JPS6329457Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6329457Y2
JPS6329457Y2 JP1910282U JP1910282U JPS6329457Y2 JP S6329457 Y2 JPS6329457 Y2 JP S6329457Y2 JP 1910282 U JP1910282 U JP 1910282U JP 1910282 U JP1910282 U JP 1910282U JP S6329457 Y2 JPS6329457 Y2 JP S6329457Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
signal
value
pot
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1910282U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58122525U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1910282U priority Critical patent/JPS58122525U/ja
Publication of JPS58122525U publication Critical patent/JPS58122525U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6329457Y2 publication Critical patent/JPS6329457Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Cookers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、温度センサにより感知した鍋温度に
基づいて炊飯のための加熱動作の終了時期を制御
するようにした炊飯器に係り、特には炊き上がる
ご飯に焦げ目を付けるか否か選択できるようにし
た炊飯器に関する。
〔考案の技術的背景〕
従来より、炊飯器においては、鍋の外底部に整
磁鋼を取着すると共に、この整磁鋼にばねに抗し
て吸着保持される永久磁石を設け、上記整磁鋼に
より検知した鍋の温度が予め設定した炊き上がり
温度に達したときにその透磁率の急激な減少に応
じて永久磁石を整磁鋼から離反させ、この離反に
連動して鍋加熱用のヒータを断電させ、以て炊飯
動作を終了させる構成とすることが行なわれてい
る。また、斯ような炊飯器において、炊き上がつ
たご飯に選択的に焦げ目を付けるべく、炊飯動作
終了後に実行される所謂二度炊き時におけるヒー
タ出力を通常より大にしたり、或は該二度炊き時
におけるヒータの再通電期間を通常より長くする
ことを切換スイツチ等によつて選択できる構成に
なされたものがある。
〔背景技術の問題点〕
上記従来構成では、ヒータの断電時期、換言す
れば炊飯のための加熱動作の終了時期は、整磁
鋼、永久磁石及びばねの各特性並びに整磁鋼と鍋
との間の接着状態等に依存して変化するものであ
るのに対して、上記各特性及び接着状態等を各製
品毎に一様化することは極めて困難であるため、
加熱動作の終了時期が不正確になるという問題点
があり、しかも斯ように加熱動作の終了時期が不
正確になる関係上、炊き上がるご飯に焦げ目を付
ける場合にその焦げ目度合が一定しなくなる問題
点もあつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、炊飯のための加熱動作の終了時
期を極めて正確に制御することができてご飯の炊
き上がり状態を常に一定化でき、しかも炊き上が
るご飯に焦げ目を付けるか否かを任意に選択し得
ると共に、焦げ目を付ける場合にその焦げ目度合
がばらつく虞がなくなる炊飯器を提供するにあ
る。
〔考案の概要〕
本考案は、上記目的を達成すべく、温度センサ
の感知温度に基づいて鍋の温度の時系列な勾配を
演算し、その温度勾配が平坦状態から立上がり始
めたときの温度値と予め設定した第1の一定値及
びこれより大なる第2の一定値のいずれかとの加
算結果値まで鍋の温度が上昇したときにヒータを
断電させるようにした構成に特徴を有する。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。
第1図において、1は内ケース2及び外ケース
3等より成る炊飯器本体、4は蓋、5は内ケース
2内に収納された鍋、6は内ケース2及び鍋5の
各底部間の空間部に配設されたヒータである。7
は鍋5の外底部に弾性的に圧接するように設けら
れたカツプ状の感熱部で、その内部には温度セン
サたるサーミスタ8が伝熱性あるモールド部材9
により封入されており、以て該サーミスタ8によ
つて鍋5の温度を感知し得るように構成されてい
る。10は炊飯器本体1の外底部に配設されたケ
ースであり、その内部には第2図に回路構成を示
す制御回路11が収納されている。
次に第2図において、12は交流電源で、その
両端子間に常開形のリレースイツチ13を介して
前記ヒータ6が接続されている。14は信号
「1」が入力されたときのみ前記リレースイツチ
13をオンさせる駆動回路、15は信号「1」が
入力されたときのみ図示しない炊飯表示ランプを
点灯させる表示回路、16は炊飯開始用のスター
トスイツチであり、このスタートスイツチ16が
オン操作されるとラインL1に信号「1」が出力
される。17はパルス発生器で、これは交流電源
12の出力を波形整形する整形回路18と、この
整形回路18の出力を分周する分周回路19とか
ら成り、該分周回路19は例えば1Hzの周期でク
ロツクパルスPcをラインL2に出力する構成にな
されている。さて、以下においては制御回路11
について論理回路及び機能ブロツクを用いてハー
ドウエア的に説明するが、マイクロコンピユータ
のプログラムによつて制御回路11と同様の機能
を得るようにしても良いことは勿論である。
即ち、まず各機能ブロツクの概要について説明
する。20,21はクロツク入力端子CKに入力
されるパルスを計数するカウンタであり、これら
はクリア端子CLに信号「1」が入力されたとき
にクリアされる。22乃至31は比較部であり、
これらは端子Aの入力値が端子Bの入力値より大
きい場合に信号「1」を出力し、他の場合には信
号「0」を出力する。32乃至44は第1乃至第
16の記憶部であり、これらには以下に述べるよう
な数値が予め記憶されている。下限値記憶部たる
第1の記憶部32…鍋温度下限値D32〔℃〕(例え
ば90℃)、上限値記憶部たる第2の記憶部33…
鍋温度上限値D33〔℃〕(例えば110℃)、第3、第
4の記憶部34,35…炊飯量測定のために用い
られる測定用時間値T34,T35〔秒〕(但し、T34
T35)、第5、第6、第7の記憶部36,37,
38…第1の一定値たる第1の加算温度値D36
D37、D38〔℃〕(但し、D36<D37<D38)、第8、
第9、第10の記憶部39,40,41…第2の一
定値たる第2の加算温度値D39,D40,D41〔℃〕
(但し、D39<D40<D41,D39>D36,D40>D37
D41>D38)、第11、第12、第13の記憶部42,4
3,44…二度炊き用一定値たる二度炊き用加算
温度値D42,D43,D44〔℃〕(但し、D42<D43
D44,D42<D36,D43<D37,D44<D38)、第14、
第15の記憶部45,46…炊飯量測定のために用
いられる測定用温度値D45,D46〔℃〕(但し、D45
<D46<D32)、第16の記憶部47…タイマ用時間
値T47〔秒〕(本実施例では例えば15分に相当した
値に設定されている)。
一方、48は前記サーミスタ8の抵抗値を入力
として受けるA−D変換器で、これはその端子φ
にラインL2からクロツクパルスPcを受ける毎に
上記入力抵抗値をデジタル変換する。49はA−
D変換器48の出力を受けてこれをデジタル温度
値に変換する温度測定部たる温度変換器であり、
これはサーミスタ8が感知した鍋5の温度に対応
したデジタル値の温度値信号SdをラインL3に出
力する。50,51,52はシフトレジスタであ
り、これらはその端子φにパルスが入力される毎
に端子Aに対する入力値を端子Bに転送して出力
する。53は遅延回路であり、これは最前段のシ
フトレジスタ50の端子Aに入力された信号が最
後段のシフトレジスタ52の端子Bから出力され
るまでに要する時間より長い遅延時間を有する。
54,55は減算部であり、これらは端子Aの入
力値から端子Bの入力値を減算してその減算結果
値を夫々出力する。56は加算部、57は補助加
算部であり、これらはその端子CKにパルスが入
力されたときに端子A,Bに対する各入力値を加
算してその加算結果値を夫々記憶すると同時に出
力する。58は立上がり時温度値記憶部であり、
これは端子CKにパルスが入力されたときに端子
Dに対する入力値を記憶する。59乃至65はト
ランスフアゲートで、そのゲート端子に信号
「1」が入力されたときのみ低インピーダンスを
呈して信号の通過を許容する。また、66は単安
定マルチバイブレータ、67乃至69はR−Sフ
リツプフロツプ、70乃至78はAND回路、7
9乃至81はOR回路、82乃至88はNOT回路
である。そして、89は切換手段たる三連形の切
換スイツチである。
次に、第2図における具体的な信号の流れにつ
いて、その作用と共に第3図に示す鍋5の温度の
時間変化特性図も参照しながら説明する。今、鍋
5内に所定量の米及び水を収納した状態で蓋4を
閉鎖し、スタートスイツチ16をオン操作する
と、ラインL1に信号「1」が出力される。する
と、この信号「1」によつてカウンタ20,21
がクリアされると共に、R−Sフリツプフロツプ
67,68がリセツトされてその出力端子Qから
信号「0」が出力されるようになり、さらにOR
回路80を介してR−Sフリツプフロツプ69が
セツトされてその出力端子Qからの信号「1」が
駆動回路14に与えられるようになる。このた
め、駆動回路14によつてリレースイツチ13が
オンされてヒータ6に対して交流電源12から通
電されるようになり、以て該ヒータ6により鍋5
を加熱するという炊飯動作が開始される。このと
き、比較部29は、その端子Aに第16記憶部4
7からのタイマ用時間値T47が入力され、且つ端
子Bにカウンタ21の初期(即ち零)が入力され
るから信号「1」を出力するようになり、この信
号「1」はAND回路76の一方の入力端子に与
えられる。このAND回路76の他方の入力端子
には前記R−Sフリツプフロツプ68からの信号
「0」がNOT回路87により信号「1」に反転さ
れて入力されるから、該AND回路76から表示
回路15に信号「1」が与えられるようになり、
結果的に前記炊飯動作の開始に応じて表示回路1
5が図示しない炊飯表示ランプを点灯させて炊飯
動作が行なわれている旨の表示をする。斯ような
炊飯動作の開始により鍋5の温度が第3図に示す
如く上昇し、その温度に応じた温度値信号Sdが
温度変換器49から1秒周期(クロツクパルス
Pcの周期)で出力されるようになる。そして上
記鍋5の温度上昇に応じて、まずカウンタ20及
び比較器23,24,25,26並びに第3、第
4、第11、第12の各記憶部34,35,42,4
3等を含んで成る炊飯量測定部90が動作する。
上記炊飯量測定部90において、比較部22は、
その端子Aに入力される温度値信号Sdが端子B
に対して第14記憶部45から入力される測定用温
度値D45より大きくなる時刻t1まで信号「0」を
出力し、時刻t1以降は信号「1」を出力する。ま
た、比較部23は、その端子Bに入力される温度
値信号Sdが端子Aに対して第15記憶部46から
入力される測定用温度値D46より大きくなる時刻
t2まで信号「1」を出力し、時刻t2以降は信号
「0」を出力する。従つて時刻t1〜t2の期間のみ
双方の比較部22,23から信号「1」が出力さ
れてAND回路70に由与えられるため、この期
間中だけラインL2からのクロツクパルスPcが
AND回路70を通過してカウンタ20のクロツ
ク入力端子CKに与えられるようになり、結果的
にカウンタ20の計数結果値C20は、鍋5の温度
が測定用温度値D45からD46まで上昇するのに要
した時間(時刻t1からt2までの時間)と対応した
値となる。上記計数結果値C20は炊飯量に比例し
て大小する性質があり、この計数結果値C20に基
づいて炊飯量の大小が判定される。即ち、カウン
タ20からの計数結果値C20は比較部24,25
によつて第3、第4の記憶部34,35からの測
定用時間値T34,T35(T34<T35)と夫夫比較され
る。このとき比較部24は、計数結果値C20が測
定用時間値T34以下のとき(換言すれば炊飯量が
比較的「小」のとき)に信号「0」を出力し、こ
の信号「0」はNOT回路82により信号「1」
に反転された後にラインL4に出力される。また
比較部25は、計数結果値C20が測定用時間値
T35を越えたとき(換言すれば炊飯量が比較的
「大」のとき)に信号「1」を出力してこの信号
「1」をラインL6に出力する。そして、計数結果
値C20が測定用時間値T35以下で測定用時間値T34
より大きいとき(換言すれば炊飯量が「中」位の
とき)には、比較部24から信号「1」が出力さ
れてこれがAND回路71の一方の入力端子に与
えられ、且つ比較部25から信号「0」が出力さ
れてこれがNOT回路83により信号「1」に反
転された後に上記AND回路71の他方の入力端
子に与えられるようになり、以て該AND回路7
1からラインL5に信号「1」が出力される。以
上述べたように、炊飯量測定部90は、鍋5の温
度が測定用温度値D45からD46まで上昇するのに
要した時間に基づいて炊飯量の大小を測定するも
のである。このとき、前記各ラインL4,L5,L6
は夫々トランスフアゲート59及び62,60及
び63,61及び64の各ゲート端子に接続され
ており、従つて炊飯量が「小」であつた場合に
は、トランスフアゲート59が第5、第8の記憶
部36,39に夫々記憶された第1の加算温度値
D36、第2の加算温度値D39のうち切換スイツチ
89の操作状態に応じたものの通過を許容すると
共に、トランスフアゲート62が第11の記憶部4
2に記憶された二度炊き用加算温度値D42の通過
を許容する。また、炊飯量が「中」であつた場合
にはトランスフアゲート60が第6、第9の記憶
部37,40からの第1の加算温度値D37、第2
の加算温度値D40のうち切換スイツチ89の操作
状態に応じたものの通過を許容すると共に、トラ
ンスフアゲート63が第12の記憶部43からの二
度炊き用加算温度値D43の通過を許容する。さら
に、炊飯量が「大」であつた場合にはトランスフ
アゲート61が第7、第10の記憶部38,41か
らの第1の加算温度値D38、第2の加算温度値
D41のうち切換スイツチ89の操作状態に応じた
ものの通過を許容すると共に、トランスフアゲー
ト64が第13の記憶部44からの二度炊き用加算
温度値D44の通過を許容する。
尚、切換スイツチ89は、炊き上がるご飯に焦
げ目を付ける場合に接点(c、−b1),(c2−b2),
(c3−b3)間が閉成され、焦げ目を付ける必要が
ない場合に接点(c1−a1),(c2−a2),(c3−a3
間が閉成される。
この後、鍋5の温度が上昇して温度値信号Sd
が第1の記憶部32に記憶された鍋温度下限値
D32を越えるようになると、端子Aに温度値信号
Sdを受け且つ端子Bに鍋温度下限値D32を受ける
比較部26の出力が信号「0」から信号「1」に
反転するようになる。また、鍋5の温度がさらに
上昇して温度値信号Sdが第2の記憶部33に記
憶された鍋温度上限値D33を越えるようになる
と、端子Aに温度値信号Sdを受け且つ端子Bに
鍋温度上限値D33を受ける比較部27の出力が信
号「0」から「1」に反転するようになる。この
とき、三入力形のAND回路73は、その第1入
力端子に比較部26からの出力を直接に受けると
共に第2入力端子に比較部27からの出力を
NOT回路84を介して受け、且つ第3入力端子
に前記R−Sフリツプフロツプ68からの出力を
NOT回路85を介して受けるように設けられて
いる。この時点ではR−Sフリツプフロツプ68
から信号「0」が出力されていることから、比較
部26から信号「1」が出力され且つ比較部27
から信号「0」が出力される期間中AND回路7
3の入力が全て信号「1」になる。要するに
AND回路73は、鍋5の温度が鍋温度下限値D32
と鍋温度上限値D33との間にあるときのみ信号
「1」を出力してこの信号「1」をトランスフア
ゲート65のゲート端子に与えるようになる。さ
て、鍋5の温度が鍋温度下限値D32を越えてトラ
ンスフアゲート65が信号(この場合クロツクパ
ルスPc)の通過を許容するようになると、比較
部28、シフトレジスタ50,51,52、遅延
回路53、減算部54,55及び立上がり時温度
値記憶部58等を含んで成る演算部91が動作す
るようになる。演算部91において、最前段のシ
フトレジスタ50は、その端子Aに入力される最
新の温度値信号Sdを端子φにクロツクパルスPc
を受ける毎に端子Bへ転送し、以て該端子Bから
1秒前の時点における温度値信号Sd1を次々と出
力する。次段のシフトレジスタ51は、その端子
Aに入力される1秒前の時点における温度値信号
Sd1を端子φにクロツクパルスPcを受ける毎に端
子Bへ転送し、以て該端子Bから2秒前の時点に
おける温度値信号Sd2を次々と出力し、また最後
段のシフトレジスタ52は、上述と同様に端子B
から3秒前の時点における温度値信号Sd3を次々
と出力する。減算部54は、2秒前の時点におけ
る温度値信号Sd2から3秒前の時点における温度
値信号Sd3を減算し、その減算結果(即ち3秒前
の時点から1秒経過するまでの間における鍋5の
温度勾配)を比較部28の端子Bに与える。減算
部55は、1秒前の時点における温度値信号Sd1
から2秒前の時点における温度値信号Sd1を減算
し、その減算結果(即ち2秒前の時点から1秒経
過するまでの間における鍋5の温度勾配)を比較
部28の端子Aに与える。上記減算部55による
減算結果が減算部54による減算結果より大きく
なつた場合、即ち、第3図中時刻t3にて鍋5が所
謂ドライアツプ状態を呈し以てその温度勾配が平
坦状態から急激に立上がり始めた場合には、比較
部28が信号「1」を出力してこの信号「1」を
AND回路72の一方の入力端子に与える。この
AND回路72の他方の入力端子に対し、トラン
スフアゲート65を通過したクロツクパルスPc
が遅延回路53を介して与えられると、該AND
回路72から出力される信号「1」によつてR−
Sフリツプフロツプ67がセツトされてその出力
端子Qから信号「1」が出力されるようになる。
すると、単安定マルチバイブレータ66がトリガ
されてパルス信号を出力するようになり、このパ
ルス信号を端子CKに受けた立上がり時温度値記
憶部58がシフトレジスタ51からの温度値信号
Sd2を立上がり時温度値Dsとして記憶するように
なる。また、これと同時に、前記パルス信号を端
子CKに受けた加算部56及び補助加算部57が、
各端子Bに入力される上記立上がり時温度値Ds
と、各端子Aに入力される信号値とを夫々加算し
て各加算結果値U56及びU57を記憶し、且つその
加算結果値U53及びU54を出力するようになる。
このとき、切換スイツチ89の接点(c1−a1),
c2−a2),(c3−a3)間が予め閉成されていた場
合、加算部56の端子Aには、第5乃至第7の記
憶部36乃至38に夫々記憶された第1の加算温
度値D36,D37,D38のうち前記炊飯量測定部90
の測定結果に応じた第1の加算温度値が与えら
れ、補助加算部57の端子Aには、第11乃至第13
の記憶部42乃至44に記憶された二度炊き用加
算温度値D42,D43,D44のうち炊飯量測定部90
の測定結果に応じた二度炊き用加算温度値が与え
られる。また、時刻t3にてR−Sフリツプフロツ
プ67がセツトされたときには、その出力端子Q
からの信号「1」がOR回路79を介してAND回
路75の一方の入力端子に与えられるため、該
AND回路75がその他方の入力端子に与えられ
るクロツクパルスPcの通過を許容するようにな
つてカウンタ21が計数動作を開始し、以て該カ
ウンタ21、比較部29及び第16記憶部47より
成るタイマ92が時刻t3からタイマ動作を開始す
るようになる。
さて、加算部56の加算結果値U56は比較部3
0にて温度値信号Sdと比較され、時刻t4にて温度
値信号Sdが加算結果値U56を越えるようになる
と、比較部30から信号「1」が出力されて
AND回路78の一方の入力端子に与えられる。
このとき、上記AND回路78の他方の入力端子
にはR−Sフリツプフロツプ67から信号「1」
が与えられているため、該AND回路78は信号
「1」を出力し、この信号「1」はOR回路81
を介してR−Sフリツプフロツプ69のリセツト
入力端子Rに与えられる。従つて、R−Sフリツ
プフロツプ69がリセツトされて駆動回路14に
対する信号「1」の供給が停止されるため、リレ
ースイツチ13がオフされてヒータ6が断電さ
れ、この後はタイマ92により制御されるむらし
期間に移行される。そして、このむらし期間中に
は、補助加算部57の加算結果値U57に基づいて
所謂二度炊きが行なわれる。即ち、補助加算部5
7の加算結果値U57は比較部31にて温度値信号
Sdと比較され、前記ヒータ6の断電による鍋5
の温度低下に伴い時刻t5にて温度値信号Sdが加算
結果値U57と等しくなると、比較部31から信号
「1」が出力されて三入力形のAND回路77の第
3入力端子に与えられる。このとき、上記AND
回路77の第1、第2入力端子には夫々比較部2
9及びR−Sフリツプフロツプ67から信号
「1」が与えられているため、該AND回路77は
信号「1」を出力し、この信号「1」はOR回路
80を介してR−Sフリツプフロツプ69のセツ
ト入力端子Sに与えられる。従つて、R−Sフリ
ツプフロツプ69がセツトされて駆動回路14に
再び信号「1」が与えられるようになるため、リ
レースイツチ13がオンされてヒータ6に再通電
され、以て鍋5が再加熱されるという二度炊きが
行なわれる。この後には、上記二度炊きに伴う鍋
5の温度上昇に応じて温度値信号Sdが加算部5
6の加加算結果値U56を越えるようになつたとき
に前述と同様にヒータ6が断電され、この断電に
伴う鍋5の温度低下に応じて温度値信号Sdが補
助加算部57の加算結果値U57と等しくなつたと
きに前述と同様にヒータ6が通電されるという動
作が繰返される。そして、時刻t3から15分経過し
た時刻t6に至ると、カウンタ21の計数値が第13
の記憶部47に記憶されたタイマ用時間値T47
等しくなるため、比較部29が信号「0」を出力
するようになる。すると、上記信号「0」が
NOT回路88により信号「1」に反転された後
にOR回路81を介してR−Sフリツプフロツプ
69のリセツト入力端子Rに与えられて該R−S
フリツプフロツプ69がリセツトされるため、駆
動回路14によりリレースイツチ13がオフされ
てヒータ6が断電される。また、これと同時に比
較部29からの信号「0」を受けたAND回路7
6の出力が信号「1」から信号「0」に反転する
ため、表示回路15が図示しない炊飯表示ランプ
を消灯させるようになる。
一方、切換スイツチ89の接点(c1−b1),(c2
−b2),(c3−b3)間が予め閉成されていた場合に
は、時刻t3にて単安定マルチバイブレータ66か
らパルス信号が出力されたときにおいて、加算部
56の端子Aに対して第8乃至第10の記憶部39
乃至41に夫々記憶された第2の加算温度値
D39,D40,D41のうち炊飯量測定部90の測定結
果に応じた第2の加算温度値が与えられるように
なる。このとき、D39>D36,D40>D37,D41
D38の関係にあるから、加算部56が切換スイツ
チ89の接点(c1−a1),(c2−a2),(c3−a3)間
が閉成されていた場合の加算結果値U56より大な
る加算結果値U′56を出力するようになり、このた
め、ヒータ6の断電時期が時刻t4からt4′まで遅れ
てこの間に鍋5の温度が第3図に破線で示す如く
さらに上昇するようになり、以て炊き上がり状態
にある鍋5内のご飯に焦げ目が付く。
以上のように、スタートスイツチ16のオン操
作によつて炊飯が行なわれるものであるが、鍋5
内に米及び水を収納しないままの状態でスタート
スイツチ16がオン操作されたときには所謂空炊
き状態になつて危険である。しかるに本実施例で
は以下に述べるようにして上記の危険が未然に防
止される。即ち、空炊き状態になつた場合には、
鍋5の温度が第3図に二点鎖線で示す如く上昇す
るようになつて立上がり時温度値Dsが存在しな
くなるが、この場合には鍋5の温度上昇に伴つて
温度値信号Sdが第2の記憶部33に記憶された
鍋温度上限値D33を越えるようになると、前述し
た如く比較部27から信号「1」が出力されるた
め、AND回路73から信号「0」が出力される
ようになつてトランスフアゲート65がしや断状
態になされ、同時に上記比較部27からの信号
「1」はAND回路74の一方の入力端子に与えら
れる。このとき、上記AND回路74の他方の入
力端子には、R−Sフリツプフロツプ67からの
信号「0」がNOT回路86を介して与えられて
いるから、該AND回路74から信号「1」が出
力される。すると上記信号「1」がR−Sフリツ
プフロツプ68のセツト入力端子Sに与えられて
これがセツトされるようになり、これに応じてR
−Sフリツプフロツプから出力される信号「1」
がOR回路81を介してR−Sフリツプフロツプ
69のリセツト入力端子Rに与えられるため、前
述と同様にしてヒータ6が断電されるようにな
り、これと同時に上記R−Sフリツプフロツプ6
8からの信号「1」がNOT回路87により信号
「0」に反転されてAND回路76の一方の入力端
子に与えられるため、該AND回路76が信号
「0」が出力するようになつて炊飯表示ランプが
消灯される。斯ようにして、鍋5の温度が鍋温度
上限値D33を越えたときにヒータ6が断電される
ものであり、以て空炊きによる危険が未然に防止
される。
上記した本実施例によれば、切換スイツチ89
の接点(c1−a1),(c2−a2),(c3−b3)間が閉成
された状態では鍋5の温度勾配が平坦状態から立
上がり始めたときの立上がり時温度値Dsに予め
設定された第1の加算温度値D36,D37,D38のう
ちの一つを選択的に加算して加算結果値U56
得、鍋5の温度を測定して得た温度値信号Sdが
上記加算結果値U56を越えたときにヒータ6を断
電させるようにしているが、この場合、ヒータ6
の断電時期の基準となる立上がり時温度値Dsは、
固定された値でなく鍋温度下限値D32と鍋温度上
限値D33との間における実際の鍋5の温度勾配を
その都度測定することにより得た値であるから、
鍋5とサーミスタ8との間の接触状態、周囲温
度、サーミスタ8の特性の経年変化及びその量産
時のばらつき、気圧の変化等の誤差要因による影
響を受けることなくヒータ6の断電時期を正確に
制御することができる。しかも、この場合、前記
第1の加算温度値D36,D37,D38の選択は、炊飯
量測定部90により測定した実際の炊飯量に応じ
て行なわれる構成であるから、ヒータ6の断電時
期の制御を実際の炊飯量に合わせてより一層正確
になし得る。また、本実施例によれば、切換スイ
ツチ89の接点(c1−b1),(c2−b2),(c3−b3
間が閉成された状態では炊き上がるご飯に焦げ目
が付けられるものであるが、この場合、立上がり
時温度値Dsに予め設定された第2の加算温度値
D39,D40,D41のうちの一つを選択的に加算して
前記加算結果値U56より大なる加算結果値U′56
得、鍋5の温度を測定して得た温度値信号Sdが
上記加算結果値U53を越えたときにヒータ6を断
電させるようにしているので、前述と同様の理由
により焦げ目度合が一定するようになる。そし
て、この場合にも、前記第2の加算温度値D39
D40,D41の選択は、炊飯量測定部90により測
定した実際の炊飯量に応じて行なわれる構成であ
るから、焦げ目付けのためのヒータ6の断電時期
の制御を実際の炊飯量に合わせてより一層正確に
なし得る。さらに、本実施例によれば、二度炊き
を従来のように時間制御ではなく前記立上がり時
温度値Dsに基づいた温度制御により行なうよう
にしており、しかもこの場合、炊飯量測定部90
により測定した実際の炊飯量に応じて二度炊きの
ためのヒータ6に対する再通電時期を変える構成
としているから、二度炊きの制御をも正確に行な
い得る。加えて、本実施例によれば、鍋5の温度
が鍋温度下限値D32を越えるまでの間は立上がり
時温度値Ds測定のための演算を停止させる構成
としたから、第3図中Aで示す鍋5の温度の立上
がり時並びに第3図中Bで示す時点(鍋5に加え
られた熱が主に米及び水に対して伝達され始める
ようになる時点)を立上がり時温度値として誤認
してしまうことがなく、従つて誤動作の虞がなく
なる。
尚、上記実施例において、第2の加算温度値を
複数段階に切換え得るように構成して焦げ目度合
を選択できるように構成しても良い。また、鍋5
の温度勾配が平坦状態である時間を測定し、その
測定結果により第1或は第2の加算温度値を補正
するようにしても良い。
〔考案の効果〕
本考案によれば以上の説明によつて明らかなよ
うに、炊飯のための加熱動作の終了時期を、鍋と
温度センサとの間の接触状態、周囲温度等の影響
を受けることなく極めて正確に制御することがで
きてご飯の炊き上がり状態を常に一定化でき、し
かも炊き上がるご飯に焦げ目を付けるか否かを任
意に選択し得ると共に、焦げ目を付ける場合にそ
の焦げ目度合がばらつく虞がないという優れた効
果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例に関するもので、第1
図は炊飯器を一部破断して示す側面図、第2図は
電気的構成を示すブロツク図、第3図は鍋の温度
変化状態を示す図である。 図中、5は鍋、6はヒータ、8はサーミスタ
(温度センサ)、11は制御回路、49は温度変換
器(温度測定部)、56は加算部、57は補助加
算部、89は切換スイツチ(切換手段)、91は
演算部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 鍋の温度を感知するように設けた温度センサ
    と、この温度センサによる感知温度の変化を逐
    次出力する温度測定部と、この温度測定部から
    の出力に基づいて前記鍋の温度の時系列的な勾
    配を演算する演算部と、その演算結果による温
    度勾配が平坦状態から立上がり始めたときの立
    上がり時温度値に予め設定された第1の一定値
    及びこれより大なる第2の一定値のいずれかを
    加算する加算部と、この加算部が前記第1及び
    第2の一定値のいずれを加算するか選択する切
    換手段とを備え、前記加算部の加算結果値が前
    記温度測定部による測定値と一致したときに前
    記鍋加熱用のヒータを断電させるように構成し
    たことを特徴とする炊飯器。 2 加算部により加算される第2の一定値は切換
    手段によつて複数段階に切換えられるように構
    成されていることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載の炊飯器。
JP1910282U 1982-02-12 1982-02-12 炊飯器 Granted JPS58122525U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1910282U JPS58122525U (ja) 1982-02-12 1982-02-12 炊飯器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1910282U JPS58122525U (ja) 1982-02-12 1982-02-12 炊飯器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58122525U JPS58122525U (ja) 1983-08-20
JPS6329457Y2 true JPS6329457Y2 (ja) 1988-08-08

Family

ID=30031333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1910282U Granted JPS58122525U (ja) 1982-02-12 1982-02-12 炊飯器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58122525U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6335210A (ja) * 1986-07-29 1988-02-15 松下電器産業株式会社 炊飯器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58122525U (ja) 1983-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR860001462B1 (ko) 전기밥솥
JPH0356723B2 (ja)
KR860001964B1 (ko) 전기밥솥
JPH0356725B2 (ja)
JPH0755192B2 (ja) 被煮炊物の量検出方法
JPS6329457Y2 (ja)
JPS61257614A (ja) 炊飯器
JPH0229217A (ja) 炊飯器
JPH0248246B2 (ja) Suihanki
JPH0322162B2 (ja)
JPH0137928B2 (ja)
JPH0339689B2 (ja)
KR890002728B1 (ko) 마이크로웨이브 오븐의 자동 조리장치
JPS6029936Y2 (ja) 電気炊飯器用空炊き防止装置
JPS6360661B2 (ja)
JPH062090B2 (ja) 炊飯器
JPH0519405B2 (ja)
JPS58109018A (ja) 炊飯器
JPS59141909A (ja) 炊飯器
JPH0346124B2 (ja)
JPH0346125B2 (ja)
JPS6338613B2 (ja)
JPS58109016A (ja) 炊飯器
JPH03254714A (ja) 炊飯器
JPH0618534B2 (ja) 炊飯器