JP3456001B2 - ディスク状記録媒体、及びその記録及び/又は再生装置 - Google Patents

ディスク状記録媒体、及びその記録及び/又は再生装置

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JP3456001B2
JP3456001B2 JP00237894A JP237894A JP3456001B2 JP 3456001 B2 JP3456001 B2 JP 3456001B2 JP 00237894 A JP00237894 A JP 00237894A JP 237894 A JP237894 A JP 237894A JP 3456001 B2 JP3456001 B2 JP 3456001B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光磁気ディスク
などのディスク状記録媒体とその記録及び/又は再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、両面で650メガバイトの容
量を有する5インチの光磁気ディスク(Magneto-Optica
l:MOディスク)が実用化されているが、近年は、より高
密度化を目指して、例えば片面で1.0ギガバイトすな
わち両面で2.0ギガバイトとなる上記650メガバイ
トの光磁気ディスクの約3倍密の容量を有する光磁気デ
ィスクが提案されている。
【0003】この3倍密の光磁気ディスクにおいて、デ
ータは、図3の(a)に示すように、予め形成されるプ
リフォーマットエリアと、MOエリアすなわちデータ記
録エリアとからなるセクタ単位で記録がなされる。
【0004】当該3倍密の光磁気ディスクにおけるセク
タの容量は、全体で1410バイトとなり、上記プリフ
ォーマットエリアが67バイト、上記MOエリアが13
43バイトである。
【0005】ここで、上記プリフォーマットエリアの6
7バイトの内訳は、後述するセクタマーク(SM)のた
めに8バイトが使用され、残りの59バイトがディスク
回転に変動があっても確実にデータを再生できるように
するための連続的な繰り返しデータパターンである所定
の変調の最密パターンのVFOと上記所定の変調に存在
しないパターンであってアドレスコードデータの始まり
を示すアドレスマークAMとトラックナンバ及びセクタ
ナンバを示す識別情報のIDとに使用されている。より
詳細に説明すると、上記プリフォーマットエリアは、図
3の(b)に示すように、セクタマーク(SM)の8バ
イト、VFO1の26バイト、AMの1バイト、ID1
の5バイト、VFO2の20バイト、AMの1バイト、
ID2の5バイト、ポストアンブル(PA)の1バイト
からなる。
【0006】また、上記MOエリアの1343バイトの
内訳は、レーザ出力の調整のための試し書きのための領
域であるALPC(Auto Laser Power Control)とギャッ
プ(GAP)に10バイト、VFO3に27バイト、シ
ンクパターンに4バイト、データフィールドに1278
バイト、さらに回転ムラや偏心による時間軸変動分を吸
収するためのバッファ部に24バイトが使用される。ま
た、上記ALPCとギャップの10バイトは、図3の
(c)に示すように、ギャップの5バイト、ALPCの
2バイト、ギャップの3バイトからなる。
【0007】なお、この図3はいわゆる1Kフォーマッ
ト(1キロバイトメディア)に対応したものであるが、
この図3の(a)のデータフィールド及びバッファ部の
括弧内の数値は512フォーマット(512バイトメデ
ィア)の場合のバイト数を示している。
【0008】ところで、上記各セクタの先頭に設けられ
るセクタマークは、同期がとれていなくてもパルス列の
時間比較のみで位置を検出するためすなわち、当該光磁
気ディスクの記録再生を行う記録再生装置に対してセク
タの開始を通告するためのパターンとして設けられてい
る。当該セクタマークは、図4の(a)及び(c)に示
すような例えば12T(Tはビット間隔)つづくピット
及びランドを有すると共に、図5の(a)及び(c)に
示すように、当該セクタマーク後のセクタ内において決
して現れることのないパターンによって構成されている
ものである。なお、図4の(a)及び(c)と図5の
(a)及び(c)は、上記3倍密の光磁気ディスクに採
用されているセクタマークの例を示している。
【0009】また、この3倍密の光磁気ディスクでは、
ディスク記録面を複数のゾーンに分けてこのゾーン別に
定角速度で回転させる回転方式であるゾーンCAV(Z
CAV)が採用されており、さらに、図5の(a)及び
(c)のように、上記12T続くピット及びランドを有
するセクタマークのパターンは、奇数ゾーンと偶数ゾー
ンとで反転させるようになされている。すなわち、この
3倍密の光磁気ディスクでは、上述のように、奇数ゾー
ンと偶数ゾーンとで上記セクタマークのパターンを反転
させることにより、当該3倍密の光磁気ディスクの記録
再生を行う記録再生装置におけるゾーン認識力を高める
ようにしている。
【0010】なお、奇数ゾーンのセクタマークは、図5
の(a)に示すように、12T続くピットを3つ、12
T続くランドを2つ有するパターンからなるものであ
る。また、12T続くピット間には6T続くランドが、
12T続くランドの間には6T続くピットが配される。
より詳細に言うと、この奇数ゾーンのセクタマークは、
左から順に、例えば、6T続くランド、12T続くピッ
ト、6T続くランド、12T続くピット、6T続くラン
ド、12T続くピット、12T続くランド、6T続くピ
ット、12T続くランド、6T続くピットとなるパター
ンである。また、偶数ゾーンのセクタマークは、図5の
(c)に示すように、12T続くランドを3つ、12T
続くピットを2つ有するパターンからなるものである。
さらに12T続くランド間には6T続くピットが、12
T続くピットの間には6T続くランドが配される。より
詳細に言うと、この偶数ゾーンのセクタマークは、左か
ら順に、例えば、6T続くピット、12T続くランド、
6T続くピット、12T続くランド、6T続くピット、
12T続くランド、12T続くピット、6T続くラン
ド、12T続くピット、6T続くランドとなるパターン
である。
【0011】ここで、上記3倍密の光磁気ディスクの記
録再生を行う従来の記録再生装置における上記奇数ゾー
ン又は偶数ゾーンのセクタマークを検出するための検出
機構は、以下のようになる。
【0012】先ず、例えば、図4の(a)に示すような
12T続くピットは、図4の(b)に示すように、各設
定値が例えば111・・・000000000・・・1
11となされている21個のシフトレジスタからなる検
出器20によって検出される。なお、上記設定値の
(・)は0又は1のいずれの値でも良いことを示す。こ
こで、当該検出器20は、入力された信号の各データ値
が上述の各々予め設定された設定値と一致すると、アク
ティブとなる。すなわち、当該検出器20は、例えば基
準クロック若しくは参照クロックであるリファレンスク
ロックに基づいて検出した上記図4の(a)に示すよう
な12T続くピット及びその前後の所定数のTだけ続く
ランドによる信号が入力されると、アクティブとなり、
これにより上記図4の(a)に示すような12T続くピ
ットの検出を実現する。
【0013】一方、図4の(c)に示す12T続くラン
ドは、図4の(d)に示すように各設定値が例えば00
0・・・111111111・・・000となされてい
る21個のシフトレジスタからなる検出器21によって
検出される。なお、この図4の(d)においても上記設
定値の(・)は0又は1のいずれの値でも良いことを示
す。すなわち、当該検出器21は、入力された信号の各
データ値が上記図4の(d)に示す各設定値と一致する
とアクティブとなるものであり、したがって、この検出
器21によれば、例えば上記リファレンスクロックに基
づいて検出した上記図4の(c)に示すような12T続
くランド及びその前後の所定数のTだけ続くピットによ
るの信号が入力されることで、アクティブとなって、上
記図4の(a)に示すような12T続くランドの検出を
実現する。
【0014】したがって、上記セクタマークを検出する
ための検出機構は、上述のようなピット検出用の検出器
20とランド検出用の検出器21とを用い、例えば奇数
ゾーンに対しては図5の(b)に示すような5系統の検
出器201 ,202 ,203,214 ,215 によっ
て、また、偶数ゾーンに対しては図5の(d)に示すよ
うな5系統の検出器211 ,212 ,213 ,204
205 によって実現されている。
【0015】すなわち、図5の(b)に示す奇数ゾーン
のセクタマークを検出するための検出機構においては、
上記検出器201 ,202 ,203 によって上記3つの
12T続くピット及びそれらの前後のランドを、また、
検出器214 ,215 によって上記2つの12T続くラ
ンド及びそれらの前後のピットを検出する。一方、図5
の(d)に示す偶数ゾーンのセクタマークを検出するた
めの検出機構においては、上記検出器211 ,212
213 によって上記3つの12T続くランド及びそれら
の前後のピットを、また、検出器204 ,205 によっ
て上記2つの12T続くピット及びそれらの前後のラン
ドを検出する。
【0016】ここで、上記奇数ゾーン及び偶数ゾーンの
各セクタマークを検出するための検出機構においては、
メディアすなわち光磁気ディスクの欠陥やデータ処理上
のトラブルに対応できるようにするために、それぞれ上
記5系統の検出器うち少なくとも3系統或いは4系統の
検出器がアクティブとなれば、上記セクタマークを検出
したものとして扱うようになされている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た通常の3倍密の光磁気ディスクにおいては、セクタマ
ークのフォーマット上の制約から、図5の(a)及び
(c)に示すように、上記奇数ゾーン及び偶数ゾーンの
セクタマークのいずれにおいても12T続くピットとラ
ンドが隣合って接するパターン部分が存在する。このよ
うに12T続くピットとランドが隣合って接するパター
ン部分では、これら12T続くピットとランドを検出す
るための検出器20と21に対して、それぞれ互いに同
じ12T続くピット若しくはランドのデータが供給され
るようになる。すなわち、図5の例において、奇数ゾー
ンのセクタマーク検出機構では検出器203 と214
で、また、偶数ゾーンのセクタマーク検出機構では検出
器213 と204 とで、それぞれの検出領域に互いに重
なる部分を有している。
【0018】このような場合、上記検出領域の重なる部
分の12T続くピット若しくはランドの各データに、メ
ディアの欠陥やデータ処理上のトラブル発生によって例
えば1箇所でもエラーが発生すると、これら検出器20
3 及び214 、若しくは検出器213 及び204 が同時
にイン・アクティブとなってしまい、したがって、検出
漏れを起こす可能性が大きくなる。
【0019】このように、セクタマークの検出漏れ、或
いは誤検出が生ずると、その後のデータの記録再生に支
障をきたすことになる。
【0020】そこで、本発明は、上述のような実情に鑑
みてなされたものであり、セクタマークの検出漏れや誤
検出を効果的に防ぐことができるディスク状記録媒体及
びその記録及び/又は再生装置を提供することを目的と
するものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成するために提案されたものであり、本発明のディス
ク状記録媒体は、例えば光磁気ディスク,光ディスク,
磁気ディスク,相変化型光ディスク等のディスク状記録
媒体であって、第1の状態と当該第1の状態が反転した
第2の状態との組み合わせのパターンによって構成され
ると共に、少なくとも3つの第1の状態と2つの第2の
状態とを有しかつ単位領域内で他に現れることのないパ
ターンである当該単位領域の開始を示す開始情報を配し
てなるものである。
【0022】ここで、上記開始情報は、上記3つの第1
の状態と2つの第2の状態のうち、第1の状態と第2の
状態とが隣合う位置に、所定の緩衝パターンを設けてな
るものである。具体的に言うと、上記開始情報は、6T
(Tはビット間隔)続く第2の状態と、12T続く第1
の状態と、6T続く第2の状態と、12T続く第1の状
態と、6T続く第2の状態と、12T続く第1の状態
と、6T続く第2の状態と、6T続く第1の状態と、1
2T続く第2の状態と、6T続く第1の状態と、12T
続く第2の状態と、6T続く第1の状態とからなるパタ
ーンである。例えば、上記単位領域はセクタであり、上
記開始情報はセクタマークである。また、上記第1の状
態はピットであり、第2の状態はランドである。
【0023】次に、本発明の記録及び/又は再生装置
は、第1の状態と当該第1の状態が反転した第2の状態
との組み合わせによって構成されると共にセクタ内で他
に現れることのないパターンであるセクタマークを形成
してなるディスク状記録媒体の記録及び/又は再生装置
である。ここで、本発明の記録及び/又は再生装置は、
少なくとも3つの第1の状態と2つの第2の状態を有し
上記3つの第1の状態と2つの第2の状態のうち第1の
状態と第2の状態とが隣合う位置に所定の緩衝パターン
を設けてなるセクタマークを読み取るセクタマーク検出
手段を有する。例えば、セクタマークは、6T(Tはビ
ット間隔)続く第2の状態と、12T続く第1の状態
と、6T続く第2の状態と、12T続く第1の状態と、
6T続く第2の状態と、12T続く第1の状態と、6T
続く第2の状態と、6T続く第1の状態と、12T続く
第2の状態と、6T続く第1の状態と、12T続く第2
の状態と、6T続く第1の状態とからなるパターンであ
り、上記セクタマーク検出手段はこのパターンのセクタ
マークを検出する。
【0024】
【作用】本発明のディスク状記録媒体によれば、3つの
第1の状態と2つの第2の状態のうち、第1の状態と第
2の状態とが隣合う位置に、所定の緩衝パターンを設け
ているので、開始情報のパターンに第1の状態と第2の
状態とが隣合って接するパターンが存在することはなく
なる。
【0025】また、開始情報としては、6T(Tはビッ
ト間隔)続く第2の状態と、12T続く第1の状態と、
6T続く第2の状態と、12T続く第1の状態と、6T
続く第2の状態と、12T続く第1の状態と、6T続く
第2の状態と、6T続く第1の状態と、12T続く第2
の状態と、6T続く第1の状態と、12T続く第2の状
態と、6T続く第1の状態とからなるパターンを用いて
おり、この開始情報は、単位領域内で他に現れることの
ないパターンとなる。
【0026】さらに、本発明のディスク状記録媒体によ
れば、単位領域をセクタとすると、開始情報をセクタマ
ークとすることができる。また、本発明のディスク状記
録媒体によれば、光磁気ディスクを用い、第1の状態を
ピットとし、第2の状態をランドとすることで、開始情
報をプリフォーマットによって形成できる。
【0027】また、本発明の記録及び/又は再生装置に
よれば、セクタマーク検出手段によって本発明のディス
ク状記録媒体のセクタマークを検出し、セクタマークに
は第1の状態と第2の状態とが隣合う位置に緩衝パター
ンが設けられているため、第1の状態と第2の状態の検
出領域が重なることはない。
【0028】
【実施例】以下、図面を参照し、本発明の実施例につい
て詳述する。
【0029】図1には、本発明実施例の光磁気ディスク
1及び当該光磁気ディスク1に対してデータの記録再生
を行う記録再生装置の全体構成を示す。
【0030】先ず、図1の構成の説明に先立ち、本発明
実施例の光磁気ディスク1は、例えば片面で1.0ギガ
バイトすなわち両面で2.0ギガバイトとなる前記65
0メガバイトの光磁気ディスクの約3倍密の容量を有す
る光磁気ディスクである。
【0031】本実施例の光磁気ディスク1も、前述した
図3に準ずるプリフォーマットエリアとMOエリアとか
らなるセクタ単位で記録がなされるものである。
【0032】ここで、本実施例の光磁気ディスク1の上
記プリフォーマットエリアのセクタマークのパターン
は、図2の(a)及び(c)に示すようになされてい
る。
【0033】すなわち、本実施例の光磁気ディスク1の
奇数ゾーンのセクタマークのパターンは、図2の(a)
に示すように、6T(Tはビット間隔)続くランドと、
12T続くピットと、6T続くランドと、12T続くピ
ットと、6T続くランドと、12T続くピットと、6T
続くランドと、6T続くピットと、12T続くランド
と、6T続くピットと、12T続くランドと、6T続く
ピットとからなるパターンである。
【0034】また、本実施例の光磁気ディスク1の偶数
ゾーンのセクタマークのパターンは、図2の(c)に示
すように、6T続くピットと、12T続くランドと、6
T続くピットと、12T続くランドと、6T続くピット
と、12T続くランドと、6T続くピットと、6T続く
ランドと、12T続くピットと、6T続くランドと、1
2T続くピットと、6T続くランドとからなるパターン
である。
【0035】すなわち、本実施例の光磁気ディスクの奇
数ゾーンのセクタマークのパターンは、前述した図5に
示した従来の奇数ゾーンのセクタマークのパターンにお
いて12T続くピットと12T続くランドが隣合って接
する部分に、6T続くランドと6T続くピットを緩衝領
域BDとして挿入したパターンである。
【0036】同様に、本実施例の光磁気ディスクの偶数
ゾーンのセクタマークのパターンも、前述した図5に示
した従来の偶数ゾーンのセクタマークのパターンにおい
て12T続くランドと12T続くピットが隣合って接す
る部分に、6T続くピットと6T続くランドを緩衝領域
BDとして挿入したパターンである。
【0037】ここで、上記図2の(a)に示す本実施例
の光磁気ディスクの記録再生を行う記録再生装置におけ
る上記奇数ゾーンのセクタマークを検出するための検出
機構すなわちセクタマーク検出手段は、以下のようにな
る。
【0038】先ず、上記奇数ゾーンのセクタマークのう
ち、12T続くピットについては前述の図4の(b)の
検出器20と同様に、各設定値が例えば111・・・0
00000000・・・111となされている21個の
シフトレジスタからなる検出器201 、202 、203
によって検出する。本実施例においても、上記設定値の
(・)は0又は1のいずれの値でも良いことを示し、こ
れら検出器201 、202 、203 は、入力された信号
の各データ値が上述の各々予め設定された設定値と一致
すると、アクティブとなるものである。すなわち、本実
施例の検出器20は、例えば基準クロック若しくは参照
クロックであるリファレンスクロックに基づいて検出し
た上記12T続くピット及びその前後の所定数のTだけ
続くランドによる信号が入力されると、アクティブとな
って上記12T続くピットの検出を実現する。
【0039】また、上記奇数ゾーンのセクタマークのう
ち、12T続くランドについても前述の図4の(d)の
検出器21と同様に、各設定値が例えば000・・・1
11111111・・・000となされている21個の
シフトレジスタからなる検出器214 、215 によって
検出する。この場合も、上記設定値の(・)は0又は1
のいずれの値でも良いことを示す。当該検出器214
215 は、入力された信号の各データ値が上記各設定値
と一致するとアクティブとなるものである。すなわち、
この検出器21によれば、例えば上記リファレンスクロ
ックに基づいて検出した上記12T続くランド及びその
前後の所定数のTだけ続くピットによるの信号が入力さ
れることで、アクティブとなって上記12T続くランド
の検出を実現する。
【0040】本実施例の上記奇数ゾーンのセクタマーク
を検出するための検出機構すなわちセクタマーク検出手
段では、上述のような5系統の検出器201 、202
20 3 、214 、215 を用い、メディアすなわち光磁
気ディスク1の欠陥やデータ処理上のトラブルに対応で
きるようにするために、それぞれ上記5系統の検出器う
ち少なくとも3系統或いは4系統の検出器がアクティブ
となれば、本実施例の偶数ゾーンのセクタマークを検出
したものとして扱うようにする。
【0041】同様に、上記図2の(c)に示す本実施例
の光磁気ディスクの記録再生を行う記録再生装置におけ
る上記偶数ゾーンのセクタマークを検出するためのセク
タマーク検出手段は、以下のようになる。
【0042】先ず、上記偶数ゾーンのセクタマークのう
ち、12T続くランドについては前述の図4の(d)の
検出器21と同様に、各設定値が例えば000・・・1
11111111・・・000となされている21個の
シフトレジスタからなる検出器211 、212 、213
によって検出する。本実施例においても、上記設定値の
(・)は0又は1のいずれの値でも良いことを示し、こ
れら検出器211 、212 、213 は、入力された信号
の各データ値が上述の各々予め設定された設定値と一致
すると、アクティブとなるものであり、基準クロック若
しくは参照クロックであるリファレンスクロックに基づ
いて検出した上記12T続くランド及びその前後の所定
数のTだけ続くピットによる信号が入力されると、アク
ティブとなって上記12T続くランドの検出を実現す
る。
【0043】また、上記偶数ゾーンのセクタマークのう
ち、12T続くピットについても前述の図4の(b)の
検出器20と同様に、各設定値が例えば111・・・0
00000000・・・111となされている21個の
シフトレジスタからなる検出器204 、205 によって
検出する。この場合も、上記設定値の(・)は0又は1
のいずれの値でも良いことを示し、これら検出器2
4 、205 は、入力された信号の各データ値が上記各
設定値と一致するとアクティブとなるものであり、上記
リファレンスクロックに基づいて検出した上記12T続
くピット及びその前後の所定数のTだけ続くランドによ
るの信号が入力されることで、アクティブとなって上記
12T続くピットの検出を実現する。
【0044】本実施例の上記偶数ゾーンのセクタマーク
を検出するためのセクタマーク検出手段でも、5系統の
検出器211 、212 、213 、204 、205 を用
い、光磁気ディスク1の欠陥やデータ処理上のトラブル
に対応できるようにするために、それぞれ上記5系統の
検出器うち少なくとも3系統或いは4系統の検出器がア
クティブとなれば、本実施例の偶数ゾーンのセクタマー
クを検出したものとして扱うようにする。
【0045】上述のように、本実施例においては、奇数
ゾーン及び偶数ゾーンのセクタマークとして12T続く
ピットとランドが隣合って接するパターン部分が存在し
ないように、この部分に緩衝領域BDを設けるようにし
ているため、このセクタマークの検出機構において検出
器も重なることがなくなる。すなわち、本実施例のセク
タマークを用いることで、例えば1箇所のトラブルによ
って2系統の検出器が同時にイン・アクティブとなるこ
とはない。これにより、セクタマークの検出漏れや誤検
出等を防ぐことが可能となり、その後のデータの記録再
生に支障をきたすことはなくなる。
【0046】なお、上記緩衝領域BDを設けることによ
って、本実施例のセクタマークの容量は1バイト増加す
ることになるが、これに対しては前述の図3のセクタの
終端のバッファ領域を1バイト減らすことで対処するこ
とができる。すなわち、前記3倍密の光磁気ディスクに
おいては、各々のセクタの終端に24(又は21)バイ
トのバッファ領域があり、これによってサンプリング周
波数やスピンドルモータの回転数のバラツキを吸収して
いるが、当該3倍密の光磁気ディスクでは上記スピンド
ルモータの回転数のバラツキをかなり大きめに見込んで
あるため、上述のようにバッファ領域を1バイト程度縮
小しても支障はない。
【0047】次に、図1に戻って、本実施例の上述した
光磁気ディスク1に対して記録再生を行う記録再生装置
について説明する。
【0048】図1において、信号記録時には、光学ブロ
ック3からはレーザ光が出射され、この記録レーザ光が
スピンドルモータ2によって回転する当該光磁気ディス
ク1のトラック(溝)上に集光される。また、この時、
エンコーダ/デコーダ6のエンコーダ部において記録す
べき信号をエンコードし、このエンコードされた信号が
データセパレータを介して、上記光磁気ディスク1を挟
んで上記光学ブロック3と対抗する位置に設けられる磁
気ヘッドに送る。このように、記録時には、レーザ光を
光磁気ディスク1に照射した状態で、上記磁気ヘッドに
対して上記記録信号に応じた変調磁界を印加することに
よって、いわゆる磁界変調記録を行い、データの記録を
行う。また、上記光磁気ディスク1には、前述したよう
な本実施例のセクタマークを有するプリフォーマットエ
リアが形成されている。
【0049】次に信号再生時には、上記光磁気ディスク
1のプリフォーマットエリアの情報や記録されたデータ
は、光学ブロック3によってRF信号として読み取ら
れ、データセパレータ5によってディジタル信号に変換
されてエンコーダ/デコーダ6のデコーダ部に出力され
る。また、当該データセパレータ5には、上記5系統の
検出器も配され、当該データセパレータ5の検出器から
上記セクタマークの検出信号も出力される。
【0050】上記データセパレータ5からのセクタマー
クの検出信号は、コントローラ8に送られ、当該コント
ローラ8で当該セクタマークによるセクタの開始を認識
する。当該コントローラ8からのセクタの開始を示す制
御信号は上記エンコーダ/デコーダ6のデコーダ部に送
られ、当該デコーダ部では、上記セクタの開始を示す制
御信号に基づいて上記データセパレータ5からの光磁気
ディスク1からの再生データの復調を行う。
【0051】上記デコーダ部によって復調されたデータ
は、コントローラ8介してホストコンピュータ9へ送ら
れる。
【0052】また、光学ブロック3に含まれる2軸アク
チュエータ及びスライドサーボ4は、ディジタル・シグ
ナル・プロセッサ(DSP)7によって制御される。
【0053】なお、上述した図1では記録再生装置を例
に挙げているが、記録装置若しくは再生装置であっても
上述同様の効果を得ることができる。
【0054】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のディスク状記録媒体においては、3つの第1の状態
と2つの第2の状態のうち、第1の状態と第2の状態と
が隣合う位置に、所定の緩衝パターンを設けているの
で、開始情報のパターンに第1の状態と第2の状態とが
隣合って接するパターンが存在することはなくなり、し
たがって、検出領域も重ならなくなって、開始情報の検
出漏れや誤検出を効果的に防ぐことが可能となる。
【0055】また、開始情報としては、6T(Tはビッ
ト間隔)続く第2の状態と、12T続く第1の状態と、
6T続く第2の状態と、12T続く第1の状態と、6T
続く第2の状態と、12T続く第1の状態と、6T続く
第2の状態と、6T続く第1の状態と、12T続く第2
の状態と、6T続く第1の状態と、12T続く第2の状
態と、6T続く第1の状態とからなるパターンを用いて
おり、この開始情報は、単位領域内で他に現れることの
ないパターンであるため、単位領域内の他の情報を誤っ
て開始情報として検出することがない。
【0056】さらに、本発明のディスク状記録媒体によ
れば、単位領域をセクタとすると、開始情報をセクタマ
ークとすることができるため、セクタマークの検出漏れ
や誤検出を効果的に防ぐことが可能となる。また、本発
明のディスク状記録媒体によれば、光磁気ディスクを用
い、第1の状態をピットとし、第2の状態をランドとす
ることで、セクタマークをプリフォーマットによって形
成できると共に、セクタマークの検出漏れや誤検出を効
果的に防ぐことが容易な光磁気ディスクを得ることが可
能となる。
【0057】またさらに、本発明の記録及び/又は再生
装置においては、セクタマーク検出手段によって本発明
のディスク状記録媒体のセクタマークを検出でき、セク
タマークには第1の状態と第2の状態とが隣合う位置に
緩衝パターンが設けられているため、第1の状態と第2
の状態の検出領域が重なることはなく、したがって、セ
クタマークの検出漏れや誤検出が少ない構成を実現可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の光磁気ディスクに対して記録再
生を行う実施例の記録再生装置の概略構成を示す図であ
る。
【図2】本実施例の光磁気ディスクの奇数ゾーン及び偶
数ゾーンのセクタマークのパターンと、このセクタマー
クを検出するための本実施例の記録再生装置の検出機構
を概略的に示す図である。
【図3】3倍密の光磁気ディスクのセクタマップと、プ
リフォーマットエリアの詳細な内容を示す図である。
【図4】12T続くピットとその検出機構及び12T続
くランドとその検出機構を説明するための図である。
【図5】従来の光磁気ディスクのセクタマークのパター
ンと、このセクタマークを検出するための従来の記録再
生装置の検出機構を概略的に示す図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 5 データセパレータ 6 エンコーダ/デコーダ 8 コントローラ 9 ホストコンピュータ 20,21 検出器

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円周方向に複数のセクタに分割され、
    1の状態と当該第1の状態が反転した第2の状態との組
    み合わせのパターンによって構成されると共に、少なく
    とも3つの第1の状態と2つの第2の状態を有しかつ
    記セクタ内で他に現れることのないパターンである当該
    セクタの開始を示すプリフォーマットされたセクタマー
    を配してなるディスク状記録媒体であって、 上記プリフォーマットされたセクタマークの上記3つの
    第1の状態と2つの第2の状態のうち、第1の状態と第
    2の状態とが隣合う位置に、所定の緩衝パターンを設け
    てなることを特徴とするディスク状記録媒体。
  2. 【請求項2】 上記プリフォーマットされたセクタマー
    は、6T(Tはビット間隔)続く第2の状態と、12
    T続く第1の状態と、6T続く第2の状態と、12T続
    く第1の状態と、6T続く第2の状態と、12T続く第
    1の状態と、6T続く第2の状態と、6T続く第1の状
    態と、12T続く第2の状態と、6T続く第1の状態
    と、12T続く第2の状態と、6T続く第1の状態とか
    らなるパターンであることを特徴とする請求項1記載の
    ディスク状記録媒体。
  3. 【請求項3】 光磁気ディスクであることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載のディスク状記録媒体。
  4. 【請求項4】 上記第1の状態はピットであり、第2の
    状態はランドであることを特徴とする請求項記載のデ
    ィスク状記録媒体。
  5. 【請求項5】 第1の状態と当該第1の状態が反転した
    第2の状態との組み合わせによって構成されると共にセ
    クタ内で他に現れることのないパターンであるセクタマ
    ークを形成してなるディスク状記録媒体の記録及び/又
    は再生装置において、 少なくとも3つの第1の状態と2つの第2の状態を有し
    上記3つの第1の状態と2つの第2の状態のうち第1の
    状態と第2の状態とが隣合う位置に所定の緩衝パターン
    を設けてなるセクタマークを読み取るセクタマーク検出
    手段を有することを特徴とする記録及び/又は再生装
    置。
  6. 【請求項6】 上記セクタマーク検出手段は、6T(T
    はピット間隔)続く第2の状態と、12T続く第1の状
    態と、6T続く第2の状態と、12T続く第1の状態
    と、6T続く第2の状態と、12T続く第1の状態と、
    6T続く第2の状態と、6T続く第1の状態と、12T
    続く第2の状態と、6T続く第1の状態と、12T続く
    第2の状態と、6T続く第1の状態とからなるパターン
    のセクタマークを読み取ることを特徴とする請求項
    載の記録及び/又は再生装置。
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