JPH0336071Y2 - - Google Patents

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JPH0336071Y2
JPH0336071Y2 JP15148985U JP15148985U JPH0336071Y2 JP H0336071 Y2 JPH0336071 Y2 JP H0336071Y2 JP 15148985 U JP15148985 U JP 15148985U JP 15148985 U JP15148985 U JP 15148985U JP H0336071 Y2 JPH0336071 Y2 JP H0336071Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は電気毛布の改良に関する。
〔考案の技術的背景〕
第3図は従来の電気毛布の構成図である。この
電気毛布は毛布本体1の全体にヒータ線2を蛇行
させて配置し、さらにこのヒータ線2に沿つて温
度変化に応じてインピーダンスが変化する感熱線
3を配置してこれらヒータ線2および感熱線3を
温度制御回路が接続される接続ボツクス4に接続
されている。したがつて、温度状態に応じて感熱
線3のインピーダンスが変化すると、例えば周囲
温度が上昇してインピーダンスが低下するとこれ
が温度制御回路4により検出され、温度制御回路
4はこのインピーダンス変化に応じた電力をヒー
タ線2に供給して毛布本体1の温度を所望設定温
度に保つように制御している。
〔背景技術の問題点〕
しかし、上記電気毛布では感熱線3がヒータ線
2に沿つて配置されているために次のような問題
がある。すなわち、 感熱線3はヒータ線2から発せられる熱の影
響を受けるので、特に周囲温度が下がつても感
熱線3のインピーダンスは低い状態から変化せ
ず低下した周囲温度に応じた電力をヒータ線2
に供給できない。さらに使用する際、毛布本体
1にふとんが掛けられていると、毛布本体1の
特にヒータ線2部分での熱の保温状態が良くな
つて周囲温度が低下してもインピーダンス変化
がそれに応じて変化せず、もつてヒータ線2に
低下温度に応じた電力を供給することができな
い。
また、ふとんが毛布本体1に判掛り状態とな
つている場合、ふとんが掛つていない部分は周
囲温度の影響を受けやすくなつているが、感熱
線3はヒータ線2に近接しているので周囲温度
が低下してもそれほど感熱線3のインピーダン
ス値は高くならず、従つて低下温度に応じてヒ
ータ線2に電力を供給することができない。
したがつて、周囲温度が低下しても感熱線3は
ヒータ線2から発せられる熱を受けて、あたかも
周囲温度が高い状態にあるのと同様に温度制御が
行なわれてしまう。このため、使用者は、周囲温
度が低下しているのにそれに応じて毛布本体1の
温度が上昇しないと感じてしまい、よつて周囲温
度や使用状態に応じた適正温度に制御することが
できなかつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記実情に基づいてなされたもので、
その目的とするところは、周囲温度や使用状態に
応じた最適温度が得られる電気毛布を提供するこ
とにある。
〔考案の概要〕
本考案は、毛布本体全体に配置されたヒータ線
に沿つて第1感熱線を配置するとともに毛布本体
の外周に第2感熱線を配置し、これら第1および
第2感熱線のインピーダンス変化を検出して温度
制御するように構成した電気毛布である。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例について図面を参照し
て説明する。
第1図は電気毛布の構成図であり、第2図は電
気毛布の回路構成図である。第1図において毛布
本体10にはヒータ線11が蛇行して設けられて
おり、このヒータ線11の両端に接続ボツクスB
に接続されている。また、このヒータ線11に沿
つて第1感熱線12が設けられている。なお、こ
の第1感熱線12の配線方法は、第1図に示すよ
うにヒータ線11の1本おき平行になるように設
置してもよく、またヒータ線11全線に対し近接
して平行に設置してもよい。
さて、この毛布本体10には第2感熱線13が
毛布本体10の外周に沿つて配置され、その両端
が接続ボツクスBに接続されている。この第2感
熱線13は、特に周囲温度や周囲状態つまりふと
んが掛けられていたりまた掛けられていない状態
に応じた最適な温度制御を実行させるためのもの
である。そして、接続ボツクスBには所望温度を
設定する温度設定器などが備えられたコントロー
ルボツクス14が接続されている。
ここで、回路構成について第2図を参照して説
明する。第1および第2感熱線12,13は直列
接続されており、これらは温度設定器VRおよび
低抗R1、電源スイツチswを介して交流電源1
4に接続されている。なお、第1および第2感熱
線12,13は、1本の感熱線を用いてその一部
を第1感熱線として機能させ、残りの部分を第2
感熱線として機能させ、これら第1および第2感
熱線12,13を接続ボツクスBにおいて配線を
変えるようにしている。なお、Zは温度変化に応
じて低抗値が変化する感熱層であつてサーミスタ
等が用いられる。そして、第2感熱線13に低抗
R2,R3が直列接続され、さらに、これら低抗
R2,R3の接続点に低抗R4とコンデンサC1
とが直列接続されている。そして、これら低抗R
4とコンデンサC1との接続点が温度制御回路1
5のIC回路(集積回路)16に接続されている。
したがつて、第1および第2感熱線12,13の
分圧電圧V2が低抗R2,R3により分圧され、
さらにこれが低抗R4、コンデンサC1により分
圧され比較電圧Viとして温度制御回路15に送
られるように構成されている。この温度制御回路
15は比較電圧Viを受けこの比較電圧Viが設定
電圧に達するまでヒータ線11に交流電源14の
電力を供給して温度設定器VRに設定された所望
温度に制御する機能をもつたものである。具体的
な構成は、設定電圧作成のためのダイオードDが
抵抗R5を介してIC回路16の「14」端子に接
続され、またダイオードDのカソード側にその一
端が接続された低抗R6の他端がIC回路16の
「2」端子に接続されている。このIC回路16は
比較電圧Viと基準電圧とを比較して比較電圧Vi
が基準電圧に達したときに「4」端子にコンデン
サC2を介して接続されたサイリスタQのゲート
Gへのゲート信号を供給を停止してヒータ線11
への電圧供給を停止する機能をもつたもの、つま
りサイリスタQを比較電圧Viの値によりON、
OFFさせるSCRゼロボルテイジスイツチングON
−OFF制御を行うものとなつている。なお、R
7は低抗、C3、C4、C5はコンデンサであ
る。サイリスタQは、アノードAがヒータ線11
に接続され、またカソードKが電源スイツチsw
を介して交流電源14に接続されている。R8は
抵抗である。
次に上記の如く構成された電気毛布の作用につ
いて説明する。電源スイツチswが投入されてヒ
ータ線11に電力が供給されると、ヒータ線11
は発熱して毛布本体10全体温度を上昇させる。
これと同時に、温度設定器VRおよび第1、第2
感熱線12,13にも電力が供給される。これに
より温度設定器VR、抵抗R1と第1、第2感熱
線12,13とにより分圧電圧V1,V2が作成
される。ここで、分圧電圧V2は第1、第2感熱
線12,13の感熱層Zの抵抗変化に応じた値と
なつている。そして、この分圧電圧V2はその電
圧値に比例した比較電圧Viとして温度制御回路
15に送られ、この比較電圧Viが設定電圧に達
するとサイリスタQをOFF状態に制御してヒー
タ線11への電力供給を停止し、また、設定電圧
よりも下降するとゲート信号を送出してサイリス
タQをON状態としてヒータ線11に電力を供給
している。
さて、本電気毛布では第2感熱線13が毛布本
体10の外周に配線されているので特に次のよう
な作用がある。すなわち、ふとんが掛けられた状
態で周囲温度が低下すると、毛布本体10の特に
中央部はふとんにより熱が保温された状態にあ
る。ところが、毛布本体10の外周部は周囲温度
の影響を受けやすく、したがつて第2感熱線13
に外周温度に応じてインピーダンス値が高く変化
する。したがつて、分圧電圧V2は周囲温度の低
下に応じた値となりれが比較電圧Viとして温度
制御回路15に送られる。よつて、比較電圧Vi
が設定電圧以下となり、IC回路16は「4」端
子からゲート信号を送出する。このゲート信号は
コンデンサC2を通してサイリスタQのゲートに
供給され、このサイリスタQはON状態となつて
ヒータ線11に電力が供給される。この結果、毛
布本体10の温度が上昇して使用者に対して周囲
温度に応じた最適温度を与えることになる。
また、ふとんが判掛り状態となつている場合に
周囲温度が低下すると、略半分だけ第1、第2感
熱線12,13が周囲温度の影響を受けることに
なる。ここで、特に第2感熱線13は、ヒータ線
12に近接していないためヒータ線11から発せ
られる熱の影響は無く、したがつて周囲温度に応
じたインピーダンス値に変化する。したがつて、
分圧電圧V2は周囲温度の低下に応じた値となり
これが比較電圧Viとして温度制御回路15に送
られる。よつて、比較電圧Viが設定電圧以下と
なり、IC回路16は「4」端子からゲート信号
を送出する。このゲート信号はコンデンサC2を
通してサイリスタQのゲートに供給され、このサ
イリスタQはON状態となつてヒータ線11に電
力が供給される。この結果、毛布本体10の温度
が上昇して使用者に対して周囲温度に応じた最適
温度を与えることになる。
このように上記一実施例においては、毛布本体
10全体に配置されたヒータ線11に沿つて第1
感熱線12を配置するとともに毛布本体10の外
周に第2感熱線13を配置し、これら第1および
第2感熱線12,13のインピーダンス変化を検
出して温度制御するよう構成したので、周囲温度
や使用状態つまりふとんなどが掛つていたりこの
ふとんが判掛り状態となつていたりしても、その
とき周囲温度に応じた最適な温度が得られる。特
に周囲温度が下がつてもヒータ線11からの熱の
影響を受けずに適切な温度に制御でき使用者に快
適感を与えることができる。
なお、本考案は上記一実施例に限定されるもの
ではなく、その主旨を逸脱しない範囲で変形する
ことができる。例えば、第1および第2感熱線1
2,13は1本とせずにそれぞれ別の感熱線を使
用してこれらを直列接続したり並列接続したりし
ても上記一実施例と同様の効果を奏することがで
きる。この場合、抵抗R1,R2,R3等の抵抗
値を変えることにより容易に実現できる。
〔考案の効果〕
以上詳記したように本考案によれば、周囲温度
や使用状態に応じた最適温度が得られる電気毛布
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わる電気毛布の一実施例を
示す構成図、第2図は本電気毛布の回路構成図、
第3図は従来の電気毛布の構成図である。 10……毛布本体、11……ヒータ線、12…
…第1感熱線、13……第2感熱線、15……温
度制御回路、VR……温度設定器、Q……サイリ
スタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 毛布本体の外周部を除くほぼ全体に配置された
    ヒータ線と、このヒータ線に沿つて前記毛布本体
    の外周部を除くほぼ全体に配置されて前記毛布本
    体の外周部を除く温度に応じたインピーダンス変
    化を示す第1感熱線と、前記ヒータ線から発せら
    れる熱の影響の無い前記毛布本体の外周部に配置
    されこの外周部における周囲温度に応じたインピ
    ーダンス変化を示す第2感熱線と、前記第1感熱
    線および前記第2感熱線のインピーダンス変化を
    検出し、これらインピーダンス変化に応じて前記
    ヒータ線への電力供給を制御する温度制御回路と
    を具備し、前記毛布本体の温度を周囲温度や使用
    状態に応じた最適温度に制御することを特徴とす
    る電気毛布。
JP15148985U 1985-10-04 1985-10-04 Expired JPH0336071Y2 (ja)

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JP15148985U JPH0336071Y2 (ja) 1985-10-04 1985-10-04

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JP15148985U JPH0336071Y2 (ja) 1985-10-04 1985-10-04

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JPS6259988U JPS6259988U (ja) 1987-04-14
JPH0336071Y2 true JPH0336071Y2 (ja) 1991-07-31

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11288602B2 (en) 2019-09-18 2022-03-29 Hartford Steam Boiler Inspection And Insurance Company Computer-based systems, computing components and computing objects configured to implement dynamic outlier bias reduction in machine learning models
US11328177B2 (en) 2019-09-18 2022-05-10 Hartford Steam Boiler Inspection And Insurance Company Computer-based systems, computing components and computing objects configured to implement dynamic outlier bias reduction in machine learning models

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11288602B2 (en) 2019-09-18 2022-03-29 Hartford Steam Boiler Inspection And Insurance Company Computer-based systems, computing components and computing objects configured to implement dynamic outlier bias reduction in machine learning models
US11328177B2 (en) 2019-09-18 2022-05-10 Hartford Steam Boiler Inspection And Insurance Company Computer-based systems, computing components and computing objects configured to implement dynamic outlier bias reduction in machine learning models

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JPS6259988U (ja) 1987-04-14

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