JPH07211001A - ディスク状記録媒体、及びその記録及び/又は再生装置 - Google Patents

ディスク状記録媒体、及びその記録及び/又は再生装置

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JPH07211001A
JPH07211001A JP58094A JP58094A JPH07211001A JP H07211001 A JPH07211001 A JP H07211001A JP 58094 A JP58094 A JP 58094A JP 58094 A JP58094 A JP 58094A JP H07211001 A JPH07211001 A JP H07211001A
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Shinichi Hasegawa
真一 長谷川
Junichi Horigome
順一 堀米
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 12T(Tはビット間隔)続くピットと、6
T続くランドと、12T続くピットと、12T続くラン
ドと、12T続くピットと、6T続くランドとからなる
パターンのセクタマークを形成してなる光磁気ディスク
を、記録及び/又は再生装置の検出器221 、222
223 、224 によって読み取る。 【効果】 装置の構成を簡略化することができると共
に、セクタマークの検出漏れや誤検出を効果的に防ぐこ
とができ、さらに、セクタマークの正確な位置の検出と
アドレスの読み込みの確実性をも高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光磁気ディスク
などのディスク状記録媒体とその記録及び/又は再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、両面で650メガバイトの容
量を有する5インチの光磁気ディスク(Magneto-Optica
l:MOディスク)が実用化されているが、近年は、より高
密度化を目指して、例えば片面で1.0ギガバイトすな
わち両面で2.0ギガバイトとなる上記650メガバイ
トの光磁気ディスクの約3倍密の容量を有する光磁気デ
ィスクが提案されている。
【0003】この3倍密の光磁気ディスクにおいて、デ
ータは、図4の(a)に示すように、予め形成されるプ
リフォーマットエリアと、MOエリアすなわちデータ記
録エリアとからなるセクタ単位で記録がなされる。
【0004】当該3倍密の光磁気ディスクにおけるセク
タの容量は、全体で1410バイトとなり、上記プリフ
ォーマットエリアが67バイト、上記MOエリアが13
43バイトである。
【0005】ここで、上記プリフォーマットエリアの6
7バイトの内訳は、後述するセクタマーク(SM)のた
めに8バイトが使用され、残りの59バイトがディスク
回転に変動があっても確実にデータを再生できるように
するための連続的な繰り返しデータパターンである所定
の変調の最密パターンのVFOと上記所定の変調に存在
しないパターンであってアドレスコードデータの始まり
を示すアドレスマークAMとトラックナンバ及びセクタ
ナンバを示す識別情報のIDとに使用されている。より
詳細に説明すると、上記プリフォーマットエリアは、図
4の(b)に示すように、セクタマーク(SM)の8バ
イト、VFO1の26バイト、AMの1バイト、ID1
の5バイト、VFO2の20バイト、AMの1バイト、
ID2の5バイト、ポストアンブル(PA)の1バイト
からなる。
【0006】また、上記MOエリアの1343バイトの
内訳は、レーザ出力の調整のための試し書きのための領
域であるALPC(Auto Laser Power Control)とギャッ
プ(GAP)に10バイト、VFO3に27バイト、シ
ンクパターンに4バイト、データフィールドに1278
バイト、さらに回転ムラや偏心による時間軸変動分を吸
収するためのバッファ部に24バイトが使用される。ま
た、上記ALPCとギャップの10バイトは、図4の
(c)に示すように、ギャップの5バイト、ALPCの
2バイト、ギャップの3バイトからなる。
【0007】なお、この図4はいわゆる1Kフォーマッ
ト(1キロバイトメディア)に対応したものであるが、
この図4の(a)のデータフィールド及びバッファ部の
括弧内の数値は512フォーマット(512バイトメデ
ィア)の場合のバイト数を示している。
【0008】ところで、上記各セクタの先頭に設けられ
るセクタマークは、同期がとれていなくてもパルス列の
時間比較のみで位置を検出するためすなわち、当該光磁
気ディスクの記録再生を行う記録再生装置に対してセク
タの開始を通告するためのパターンとして設けられてい
る。当該セクタマークは、図5の(a)及び(c)に示
すような例えば12T(Tはビット間隔)つづくピット
及びランドを有すると共に、図6の(a)及び(c)に
示すように、当該セクタマーク後のセクタ内において決
して現れることのないパターンによって構成されている
ものである。なお、図5の(a)及び(c)と図6の
(a)及び(c)は、上記3倍密の光磁気ディスクに採
用されているセクタマークの例を示している。
【0009】また、この3倍密の光磁気ディスクでは、
ディスク記録面を複数のゾーンに分けてこのゾーン別に
定角速度で回転させる回転方式であるゾーンCAV(Z
CAV)が採用されており、さらに、図6の(a)及び
(c)のように、上記12Tつづくピット及びランドを
有するセクタマークのパターンは、奇数ゾーンと偶数ゾ
ーンとで反転させるようになされている。すなわち、こ
の3倍密の光磁気ディスクでは、上述のように、奇数ゾ
ーンと偶数ゾーンとで上記セクタマークのパターンを反
転させることにより、当該3倍密の光磁気ディスクの記
録再生を行う記録再生装置におけるゾーン認識力を高め
るようにしている。
【0010】なお、奇数ゾーンのセクタマークは、図6
の(a)に示すように、12T続くピットを3つ、12
T続くランドを2つ有するパターンからなるものであ
る。また、12T続くピット間には6T続くランドが、
12T続くランドの間には6T続くピットが配される。
より詳細に言うと、この奇数ゾーンのセクタマークは、
左から順に、例えば、6T続くランド、12T続くピッ
ト、6T続くランド、12T続くピット、6T続くラン
ド、12T続くピット、12T続くランド、6T続くピ
ット、12T続くランド、6T続くピットとなるパター
ンである。また、偶数ゾーンのセクタマークは、図6の
(c)に示すように、12T続くランドを3つ、12T
続くピットを2つ有するパターンからなるものである。
さらに12T続くランド間には6T続くピットが、12
T続くピットの間には6T続くランドが配される。より
詳細に言うと、この偶数ゾーンのセクタマークは、左か
ら順に、例えば、6T続くピット、12T続くランド、
6T続くピット、12T続くランド、6T続くピット、
12T続くランド、12T続くピット、6T続くラン
ド、12T続くピット、6T続くランドとなるパターン
である。
【0011】ここで、上記3倍密の光磁気ディスクの記
録再生を行う従来の記録再生装置における上記奇数ゾー
ン又は偶数ゾーンのセクタマークを検出するための検出
機構は、以下のようになる。
【0012】先ず、例えば、図5の(a)に示すような
12T続くピットは、図5の(b)に示すように、各設
定値が例えば111・・・000000000・・・1
11となされている21個のシフトレジスタからなる検
出器20によって検出される。なお、上記設定値の
(・)は0又は1のいずれの値でも良いことを示す。こ
こで、当該検出器20は、入力された信号の各データ値
が上述の各々予め設定された設定値と一致すると、アク
ティブとなる。すなわち、当該検出器20は、例えば基
準クロック若しくは参照クロックであるリファレンスク
ロックに基づいて検出した上記図5の(a)に示すよう
な12T続くピット及びその前後の所定数のTだけ続く
ランドによる信号が入力されると、アクティブとなり、
これにより上記図5の(a)に示すような12T続くピ
ットの検出を実現する。
【0013】一方、図5の(c)に示す12T続くラン
ドは、図5の(d)に示すように各設定値が例えば00
0・・・111111111・・・000となされてい
る21個のシフトレジスタからなる検出器21によって
検出される。なお、この図5の(d)においても上記設
定値の(・)は0又は1のいずれの値でも良いことを示
す。すなわち、当該検出器21は、入力された信号の各
データ値が上記図5の(d)に示す各設定値と一致する
とアクティブとなるものであり、したがって、この検出
器21によれば、例えば上記リファレンスクロックに基
づいて検出した上記図5の(c)に示すような12T続
くランド及びその前後の所定数のTだけ続くピットによ
るの信号が入力されることで、アクティブとなって、上
記図5の(a)に示すような12T続くランドの検出を
実現する。
【0014】したがって、上記セクタマークを検出する
ための検出機構は、上述のようなピット検出用の検出器
20とランド検出用の検出器21とを用い、例えば奇数
ゾーンに対しては図6の(b)に示すような5系統の検
出器201 ,202 ,203,214 ,215 によっ
て、また、偶数ゾーンに対しては図6の(d)に示すよ
うな5系統の検出器211 ,212 ,213 ,204
205 によって実現されている。
【0015】すなわち、図6の(b)に示す奇数ゾーン
のセクタマークを検出するための検出機構においては、
上記検出器201 ,202 ,203 によって上記3つの
12T続くピット及びそれらの前後のランドを、また、
検出器214 ,215 によって上記2つの12T続くラ
ンド及びそれらの前後のピットを検出する。一方、図6
の(d)に示す偶数ゾーンのセクタマークを検出するた
めの検出機構においては、上記検出器211 ,212
213 によって上記3つの12T続くランド及びそれら
の前後のピットを、また、検出器204 ,205 によっ
て上記2つの12T続くピット及びそれらの前後のラン
ドを検出する。
【0016】ここで、上記奇数ゾーン及び偶数ゾーンの
各セクタマークを検出するための検出機構においては、
メディアすなわち光磁気ディスクの欠陥やデータ処理上
のトラブルに対応できるようにするために、それぞれ上
記5系統の検出器うち少なくとも3系統或いは4系統の
検出器がアクティブとなれば、上記セクタマークを検出
したものとして扱うようになされている。
【0017】すなわち、この従来の図6に示したセクタ
マークの検出機構によれば、以下の表1及び表2のよう
な組み合わせで検出が可能となる。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】表1には、上記セクタマークの検出を行う
場合において、5系統の検出器のうち全ての検出器(5
つの検出器)がアクティブとなる場合を示す検出数(5
/5)と、5系統の検出器のうち4つの検出器がアクテ
ィブとなる場合を示す検出数(4/5)と、5系統の検
出器のうち3つの検出器がアクティブとなる場合を示す
検出数(3/5)と、上記検出数(4/5)の場合のア
クティブとなる検出器の組み合わせと検出数(3/5)
の場合のアクティブとなる検出器の組み合わせの一部と
を表している。この表1において、表中○印は、アクテ
ィブとなる検出器を示している。
【0021】また、表2には、上記検出数(5/5)と
(4/5)と(3/5)の場合のセクタマークの検出の
正確さの確率(%)と、セクタマークを検出する可能性
として、検出数(5/5)のときの検出確率である1/
(5の階乗=32)≒3%と、検出数(4/5)のとき
の検出確率である6/32≒19%と、検出数(4/
5)のときの検出確率である9/32≒28%とを表し
ている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た3倍密の光磁気ディスクに用いられる奇数ゾーンと偶
数ゾーンのセクタマークのような2種類のセクタマーク
を検出するには、それぞれの検出機構が必要となり、し
たがって、当該光磁気ディスクの記録再生装置等のハー
ドウェアが複雑になる。また、上記2種類のセクタマー
クを検出しなければならないため、セクタマークの誤検
出や検出漏れが発生する可能性が増大する。
【0023】さらに、セクタマークの検出では、当該セ
クタマークの存在を検出するのみでなく、当該セクタマ
ークの位置をも確実に検出する必要があるが、例えば、
上述したような5系統の検出器のうちの例えば3系統で
セクタマークの検出を行う検出機構においては、上記5
系統のなかから任意の3系統の検出器の組み合わせを選
ぶことができないため、セクタマークの検出能力が低下
するようになる。すなわち、図7に示すような奇数ゾー
ンのセクタマークを例に挙げて説明すると、例えば、図
7の(a)において図中〜で示す12T続くピット
若しくはランドのうち、図中ととで示すピット及
びランドを検出するのは図7の(b)の各検出器のうち
の検出器201 と202 と214 である。ここで、上記
各検出器201 と202 と214 は、図7の(c)及び
(d)に示すように図中ととで示すピット及びラ
ンドを検出することもあり得る。このように、従来の5
系統の検出器のうちの例えば3系統でセクタマークの検
出を行う検出機構では、上記図7の(a)と(c)を区
別することができず、したがって、セクタマークの正確
な位置を検出することができなくなるおそれがある。
【0024】さらに、上記3倍密の光磁気ディスクにお
いては、プリフォーマットエリア内で上記セクタマーク
対して約8バイトの領域を与えているため、他のデータ
例えばアドレスマーク及びIDに対して十分な領域を確
保できない。このため、前記両面で650メガバイトの
容量を有する5インチの光磁気ディスクでは3重書きと
していたアドレスを2重書きとしている。したがって、
上記3倍密の光磁気ディスクにおいては、アドレスの読
み込みの確実性が低下するおそれがある。なお、上記ア
ドレスを3重書きする方式を3ID方式と呼び、アドレ
スを2重書きする方式を2ID方式と呼ぶ。
【0025】そこで、本発明は、上述のような実情に鑑
みてなされたものであり、構成を簡略化することができ
ると共に、セクタマークの検出漏れや誤検出を効果的に
防ぐことができ、さらに、セクタマークの正確な位置の
検出とアドレスの読み込みの確実性をも高めることので
きるディスク状記録媒体及びその記録及び/又は再生装
置を提供することを目的とするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成するために提案されたものであり、本発明のディス
ク状記録媒体は、例えば光磁気ディスク,光ディスク,
磁気ディスク,相変化型光ディスク等のディスク状記録
媒体であって、第1の状態と当該第1の状態が反転した
第2の状態との組み合わせのパターンによって構成され
ると共に、少なくとも3つの第1の状態と1つの第2の
状態とを有しかつ単位領域内で他に現れることのないパ
ターンである当該単位領域の開始を示す開始情報を配し
てなるものである。
【0027】ここで、上記開始情報は、12T(Tはビ
ット間隔)続く第1の状態と、6T続く第2の状態と、
12T続く第1の状態と、12T続く第2の状態と、1
2T続く第1の状態と、6T続く第2の状態とからなる
パターンである。例えば、上記単位領域はセクタであ
り、上記開始情報はセクタマークである。さらに、1つ
のセクタ内には、アドレス情報を3重に記録するように
している。また、上記第1の状態はピットであり、第2
の状態はランドである。
【0028】次に、本発明の記録及び/又は再生装置
は、第1の状態と当該第1の状態が反転した第2の状態
との組み合わせによって構成されると共にセクタ内で他
に現れることのないパターンであるセクタマークを形成
してなるディスク状記録媒体の記録及び/又は再生装置
である。ここで、本発明の記録及び/又は再生装置は、
12T(Tはビット間隔)続く第1の状態と、6T続く
第2の状態と、12T続く第1の状態と、12T続く第
2の状態と、12T続く第1の状態と、6T続く第2の
状態とからなるパターンのセクタマークを読み取るセク
タマーク検出手段を有している。また、上記セクタマー
ク検出手段は、それぞれ所定の設定値のシフトレジスタ
からなる検出器を4個有してなるものである。
【0029】
【作用】本発明のディスク状記録媒体によれば、単位領
域の開始を示す開始情報を表すパターンを、少なくとも
3つの第1の状態と第1の状態が反転した1つの第2の
状態とを有するものとしているので、開始情報のために
必要な媒体上の領域は、この3つの第1の状態と1つの
第2の状態の分だけ確保すればよい。
【0030】また、3つの第1の状態としては12T
(Tはビット間隔)続く第1の状態を3つ、1つの第2
の状態としては12T続く第2の状態を1つ用いる。こ
のときの開始情報として、12T続く第1の状態と、6
T続く第2の状態と、12T続く第1の状態と、12T
続く第2の状態と、12T続く第1の状態と、6T続く
第2の状態とからなるパターンを用いることで、後にこ
の開始情報を検出する際に、その位置を確実に検出でき
るようになる。
【0031】さらに、本発明のディスク状記録媒体によ
れば、単位領域をセクタとすると、開始情報をセクタマ
ークとすることができ、同時にこのセクタマークのため
に必要な媒体上の領域として多くの領域を必要しなくな
るため、1つのセクタ内にはアドレス情報を3重に記録
するための領域を確保できるようになる。
【0032】また、本発明のディスク状記録媒体によれ
ば、光磁気ディスクを用い、第1の状態をピットとし、
第2の状態をランドとすることで、開始情報をプリフォ
ーマットによって形成できる。
【0033】また、本発明の記録及び/又は再生装置に
よれば、セクタマーク検出手段によって本発明のディス
ク状記録媒体のセクタマークを検出でき、さらに、セク
タマーク検出手段は、それぞれ所定の設定値のシフトレ
ジスタからなる検出器を4個設けるのみで構成できる。
【0034】
【実施例】以下、図面を参照し、本発明の実施例につい
て詳述する。
【0035】図1には、本発明実施例の光磁気ディスク
1及び当該光磁気ディスク1に対してデータの記録再生
を行う記録再生装置の全体構成を示す。
【0036】先ず、図1の構成の説明に先立ち、本発明
実施例の光磁気ディスク1について述べる。本実施例の
光磁気ディスク1は、前述した両面650メガバイトの
容量を有する5インチの光磁気ディスクに対して、両面
で2.6ギガバイト(すなわち650メガバイトの4
倍)の容量を有する光磁気ディスクである。なお、この
両面で2.6ギガバイトの光磁気ディスク1を以下4倍
密の光磁気ディスクと呼ぶ。
【0037】この4倍密の光磁気ディスク1では、デー
タは、前述した図4に準ずるプリフォーマットエリアと
MOエリアとからなるセクタ単位で記録がなされるもの
である。
【0038】ここで、本実施例の光磁気ディスク1の上
記プリフォーマットエリアのセクタマークのパターン
は、図2の(a)及び(c)に示すようになされてい
る。
【0039】すなわち、本実施例の光磁気ディスク1の
セクタマークのパターンは、図2の(a)に示すよう
に、12T続くピットを3つ、12T続くランドを1つ
有するパターンからなるものである。また、12T続く
ピット間には6T続くランドが配される。より詳細に言
うと、本実施例におけるセクタマークは、左から順に、
例えば、ランド、12T続くピット、6T続くランド、
12T続くピット、12T続くランド、12T続くピッ
ト、6T続くランとなるパターンである。
【0040】さらに、このセクタマークは、奇数ゾー
ン,偶数ゾーンとも同じパターンを使用し、このセクタ
マークのための領域は後述するように約5バイトとして
いる。
【0041】ここで、上記図2の(a)に示す本実施例
の4倍密の光磁気ディスクの記録再生を行う記録再生装
置における上記セクタマークを検出するための検出機構
すなわちセクタマーク検出手段は、以下のようになる。
【0042】先ず、上記セクタマークのうち、12T続
くピットについては前述の図5の(b)の検出器20と
同様に、各設定値が例えば111・・・0000000
00・・・111となされている21個のシフトレジス
タからなる検出器221 、222 、224 によって検出
する。本実施例においても、上記設定値の(・)は0又
は1のいずれの値でも良いことを示し、これら検出器2
1 、222 、224は、入力された信号の各データ値
が上述の各々予め設定された設定値と一致すると、アク
ティブとなるものである。すなわち、本実施例の検出器
22は、例えば基準クロック若しくは参照クロックであ
るリファレンスクロックに基づいて検出した上記12T
続くピット及びその前後の所定数のTだけ続くランドに
よる信号が入力されると、アクティブとなって上記12
T続くピットの検出を実現する。
【0043】また、上記セクタマークのうち、12T続
くランドについても前述の図5の(d)の検出器21と
同様に、各設定値が例えば000・・・1111111
11・・・000となされている21個のシフトレジス
タからなる検出器233 によって検出する。この場合
も、上記設定値の(・)は0又は1のいずれの値でも良
いことを示す。すなわち、当該検出器233 は、入力さ
れた信号の各データ値が上記各設定値と一致するとアク
ティブとなるものである。すなわち、この検出器233
によれば、例えば上記リファレンスクロックに基づいて
検出した上記12T続くランド及びその前後の所定数の
Tだけ続くピットによるの信号が入力されることで、ア
クティブとなって上記12T続くランドの検出を実現す
る。
【0044】したがって、本実施例の上記セクタマーク
を検出するための検出機構すなわちセクタマーク検出手
段では、上述のような4系統の検出器221 、222
23 3 、224 を用い、メディアすなわち光磁気ディス
ク1の欠陥やデータ処理上のトラブルに対応できるよう
にするために、それぞれ上記4系統の検出器うち少なく
とも2系統或いは3系統の検出器がアクティブとなれ
ば、本実施例のセクタマークを検出したものとして扱う
ようにする。
【0045】ここで、本実施例のセクタマークの検出機
構によれば、以下の表3及び表4のような組み合わせで
検出が可能となる。
【0046】
【表3】
【0047】
【表4】
【0048】前記表1と同様に示す表3には、本実施例
のセクタマークの検出を行う場合において、4系統の検
出器のうち全ての検出器(4つの検出器)がアクティブ
となる場合を示す検出数(4/4)と、4系統の検出器
のうち3つの検出器がアクティブとなる場合を示す検出
数(3/4)と、4系統の検出器のうち2つの検出器が
アクティブとなる場合を示す検出数(2/4)と、上記
検出数(3/4)の場合のアクティブとなる検出器の組
み合わせと検出数(2/4)の場合のアクティブとなる
検出器の組み合わせとを表している。この表3において
も、表中○印は、アクティブとなる検出器を示してい
る。
【0049】また、表4には、上記検出数(4/4)と
(3/4)と(2/4)の場合のセクタマークの検出の
正確さの確率(%)と、セクタマークを検出する可能性
として、検出数(4/4)のときの検出確率である1/
(4の階乗=16)≒6%と、検出数(3/4)のとき
の検出確率である5/16≒31%と、検出数(2/
4)のときの検出確率である11/16≒69%とを表
している。
【0050】上記表3及び表4から、本実施例のセクタ
マークを用いれば、その検出機構において、前述した従
来の3倍密の光磁気ディスクに比べてセクタマークを検
出する確率が高くなる(すなわちセクタマークの検出の
確度が高くなる)ことがわかる。
【0051】次に、図3には、本実施例の4倍密の光磁
気ディスク1におけるセクタを示している。本実施例の
光磁気ディスク1におけるセクタの容量は、全体で14
10バイトとなり、上記プリフォーマットエリアが67
バイト、上記MOエリアが1343バイトである。
【0052】ここで、上記プリフォーマットエリアの6
7バイトの内訳は、本実施例のセクタマーク(SM)の
ために5バイトが使用され、残りの62バイトが前記最
密パターンのVFOとアドレスマークAMと識別情報の
IDとに使用されている。より詳細に説明すると、本実
施例のプリフォーマットエリアは、図3の(b)に示す
ように、セクタマーク(SM)の5バイト、VFO1の
27バイト、AMの1バイト、ID1の5バイト、VF
O2の8バイト、AMの1バイト、ID2の5バイト、
VFO3の8バイト、AMの1バイト、ID3の5バイ
ト、ポストアンブル(PA)の1バイトからなる。
【0053】また、上記MOエリアの1343バイトの
内訳は、前述同様のALPCとギャップ(GAP)に1
3バイト、VFOに27バイト、シンクパターンに4バ
イト、データフィールドに1278バイト、ポストアン
ブル(PA)に1バイト、バッファ部に20バイトが使
用される。また、上記ALPCとギャップの13バイト
は、図3の(c)に示すように、ギャップの8バイト、
ALPCの5バイトからなる。
【0054】なお、この図3はいわゆる1Kフォーマッ
ト(1キロバイトメディア)に対応したものであるが、
この図3の(a)のデータフィールドの括弧内の数値は
512フォーマット(512バイトメディア)の場合の
バイト数を示している。
【0055】上記図3より、本実施例のセクタマークを
用いるようにすることで、プリフォーマットエリアのセ
クタマークが示す領域は前記3倍密の光磁気ディスクよ
りも約3バイト狭まることになる。したがって、本実施
例の4倍密の光磁気ディスク1においては、上記セクタ
マークのための領域の減少分をアドレスのIDのための
領域として用いるようにすることで、上記図3の(b)
のようにID1,ID2,ID3を記録できる3ID方
式を用いることが可能となる。このように、3ID方式
を用いることで、アドレスの読み込みの確実性が増すよ
うになる。
【0056】上述のようなことから、本実施例のセクタ
マークを用いることで、当該セクタマークの検出機構は
ゾーン毎に異なることのない1種類でかつ、4系統の検
出器からなり、ハードウェアの削減と簡略化が可能とな
ると共に、前記表3及び4のようにセクタマークの検出
の確度も向上する。また、本実施例によれば、約5バイ
トで十分な被検出能力が実現できるセクタマークを用い
ると共に、高信頼性の3ID方式を採用できるようにな
っている。
【0057】次に、図1に戻って、本実施例の上述した
4倍密の光磁気ディスク1に対して記録再生を行うと共
に、上述した本実施例の4系統の検出機構を有する記録
再生装置について説明する。
【0058】図1において、信号記録時には、光学ブロ
ック3からはレーザ光が出射され、この記録レーザ光が
スピンドルモータ2によって回転する当該光磁気ディス
ク1のトラック(溝)上に集光される。また、この時、
エンコーダ/デコーダ6のエンコーダ部において記録す
べき信号をエンコードし、このエンコードされた信号が
データセパレータを介して、上記光磁気ディスク1を挟
んで上記光学ブロック3と対抗する位置に設けられる磁
気ヘッドに送る。このように、記録時には、レーザ光を
光磁気ディスク1に照射した状態で、上記磁気ヘッドに
対して上記記録信号に応じた変調磁界を印加することに
よって、いわゆる磁界変調記録を行い、データの記録を
行う。また、上記光磁気ディスク1には、前述したよう
な本実施例のセクタマークを有するプリフォーマットエ
リアが形成されている。
【0059】次に信号再生時には、上記光磁気ディスク
1のプリフォーマットエリアの情報や記録されたデータ
は、光学ブロック3によってRF信号として読み取ら
れ、データセパレータ5によってディジタル信号に変換
されてエンコーダ/デコーダ6のデコーダ部に出力され
る。また、当該データセパレータ5には、上記4系統の
検出器も配され、当該データセパレータ5の検出器から
上記セクタマークの検出信号も出力される。
【0060】上記データセパレータ5からのセクタマー
クの検出信号は、コントローラ8に送られ、当該コント
ローラ8で当該セクタマークによるセクタの開始を認識
する。当該コントローラ8からのセクタの開始を示す制
御信号は上記エンコーダ/デコーダ6のデコーダ部に送
られ、当該デコーダ部では、上記セクタの開始を示す制
御信号に基づいて上記データセパレータ5からの光磁気
ディスク1からの再生データの復調を行う。
【0061】上記デコーダ部によって復調されたデータ
は、コントローラ8介してホストコンピュータ9へ送ら
れる。
【0062】また、光学ブロック3に含まれる2軸アク
チュエータ及びスライドサーボ4は、ディジタル・シグ
ナル・プロセッサ(DSP)7によって制御される。
【0063】なお、上述した図1では記録再生装置を例
に挙げているが、記録装置若しくは再生装置であっても
上述同様の効果を得ることができる。
【0064】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のディスク状記録媒体においては、単位領域の開始を
示す開始情報を表すパターンを、少なくとも3つの第1
の状態と第1の状態が反転した1つの第2の状態とを有
するものとしているので、開始情報のために必要な媒体
上の領域は、この3つの第1の状態と1つの第2の状態
の分だけ確保すればよく、従来のディスクに比べて少な
くすることが可能となると共に、開始情報の検出漏れや
誤検出を効果的に防ぐことが可能となる。
【0065】また、3つの第1の状態としては12T
(Tはビット間隔)続く第1の状態を3つ、1つの第2
の状態としては12T続く第2の状態を1つ用いる。こ
のときの開始情報として、12T続く第1の状態と、6
T続く第2の状態と、12T続く第1の状態と、12T
続く第2の状態と、12T続く第1の状態と、6T続く
第2の状態とからなるパターンを用いることで、後にこ
の開始情報を検出する際に、その位置を確実に検出可能
となると共に、開始情報の検出漏れや誤検出を効果的に
防ぐことが可能となる。
【0066】さらに、本発明のディスク状記録媒体にお
いては、単位領域をセクタとすると、開始情報をセクタ
マークとすることができるため、セクタマークの検出漏
れや誤検出を効果的に防ぐことが可能となると同時に、
このセクタマークのために必要な媒体上の領域として多
くの領域を必要しなくなるため、1つのセクタ内にはア
ドレス情報を3重に記録するための領域を確保できるよ
うになり、したがって、アドレスの読み込みの確実性も
高めることが可能となる。
【0067】また、本発明のディスク状記録媒体によれ
ば、光磁気ディスクを用い、第1の状態をピットとし、
第2の状態をランドとすることで、セクタマークをプリ
フォーマットによって形成できると共に、セクタマーク
の検出漏れや誤検出を効果的に防ぐことが容易な光磁気
ディスクを得ることが可能となる。
【0068】さらに、本発明の記録及び/又は再生装置
によれば、セクタマーク検出手段によって本発明のディ
スク状記録媒体のセクタマークを検出でき、さらに、セ
クタマーク検出手段は、それぞれ所定の設定値のシフト
レジスタからなる検出器を4個設けるのみで構成できる
ため、構成を簡略化することができると共に、セクタマ
ークの検出漏れや誤検出を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の光磁気ディスクに対して記録再
生を行う実施例の記録再生装置の概略構成を示す図であ
る。
【図2】本実施例の光磁気ディスクのセクタマークのパ
ターンと、このセクタマークを検出するための本実施例
の記録再生装置の検出機構を概略的に示す図である。
【図3】本実施例の4倍密の光磁気ディスクのセクタマ
ップと、プリフォーマットエリアの詳細な内容を示す図
である。
【図4】従来の3倍密の光磁気ディスクのセクタマップ
と、プリフォーマットエリアの詳細な内容を示す図であ
る。
【図5】12T続くピットとその検出機構及び12T続
くランドとその検出機構を説明するための図である。
【図6】従来の3倍密の光磁気ディスクのセクタマーク
のパターンと、このセクタマークを検出するための従来
の記録再生装置の検出機構を概略的に示す図である。
【図7】従来の記録再生装置のセクタマークの検出機構
でセクタマークの位置を正確に検出できない例を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 5 データセパレータ 6 エンコーダ/デコーダ 8 コントローラ 9 ホストコンピュータ 22,23 検出器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の状態と当該第1の状態が反転した
    第2の状態との組み合わせのパターンによって構成され
    ると共に、少なくとも3つの第1の状態と1つの第2の
    状態とを有しかつ単位領域内で他に現れることのないパ
    ターンである当該単位領域の開始を示す開始情報を配し
    てなることを特徴とするディスク状記録媒体。
  2. 【請求項2】 上記開始情報は、12T(Tはビット間
    隔)続く第1の状態と、6T続く第2の状態と、12T
    続く第1の状態と、12T続く第2の状態と、12T続
    く第1の状態と、6T続く第2の状態とからなるパター
    ンであることを特徴とする請求項1記載のディスク状記
    録媒体。
  3. 【請求項3】 上記単位領域はセクタであり、上記開始
    情報はセクタマークであることを特徴とする請求項1又
    は2記載のディスク状記録媒体。
  4. 【請求項4】 1つのセクタ内には、アドレス情報を3
    重に記録してなることを特徴とする請求項3記載のディ
    スク状記録媒体。
  5. 【請求項5】 光磁気ディスクであることを特徴とする
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のデ
    ィスク状記録媒体。
  6. 【請求項6】 上記第1の状態はピットであり、第2の
    状態はランドであることを特徴とする請求項5記載のデ
    ィスク状記録媒体。
  7. 【請求項7】 第1の状態と当該第1の状態が反転した
    第2の状態との組み合わせによって構成されると共にセ
    クタ内で他に現れることのないパターンであるセクタマ
    ークを形成してなるディスク状記録媒体の記録及び/又
    は再生装置において、 12T(Tはビット間隔)続く第1の状態と、6T続く
    第2の状態と、12T続く第1の状態と、12T続く第
    2の状態と、12T続く第1の状態と、6T続く第2の
    状態とからなるパターンのセクタマークを読み取るセク
    タマーク検出手段を有することを特徴とする記録及び/
    又は再生装置。
  8. 【請求項8】 上記セクタマーク検出手段は、それぞれ
    所定の設定値のシフトレジスタからなる検出器を4個有
    してなることを特徴とする請求項7記載の記録及び/又
    は再生装置。
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