JPS63295257A

JPS63295257A - 印刷装置

Info

Publication number: JPS63295257A
Application number: JP62130009A
Authority: JP
Inventors: Katsuhide Tsukamoto; 勝秀塚本; Michio Takayama; 蹊男高山
Original assignee: Toyo Ink Mfg Co Ltd; Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Toyo Ink SC Holdings Co Ltd; Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1987-05-28
Filing date: 1987-05-28
Publication date: 1988-12-01

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、放電破壊を用いて電気的に簡単に版が作れて
高速印刷が可能な印刷装置に関するものである。

（従来の技術）最近、電子ファイル化されたデータや画像のプリントを
多数枚かつ速く安く仕上げたいという要求がある。

上記目的のために、現在利用されている印刷機の一つに
オフセット印刷機がある。このオフセット印刷機は、一
度電子フアイル化されたデータあるいは画像を、プリン
タでプリントアウトしたのちに電子写真的に版を作り、
昔からあるオフセット印刷を行うものであるが、その手
間が面倒である。

最近、サーマルヘッドで孔を開けた薄いシートを孔版印
刷の版として用いる印刷機が実用化されている。このも
のは、即座に版を作り高速、かつ安く多数枚の印刷物を
得ることができるが、前者のオフセット印刷機に比べて
印字品質が劣る欠点がある。また、簡便にはレーザプリ
ンタが使われているが、しかし、このものでは一枚当た
りの単価が高く、速度が遅い欠点がある。

（発明が解決しようとする問題点）上記従来の印刷装置では、品質が劣ったり印刷時間が長
くかかったり、または単価が高くつく等の欠点があった
。

本発明の目的は、従来の欠点を解消し、印字品質がよく
、高速で、一枚当たりの単価が安い印刷装置を提供する
ことである。

（問題点を解決するための手段）本発明の印刷装置は、少なくとも中心軸の周りに回転で
きる側面の一部を切り欠いた円筒と、その内部に、イン
キ受容性の表面を持つシートの上に放電破壊可能なイン
キ反発性の膜を設けた版シートを巻いた版シート供給ロ
ールと、この版シート供給ロールから版シートを引き出
し、前記円筒の周りにインキ反発性の膜のある面を外側
にして巻き付けたのち、これを巻き取る前記円筒内に設
けた巻取リロールとを有し、円筒の周上に、版シート上
のインキ反発性の膜を放電破壊してインキ受容性の面を
露出させるために電気信号源によって駆動される放電破
壊用の電極と閉回路を形成するためのアース部材と、前
記露出したインキ受容性の面にインキを付けるインキ供
給部材と、この版上のインキを移し取る転写ローラとを
配置し。

さらに、紙を転写ローラに押し付けるための圧胴を配置
したものである。また、版シートがプラスチックの表面
にアルミニューム蒸着膜と、さらにその上にインキ反発
性の膜を設けたものであり、また１版シートがプラスチ
ックの表面に粗面化層を設け、その上にアルミニューム
蒸着膜を付け、その上にインキ反発性の膜を設けたもの
であり、また、版シートがプラスチックの表面にアルミ
ニューム蒸着膜を設けたものであり、また１版シートが
プラスチックの表面に粗面化層を設け、その上にアルミ
ニューム蒸着膜を付けたものであり、さらに、インキ供
給部材を複数個設けたものである。

（作　用）本発明によれば、従来になく品質がよく、単価も安く、
かつ高速に印刷ができ、さらに、装置の小型化やカラー
化も可能となる。

（実施例）本発明の一実施例を第１図および第２図に基づいて説明
する。

第１図は本発明の印刷装置の概念図である。同図におい
て、１はその軸の周りに回転する一部を切り欠いた円筒
である。円筒１の内部に、版シート２を供給する版シー
ト供給ロール３と、円筒１の周上に巻き付けたのち巻き
取る巻取りロール４を収納する。この状態で、円筒１は
版シート供給ロール３１巻取りロール４および版シート
２と共に回転可能である。図においては、円筒１は反時
計方向に回転するように描いている。

版シート２は、放電破壊によりインキ受容性の部分とイ
ンキ反発性の部分を形成することが可能なシートであり
、そのようなものは幾つかが公知である。今ここで、５
は可撓性基材であり、その表面はインキ受容性である。

その表面に放電破壊が可能なように導電性の膜６を設け
る。さらにその上にインキ反発性の膜７を設ける０版シ
ート２の可撓性基材５には樹脂のシートが適当である。

放電破壊が可能な導電性の膜としてはアルミニュームの
蒸着膜がよい。インキ反発性の膜７にはシリコンゴムの
膜がよい。

円筒１の周上に、電気信号源８に接続した放電破壊用の
電極９と閉回路を形成するためのアース部材１０を配置
し、それぞれを版シート２０表面に接触させる０円筒１
の回転により、版シート２を電極に対して相対的に移動
させながら電気信号源８から電圧を印加すると、放電に
より導電性の膜６およびインキ反発性の膜７に孔１１が
あき、インキ受容性の基材の表面が露出する。すなわち
、画線部がインキ受容性で、非画線部がインキ反発性の
版ができる。アース部材１０は図ではローラのように描
いたが、回転しない固定の摺動ブラシのようなものであ
ってもよい、電極９については、従来から放電プリンタ
でよく知られている。マルチスタイラスであってもよい
し、あるいは単針であってもよい、単針の場合は、円筒
１を回転させ、電極９を円筒１の軸方向に移動させれば
よい。

次に、円筒１の周上にインキ供給部材１２を設ける。イ
ンキ供給部材１２は直前にできあがった版の画像部にイ
ンキを付ける。このインキを付けるプロセスには、たと
えば平版印刷等の技術が使える。

１３はこのようにして付いたインキである。インキ１３
を転写ローラ（ブランケット）１４に写し取り、圧ＷＡ
１５で紙１６を押し付けて転写ローラ１４上のインキ１
３を紙１６に写し取る。このようにして印刷物ができあ
がる。

一枚分の版ができあがると、電極９およびアース部材Ｉ
Ｏは新たに版を作るまで不要であり、接触状態を解き、
この状態で円筒１を同一方向に回転する。インキ供給部
材１２でインキ１３を付け、転写ローラ１４に移し取り
、圧胴１５で紙１６を押し付け、インキ１３を転写して
２枚目の印刷物を仕上げる。

以後、同様に印刷物を得ることができる。

新しく版を作る場合は１円筒１は止めてインキ供給部材
１２および転写ローラ１４を離し１版シート供給ロール
３から版シート２の新しい面を引き出し、古い版を巻取
りロール４に巻き取る。

この説明においては、本発明の必要欠くべからざるもの
だけ記述したが、より良好な印刷物を実現するために、
付加的な部材を取り付けることができる。たとえば、微
妙なインキ付着状態を管理するために、各部の温度制御
を行えば良好な結果を得る。

インキ供給部材１２について、先の説明では何等説明し
なかったが、これについては平版印刷では周知のもので
あり、複数本のインキ練りローラを含む。メインテナン
スを容易にするために、インキ部材をユニット化するこ
とが容易に考えられる。

インキの色を替えることによりカラー印刷も可能である
。多色刷りをする場合は、シアン、マゼンタ、イエロ、
墨それぞれの版が円筒の周上にできるように、円筒の径
を大きくして各色の版を書き込んで、それぞれの版にそ
れぞれのインキ供給部材によりインキを付け、転写ロー
ラの径も大きくして紙が繰り返し圧胴との間を通るよう
にして。

各色が同一紙面上で重なるようにすればよい。

版シートも前述のものに限らない。放電破壊により記録
する場合は、基材表面に直接アルミニューム蒸着をする
のでなく、表面を粗面化して（たとえば、シリカゲルの
粒子等をバインダに分散して塗布する）、その上にアル
ミニューム蒸着膜を付けたほうがアルミニュームの破壊
が容易であり、よいことが知られている。本発明におい
ても同様である。

第１図の説明では、版の作成は別にして、インキの付は
方については、従来の平版印刷の手法を応用した１版お
よび版にインキを載せる方法に関しては、これに限られ
ることはなく他の方法もある。

たとえば、版として前述のように、アルミニューム蒸着
膜の表面にインキ反発性の膜を設けることなく、そのま
まで用いることができる。すなわち、アルミニューム蒸
着膜は、のちに水で湿らせることによりインキ反発性と
なり、放電破壊によリアルミニューム蒸着膜を取り除き
、これを従来のオフセットの名で知られている印刷方法
の版として用いることができる。この場合は、アルミニ
ュームの表面を水で湿らせる必要があり、そのためのロ
ーラのような物を第１図のインキ供給部材の前か後に付
加する必要がある。

また、転写ローラについては新しい版の印刷を行う毎に
、前の版のインキを拭き取るのは使用上不便であり、第
２図に示すように、ブランケットをシート状にして、版
が変わる毎にブランケットの新しい面を引き出すように
することができる。

第２図において、２１は一部を切り欠いた円筒であり、
２２はブランケット供給ロール、２３はブランケット巻
取リロール、２４はシート状のブランケットである。

去】１１に直径が１０ａｍの側面の一部を切り欠いた円筒を用いて
、第１図に示したような構成の実験装置を作った。版シ
ートは次のように作成したものを用いた。

ウレタン樹脂（クリスパン７２０９大日本インキ化学工
業株式会社製）１０重量部、微粉末シリカ１．５重量部
、酢酸エチル８７．５重量部を十分に混合分散し、架橋
剤（クリスパン大日本インキ化学工業株式会社製）１重
量部を加えた塗料を、２４μ■のポリエチレンテレフタ
レート上に乾燥塗布量が４ｇ／ｒｒｒになるように塗布
し、透明に近い粗面化層を設けた。

この粗面化層上にアルミニュームを厚さが６００人にな
るように真空蒸着し、さらにその上に、硬化剤（Ｃａｔ
ａｒｙｓｔ　Ｐ　Ｌ　−３信越化学工業株式会社製）を
樹脂に対して０．５重量％添加したシリコン樹脂（ＫＳ
７７２信越化学工業株式会社製）のトルエン溶液を塗布
乾燥（１５０℃、５分）して、およそ０．５μｍの厚さ
のシリコン樹脂層を形成した。

このような版シートを用いて、第１図に示すようにシリ
コン膜が外側になるように配置した。市販のシリアル式
の放電プリンタに使われているタングステン針の２４ピ
ンヘツドとアースローラを版シートの表面に接触させ、
円筒を周速が１０（１ｍ／秒で回転させて、５０ｖの電
気信号で文字を印字した。

次に、水なしドライ平版用のインキ（ＴＫＵアクアレス
プロセスインキ東洋インキ製造株式会社製）を薄く付着
させたゴム製のインキローラ（インキ供給部材）を第１
図に示すように押し当て、一回転したところでアースロ
ーラと電極針を版シートから離し、円筒をインキローラ
を押し当てたまま数回回転させたら、インキが放電破壊
した部分にだけ付着した。ブランケットとして厚さ１■
のブタジェンゴムシートを巻き付けた転写ローラを版シ
ートに押し付け、転写ローラと圧胴との間に紙を挿入し
印刷した。その結果、紙の上に鮮明な文字が得られた。

（発明の効果）本発明によれば、従来になく品質がよく、印刷物の単価
も安く、かつ高速に印刷できて、さらに、装置の小型化
やカラー化も可能となり、その実用上の効果は大なるも
のがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の印刷装置の概念図、第２図は同転写ロ
ーラの他の変形例を示す構成図である。１・・・円筒、　　２・・・版シート、　　３・・・版
シート供給ロール、　４・・・巻取りロール、　５・・
・可撓性基材、　６・・・導電性の膜、　７・・・イン
キ反発性の膜、　８・・・電気信号源。９・・・電極、　１０・・・アース部材、　１１・・・
孔。１２・・・インキ供給部材、　１３・・・インキ、　１
４・・・転写ローラ、　１５・・・圧胴、　１６・・・
紙、２１・・・円筒、　２２・・・ブランケットの供給
ロール、　２３・・・ブランケットの巻取りロール、２
４・・・ブランケット。特許出願人　松下電器産業株式会社東洋インキ製造株式会社第１図１・　一部１ｔ２１５叉ｔ゛！；円司　　　　　　　　
２−゛版シート３・・知灸シートＮ喪胎ローＩし　　　
　　　　　　４−・発耳又フ０−レ５−ｑ坤９生基村　
　　　　　　　　　　６゛−に欠電膚飯壇可能を事１い
１職７゛　イン執玖死竹つ膿　　　　　　　８°゛ｔ、
気信号源’ｌ＝ｉ欠電ＥＩＩＬ積円つ電桧　　　　　　
０・・・アース８２才才＋１”’　　ＩＬ　　　　　　
　　　　　　　　　　１２・・イン＼供給粁廿１３＝　
ｈ９ｅｐ　Ｉｔ　４ｉｓ・アＣ４ンＷ　　　　　　　　
＋４＝転写ローラ１５・・・圧　３月　　　　　　　　
　　　　　　　　　　１６−　徊〜第２図２１・・・円筒２２・・・携＃ｔ７−＋Ｌ／２３゛°°娶取りローＪし２４・・・フ・フンゲット

Claims

【特許請求の範囲】

（１）少なくとも中心軸の周りに回転できる側面の一部
を切り欠いた円筒と、前記円筒の内部にインキ受容性の
表面を持つシートの上に放電破壊可能なインキ反発性の
膜を設けた版シートを巻いた版シート供給ロールと、前
記版シート供給ロールから版シートを引き出し、前記円
筒の周りにインキ反発性の膜のある面を外側にして巻き
付けたのちにこれを巻き取る前記円筒内に設けた巻取り
ロールとを有し、前記円筒の周上に、版シート上のイン
キ反発性の膜を放電破壊してインキ受容性の面を露出さ
せるために電気信号源によって駆動される放電破壊用の
電極と閉回路を形成するためのアース部材と、前記露出
したインキ受容性の面にインキを付けるインキ供給部材
と、前記版シート上のインキを移し取る転写ローラとを
配置し、さらに紙を転写ローラに押し付けるための圧胴
を配置したことを特徴とする印刷装置。
（２）版シートがプラスチックの表面にアルミニューム
蒸着膜と、さらに前記アルミニューム蒸着膜の上にイン
キ反発性の膜を設けたものであることを特徴とする特許
請求の範囲第（１）項記載の印刷装置。
（３）版シートがプラスチックの表面に粗面化層を設け
、前記粗面化層上にアルミニューム蒸着膜を付け、前記
アルミニューム蒸着膜上にインキ反発性の膜を設けたこ
とを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の印刷装
置。
（４）版シートがプラスチックの表面にアルミニューム
蒸着膜を設けたものであることを特徴とする特許請求の
範囲第（１）項記載の印刷装置。
（５）版シートがプラスチックの表面に粗面化層を設け
、前記粗面化層上にアルミニューム蒸着膜を付けたこと
を特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の印刷装置
。
（６）インキ供給部材を複数個設けたことを特徴とする
特許請求の範囲第（１）項記載の印刷装置。