JPS63296977A - 印刷される連続番号のチェックシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、貨物の発送伝票等のように、連続番号を所定
位置に印刷されその順番に製本され且つ使用される印刷
物における印字状態のチェックシステムに関する。

〔従来の技術及びその問題点〕

これらの連続番号を付された伝票類は、発送伝票の場合
には貨物等に貼付され、この伝票番号自体が個々の貨物
の識別符号となり、機械的読み取り手段によって仕分は
処理されてそれぞれ所定の顧客の元に配達される仕組み
になっているので、誤りは許容されないものである。こ
のため印刷工程においては、所定枚数の印刷が終了する
毎に印刷機を停めて大の目視によって印刷不良の有無を
全数検査し、不良を発見した場合には直ちにこれを是正
する措置が講じられている。しかし、ナンバリング用の
活字の摩耗等による印刷不良の場合には、大量の不良品
が発生した後にこれが発見される可能性があり、用紙、
印刷代の損害が大きい。

特に、印刷対象が宝くじ等の金券に準じる種類のものの
場合には、番号の間違い又は不鮮明は大きな混乱の原因
ともなるので、二重三重のチェ”／り体制が採られてい
るのが現状である。従って、この検査は甚だ非能率的で
、印刷機の効率を低下させる大きな原因であり、自動検
査に対する強い要望が存在している。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は前述の従来技術における問題点に鑑みてこれを
解決すべくなされたものであり、連続して走行するシー
ト上に走行方向に一定の間隔を置いて巾方向に一列に印
刷される一連の数字又はバーコード等の記号の列によっ
て構成された連続番号の印字状態をチェックするための
方法であって、予めこの番号を構成する個々の記号の書
体をシートの走行経路上の所定個所に設けたラインセン
サによって読み取って基本データとして中央処理ユニッ
トに記憶させると共に、先頭に印刷されるべき番号（初
期番号と称する）を中央処理ユニットに記憶させておき
、印刷が開始されて最初に印刷された記号列が前記ライ
ンセンサの位置に到達した時点でこれを読み取って読み
取りパターンを得、同時に中央処理ユニット内に前記基
本データに基づいて前記初期番号の記号列の予想パター
ンを発生させてこれら両パターンを自動的に比較し、次
にシートを進行させて次の記号列の印刷とこれの読み取
りを行い、同時に前記初期番号より一つ進んだ番号の記
号列に相当する予想パターンを発生させて前回と同様に
読み取りパターンと比較する動作を順次に繰り返し、読
み取りパターンと予想パターンとの差が所定の許容範囲
内にあるときは印刷を継続し、許容範囲を超えた場合に
は直ちに機械を停止して修正処置を行うことを特徴とす
る印字状態のチェック方法を提供するものである。

又、本発明の第２の態様としては前記方法を実施するた
めの装置として、連続シート上に走行方向に一定の間隔
を置いて巾方向に一連の数字又はバーコード等の記号の
列によって構成された連続番号を順次印刷する印刷機構
から印刷されたシートを連続して取り出すための引き出
しローラと、該引き出しローラの回転位相を順次に計測
してこれを信号として出力するするためのエンコーダ、
シートの走行経路上の所定個所に巾方向に設けられ、シ
ート上に印刷された記号列を読み取ってそのノミターン
を検出するためのラインセンサ、前記エンコーダからの
出力信号を処理して前記ラインセンサに対して前記記号
列に同期した読み取りを実行させるための中央処理ユニ
ットを具え、該中央処理ユニットは前記記号列を構成す
る個々の記号の書体と先頭に印刷されるべき番号とを記
↑ａし、これに基づいて前記ラインセンサによる特定の
記号列の読み取り時に、これに対応する予想パターンを
順次発生し、これと読み取りパターンとを比較する機能
を具えていることを特徴とする印字状態のチェック装置
が提供される。

本発明によれば、シート上に所定の間隔で印刷された連
続番号を表す記号列が、ラインセンサの位置まで走行し
た時をエンコーダによってさせて読み取りを開始し、こ
れを読み取りパターンとして中央処理ユニットに記憶し
、一方、予め中央処理ユニット内に記憶されている記号
の書体と初期番号とによって読み取られるべき記号列の
予想パターンを発生させ、両者を比較することによって
印字状態の良否をチェックするようになしたので、機械
を停止して検査を行う必要がなくなり、不良発生の場合
にも直ちに対応して処置を行うことができ、常に安定し
た操業を行うことが可能となる。

以下、図面に示す本発明の実施例に基づいて、更に詳細
に説明する。

〔実施例〕

第１図は本発明システムを具えた印刷機の概略工程を示
す。所定の印刷機構１によって走行方向に対して所定の
間隔で連続番号２を印刷されたシーＩ−Ｓは、一対の引
き出しローラ３によって一定の速度で送り出される。こ
のシートは印刷完了後に各番号月毎に裁断分離され、必
要に応じて番号順に製本されて出荷され、ユーザにおい
て順番に使用される。本発明の検査システムはこの番号
印刷と同一工程においてこれに連続して行われるもので
ある。

引き出しローラ３の回転数はその端部に接続されたロー
タリエンコーダ４によって精密に計測される。即ち、エ
ンコーダ４は引き出しローラ３の所定の分角回転毎にパ
ルスを発生し、これを中央処理ユニット５に入力して記
憶させる。従って、このパルスの数によって引き出しロ
ーラ３の回転数、換言すればシートＳの送り出し長さが
規定可能である。シートＳの走行経路上の所定個所には
、印刷された連続番号を読み取って信号化するためのラ
インセンサ６が設置されている。該ラインセンサ６は前
記エンコーダ４からのシートＳの送り出し長さに対応す
るパルス信号に基づいて、シート上に印刷された連続番
号が丁度ラインセンサ６の読み取り範囲に入った時期と
同期して読み取りを開始し、信号を中央処理ユニット５
に送り、これが読み取りパターンとして認識される。こ
の同期によって、シート上の所定個所以外に印刷されて
いる文字や数列を検査対象の連続番号から識別すること
が可能となる。

一方、印字検査の開始に先立って、シート上に印刷され
る連続番号を構成する各数字、１，２゜３、−・−２９
，０の正確な書体が後述するようにラインセンサ６によ
って読み込まれて、基本データとして中央処理ユニット
５内に記憶される。この作業は印刷される数字の書体が
変わる度にその都度行われる必要がある。これによって
中央処理ユニット５内に任意の番号に対応する正確な予
測信号パターンを発生させることが可能になる。更に、
シートに一番最初に印刷されるべき番号、即ち初期番号
が中央処理ユニット５に入力される。例えば、この連続
番号が二指で１から始まる場合には、００１と云う数字
が記憶される。中央処理ユニット５はこれに基づいて、
連続する番号を００２゜００３、・−とじて順番に発生
させるようにプログラムされている。又、１０００から
始まって順番に少ない番号を印刷するようにすることも
可能であり、この場合には初期番号はｔｏｏｏとなり、
順次に０９９９．０９９Ｂ、　　−・−となる。

以上の準備段階を経て、印刷と同時にその検査が実施さ
れる。先ず最初の番号が印刷されたシート上の個所が引
き出しローラ３によってラインセンサ６の位置まで到達
すると、第１回の読み取りが開始され、数字列全体はた
てよこに分割された多数の白黒のドツトに分解されてこ
れに対応する二値化信号として中央処理ユニット５に入
力される。この−例を番号０８６の場合について例示す
ると第２図に示す通りである。ここで縦方向のドツトの
巾はラインセンサ６を構成する一列に並んだ各読み取り
エレメントの巾に対応し、一方、横方向のドツトの巾は
シートの走行速度に同期したエンコーダ４からのパルス
信号に基づ（サンプリング周期によって決定される。本
発明の通常の目的に対しては両者共０．１７ｗ程度が好
ましいが、この分解能は任意に調整可能である。これら
の読み取られたドツトは第３図に示すように縦方向に纏
めて蓄積されて読み取りパターンとして認識される。

前述の検査に先立って行われる基本データの読み込みも
上と同様の手順でなされる。これらの各数字の認識パタ
ーンの一例を第３図ａ−ｊに示す。

中央処理ユニット５内では、数字列のパターンの読み取
りの終了と共に、記憶している各基本データに基づいて
、この時点における番号に対応する数字列の本来の正確
な予測パターンを作成する。

そして読み取りパターンと予測パターンの両者を比較し
、その違いを各分割領域におけるドツト数の差として定
量化する。これが事前に多くの例に基づいて決定されて
いる許容限度の範囲内にあれば、合格として更に印刷を
続行する。

次の番号の検査の際には、番号が一つだけずれた数列の
予測パターンが中央処理ユニット５内に形成されるよう
にプログラムが組まれている。従って、各番号に対応し
た予測パターンとの比較によって、順次印刷された番号
の良否が判定される。

若し判定の結果、両者の差が許容範囲外にある場合には
、中央処理ユニット５から印刷機械１並びに引き出しロ
ーラ３に対して停止指令が発せられ、印刷不良の原因が
追求され且つ修正される。

以上の手順を化４図のフローチャートに示す。

上に述べた本発明の構成を中央処理ユニット本体を中心
とする制御回路のブロック図で表したものが第５図に示
されている。即ち、ラインセンサからの読み取り信号は
アンプ回路によって白黒ドツトに対応する二値化信号に
変換され、データ蓄積用メモリ回路に入力される。一方
、エンコーダからのシート進行に対応するパルス信号は
タイミング制御回路に入力され、ここからの出力信号に
よってラインセンサによる印刷の読み取りが連続番号の
読み取り位置に同期して行われる。中央処理ユニット本
体にはメモリ回路が付属しており、これに数字の基本デ
ータや初期番号が事前に入力されている。そしてデータ
蓄積用メモリ回路から出力された読み取りパターンと中
央処理ユニット本体によって作成された予測パターンと
は比較回路によって比較され良否が判定される。

印刷不良の例としては例えば活字の摩耗によるもの、イ
ンキのかすれによるもの、又は番号のダブりゃ抜は等が
考えられるが、いずれも本発明システムによって発見可
能である。第６図ａ、ｂにこれらの不良印刷の読み取り
パターンの例を示す。

ａに示すものは所定個所以外にインキの汚れがある例、
Ｃは字体の一部が欠落しているものである。

これらは正常なパターン（第６図ｂ）に比して当該不良
個所に相当する縦分割領域のドツト数に差があることが
理解されよう。良否判定は例えばいずれかの縦分割領域
内において比較する両パターンの黒のドツト数に２以上
の差がある場合を不良とすることによって行われる。

以上の説明はアラビア数字で表された数列で構成された
番号についての例示であったが、これと同等の意味を持
つ記号で表された番号、例えばバーコードについても本
発明は適用可能である。即ちバーコードの場合には大、
Ｉに種類の縦線と隣接する２本の線の間の空間の組み合
わせによって一つの数字を構成しているものでこれを前
述の折目によって白黒のドツトに分解して二値化すれば
よい。

〔発明の効果〕

本発明によれば、シート上に印刷された連続番号の良否
を検査するのに、シートの走行と同期して作動するライ
ンセンサを使用し、読み取られたパターン信号を二値化
して中央処理ユニットに入力し、これと中央処理ユニッ
トに予め記憶された基本データに基づいて作成された当
該番号に対応する予測パターンとを比較してその差に基
づいて定量的に印刷の良否を判定できるようにしたので
、印刷機の稼動中に連続して即時に印字のチェックが可
能となり、万一不良が発生した場合にも即応的な対処が
可能となった。これにより、検査速度と検査の確実性が
増大し、又、機械の稼動率が向上した。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の印字チェックのためのシステムの概略
工程図、 第２図は本発明のシステムによって読み取られた数列の
二値化パターンの一例、 第３図ａ　−ｊは数列を構成する各アラビア数字の書体
の二値化データの一例、 第４図は本発明の手順を示すフローチャート、第５図は
本発明システムの概略を示すブロック図、 第６図ａ　−ｃは読み取りパターンの不良判定の一例を
示す。 １−・印刷機械 ２・・・印刷された連続番号 ｓ　−シート ３−引き出しローラ ４−・ロータリエンコーダ ５・−・−中央処理ユニット ６−　ラインセンサ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、連続して走行するシート上に走行方向に一定の間隔
   を置いて巾方向に一列に印刷される一連の数字又はバー
   コード等の記号の列によって構成された連続番号の印字
   状態をチェックするための方法であって、予めこの番号
   を構成する個々の記号の書体をシートの走行経路上の所
   定個所に設けたラインセンサによって読み取って基本デ
   ータとして中央処理ユニットに記憶させると共に、先頭
   に印刷されるべき番号（初期番号と称する）を中央処理
   ユニットに記憶させておき、印刷が開始されて最初に印
   刷された記号列が前記ラインセンサの位置に到達した時
   点でこれを読み取って読み取りパターンを得、同時に中
   央処理ユニット内に前記基本データに基づいて前記初期
   番号の記号列の予想パターンを発生させてこれら両パタ
   ーンを自動的に比較し、次にシートを進行させて次の記
   号列の印刷とこれの読み取りを行い、同時に前記初期番
   号より一つ進んだ番号の記号列に相当する予想パターン
   を発生させて前回と同様に読み取りパターンと比較する
   動作を順次に繰り返し、読み取りパターンと予想パター
   ンとの差が所定の許容範囲内にあるときは印刷を継続し
   、許容範囲を超えた場合には直ちに機械を停止して修正
   処置を行うことを特徴とする印字状態のチェック方法。 ２、連続シート上に走行方向に一定の間隔を置いて巾方
   向に一連の数字又はバーコード等の記号の列によって構
   成された連続番号を順次印刷する印刷機構から印刷され
   たシートを連続して取り出すための引き出しローラと、
   該引き出しローラの回転位相を順次に計測してこれを信
   号として出力するするためのエンコーダ、シートの走行
   経路上の所定個所に巾方向に設けられ、シート上に印刷
   された記号列を読み取ってそのパターンを検出するため
   のラインセンサ、前記エンコーダからの出力信号を処理
   して前記ラインセンサに対して前記記号列に同期した読
   み取りを実行させるための中央処理ユニットを具え、該
   中央処理ユニットは前記記号列を構成する個々の記号の
   書体と先頭に印刷されるべき番号とを記憶し、これに基
   づいて前記ラインセンサによる特定の記号列の読み取り
   時に、これに対応する予想パターンを順次発生し、これ
   を読み取りパターンとを比較する機能を具えていること
   を特徴とする印字状態のチェック装置。