JPS63294682A - 電気毛布 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 ゛本発明は、発熱体と温度感知部を用いて温度制御を行
なう、掛は毛布にも敷毛布にも使用でｂる電気毛布に関
するものである。

く従来技術〉 従来、この種の電気毛布では、掛は毛布に使用するとき
は、回路上のスイッチを切り換えることで、敷毛布に比
べて温度を高くして、快適さを保つこととしていた。

第４図は、従来の制御回路の一部を示す、１は切り換え
スイッチで、「切Ｊの状態で「敷毛布」の温度に制御さ
れる。２はスイッチング素子（サイリスタ）で、電源Ａ
Ｃ１００Ｖ印加時にＰＮＰ形トランジスタ３とダイオー
ド４を通じてコンデンサ５が充電され、その電荷の放電
によＱＮＰＮ形トランジスタ６がＯＮ又は０ＦＦＬ、ス
イッチング素子２を制御する。

ここで発熱体Ｈの温度上昇をこれと平行して配された温
度感知部７としての感熱線で検知する。

感熱線は、例えば、第３図（ｂ）の如く、芯＃［８の表
面に一次巻線９が巻付けられ、該−次巻線９の外周面に
感熱層１０が被覆形成され、感熱層１０の表面に二次巻
線１１が巻付けられ、その表面に絶縁外被１２が被覆さ
れる。感熱層１０は特殊なサーミスタであり、温度の高
低に応じて電気絶縁抵抗が変化する。その感熱層１０の
抵抗値Ｔｈｌは、第４図の如く、抵抗１３．１４．１５
の直列につながれた抵抗群により分圧され、図の状態で
は抵抗１５に生じる電圧ｖｂにより、トランジスタ６を
動作させてスイッチング素子２のＯＮとＯＦＦを制御す
る。

例えば、電圧ｖｂがトランジスタ６をＯＮさせるのに充
分な値の場合（すなわち、感熱層１０の温度上昇に伴な
い抵抗値Ｔｈｌの値が小さい場合）は、コンデンサ５の
電荷はスイッチング素子２のデー）２ａにかからず、ト
ランジスタ３を通して放電され、スイッチング素子２は
、ＯＦＦしたままの状態を保持することになる。

ここで、「掛け」と「散」の違いを出すのに、スイッチ
１の切り換えで電圧ｖｂに関係する分圧を変えていた。

なお、第４図中１６は抵抗１４．と並列接続された抵抗
、Ｒ１−Ｒ６は抵抗、Ｄ１〜Ｄ６はダイオード、Ｃ１は
コンデンサ、１７は電源スィッチである。

〈　発明が解決しようとする問題点　〉上記構成では、
使用者が利用する前に、「掛け」か「敷」かを決めてス
イッチ１を切り換えなければならず、その操作が煩雑で
あった。

そこで本発明は、上記に鑑み、回路上のスイッチを切換
えることなく、「掛け」、「敷」の使用状態に応じて自
動的に温度調節（切換）をすることができる電気毛布の
提供を目的とする。

く　問題点を解決するための手段　〉 本発明による問題点解決手段は、第１，２図の如く、毛
布本体２０に配された発熱体Ｈと、該発熱体Ｈの温度を
感知する温度感知ｎ７と、該温度感知部７の温度信号に
より前記発熱体Ｈの作動を制御する温度制御部２０とを
具え、前記毛布本体２０に使用者の体温等を感知する補
助感知部２１が設けられ、前記温度制御部２０は補助感
知部２１の感知信号により前記発熱体Ｈの発熱量を変更
する機能を有せしめられたものである。

〈作用〉 上記問題点解決手段において、補助感知部２１としての
補助感熱線の抵抗値Ｔｈ２は、毛布の使用状態によって
変化する。す、なわち［掛は毛布として」か「敷毛布と
して」使用しているかによって人体と接触する圧力が変
化するので、補助感知部としての感熱線２１への感知温
度が変わって、２種類のインピーダンス値をもつ。

したがって、例えば第２図の制御回路においては、トラ
ンジスタ６のＯＮする電圧Ｖａが２種類あることになる
。すなわち、「掛け」の方が接触圧が低いので、使用者
の体温の影響をあまり受けず、その抵抗値Ｔｈ２が「敷
」に比べて、大きくなる。

その結果、感熱線全体の抵抗分圧が大きくなり、可変抵
抗１５および抵抗２８による抵抗分圧が低く抑えられ、
トランジスタ６が切れにくくなる。

したがってスイッチング素子２がＯＮしている時間が長
くなるので、毛布全体の温度は高く設定され、これによ
り、スイッチによる切換えは不要となり、回路が簡単に
なる。

〈実施例〉 以下、本発明の一実施例を第１図ないし第３図（ａ）（
ｂ）に基いて説明する。第１図は本発明実施例の毛布本
体の発熱体、温度感知部および補助感知部の配線状態を
示す図、第２図は同じく温度制御部の制御回路図、第３
図（ａ）は発熱体の断面を示す斜視図、第３図（ｂ）は
温度感知部の断面を示す斜視図である。なお、第４図に
示す従来と同一機能部品は同符号で示す。

図示の如く、本発明に係る電気毛布は、電源スィッチ１
７を有する操作器１８と、これに接続される接続器１９
を有する毛布本体２０とから成り、毛布本体２０に配さ
れた発熱体Ｈと、該発熱体Ｈ、の温度を感知する温度感
知部７と、該温度感知部７の温度信号により前記発熱体
Ｈの作動を制御する操作器１８側の温度制御部２０とを
具え、前記毛布本体２０に使用者の体温等を感知する補
助感知部２１が設けられ、前記温度制御部２０は補助感
知部２１の感知信号により前記発熱体Ｈの発熱量を変更
する機能を有せしめられたものである。

前記発熱体Ｈは、第３図（、）の如く、電熱線２３の外
周面を絶縁層２４で覆い、該絶縁層２４の外表面に検知
線２５が巻付けられ、その表面に絶縁外被２６が被覆さ
れたもので、第１図の如（、毛布本体２０に蛇行状に配
置されている。

前記温度感知部７は、第３図（ｂ）の如ミ感熱線から成
り、前記発熱体Ｈと平行に近接して前記毛布本体２０に
蛇行状に配されている。

前記補助感知部２１は、第３図（ｂ）の如き温度感知部
７の感熱線と同様な構造の感熱線から構成され、−次巻
線９と二次巻線１１との間の感熱層１０は、これらを接
続する抵抗体として作用し、使用者との接触圧で検知温
度が変わって２種類のインピーダンス値を示すものであ
る。すなわち、補助感知部２１としての感熱線は、敷毛
布としての使用時に使用者の体温の影響を受ける位置（
すなわち、人体の圧力を受ける位置）に、例えば人体の
肩部が当たる位置にループ状に配されている。

この位置は発熱体Ｈの熱の影響を受けないことが望まし
い、また補助感知部２１は、温度感知部７の感熱線に比
べて人体の温度を感知しやすい構造の感熱線から構成し
てもよい。

前記温度感知［７と補助感知部２１との感熱線は第２図
の如く、電電的に直列に接続され、さらに温度制御部２
０ではこれらの直列接続体に抵抗１３、可変抵抗１５お
よび抵抗２８が直列に接続される。そして、抵抗１３と
可変抵抗１５との中間点がダイオードＤ３、抵抗Ｒ３を
介してＮＰＮ形Ｆランジスタロのベース端子に接続され
ている。

他の構成は第４図に示す従来例と同様である。

上記構成において、補助感知部２１としての補助感熱線
の抵抗値Ｔｈ２は、毛布の使用状態によって変化する。

すなわち「掛は毛布として」か「敷毛布として」使用し
ているかによって人体と接触する圧力が変化するので、
感熱線２１の感知温度が変わって、２種類のインピーダ
ンス値をもつ。

したがって、トランジスタ６のＯＮする電圧Ｖａが２種
類あることになる。すなわち、「掛け」の方が接触圧が
低いので、使用者の体温の影響をあまり受けず、その抵
抗値Ｔｈ２が「敷」に比べて、大島くなる。その結果、
感熱線全体の抵抗分圧が大きくなり、可変抵抗１５およ
び抵抗２８による抵抗分圧が低く抑えられ、トランジス
タ６が切れにくくなる。

したがって、スイッチング素子２がＯＮしている時間が
長くなるので、毛布全体の温度は高く設定される。

これにより、スイッチによる切換比は不要となり、回路
が簡単になる。

なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく
、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修正および変更
を加え得ることは勿論である。

例えば、温度感知部７は発熱体Ｈの数個所に配されたサ
ーモスタットから構成してもよい。また補助感知部２１
は上記実施例の如き感熱線を利用するもの以外に圧力セ
ンサーを利用し、その信号により温度制御を行ってもよ
いし、温度制御部２０はマイクロコンピュータから構成
してもよい。

〈発明の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本発明によると、補助感
知部は、「掛は毛布として」か「敷毛布として」使用し
ているかによって人体と接触する圧力が変化するので、
その感知温度が変わって、２種類のインピーダンス値を
もつことになり、制御回路はその感知信号により発熱体
を制御するスイッチング素子のＯＮ時間を変更するため
、スイッチによる切換えは不要となり、回路が簡単にな
り、「掛け」、「敷」の使用状態に応じて自動的に温度
調節（切換）をすることができるといった優れた効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の毛布本体の発熱体、温度感知部
および補助感知部の配線状態を示す図、第２図は同じく
温度制御部の制御回路図、第３図（ａ）は発熱体の断面
を示す斜視図、第３図（ｂ）は温度感知部の断面を示す
斜視図、第４図は従来の電気毛布の温度制御部の制御回
路図である。 ７：温度感知部、１８二操作器、２０：毛布本体、２０
：温度制御部、２１：補助感知部、Ｈ：発熱体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 毛布本体に配された発熱体と、該発熱体の温度を感知す
   る温度感知部と、該温度感知部の温度信号により前記発
   熱体の作動を制御する温度制御部とを具え、前記毛布本
   体に使用者の体温等を感知する補助感知部が設けられ、
   前記温度制御部は補助感知部の感知信号により前記発熱
   体の発熱量を変更する機能を有せしめられたことを特徴
   とする電気毛布。