JPH02206040A - 光ディスクに対する記録方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、部分的に読取り専用領域と、書込み可能領
域又は１度書込み可能領域とを有する光ディスクに関す
る。

〔従来の技術〕

光ディスクのトラッキング方式として連続サーボ方式と
サンプルサーボ方式とが知られている。

連続サーボ方式は連続してつけられた溝を使ってトラッ
キングする方式であり、データを記録する際にセルフク
ロック信号をもった変調方式を使うことにより信号その
ものを使って正確に同期をとることができるが、上記変
調方式を乱すヘッダ部がセクタの先頭にあるためセクタ
毎にデータの同期をとり直す必要がある。

サンプルサーボ方式は１周に１０００カ所以上設けられ
たサーボ領域で同期、トラッキング、フォーカシングを
行うものであり、セクタ毎に同期をとり直す必要はない
が、ディスクの偏芯、回転ムラ、外部からの衝撃等によ
り同期がはずれた場合に信号を再生できなくなる。

第６図は１３０で規格化された従来の連続サーボ方式の
光ディスクのセクタのフォーマットを示す図である。

図において４はスパイラル状に１．６μｍの間隔で形成
された溝状のトラックであり、該トラック４．４・・・
間又はトラック４．４・・・上（この例ではトラック４
．４・・・間）には情報を記録する読出し専用及び／又
は書換え可能なビットＰＴ、　ＰＴ・・・が直径はぼ１
μｍで形成される。またｌトラックは１７セクタ、１セ
クタは１３６０バイトとなるフォーマット又は１トラツ
クは３１セクタ、１セクタ７４６バイトとなるフォーマ
ットでソースデータが記録される。セクタには５２バイ
トのセクタ識別情報及びアドレス情報がプリフォーマッ
トされている。またヘッダ部Ｓ）Ｉ、ＳＲ、フォーカス
エラーを検出するための１バイトのミラ一部ＭＭ、ＭＭ
　、３バイトの同期パターン部ＳＰ、ＳＰ及び１０２４
バイト又は５１２バイトのユーザエリアを含むデータ部
ＳＤ、　ＳＤがこの順で形成されている。

第７図に１セクタ内での誤り訂正符号のフォーマットを
示す。これはユーザエリアとして１０２４バイトのフォ
ーマットのものであり、ＧＦ（２’）上の元で符号語を
構成する符号長１２０、最小距離１７のリードソロモン
符号を１０インターリーブ（並べ換え）したものである
。Ｄ１〜ＥＩ０．１６は各１バイトのブロックで縦方向
の１２０ブロツクが符号として構成されている。これら
が１０コードワード（Ｃｏ−Ｃ９）集まって１セクタ内
の誤り訂正符号を構成している。

誤り訂正の能力としては最小距離１７であるので１つの
コードワードあたり８つの誤りが訂正でき、■セクタ内
では記録方向に対して連続８０バイトの誤りまで訂正で
きる。

また誤訂正を防ぐため、セクタが誤っているか否かの検
出はＣＲＣＣ（Ｃｙｃｌｉｃ　Ｒｅｄｕｎｄａｎｃｙ　
Ｃｈｅｃｋ　Ｃｏｄｅ：　ＣＲＣ−１〜ＣＲＣ−４）の
付加により行われる。

〔発明が解決しようとする課題］ 光ディスクのセクタのデータ部先頭にディスク欠陥の最
大値と考えられる１００μｍφ程度の欠陥が生じると、
トラック数にして約６３本（１００μｍ÷１．６μｍ　
＝６２．５）にわたり同一セクタの同期パターン部ＳＰ
が破損されてデータの再生が不可能となる。

一方、周方向では１００μｍは記録ビットで１００ビツ
トに相当し、ソースデータにして約６バイトとなり、１
００μｍφ径の欠陥があっても２つのセクタに跨がって
その同期パターン部ＳＰを破損することはなく、再生不
能のセクタは１セクタだけとなる。

書込み可能領域又は１度書込み可能領域の場合は、記録
後にベリファイを行い、欠陥により一定バイト数以上の
誤りが生じた領域のデータを別領域に書込むことにより
欠陥による再生不能を未然に防ぐことができるが、光デ
ィスクの読取り専用領域のセクタの同期パターン部ＳＰ
にトラック間に跨がる欠陥があると、セクタ内のリード
ソロモン符号の誤り訂正回路による誤り訂正ができず、
そのセクタのデータが再生不能となるという問題がある
。

これはサンプルサーボ方式の光ディスクにおいても同様
であり、読取り専用領域の同期ビット近傍で複数トラッ
ク間に跨がる欠陥が生じると誤り訂正できず再生不能と
なる。

この発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、複
数トラック間隔の読取り専用領域に記録されたデータか
ら、それらの誤りを訂正するチェックデータを生成し、
それを前記読取り専用領域の所定位置に記録しておくこ
とにより、読取り専用領域の複数トラックにわたりセク
タの同期パターン部が欠陥により破損された場合であっ
てもデータを再生できる光ディスクを掃供することを目
的とする。

〔課題を解決するための手段〕 この発明に係る光ディスクは、読取り専用領域のデータ
部に記録されたデータのうち、複数トラック毎のデータ
からチェックデータを生成し、それを読取り専用領域内
の所定位置に予め記録しておくようにしたものであり、
また第２の発明に係る光ディスクは訂正されたデータを
記録する領域と、訂正前のデータのアドレス及び訂正後
のデー夕のアドレスを記録する領域とを設けたものであ
る。

〔作用〕

この発明によれば、読取り専用領域の所定位置に記録さ
れたチェックデータを用いることにより、複数トラック
間に跨がる欠陥により、通常の再生動作ではデータ部の
同期信号を得ることができず、再生不能になった場合で
あっても再生可能となると共に誤りのあるデータを再生
する場合に、マツプ情報により、別に記録された訂正さ
れたデータを用いて再生できるので、データの再生速度
が早くなる。

〔実施例］ 以下、この発明をその実施例を示す図面に基づいて説明
する。

第１図はこの発明に係る光ディスクの記録部の構成を示
す模式図である。光ディスクは９０ｎｕｍ径をなし、そ
の半径２３．５ｍｍ　〜４０．５＋ｎｍの間の記録部１
に情報が記録される。また記録部１は周方向にｌＯ〜１
１２１の２２セクタに分割されている。記録部１の内周
側はピントにより情報が記録されている読取り専用領域
２であり、外周側には磁気記録による書込み可能領域３
が形成されている。また記録部１にはスパイラル状に１
．５μｍ間隔のトラック４が設けられており、該トラッ
ク４上又はトラ・ツク４間には１セクタのデータエリア
に５１２バイトの情報が記録される。

第２図は読取り専用領域のトラック及びセクタの構成を
示す図であり、セクタ８０〜Ｓｏ＋はへ・ノダ部ＳＲと
データ部ＳＤとから構成され、データ部ＳＤには５１２
バイトのデータエリアが設けられている。

データエリアには所定の情報がピントにて記録されてい
る。また第２１セクタＳＫＩの第７ｎ）ラックＴ７ｆｉ
〜第８ｎ−１）ラックＴ□−１のデータエリアには後述
する手順で生成された５１２バイトのｎ個の誤りチェッ
クデータＣｄｏ−Ｃｄｎ−＋が記録されている。

次にチェックデータの生成手順について説明する。

第３図及び第４図はチェックデータの生成手順を説明す
る図であり、第２図に示す光ディスクを径方向にｎ（ｎ
：自然数、好ましくは１００μＩ÷１．５μ１１１−６
７程度）トラックを１ブロツクとし、θ〜７ブロツクＢ
０〜Ｂ、の８ブロツクを考える。

そして夫々のブロックＢ０〜Ｂ７の先頭のトラックＴＯ
、Ｔｎ、　　Ｔ２．、＝・Ｔｑｌｌの各セクタＳ０〜Ｓ
Ｚ＋のブロックＢ、−Ｂ、順に各データエリアの情報に
第３図に示す如く符号ｇ０〜ｇ５，５を付し、情報ｇ０
〜ｇ０，４の１７５個の情報の各バイト毎の排他的論理
和を第４図に示す如く情報ｇ１１．として第７ｎ）ラッ
クＴ７＋＋の第２１セクタＳＫ＋に記録する。

この情報ｇ＋７ｓがチェックデータＣｄｏとなる。同様
に次のトラックＴ、、Ｔ□１．Ｔ１゜１・・・Ｔ　１　
ｎ　＋　１の情報ｇ。−ｇ５，４の排他的論理和のチェ
ックデータＣｄ、を第７Ｔｌ＋１　　）ラックＴ　？　
、、＋　１の第２１セクタＳ　２１に書込み、最後にト
ラックＴ　１１−８＋　Ｔｉ１ｌ−ｒ・・・’ｒａｎ−
＋の情報ｇ０〜ｇＩ７ａの排他的論理和をチェックデー
タｃｄ、ｌ−，として第８ｎ−１トラックＴｅｆｉ−１
の第２１セクタＳ２１に書込み合計ｎ個の５１２バイト
のチェックデータＣｄ０〜Ｃｄ　ｆｉ−＋　を作成する
。

このようにして作成されたチェックデータｃｄ。

〜Ｃｄ１１−Ｉを光ディスクに情報を記録するときに、
所定のセクタに記録しておくことにより、あるセクタの
同期パターン部がｎトラックに亘り欠陥により破損して
もｎトラック毎の情報とチェックデータＣｄ０〜Ｃｄｎ
−、と破損したセクタの位置情報とにより同期パターン
部が破損したセクタの情報を再生することができる。

なおこの実施例のようにｎトラック毎の情報とチェック
データＣｄ０〜Ｃｄｆｉ−、と破損したセクタの位置情
報とにより破損したセクタの情報を正しく復調した場合
には、正しく復調された破損部のセクタの情報を予め決
められた領域に記録し、破損したトラック及びセクタ番
号並びに新たに記録したトラック及びセクタ番号を予め
決められた領域にマツプとして記録することにより以降
の再生においては、その都度チェックデータを参照して
誤り訂正する必要がなくなり、アクセススピードが向上
する。

次に他の実施例について説明する。

前述の実施例では各情報の排他的論理和をとり、それを
チェックデータ（ｄ、−Ｃｄ、、−、としているので、
ｎトラック毎の情報がチェックデータ内で２セクタ以上
破損すると訂正を行えないが、この実施例では２種類の
チェックデータを付加した誤り訂正符号を作成する。

第５図は他の実施例の誤り訂正符号の生成手順を示す図
であり、第１の実施例の第３図に相当する。この実施例
では１セクタ内で用いられているリードソロモン符号を
構成している同一の元を用い、最小距離３すなわちチェ
ックデータとして２シンボル付加した誤り訂正符号を考
える。データのフォーマットとしてｎトラック毎に１６
のブロックＢ。−ＢＩＳを考える。そして隣接する奇数
番と偶数番のセクタの情報との排他的論理和をとる。

例えば第５図に示す如く順に情報にｇｏ−ｇ＊ａｑまで
の符号を付し、情報ｇ０と情報ｇ、との排他的論理和を
ｈｏ、情報ｇ２と同ｇ、とをｈｌとすると排他的論理和
ｈ０〜ｈｌ？Ｉの１７５の排他的論理和を得ることがで
きる。情報を３５０から１７５に圧縮するのはＧＦ（２
’）上の元を持つリードソロモン符号は符号長として２
５５までしかとれないためである。これをもとにリード
ソロモン符号等の誤り訂正方式により２種のチェックデ
ータｃｔｄｏ〜Ｃ１ｄｆｉ−＋、　Ｃ２ｄｏ　−Ｃ２ｄ
、、−＋を生成し、それらをセクタＳＺＯ及びセクタＳ
Ｚ＋の第１５ｎトランクＴＩ５゜〜第り６ｎ−１　トラ
ックＴｌ６１１−１のｎトラックに記録する。

これにより１７５の排他的論理和り。−ｈ１７４の情報
と２つのチェックデータに２つの誤りがあっても破損セ
クタの位置情報と２つのチェックデータとにより訂正し
て再生が可能となる。またこの実施例においても予め決
められた領域に訂正した再生データ及びマツプ情報を記
録することにより以降のアクセスを早くできる。

なお以上２つの実施例では書込み可能領域と読取り専用
領域とを有する光ディスクにこの発明を適用し、セクタ
間の誤り訂正符号も最小距離２と３とのみで適用したが
、この発明はこれに限るものではなく、サンプルサーボ
及び連続サーボ方式のどのような光ディスクにも適用で
きることば言うまでもない。

〔発明の効果〕

以上説明したとおり、この発明によれば読取り専用領域
のデータをｎトラック毎に抽出して、それをもとにチェ
ックデータを生成し、読取り専用領域の所定位置に記録
しているので、１００μ丑φ程度の欠陥によりセクタの
同期パターン部がｎトランクに亘り破損しても、チェッ
クデータにより破損されたセクタの情報が再生可能とな
る。また読取り専用領域でのセクタのデータフォーマッ
トは書込み可能領域のセクタのデータフォーマットと同
一であるので光ディスクの情報を記録再生する装置のハ
ードウェアの変更が少なくて済む等価れた効果を奏する
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る光ディスクの一実施例の記録部
の構成を示す模式図、第２図は読取り専用領域のトラン
ク及びセクタの構成を示す図、第３．４図はチェックデ
ータの生成手順を示す図、第５図は他の実施例のチェッ
クデータの生成手順を示す図、第６図は従来の光ディス
クのセクタのフォーマットを示す図、第７図は１セクタ
内での誤り訂正符号のフォーマントを示す図である。 ■・・・記録部　２・・・読取り専用領域３・・・書込
み可能領域　４・・・１−ランクＣｄ、〜Ｃｄ□１・・
・チェックデータなお、図中、同一符号は同一、又は相
当部分を示す。 代理人　　　大　　岩　　増　　雄

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）径方向に設けられたトラックと、周方向に設けら
   れたセクタとを有し、その一部又は全部が読取り専用領
   域である光ディスクであって、 前記読取り専用領域の複数トラック毎に記録されたデー
   タから生成され、それらのデータの誤りを訂正するチェ
   ックデータを前記読取り専用領域の所定位置に記録して
   あることを特徴とする光ディスク。
2. （２）請求項１記載の光ディスクにおいて、前記データ
   が前記チェックデータにより訂 正されたとき、訂正されたデータを記録する領域と、 訂正前のデータが記録されていたアドレス及び訂正後の
   データが記録されているアドレスをマップ情報として記
   録する領域とを有する光ディスク。