JP2668868B2 - 光デイスク - Google Patents

光デイスク

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JP2668868B2
JP2668868B2 JP61294024A JP29402486A JP2668868B2 JP 2668868 B2 JP2668868 B2 JP 2668868B2 JP 61294024 A JP61294024 A JP 61294024A JP 29402486 A JP29402486 A JP 29402486A JP 2668868 B2 JP2668868 B2 JP 2668868B2
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勲 佐藤
亮 一之瀬
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、予めデータが記録さた再生専用型の光ディ
スクに関するものであって、特にコンピューターのプロ
グラム等のコードデータの記録に適したセクター構造を
有する光ディスクに関するものである。 従来の技術 ディスク状のプラスチック基材にサブミクロン・オー
ダーの凹凸のピットの形でデータを記録し、レーザ光を
1μmぐらいに絞って照射してデータを再生する再生専
用光ディスク(以下R/Oディスクと称する。)が注目さ
れている。 従来R/Oディスクとしては音楽データを記録したコン
パクトディスク(以下CDと称する。)が既に実用化され
ている。 一方、パソコン等の外部記憶装置として、コードデー
タを記録することのできる光ディスクの開発が現在進め
られている。一般に、磁気ディスクをはじめとして、コ
ンピューターの外部記録装置では、データの記録、再
生、消去が容易でかつデータに対するアクセスを早くす
るために、データを512バイト〜2Kバイトのセクターに
分割して記録するセクター構造を採用している。同様
に、光ディスクにおいても追記型(以下W/Oディスクと
称する。)、あるいは書き換え可能型(以下W/Eディス
クと称する。)の場合には、セクター構造を有するもの
が一般的であり、さらに、コンピューターのプログラム
やワードプロセッサの辞書等のコードデータが予め記録
されるR/Oディスクの場合においてもW/Oディスク、また
W/Eディスクとの互換をとる必要性からセクター構造を
有することが望ましいものとなっている。 発明が解決しようとする問題点 光ディスクでは、1μm程度に絞ったレーザー光を照
射し記録再生を行なうために、ディスク表面のほこりや
ディスク基材内の異物、あるいは、記録面の欠陥等が原
因となる種々のエラーが発生する。このため、セクター
構造を有する光ディスクでは、データに対して誤り検出
訂正のための符号化をセクター単位で行ない、各セクタ
ーのデータが正しく再生できるようにしている。しかし
ながら、誤り検出訂正符号は512バイト〜2Kバイトのセ
クターを単位としているために、セクター構造を採って
いないCDのように十分なインターリーブ長をとることは
難しく、セクターの全域に及ぶ長大なエラーが発生した
場合には訂正不能になり、データの正常な再生が困難に
なる場合があった。そこで、W/OディスクやW/Eデイスク
では、記録した直後に再びデータを再生し、記録したデ
ータが正しく再生されることを確認する、いわゆるリー
ドベリファイ動作を行なうことが一般的になっており、
このことはW/OディスクやW/Eディスクと同様のセクター
構造を持つR/Oディスクの場合にも不可欠なものであっ
た。 しかしながら、専用工場において大量に生産複製が行
なわれるR/Oディスクに対してリードベリファイ動作、
すなわち、生産したディスクのすべてを再度読みだして
検査することは、製造工程の増加に繋がり、製造コスト
の上昇となる問題があった。 本発明はかかる点に鑑み、リードベリファイ動作を行
なうことなしに十分にデータの再生に対して信頼性を保
証することのできる再生専用の光ディスクを提供するこ
とを目的とする。 問題点を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、複数のセクター
に分割されたトラックを有する光ディスクであって、誤
り検出訂正のためにデータを第1の誤り検出訂正符号で
符号化した符号化データを記録した情報セクターと、複
数の前記情報セクターの符号化データを第2の誤り検出
訂正符号の情報記号部として第2の符号化を行った検査
記号部を記録した検査セクターとを有し、前記第2の誤
り検出訂正符号の情報記号部は、前記検査記号部に対し
てトラックの半径方向に隣接しないように配置されてい
る構成を有する。 作用 本発明は前記した構成により、セクターの全域に及ぶ
長大なエラーが発生し第1の符号によるセクターの誤り
訂正が訂正不能になった場合でも相異なるセクターに記
録されている第2の符号を復号することによって、該当
セクターを正常に再生することができる。 実施例 第1図は本発明の第1の実施例における光ディスクの
第2の符号の構成図を示すものである。第1図におい
て、1は情報セクター、2は検査セクター、3はトラッ
クであり、1トラックはnセクターで構成されている。 本実施例の光ディスクでは、データはまず誤り検出訂
正のための冗長を付加することによって、第1の符号化
され、第1〜第(n−1)セクターの情報セクター1
に、データおよび第1の誤り訂正符号化で得られた誤り
訂正のための検査記号部から構成される符号化データが
記録される。次に、第2の符号化として、第1〜第(n
−1)セクターのデータおよび冗長に対するオーバーオ
ール・パリティが第nセクターの検査セクター2に記録
されている。すなわち本実施例の光ディスクでは、第2
の符号はトラックを単位に構成されている。 以上のように構成された本実施例における光ディスク
を再生した場合について、以下その説明をする。本実施
例において、各セクターは第1の符号化されているた
め、通常はランダム的に生起する小さなエラーに対して
は、第1の符号を用いて誤り訂正を行なうことによりデ
ータを正常に再生することができる。しかしながら、デ
ィスク上の大きなゴミ、キズ等によりセクターの全域に
およぶ長大なエラーが発生した場合には、第1の復号の
符号過程において訂正不能の状態になる場合がある。こ
の場合でも第2の符号を用いて訂正不能になったセクタ
ーを正常に再生するこができる。すなわち第2の符号に
おいて、訂正不能にになったセクター以外のすべての情
報セクター1および検査セクター2のオーバーオール・
パリティをとると、オーバーオール・パリティそのもの
が該当の訂正不能セクターのデータおよび冗長になって
いる。 以上のように、本実施例によれば、トラック単位でオ
ーバーオール・パリティをとり第2の符号を構成するこ
とにより、トラックにおいて訂正不能セクターガ1セク
ター発生してもデータを正常に再生することができる。 第2図は、本発明の第2の実施例における光ディスク
の第2の符号の構成図を示すものである。第2図におい
て、4は情報セクター、5は検査セクターを示し、1ト
ラックはnセクターで構成されている。 本実施例の光ディスクでは、データはまず誤り検出訂
正のための冗長を付加することによって、第1の符号化
され、第1トラックの第1セクターから第(2m−1)ト
ラックの第(n−1)セクターの情報セクター4に、デ
ータおよび第1の誤り訂正符号化で得られた誤り訂正の
ための検査記号部から構成される符号化データが1トラ
ックおきに記録される。ここで、mは2以上の任意の整
数とする。次に、第2の符号化として、上記の情報セク
ター4のデータおよび冗長に対するオーバーオール・パ
リティが第(2m−1)トラックの第nセクターの検査セ
クター5に記録されている。すなわち、本実施例の光デ
ィスクでは、第2の符号は複数の隣接しないトラックに
記録されている第1の符号化されたデータに対して符号
化されている。 以上のように構成された本実施例における光ディスク
を再生した場合について、以下その説明を行なう。本実
施例においても各セクターは、微小なエラーに対して
は、第1の符号を復号することによりデータを正常に再
生することができ、さらにセクターの全域におよぶ長大
なエラーが発生した場合にも、訂正不能になったセクタ
ー以外の情報セクター4と検査セクター5のオーバーオ
ール・パリティを取ることによって、データを正常に再
生することができる。 以上のように、本実施例によれば、隣接しない複数の
トラック単位でオーバーオール・パリティをとり第2の
符号を構成することにより、第1の符号において訂正不
能のセクターが1セクター発生してもデータを正常に再
生することができる。さらに、本実施例においては、複
数のトラックのセクターに対して1セクターの検査セク
ター5を付加するだけで第2の符号構成するため、その
冗長も小さなものとなっている。また、第2の符号は、
1トラックおきのトラックを単位に構成されるため、2
トラックにまたがる大きなエラーが発生した場合でも第
2の符号においては1セクター誤りのみであるためにデ
ータを正常に再生できる。 なお、第2の実施例においては、第2の符号を1トラ
ックおきのトラックを単位に構成したが、生起する誤り
のトラック方向の大きさに対応して、トラックの間隔を
より大きくしてもよい。 第3図は、本発明の第3の実施例における光ディスク
の第2の符号の構成図を示すものである。第3図におい
て、6は情報セクター、7は検査セクター、8は検査ト
ラックであり、1トラックは、nセクターで構成されて
いる。 本実施例の光ディスクでは、セクター単位で第1の符
号化されたデータが誤り定数のための検査記号部ととも
に各トラックに記録される。次に、各トラック単位のデ
ータおよび冗長のオーバーオール・パリティをとること
により第2の符号化を行ない、第2の符号の検査記号
は、検査トラック8の検査セクター7に記録されてい
る。 以上のように構成された本実施例における光ディスク
においてもセクターの全域におよぶエラーが発生した場
合には、訂正不能セクター以外の情報セクター6と検査
セクター7のオーバーオール・パリティをとることによ
りデータを正常に再生することができる。また、本実施
例では、情報セクター6と検査セクター7が異なるトラ
ックに存在し、情報セクター6を連続して記録すること
ができるため、コンピューターのプログラム等のデータ
の記録再生が、容易に行なえる。 第4図は、本発明の第4の実施例における光ディスク
の第2の符号の構成図を示すものである。第4図におい
て、9は情報セクター、10は検査トラック、11は検査セ
クターである。 本実施例の光ディスクでは、セクター単位で第1の符
号化されたデータが誤り訂正のための検査記号部ととも
に各トラックに記録される。次に、2トラックおきの複
数のトラック単位のデータおよび冗長のオーバーオール
・パリティをとることにより第2の符号化を行ない、第
2の符号の検査記号は、検査トラック10の検査セクター
11に記録されている。すなわち、本実施例においては、
隣接しない複数のトラックを単位に第2の符号の情報記
号部が構成されている。以上のように構成された本実施
例における光ディスクにおいてもセクターの全域におよ
ぶエラーが発生した場合には、訂正不能セクター以外の
情報セクター9と検査セクター11のオーバーオール・パ
リティをとることによりデータを正常に再生することが
できる。また、本実施例では、情報セクター9と検査セ
クター11が異なるトラックに存在し、情報セクター9を
連続して記録することができるため、コンピューターの
プログラム等のデータの記録再生が、容易に行なえる。
また、本実施例では、2トラックおきの複数のトラック
単位のデータおよび冗長に対して1セクターの検査セク
ター11を付加し第2の符号化を行なうため、その冗長度
を低くすることができる。 なお、第4の実施例においては、情報セクター9は2
トラックおきとしたが、生起する誤りのトラックの半径
方向の大きさに従い、1トラックおき、あるいはそれ以
上にしてもよい。 第5図は本発明の第5の実施例における光ディスクの
第2の符号の構成図を示すものである。第5図におい
て、12は情報セクター、13は検査セクター、14は検査ト
ラックである。 本実施例の光ディスクでは、第1の符号化されたデー
タおよび冗長に対して、各トラックから1セクターず
つ、2セクターおきの計nセクターを情報セクター12と
して、オーバーオール・パリティを取り、検査トラック
14の検査セクター13に記録することにより第2の符号を
構成している。 以上のように構成された本実施例における光ディスク
においてもセクターの全域におよぶエラーが生起した場
合にも、訂正不能セクター以外の情報セクター12と検査
セクター13のオーバーオール・パリティをとることによ
りデータを正常に再生できる。 また、本実施例においては、情報セクターを各トラッ
クから1セクターずつ2セクターおきのセクターで構成
しているため、第2の符号の復号の際、各セクターのオ
ーバーオール・パリティをとるのに2セクター分の時間
以内に行なえば、回転待ちを引き起こさずに連続再生す
ることができ、本実施例の光ディスクを再生できる光デ
ィスク駆動装置の実現を容易にする。 なお、本実施例の光ディスクでは、情報セクター12を
各トラックから1セクターずつ2セクターおきのセクタ
ーで構成したが、第2の符号の復号処理時間に応じてセ
クター間隔を変えてもよい。 第6図は本発明の第6の実施例における光ディスクの
第2の符号の構成図を示すものである。第6図におい
て、15は情報ブロック、16は検査トラック、17は情報セ
クター、18は検査セクターである。 本実施例の光ディスクにおいては、第1の符号化され
たデータおよび冗長に対して、各トラックから1セクタ
ーずつ、2セクターおきの計nセクターから情報ブロッ
ク15を構成し、隣接しないLブロックのセクター計(n
×L)セクターを情報セクターとして、そのオーバーオ
ール・パリティをとり、検査トラック16の検査セクター
18に記録することにより第2の符号を構成している。な
お、各情報ブロック15は第5図の第5の実施例における
nセクターの情報セクター12と同一のものである。 以上のように構成された本実施例の光ディスクにおい
てもセクターの全域におよぶエラーが発生した場合に
は、訂正不能セクター以外の情報セクター17と検査セク
ター18のオーバーオール・パリティをとることによりデ
ータを正常に再生することができる。また、本実施例で
は、情報セクター17と検査セクター18が異なるトラック
に存在し、情報セクター17を連続して記録することがで
きるため、コンピューターのプログラム等のデータの記
録が、容易に行なえる。また、本実施例では、情報ブロ
ック15がL個で情報セクター17を構成し、1セクターの
検査セクター18を付加し第2の符号化を行なうため、そ
の冗長度を任意に低くすることができる。ここで、Lは
2以上の任意の整数とする。さらに、本実施例において
は、各情報ブロックをkブロック間隔に配置することに
より単一のエラーで2セクターが訂正不能にならないよ
うにしている。 なお、第6の実施例においては、各情報ブロック15
は、各トラックに1セクターずつ、2セクターおきとし
たが、第2の符号の復号処理時間に応じて、1セクター
間隔あるいは、それ以上の間隔おきにしてもよい。 以上のように、本発明の第1〜第6の実施例において
は、各情報セクターのオーバーオール・パリティを検査
セクターに記録することにより、1セクターの訂正不能
セクターが生紀してもデータを正常に再生できる。な
お、本発明の第1〜第6の実施例においては、第2の符
号をオーバーオール・パリティとしたが、他のリード・
ソロモン符号等のより訂正能力の強い符号であってよい
ことは、言うまでもない。 発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、セクターの全
域におよぶエラーが発生し、セクターが訂正不能になっ
た場合でも第2の符号を復号することにより、データを
正常に再生することができ、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明における第1の実施例の第2の符号の構
成図、第2図は本発明における第2の実施例の第2の符
号の構成図、第3図は本発明における第3の実施例の第
2の符号の構成図、第4図は本発明における第4の実施
例の第2の符号の構成図、第5図は本発明における第5
の実施例の第2の符号の構成図、第6図は本発明におけ
る第6の実施例の第2の符号の構成図である。 1……情報セクター、2……検査セクター、4……情報
セクター、5……検査セクター、6……情報セクター、
7……検査セクター、8……検査トラック、9……情報
セクター、10……検査トラック、11……検査セクター、
12……情報セクター、13……検査セクター、14……検査
トラック、15……情報ブロック、16……検査トラック、
17……情報セクター、18……検査セクター。
フロントページの続き (72)発明者 福島 能久 門真市大字門真1006番地 松下電器産業 株式会社内 (72)発明者 黒木 譲 門真市大字門真1006番地 松下電器産業 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−165541(JP,A) 特開 昭61−208673(JP,A) 特開 昭60−20363(JP,A) 特開 昭51−71115(JP,A) 特開 昭60−59571(JP,A) 特開 昭60−1669(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.複数のセクターに分割されたトラックを有する光デ
    ィスクであって、誤り検出訂正のためにデータを第1の
    誤り検出訂正符号で符号化した符号化データを記録した
    情報セクターと、複数の前記情報セクターの符号化デー
    タを第2の誤り検出訂正符号の情報記号部として第2の
    符号化を行った検査記号部を記録した検査セクターとを
    有し、前記第2の誤り検出訂正符号の情報記号部は、前
    記検査記号部に対してトラックの半径方向に隣接しない
    ように配置されていることを特徴とする光ディスク。 2.第2の誤り検出訂正符号の検査記号部は、検査セク
    ターのみで構成される検査トラックに記録されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光ディス
    ク。
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EP87310841A EP0271335B1 (en) 1986-12-10 1987-12-09 Optical information recording and reproducing system and optical disk
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