JPH09123533A - 印刷装置、印刷物、検査装置および印刷品質判定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】インクジェット方式等の印刷装置で印刷された
可変情報の印刷品質判定方法を提供する。 【解決手段】印刷データ生成過程と、印刷過程と、検出
手段と、判定手段を有する印刷品質判定方法であって、
バーコードを印刷する度に前記印刷エレメントの単位で
次に印刷するバーコードを移動し、少なくとも最大黒バ
ーまたは最大白バーの範囲を移動するように構成したバ
ーコードの印刷データを生成して印刷し、それを検出し
て印刷品質の判定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】本発明は自動検査の技術分野
に属する。特に、インクジェット方式の印刷装置におい
て特徴的な不良である連続的なインク垂れ、あるいは、
連続的なインク抜けを検出することができる印刷品質判
定方法等に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年インクジェット印刷装置を用いたカ
タログ、ダイレクトメール等への宛名、メッセージ、ロ
ゴ、マーク、イラスト、地紋、画像等の印刷が広く行わ
れるようになった。しかし、インクジェット印刷装置に
おいて装置特有の印刷不良が発生することがある。たと
えば、ノズルあるいはドライバーの故障等によりインク
が吐出され続ける“インク垂れ”、あるいは、ノズルが
固形物によって塞がれる等によりインクが吐出しなくな
る“インク抜け”である。通常、インクジェット印刷装
置は複数のノズルからなる記録ヘッドを有しおり、その
１つでも故障すれば、印刷不良が発生する。

【０００３】

【本発明が解決しようとする課題】このような印刷不良
が発生することがあるため、インクジェット印刷装置に
おいて印刷された部分について目視検査を行って不良の
有無を判定することが行われる。通常は一定の間隔をお
いて、たとえば１００の印刷物にたいして１つの印刷物
を検査するような抜取検査が行われる。そして不良が発
生すると製品の中から不良品を選別して取り除く作業が
必要である。このような人による検査を常時行うことは
人的負担が大きく、また非常に疲労を伴う作業である
上、見落としによる製品への不良品の混入という重大事
故の発生が避けられない。さらに、インクジェット印刷
装置において印刷される内容は、個々の印刷物によって
異なる可変情報（たとえば、宛先、氏名のような個人情
報）が大部分であり基準画像が個々の印刷物によって異
なるため、基準画像と検査画像を比較して判定する方式
の、通常の自動検査装置を使用することができなかっ
た。

【０００４】そこで本発明の目的は、人的負担、作業負
荷、製品への不良品の混入という人による検査のために
生じる問題をなくし、基準画像が個々の印刷物によって
異なるという問題を解決し、全数検査を自動で行うため
の印刷装置、印刷物、検査装置および印刷品質判定方法
を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的は、下記の本発
明により達成される。すなわち、本発明は「一次元に配
列された印刷エレメントを有しその印刷エレメントの配
列方向に対しほぼ直交方向に走査して二次元の印刷領域
に印刷データに基づく印刷を行う印刷手段と、バーコー
ドを複数印刷する間に前記印刷エレメントの単位で印刷
するバーコードを移動し、少なくとも最大黒バーまたは
最大白バーの範囲を移動するように構成した印刷データ
をバーコードデータに基づいて生成する印刷データ生成
手段と、を有する印刷装置」である。本発明の印刷装置
によれば、バーコードを複数印刷する間に印刷手段の印
刷エレメントの単位で印刷するバーコードを移動し、少
なくとも最大黒バーまたは最大白バーの範囲を移動する
ように構成した印刷データがバーコードデータに基づい
て印刷データ生成手段により生成され、印刷手段は一次
元に配列された印刷エレメントを有しその印刷エレメン
トの配列方向に対しほぼ直交方向に走査して二次元の印
刷領域に印刷データに基づく印刷を行う。しがって、可
変情報の印刷を行えるとともに、バーコードの印刷にお
いてはバーコード印刷に係わる印刷エレメントは、最大
黒バーまたは最大白バーの範囲をバーコードが移動した
場合には、印刷エレメントは必ず黒バーと白バーの両方
の印刷動作を行うこととなる。

【０００６】また本発明は「複数印刷される間に印刷位
置が走査方向に移動し、かつ最大黒バーまたは最大白バ
ーの範囲を移動するバーコードを有する印刷物」であ
る。本発明の印刷物によれば、バーコードが複数印刷さ
れることにより、印刷エレメントは必ず黒バーと白バー
の両方の印刷動作を行うこととなるため、印刷エレメン
トの印刷動作を本発明の印刷物から検査することができ
る。したがって、バーコード以外のその印刷エレメント
による印刷部分についても印刷品質が保証されることに
なる。

【０００７】また本発明は「印刷領域に印刷されたバー
コードを検出し検出データを得る検出手段と、前記バー
コードの元データと前記検出データを比較して前記印刷
エレメントの動作状態の良否を判定する判定手段と、を
有する可変情報の検査装置」である。本発明の検査装置
によれば、検出手段により印刷領域に印刷されたバーコ
ードが検出され検出データが得られ、判定手段によりバ
ーコードの元データと検出データが比較され印刷エレメ
ントの動作状態の良否が判定される。このようにバーコ
ードの元データと検出データが比較されるから検査を行
うことができる。

【０００８】また本発明は「一次元に配列された印刷エ
レメントを有しその印刷エレメントの配列方向に対しほ
ぼ直交方向に走査して二次元の印刷領域に印刷データに
基づく印刷を行う印刷過程と、バーコードを複数印刷す
る間に前記印刷エレメントの単位で印刷するバーコード
を移動し、少なくとも最大黒バーまたは最大白バーの範
囲を移動するように構成した印刷データをバーコードデ
ータに基づいて生成する印刷データ生成過程と、前記印
刷領域に印刷されたバーコードを検出し検出データを得
る検出過程と、前記バーコードデータと前記検出データ
を比較して前記印刷エレメントの動作状態の良否を判定
する判定過程と、を有する印刷品質判定方法」である。

【０００９】本発明の印刷品質判定方法によれば、印刷
過程によって印刷されたバーコードが検出過程によって
読み取られ検出データが得られる。その検出データは判
定過程によって印刷データと比較され印刷過程の印刷エ
レメントの動作状態の良否が判定される。その際に用い
られる印刷データは印刷データ生成過程により生成さ
れ、詳しくは印刷データ生成過程はバーコードを複数印
刷する間に前記印刷エレメントの単位で印刷するバーコ
ードを移動し、少なくとも最大黒バーまたは最大白バー
の範囲を移動するように印刷データを構成する。したが
って、バーコードが最大黒バーまたは最大白バーの範囲
を移動した場合には、印刷エレメントは必ず黒バーと白
バーの両方の印刷動作を行うこととなり、印刷エレメン
トの動作状態の良否を完全に判定することができる。

【００１０】上述の印刷手段は一次元に配列された印刷
エレメントを有しその印刷エレメントの配列方向に対し
ほぼ直交方向に走査して二次元の印刷領域に印刷を行
う。この印刷は上記のバーコードだけでなく、文字画像
等の印刷を行うことができる。バーコード印刷部分にお
いて印刷エレメントの動作状態の良否が判定されるとい
うことは、ほぼ同時に印刷が行われる可変情報の文字画
像等の印刷部分においても印刷品質が判定されると見な
すことができる。

【００１１】

【発明の実施の態様】図１は本発明の印刷品質判定方法
等におけるバーコードの印刷形態を示す図である。図１
において、１はバーコード、２はバーコード１のバーの
中で最大の太さのバー（図１の場合は白バー）である最
大太バー、３はバーコード１のコードの下１桁、４はバ
ーコード１のコードのチェックディジット部分である。
また、５はバーコード以外の可変情報印刷部分であり、
この部分はバーコードを印刷する印刷手段によって印刷
される。６はバーコード１の次に印刷される次のバーコ
ードである。次のバーコード６はバーコード１よりも印
刷エレメントの１つ分（１ｄｏｔ）だけ印刷エレメント
の配列方向に移動した位置に印刷される。

【００１２】バーコード２においてチェックディジット
４の部分および下１桁を除いた場合、連番の１０個のバ
ーコードは同じである。また、バーコード１においてチ
ェックディジット４の部分および下２桁を除いた場合、
連番の１００個のバーコードは同じである。したがっ
て、上位の桁においては白バーは白のまま、黒バーは黒
のまま変わらず、印刷エレメントは白印刷と黒印刷の２
つの動作モードがあるにも係わらず、一方の動作だけを
行うこととなる。すなわち、その状態では印刷されたバ
ーコードからは印刷エレメントの動作モードの全てにつ
いてチェックすることが原理的にできない。

【００１３】そこで、バーコード１と次のバーコード６
の位置関係を図１に示すようにする。すなわち、バーコ
ード１よりも印刷エレメントの１つ分（１ｄｏｔ）だけ
印刷エレメントの配列方向に移動した位置に次のバーコ
ード６を印刷する。このような移動をバーコード印刷の
たびに行うことにより、最大幅のバーの距離だけバーコ
ードが移動した場合においては、印刷エレメントは全て
の動作モードを行ったこととなり、その間に印刷された
バーコードから印刷エレメントのチェックを行うことが
できる。

【００１４】図２は本発明の印刷品質判定方法等を実行
する装置構成を示す図である。図２において、７は可変
情報の印刷が行われる印刷用紙、８は印刷データ生成手
段、９は印刷手段、１０は検出手段、１１は判定手段で
ある。印刷データ生成手段８は印刷データ生成過程を、
印刷手段９は印刷過程を、検出手段１０は検出過程を、
判定手段１１は判定過程を実行する。また本発明の印刷
装置は印刷データ生成手段８と印刷手段９を有し、本発
明の検査装置は検出手段１０と判定手段１１を有する。
また、１２はバーコードデータ、１３は文字絵柄デー
タ、１４は印刷データ、１５は検出データ、１６は良否
判定データであり、矢印→は印刷用紙７の移送方向を示
す。

【００１５】図２に示すように、印刷データ生成手段８
はバーコードデータ１２と文字絵柄データ１３を入力
し、印刷データ１４を生成して出力する。印刷手段９は
印刷データ１４を入力して印刷用紙７に印刷出力を行
う。また検出手段１０は印刷用紙７に印刷出力されたバ
ーコードのイメージを入力し、検出データ１５を生成し
出力する。判定手段１１は検出データ１５を入力してバ
ーコードデータ１２と比較し良否判定データを出力す
る。

【００１６】印刷手段９は一次元に配列された印刷エレ
メントを有する、たとえば、インクジェット方式の印刷
装置、サーマルプリント方式の印刷装置である。インク
ジェット方式の印刷装置においては印刷エレメントはイ
ンキノズルであり、サーマルプリント方式の印刷装置に
おいては発熱抵抗体である。この印刷エレメントの配列
方向に対しほぼ直角方向に走査して二次元の印刷領域に
印刷が行われる。走査は印刷装置の印刷ヘッドが移動す
る方法と、印刷ヘッドを固定し印刷用紙７を移動する方
法とがあるが、本発明においては走査方法はいずれであ
ってもよい。

【００１７】印刷データ１４は印刷イメージのデータで
あるがそのデータ構造はハードウェアである印刷手段９
に依存し、印刷手段９の個別の仕様によって決定され
る。印刷データ１４は前述のように印刷データ生成手段
８が生成する。印刷データ生成手段８はデータの処理機
能を有するマイクロコンピュータ等により実現すること
ができる。印刷データ生成手段８が入力するバーコード
データ１２は印刷されるバーコードのコードデータであ
る。また印刷データ生成手段８が入力する文字絵柄デー
タ１３はバーコード以外の印刷される文字コードデー
タ、あるいは絵柄イメージデータである。通常、このバ
ーコードデータ１２および文字絵柄データ１３は印刷す
る順番に配列され、１ページ等の印刷単位でレコードを
構成し、そのレコードを集めてトランザクションデータ
としてまとめられる。

【００１８】印刷データ生成手段８はこのように構成さ
れたバーコードデータ１２および文字絵柄データ１３を
入力し、印刷イメージのデータである印刷データを生成
する。通常、この印刷データも印刷単位の印刷イメージ
を集めて印刷イメージデータとしてまとめられる。この
印刷データを生成する際に、本発明においてはバーコー
ドデータ１２を、印刷単位（１ページ、１バーコード印
刷、等）ごとに、印刷手段９の一次元に配列された印刷
エレメントの単位で移動し、少なくとも最大黒バーまた
は最大白バーの範囲を移動するように配置する。

【００１９】最大黒バーまたは最大白バーの範囲は印刷
手段９の仕様や印刷データの生成方法によって異なった
ものとなり、それらを考慮したうえで任意に設定を行う
ことができる。図３はバーコードの印刷位置の移動の状
態の一例を示す図である。図３の例では、バーコードの
細黒バーが３ドット、細白バー４ドット、太黒バー６ド
ット、太白バー８ドットで構成され、その場合は、最大
太バーは８ドットとなる。この場合、図３に示すよう
に、１ドットづつ８回の移動を行えば下１桁部分（チェ
ックディジットは除く）を除いた部分は連続１０個の
間、同一バーコードとなるが、移動により各ノズル（印
刷エレメント）は必ず黒バーと白バーの両方の印刷動作
を行うこととなるため検査が可能となる。

【００２０】なお、図４はバーコードのキャラクター間
に空白のギャップがあるバーコードを示す図である。図
４に示すようなバーコードの種類（たとえばｃｏｄｅ３
９，ｎｗ−７）によっては、各キャラクターの間に空白
のギャップがある。これらのバーコードでは各キャラク
ターの末尾部分は黒バーとなるため黒バーにギャップ部
分を含め最大太バーの範囲とすればよい。

【００２１】このようにバーコードが印刷されるととも
に、文字絵柄も可変情報印刷部分に印刷される。図３に
示すように印刷用紙７の幅方向（印刷方向に対して直角
方向）の領域において、可変情報印刷部分はバーコード
の全領域（繰り上がり部分と同一バーコード部分）の内
から移動範囲（下側に示す破線で挟まれた範囲）を除く
領域となる。図３では下側の境界だけが示されている
が、実際はバーコードの上側にも同様の可変情報印刷部
分の境界が存在する。この可変情報印刷部分は、バーコ
ードの印刷品質が検査されることにより、この部分に印
刷された文字絵柄データは印刷品質が保証されることに
なる。

【００２２】次に、バーコードの印刷品質の検査過程に
ついて説明する。図５はバーコードの検査過程を示すフ
ロー図である。図５において、まず紙面を走査して紙面
の情報を検出する。図２に示すように印刷用紙は矢印→
の方向に移送されており、上流の印刷手段９によって印
刷用紙７に印刷が行われると、その印刷情報は下流の検
出手段１０によって検出される（Ｓ１）。この検出手段
１０は、たとえばレーザースポットを走査して受光素子
で反射光を検出する方式のバーコードスキャナー、ある
いは照明光をあててＣＣＤラインセンサーカメラで反射
光を検出する方式の撮像装置等を使用することができ
る。またその検出データの検出手段１０あるいは判定手
段１１における処理はデータの処理機能を有するマイク
ロコンピュータ等により実現することができる。検出さ
れたデータはバーコードデータであるか否かが判定さ
れ、バーコードデータでない場合にはＳ１に戻り、紙面
の印刷情報を再度検出し、バーコード情報であるか否か
の判定が繰り返される（Ｓ２）。

【００２３】また検出されたデータがバーコードデータ
である場合には（Ｓ２）、バーコードデータは検出デー
タとして検出手段１０から判定手段１１に出力され、判
定手段１１はこれを入力してメモリに登録する。このメ
モリの番地はアドレスＡとする（Ｓ３）。次に、判定手
段１１が印刷手段９により印刷されたバーコードの元デ
ータであるバーコードデータと、アドレスＡのデータす
なわち検出データとを比較する（Ｓ４）。バーコードデ
ータとアドレスＡのデータが一致する場合には（Ｓ
５）、印刷手段９の印刷エレメントの動作は良好である
と判定されたことになり、検査過程を継続するか終了す
るかが判定され（Ｓ６）、継続する場合にはＳ１に戻っ
て上記の動作を繰り返し、終了する場合には検査過程を
終了とする。一方、バーコードデータとアドレスＡのデ
ータが一致しない場合には（Ｓ５）、印刷手段９の印刷
エレメントの動作は不良であると判定されたことにな
り、不良判定を警告出力するとともにアドレスＡのデー
タが出力される（Ｓ７）。そして検査過程を継続するか
終了するかが判定され（Ｓ６）、継続する場合にはＳ１
に戻って上記の動作を繰り返し、終了する場合には検査
過程を終了とする。

【００２４】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、人的負
担、作業負荷、製品への不良品の混入という人による検
査のために生じる問題をなくし、基準画像が個々の印刷
物によって異なるという問題を解決し、全数検査を自動
で行うための印刷装置、印刷物、検査装置および印刷品
質判定方法が提供される。また本発明の印刷装置によれ
ば、可変情報の印刷を行えるとともに、バーコードの印
刷においてはバーコード印刷に係わる印刷エレメント
は、最大黒バーまたは最大白バーの範囲をバーコードが
移動するから、印刷エレメントに必ず黒バーと白バーの
両方の印刷動作を行わせることができる。また本発明の
印刷物によれば、バーコードが複数印刷されることによ
り、印刷エレメントは必ず黒バーと白バーの両方の印刷
動作を行うこととなるため、印刷エレメントの印刷動作
を本発明の印刷物から検査することができる。したがっ
て、バーコード以外のその印刷エレメントによる印刷部
分についても印刷品質が保証されることになる。しか
も、バーコードは印刷物に１箇所設ければよいから、バ
ーコードを印刷するスペースが少なくて済む。また本発
明の検査装置によれば、バーコードの元データと検出デ
ータが比較されるから可変情報の検査を行うことができ
る。また本発明の印刷品質判定方法によれば、バーコー
ドが最大黒バーまたは最大白バーの範囲を移動すること
により印刷エレメントは必ず黒バーと白バーの両方の印
刷動作を行うこととなるから、印刷エレメントの動作状
態の良否を完全に判定することができる。バーコード印
刷部分において印刷エレメントの動作状態の良否が判定
できるということは、ほぼ同時に印刷が行われる可変情
報の文字画像等の印刷部分においても印刷品質が判定で
きると見なされる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明におけるバーコードの印刷形態を示す図
である。

【図２】本発明の印刷品質判定方法を実行する装置構成
を示す図である。

【図３】バーコードの印刷位置の移動の状態の一例を示
す図である。検査マークの例を示す図である。

【図４】バーコードのキャラクター間に空白のギャップ
があるバーコードを示す図である。

【図５】バーコードの検査過程を示すフロー図である。

【符号の説明】

１ バーコード ２ 最大太いバー ３ 下１桁 ４ チェックディジット部分 ５ 可変情報印刷部分 ６ 次のバーコード ７ 印刷用紙 ８ 印刷データ生成手段 ９ 印刷手段 １０ 検出手段 １１ 判定手段 １２ バーコードデータ １３ 文字絵柄データ １４ 印刷データ １５ 検出データ １６ 良否判定データ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】一次元に配列された印刷エレメントを有し
   その印刷エレメントの配列方向に対しほぼ直交方向に走
   査して二次元の印刷領域に印刷データに基づく印刷を行
   う印刷手段と、 バーコードを複数印刷する間に前記印刷エレメントの単
   位で印刷するバーコードを移動し、少なくとも最大黒バ
   ーまたは最大白バーの範囲を移動するように構成した印
   刷データをバーコードデータに基づいて生成する印刷デ
   ータ生成手段と、 を有することを特徴とする印刷装置。
2. 【請求項２】複数印刷される間に印刷位置が走査方向に
   移動し、かつ最大黒バーまたは最大白バーの範囲を移動
   するバーコードを有することを特徴とする印刷物。
3. 【請求項３】印刷領域に印刷されたバーコードを検出し
   検出データを得る検出手段と、 前記バーコードの元データと前記検出データを比較して
   前記印刷エレメントの動作状態の良否を判定する判定手
   段と、 を有することを特徴とする検査装置。
4. 【請求項４】一次元に配列された印刷エレメントを有し
   その印刷エレメントの配列方向に対しほぼ直交方向に走
   査して二次元の印刷領域に印刷データに基づく印刷を行
   う印刷過程と、 バーコードを複数印刷する間に前記印刷エレメントの単
   位で印刷するバーコードを移動し、少なくとも最大黒バ
   ーまたは最大白バーの範囲を移動するように構成した印
   刷データをバーコードデータに基づいて生成する印刷デ
   ータ生成過程と、 前記印刷領域に印刷されたバーコードを検出し検出デー
   タを得る検出過程と、 前記バーコードデータと前記検出データを比較して前記
   印刷エレメントの動作状態の良否を判定する判定過程
   と、 を有することを特徴とする印刷品質判定方法。