JPS61135781A - 印刷方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、取り扱いが容品な低コストの印刷装置を実現
し得る印刷方法に関する。

〈従来の技術〉 ワードプロセッサやコンビエータ等により作成された文
章や図表等は、プリンタによシそのまま紙に記録されて
保存されることもあるが、一般には数枚から数百枚程度
に複製されて多数の者に配布されることが多い。複製す
る方法としては、電子写真複写機による複写が最も簡単
であるが、一枚当りのコストが比較的高く、数十枚以上
に複製する場合には不利である。これに対し、オフセッ
ト印刷による複製は、大量に複製する場合に一枚当りの
コストが安いという利点はあるものの、版を作るのに化
学処理等を要すことから、手間と時間とがかかるばかり
か印刷用インクや湿し水によ９手が汚れ易く、取り扱い
に難点があった。

そこで、近年数十枚から数百枚程度の比較的小量の印刷
を手軽に行うことのできる方法が開発されている。その
一つは、特公昭５５−３９４７１号或いは特公昭５５−
４７９９７号公報に開示されるように、熱可暖性樹脂フ
ィルムと紗若し〈は和紙の如き印刷インク通過性の多孔
質材とを貼着して成る感熱性孔版印刷用原紙を用いる方
法である。この原紙を用いて製版するには、カーがンブ
ラックの如き赤外線を吸収して発熱する印刷インクで文
字等の画像を描いた原稿と原紙のフィルム面とを密着し
て重ね合わせ、原紙側から赤外線を照射して原稿の画像
部に発生した熱によって原紙のフィルムを溶融収縮させ
、このフィルムに原稿画像に対応した穿孔画像を形成す
る。このように穿孔画像の形成された原紙は、例えば輪
転謄写機の版胴に装着され、多数枚の印刷を行うことが
できる。

一方、和紙の如き多孔質材にワックスを含浸させた感圧
性孔版印刷用原紙を用いる方法も知られている。この原
紙を用いて製版するには、原紙を台紙に軽く接着してワ
イヤドツト方式のプリンタに装着して印字を行うことに
より、ワイヤ先端を原紙に衝突させてその部分を穿孔し
、印刷用インクが透過できるよ゛うにする。この後、台
紙を剥がして原紙を例えは輪転謄写機の版胴に装着して
多数枚の印刷を行う。

このように感熱性孔版印刷用原紙又は感圧性孔版印刷用
原紙を用いる方法では、製版が容易な上、大量に印刷す
ると一枚当りのコストが安いという利点がある。

〈発明が解決しようとする問題点〉 従来の印刷方法は印刷用インクを用いるものであるため
、製版された原紙を輪転謄写機の版胴に装着したり或い
は取外したりする際、原紙や版胴に付着したインクによ
り手が汚れてしまい、取扱いが不便である上に刷り初め
の二十枚位は画質不良で無駄になるという問題がある。

そこで、原紙の版胴への装着及び原紙の版胴からの取外
しを自動的に行うことができる印刷装置もあるが、装置
自体の価格が高くなる問題がある。

本発明は、このような従来の事情に鑑みてなされたもの
であり、取扱いに不便な印刷用インクを使用するこ・と
なく低コスト且つ手軽な印刷を実現し得ると共に刷り出
し時の無駄が出ない印刷方法を提供することを目的とす
る。

く問題点を解決するための手段〉 本発明にかかる印刷方法は、絶縁層が支持体の表面に形
成された絶縁シートと導電性の受像紙とを重ね合せ、印
刷画像に対応して前記絶縁層を前記絶縁シートの裏面か
ら加熱或いは加圧して前記受像紙に前記絶縁層による前
記印刷画像を転写し、前記絶縁層による前記印刷画像の
パターンが形成された前記受像紙を前記絶縁シートから
剥がした後、この受像紙上の絶縁画像を静電気帯電させ
て当該受像紙の前記絶縁層の表面にトナーを付着させ、
次いで前記印刷画像のトナー像を転写紙に転写定着させ
るようにしたことを特徴とする。

く作　用〉 感熱プリンタ或いはワイヤドツトプリンタを用いて印刷
材料の受像紙に印刷画像と対応した絶縁層による鏡像パ
ターンを前記印刷材料の支持体に形成された絶縁層から
作成し、印刷画像と対応したノ々ターンの絶縁層が表面
に転写された受像紙を静電気帯電させると、受像紙は導
電性のために絶縁層のみが帯電してこの絶縁層の表面に
トナーが静電気により吸着する。従って、受像紙の絶縁
層に付着したトナーを静電複写装置の原理を利用して転
写紙に転写定着させることくより、転写紙には印刷画像
と対応したトナー像が形成される。この作業を繰り返す
ことで印刷画像を転写紙に多数枚複写できる。

〈実施例〉 本発明による印刷材料の一実施例の構造を表す第１図に
示すように、絶縁層１が表面に形成されたフィルム状を
なす支持体２は、合成樹脂や紙等で約１０マイクロメー
トル〜約１００マイクロメートルの厚さに成形されてい
る。又、絶縁層１と対向する受像紙３は、カーＭン微粒
子等を分散させることで導電性を持たせた紙や合成樹脂
等を約２０マイクロメートル〜約２００マイクロメート
ルの厚さに成形したものを用いている。この他に、四級
アンモ二りム埴ポリマのような導電性物質をバインダに
溶解して紙に塗布或いは含浸させたもの等、も用いるこ
とが可能でちゃ、要するに電子写真の分野で導電性の紙
やフィルム等として知られているものであれば良い。

この印刷材料４をワイヤドツトプリンタ或いはサーマル
プリンタに装着し、印刷画像に対応した絶縁層１にパタ
ーン５を受像紙３に形成させる。この転写作業の工程を
表す第２図（ａ）　、　（ｂ）Ｋ示すように、ワイヤド
ツトプリンタの印字ワイヤ６により絶縁層１を受像紙３
に押し付け、この部分の絶縁層１を支持体２から剥離さ
せて受像紙３側へ転写させる場合、加圧することにより
支持体２に対して離型性を有すると共に受像紙３に対し
て付着性を有する有機材料、例えばワックス等をバイン
ダとして絶縁性の顔料を分散させた層を約４マイクロメ
ートル〜約２０マイクロメートル程度の厚さに支持体２
の表面に塗布したものを絶縁層１とする。なお、支持体
２の表面と受像紙３の表置とは、絶縁層１の付着性に相
違を持たせる必要上、相異なる処理を施したり、相異な
る材質のものを使用することが望ましい。例えば、支持
体２０表面を鏡面にすると共に受像紙３０表面を粗面化
するようにしたり、或いは絶縁層１０表面に感圧接着剤
を塗布する他、絶縁層１自体の凝集力を弱めて眉間剥離
を起こし易くすることも考えられる。

一方、サーマルプリンタのサーマルヘッドにより加熱し
て印刷画像の転写を行う場合には、約り０℃〜約１２０
℃で流動性を示すカルナクパワックス等の天然ワックス
や低分子ポリエチレン等の合成ワックス或いはラウリン
酸及びステアリン酸等の常温で固体となる脂肪酸をバイ
ンダとする絶縁層１を用いることが望ましい。

このようにして絶縁層ＩＫよる印刷画像の鏡像パターン
６を受像紙３の表面にそのまま転写したのち、受像紙３
″Ｉｋ支持体２と絶縁層１とで構成された絶縁シートか
ら引き剥し、この受像紙３を原版として静電複写法によ
り印刷を行う。

本発明のための印刷装置の一例を表す第３図に示すよう
に、転写紙７の送給速度と対応した周速度で駆動回転す
るドラム８には、受像紙３が密着状態で巻き付けられて
おり、このドラム８の周囲には帯電器９と現像器１０と
転写器１１とが順に配置されている。受像紙３はドラム
８を介して接地されており、帯電器９によシ受像紙３表
面の印刷画像の鏡ｇ１１４ターン６を形成する絶縁層１
が静電気帯電し、現像器１０中のトナー１２がこの絶縁
層１に付着して鏡像ノぐター７６がトナー現像される。

そうして、受像紙３に形成された鏡像ノ４ター７６のト
ナー像は転写器１１により転写紙７に正像として転写さ
れ、転写紙７の搬出ロー２としても機能する定着器１３
により熱定着或いは圧力定着がなされる。

この実施例では絶縁性のトナー１２を用いているため、
転写器１１により鏡像パターン６のトナー像を転写紙７
に転写するようにしているが、導電性のカプセルトナー
を使用した場合には、転写器１１を省略してドラム８と
圧力ロールとで転写紙７を挟圧することにより、圧力転
写定着を行うことが可能である。又、転写器１１に帯電
器９の機能を兼用させて帯電器９を省略すると共に現像
器１０をドラム８に対して接近離反移動可能とし、帯電
時には転写紙７を送らずにドラム８を数回程度空転させ
ると同時に現像器１０を後退させておき、しかるのち、
給紙と現像とを行う形式の印刷装置を用いることも可能
である。この場合、転写器自体もドラム８に対して接近
離反移動可能としたり、印加電圧を切換え可能とするこ
とも可能である。

このようにしてドラム８を連続的に回転させて印刷画像
を転写紙７に反復印刷する。

なお、上述した実施例では受像紙３に絶縁性の鏡像画像
が形成される場合を例に挙げたが、受像紙に正像が形成
される場合には、トナー像を転写紙に転写する前に中間
転写ロールに転写し、それを転写紙に転写定着すれば良
い。

〈発明の効果〉 本発明の印刷方法によると、取り扱いが不便な印刷用イ
ンクを用いずに静電気を利用して受像紙に付着するトナ
ーを用いているため、手が汚れてしまうような不具合は
１発生しない。又、絶縁シートの裏側から鏡像ノーター
ンを受像紙に転写するようにしているため、印刷材料及
び印刷装置自体の構造が簡素であることと相俟ってワー
ドプロセッサやコンピュータ等により作成された文章や
図表等を安価且つ手軽に被装することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による印刷材料の一実施例の構造を表す
概念図、第２図（ａ）　、　（ｂ）はその印刷手順の一
例を表す作業工程図、第３図は印刷装置の一例を表す作
業原理図であり、図中の符号で１は絶縁層、 ２は支持体、 ３は受像紙、 ４は印刷材料、 ５は鏡像ノ臂ターン、 ６は印字ワイヤ、 ７は転写紙、 ９は帯電器、 １０は現像器、 １１は転写器、 １２はトナー、 １３は足着器である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）絶縁層が支持体の表面に形成された絶縁シートと
   導電性の受像紙とを重ね合せ、印刷画像に対応して前記
   絶縁層を前記絶縁シートの裏面から加熱或いは加圧して
   前記受像紙に前記絶縁層による前記印刷画像を転写し、
   前記絶縁層による前記印刷画像のパターンが形成された
   前記受像紙を前記絶縁シートから剥がした後、この受像
   紙上の絶縁画像を静電気帯電させて当該受像紙の前記絶
   縁層の表面にトナーを付着させ、次いで前記印刷画像の
   トナー像を転写紙に転写定着させるようにしたことを特
   徴とする印刷方法。