スがセクタの１０部に予め記録されている。しかしなが
ら、ＩＤ部においては通常、誤り検出のみを行ない、デ
ータ部におけるような誤り訂正操作を行なわないために
、ＩＤ部におけるアドレスの再生に対する信頼性はデー
タ部におけるデータの再生はど高（はない。このため、
データ部において各セクタのアドレスをコントロールデ
ータとして、記録すべき情報に付加したものに対してセ
クタ内で誤り検出訂正符号化して記録することが一般的
になっている。このとき、各セクタのアドレスはセクタ
ごとに相異なるため、各セクタに固有のデータとしてす
べてのセクタにそれぞれ記録される必要があるものであ
る。

しかしながら、上記した従来の光ディスクでは検査セク
タに記録されるデータはＮ個の情報セクタのオーバーオ
ールパリティであったために、各Ｎ個の情報セクタの情
報シンボルの内容によって一意に決定され、検査セクタ
固有のデータをコントロールデータとして記録すること
ができないという問題があった。

本発明はかかる点に鑑み、セクタのコントロールデータ
として各セクタに固有のアドレスを記録することが可能
で、かつ複数セクタ間で誤り検出訂正符号化することの
できる光ディスクを提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明は、情報が記録される（２ｆｆｉ−１）個の情報
セクタと前記情報セクタのオーバーオールパリティが記
録される１個の検査セクタから１トラックが構成される
光ディスクであって、各セクタはデータ領域、コントロ
ールデータ領域、およびパリティ領域の３つの論理領域
に分割され、前記情報セクタの前記データ領域には情報
シンボル、前記コントロールデータ領域にはセクタのア
ドレス、前記パリティ領域には前記データ領域と前記コ
ントロールデータ領域の各シンボルに対してセクタ内で
誤り検出訂正符号化した検査データシンボルがそれぞれ
記録され、さらに前記検査セクタの前記データ領域には
（２ｍ−１）個の情報セクタの各情報シンボルに対する
オーバーオールパリティ、前記コントロールデータ領域
には該当検査セクタのアドレス、前記パリティ領域には
前記データ領域と前記コントロールデータ領域の各シン
ボルに対してセクタ内で誤り検出訂正符号化した検査デ
ータシンボルがそれぞれ記録されていることを特徴とす
る光ディスクである。

作用 本発明は前記した構成により検査セクタを含む各セクタ
に、コントロールデータとして各セクタに固有のセクタ
のアドレスを記録することができると同時に、複数のセ
クタに対してセクタ間で誤り検出訂正符号化することが
でき、情報セクタを再生する際にセクタに長大なエラー
が発生し誤り訂正不能になった場合にも、該当情報セク
タ以外の（２ｍ−２）個の情報セクタと１個の検査セク
タを読みだし、これらの（２ｍ−１’）個のセクタのオ
ーバーオールパリティを生成することによって、該当の
訂正不能セクタを正常に復号することができる。

実施例 第１図は本発明の実施例における光ディスクのトラック
の構成を示す図である。第１図において１は検査セクタ
、２は情報セクタであり、１トラックは２１個のセクタ
で構成されている。以上のように構成された本実施例の
光ディスクでは、情報はセクタのアドレスが１〜（２ｍ
−１）である情報セクタ２に記録されている。さらに、
これらの（２ｍ−１）個の情報セクタ２のオーバーオー
ルパリティがセクタのアドレスがＯである検査セクタに
記録されている。

第２図は本発明の実施例における光ディスクの情報セク
タ２の構成を示す図である。第２図において、３はデー
タ領域、４はパリティ領域、５はコントロールデータ領
域である。以上のように構成された本実施例の光ディス
クの情報セクタ２では、情報シンボルはデータ領域３に
記録され、各情報セクタのアドレスがコントロールデー
タ領域５に記録される。セクタのアドレスは、トラック
アドレス、およびセクタアドレスから構成されている。

また、パリティ領域４には、前記データ領域３および前
記コントロールデータ領域５に記録された各シンボルに
対して、セクタ内で誤り検出訂正符号化した検査データ
シンボルが記録されている。

第３図は本発明の実施例における光ディスクの検査セク
タ１の構成を示す図である。第３図において、３〜４は
第２図における３〜４と同様のものであり、３はデータ
領域、４はパリティ領域、５はコントロールデータ領域
である。以上のように構成された本発明の実施例の光デ
ィスクの検査セクタ１では、（２Ｗ′−１）個の情報セ
クタ２の各情報シンボルのオーバーオールパリテイカテ
ー“り領域３に記録され、コントロールデータ領域５に
は、該当検査セクタのアドレスが記録される。

セクタのアドレスはトラックアドレス、およびセクタア
ドレスから構成されている。また、パリティ領域４には
、前記データ領域３および前記コントロールデータ領域
５に記録された各シンボルに対して、セクタ内で誤り検
出訂正符号化した検査データシンボルが記録されている
。

以上のように構成された本発明の実施例の光ディスクに
おいては、検査セクタｌのコントロールデータ領域５に
記録されている該当検査セクタ１のアドレスは、該当検
査セクタ１のトラックアドレスおよびセクタアドレスで
あると同時に、（２ｗ１−１　）個の情報セクタ２の各
コントロールデータ領域５に記録されている各情報セク
タ２の各アドレスのオーバーオールパリティとなってい
る。すなわち、（２’−１’）個の情報セクタ２の各ト
ラックアドレスおよびセクタアドレスのオーバーオール
パリティを生成すると、それは該当検査セクタ１のトラ
ックアドレスおよびセクタアドレスになっている。表１
に、２ｍ＝１６（すなわち、１トラックが１５個の情報
セクタ２と１個の検査セクタ１から構成される）の場合
の各セクタのコントロールデータ領域５に記録されるア
ドレスの例を示す。

（以下余白） 表１　コントロールデータの例 表１においては、トラックアドレスが１０および２０の
場合の例を示している。検査セクタ１のコントロールデ
ータ領域５には、それぞれ、「００００１０１０．００
００　Ｊおよび、ｒｏｏｏｌｏｌｏｏ、００００　Ｊが
記録され、これはそれぞれ検査セクタ１のアドレスであ
ると同時に（２ｍ−１）個の情報セクタ２（すなわち、
１５個の情報セクタ２）のアドレスのオーバーオールパ
リティとなっている。表１に示す例においてはトラック
アドレスを１０および２０としたが、他のトラックの場
合にも同様であることはあきらかである。

第４図は、上記した本発明の実施例の光ディスクか゛ら
情報を再生する光デイスク再生装置の構成例を示すブロ
ック図である。第４図において、６は光ディスク、７は
光ディスクに半導体レーザ等のレーザ光を照射して記録
した信号の再生を行なう再生部、８は復調回路、９はセ
クタ内符号の復号を行なうセクタ内符号復号回路、１０
はデータバッファ、１１はマイクロプロセッサ等で構成
される制御回路、１２は複数セクタのオーバーオールパ
リティを生成するためのパリティバッファ、１３は再生
された各セクタのコントロールデータ領域に記録されて
いるアドレスと再生しようとしていた目的のセクタのア
ドレスとを比較するアドレスコンパレータである。

以上のように構成された本発明の実施例の光ディスクか
ら情報を再生する光デイスク再生装置について、以下そ
の動作を説明する。

セクタ構造を有する光ディスクに記録されたデータを再
生する場合、まず制御回路１１によって、そのデータが
１己録されているセクタのアドレス１６が再生部７に送
られる。再生部７は、与えられたアドレス１６に示され
る該当セクタを検索し、凹凸のビットの形で記録された
記録ビットに半導体レーザ等のレーザ光を照射し、その
反射光から得た信号を２値化して再生信号１７として復
調回路８に送出する。復調回路８は、予め記録の際に、
記録に遺した信号に変調されていた再生信号１７を復調
し、復調信号１８としてセクタ内符号復号回路９に送出
する。セクタ内符号復号回路９は誤り検出訂正のために
セクタ内で符号化されたデータを復号するものであって
、復調信号１８に対し誤り訂正を行なった後、復号デー
タ１９としてデータバッファ１０に格納していく。そし
て、１セクタのデータの復号がすべて終了後、セクタに
コントロールデータとして記録されていた再生アドレス
２０をアドレスコンパレータ１３に送出する。アドレス
コンパレータ１３はデータを読みだすべきセクタのアド
レス１６と再生アドレス２０を比較し、データが正しい
セクタから読みだされたことを確認する。そして、アド
レスの確認の後、再生データ２１がデータバッファ１０
から送出される。しかしながら、セクタの全域に及ぶ大
きなエラーが発生した場合には、セクタ内符号の復号が
訂正不能になる場合があった。このとき、セクタ内符号
復号回路９は誤り一訂正が行なえないことを検出し、誤
り検出信号２２を制御回路１１に送る。制御回路１１は
該当の訂正不能セクタと同じトラックの該当の訂正不能
セクタ以外の（２ｍ−２）個の情報セクタと１個の検査
セクタのアドレスを順次指定し、各セクタを読みだして
い（。順次読みだされた各セクタのデータ、アドレス、
および検査データは、初期値がオールゼロであるパリテ
ィバッファ１２に格納されたパリティと制御部１１によ
って排他的論理和を取ることによって、再びパリティバ
ッファ１２に格納される。以上の動作を繰り返し行なう
ことによって、該当の訂正不能セクタ以外のく２ｍ”−
２）個の情報セクタと１個の検査セクタのオーバーオー
ルパリティを生成することができ、このオーバーオール
パリティが該当の訂正不能セクタのデータとなっていて
、データを正常に再生することができる。

以上のように本発明の実施例の光ディスクによれば、各
セクタにセクタのアドレスをコントロールデータとして
情報と共に記録でき、さらに複数のセクタのオーバーオ
ールパリティを取ることによって、セクタの全域に及ぶ
長大なエラーが発生した場合にもデータを正常に再生す
ることができる。

なお、本発明の実施例において、検査セクタを各トラッ
クの第Ｏセクタとしたが、トラックにおいて検査セクタ
の位置は、任意に定めても良いことは言うまでもない。

発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、セクタ間でオーバ
ーオールパリティをとることによって誤り検出訂正符号
化した再生専用の光ディスクにおいて、各セクタにセク
タのアドレスを情報と共に記録することが可能となり、
その実用的効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明における実施例の光ディスクのトラック
の構成図、第２図は同実施例の光ディスクにおける情報
セクタの構成図、第３図は同実施例の光ディスクにおけ
る検査セクタの構成図、第４図は同実施例の光ディスク
から情報を再生する光デイスク再生装置の例のブロック
図、第５図は従来の光ディスクの情報セクタと検査セク
タの構成図である。 １・・・検査セクタ、２・・・情報セクタ、３・・・デ
ータ領域、４・・・パリティ領域、５・・・コントロー
ルデータ領域。 代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　ほか１名第２図 第５図 （（１）ａ報ｔクタ （ｂ）＄５テ亡グク

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ｍを任意の正整数とするとき、情報が記録される
   （２＾ｍ−１）個の情報セクタと前記情報セクタのオー
   バーオールパリティが記録される１個の検査セクタから
   １トラックが構成され、各セクタはデータ領域、コント
   ロールデータ領域、およびパリティ領域の３つの論理領
   域に分割され、前記情報セクタの前記データ領域には情
   報シンボル、前記コントロールデータ領域にはセクタの
   アドレス、前記パリティ領域には前記データ領域と前記
   コントロールデータ領域の各シンボルに対してセクタ内
   で誤り検出訂正符号化した検査データシンボルがそれぞ
   れ記録され、さらに前記検査セクタの前記データ領域に
   は前記（２＾ｍ−１）個の情報セクタの各情報シンボル
   に対するオーバーオールパリティ、前記コントロールデ
   ータ領域には該当検査セクタのアドレス、前記パリティ
   領域には前記データ領域と前記コントロールデータ領域
   の各シンボルに対してセクタ内で誤り検出訂正符号化し
   た検査データシンボルがそれぞれ記録されていることを
   特徴とする光ディスク。
2. （２）セクタのアドレスはトラックアドレスおよびセク
   タアドレスから構成されていることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載の光ディスク。