JPH06314174A - 情報記録媒体及び情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録媒体及び情報記録再生装置

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JPH06314174A
JPH06314174A JP10237693A JP10237693A JPH06314174A JP H06314174 A JPH06314174 A JP H06314174A JP 10237693 A JP10237693 A JP 10237693A JP 10237693 A JP10237693 A JP 10237693A JP H06314174 A JPH06314174 A JP H06314174A
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Application number
JP10237693A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Hamasaka
浩史 濱坂
Yoshihisa Fukushima
能久 福島
Haruo Yamashita
春生 山下
Shinko Inagaki
真弘 稲垣
Yasushi Higashiya
易 東谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 情報記録媒体のダミー領域内のブロック10
0におけるID部113に、このブロック100へのデ
ータ記録禁止を示す記録禁止フラグ1131を設定す
る。ディスク初期化時に全ブロックをサーティファイす
ると、記録禁止フラグの設定されたダミー領域のブロッ
クは欠陥ブロックとともに検出され、使用不可ブロック
リストに登録される。 【効果】 データ記録再生において目的とする情報記録
媒体上のブロックを求める際に、使用不可ブロックリス
トを用いて欠陥ブロックとダミー領域を一括して扱うこ
とができるのでアドレス変換処理が簡単化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラック構造を持ちト
ラックを複数個のブロックで構成しブロック単位でデー
タを記録する情報記録媒体に関する。また本発明はこの
ような情報記録媒体に対してデータの記録再生を行う情
報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク等の情報記録媒体では、光学
的に検出可能な案内トラックが同心円状あるいはスパイ
ラル状に設けられて、直径1μm程度に絞ったレーザー
光をこの案内トラック上に照射して、データを記録再生
する。ディスク上に形成された多数のトラックは情報の
記録再生の単位であるブロックに分割される。ブロック
は、トラックに対してセクタと呼ばれることもある。
【0003】トラック構造を持つディスク状の情報記録
媒体において、これらのトラックがディスク半径方向に
ついて複数のゾーンに分割され、ゾーン内の各トラック
には同数の固定されたサイズをもつブロックが形成され
るとともに、内周から外周のゾーンへ行くにつれてトラ
ック内に形成されるブロックの個数が増加するようなデ
ィスクフォーマットは、ZCAV(Zoned Constant Ang
ular Velocity)フォーマットと呼ばれている。
【0004】図5はZCAVフォーマットの説明図であ
る。情報記録媒体内において、データの記録または再生
が可能なデータ記録領域は複数のゾーンに分割されてい
る。図5では隣接する2つのゾーンだけを記載してい
る。ゾーン(i)内の各トラックはn個のブロックに分
割されてそれぞれのブロックにセクタ番号B1からBnが
与えられ、ゾーン(i+1)内の各トラックは(n−
1)個のブロックに分割されてそれぞれのブロックにセ
クタ番号B0からBn-1が与えられている。
【0005】なお光ディスク等の情報記録媒体では、ゾ
ーン間における記録再生クロックや回転数等の制御条件
の変更に必要な時間遅れを得たり、隣のゾーンからの信
号の影響を防いだりする目的でデータの記録再生を行わ
ない通常2トラック程度のダミー領域がゾーン間に設け
られる。また1つの情報記録媒体上にデータの記録が可
能な書換可能領域とデータの書き込みを行うことのでき
ない再生専用領域が混在する場合、再生専用領域からの
信号の影響を防ぐ目的で、再生専用領域に隣接する書換
可能領域に同様のダミー領域が設けられる。
【0006】情報記録媒体におけるブロックの構成はセ
クタフォーマットと呼ばれる。図6は従来の情報記録媒
体のセクタフォーマットを示す図である。情報記録媒体
における各ブロック60はヘッダー部61とデータ部6
2から構成される。光ディスクではいわゆるプリフォー
マットが行われ、製造工程において案内トラックの形成
と同時にヘッダ部61が一定の間隔毎に形成される。
【0007】ヘッダー部61には、SM611、VFO
612、ブロックのアドレス情報を示すID部613が
収められる。ID部613はトラック番号6131、セ
クタ番号6132から構成される。トラック番号613
1はそのブロックの存在するトラックの番号を、セクタ
番号6132はトラックにおけるそのブロックの順序番
号である。
【0008】記録部62にはエラー訂正符号を付加した
ユーザデータが収められる。ブロック60がユーザによ
るデータの記録が可能な場合つまり書換可能領域にある
場合、記録部62はユーザの使用に際して形成される。
ブロック60が書き込み不可能な場合つまり再生専用領
域にある場合、記録部62は製造時に形成される。
【0009】光ディスクでは記録ピッチやトラックピッ
チは1μm程度と非常に小さく、製造工程やユーザの保
管等において各種の欠陥、ゴミ、傷が生じて再生信号の
ドロップアウトの原因となる。また例えば相変化型の材
料を使用する光ディスクの場合、繰り返し記録により特
定のブロックが劣化する場合がある。このため光ディス
クにはデータの記録再生を行うことのできないブロッ
ク、いわゆる欠陥ブロックが発生する。
【0010】このような情報記録媒体を使用する従来の
情報記録再生装置は、データの信頼性を保証するために
次のような処理を行っていた。
【0011】ユーザは情報記録媒体の使用に先だって情
報記録媒体の初期化、いわゆる物理フォーマットを行
う。このとき情報記録再生装置は、情報記録媒体のサー
ティファイを行う。サーティファイでは、情報記録再生
装置はユーザデータの書き込まれるユーザ領域の各ブロ
ックに対しデータを記録しこれを実際に読み出して欠陥
ブロックを検出し、検出された欠陥ブロックのアドレス
情報を収めたテーブルである欠陥リストを情報記録媒体
に記録する。
【0012】初期化された情報記録媒体に対するユーザ
データの記録または再生では、情報記録再生装置は、情
報記録媒体から欠陥リストを読み出し欠陥リストに登録
された欠陥ブロックを除いたユーザ領域に対してデータ
の記録または再生を行う。
【0013】図7を参照しながら、従来の情報記録再生
装置による情報記録媒体へのユーザデータの記録再生に
おけるアドレスの変換について説明する。図7は従来の
アドレス変換の概念図である。図7では、(a)は実際の
情報記録媒体上のブロックの位置であるディスクアドレ
スを、(d)はユーザーからみた情報記録媒体の空間であ
る論理アドレスを、(b)、(c)はディスクアドレスから論
理アドレスへの変換の課程の物理トラックアドレス、物
理セクタアドレスをそれぞれ示している。
【0014】図7(a)に示すように、情報記録媒体は2
つのゾーンに分けられ、また1つの書換可能領域と2つ
の再生専用領域をもつものとする。
【0015】情報記録再生装置は、情報記録媒体の使用
に先立って初期化を行う。情報記録再生装置は、初めに
情報記録媒体に欠陥リストの領域を含むディスク管理領
域を設定する。ディスク管理領域には書換可能領域およ
び再生専用領域の位置情報や、欠陥リスト等が収められ
る。
【0016】情報記録再生装置は、次に書換可能領域の
サーティファイを行う。このとき情報記録再生装置は、
例えば、欠陥ブロックがトラック番号100セクタ番号
0、トラック番号250セクタ番号5からセクタ番号
8、トラック番号380セクタ番号15に検出した場
合、それぞれの欠陥ブロックに対応した合計6つのエン
トリーを欠陥リストに登録する。
【0017】このように初期化された情報記録媒体に対
するデータの記録再生は次のように行われる。ユーザー
からは、記録再生するブロックのアドレスが与えられ
る。このアドレスは(d)に示す論理アドレスである。情
報記録再生装置はこの論理アドレスにディスク管理領域
のブロック数を加え(c)に示す物理セクタアドレスを得
る。
【0018】次に情報記録再生装置は、この物理セクタ
アドレスをトラック番号、セクタ番号で表される物理ト
ラックアドレスに変換する。はじめに情報記録再生装置
は、予め情報記録再生装置内に納めているゾーンの構成
情報や領域の位置情報等のディスクフォーマット情報を
用いて、物理セクタアドレスをトラック、セクタで表さ
れるアドレスに一旦変換する。さらに情報記録再生装置
は、装置内に予め納められているダミー領域の位置情報
から求めたダミー領域相当のオフセットを加えることに
よって、(b)に示す物理トラックアドレスを求める。
【0019】さらに情報記録再生装置では、情報記録媒
体の初期化において作成した欠陥リストを順にたどり、
欠陥リストに収められたエントリーより物理トラックア
ドレスが小さいあいだそれぞれのエントリーに対して物
理トラックアドレスを1つづ増やしていく。
【0020】このようにして求められたアドレスが(a)
に示すディスクアドレスである。このディスクアドレス
が実際の情報記録媒体上のブロックのアドレス、つまり
ブロックのID部に収められるトラック番号とセクタ番
号となる。情報記録再生装置は、このディスクアドレス
をもつブロックに対してユーザデータの記録再生を行
う。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように従来の情報記録媒体を用いたアドレス変換で
は、ゾーン間及び再生専用領域に隣接する書換可能領域
上のダミー領域と欠陥ブロックを別々に管理していた。
このため、ダミー領域を考慮したアドレスの変換及び欠
陥ブロックを考慮したアドレスの変換の少なくとも2回
のアドレス変換が必要となり、論理アドレスから情報記
録媒体上のアドレスであるディスクアドレスを決定する
処理が煩雑であった。また、ブロックのID部に収めら
れているアドレスはトラック番号とセクタ番号で表され
ていた。このため、ディスクのゾーンの構成を考慮して
トラック番号とセクタ番号を求める処理が必要であり、
論理アドレスから情報記録媒体上のアドレスを求める処
理が煩雑であった。
【0022】また従来の欠陥リストでは、欠陥ブロック
1つ1つに対応してエントリーに登録を行っていた。こ
のため、固定した領域への繰り返し記録などにより連続
した欠陥ブロックが発生した場合、多くのエントリーを
欠陥リストに作成する必要がありリストの使用効率が悪
かった。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために次の手段を提供する。
【0024】(1)ブロックのヘッダー部にブロックに対
するデータ記録の禁止状態を示す記録禁止フラグを含
み、ゾーン間及び再生専用領域に隣接する書換可能領域
上のダミー領域に位置するブロックでは記録禁止フラグ
を記録禁止状態に設定し、ユーザデータの記録および/
または再生が禁止される欠陥ブロックとダミー領域のブ
ロックのアドレスを一括して管理する使用不可ブロック
リストを書換可能領域に配置したことを特徴とする情報
記録媒体。またこの情報記録媒体を使用し、情報記録媒
体の初期化処理において情報記録媒体のサーティファイ
を行って使用不可ブロックリストを作成する使用不可ブ
ロックリスト生成手段と、記録禁止フラグを検出するI
D検出回路と、使用不可ブロックリストをおさめるブロ
ックリスト保存手段とを備えたことを特徴とする情報記
録再生装置。
【0025】(2)使用不可ブロックの先頭アドレスと連
続数を一つのエントリーとすることにより、連続した使
用不可ブロックを一つのエントリーとして使用不可ブロ
ックリストに登録する使用不可ブロックリスト生成手段
を備えたことを特徴とする情報記録再生装置。
【0026】(3)各ブロックにおけるヘッダー部のアド
レスは、先頭のブロックからの順序番号である物理ブロ
ック番号とすることを特徴とする情報記録媒体。
【0027】
【作用】本発明は上記した情報記録媒体及び情報記録再
生装置により、次のように課題を解決する。
【0028】(1)情報記録再生装置の使用不可ブロック
リスト生成手段は、初期化処理において情報記録媒体の
各ブロックをサーティファイする。このときダミー領域
のブロックでは、ID検出回路が記録禁止フラグを検出
しID一致を通知しないので、データの記録が行われな
い。よって、このブロックは欠陥ブロックとともに使用
不可ブロックとして検出される。使用不可ブロックリス
ト生成手段は使用不可ブロックのアドレスを納めた使用
不可ブロックリストを情報記録媒体に記録する。使用不
可ブロックリストには欠陥ブロックとダミー領域のブロ
ックが一括して登録される。
【0029】データ記録再生の際には、使用不可ブロッ
クリストがブロックリスト保存手段上に読み出される。
この使用不可ブロックリストを用いることにより、論理
アドレスから情報記録媒体上のアドレスを求める際にダ
ミー領域と欠陥ブロックを別々に考慮する必要がなくな
る。これによって、アドレス変換が簡単化される。
【0030】(2)連続した欠陥ブロックを1つのエント
リーとして使用不可ブロックリストに登録することによ
って、特に連続した領域を使用不可ブロックリストに登
録する場合にリストの使用効率を向上させることができ
る。
【0031】(3)ブロックのID部に納められるアドレ
スを物理ブロック番号とすることによりディスクのゾー
ン構成に応じてトラック番号及びセクタ番号を求める処
理を行う必要がなくなる。これによって、データの記録
再生の際に論理アドレスから情報記録媒体上のアドレス
を決定する処理が簡単化される。
【0032】
【実施例】本発明の一実施例の情報記録媒体及び情報記
録再生装置について図面を参照しながら以下に説明す
る。
【0033】図1は、本発明の情報記録媒体の一実施例
の構成図である。10は本発明の情報記録媒体の光ディ
スク、11は再生専用領域A、12は書換可能領域、1
3は再生専用領域Bである。また、100は情報の記録
再生の単位であるブロック、101はヘッダー部、10
2はデータ部、111はSM、112はVFO、113
はID部、1131は記録禁止フラグ、1132は物理
ブロック番号である。
【0034】本発明の一実施例の情報記録媒体10は、
再生専用領域A11、書換可能領域12、再生専用領域
B13から構成されるものとする。また情報記録媒体1
0はZCAVフォーマットの構造をもっており、ゾーン
1からゾーン10までの10個のゾーンから構成され
る。
【0035】情報記録媒体10における情報の記録再生
の単位であるブロック100は、ブロック100の先頭
におかれるヘッダー部101とユーザデータの格納され
るデータ部102から構成される。ヘッダー部101は
ブロック先頭を示すSM111、再生クロックの同期信
号のVFO112、ブロック100のアドレス情報を示
すID部113から構成される。ID部113は24ビ
ットが割り当てられており、このブロック100に対す
るデータの書き込み禁止を示す先頭1ビットの記録禁止
フラグ1131と、このブロックがディスク先頭のブロ
ックからいくつ目に当たるかを表す23ビットの物理ブ
ロック番号1132から構成される。記録禁止フラグ1
131は、「1」が記録禁止に設定されている状態を
「0」が記録禁止に設定されていない状態を表す。
【0036】図2は、本発明の情報記録再生装置の一実
施例の光ディスク装置の構成を示すブロック図であり、
20はホストシステム、21はシステムバスであるSC
SI(Small Computer System Interface)バス、22
は本発明の情報記録再生装置、220はインターフェイ
ス回路、221は本発明における使用不可ブロックリス
ト生成手段であるマイクロプロセッサ、222はメモリ
ー、2221はデータメモリー、2222は本発明にお
けるブロックリスト保存手段であるワークメモリー、2
223は使用不可ブロックリスト、223はECC回
路、224はデータ変復調回路、225はID検出回
路、2251は記録禁止フラグ検出回路、226はドラ
イブ装置である。
【0037】ホストシステム20と、情報記録再生装置
22はSCSIバス21を介して接続されている。情報
記録再生装置22は、インターフェース回路220、マ
イクロプロセッサ221、メモリー222、ECC回路
223、データ変復調回路224、ID検出回路22
5、ドライブ装置226から構成される。ドライブ装置
226には本発明の情報記録媒体10(図示せず)が納
められている。
【0038】メモリー222はデータメモリー2221
とワークメモリー2222に分割して使用される。デー
タメモリー2221には情報記録媒体に記録再生するユ
ーザデータが格納される。ワークメモリー2222に
は、使用不可ブロックリスト2223をはじめとするマ
イクロプロセッサ221の処理に必要なデータや各種の
テーブルが一時的に蓄えられる。
【0039】インターフェイス回路220はホストシス
テム20とデータメモリー2221との間の記録再生デ
ータの転送を制御する。マイクロプロセッサ221は、
各種の処理の起動と終了を行う。
【0040】ECC回路223はデータメモリー222
1に蓄えられた記録再生データに対しエラー訂正符号の
付加とエラー訂正符号からのエラーの検出と訂正を行
う。もしエラーの訂正において誤り訂正不能エラーを検
出した場合、ECC回路223はマイクロプロセッサ2
21対してエラーを通知する。
【0041】ID検出回路225は、マイクロプロセッ
サ221から設定されたIDとドライブ装置226から
検出されるIDとの比較を行ってID一致を検出し、デ
ータ変復調回路224に通知する。
【0042】ID検出回路225には記録禁止フラグ検
出回路2251がおさめられている。記録禁止フラグ検
出回路2251はマイクロプロセッサ221からデータ
記録を指定されたときのみ、記録禁止フラグが設定され
た状態である、記録禁止状態を検出する。記録禁止フラ
グ検出回路2251が記録禁止状態を検出したとき、I
D検出回路255はデータ変復調回路224に対しID
一致を通知しない。
【0043】データ変復調回路224は、ID検出回路
からID一致の通知を受けるとデータの変調及び復調を
行う。ドライブ装置226は情報記録媒体に対して実際
のデータの記録再生を行う。なおドライブ装置226
は、データの記録再生を行う光ヘッド(図示せず)がデ
ータの記録再生を行うことのできる情報記録媒体のブロ
ックのID部を常にID検出回路225に報告する。
【0044】以上のように構成される情報記録再生装置
22の動作について図3、図4を参照しながら説明す
る。
【0045】図3はマイクロプロセッサ221が行う処
理の概要を示した、本発明の一実施例における処理の流
れを示すフローチャートである。図3(1)は情報記録
媒体の初期化における処理の流れを、図3(2)は情報
記録媒体に対するデータの記録再生における処理の流れ
を示している。
【0046】図4は本発明の一実施例におけるアドレス
変換の概念図であり、情報記録媒体10上のアドレスで
ある物理アドレス(a)とホストシステムからみたアド
レスである論理アドレス(b)との対応を示している。
【0047】情報記録媒体10は、ゾーン1からゾーン
10までの合計10個のゾーンから構成される。また情
報記録媒体10は、再生専用領域A、書換可能領域およ
び再生専用領域Bの3つの領域からから構成される。再
生専用領域Aはゾーン1に、書換可能領域はゾーン1の
一部、ゾーン2、ゾーン3と、ゾーン4の一部、再生専
用領域Bはゾーン4の一部とゾーン5からゾーン10に
配置されている。
【0048】ゾーン間及び再生専用領域に隣接する書換
可能領域には、データの記録再生を行わないダミー領域
が配されている。図4では、物理ブロック番号400か
ら459、34870から34931、71168から
71733、110766から110835、1199
28から119999、152164から152237
のゾーン1からゾーン4までに存在するダミー領域を示
している。ダミー領域及び再生専用領域のブロックには
記録禁止フラグ1131が、記録禁止を示す「1」状態
に設定されている。
【0049】情報記録媒体10は、ディスクの構成や欠
陥ブロックに関する情報をおさめるディスク管理領域
と、ユーザデータの記録されるユーザ領域に分割され
る。ディスク管理領域は、ディスクの製造時に情報が記
録されている再生専用領域Aと、ユーザによるディスク
の使用時に情報の記録される書換可能領域にまたがって
配置されている。
【0050】再生専用領域Aには、ディスク構成情報が
収められている。ディスク構成情報は、情報記録媒体1
0の総ブロック数や領域情報から構成される。領域情報
には、再生専用領域A、書換可能領域、再生専用領域
B、ディスク管理領域、使用不可ブロックリスト、ユー
ザ領域、のそれぞれの先頭物理ブロックアドレスがおさ
められている。
【0051】初めに情報記録媒体10の初期化について
説明する。なお情報記録媒体10の書換可能領域には、
初期化が行われる以前に何のデータも書き込まれていな
いものとする。また情報記録媒体10が情報記録再生装
置22に装着されたとき、マイクロプロセッサ221は
既にディスク構成情報をを読み出しているものとする。
【0052】情報記録媒体10の初回の使用に先立っ
て、ホストシステム20は情報記録再生装置22に情報
記録媒体10の初期化を指令する。マイクロプロセッサ
221はこの指令を受けて初期化を開始する。マイクロ
プロセッサ221は、ワークメモリ2222上に使用不
可ブロックリスト2223を作成しこの領域を初期化
(3101)する。
【0053】次にマイクロプロセッサ221は、既に読
み出したディスク構成情報から書換可能なユーザ領域を
求め、この領域へデータ記録を行う(3102)。本実
施例ではディスク構成情報に、書換可能領域の先頭物理
ブロックアドレスが400、ユーザ領域の先頭物理ブロ
ックアドレスが560、再生専用領域Bの先頭物理ブロ
ックアドレスが120000と登録されている。このこ
とから、書換可能なユーザ領域の物理ブロックアドレス
は物理ブロック番号560から119999までである
ので、この領域へのデータ記録が行われる。
【0054】データ記録においてマイクロプロセッサ2
21は特定パターンのデータをデータメモリー2221
内に生成し、ECC回路223、データ変復調回路22
4を起動する。さらにマイクロプロセッサ221は、I
D検出回路225にデータ記録を指定し、データ記録を
行うブロックの物理ブロック番号を設定する。またマイ
クロプロセッサ221は、ドライブ装置226に記録再
生ヘッドを目的とするブロックに移動するように指示す
る。
【0055】ECC回路223はデータメモリー222
1内のデータに対しエラー訂正符号を付加し、これをデ
ータ変復調回路224に転送する。ドライブ装置226
は記録再生ヘッドを目的とするブロック100に移動
し、このブロック100からID部113を読み出して
ID検出回路225に送出する。
【0056】データ記録がマイクロプロセッサ221か
ら指定されているので、記録禁止フラグ検出回路225
1はドライブ装置226から送出されるID部113内
の記録禁止フラグ1131の設定状態の検出をおこな
う。ID検出回路225は、マイクロプロセッサ221
から設定された物理ブロック番号とドライブ装置226
から送出されるID部113内の物理ブロック番号11
32の一致を検出し、かつ記録禁止フラグ検出回路22
51がドライブ装置226から送出されるID部113
内の記録禁止フラグ1131が「1」に設定された記録
禁止状態を検出しなければ、ID一致をデータ変復調回
路224に通知する。
【0057】データ変復調回路224は、ID一致の通
知を受けてECC回路223から転送されたデータを変
調しドライブ装置226に送出する。ドライブ装置22
6はデータを情報記録媒体10のブロック100へ記録
する。
【0058】ここでデータを記録するブロック100が
ダミー領域にある場合にはこのブロック100の記録禁
止フラグ1131は「1」に設定されているので、記録
禁止フラグ検出回路2251は記録禁止状態を検出す
る。このため、ID検出回路225はデータ変復調回路
224にID一致を通知しない。よってデータ変復調回
路224からのデータ送出は行われず、このブロック1
00へのデータの記録は行われない。
【0059】次にマイクロプロセッサ221はデータを
記録したそれぞれのブロックからデータ再生を行う(3
103)。マイクロプロセッサ221は、ECC回路2
23、データ変復調回路224を起動する。さらにマイ
クロプロセッサ221はID検出回路225に対し、デ
ータ再生を指定し、ID部113の物理ブロック番号1
132に再生するブロックの物理ブロック番号を設定す
る。またマイクロプロセッサ221は、ドライブ装置2
26に対し、記録再生ヘッドを再生するブロック100
に移動するよう指示する。
【0060】ドライブ装置226はブロック100を再
生する。ID検出回路225は、マイクロプロセッサ2
21から設定された物理ブロック番号と、ドライブ装置
226から送出されるID部113における物理ブロッ
ク番号1132の一致を検出し、ID一致をデータ変復
調回路224に通知する。このときデータ再生が指定さ
れているので、記録禁止フラグ検出回路2251が記録
禁止状態を検出することはない。
【0061】データ変復調回路224は、ID検出回路
225からID一致の通知を受けてドライブ装置226
から再生されたデータを復調しECC回路223に送出
する。ECC回路223はこのデータに対しエラー訂正
符号によるエラーの検出と訂正を行ってデータメモリー
2221内に格納する。このときECC回路223は誤
り訂正不能エラー検出するとエラーをマイクロプロセッ
サ221に通知する。
【0062】マイクロプロセッサ221は、このように
して欠陥ブロックを使用不可ブロックとして検出する。
さらに、ダミー領域にあるブロックも、データが書き込
まれていないため誤り訂正不能エラーとなり、使用不可
ブロックとして検出される。
【0063】マイクロプロセッサ221はECC回路2
23からエラーを通知された場合(3104)、次のよ
うにワークメモリー2222上の使用不可ブロックリス
ト2223に使用不可ブロックを登録する。
【0064】直前のブロックにエラーが起こっていない
場合(3105)、このブロックは連続した使用不可ブ
ロックの先頭である。よって、マイクロプロセッサ22
1は使用不可ブロックリスト2223の新しいエントリ
ーのブロック番号にこのブロックの物理ブロック番号1
132を登録し、このエントリーの連続数を1とする
(3106)。直前のブロックにもエラーがあった場合
(3105)、このブロックは直前のブロックに続く使
用不可ブロックなので、マイクロプロセッサ221は使
用不可ブロックリスト2223の最後のエントリーにお
ける連続数に1を加算する(3108)。
【0065】このようにブロックからデータを再生し
(3103)、エラーを検出して使用不可ブロックリス
ト2223にエントリーを登録するまでの処理(310
4、3105、3106、3107)は、データ記録
(3102)を行った書換可能なユーザ領域にある全て
のブロックに対して行われる(3108)。この後マイ
クロプロセッサ221は、使用不可ブロックリスト22
23を情報記録媒体10のディスク管理領域内に記録し
(3109)、情報記録媒体10の初期化を終了する。
【0066】ここでもし、情報記録媒体10において物
理ブロック番号40000、90000から90004
のブロックに欠陥がある場合には、図4(a)に示すよ
うに使用不可ブロックリストにこれらの欠陥ブロック
と、ダミー領域のブロックとが使用不可ブロックとして
登録される。例えば物理ブロック番号90000から9
0004までの連続する使用不可ブロックは、ブロック
番号90000、連続数5のエントリーとして使用不可
ブロックリストに登録される。
【0067】このように初期化の行われた情報記録媒体
10に対するデータの記録再生について説明する。
【0068】ホストシステム20は、情報記録媒体10
の特定のブロックに対するデータの記録再生を、論理ア
ドレスを指定し情報記録再生装置22に対して指令す
る。マイクロプロセッサ221はこの指令を受けて情報
記録媒体10へのデータの記録再生を開始する。マイク
ロプロセッサ221は情報記録媒体10から使用不可ブ
ロックリストを読み出し、ワークメモリー2222内に
使用不可ブロックリスト2223として配置する(32
01)。
【0069】次にマイクロプロセッサ221は、ホスト
システム20から指定された論理アドレスを仮の物理ア
ドレスとする(3202)。さらにマイクロプロセッサ
221は、この物理アドレスにディスク管理領域の大き
さを加算する(3203)。
【0070】さらにマイクロプロセッサ221は、使用
不可ブロックを考慮して記録再生を行うブロックの情報
記録媒体10上のアドレスを求めていく。
【0071】マイクロプロセッサ221は使用不可ブロ
ックリスト2223の最初のエントリーを参照する(3
204)。ここで、物理アドレスがこのエントリーのブ
ロック番号よりも小さければ(3205)、物理アドレ
スは記録再生するブロックの物理ブロック番号を示して
いる。このときマイクロプロセッサ221はこの物理ブ
ロック番号をもつブロックへデータの記録再生を行う
(3206)。情報記録媒体10に対するデータの記録
再生は、既に述べた情報記録媒体10の初期化の場合と
同様に行われる。
【0072】物理アドレスがエントリーのブロック番号
よりも小さくなければ(3205)、物理アドレスには
使用不可ブロックの個数相当のオフセットを加える必要
がある。マイクロプロセッサ221は、物理アドレスに
参照中のエントリーにおける連続数を加算し(320
7)、使用不可ブロックリスト2223の次のエントリ
ーを参照する(3208)。物理アドレスが参照するエ
ントリーのブロック番号より小さい間、この処理を繰り
返す(3205)。
【0073】これら一連の処理によって、物理アドレス
がデータを記録再生するブロックの物理ブロック番号と
なる。マイクロプロセッサ221はこの物理ブロック番
号をもつ情報記録媒体10上のブロックへのデータの記
録再生を行い(3206)、データの記録再生処理を終
了する。このように、情報記録媒体10の使用不可ブロ
ックを除いた領域に対してデータの記録再生が行われ
る。
【0074】上述のデータの記録再生処理におけるアド
レス変換について、例を挙げて説明する。図4(a)に
示すアドレス構成をもつ情報記録媒体10からデータの
再生を行うものとする。
【0075】図4(b)に示す論理アドレスが5000
0番地であるブロックがホストシステム20から再生ブ
ロックとして指定されたとする。マイクロプロセッサ2
21は、仮の物理アドレスを論理アドレスと同じ500
00番地とする(3202)。
【0076】次にマイクロプロセッサ221は、物理ア
ドレスにディスク管理領域の大きさを加算する(320
3)。ここで、ディスク構成情報からディスク管理領域
の大きさは、ユーザ領域の先頭アドレスの560番地か
らディスク管理領域の先頭アドレスの0番地を減じた5
60番地分として求められる。物理アドレスは5056
0番地となる。
【0077】マイクロプロセッサ221は使用不可ブロ
ックリストの最初のエントリーを参照する(320
4)。物理アドレス50560番地はエントリーのブロ
ック番号34870番地より小さくない(3205)。
マイクロプロセッサ221は、物理アドレス50560
番地にエントリーの連続数62番地分を加算する(32
07)。物理アドレスは50622番地となる。
【0078】マイクロプロセッサ221は使用不可ブロ
ックリストの次のエントリーを参照する(3204)。
物理アドレス50622番地はエントリーのブロック番
号40000番地より小さくない(3205)。マイク
ロプロセッサ221は、物理アドレス50622番地に
エントリーの連続数1番地分を加算する(3207)。
物理アドレスは50623番地となる。
【0079】マイクロプロセッサ221は使用不可ブロ
ックリストの次のエントリーを参照する(3204)。
物理アドレス50623番地はエントリーのブロック番
号71168番地より小さい(3205)。よって物理
アドレス50623番地が、情報記録媒体10における
再生ブロックの物理ブロック番号となる。マイクロプロ
セッサ221はこのブロックからデータを再生する(3
206)。
【0080】このように使用不可ブロックリストを用い
欠陥ブロックとダミー領域のブロックを一括して管理す
るので、ダミー領域と欠陥ブロックを別々に考慮してア
ドレス変換を行う必要がない。また、ブロックのID部
に納められるアドレスを物理ブロック番号とするので、
情報記録媒体ののゾーン構成に応じてトラック番号及び
セクタ番号を求めるためのアドレス変換を行う必要がな
い。これによって、データ記録再生の際に論理アドレス
から情報記録媒体上のアドレスを決定する処理が簡単化
される。
【0081】なお本発明の情報記録媒体は、本実施例の
情報記録媒体10のゾーン構成、領域構成、ブロック数
をもつ情報記録媒体に限定されるものでないことは言う
までもない。
【0082】また本実施例において、記録禁止フラグが
設定されている場合に記録禁止フラグ検出回路2251
が記録禁止状態を検出することによりID検出回路25
5はID一致を検出しないとしたが、本発明はこの構成
に限るものではない。例えば、論理アドレスの先頭に
「1」を付加し、これとドライブ装置から送出されるI
D全部との比較を行っても、ID検出回路225が記録
禁止フラグが設定された場合にID一致を検出しないよ
うにすることができる。
【0083】以上述べたように本発明では、マイクロプ
ロセッサ221は情報記録媒体の初期化において記録禁
止フラグ1131の設定されているダミー領域のブロッ
クと欠陥ブロックを一括して使用不可ブロックとして検
出し、使用不可ブロックリストに登録する。さらにマイ
クロプロセッサ221は、情報記録媒体へのデータの記
録再生において、使用不可ブロックリストに登録された
ダミー領域のブロックと欠陥ブロックをオフセットとし
て物理ブロック番号求め、この物理ブロック番号もつブ
ロックにデータを記録再生する。このようにして本発明
は、論理アドレスから情報記録媒体上のアドレスへのア
ドレス変換を大幅に簡単化する。
【0084】なお、記録禁止フラグ1131は再生専用
領域のブロックのID部にも設けられており、この場合
に記録禁止フラグ1131は、誤って再生専用領域にデ
ータが書き込まれるのを防ぐ効果がある。
【0085】
【発明の効果】以上のように本発明の情報記録媒体は、
ダミー領域のブロックのID部に記録禁止フラグを含
み、またユーザデータの記録再生が禁止されるブロック
を管理する使用不可ブロックリストを書換可能領域に配
置する。本発明の情報記録再生装置は、情報記録媒体の
初期化処理において情報記録媒体のサーティファイを行
って、欠陥ブロックと記録禁止フラグの設定されたダミ
ー領域のブロックのアドレスを一括して管理する使用不
可ブロックリストを作成する。さらに本発明の情報記録
再生装置はデータの記録再生において、使用不可ブロッ
クリストをもとにデータを記録再生するブロックの情報
記録媒体上のアドレスを求める。このようにダミーエリ
アと欠陥ブロックを別々に考慮する必要がなくなるの
で、データの記録再生における論理アドレスから情報記
録媒体上のアドレスへのアドレス変換の処理を簡単化で
きる。
【0086】また本発明の情報記録媒体は、各ブロック
のID部にこのブロックがディスク先頭からいくつ目に
当たるかを表す物理ブロック番号をおさめる。これによ
ってトラック番号及びセクタ番号を情報記録媒体のトラ
ック構成に応じて求める必要がなくなるので、情報記録
媒体上のブロックを物理ブロック番号から直接識別で
き、情報記録媒体上のアドレスを決定する処理が単純化
される。
【0087】なお本発明の情報記録媒体及び情報記録再
生装置によれば、情報記録媒体上にダミー領域の位置情
報を含む使用不可ブロックリストを配置するので、ダミ
ー領域の位置情報を予め情報記録再生装置内に納めてお
く必要がない。また本発明の情報記録媒体によれば、従
来トラック番号とセクタ番号を求めるために必要であっ
たゾーンの構成情報を情報記録再生装置内に納めておく
必要がない。よって本発明によれば、ディスクフォーマ
ット情報を予め情報記録再生装置内に納めておく必要が
なくなるので、将来情報記録媒体のフォーマットが変更
された場合にも情報記録再生装置の柔軟な上位互換性を
実現することが可能となる。
【0088】また、ZCAVフォーマットの情報記録媒
体では外周側より内周側のゾーンで1トラックあたりの
ブロック数が少ない。このためブロックのアドレスを物
理セクタ番号で表現する本発明は、これをトラック番号
とセクタ番号で表現した場合に比べて、同じビット数で
表現できる情報記録媒体のアドレスの空間が大きくなる
という効果もある。
【0089】また本発明の情報記録再生装置は、連続し
た使用不可ブロックを使用不可ブロックリストの1つの
エントリーに収める。このことにより、不可ブロックが
連続するダミー領域や、連続した欠陥ブロックの発生に
対して使用不可ブロックリストの使用効率を向上するこ
とができる。
【0090】このように本発明はシステム全体の効率化
を図ることができ、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記録媒体の一実施例の構成図
【図2】本発明の情報記録再生装置の一実施例のブロッ
ク図
【図3】本発明の一実施例における処理の流れを示すフ
ローチャート
【図4】本発明の一実施例におけるアドレス変換の概念
【図5】ZCAVフォーマットの説明図
【図6】従来の情報記録媒体のセクタフォーマットを示
す図
【図7】従来のアドレス変換の概念図
【符号の説明】
10 情報記録媒体 11 再生専用領域A 12 書換可能領域 13 再生専用領域B 100 ブロック 101 ヘッダー部 102 データ部 111 SM 112 VFO 113 ID部 1131 記録禁止フラグ 1132 物理ブロック番号 20 ホストシステム 21 SCSIバス 22 情報記録再生装置 220 インターフェース回路 221 マイクロプロセッサ 222 メモリー 2221 データメモリー 2222 ワークメモリー 2223 使用不可ブロックリスト 223 ECC回路 224 データ変復調回路 225 ID検出回路 2251 記録禁止フラグ検出回路 226 ドライブ装置 60 ブロック 61 ヘッダー部 62 データ部 611 SM 612 VFO 613 ID部 6131 トラック番号 6132 セクタ番号
フロントページの続き (72)発明者 稲垣 真弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 東谷 易 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ZCAVフォーマット構造を持ち、アドレ
    スが記録されるヘッダー部とデータが記録されるデータ
    部から構成されたブロックを単位として情報が記録され
    るディスク状の情報記録媒体であり、 前記ヘッダー部内にデータ記録動作の制御を目的とした
    記録禁止フラグ領域が設けられて、ZCAVフォーマッ
    トのゾーン境界に位置した少なくとも1個以上のブロッ
    クでは前記記録禁止フラグが記録禁止状態に設定された
    ことを特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】アドレスが記録されるヘッダー部とデータ
    が記録されるデータ部から構成されたブロックを単位と
    して情報が記録され、製造時においてデータがプリフォ
    ーマット記録された再生専用領域とユーザによるデータ
    記録が可能な書換可能領域の両方が形成されたディスク
    状の情報記録媒体であり、 前記ヘッダー部内にデータ記録動作の制御を目的とした
    記録禁止フラグ領域が設けられて、 前記書換可能領域内に位置し前記再生専用領域に隣接し
    た少なくとも1個以上のブロックでは前記記録禁止フラ
    グが記録禁止状態に設定されたことを特徴とする情報記
    録媒体。
  3. 【請求項3】ヘッダー部に記録されるアドレスには、情
    報記録媒体内の先頭ブロックからの順序番号が記録され
    たことを特徴とする請求項1または2記載の情報記録媒
    体。
  4. 【請求項4】アドレスが記録されるヘッダー部とデータ
    が記録されるデータ部から構成されたブロックを単位と
    して情報が記録されるディスク状の情報記録媒体であ
    り、 前記ヘッダー部内にデータ記録動作の制御を目的とした
    記録禁止フラグ領域が設けられて、情報記録媒体内の特
    定領域に割り当てられたブロックでは前記記録禁止フラ
    グが記録禁止状態に設定されるとともに、 前記特定領域のアドレス情報が情報記録媒体の初期化処
    理において検出される欠陥ブロックのアドレス情報とと
    もに一括管理された使用不可ブロックリストが情報記録
    媒体内に記録されたことを特徴とする情報記録媒体。
  5. 【請求項5】請求項1または2記載の情報記録媒体を使
    用する情報記録再生装置であり、 前記記録禁止フラグの設定状態を検出するID部検出回
    路と、 記録禁止状態に設定されたブロックのアドレス情報が前
    記情報記録媒体の初期化処理において検出された欠陥ブ
    ロックのアドレス情報とともに一括管理される使用不可
    ブロックリストを生成する使用不可ブロックリスト生成
    手段と、 上記使用不可ブロックリストをおさめるブロックリスト
    保存手段とを備えたことを特徴とする情報記録再生装
    置。
  6. 【請求項6】使用不可ブロックリスト生成手段は、情報
    記録媒体上で連続した使用不可ブロックを一つのエント
    リーとして前記使用不可ブロックリストに登録すること
    を特徴とする請求項5記載の情報記録再生装置。
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