JPH06223511A - 符号化処理方法、復号化処理方法、及び符号化復号化処理方法、並びに符号化処理装置、復号化処理装置、及び符号化復号化処理装置 - Google Patents
符号化処理方法、復号化処理方法、及び符号化復号化処理方法、並びに符号化処理装置、復号化処理装置、及び符号化復号化処理装置Info
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- JPH06223511A JPH06223511A JP1339493A JP1339493A JPH06223511A JP H06223511 A JPH06223511 A JP H06223511A JP 1339493 A JP1339493 A JP 1339493A JP 1339493 A JP1339493 A JP 1339493A JP H06223511 A JPH06223511 A JP H06223511A
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- Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 冗長部分に付される情報を故意に変更したも
のを使用し、上記故意に変更した上記情報を利用する誤
り訂正符号復号化装置を提供する。 【構成】 再生されるデータの信頼性を確保するために
上記データの一部である冗長部分における情報の符号、
復号を行う誤り訂正符号復号化装置において、上記冗長
部分における情報に故意に特定情報を含ませる特定情報
作成手段16,28と、上記特定情報を読み出す読出手
段27と、を備えたことを特徴とする。
のを使用し、上記故意に変更した上記情報を利用する誤
り訂正符号復号化装置を提供する。 【構成】 再生されるデータの信頼性を確保するために
上記データの一部である冗長部分における情報の符号、
復号を行う誤り訂正符号復号化装置において、上記冗長
部分における情報に故意に特定情報を含ませる特定情報
作成手段16,28と、上記特定情報を読み出す読出手
段27と、を備えたことを特徴とする。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばコンピューター
の外部記憶装置として使用される、例えば光ディスク記
録再生装置等に備わる、特にデータの再生の際に信頼性
を確保する方法として誤り訂正符号を用いる符号化処理
方法、復号化処理方法、及び符号化復号化処理方法、並
びに符号化処理装置、復号化処理装置、及び符号化復号
化処理装置に関する。
の外部記憶装置として使用される、例えば光ディスク記
録再生装置等に備わる、特にデータの再生の際に信頼性
を確保する方法として誤り訂正符号を用いる符号化処理
方法、復号化処理方法、及び符号化復号化処理方法、並
びに符号化処理装置、復号化処理装置、及び符号化復号
化処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報を書き込むことができるコンパクト
ディスク(以下、追記型CDと記す)を例に挙げて以下
の説明を行う。このような追記型CDへ情報の書き込
み、読み出しを行うための回路部分である、CDドライ
ブを構成する従来の信号処理部分の回路図を図11に示
す。ディスク1には、ディスク上のピット又はグルーブ
からデータを読み出したり、或いは書き込む為のレーザ
ー発振器を有するピックアップ系アナログ回路2と、デ
ィスク1を回転させるモーターを有するモーター系アナ
ログ回路3が作用する。
ディスク(以下、追記型CDと記す)を例に挙げて以下
の説明を行う。このような追記型CDへ情報の書き込
み、読み出しを行うための回路部分である、CDドライ
ブを構成する従来の信号処理部分の回路図を図11に示
す。ディスク1には、ディスク上のピット又はグルーブ
からデータを読み出したり、或いは書き込む為のレーザ
ー発振器を有するピックアップ系アナログ回路2と、デ
ィスク1を回転させるモーターを有するモーター系アナ
ログ回路3が作用する。
【0003】ディスク1からのデータの読出動作時に
は、ディスク1から読み出されたEFMデータは、ピッ
クアップ系アナログ回路2の出力側に接続されるEFM
(Eight to Fourteen Modulation)復号器7によって、
PLLループで周波数の固定されるVCO(Voltage Con
trolled Oscillator)クロックを用いて同期信号が抽出
されEFM逆変換される。EFM復号器7の出力側はデ
ータバス11に接続され、EFM逆変換された、例えば
楽音情報であるユーザーデータは、データバス11を介
してデータバス11に接続されるCIRC(クロス イ
ンターリーブド リード ソロモン コード)用RAM
(アクセスランダムメモリ)4へ転送され格納される。
CIRC用RAM4に格納された上記ユーザーデータ
は、データバス11に接続されているCIRC信号処理
回路12が送出するアドレスにて読み出され、CIRC
信号処理部12にてCIRC誤り訂正信号処理が行なわ
れた後に、再度CIRC信号処理処理回路12からCI
RC用RAM4に書き込まれる。このようにしてCIR
C用RAM4に書き込まれたユーザデータは、データバ
ス11に接続されるオーディオインターフェース15に
て読み出され、オーディオ・インターフェース部15を
通してオーディオインターフェース15に接続されるオ
ーディオ系アナログ回路5へ送出される。尚、上記の説
明は楽音情報を記憶したCDの場合であり、CD−RO
Mとして使用する場合には上記オーディオ系アナログ回
路5等はコンピューターシステムに代わる。
は、ディスク1から読み出されたEFMデータは、ピッ
クアップ系アナログ回路2の出力側に接続されるEFM
(Eight to Fourteen Modulation)復号器7によって、
PLLループで周波数の固定されるVCO(Voltage Con
trolled Oscillator)クロックを用いて同期信号が抽出
されEFM逆変換される。EFM復号器7の出力側はデ
ータバス11に接続され、EFM逆変換された、例えば
楽音情報であるユーザーデータは、データバス11を介
してデータバス11に接続されるCIRC(クロス イ
ンターリーブド リード ソロモン コード)用RAM
(アクセスランダムメモリ)4へ転送され格納される。
CIRC用RAM4に格納された上記ユーザーデータ
は、データバス11に接続されているCIRC信号処理
回路12が送出するアドレスにて読み出され、CIRC
信号処理部12にてCIRC誤り訂正信号処理が行なわ
れた後に、再度CIRC信号処理処理回路12からCI
RC用RAM4に書き込まれる。このようにしてCIR
C用RAM4に書き込まれたユーザデータは、データバ
ス11に接続されるオーディオインターフェース15に
て読み出され、オーディオ・インターフェース部15を
通してオーディオインターフェース15に接続されるオ
ーディオ系アナログ回路5へ送出される。尚、上記の説
明は楽音情報を記憶したCDの場合であり、CD−RO
Mとして使用する場合には上記オーディオ系アナログ回
路5等はコンピューターシステムに代わる。
【0004】一方、CD上において、ユーザデータの格
納されている例えば位置情報を示すサブコードデータ部
分は、EFM復号器7の出力側に接続されるサブコード
演算器13へ転送される。上記位置情報は具体的には時
間情報であって、この時間情報等を含むQサブコード等
からなるサブコードデータは、サブコード演算器13と
接続されるシスコン インターフェース16を介してシ
ステムコントローラ6へ送られ、CDに作用しているピ
ックアップ位置がシステム側に提供される。又、シスコ
ン インターフェース16の出力側は、サーボ制御回路
10を介してCDを回転させるモーターの回転数を制御
する、サーボ制御回路10の出力側に接続されるモータ
系アナログ回路3に接続され、上記サブコードデータを
受けたシステムコントローラ6の指示を受けてシスコン
インターフェース16はサーボ制御回路10を介して上
記モータの回転数を制御する。
納されている例えば位置情報を示すサブコードデータ部
分は、EFM復号器7の出力側に接続されるサブコード
演算器13へ転送される。上記位置情報は具体的には時
間情報であって、この時間情報等を含むQサブコード等
からなるサブコードデータは、サブコード演算器13と
接続されるシスコン インターフェース16を介してシ
ステムコントローラ6へ送られ、CDに作用しているピ
ックアップ位置がシステム側に提供される。又、シスコ
ン インターフェース16の出力側は、サーボ制御回路
10を介してCDを回転させるモーターの回転数を制御
する、サーボ制御回路10の出力側に接続されるモータ
系アナログ回路3に接続され、上記サブコードデータを
受けたシステムコントローラ6の指示を受けてシスコン
インターフェース16はサーボ制御回路10を介して上
記モータの回転数を制御する。
【0005】尚、上述したEFM復号器7、CIRC用
RAM4、CIRC信号処理回路12、オーディオイン
ターフェース15のそれぞれには、図12に示すサブコ
ードフレームEFMフレームカウンタ18及びアドレス
発生器19を含んでいる。
RAM4、CIRC信号処理回路12、オーディオイン
ターフェース15のそれぞれには、図12に示すサブコ
ードフレームEFMフレームカウンタ18及びアドレス
発生器19を含んでいる。
【0006】書込動作時には、上記読み出し動作におけ
るデータの流れとは逆のデータの流れとなる。例えば楽
音情報であるユーザデータは、予めシステム側に用意さ
れ、該ユーザーデータは、オーディオインターフェース
15、データバス11を介してCIRC用RAM4へ転
送された後、CIRC信号処理部12にてCIRC用R
AM4から読み出されCIRC誤り訂正符号を付加した
後、再度CIRC用RAM4に格納される。EFM符号
器8にてCIRC用RAM4から読み出されたユーザデ
ータは、EFM符号器8にてEFM変換され、ピックア
ップ系アナログ回路2へ送出され、ピックアップ系アナ
ログ回路2によってレーザーパルスとしてディスク1上
に照射される。
るデータの流れとは逆のデータの流れとなる。例えば楽
音情報であるユーザデータは、予めシステム側に用意さ
れ、該ユーザーデータは、オーディオインターフェース
15、データバス11を介してCIRC用RAM4へ転
送された後、CIRC信号処理部12にてCIRC用R
AM4から読み出されCIRC誤り訂正符号を付加した
後、再度CIRC用RAM4に格納される。EFM符号
器8にてCIRC用RAM4から読み出されたユーザデ
ータは、EFM符号器8にてEFM変換され、ピックア
ップ系アナログ回路2へ送出され、ピックアップ系アナ
ログ回路2によってレーザーパルスとしてディスク1上
に照射される。
【0007】尚、書込動作時には、上述した読み出し動
作のときのようにディスク1上にはEFMピットが無い
為、ピットの形成される部分の横に形成されている溝、
いわゆるグルーブから上述したような位置情報を得る。
この位置情報は、ピックアップ系アナログ回路2の出力
側に接続されるATIP復号器9を介してATIP演算
器14に送出される。ATIP演算器14に供給された
位置情報であるATIPデータは、ATIP演算器14
にて時間情報が解読され、ATIP演算器14の出力側
が接続されるシスコン インターフェース16を介して
システムコントローラ6へ送出される。このような動作
により、ピックアップ位置がシステム側に提供される。
上記時間情報を受けたシステムコントローラ6の指示を
受けて、シスコン インターフェース16は、サーボ制
御部10を介してモータ系アナログ回路3のモータの回
転数を制御する。
作のときのようにディスク1上にはEFMピットが無い
為、ピットの形成される部分の横に形成されている溝、
いわゆるグルーブから上述したような位置情報を得る。
この位置情報は、ピックアップ系アナログ回路2の出力
側に接続されるATIP復号器9を介してATIP演算
器14に送出される。ATIP演算器14に供給された
位置情報であるATIPデータは、ATIP演算器14
にて時間情報が解読され、ATIP演算器14の出力側
が接続されるシスコン インターフェース16を介して
システムコントローラ6へ送出される。このような動作
により、ピックアップ位置がシステム側に提供される。
上記時間情報を受けたシステムコントローラ6の指示を
受けて、シスコン インターフェース16は、サーボ制
御部10を介してモータ系アナログ回路3のモータの回
転数を制御する。
【0008】又、時間情報等を含むQサブコード等から
なるサブコードデータは、システム側に予め用意され、
該サブコードデータは、シスコン インターフェース1
6を介してサブコード演算器13へ転送され、EFM符
号器8でユーザーデータと組み合わされる。
なるサブコードデータは、システム側に予め用意され、
該サブコードデータは、シスコン インターフェース1
6を介してサブコード演算器13へ転送され、EFM符
号器8でユーザーデータと組み合わされる。
【0009】次に、CIRC信号処理回路12について
図12を用いて更に詳しく説明する。ディスクに書き込
まれたデータを読み出す場合、ディスク上の指紋、傷、
汚れ、回転数の不安定さ、ジッター、製作時におけるデ
ィスク自体の変形等に起因して、ディスクに書き込まれ
たデータが必ずしもそのまま読み出されるとは限らな
い。よって読み出しデータが書き込みデータと同じであ
るように、読み出しデータの信頼性を高めるように従来
より24バイトからなるデータに計8バイトからなる冗
長部分が付加されている。このような冗長部分としてそ
れぞれ4バイトからなるPパリティー及びQパリティー
がある。CIRC信号処理回路12に供給されるユーザ
データは32バイトで構成され、CIRC信号処理回路
にて(32,28)のC1過程の誤り訂正にてPパリテ
ィーが使用され、(28,24)のC2過程の誤り訂正
にてQパリティーが使用される。
図12を用いて更に詳しく説明する。ディスクに書き込
まれたデータを読み出す場合、ディスク上の指紋、傷、
汚れ、回転数の不安定さ、ジッター、製作時におけるデ
ィスク自体の変形等に起因して、ディスクに書き込まれ
たデータが必ずしもそのまま読み出されるとは限らな
い。よって読み出しデータが書き込みデータと同じであ
るように、読み出しデータの信頼性を高めるように従来
より24バイトからなるデータに計8バイトからなる冗
長部分が付加されている。このような冗長部分としてそ
れぞれ4バイトからなるPパリティー及びQパリティー
がある。CIRC信号処理回路12に供給されるユーザ
データは32バイトで構成され、CIRC信号処理回路
にて(32,28)のC1過程の誤り訂正にてPパリテ
ィーが使用され、(28,24)のC2過程の誤り訂正
にてQパリティーが使用される。
【0010】ユーザデータの読出動作時においては、デ
ィスク1から読み出されEFM復号器7でEFM逆変換
されたユーザデータは、データバス11を介してCIR
C用RAM4に格納される。このときCIRC用RAM
4に供給されるデータは、上述したようにP及びQパリ
ティー各4バイトにユーザーデータ24バイトを加えた
計32バイトで構成される。CIRC信号処理回路12
を含む本電子回路は、CIRC信号処理回路12で上述
したC1過程とC2過程のCIRC誤り訂正を行い、誤
りの修復された24バイトのユーザーデータを導出した
後、該ユーザデータをオーディオインターフェース15
を介してオーディオ系アナログ回路5へ送出する。尚、
このときCIRC用RAM4へのアクセスアドレスは、
サブコード及びEFMフレームをカウントして現在のR
AMアドレスを決定しているサブコードフレーム・EF
Mフレームカウンター(RAMアドレスカウンター)18
に従ってアドレス発生器19で発生される。
ィスク1から読み出されEFM復号器7でEFM逆変換
されたユーザデータは、データバス11を介してCIR
C用RAM4に格納される。このときCIRC用RAM
4に供給されるデータは、上述したようにP及びQパリ
ティー各4バイトにユーザーデータ24バイトを加えた
計32バイトで構成される。CIRC信号処理回路12
を含む本電子回路は、CIRC信号処理回路12で上述
したC1過程とC2過程のCIRC誤り訂正を行い、誤
りの修復された24バイトのユーザーデータを導出した
後、該ユーザデータをオーディオインターフェース15
を介してオーディオ系アナログ回路5へ送出する。尚、
このときCIRC用RAM4へのアクセスアドレスは、
サブコード及びEFMフレームをカウントして現在のR
AMアドレスを決定しているサブコードフレーム・EF
Mフレームカウンター(RAMアドレスカウンター)18
に従ってアドレス発生器19で発生される。
【0011】データバス11よりCIRC信号処理部1
2に供給されるデータは、先ず、データバス11に接続
されるシンドローム計算器21に供給され、シンドロー
ムの計算が行なわれる。尚、シンドローム計算器21の
出力側は誤り位置・誤り方計算器23、後述するPQパ
リティー計算器28にも接続される。計算されたシンド
ローム計算値は、シンドローム計算器21の出力側が接
続される誤り数計算器22へ送出され、誤り数計算器2
2にて誤り数の計算が行なわれ、その結果は、誤り数計
算器22の出力側が接続される誤り位置・誤り方計算器
23に供給され、誤り位置・誤り方計算器23にて誤り
位置、誤り方が導き出される。
2に供給されるデータは、先ず、データバス11に接続
されるシンドローム計算器21に供給され、シンドロー
ムの計算が行なわれる。尚、シンドローム計算器21の
出力側は誤り位置・誤り方計算器23、後述するPQパ
リティー計算器28にも接続される。計算されたシンド
ローム計算値は、シンドローム計算器21の出力側が接
続される誤り数計算器22へ送出され、誤り数計算器2
2にて誤り数の計算が行なわれ、その結果は、誤り数計
算器22の出力側が接続される誤り位置・誤り方計算器
23に供給され、誤り位置・誤り方計算器23にて誤り
位置、誤り方が導き出される。
【0012】誤り位置・誤り方計算器23における誤り
位置に関する情報を送出する出力端子は、誤りアドレス
発生器25に接続され、上述したようにして導出された
誤り位置が供給される誤りアドレス発生器25は誤って
いるデータを読み出す為のアドレスを求め、該アドレス
をCIRC用RAM4へ送出する。
位置に関する情報を送出する出力端子は、誤りアドレス
発生器25に接続され、上述したようにして導出された
誤り位置が供給される誤りアドレス発生器25は誤って
いるデータを読み出す為のアドレスを求め、該アドレス
をCIRC用RAM4へ送出する。
【0013】CIRC用RAM4は、上記アドレスに従
って誤りデータを読み出し、読み出した誤っているデー
タを、データバス11に接続される誤り修正器26へ送
出する。誤り位置・誤り方計算器23の誤り方に関する
情報の出力端子は、誤り修正器26に接続され、誤り修
正器26は、上記誤りデータを、供給される誤り方の情
報に従い正しいデータに修復してデータバス11を介し
てCIRC用RAM4の同じアドレスに格納する。ここ
でCIRC信号処理には上述したようにC1過程とC2
過程の二つがあるが、これはC1C2区分器20で区別
されてシンドローム計算や誤り位置・誤り方計算の際に
扱うデータ数が変化される。又、C2過程ではC1過程
で求めた誤りフラグをイレージャフラグとして用いる事
があり、このときはC2処理用誤りフラグ入力部24を
介してC1誤りフラグを誤り数計算や誤り位置・誤り方
計算に導入する。
って誤りデータを読み出し、読み出した誤っているデー
タを、データバス11に接続される誤り修正器26へ送
出する。誤り位置・誤り方計算器23の誤り方に関する
情報の出力端子は、誤り修正器26に接続され、誤り修
正器26は、上記誤りデータを、供給される誤り方の情
報に従い正しいデータに修復してデータバス11を介し
てCIRC用RAM4の同じアドレスに格納する。ここ
でCIRC信号処理には上述したようにC1過程とC2
過程の二つがあるが、これはC1C2区分器20で区別
されてシンドローム計算や誤り位置・誤り方計算の際に
扱うデータ数が変化される。又、C2過程ではC1過程
で求めた誤りフラグをイレージャフラグとして用いる事
があり、このときはC2処理用誤りフラグ入力部24を
介してC1誤りフラグを誤り数計算や誤り位置・誤り方
計算に導入する。
【0014】尚、上記C1C2区分器20の出力側は、
シンドローム計算器21、誤り位置・誤り方計算器2
3、C2処理用誤りフラグ入力回路24、PQパリティ
ー計算器28、アドレス発生器19に接続される。尚、
PQパリティー計算器28は、ディスク1へのデータの
書き込み時に使用するもので、書き込み時には読み出し
時とは逆に24バイトのデータにP、Qパリティーをそ
れぞれ4バイトずつ加えて計32バイトとするので、加
えるためのPQパリティーを計算するためのものであ
る。
シンドローム計算器21、誤り位置・誤り方計算器2
3、C2処理用誤りフラグ入力回路24、PQパリティ
ー計算器28、アドレス発生器19に接続される。尚、
PQパリティー計算器28は、ディスク1へのデータの
書き込み時に使用するもので、書き込み時には読み出し
時とは逆に24バイトのデータにP、Qパリティーをそ
れぞれ4バイトずつ加えて計32バイトとするので、加
えるためのPQパリティーを計算するためのものであ
る。
【0015】ディスク1へのデータの書込動作時におい
ては、予めシステム側で用意しておいたユーザーデータ
をオーディオインターフェース15、データバス11を
通してCIRC用RAM4へ転送された後、CIRC信
号処理部12にてCIRC用RAM4から読み出されC
IRC誤り訂正符号を付加した後、再度CIRC用RA
M4に格納される。EFM符号器8は、CIRC用RA
M4からデータを読み出す。
ては、予めシステム側で用意しておいたユーザーデータ
をオーディオインターフェース15、データバス11を
通してCIRC用RAM4へ転送された後、CIRC信
号処理部12にてCIRC用RAM4から読み出されC
IRC誤り訂正符号を付加した後、再度CIRC用RA
M4に格納される。EFM符号器8は、CIRC用RA
M4からデータを読み出す。
【0016】CIRC信号処理部12に供給されたデー
タは、上述したように、先ずシンドローム計算器21に
供給されてシンドロームの計算が行なわれた後、読出時
とは逆に(24,28)のC2過程の後に(28,32)
のC1過程が行なわれQ、Pパリティーが付加される。
この計算ではシンドローム計算器21でシンドロームを
計算した後に誤り訂正を行う代わりに、PQパリティ計
算器28でQ及びPパリティーをユーザーデータに付加
する。以上が従来の誤り訂正回路の構成及び動作であ
る。
タは、上述したように、先ずシンドローム計算器21に
供給されてシンドロームの計算が行なわれた後、読出時
とは逆に(24,28)のC2過程の後に(28,32)
のC1過程が行なわれQ、Pパリティーが付加される。
この計算ではシンドローム計算器21でシンドロームを
計算した後に誤り訂正を行う代わりに、PQパリティ計
算器28でQ及びPパリティーをユーザーデータに付加
する。以上が従来の誤り訂正回路の構成及び動作であ
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、例え
ば光ディスク記録再生装置等に用いられる、従来の誤り
訂正復号信号処理過程では、復号回路は、ディスクから
読み出され供給されたデータ列の内,どの位置のデータ
がどの様に誤っているかを見つけ出し、その誤りを訂正
するのであるが、誤っているデータの位置情報及び誤り
方の情報である、中間結果は通常出力されない。即ち、
従来では、最終的に誤り訂正がなされたデータを、又は
誤り訂正し得なかった場合は供給されたそのままのデー
タに誤り位置を示すフラグを添えて出力するだけであ
る。ただ、予備的にシステム立上げ時の検査等の為にエ
ラー個数やエラー発生頻度を出力する場合があるが、こ
れは各々の中間結果について詳しく示すものでは無い。
ば光ディスク記録再生装置等に用いられる、従来の誤り
訂正復号信号処理過程では、復号回路は、ディスクから
読み出され供給されたデータ列の内,どの位置のデータ
がどの様に誤っているかを見つけ出し、その誤りを訂正
するのであるが、誤っているデータの位置情報及び誤り
方の情報である、中間結果は通常出力されない。即ち、
従来では、最終的に誤り訂正がなされたデータを、又は
誤り訂正し得なかった場合は供給されたそのままのデー
タに誤り位置を示すフラグを添えて出力するだけであ
る。ただ、予備的にシステム立上げ時の検査等の為にエ
ラー個数やエラー発生頻度を出力する場合があるが、こ
れは各々の中間結果について詳しく示すものでは無い。
【0018】このように従来、上記中間結果のデータを
出力しないのは上記中間結果のデータが有意のものでは
ないからである。即ち、従来の誤り訂正回路では、書き
込み時におけるデータに対する読み出し時におけるデー
タの誤りを訂正することが主眼であり、したがってその
ために使用されるP、Qパリティーは書き込み時におけ
るデータに基づき自動的に決定されるものである。した
がってP、Qパリティーを故意に変更することは、読み
出されたデータが書き込まれたときのデータとは異なる
ことを許容することを意味し、データの信頼性を故意に
低下させるもので全くナンセンスなことである。したが
って、PQパリティーを故意に変更することは、従来一
切行われておらず、まして書き込んだ、誤ったPQパリ
ティーデータを利用することは一切行われていない。
出力しないのは上記中間結果のデータが有意のものでは
ないからである。即ち、従来の誤り訂正回路では、書き
込み時におけるデータに対する読み出し時におけるデー
タの誤りを訂正することが主眼であり、したがってその
ために使用されるP、Qパリティーは書き込み時におけ
るデータに基づき自動的に決定されるものである。した
がってP、Qパリティーを故意に変更することは、読み
出されたデータが書き込まれたときのデータとは異なる
ことを許容することを意味し、データの信頼性を故意に
低下させるもので全くナンセンスなことである。したが
って、PQパリティーを故意に変更することは、従来一
切行われておらず、まして書き込んだ、誤ったPQパリ
ティーデータを利用することは一切行われていない。
【0019】本発明は、上述したような従来からの概念
を根本から覆すもので、冗長部分に付される情報を故意
に変更する符号化処理装置及び符号化処理方法、故意に
変更した上記情報を復号化する復号化処理装置及び復号
化処理方法、並びに符号復号化処理装置及び符号復号化
処理方法を提供することを目的とする。
を根本から覆すもので、冗長部分に付される情報を故意
に変更する符号化処理装置及び符号化処理方法、故意に
変更した上記情報を復号化する復号化処理装置及び復号
化処理方法、並びに符号復号化処理装置及び符号復号化
処理方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段とその作用】本発明は、再
生されるユーザーデータの信頼性を確保するため上記ユ
ーザーデータとともに設けられる冗長部分に付される情
報である誤り訂正のための情報の符号化を行う符号化処
理装置において、上記冗長部分における、上記ユーザー
データから一義的に求まる情報とは異なる情報を上記冗
長部分における情報として符号化する符号化手段と、上
記符号化された上記異なる情報と上記ユーザーデータと
を記録媒体に書き込む書込手段と、を備えたことを特徴
とする。
生されるユーザーデータの信頼性を確保するため上記ユ
ーザーデータとともに設けられる冗長部分に付される情
報である誤り訂正のための情報の符号化を行う符号化処
理装置において、上記冗長部分における、上記ユーザー
データから一義的に求まる情報とは異なる情報を上記冗
長部分における情報として符号化する符号化手段と、上
記符号化された上記異なる情報と上記ユーザーデータと
を記録媒体に書き込む書込手段と、を備えたことを特徴
とする。
【0021】このように構成することで、符号化手段は
冗長部分に付される情報を本来ユーザーデータから一義
的に求まる情報とは異なる情報とするように作用する。
冗長部分に付される情報を本来ユーザーデータから一義
的に求まる情報とは異なる情報とするように作用する。
【0022】又、本発明は、再生されるユーザーデータ
の信頼性を確保するため上記ユーザーデータとともに設
けられる冗長部分に付される情報である誤り訂正を行う
ための情報より導き出される誤り位置及び誤り方を示す
情報の復号化を行う復号化処理装置において、上記ユー
ザーデータから一義的に求まり上記冗長部分に付される
情報とは異なり、上記冗長部分における符号化された異
なる情報と上記ユーザーデータとを記録する記録媒体か
ら、符号化された上記異なる情報の復号化と上記ユーザ
ーデータの読み出しを行う復号化手段と、上記符号化さ
れた異なる情報とは別の異なる情報が復号化されたか否
かを判断する判断手段と、を備えたことを特徴とする。
の信頼性を確保するため上記ユーザーデータとともに設
けられる冗長部分に付される情報である誤り訂正を行う
ための情報より導き出される誤り位置及び誤り方を示す
情報の復号化を行う復号化処理装置において、上記ユー
ザーデータから一義的に求まり上記冗長部分に付される
情報とは異なり、上記冗長部分における符号化された異
なる情報と上記ユーザーデータとを記録する記録媒体か
ら、符号化された上記異なる情報の復号化と上記ユーザ
ーデータの読み出しを行う復号化手段と、上記符号化さ
れた異なる情報とは別の異なる情報が復号化されたか否
かを判断する判断手段と、を備えたことを特徴とする。
【0023】さらに上記判断手段において上記符号化さ
れた上記異なる情報とは別の異なる情報が復号化された
場合と上記符号化された上記異なる情報が復号化された
場合とによって、上記復号化手段において読み出した上
記ユーザーデータを変化させるユーザーデータ処理変化
手段を備えるようにしても良い。
れた上記異なる情報とは別の異なる情報が復号化された
場合と上記符号化された上記異なる情報が復号化された
場合とによって、上記復号化手段において読み出した上
記ユーザーデータを変化させるユーザーデータ処理変化
手段を備えるようにしても良い。
【0024】このように構成することで、復号化手段は
符号化された異なる情報の復号化と上記ユーザーデータ
の読み出しを行い、判断手段は復号化された上記異なる
情報が出現したか否かを判断する。さらにユーザーデー
タ処理変化手段は上記判断手段が上記異なる情報の出現
の有無に基づきユーザーデータを変化させる。
符号化された異なる情報の復号化と上記ユーザーデータ
の読み出しを行い、判断手段は復号化された上記異なる
情報が出現したか否かを判断する。さらにユーザーデー
タ処理変化手段は上記判断手段が上記異なる情報の出現
の有無に基づきユーザーデータを変化させる。
【0025】例えば、ユーザーデータの再生の際に信頼
性を確保する方法として誤り訂正符号技術を用いる光デ
ィスク記録再生装置等のコンピューターの外部記憶装置
において、誤り訂正符号信号処理過程において特定の位
置のデータに特定の誤り方をさせて符号し記録したとす
ると、誤り訂正復号信号処理過程において誤り訂正を行
う以前のユーザーデータの信頼性が充分に高いならば、
換言するとユーザーデータの書き込み時と読み出し時に
おけるユーザーデータの変化が非常に希であれば、予め
設定した誤り位置に設定した誤り方で誤ったデータが見
つけ出される筈である。このような場合、符号化手段は
異なる情報として、例えば誤り位置と誤り方を設定し、
復号化手段から誤り訂正された本来のデータとは別途に
それらを出力させるようにすることで、ある有意のデー
タを誤り訂正符号の中に潜ませて光ディスク記録再生装
置等に記録することができる。
性を確保する方法として誤り訂正符号技術を用いる光デ
ィスク記録再生装置等のコンピューターの外部記憶装置
において、誤り訂正符号信号処理過程において特定の位
置のデータに特定の誤り方をさせて符号し記録したとす
ると、誤り訂正復号信号処理過程において誤り訂正を行
う以前のユーザーデータの信頼性が充分に高いならば、
換言するとユーザーデータの書き込み時と読み出し時に
おけるユーザーデータの変化が非常に希であれば、予め
設定した誤り位置に設定した誤り方で誤ったデータが見
つけ出される筈である。このような場合、符号化手段は
異なる情報として、例えば誤り位置と誤り方を設定し、
復号化手段から誤り訂正された本来のデータとは別途に
それらを出力させるようにすることで、ある有意のデー
タを誤り訂正符号の中に潜ませて光ディスク記録再生装
置等に記録することができる。
【0026】
【実施例】まず本実施例における誤り訂正符号復号化処
理装置の概念を説明する。本実施例の誤り訂正符号復号
化処理装置では、上述したようにディスク1上の特定
の、又は複数の決められた記録領域にある種の特別なデ
ータである、意図的に誤ったデータ列、例えば誤りPQ
パリティーデータを記録し、復号時にはこれらのデータ
列が誤りを発生させる。尚、以下の説明においてこのよ
うな誤ったデータ列をXデータと記載する場合もある。
但しその誤りの程度は軽度のものとし、例えばC2復号
信号処理にて1エラー程度の誤りを含ませる程度に留
め、CIRC誤り訂正は充分に行われ本来のデータの読
み出しには支障の無いものとする。
理装置の概念を説明する。本実施例の誤り訂正符号復号
化処理装置では、上述したようにディスク1上の特定
の、又は複数の決められた記録領域にある種の特別なデ
ータである、意図的に誤ったデータ列、例えば誤りPQ
パリティーデータを記録し、復号時にはこれらのデータ
列が誤りを発生させる。尚、以下の説明においてこのよ
うな誤ったデータ列をXデータと記載する場合もある。
但しその誤りの程度は軽度のものとし、例えばC2復号
信号処理にて1エラー程度の誤りを含ませる程度に留
め、CIRC誤り訂正は充分に行われ本来のデータの読
み出しには支障の無いものとする。
【0027】あるEFMフレームにおいて完全なCIR
C誤り訂正を行うには、それ以前の108個のEFMフ
レーム分のデータが必要であるので、最低でもそれ以上
のデータのつながりがこの目的の為に確保されなければ
ならない。即ち、CDを使用する装置にてCIRC誤り
訂正を行う場合、データの入力列において、C1系列は
データ列の横一列のデータを使用し、C2系列はデータ
列を斜めに横切って得られるデータを使用する。このと
きC2系列は108の列を横切る。即ちこの部分のデー
タは有意に設定されねばならないことになる。又、EF
Mフレームレベルで誤りを生じさせた位置にも意味を持
たせておくこともできる。例えば、誤りを生じさせた位
置をC1、C2系列の中のみならず、絶対的な時間位置
として記憶させる。この様にして上記Xデータが書き込
まれたディスクを以下の説明ではXディスクと呼ぶ。
C誤り訂正を行うには、それ以前の108個のEFMフ
レーム分のデータが必要であるので、最低でもそれ以上
のデータのつながりがこの目的の為に確保されなければ
ならない。即ち、CDを使用する装置にてCIRC誤り
訂正を行う場合、データの入力列において、C1系列は
データ列の横一列のデータを使用し、C2系列はデータ
列を斜めに横切って得られるデータを使用する。このと
きC2系列は108の列を横切る。即ちこの部分のデー
タは有意に設定されねばならないことになる。又、EF
Mフレームレベルで誤りを生じさせた位置にも意味を持
たせておくこともできる。例えば、誤りを生じさせた位
置をC1、C2系列の中のみならず、絶対的な時間位置
として記憶させる。この様にして上記Xデータが書き込
まれたディスクを以下の説明ではXディスクと呼ぶ。
【0028】Xデータをディスクに書き込み、Xデータ
を読み出す為には、専用の書込読出装置が必要である。
即ち誤り位置と誤り方に関する情報を入出力する構成を
備えた符号復号回路とその動作をさせる為の専用のシス
テムコントローラが必要となる。本実施例における誤り
訂正符号復号化装置はこのような機能を備えている。上
記Xディスクと上記誤り訂正符号復号化装置を組み合わ
せる事で通常は読み出せない情報をCDディスク内に格
納可能となり、後述するように例えばCDディスクの違
法複製を抑制する為に原盤と複製盤の区別を行うために
これを用いる事も可能となる。
を読み出す為には、専用の書込読出装置が必要である。
即ち誤り位置と誤り方に関する情報を入出力する構成を
備えた符号復号回路とその動作をさせる為の専用のシス
テムコントローラが必要となる。本実施例における誤り
訂正符号復号化装置はこのような機能を備えている。上
記Xディスクと上記誤り訂正符号復号化装置を組み合わ
せる事で通常は読み出せない情報をCDディスク内に格
納可能となり、後述するように例えばCDディスクの違
法複製を抑制する為に原盤と複製盤の区別を行うために
これを用いる事も可能となる。
【0029】CIRC誤り訂正符号の冗長部分に潜ませ
たXデータを含むXディスクを複製する場合、通常の誤
り訂正装置を用いた装置では上記Xデータは消去されて
しまう。Xデータも含めて正しく複製する為には読み出
したXデータを本来のデータとは別に保持し、複製する
際には原盤とEFMフレームレベルで同じ位置にそのX
データを挟み込まなければならない。更にCDでは、上
述したように誤り訂正技術を以てデータの信頼性を高め
ているのであるが、そのまま保持するXデータの部分に
ついては誤り訂正がなされず、この為読出時に生じた誤
りがXデータに残り、原盤に比べてデータの精度が劣化
し、以後のXデータ認証の成功確率が低下する。複製を
繰り返す毎にこれは累積する。即ち複製動作では本来の
データは完全に複製できても、冗長部分内に隠されたX
データは完全には複製できないのである。これを以て原
盤と複製盤の区別が可能になると考える。但し、データ
復号時に検出される誤りの発生原因にはディスク1上の
指紋や傷、汚れ、ディスク回転の不安定さ、ジッター、
ディスクの反り、そして復号回路内及び伝送線路での雑
音等の種々の要因があり、この為に意図的に間違えて記
録したデータ列が設定した通りの間違い方を示すとは限
らないので、複数箇所を参照して確実性を高める必要が
ある。
たXデータを含むXディスクを複製する場合、通常の誤
り訂正装置を用いた装置では上記Xデータは消去されて
しまう。Xデータも含めて正しく複製する為には読み出
したXデータを本来のデータとは別に保持し、複製する
際には原盤とEFMフレームレベルで同じ位置にそのX
データを挟み込まなければならない。更にCDでは、上
述したように誤り訂正技術を以てデータの信頼性を高め
ているのであるが、そのまま保持するXデータの部分に
ついては誤り訂正がなされず、この為読出時に生じた誤
りがXデータに残り、原盤に比べてデータの精度が劣化
し、以後のXデータ認証の成功確率が低下する。複製を
繰り返す毎にこれは累積する。即ち複製動作では本来の
データは完全に複製できても、冗長部分内に隠されたX
データは完全には複製できないのである。これを以て原
盤と複製盤の区別が可能になると考える。但し、データ
復号時に検出される誤りの発生原因にはディスク1上の
指紋や傷、汚れ、ディスク回転の不安定さ、ジッター、
ディスクの反り、そして復号回路内及び伝送線路での雑
音等の種々の要因があり、この為に意図的に間違えて記
録したデータ列が設定した通りの間違い方を示すとは限
らないので、複数箇所を参照して確実性を高める必要が
ある。
【0030】次に、本実施例に示す誤り訂正符号復号化
処理装置についてもう少し具体的に説明する。本実施例
では、例えばディスクに書き込まれるデータから自ずと
決定されるPQパリティーデータを、上記自ずと決定さ
れる値とは故意に異ならせた誤ったPQパリティーデー
タ(以下、誤りPQパリティーデータと記す)を発生
し、上述したXデータとして使用するものである。尚、
従来の誤り訂正回路を含むシステムにあっては、いわゆ
る生データからディスク等に該生データを書き込むとき
にPQパリティーデータが必要となるのであり、書き込
み時に生成したPQパリティーデータは生データと共に
ディスクに書き込み終了後、PQパリティー計算器内で
は破棄され、同回路はつぎのデータの計算に供される。
Xデータも同様に生データと共にディスクに書き込まれ
た後はPQパリティー計算器内では破棄される。
処理装置についてもう少し具体的に説明する。本実施例
では、例えばディスクに書き込まれるデータから自ずと
決定されるPQパリティーデータを、上記自ずと決定さ
れる値とは故意に異ならせた誤ったPQパリティーデー
タ(以下、誤りPQパリティーデータと記す)を発生
し、上述したXデータとして使用するものである。尚、
従来の誤り訂正回路を含むシステムにあっては、いわゆ
る生データからディスク等に該生データを書き込むとき
にPQパリティーデータが必要となるのであり、書き込
み時に生成したPQパリティーデータは生データと共に
ディスクに書き込み終了後、PQパリティー計算器内で
は破棄され、同回路はつぎのデータの計算に供される。
Xデータも同様に生データと共にディスクに書き込まれ
た後はPQパリティー計算器内では破棄される。
【0031】上述したような誤りPQパリティーデータ
が書き込まれたディスク等を再生する際に、上述したよ
うなディスクの回転精度等に起因するデータの劣化が一
切ないと仮定すると、ディスク等から読み出されるPQ
パリティーデータは書き込んだ上記誤ったPQパリティ
ーデータそのものが得られる。よって、本実施例の装置
は、読み出し時における書き込みデータの劣化がない、
あるいは極めて少ないという前提条件を満たすようなシ
ステムに使用できる。さらに、PQパリティーデータ
は、上述したように誤り位置及び誤り方を示す情報であ
ることから、誤りPQパリティーデータを使用すること
は本来のデータの内、誤りPQパリティーデータにて指
定された位置における本当は正しいデータを誤りとする
ので、本来のデータの一部の使用を制限してしまうこと
になる。よって本実施例の装置は、このような本来のデ
ータの一部の制限を許容できるという前提条件を満たす
情報に使用できるものである。
が書き込まれたディスク等を再生する際に、上述したよ
うなディスクの回転精度等に起因するデータの劣化が一
切ないと仮定すると、ディスク等から読み出されるPQ
パリティーデータは書き込んだ上記誤ったPQパリティ
ーデータそのものが得られる。よって、本実施例の装置
は、読み出し時における書き込みデータの劣化がない、
あるいは極めて少ないという前提条件を満たすようなシ
ステムに使用できる。さらに、PQパリティーデータ
は、上述したように誤り位置及び誤り方を示す情報であ
ることから、誤りPQパリティーデータを使用すること
は本来のデータの内、誤りPQパリティーデータにて指
定された位置における本当は正しいデータを誤りとする
ので、本来のデータの一部の使用を制限してしまうこと
になる。よって本実施例の装置は、このような本来のデ
ータの一部の制限を許容できるという前提条件を満たす
情報に使用できるものである。
【0032】上述したように、誤りPQパリティーデー
タによって本来のデータの一部が破壊されるが、逆に、
破壊されても支障のないデータ記憶領域、換言すると、
誤りPQパリティーデータによって指定されるデータを
含ませる記憶領域を、誤りPQパリティーデータが指定
するように、誤りPQパリティーデータを設定するよう
にすればよいことになる。このことは、見方を変えれ
ば、ディスク等内に生データ以外に誤りPQパリティー
データにて指定される特別のデータ格納領域を生成させ
ることになる。したがってディスク等内に上記特別のデ
ータ格納領域が存在するか否かを判断することによっ
て、本実施例の回路を含むシステムにおける種々の制
御、一例を挙げると、上記特別のデータ格納領域の存在
がデータ読み出し時に認識されたときには例えば当該デ
ィスクからのデータの読み出しを行わないようにするこ
とができる。尚、誤りPQデータの設定の仕方は、上述
したように上記特別のデータ格納領域を指定するように
設定するものに限るものではなく、もちろん任意に設定
することができる。又、誤りPQパリティーデータを使
用しない場合には、従来通り通常に記憶データの再生が
行われ、又、PQパリティーデータとしても従来通りと
もに「0」が出現する。
タによって本来のデータの一部が破壊されるが、逆に、
破壊されても支障のないデータ記憶領域、換言すると、
誤りPQパリティーデータによって指定されるデータを
含ませる記憶領域を、誤りPQパリティーデータが指定
するように、誤りPQパリティーデータを設定するよう
にすればよいことになる。このことは、見方を変えれ
ば、ディスク等内に生データ以外に誤りPQパリティー
データにて指定される特別のデータ格納領域を生成させ
ることになる。したがってディスク等内に上記特別のデ
ータ格納領域が存在するか否かを判断することによっ
て、本実施例の回路を含むシステムにおける種々の制
御、一例を挙げると、上記特別のデータ格納領域の存在
がデータ読み出し時に認識されたときには例えば当該デ
ィスクからのデータの読み出しを行わないようにするこ
とができる。尚、誤りPQデータの設定の仕方は、上述
したように上記特別のデータ格納領域を指定するように
設定するものに限るものではなく、もちろん任意に設定
することができる。又、誤りPQパリティーデータを使
用しない場合には、従来通り通常に記憶データの再生が
行われ、又、PQパリティーデータとしても従来通りと
もに「0」が出現する。
【0033】又、上述したように本実施例の誤り訂正符
号復号化処理装置を含むシステムは、いわゆる生データ
のディスク等への書き込み動作から書き込まれたデータ
の読み出し動作に至るまでのデータの劣化がない、ある
いは極めて少ないことが前提条件であるが、これは生成
し書き込んだ誤りPQパリティーデータが再生時にもそ
のままのデータで再生されなければ上記特別のデータ格
納領域の上述した使用方法を採ることができないからで
ある。しかしこの点は、上記特別のデータ格納領域を多
数存在させ、その内の少なくとも一つから、書込時に設
定した誤りPQパリティーデータと同じ誤りPQパリテ
ィーデータが再生できれば良いように回路を構成するこ
とで解決することができる。この点で上述したように、
使用者が得たい本来のデータの一部を制限することが許
容できるような情報に本実施例の誤り訂正符号復号化装
置は使用できることになる。
号復号化処理装置を含むシステムは、いわゆる生データ
のディスク等への書き込み動作から書き込まれたデータ
の読み出し動作に至るまでのデータの劣化がない、ある
いは極めて少ないことが前提条件であるが、これは生成
し書き込んだ誤りPQパリティーデータが再生時にもそ
のままのデータで再生されなければ上記特別のデータ格
納領域の上述した使用方法を採ることができないからで
ある。しかしこの点は、上記特別のデータ格納領域を多
数存在させ、その内の少なくとも一つから、書込時に設
定した誤りPQパリティーデータと同じ誤りPQパリテ
ィーデータが再生できれば良いように回路を構成するこ
とで解決することができる。この点で上述したように、
使用者が得たい本来のデータの一部を制限することが許
容できるような情報に本実施例の誤り訂正符号復号化装
置は使用できることになる。
【0034】尚、このような前提条件が許容できるシス
テムの一例として、他の記憶媒体に比べ情報記憶後の記
憶情報の劣化が極めて少ない光ディスクを使用するシス
テムが考えられ、本実施例の誤り訂正符号復号化装置は
光ディスク使用システムに設けている。ただし、上述し
たように上記特別のデータ格納領域を多数存在させるこ
とを許容できる情報を記憶するような記憶媒体を使用す
るシステムには本実施例の誤り訂正符号復号化装置はも
ちろん設ける事が可能である。
テムの一例として、他の記憶媒体に比べ情報記憶後の記
憶情報の劣化が極めて少ない光ディスクを使用するシス
テムが考えられ、本実施例の誤り訂正符号復号化装置は
光ディスク使用システムに設けている。ただし、上述し
たように上記特別のデータ格納領域を多数存在させるこ
とを許容できる情報を記憶するような記憶媒体を使用す
るシステムには本実施例の誤り訂正符号復号化装置はも
ちろん設ける事が可能である。
【0035】次に、本発明の誤り訂正符号復号化処理装
置の一実施例について図1ないし図3を参照し以下に説
明する。尚、図1ないし図3において図11、図12に
示す構成部分と同じ構成部分については同じ符号を付し
その説明を省略し、以下には本実施例で新たに追加した
構成部分の接続関係を説明する。又、上述したようにX
データとしては誤りPQパリティーデータを例に採る。
まず、誤りPQパリティーデータが書き込まれたディス
ク1からユーザデータを読み出す際に関係する回路部分
について説明する。本実施例においては図1に示すよう
に、上述した図11に示す構成と比べ、データ変換器1
7を新たに設けている。データ変換器17は、誤りPQ
パリティーデータの存在の有無に基づきディスクに記録
されているユーザデータを外部へ送出するか否かのスイ
ッチング動作、又はデータの改変等を行うものである。
置の一実施例について図1ないし図3を参照し以下に説
明する。尚、図1ないし図3において図11、図12に
示す構成部分と同じ構成部分については同じ符号を付し
その説明を省略し、以下には本実施例で新たに追加した
構成部分の接続関係を説明する。又、上述したようにX
データとしては誤りPQパリティーデータを例に採る。
まず、誤りPQパリティーデータが書き込まれたディス
ク1からユーザデータを読み出す際に関係する回路部分
について説明する。本実施例においては図1に示すよう
に、上述した図11に示す構成と比べ、データ変換器1
7を新たに設けている。データ変換器17は、誤りPQ
パリティーデータの存在の有無に基づきディスクに記録
されているユーザデータを外部へ送出するか否かのスイ
ッチング動作、又はデータの改変等を行うものである。
【0036】さらに本実施例においては図2に示すよう
に、上述した図12に示す構成と比べ、誤り位置・誤り
方レジスタ27を新たに設けている。誤り位置・誤り方
レジスタ27は、詳細後述するがディスクの再生状態に
おいて、書き込んだ誤りPQパリティーデータが連続し
て所定フレーム分読み出されたか否かを判断する動作を
行うものである。このような誤り位置・誤り方レジスタ
27には、誤り位置・誤り方計算器23における誤り位
置及び誤り方に関するデータを送出する出力側が接続さ
れ、又、シスコンインタフェース16の出力側が接続さ
れる。尚、シスコンインタフェース16の出力側はPQ
パリティ計算器28にも接続される。さらに、誤り位置
・誤り方レジスタ27の出力側は、データ変換器17及
びシスコンインタフェース16の入力側に接続される。
に、上述した図12に示す構成と比べ、誤り位置・誤り
方レジスタ27を新たに設けている。誤り位置・誤り方
レジスタ27は、詳細後述するがディスクの再生状態に
おいて、書き込んだ誤りPQパリティーデータが連続し
て所定フレーム分読み出されたか否かを判断する動作を
行うものである。このような誤り位置・誤り方レジスタ
27には、誤り位置・誤り方計算器23における誤り位
置及び誤り方に関するデータを送出する出力側が接続さ
れ、又、シスコンインタフェース16の出力側が接続さ
れる。尚、シスコンインタフェース16の出力側はPQ
パリティ計算器28にも接続される。さらに、誤り位置
・誤り方レジスタ27の出力側は、データ変換器17及
びシスコンインタフェース16の入力側に接続される。
【0037】又、誤り位置・誤り方レジスタ27は図3
に示すような構成からなる。即ち、誤り位置・誤り方計
算器23から誤り位置に関するデータの送出される出力
端子が接続され今回再生された第1EFMフレームから
供給された誤り位置のデータを格納するレジスタ33
と、誤り位置・誤り方計算器23から誤り方に関するデ
ータの送出される出力端子が接続され今回再生された第
1EFMフレームから供給された誤り方のデータを格納
するレジスタ34と、レジスタ33の出力側に接続され
レジスタ33の格納データがシフトされてきてこれを格
納するレジスタ35と、レジスタ34の出力側に接続さ
れレジスタ34の格納データがシフトされてきてこれを
格納するレジスタ36と、レジスタ33及び35の出力
側が接続され前回に供給された誤り位置のデータと今回
供給された誤り位置のデータとが一致しているか否かを
判断する8ビット分の二入力のXOR回路37と、レジ
スタ34及び36の出力側が接続されXOR回路37と
同様の動作をする8ビット分の二入力のXOR回路38
と、XOR回路37及び38の出力側が接続されるNO
R回路39と、NOR回路39の出力側が接続され誤り
位置・誤り方計算器23が送出する「誤り数=1」及び
「C2=1」であることを示す信号が供給される三入力
のAND回路40と、AND回路40の出力側が接続さ
れ初期状態では例えば「0」の値をラッチしておりAN
D回路40からデータが供給されることでAND回路4
0の出力データをラッチし以後このラッチした値を送出
するラッチ回路41と、レジスタ35及び36の出力側
が接続されレジスタ35及び36の出力データをAND
回路40が送出する出力データである取込信号にて取り
込むレジスタ42とを設けている。尚、レジスタ33な
いし36は、サブコードフレームEFMフレームカウン
タ18が送出する取込信号、例えばEFMフレーム同期
信号又はこれより所定時間だけ遅延されたパルス信号に
基づきデータの取り込みを行う。又、レジスタ33,3
5に格納される誤り位置に関するデータは連続する2つ
のフレームで隣接した2つのフレームにおけるデータで
あり、レジスタ34,36に格納される誤り方に関する
データは連続する2つのフレームで隣接した2つのフレ
ームにおけるデータである。
に示すような構成からなる。即ち、誤り位置・誤り方計
算器23から誤り位置に関するデータの送出される出力
端子が接続され今回再生された第1EFMフレームから
供給された誤り位置のデータを格納するレジスタ33
と、誤り位置・誤り方計算器23から誤り方に関するデ
ータの送出される出力端子が接続され今回再生された第
1EFMフレームから供給された誤り方のデータを格納
するレジスタ34と、レジスタ33の出力側に接続され
レジスタ33の格納データがシフトされてきてこれを格
納するレジスタ35と、レジスタ34の出力側に接続さ
れレジスタ34の格納データがシフトされてきてこれを
格納するレジスタ36と、レジスタ33及び35の出力
側が接続され前回に供給された誤り位置のデータと今回
供給された誤り位置のデータとが一致しているか否かを
判断する8ビット分の二入力のXOR回路37と、レジ
スタ34及び36の出力側が接続されXOR回路37と
同様の動作をする8ビット分の二入力のXOR回路38
と、XOR回路37及び38の出力側が接続されるNO
R回路39と、NOR回路39の出力側が接続され誤り
位置・誤り方計算器23が送出する「誤り数=1」及び
「C2=1」であることを示す信号が供給される三入力
のAND回路40と、AND回路40の出力側が接続さ
れ初期状態では例えば「0」の値をラッチしておりAN
D回路40からデータが供給されることでAND回路4
0の出力データをラッチし以後このラッチした値を送出
するラッチ回路41と、レジスタ35及び36の出力側
が接続されレジスタ35及び36の出力データをAND
回路40が送出する出力データである取込信号にて取り
込むレジスタ42とを設けている。尚、レジスタ33な
いし36は、サブコードフレームEFMフレームカウン
タ18が送出する取込信号、例えばEFMフレーム同期
信号又はこれより所定時間だけ遅延されたパルス信号に
基づきデータの取り込みを行う。又、レジスタ33,3
5に格納される誤り位置に関するデータは連続する2つ
のフレームで隣接した2つのフレームにおけるデータで
あり、レジスタ34,36に格納される誤り方に関する
データは連続する2つのフレームで隣接した2つのフレ
ームにおけるデータである。
【0038】又、オーディオインタフェース15は、デ
ータバス11に入力側が接続されるレジスタ29と、レ
ジスタ29の出力側が直接に、及び補間器30を介して
接続されるパラレルシリアルレジスタ31とを備えてい
る。
ータバス11に入力側が接続されるレジスタ29と、レ
ジスタ29の出力側が直接に、及び補間器30を介して
接続されるパラレルシリアルレジスタ31とを備えてい
る。
【0039】データ変換器17には、オーディオインタ
フェース15の出力側が接続され、データ変換器17の
出力側はオーディオ系アナログ回路5に接続される。
又、CIRC信号処理回路12は、データ変換器17及
びシスコンインタフェース16に接続され、又、データ
変換器17もシスコンインタフェース16と接続され
る。データ変換器17は、誤り位置・誤り方レジスタ2
7に備わるラッチ回路41の出力側、及びオーディオイ
ンタフェース15のパラレルシリアルレジスタ31の出
力側が接続される二入力のAND回路32を設けてい
る。AND回路32は、ラッチ回路41から「1」のデ
ータが送出される場合、即ちAND回路40から「1」
のデータが送出される場合、即ちレジスタ33,35に
格納されるデータが同じであり、かつレジスタ34,3
6に格納されるデータが同じである場合、即ち時間的に
連続し隣接する2つのフレームにおける誤り位置のデー
タが同じであり、かつ誤り方のデータが同じである場
合、パラレルシリアルレジスタ31から供給される楽音
情報をスルーしてオーディオ系アナログ回路5へ送出
し、一方ラッチ回路41から「0」のデータが供給され
ている間は上記楽音情報のオーディオ系アナログ回路5
への送出を停止する。
フェース15の出力側が接続され、データ変換器17の
出力側はオーディオ系アナログ回路5に接続される。
又、CIRC信号処理回路12は、データ変換器17及
びシスコンインタフェース16に接続され、又、データ
変換器17もシスコンインタフェース16と接続され
る。データ変換器17は、誤り位置・誤り方レジスタ2
7に備わるラッチ回路41の出力側、及びオーディオイ
ンタフェース15のパラレルシリアルレジスタ31の出
力側が接続される二入力のAND回路32を設けてい
る。AND回路32は、ラッチ回路41から「1」のデ
ータが送出される場合、即ちAND回路40から「1」
のデータが送出される場合、即ちレジスタ33,35に
格納されるデータが同じであり、かつレジスタ34,3
6に格納されるデータが同じである場合、即ち時間的に
連続し隣接する2つのフレームにおける誤り位置のデー
タが同じであり、かつ誤り方のデータが同じである場
合、パラレルシリアルレジスタ31から供給される楽音
情報をスルーしてオーディオ系アナログ回路5へ送出
し、一方ラッチ回路41から「0」のデータが供給され
ている間は上記楽音情報のオーディオ系アナログ回路5
への送出を停止する。
【0040】次に、誤りPQパリティーデータのディス
ク1への書き込みに関係する回路部分について説明す
る。本実施例において、誤り位置と誤り方の情報はシス
テムコントローラ6にて発生させる。もちろんこれを用
いて生成される誤ったPQパリティーデータは、ディス
ク1に書き込むユーザデータから計算され求められる、
正しいPQパリティーデータとは故意に異ならせた値で
ある。又、誤り位置と誤り方の情報は、その都度任意に
発生させてもよいし、所定値に固定していてもよい。
ク1への書き込みに関係する回路部分について説明す
る。本実施例において、誤り位置と誤り方の情報はシス
テムコントローラ6にて発生させる。もちろんこれを用
いて生成される誤ったPQパリティーデータは、ディス
ク1に書き込むユーザデータから計算され求められる、
正しいPQパリティーデータとは故意に異ならせた値で
ある。又、誤り位置と誤り方の情報は、その都度任意に
発生させてもよいし、所定値に固定していてもよい。
【0041】システムコントローラ6の出力側はシスコ
ンインターフェース16を介してPQパリティー計算器
28に接続される。PQパリティー計算器28は、上述
したようにデータの書き込み時においてシステムコント
ローラ6の指示によりPQパリティーデータを発生する
動作を行うが、システムコントローラ6から誤り位置と
誤り方の情報が供給されるときには供給された誤り位置
と誤り方の情報を用いて生成されたPQパリティーデー
タをデータバス11へ送出する。その後のディスク1へ
の情報の書き込み動作については上述した従来の装置に
おける動作と同様であるので説明は省略する。
ンインターフェース16を介してPQパリティー計算器
28に接続される。PQパリティー計算器28は、上述
したようにデータの書き込み時においてシステムコント
ローラ6の指示によりPQパリティーデータを発生する
動作を行うが、システムコントローラ6から誤り位置と
誤り方の情報が供給されるときには供給された誤り位置
と誤り方の情報を用いて生成されたPQパリティーデー
タをデータバス11へ送出する。その後のディスク1へ
の情報の書き込み動作については上述した従来の装置に
おける動作と同様であるので説明は省略する。
【0042】ディスク1に書き込まれる内の一つの情報
における構成を図4に示す。図4には、ディスク1に記
憶されている楽音情報の内、一曲分の楽音情報の記憶領
域の冒頭部分を示しており、「ユーザデータ」と示して
いる部分に上記楽音情報が記憶されている。ディスク1
へのユーザデータ等の書き込み方法は、スタンプでもイ
ンクリメントな追記でも構わない。インクリメントな追
記の場合は図4に示すAB点間にリンク等のデータを書
き込んだ後に、又、スタンプの場合は上記AB点間のデ
ータを設けずに通常すぐさま続けて正規のユーザーデー
タを書き込むのであるが、本実施例では図4に示すBE
点間に、例えばユーザデータの外部への送出を許可する
か否かというユーザデータの変換条件を判定する為のデ
ータを書き込む。この判定データが書き込まれる領域を
判定領域とする。
における構成を図4に示す。図4には、ディスク1に記
憶されている楽音情報の内、一曲分の楽音情報の記憶領
域の冒頭部分を示しており、「ユーザデータ」と示して
いる部分に上記楽音情報が記憶されている。ディスク1
へのユーザデータ等の書き込み方法は、スタンプでもイ
ンクリメントな追記でも構わない。インクリメントな追
記の場合は図4に示すAB点間にリンク等のデータを書
き込んだ後に、又、スタンプの場合は上記AB点間のデ
ータを設けずに通常すぐさま続けて正規のユーザーデー
タを書き込むのであるが、本実施例では図4に示すBE
点間に、例えばユーザデータの外部への送出を許可する
か否かというユーザデータの変換条件を判定する為のデ
ータを書き込む。この判定データが書き込まれる領域を
判定領域とする。
【0043】図4に示すC−D点間の判定領域で正しく
CIRC信号処理を行うために、図4に示すBC点間
に、107個のEFMフレーム以上の長さで変換判定用
のデータを前置しておき、又これを続くユーザーデータ
に影響を与えない為に図4に示すDE点間に107個の
EFMフレーム以上の長さで「00H」値等のデータを
後置する。これはC−D点間の判定領域及びE点以降の
ユーザデータがCIRC信号処理におけるC2過程で1
08EFMフレームにまたがって、符号復号用のデータ
を取るためである。
CIRC信号処理を行うために、図4に示すBC点間
に、107個のEFMフレーム以上の長さで変換判定用
のデータを前置しておき、又これを続くユーザーデータ
に影響を与えない為に図4に示すDE点間に107個の
EFMフレーム以上の長さで「00H」値等のデータを
後置する。これはC−D点間の判定領域及びE点以降の
ユーザデータがCIRC信号処理におけるC2過程で1
08EFMフレームにまたがって、符号復号用のデータ
を取るためである。
【0044】変換判定に用いるデータにはXデータであ
る誤りPQパリティーデータを含ませておくが、本実施
例では隣接する二つの誤りPQパリティーデータには同
じ誤り位置と誤り方を設定する。図4に示す如く判定領
域を50個のEFMフレームとした場合は25組の同値
の隣接する誤りPQパリティーデータが存在することに
なるが、これはディスク1の状態に依っては誤りPQパ
リティーデータを取り損なう事を考慮に入れて多めに判
定条件を設定したものである。通常の誤りの発生は乱数
的であり隣接する二つの誤りPQパリティーデータが全
く同じ誤り位置と誤り方を持つ確率は小さく、この点で
偶然に依る判定の合格は、誤り位置・誤り方レジスタ2
7でも無視できるし、或いは更に複雑な手法を用いれば
良い。尚、図4には判定領域としてEFMフレーム数で
50と示されているが、フレーム数はもちろんこれに限
るものではない。
る誤りPQパリティーデータを含ませておくが、本実施
例では隣接する二つの誤りPQパリティーデータには同
じ誤り位置と誤り方を設定する。図4に示す如く判定領
域を50個のEFMフレームとした場合は25組の同値
の隣接する誤りPQパリティーデータが存在することに
なるが、これはディスク1の状態に依っては誤りPQパ
リティーデータを取り損なう事を考慮に入れて多めに判
定条件を設定したものである。通常の誤りの発生は乱数
的であり隣接する二つの誤りPQパリティーデータが全
く同じ誤り位置と誤り方を持つ確率は小さく、この点で
偶然に依る判定の合格は、誤り位置・誤り方レジスタ2
7でも無視できるし、或いは更に複雑な手法を用いれば
良い。尚、図4には判定領域としてEFMフレーム数で
50と示されているが、フレーム数はもちろんこれに限
るものではない。
【0045】このように構成される本実施例の誤り訂正
符号復号化装置における動作を以下に説明する。尚、ユ
ーザデータの変換条件として、C2復号過程において誤
り数は一つで、上述したように同じ誤り位置と誤り方が
連続して二回続く様なXデータである誤りPQパリティ
ーデータをディスク1から読み取れることとする。この
条件が満たされない場合には、データ変換器17は
「0」値が常に出力される様に構成されている。
符号復号化装置における動作を以下に説明する。尚、ユ
ーザデータの変換条件として、C2復号過程において誤
り数は一つで、上述したように同じ誤り位置と誤り方が
連続して二回続く様なXデータである誤りPQパリティ
ーデータをディスク1から読み取れることとする。この
条件が満たされない場合には、データ変換器17は
「0」値が常に出力される様に構成されている。
【0046】最初に、ディスク1から情報を読み出す場
合について説明する。尚、ディスク1には楽音情報が記
憶されているものとする。ディスク1から読み出された
情報から抽出された、誤り位置及び誤り方に関する情報
を含むPQパリティーデータが誤り位置・誤り方計算器
23へ供給されるまでの動作は上述した従来の場合と同
様であるので説明は省略する。図3を参照する。誤り位
置・誤り方計算器23にて導出された誤り位置に関する
データは誤りアドレス発生器25に送出されると共に誤
り位置・誤り方レジスタ27のレジスタ33に取り込ま
れ、又、誤り方に関するデータは誤り修正器26に送出
されると共に誤り位置・誤り方レジスタのレジスタ34
に取り込まれる。このとき各レジスタ33,34の取込
信号としてはサブコードフレーム・EFMフレームカウ
ンター(RAMアドレスカウンター)18からEFMフ
レーム毎に送出される周期信号等を用いる。レジスタ3
3,34に格納されたそれぞれのデータは、取込信号毎
にレジスタ35,36へそれぞれシフトされる。
合について説明する。尚、ディスク1には楽音情報が記
憶されているものとする。ディスク1から読み出された
情報から抽出された、誤り位置及び誤り方に関する情報
を含むPQパリティーデータが誤り位置・誤り方計算器
23へ供給されるまでの動作は上述した従来の場合と同
様であるので説明は省略する。図3を参照する。誤り位
置・誤り方計算器23にて導出された誤り位置に関する
データは誤りアドレス発生器25に送出されると共に誤
り位置・誤り方レジスタ27のレジスタ33に取り込ま
れ、又、誤り方に関するデータは誤り修正器26に送出
されると共に誤り位置・誤り方レジスタのレジスタ34
に取り込まれる。このとき各レジスタ33,34の取込
信号としてはサブコードフレーム・EFMフレームカウ
ンター(RAMアドレスカウンター)18からEFMフ
レーム毎に送出される周期信号等を用いる。レジスタ3
3,34に格納されたそれぞれのデータは、取込信号毎
にレジスタ35,36へそれぞれシフトされる。
【0047】8ビット並列に配置された二つのXOR回
路37,38とは、それぞれレジスタ33とレジスタ3
5、レジスタ34とレジスタ36の差分を採るもので、
即ちレジスタ33とレジスタ35とに格納される誤り位
置に関するデータの、レジスタ34とレジスタ36とに
格納される誤り方に関するデータの双方が合致した場合
のみ、XOR回路37,38は「0」値を送出し、それ
によってXOR回路37,38の後段のNOR回路39
の出力データは「1」となる。AND回路40は、NO
R回路39の出力データと、誤り位置・誤り方計算器2
3から別途供給される誤り数が「1」であることを示す
信号と、C2過程であることを示す信号とを掛け合わさ
れて合致信号とし、ラッチ回路41へ送出する。
路37,38とは、それぞれレジスタ33とレジスタ3
5、レジスタ34とレジスタ36の差分を採るもので、
即ちレジスタ33とレジスタ35とに格納される誤り位
置に関するデータの、レジスタ34とレジスタ36とに
格納される誤り方に関するデータの双方が合致した場合
のみ、XOR回路37,38は「0」値を送出し、それ
によってXOR回路37,38の後段のNOR回路39
の出力データは「1」となる。AND回路40は、NO
R回路39の出力データと、誤り位置・誤り方計算器2
3から別途供給される誤り数が「1」であることを示す
信号と、C2過程であることを示す信号とを掛け合わさ
れて合致信号とし、ラッチ回路41へ送出する。
【0048】一旦ラッチ回路41に「1」値が供給され
た場合、クリア信号にて格納値が「0」値にクリアされ
るまで、ラッチ回路41は上記供給された「1」値を維
持する。クリア信号としては例えばディスク1からEF
Mフレーム同期信号を連続して10回抽出できなかった
ことを条件として発生する信号等を用いる。このような
連続10回抽出できない状態は、ディスク1の状態が非
常に悪いことの他に、ディスク1から情報の読み出し始
めやトラックジャンプ等で例えば曲の頭出しを行ったこ
とを示す。又、レジスタ35とレジスタ36の格納値
は、AND回路40の送出する上記合致信号が取込信号
として供給されるレジスタ42に格納され、レジスタ4
2に格納された値は、シスコンインターフェース16を
介してシステムコントローラ6へ送出される。
た場合、クリア信号にて格納値が「0」値にクリアされ
るまで、ラッチ回路41は上記供給された「1」値を維
持する。クリア信号としては例えばディスク1からEF
Mフレーム同期信号を連続して10回抽出できなかった
ことを条件として発生する信号等を用いる。このような
連続10回抽出できない状態は、ディスク1の状態が非
常に悪いことの他に、ディスク1から情報の読み出し始
めやトラックジャンプ等で例えば曲の頭出しを行ったこ
とを示す。又、レジスタ35とレジスタ36の格納値
は、AND回路40の送出する上記合致信号が取込信号
として供給されるレジスタ42に格納され、レジスタ4
2に格納された値は、シスコンインターフェース16を
介してシステムコントローラ6へ送出される。
【0049】一方、ディスク1から読み出され、オーデ
ィオ系アナログ回路5へ送出されるユーザデータは、デ
ータ・バス11を介してオーディオ・インターフェース
15のレジスタ29に格納された後に楽音データであれ
ば補間器30で補間され、パラレル・シリアル・レジス
タ31へ送出される。尚、ユーザデータが例えばコンピ
ューター用データであればレジスタ29からそのままパ
ラレル・シリアル・レジスタ31へ送出される。
ィオ系アナログ回路5へ送出されるユーザデータは、デ
ータ・バス11を介してオーディオ・インターフェース
15のレジスタ29に格納された後に楽音データであれ
ば補間器30で補間され、パラレル・シリアル・レジス
タ31へ送出される。尚、ユーザデータが例えばコンピ
ューター用データであればレジスタ29からそのままパ
ラレル・シリアル・レジスタ31へ送出される。
【0050】パラレル・シリアル・レジスタ31から送
出される例えば楽音情報は、AND回路32にて、ラッ
チ回路41から供給される合致信号を掛け合わせること
で、即ちラッチ回路41から供給される信号レベルによ
って、変換条件が満たされなければオーディオ系アナロ
グ回路5へ送るデータを全て「0」値とすることができ
る。具体的に説明すると、誤りPQパリティーデータが
付されたディスク1より例えば楽音情報を読み出すと
き、図4に示すA点の曲のプログラム、又はトラックの
頭にピックアップの位置合わせを行う際のトラックジャ
ンプやディスクの読み始めの期間に、ラッチ回路41は
クリアされて、先ずオーディオ系アナログ回路5へは
「0」値のデータが送出される。
出される例えば楽音情報は、AND回路32にて、ラッ
チ回路41から供給される合致信号を掛け合わせること
で、即ちラッチ回路41から供給される信号レベルによ
って、変換条件が満たされなければオーディオ系アナロ
グ回路5へ送るデータを全て「0」値とすることができ
る。具体的に説明すると、誤りPQパリティーデータが
付されたディスク1より例えば楽音情報を読み出すと
き、図4に示すA点の曲のプログラム、又はトラックの
頭にピックアップの位置合わせを行う際のトラックジャ
ンプやディスクの読み始めの期間に、ラッチ回路41は
クリアされて、先ずオーディオ系アナログ回路5へは
「0」値のデータが送出される。
【0051】上述したように楽音情報が読み出される前
にまず判断領域に記憶されている情報が読み出される。
誤りPQパリティーデータによって指示される誤り位置
及び誤り方に関するデータにより指示される誤り位置及
び誤り方は、上述したように本実施例では連続する2個
のEFMフレーム分に存在するので、データの書き込み
からデータの読み出しにおける上述したデータの劣化が
なく誤りPQパリティーデータがそのまま判断領域の読
み出しにより読みだされたときには、隣接し連続する2
EFMフレームに渡り、同じ値の誤り位置と誤り方の情
報が読み出される。
にまず判断領域に記憶されている情報が読み出される。
誤りPQパリティーデータによって指示される誤り位置
及び誤り方に関するデータにより指示される誤り位置及
び誤り方は、上述したように本実施例では連続する2個
のEFMフレーム分に存在するので、データの書き込み
からデータの読み出しにおける上述したデータの劣化が
なく誤りPQパリティーデータがそのまま判断領域の読
み出しにより読みだされたときには、隣接し連続する2
EFMフレームに渡り、同じ値の誤り位置と誤り方の情
報が読み出される。
【0052】よって、判断領域から情報の読み出しを行
い、誤り位置と誤り方の情報を読み出したときには、レ
ジスタ33とレジスタ35との格納データは同一であ
り、レジスタ34とレジスタ36との格納データは同一
のものとなる。したがってXOR回路37,38からは
「0」値がNOR回路39へ送出されるのでNOR回路
39からは「1」値がAND回路40へ送出される。よ
ってAND回路40はラッチ回路41へ「1」値を送出
するので、一度、ラッチ回路41に「1」値が供給され
るとラッチ回路41はデータ変換器17を構成するAN
D回路32の一入力側へ「1」値を送出し続ける。した
がって、データ変換器17はオーディオインターフェー
ス15から供給される楽音情報をオーディオ系アナログ
回路5へ送出することを許可する。つまり、判断領域か
ら誤りPQパリティーデータが読み出された場合には、
楽音情報は外部へ送出されることになる。
い、誤り位置と誤り方の情報を読み出したときには、レ
ジスタ33とレジスタ35との格納データは同一であ
り、レジスタ34とレジスタ36との格納データは同一
のものとなる。したがってXOR回路37,38からは
「0」値がNOR回路39へ送出されるのでNOR回路
39からは「1」値がAND回路40へ送出される。よ
ってAND回路40はラッチ回路41へ「1」値を送出
するので、一度、ラッチ回路41に「1」値が供給され
るとラッチ回路41はデータ変換器17を構成するAN
D回路32の一入力側へ「1」値を送出し続ける。した
がって、データ変換器17はオーディオインターフェー
ス15から供給される楽音情報をオーディオ系アナログ
回路5へ送出することを許可する。つまり、判断領域か
ら誤りPQパリティーデータが読み出された場合には、
楽音情報は外部へ送出されることになる。
【0053】一方、誤りPQパリティーデータを書き込
んでいない場合は、正常な誤り訂正が行われるために入
力されるデータの質が良いことを以て誤り数は「0」と
なり、誤り数が「1」であることを以て誤り位置誤り方
計算器23からAND回路40へ供給される誤り数が
「1」であることを示す信号が発生しない。あるいは書
き込んではいるが上記劣化等の原因で読み出されないよ
うな場合、判断領域の記憶情報を読み出したときには隣
接する2EFMフレームにおける誤り位置及び誤り方に
関するデータはともに異なる。したがってXOR回路3
7,38は「1」値を送出し、よってNOR回路39は
「0」値を送出する。これらの場合は両者ともAND回
路40は「0」値を送出し、よってラッチ回路41は
「0」値を送出するので、データ変換器17はオーディ
オインターフェース15から供給される楽音情報をオー
ディオ系アナログ回路5へ送出することを禁止する。
んでいない場合は、正常な誤り訂正が行われるために入
力されるデータの質が良いことを以て誤り数は「0」と
なり、誤り数が「1」であることを以て誤り位置誤り方
計算器23からAND回路40へ供給される誤り数が
「1」であることを示す信号が発生しない。あるいは書
き込んではいるが上記劣化等の原因で読み出されないよ
うな場合、判断領域の記憶情報を読み出したときには隣
接する2EFMフレームにおける誤り位置及び誤り方に
関するデータはともに異なる。したがってXOR回路3
7,38は「1」値を送出し、よってNOR回路39は
「0」値を送出する。これらの場合は両者ともAND回
路40は「0」値を送出し、よってラッチ回路41は
「0」値を送出するので、データ変換器17はオーディ
オインターフェース15から供給される楽音情報をオー
ディオ系アナログ回路5へ送出することを禁止する。
【0054】このように誤りPQパリティーデータは、
図3に示すような誤り位置・誤り方レジスタ27、デー
タ変換器17を有する誤り訂正符号復号化装置において
はユーザデータを例えば外部へ送出させるか否かという
ようなスイッチングの基礎データとして使用することが
できる。又、例えばシステムのソフトウェアのレベルで
はアプリケーション・プログラムの実行前や実行中に一
回又は複数回、誤りPQパリティーデータの有無を判定
して、誤りPQパリティーデータの無い場合は即座にプ
ログラムの実行を停止する等の方法も考えられる。
図3に示すような誤り位置・誤り方レジスタ27、デー
タ変換器17を有する誤り訂正符号復号化装置において
はユーザデータを例えば外部へ送出させるか否かという
ようなスイッチングの基礎データとして使用することが
できる。又、例えばシステムのソフトウェアのレベルで
はアプリケーション・プログラムの実行前や実行中に一
回又は複数回、誤りPQパリティーデータの有無を判定
して、誤りPQパリティーデータの無い場合は即座にプ
ログラムの実行を停止する等の方法も考えられる。
【0055】又、見方を変えれば、誤りPQパリティー
データにより上記スイッチングを行わせるためには、図
3に示すような誤り位置・誤り方レジスタ27、データ
変換器17を有することが条件となる。即ち、システム
コントローラ6、シスコンインターフェース16、PQ
パリティー計算器28を有し、誤りPQパリティーデー
タをディスク1に書き込め、又、誤り位置・誤り方レジ
スタ27、データ変換器17を有し、書き込まれた誤り
PQパリティーデータをディスク1から読み出すことが
できる、本実施例のような誤り訂正符号復号化装置で
は、上記スイッチング動作を行わせることができるが、
一方、誤りPQパリティーデータを書き込むためのシス
テムコントローラ6、シスコンインターフェース16、
PQパリティー計算器28を持たない装置にてユーザデ
ータをディスクに書き込んだ場合には、誤りPQパリテ
ィーデータが書き込まれないので、このような誤りPQ
パリティーデータの書き込まれていないディスクを本実
施例のような誤り位置・誤り方レジスタ27、データ変
換器17を有する装置にて再生した場合には、ユーザデ
ータを再生することはできないことになる。
データにより上記スイッチングを行わせるためには、図
3に示すような誤り位置・誤り方レジスタ27、データ
変換器17を有することが条件となる。即ち、システム
コントローラ6、シスコンインターフェース16、PQ
パリティー計算器28を有し、誤りPQパリティーデー
タをディスク1に書き込め、又、誤り位置・誤り方レジ
スタ27、データ変換器17を有し、書き込まれた誤り
PQパリティーデータをディスク1から読み出すことが
できる、本実施例のような誤り訂正符号復号化装置で
は、上記スイッチング動作を行わせることができるが、
一方、誤りPQパリティーデータを書き込むためのシス
テムコントローラ6、シスコンインターフェース16、
PQパリティー計算器28を持たない装置にてユーザデ
ータをディスクに書き込んだ場合には、誤りPQパリテ
ィーデータが書き込まれないので、このような誤りPQ
パリティーデータの書き込まれていないディスクを本実
施例のような誤り位置・誤り方レジスタ27、データ変
換器17を有する装置にて再生した場合には、ユーザデ
ータを再生することはできないことになる。
【0056】このように、誤り位置・誤り方レジスタ2
7、データ変換器17等を有するか否かによりユーザデ
ータの再生の可否を管理することができるので、本実施
例の誤り訂正符号復号化装置のようなシステムコントロ
ーラ6、シスコンインターフェース16、PQパリティ
ー計算器28を有することで誤りPQパリティーデータ
をディスク1に書き込め、又、誤り位置・誤り方レジス
タ27、データ変換器17を有することで書き込まれた
誤りPQパリティーデータをディスク1から読み出すこ
とができる装置の使用を十分に管理することで、電子出
版の分野において著作権侵害を防止することができると
いう効果を奏する。
7、データ変換器17等を有するか否かによりユーザデ
ータの再生の可否を管理することができるので、本実施
例の誤り訂正符号復号化装置のようなシステムコントロ
ーラ6、シスコンインターフェース16、PQパリティ
ー計算器28を有することで誤りPQパリティーデータ
をディスク1に書き込め、又、誤り位置・誤り方レジス
タ27、データ変換器17を有することで書き込まれた
誤りPQパリティーデータをディスク1から読み出すこ
とができる装置の使用を十分に管理することで、電子出
版の分野において著作権侵害を防止することができると
いう効果を奏する。
【0057】このような著作権侵害防止について、オー
ディオCDのように現在すでに世間に広く普及している
ものに対しては本実施例の誤り訂正符号復号化装置は余
り効果がないかもしれないが、例えばCD−ROMある
いはゲーム機械用のCDのように、これから世間に普及
する分野のものについては大きな効果を奏するものと考
えられる。
ディオCDのように現在すでに世間に広く普及している
ものに対しては本実施例の誤り訂正符号復号化装置は余
り効果がないかもしれないが、例えばCD−ROMある
いはゲーム機械用のCDのように、これから世間に普及
する分野のものについては大きな効果を奏するものと考
えられる。
【0058】誤り位置・誤り方レジスタ27での誤りP
Qパリティーデータの確認動作には上述した動作以外に
も、例えば予め回路特有の値に設定した固定の値と照合
するとか、システムコントローラ6から入力した値と照
合するとか、ディスク1から読み取ったデータを用いて
より複雑な演算を行うとか、種々の方法が考えられる。
Qパリティーデータの確認動作には上述した動作以外に
も、例えば予め回路特有の値に設定した固定の値と照合
するとか、システムコントローラ6から入力した値と照
合するとか、ディスク1から読み取ったデータを用いて
より複雑な演算を行うとか、種々の方法が考えられる。
【0059】又、データ変換器17におけるデータ変換
動作も上述の動作に限るものではなく、したがって誤り
PQパリティーデータを使用する方法に限られない。上
述したXデータとして、例えば予め各データに一定の値
を加えておくとか、特定の値のデータを反転しておくと
か、特定の位置のデータ間で入れ換えを行っておく等と
かして、変換されないとそのままでは正しく読み出せな
い様にしておく方法が採れる。Xデータを用いるこの様
な手法は幾らでも考えられる。
動作も上述の動作に限るものではなく、したがって誤り
PQパリティーデータを使用する方法に限られない。上
述したXデータとして、例えば予め各データに一定の値
を加えておくとか、特定の値のデータを反転しておくと
か、特定の位置のデータ間で入れ換えを行っておく等と
かして、変換されないとそのままでは正しく読み出せな
い様にしておく方法が採れる。Xデータを用いるこの様
な手法は幾らでも考えられる。
【0060】本実施例のように、データ出力の可否をス
イッチングする場合ではなく、他の例として挙げた、上
述したようなデータの値を変化させて記録、再生するシ
ステムでは、Xデータが書き込まれていないディスク
(以下、通常のディスクと記す)を本実施例のような誤
り訂正符号復号化装置にて使用する場合は、Xデータが
無い為にデータの変換もなされないが、元々何らの処理
もなされずに格納されたデータがそのまま読み出される
だけであるので通常の再生装置と同様に正常なデータが
出力される。こうする事でXディスクは通常の再生装置
では読み出せず、又、本実施例のような装置でもXデー
タの認証がなされない限り正常に動作しないが、通常の
ディスクは通常の再生装置と同様に本実施例のような装
置でも動作する様にできる。
イッチングする場合ではなく、他の例として挙げた、上
述したようなデータの値を変化させて記録、再生するシ
ステムでは、Xデータが書き込まれていないディスク
(以下、通常のディスクと記す)を本実施例のような誤
り訂正符号復号化装置にて使用する場合は、Xデータが
無い為にデータの変換もなされないが、元々何らの処理
もなされずに格納されたデータがそのまま読み出される
だけであるので通常の再生装置と同様に正常なデータが
出力される。こうする事でXディスクは通常の再生装置
では読み出せず、又、本実施例のような装置でもXデー
タの認証がなされない限り正常に動作しないが、通常の
ディスクは通常の再生装置と同様に本実施例のような装
置でも動作する様にできる。
【0061】例えば、データの書き込みと読み出しにお
いて、データを反転するXデータ書込読出装置を考え
る。Xディスクには反転した形でデータが記録されてい
るので、図8に示すように、通常の再生装置では反転し
たデータしか読み出せない。図9に示すように、Xデー
タ判定が成功しないとXデータ書込読出装置でも反転デ
ータしか読み出せない。しかし、図10に示すように、
Xディスクではない通常のディスクはXデータ判定の失
敗にかかわらず、もともと反転していないデータを反転
せずに読み出すのであるから、正しいデータが読み出す
ことができる。
いて、データを反転するXデータ書込読出装置を考え
る。Xディスクには反転した形でデータが記録されてい
るので、図8に示すように、通常の再生装置では反転し
たデータしか読み出せない。図9に示すように、Xデー
タ判定が成功しないとXデータ書込読出装置でも反転デ
ータしか読み出せない。しかし、図10に示すように、
Xディスクではない通常のディスクはXデータ判定の失
敗にかかわらず、もともと反転していないデータを反転
せずに読み出すのであるから、正しいデータが読み出す
ことができる。
【0062】このCIRCの冗長性を利用して、その冗
長部分の中に本来のデータとは別のデータを紛れ込ませ
る用法は、これを行う事で本当に必要なデータの信頼精
度は下がるが、もしそれが我慢出来るのであれば読まれ
ては困るデータの記録等に使えよう。この用法に使用す
る領域には、本来のデータとして読めなくとも支障の無
い意味の無いデータやダミーデータ等を割り当てておく
事にすれば良いのである。この用法はここで例示したC
IRC誤り訂正技術と同様にして他の誤り訂正技術への
応用が可能であり、又用例はCDに限らず目的は違法複
製の抑制に限らない。
長部分の中に本来のデータとは別のデータを紛れ込ませ
る用法は、これを行う事で本当に必要なデータの信頼精
度は下がるが、もしそれが我慢出来るのであれば読まれ
ては困るデータの記録等に使えよう。この用法に使用す
る領域には、本来のデータとして読めなくとも支障の無
い意味の無いデータやダミーデータ等を割り当てておく
事にすれば良いのである。この用法はここで例示したC
IRC誤り訂正技術と同様にして他の誤り訂正技術への
応用が可能であり、又用例はCDに限らず目的は違法複
製の抑制に限らない。
【0063】尚、以上、誤り訂正符号復号化装置につい
て説明したが、故意に誤り位置と誤り方の情報を送出す
るシステムコントローラ6、シスコンインターフェース
16、PQパリティー計算器28を備え、上記誤りPQ
パリティーデータの復号動作に関する装置を除いた符号
化装置を構成しても良いし、又、これとは逆に、誤り位
置誤り方レジスタ27、データ変換器17等を備え上記
誤りPQパリティーデータの符号化に関する装置を除い
た、誤りPQパリティーデータが記録された例えば光デ
ィスクを再生する装置を構成しても良い。又、上記符号
化装置を構成した場合の動作を図5に示し、上記復号化
装置を構成した場合の動作を図6に示し、符号復号化装
置を構成した場合の動作を図7に示す。
て説明したが、故意に誤り位置と誤り方の情報を送出す
るシステムコントローラ6、シスコンインターフェース
16、PQパリティー計算器28を備え、上記誤りPQ
パリティーデータの復号動作に関する装置を除いた符号
化装置を構成しても良いし、又、これとは逆に、誤り位
置誤り方レジスタ27、データ変換器17等を備え上記
誤りPQパリティーデータの符号化に関する装置を除い
た、誤りPQパリティーデータが記録された例えば光デ
ィスクを再生する装置を構成しても良い。又、上記符号
化装置を構成した場合の動作を図5に示し、上記復号化
装置を構成した場合の動作を図6に示し、符号復号化装
置を構成した場合の動作を図7に示す。
【0064】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ユ
ーザーデータから一義的に求まる情報とは異なる情報を
冗長部分における情報として符号化する符号化手段及び
符号化された上記異なる情報を記録媒体に書き込む書込
手段を備えたことより、例えば本来のユーザーデータを
用いる方法以外の方法で例えば光ディスク記録再生装置
等の機器の制御を行うための基礎となるデータとしての
上記異なる情報を冗長部分に記録することができる。
ーザーデータから一義的に求まる情報とは異なる情報を
冗長部分における情報として符号化する符号化手段及び
符号化された上記異なる情報を記録媒体に書き込む書込
手段を備えたことより、例えば本来のユーザーデータを
用いる方法以外の方法で例えば光ディスク記録再生装置
等の機器の制御を行うための基礎となるデータとしての
上記異なる情報を冗長部分に記録することができる。
【0065】又、本発明によれば、符号化され記録媒体
に記録された上記異なる情報を復号化する復号化手段、
及び復号化された上記異なる情報が所定条件にて出現し
たことを判断する判断手段を備えたことより、記録媒体
に記録されている上記異なる情報を復号化し、その復号
化された上記異なる情報が所定条件に合致するか否かの
情報を例えば何らかの制御の実行の可否に使用すること
ができる。
に記録された上記異なる情報を復号化する復号化手段、
及び復号化された上記異なる情報が所定条件にて出現し
たことを判断する判断手段を備えたことより、記録媒体
に記録されている上記異なる情報を復号化し、その復号
化された上記異なる情報が所定条件に合致するか否かの
情報を例えば何らかの制御の実行の可否に使用すること
ができる。
【0066】例えば、ユーザーデータ処理変化手段を備
えることで、上記所定条件に合致するか否かの情報に基
づき例えばユーザーデータを外部へ送出するか否かの制
御を行うことができる。
えることで、上記所定条件に合致するか否かの情報に基
づき例えばユーザーデータを外部へ送出するか否かの制
御を行うことができる。
【0067】又、本発明によれば、上記符号化手段、書
込手段、復号化手段、判断手段、ユーザーデータ処理変
化手段を備えることで、一つの装置にて上述した効果を
得ることができ、例えばユーザーデータの違法複製の防
止等に本装置を使用することもできる。
込手段、復号化手段、判断手段、ユーザーデータ処理変
化手段を備えることで、一つの装置にて上述した効果を
得ることができ、例えばユーザーデータの違法複製の防
止等に本装置を使用することもできる。
【図1】 本発明の誤り訂正符号復号化処理装置の一実
施例における構成を示すブロック図である。
施例における構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示すCIRC信号処理部の一構成例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図3】 図2に示す誤り位置・誤り方レジスタ、オー
ディオインタフェース、データ変換器の一構成例を示す
ブロック図である。
ディオインタフェース、データ変換器の一構成例を示す
ブロック図である。
【図4】 本発明における誤り訂正符号復号化装置に適
用されるディスクに記録されるデータの状態を示す図で
ある。
用されるディスクに記録されるデータの状態を示す図で
ある。
【図5】 本発明における符号化処理装置の動作を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図6】 本発明における復号化処理装置の動作を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図7】 本発明における符号復号化処理装置の動作を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図8】 本発明における符号復号化処理装置を応用し
た装置の動作を示すフローチャートである。
た装置の動作を示すフローチャートである。
【図9】 本発明における符号復号化処理装置を応用し
た装置の動作を示すフローチャートである。
た装置の動作を示すフローチャートである。
【図10】 本発明における符号復号化処理装置を応用
した装置の動作を示すフローチャートである。
した装置の動作を示すフローチャートである。
【図11】 従来の誤り訂正装置の構成を示すブロック
図である。
図である。
【図12】 図11に示すCIRC信号処理部の構成例
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
1…ディスク、12…CIRC信号処理回路、17…デ
ータ変換器、23…誤り位置・誤り方計算器、27…誤
り位置・誤り方レジスタ、28…PQパリティー計算
器、33ないし36…レジスタ、37,38…XOR回
路、39…NOR回路、40…AND回路、41…ラッ
チ回路。
ータ変換器、23…誤り位置・誤り方計算器、27…誤
り位置・誤り方レジスタ、28…PQパリティー計算
器、33ないし36…レジスタ、37,38…XOR回
路、39…NOR回路、40…AND回路、41…ラッ
チ回路。
Claims (8)
- 【請求項1】 再生されるユーザーデータの信頼性を確
保するため上記ユーザーデータとともに設けられる冗長
部分に付される情報である誤り訂正のための情報の符号
化を行う符号化処理方法において、 上記冗長部分における、上記ユーザーデータから一義的
に求まる情報とは異なる情報を上記冗長部分における情
報として符号化する符号化工程と、 上記符号化された上記異なる情報と上記ユーザーデータ
とを記録媒体に書き込む書込工程と、を備えたことを特
徴とする符号化処理方法。 - 【請求項2】 再生されるユーザーデータの信頼性を確
保するため上記ユーザーデータとともに設けられる冗長
部分に付される情報である誤り訂正を行うための情報よ
り導き出される誤り位置及び誤り方の復号化を行う復号
化処理方法において、 上記ユーザーデータから一義的に求まり上記冗長部分に
付される情報とは異なり、上記冗長部分における符号化
された異なる情報と上記ユーザーデータとを記録する記
録媒体から、符号化された上記異なる情報の復号化と上
記ユーザーデータの読み出しを行う復号化工程と、 上記符号化された異なる情報とは別の異なる情報が復号
化されたか否かを判断する判断工程と、を備えたことを
特徴とする復号化処理方法。 - 【請求項3】 上記判断工程において上記符号化された
上記異なる情報とは別の異なる情報が復号化された場合
と上記符号化された上記異なる情報が復号化された場合
とによって、上記復号化工程において読み出した上記ユ
ーザーデータを変化させるユーザーデータ処理変化工程
を備えた、請求項2記載の復号化処理方法。 - 【請求項4】 再生されるユーザーデータの信頼性を確
保するため上記ユーザーデータとともに設けられる冗長
部分に付される情報である誤り訂正のための情報の符号
復号化を行う符号復号化処理方法において、 上記冗長部分における、上記ユーザーデータから一義的
に求まる情報とは異なる情報を上記冗長部分における情
報として符号化する符号化工程と、 上記符号化された上記異なる情報と上記ユーザーデータ
とを記録媒体に書き込む書込工程と、 上記記録媒体から、符号化された上記異なる情報の復号
化と上記ユーザーデータの読み出しを行う復号化工程
と、 上記符号化された異なる情報とは別の異なる情報が復号
化されたか否かを判断する判断工程と、 上記判断工程において上記符号化された異なる情報とは
別の異なる情報が復号化された場合と上記符号化された
異なる情報が復号化された場合とによって、上記復号化
工程において読み出した上記ユーザーデータを変化させ
るユーザーデータ処理変化工程と、を備えたことを特徴
とする符号復号化処理方法。 - 【請求項5】 再生されるユーザーデータの信頼性を確
保するため上記ユーザーデータとともに設けられる冗長
部分に付される情報である誤り訂正のための情報の符号
化を行う符号化処理装置において、 上記冗長部分における、上記ユーザーデータから一義的
に求まる情報とは異なる情報を上記冗長部分における情
報として符号化する符号化手段と、 上記符号化された上記異なる情報と上記ユーザーデータ
とを記録媒体に書き込む書込手段と、を備えたことを特
徴とする符号化処理装置。 - 【請求項6】 再生されるユーザーデータの信頼性を確
保するため上記ユーザーデータとともに設けられる冗長
部分に付される情報である誤り訂正を行うための情報よ
り導き出される誤り位置及び誤り方を示す情報の復号化
を行う復号化処理装置において、 上記ユーザーデータから一義的に求まり上記冗長部分に
付される情報とは異なり、上記冗長部分における符号化
された異なる情報と上記ユーザーデータとを記録する記
録媒体から、符号化された上記異なる情報の復号化と上
記ユーザーデータの読み出しを行う復号化手段と、 上記符号化された異なる情報とは別の異なる情報が復号
化されたか否かを判断する判断手段と、を備えたことを
特徴とする復号化処理装置。 - 【請求項7】 上記判断手段において上記符号化された
上記異なる情報とは別の異なる情報が復号化された場合
と上記符号化された上記異なる情報が復号化された場合
とによって、上記復号化手段において読み出した上記ユ
ーザーデータを変化させるユーザーデータ処理変化手段
を備えた、請求項6記載の復号化処理装置。 - 【請求項8】 再生されるユーザーデータの信頼性を確
保するため上記ユーザーデータとともに設けられる冗長
部分に付される情報である誤り訂正のための情報の符号
復号化を行う符号復号化処理装置において、 上記冗長部分における、上記ユーザーデータから一義的
に求まる情報とは異なる情報を上記冗長部分における情
報として符号化する符号化手段と、 上記符号化された上記異なる情報と上記ユーザーデータ
とを記録媒体に書き込む書込手段と、 上記記録媒体から、符号化された上記異なる情報の復号
化と上記ユーザーデータの読み出しを行う復号化手段
と、 上記符号化された異なる情報とは別の異なる情報が復号
化されたか否かを判断する判断手段と、 上記判断手段において上記符号化された異なる情報とは
別の異なる情報が復号化された場合と上記符号化された
異なる情報が復号化された場合とによって、上記復号化
手段において読み出した上記ユーザーデータを変化させ
るユーザーデータ処理変化手段と、を備えたことを特徴
とする符号復号化処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1339493A JPH06223511A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 符号化処理方法、復号化処理方法、及び符号化復号化処理方法、並びに符号化処理装置、復号化処理装置、及び符号化復号化処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1339493A JPH06223511A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 符号化処理方法、復号化処理方法、及び符号化復号化処理方法、並びに符号化処理装置、復号化処理装置、及び符号化復号化処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06223511A true JPH06223511A (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=11831901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1339493A Pending JPH06223511A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 符号化処理方法、復号化処理方法、及び符号化復号化処理方法、並びに符号化処理装置、復号化処理装置、及び符号化復号化処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06223511A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100475199B1 (ko) * | 1995-07-14 | 2005-05-20 | 소니 가부시끼 가이샤 | 데이터전송방법,데이터기록장치,데이터기록매체및데이터재생장치 |
-
1993
- 1993-01-29 JP JP1339493A patent/JPH06223511A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100475199B1 (ko) * | 1995-07-14 | 2005-05-20 | 소니 가부시끼 가이샤 | 데이터전송방법,데이터기록장치,데이터기록매체및데이터재생장치 |
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