JPS63295480A - セラミックシ−トの製造方法 - Google Patents

セラミックシ−トの製造方法

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JPS63295480A
JPS63295480A JP62127959A JP12795987A JPS63295480A JP S63295480 A JPS63295480 A JP S63295480A JP 62127959 A JP62127959 A JP 62127959A JP 12795987 A JP12795987 A JP 12795987A JP S63295480 A JPS63295480 A JP S63295480A
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sheet
ceramic
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green sheet
plates
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JP62127959A
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Shigemi Osaka
大坂 重美
Kazuo Hata
和男 秦
Kiichi Aikawa
規一 相川
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は反りや変形が少なく、表面が平滑で緻密なセラ
ミックシートの製造方法に関するものである。さらに具
体的には民生用または産業用エレクトロニクス機器ある
いはエレクトリック機器等に利用されるセラミックシー
ト、工具、機械、部品等に用いられるセラミックシート
、しや音板、断熱板等の建築用材料に利用されるセラミ
ックシート、あるいは遠赤外線放射体として、また紫外
線反射体として利用されるセラミックシートなどの製造
方法に関するものである。
[従来の技術] 反りや割れ、変形が少なく平面が平滑性に富み、緻密な
セラミックシートの製造方法として特開昭58−190
867号、特開昭59−169970号、特開昭60−
42268号、特開昭60−239353号公報等に特
定の有機バインダーを用いて製造する方法が開示されて
いる。また特開昭59−156960〜2号、特開昭6
0−54964号公報等に特定のセラミック原料粉末を
用いる方法が開示されている。さらに、セラミックグリ
ーンシートの上あるいは周辺部に磁器板や枠、支柱など
を!a重ねたり、配置した状態で焼成する方法が特開昭
55−90475号、特開昭56−69276〜7号、
特開昭59−50079号、特開昭60−73291号
公報等に開示されている。
さらに、特開昭58−99163号、特開昭61−11
3220号公報等にグリーンシートに離型粉含有フィル
ムや金am化物含有紙等を[1あるいは交互に積重ねて
焼成する方法が開示されている。しかしながら本発明者
らが検討した結果、有機バインダーやセラミック原料粉
末を選択することによって、平滑な表面を有するグリー
ンシートは得られるが、このシートを通常の方法にて焼
成した場合には、反りや割れが生じたり、敷板や敷粉の
表面不均一さの影響のため十分な平滑性を有さないこと
が判明した。
また、前記のように種々の焼成方法が検討されており、
ある程度の平滑性は有するがJISNA格BO601に
定義された中心線平均粗さRaは通常0.2〜0.3μ
m以上であり、さらにグリーンシートに加重等をかけな
がら焼成、焼結せしめることから、反りや割れの問題が
生じ、品質上古ることが判明した。
[発明が解決しようとする問題点] そこで本発明の目的は表面平滑性に優れ、具体的にはR
aが0.1μm以下であり、緻密で十分な強度を有し、
しかも厚さが500μm以下好ましくは10〜150μ
mで、合わせて透光性をも有するセラミックシートの製
造方法を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明はセラミック粉末に有機バインダー、溶媒および
必要に応じて、分散剤、可塑剤、消泡剤等を添加し、所
要時間混練して得るセラミックスラリ−をシート状とな
し、これを乾燥焼成してセラミックシートを製造する方
法において、グリーンシートを表面が平滑な耐火性の複
数の板で挟持して、400〜1000℃の範囲の温度に
て予備焼成し、次いで予備焼成後のシートをi ooo
℃を越える温度で焼成せしめることを特徴とするセラミ
ックシートの製造方法を提供する。
つまり、400〜1000℃の範囲の温度で予備焼成せ
しめる際に、グリーンシートを複数の平滑な耐火性の板
の挟間に位置せしめることによって、シートに平滑性を
付与すると共に反りや割れをなくし、次いで焼結によっ
て急激な体積収縮が生じる1000℃を越える温度で焼
成する時には、この予備焼成せしめられたシートを複数
の耐火性の板の挟間からはずして焼成し、得られたセラ
ミックシートに緻密さと強度を付与するものである。
この場合、グリーンシートを複数の平滑な耐火性の板の
挟間に位置せしめたままの状態で1000℃を越える温
度で焼成すると、耐火性の板との熱膨張係数の差や、体
積収縮の影響が顕著に現われ、ひずみ、反り、割れがお
こりやすくなる。また、複数板の挟間に位置せしめない
状態で室温から1000℃を越える温度まで昇温するこ
とによって焼成した場合は十分な平滑性が得られず特に
シート周辺部に反り、中央部にたわみが生じるので好ま
しくない。
本発明に使用されるセラミック粉末は平均粒子径が0.
01〜5μmを有するアルミナ、ジルコニア、チタニア
などの酸化物やそれらの混合物、あるいはチタン酸バリ
ウム(BaT i O3) 、ジルコン酸鉛(PbZr
O3)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT) 、ランタン
添加チタン酸ジルコン酸鉛(PLZT)などのペロブス
カイト型複合酸化物、マグネシウムアルミネートなどの
スピネル型複合酸化物やムライト、コージェライト、ジ
ルコン、フェライトなどの酸化物、炭化珪素(SiC)
、窒化珪素(Si3N4)、窒化アルミニウム(AJN
>などの炭化物、窒化物などがある。
これらのセラミック粉末の形状は予備焼成時の耐火性の
板とのすべり性をよくするために球状粒子が好ましく、
特願昭62−42750号に開示されているアルミナ球
状微粒子や特願昭62−40085@に開示されている
ジルコニア系球状微粒子が好適に使用される。
また、有機バインダーとしてはセラミックス成形体用バ
インダーとして一般的に使用されているアクリル酸、メ
タクリル酸のエステル、アミドの重合体、共重合体およ
びエマルジョンが用いられるさらにセルロース誘導体、
ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、水性ウ
レタン樹脂、ワックス、スチレン−マレイン酸共重合体
等も使用できる。しかし、グリーンシートを2枚の耐火
性の板の挟間に位置せしめて予備焼成することから、熱
分解性、特に窒素雰囲気中でも熱分解性の良好なものが
好ましく、ポリマーの末端基より分解するアクリル、メ
タクリル系バインダーが好適に使用される。
平滑な耐火性の板は熱膨張係数の差を小さくするために
使用されたセラミック粉末と同質のものが最適であるが
、アルミナやジルコニア板やガラス板が一般に使用され
る。特に本発明においては使用する板の平滑性が重要で
、表面粗さRaが0.1μm以下、特に0.01μm以
下が好ましく、石英質からなるガラス板が好適に用いら
れる。また形状としては平板の組合せあるいは凸面と凹
面を有する板の組合せ等が用いられる。
予備焼成のための湿度は有機バインダーの熱分解が完全
に終了し、セラミック粉末の結晶転移による体積変化あ
るいは焼結が開始する温度を越えないことが好ましく、
400〜1000℃の範囲であり、より好ましくは60
0〜900℃の範囲である。予備焼成後のシートは10
00℃を越える温度、好ましくは1200℃を越える温
度で焼成してセラミックシートを得る。
[実施例] 本発明を以下の実施例にて詳細に説明するが、本実施例
に限定されるものではない。
実施例1 平均粒子径0.7μmの球状アルミナ微粒子100部、
アクリル酸エチル、メタクリル酸等の共重合体からなる
アクリル系バインダー20部、分散剤としてアクアリン
クNL(日本触媒化学工業−社製)0.2部および水と
して70部をボールミル中へ仕込んで23.5時間混練
りした。得られたスラリー中へ消泡剤としてノブコ80
34 (サンノブコ社製)を0.1部添加しさらに0.
5時間ボールミル混練りした。
混練り後脱脂した200メツシユのステンレス製の金網
によってスラリーを濾過し、40rpmの速度でかくは
んしながら熟成し、次いで真空ポンプで鋭泡して10ボ
イズの粘度に調整した。
このスラリーを0.15部mの隙間に調整したドクター
ブレードを用いてシート引きを行ない、30℃、80℃
と昇温させて乾燥せしめてグリーンシートを得た。
このシートを一辺150履の正方形に切り抜きRa0.
01μm以下の一辺1604!II厚さ2mの2枚の石
英ガラスの挟間に位置せしめて、電気炉内中に水平に設
置して800℃で予備焼成した。続いて2枚の石英ガラ
スを取除き予備焼成せしめたシートをアルミナ板の上に
のせ、1000℃で焼成してアルミナシートを得た。
実施例2 3モル%のイツトリアを含有する平均粒子径0.3μm
の球状ジルコニア微粒子100部にブチルアクリレート
、2−ヒドロキシエチルアクリレート等の共重合体から
なるアクリル系バインダー30部、分散剤としてアクア
リックNL(日本触媒化学工業[J)0.8部およびト
ルエンとして60部をボールミル中へ仕込んで16時間
混練りした。以下実施例1と同様にしてグリーンシート
を得た。
このシートを一辺150履の正方形に切り抜き、実施例
1と同様にして電気炉内に垂直に設置して900℃で予
備焼成した。続いて2枚のガラス板を取除き、予備焼成
せしめたジルコニアシートをRaが0.1μmのジルコ
ニア板の上にのせ電気炉内に水平に設置して1400℃
で焼成してジルコニアシートを得た。
実施例3 平均粒子径1μmのチタン酸バリウム粉末を用い、実施
例1と同様にしてグリーンシートを得た。
このシートを実施例1と同様に700℃にて予備焼成し
た接、1050℃にて焼成しシートを得た。
実施例4 実施例1と同様にして得られたグリーンシートを半円筒
状の凸面と凹面を有する2枚の石英ガラスの挟間に位置
せしめて電気炉内中に水平に設置して800℃で予備焼
成した。次いで凸面と凹面の2枚の石英ガラスを取除き
、1600℃で焼成して半円筒状のアルミナシートを得
た。
比較例1 実施例1と同様にして得られたグリーンシートをアルミ
ナ板の上にのせ電気炉内に水平に設置して1600℃で
焼成してアルミナシートを得た。
比較例2 実施例2と同様にして得られたグリーンシートを2枚の
ジルコニア板の挟間に位置せしめて、電気炉内に垂直に
設置して1400℃で焼成してジルコニアシートを1り
だ。
実施例5 実施例1〜3、比較例1〜2で得られたセラミックシー
トの特性を調べ第1表にまとめた。なおシートのソリは
50X50am角の大きさに換算して凹曲面の最大深さ
く mttr )を求めることによった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)セラミック粉末に有機バインダー、溶媒および必
    要に応じて分散剤、可塑剤、消泡剤等を添加し所要時間
    混練して得るセラミックスラリーをシート状となし、こ
    れを乾燥し、焼成してセラミックシートを製造する方法
    において、グリーンシートを表面が平滑な耐火性の複数
    の板で挟持して、400〜1000℃の範囲の温度にて
    予備焼成し、次いで予備焼成後のシートを1000℃を
    越える温度で焼成することを特徴とするセラミックシー
    トの製造方法。
  2. (2)該セラミック粉末が球状アルミナ微粒子または球
    状ジルコニア微粒子である特許請求の範囲(1)記載の
    方法。
  3. (3)該耐火性の板が石英ガラスである特許請求の範囲
    (1)記載の方法。
  4. (4)該グリーンシートを表面が平滑な凸面と凹面を有
    する耐火性の複数の板で挟持することを特徴とする特許
    請求の範囲(1)、(2)または(3)記載の方法。
JP62127959A 1987-05-27 1987-05-27 セラミックシ−トの製造方法 Granted JPS63295480A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02311370A (ja) * 1989-05-26 1990-12-26 Toko Inc セラミック基板の焼成方法
KR970010705A (ko) * 1995-08-28 1997-03-27 안승찬 바이오 세라믹을 이용한 판넬
US6001761A (en) * 1994-09-27 1999-12-14 Nippon Shokubai Co., Ltd. Ceramics sheet and production method for same
JP2017214517A (ja) * 2016-06-01 2017-12-07 花王株式会社 無機顔料用高分子分散剤

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