JPS63294279A - 圧電駆動装置 - Google Patents

圧電駆動装置

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JPS63294279A
JPS63294279A JP62130314A JP13031487A JPS63294279A JP S63294279 A JPS63294279 A JP S63294279A JP 62130314 A JP62130314 A JP 62130314A JP 13031487 A JP13031487 A JP 13031487A JP S63294279 A JPS63294279 A JP S63294279A
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Hiroshi Shimizu
洋 清水
Takashi Takada
高田 孝
Masateru Ishibashi
誠輝 石橋
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/02Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors
    • H02N2/026Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors by pressing one or more vibrators against the driven body
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/0005Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing non-specific motion; Details common to machines covered by H02N2/02 - H02N2/16
    • H02N2/001Driving devices, e.g. vibrators
    • H02N2/0015Driving devices, e.g. vibrators using only bending modes
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
    • H02N2/103Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors by pressing one or more vibrators against the rotor

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、圧電素子を用いた往復動型または回転型等
の圧電駆動装置に関するものである。
〔背景技術〕
従来、圧電素子を用いた超音波モータとして、特公昭5
9−037672号公報に示されるものがある。
これは、圧電素子を振動体に貼りつげて縦振動を発生さ
せ、振動体の先端部に傾きを持った駆動片を形成し、そ
の先端部が前記縦振動によって楕円運動を行い、円板と
接触することにより、摩擦力により円板を回転させるも
のである。
しかし、この従来構造であると、回転方向が駆動片の傾
き方向によって決まってしまい、また駆動片の先端部は
細く、摩擦のために摩耗も大きく、寿命的にも問題があ
る。
また、他の従来例として、特開昭58−148682号
公報に示されるものがある。この例は、圧電素子の全体
振動を振動体に伝え、一方の波形をもう一方の波形と9
0’位相をずらせて振動させることにより、振動体表面
に進行波を発生させ、その上にロータを接触させること
により、摩擦でロータを回転させるものである。
この例によると、逆転も可能であるが、常に振動子全体
にエネルギを与える必要があり、しかも圧電素子の振動
体に貼着された面と反対側の面の振動は吸収してやる必
要がある。このためエネルギロスが大きく、効率向上に
難がある。また、リニアモータの形成には進行波を循環
させる方策を取らなければ、エネルギロスが大きすぎて
問題に成らず、その循環方法も極めて難しい。
〔発明の目的〕・ この発明は、低消費電力で効率良く機械的駆動力を得る
ことができ、かつ接触点が多点化されて摩耗が軽減され
、また安定駆動が可能な圧電駆動装置を提供することを
目的とする。
〔発明の開示〕
この発明の圧電駆動装置は、弾性をイ1する材料にて口
字状または口字状に形成され、かつ一対の対向辺の断面
形状が各々ほぼ方形である振動体を少なくとも1個備え
、さらに前記振動体は前記各対向辺の少なくとも隣合う
2面に圧電素子部を有してなり、この圧電素子部に所定
の高周波電圧が印加されて前記対向辺が屈曲振動により
共振する振動子と、 前記各対向辺の隣合う圧電素子部に位相差を持たせて高
周波電圧を印加する電源装置と、前記振動子の対向辺の
各1面に接触される接触部材とを備え、 前記振動体の前記対向辺の最大振幅部と前記接触部材の
前記対向辺と接触する部分の少なくとも一部とのいずれ
か一方を永久磁石とし、他方を磁性体とし、 前記振動体の前記対向辺の最大振幅部と前記接触部材の
前記対向辺と接触する部分の少なくとも一部とのいずれ
か一方を永久磁石とし、他方を磁性体とし、 前記振動子の対向辺の最大振幅点が円または楕円運動を
することにより、前記接触部材または振動子のいずれか
が駆動されるものである。
前記圧電素子部は、前記振動体に圧電素子を貼着して形
成したものであっても、また前記振動体を圧電材料にて
形成して、この圧電材料に直接に電極を形成したもので
あってもよい。
この発明の構成によると、各振動体の各対向辺の隣合う
2面に設i−1だ圧電素子部に位相差を持たせた高周波
電圧を印加するので、各対向辺は最大振幅点が円または
楕円運動をする。この対向辺の1面に接触部材が接触す
るので、摩擦力でこの接触部材または振動子のいずれか
が駆動され、機械的駆動力が得られる。
この場合に、各振動体は口字状または口字状としである
ので、その両射向辺が互いに共振し、大きな振幅が得ら
れる。そのため、電気的エネルギを効率良く機械的駆動
力に変換できる。
また、振動体と接触部材とが永久磁石と磁性体とで接す
るようにしているので、磁力により両者の間に安定した
接触力が得られ、前記摩擦力による駆動が確実となる。
しかも、振動体の円または楕円運動に伴なって磁力によ
る移動力が前記摩擦力による進行方向と同方向に与えら
れる。そのため、摩擦力と磁力とが加わった駆動力が得
られることになり、効率の良い駆動ができる。しかも、
永久磁石を設けたという簡単な構造で、この効率向上が
図れる。
さらに、振動体の共振は、2本の対向辺が連続した基端
部において非振動状態となるように行われるので、基端
部を支持部とすることにより、支持によって振動を妨げ
ることがなく、このことがらも高効率が得られる。また
、このように振動体に振動しない箇所があることから、
振動子と接触部材のいずれを固定側としても可動側とし
ても用いることができる。さらに、振動体は2木の対向
辺を有し、この部分で接触部材に接するので、接触点が
多点化される。そのため、摩耗が軽減され、かつ安定し
た駆動が可能となる 実施例 この発明の第1の実施例を第1図ないし第6図に基づい
て説明する。この圧電駆動装置は、リニアモータに適用
した例であり、金属弾性材料にて口字状に形成されしか
も一対の対向辺3の断面形状が各々方形である1個の振
動体2がらなり、この振動体2は前記各対向辺3の隣合
う2面に圧電素子を貼着して圧電素子部4が形成され、
この圧電素子部4に所定の高周波電圧が印加されると対
向辺3が屈曲振動により共振する振動子1と、各対向辺
3の隣合う圧電素子部4に位相差を持たせて高周波電圧
を印加する電源装置5と、振動子1の対向辺3の各1面
に設けた永久磁石7と、この永久磁石7と接触せしめら
れる磁性体よりなる接触部材6とを備え、振動子1の対
向辺3の最大振幅点が円または楕円運動をすることによ
り、接触部材6または振動子1のいずれかが駆動される
ものである。この場合、永久磁石7の円または楕円運動
によって接触部材6との間に磁束の変化が生じ、円また
は楕円運動に伴なって接触および磁力により駆動される
。また、振動子1と接触部材6との間に磁力で接触力が
得られる。
振動体2はニリン八等の恒弾性体を用いているが、精度
や大振幅が不要のときは、一般の鋼材を用いても良く、
またその他の金属やセラミック等を用いることもできる
。振動体2が磁性体であれば、磁束の変化量が大きく、
駆動効率が向上する。
振動体2の各対向辺3の断面形状は方形であるが、各角
部に面取りを施して8角形状の断面形状としてもよく、
また面取りの代りに角部を丸めてもよい。要は、対向辺
3は互いに直角に隣合う4面を有する断面形状であれば
よい。振動体2の基端部2aは、固定しても振動に影響
を与えない長さをとり、第2図のように基台21に固定
しである。基台21に対し、接触部材6は相対的に第1
図の矢印P方向へ進退移動自在にガイド手段(図示せず
)で支持しである。接触部材6ば、対抗辺3の圧電素子
部4が貼着されていない各1面における先端部であるX
点および7点(第4図(B))に接するように配置しで
ある。なお、必ずしも先端部に接するようにしなくても
よい。また、接触部材6は、対抗辺3の圧電素子部4が
貼着された1面における圧電素子部4の貼着されていな
い部分に接触するようにしてもよい。さらに、振動子1
は、振動体2の一対の対抗辺3の3面または4面に圧電
素子部4を貼着し、対向辺3の圧電素子部4が貼着され
ていない1面、または圧電素子部4が貼着された1面に
おける圧電素子部4の貼着されていない部分に接触部材
6が接するようにしてもよい。これらの例において、対
向辺3の圧電素子部4が貼着された面に、絶縁部材を介
して接触部材6が接するようにしてもよい。
電源装置5は、第6図に示すように高周波電源8と90
°位相器9とを有し、各圧電素子部4(4,〜44)に
同図のように電圧を印加する。
同図の+、−の符号は分極方向を示す。
動作 振動体2の2木の対向辺3の各圧電素子部41〜44に
、第6図の電源装置5で高周波電圧を印加して励振する
と、各対向辺3はそれぞれの圧電素子部41〜44の励
振に従って縦および横方向に振動する。このとき圧電素
子部4□、44には圧電素子部4..43よりも90°
位相を遅らせた電圧を印加すると、振動子10対向辺3
の先端部のX点、Y点は、第5図の様な円または楕円軌
道を描いて運動する。したがって、対向辺3の1面に接
触部材6が接触するように配置しであると、接触部材6
は矢印P方向に直線的に移動する。X点、Y点の楕円軌
道の偏平度は、対向辺3の曲げ方向による曲げ剛性の違
いや、各圧電素子部41〜44に印加する電圧の大きさ
1位相差等により調整できる。
圧電素子部42.44に90°進み位相の電圧を印加す
れば、第5図と反対回りの軌道を描くことになり、接触
部材6は矢印Pと逆方向に移動する。
この時、振動子の先端部の永久磁石7と磁性体よりなる
接触部材6は、互いに吸引し合って一定の接触力を維持
し、さらに振動子1の円または楕円運動に従って永久磁
石7の磁束変化により接触部材6が移動する。すなわち
、前記接触力による摩擦駆動力と磁力による駆動力とを
加えた駆動力を得ることができる。
このように動作するが、各振動体2はコ字状としである
ので、その側対向辺3が互いに共振し、大きな振幅が得
られる。そのため、電気的エネルギを効率良く機械的駆
動力に変換できる。また、振動体2の共振は、2木の対
向辺3が連続した基端部2aにおいて第3図(A)のよ
うに非振動状態となるように行われるので、基端部2a
を支持部とすることにより、支持によって振動を妨げる
ことがなく、このことからも高効率が得られる。
また、このように振動体2に振動しない箇所があること
から、振動子1と接触部材6のいずれを固定側としても
可動側としても用いることができる。
さらに、振動体2は2木の対向辺3を有し、この部分で
接触部材6に接するので、接触点が多点化される。その
ため、摩耗が軽減され、かつ安定した駆動が可能となる
この実施例では、対向辺3を第3図(A)のように1次
モートで振動させる場合につき説明したが、第3図(B
)、  (C)に示すように、2次モードや3次モート
等、高次モードで振動させると、対向辺3の接触部材6
に対する接触点をより一層多くできる。これにより、接
触点における摩耗をより一層少なくし、かつ動作の安定
を図ることができる。1次モードは、対向辺3の長手方
向につき、1枚の圧電素子部4を貼り付けた場合に発生
する。2次モードは、この1枚の圧電素子部4を長手方
向に2分割し、分極方向を反対にして貼付けたときに発
生する。3次モードは、1枚の圧電素子部4を長手方向
に3分割し、中央の分割圧電素子と両側の分割圧電素子
の分極方向を反対として貼り付け、各分割圧電素子の同
一面側の電極を共通として同一の電圧を印加したときに
発生する振幅モードを示す。
なお、第1図ないし第6図に示した第1の実施例では、
振動子1側に永久磁石7を設レジ、接触部材6を磁性体
としたが、この逆に接触部材6を永久磁石とし、振動子
1を単に磁性体としてもよい。
前記磁性体は永久磁石を含むものであり、接触部材6と
振動子1の両方を永久磁石としてもよい。
第7図以下に説明する各実施例においても、接触部材と
振動子のいずれを永久磁石としてもよい。
要は、振動体の対向辺の最大振幅部と振動子の前記対向
辺と接触する部分の少なくとも一部とのいずれか一方を
永久磁石とし、他方を磁性体としてあればよい。
第7図は、1個の口字状の振動体2からなる振動子1を
用いて回転モータとした実施例を示す。
永久磁石よりなる接触部材16は円板状に形成し、その
軸18を軸受19で基台17に回転自在に支持しである
。磁性体よりなる振動子1は、基端部2aで基台17の
立片部分に固定しである。振動子1の2本の対向辺3は
接触部材16と平行に配置し、その先端部が接触部材1
6の外周縁に位置するようにする。対向辺3の先端には
摩擦片20をつけ、2木の振動子3が同方向に円運動す
るように振動させ、接触部材16が回転するようにしで
ある。その他は第1の実施例と同様である。
第8図および第9図は、2個の口字状の磁性体よりなる
振動体2を間隔を開けて重合的に配置し、上下の振動体
2の間に永久磁石よりなる接触部材6′を配置したもの
である。上下の振動体2は互いに基端部2aでスペーサ
(図示せず)を介して重ね合わせである。なお、スペー
サを用いずに基台(図示せず)に各振動体2を個別に取
付けてもよい。再振動体2の対向辺3の各点m、n、p
qは、圧電素子部4により第9図のように振動させられ
、接触部材6′は上下両面で各対向辺3に接して直進駆
動される。この場合、2個の振動体2で駆動するので、
より一層大出力の駆動力が得られ、かつ動作が安定する
。その他は、第1の実施例と同様である。再振動体2は
、第10図のように基端部2a′で互いに一体化させ、
1個の振動子1′としてもよい。
第11図は、2個の口字状の振動体2を互いに反対向き
として一体のH形の振動子1“を構成した例である。こ
の振動子1″は、例えば第12図のように用いる。すな
わち、磁性体よりなる振動子1“の中心部に軸31を固
定し、軸31は基台37に固定し、軸受38の装着され
た円板状の永久磁石よりなる接触部材36を軸31に嵌
めて回転自在とし、4本の対向辺3の先端を接触部材3
6の外周縁に配置する。そして、各圧電素子部4により
、4本の対向辺3の先端が同じ方向に円運動するように
撓ませることにより、接触部材36が回転し、回転型の
モータを構成する。その他は第1の実施例と同様である
第13図ないし第15図は、1個の口字状の振動体10
2からなる振動体101を用いた実施例を示す。この例
では、1次モードの振動とした場合、対向辺103の中
央部の点が円または楕円運動し、その平面部に接触部材
106を接触させると、中央部の円または楕円運動によ
り、接触部材106は移動することになる。接触部材1
06は矢印Q方向に直接的に進退自在に支持してリニア
モータとすることもでき、また接触部材106を回転自
在に支持して回転型モータとすることもできる。この例
の場合、1次モードでは第15図(A)のような振動と
なり、2次モードおよび3次モードではそれぞれ第15
図(B)、  (C’)のような振動となる。121は
、基台である。圧電素子部4の分極方法は前述と同様で
ある。その他の構成効果は第1の実施例と同様である。
第16図および第17図は、口字状の磁性体よりなる振
動体102を、スペーサ105を介して2枚重合的に配
置し、再振動体102の間に永久磁石よりなる接触部材
106を矢印Q方向に直線的に進退自在に配置したもの
である。4本の対向辺103は第9図の運動をするよう
に圧電素子部4を取付ける。その他は第1の実施例と同
様である。
なお、前記各実施例では、対向辺3.1.03の隣り合
う2面のみに圧電素子部4を貼り付けたが、3面に圧電
素子部4を貼付けても、また4面に貼付けてもよい。3
面に貼付けた場合は、残りの1面に接触部材6.6’、
106を接触させるようにすることが望ましい。4面に
貼付けた場合は、絶縁部材を介して対向辺3と接触部材
6.6’。
106とを接触させることが望ましい。絶縁部材は接触
部材6.6’、106側に設けても、対向辺3側に設け
てもよい。
第18図ないし第20図は、各々振動子401〜401
″を圧電材料で形成し、直接に圧電素子部404〜40
4″を形成した実施例を示す。圧型材料としては、PZ
T(ジルコンチタン酸鉛磁器)等の圧電セラミック、ま
たは圧電セラミックとプラスチックとの複合圧電材料等
が用いられる。
なお、これら圧電材料は磁性を有しないが、プラスチッ
クと磁性材料との混合物に圧電セラミックスを混合した
材料で形成し、振動子401〜401″の全体に磁性体
としての特徴を持たせても良い。
また、磁性材料を混合する代わりに、振動子4.01〜
401 ″に後述のように設ける各電極を磁性材料で形
成し、振動子401〜401 ″に磁性体としての効果
を持たせても良い。
第18図の例は、振動子401を1個のコ字形振動体4
02からなるものとし、方形断面形状の対向辺403の
隣り合う2面に、1次モードの縦効果を利用した圧電素
子部404を直接に形成したものである。各圧電素子部
404は、対向辺404の長手方向と垂直な複数本の電
極al、Jを前記長手方向に配列し、これら1本おきの
電極a1.b1どうしを接続部a2.b2で接続して2
組の電極組a、bを形成する。すなわち、電極a1.t
)1を横方向に交差指状に設ける。これら2組の電極l
、a、b間に直流電圧を印加して、分極処理を施す。図
の+、−は分極の極性を示す。
このように分極処理して、第6図の電源装置5と同様な
電源装置により高周波電圧を印加すれば、対向辺403
は圧電素子部404の主として圧電縦効果による伸縮が
生じ、屈曲振動を行う。また、対向辺403の隣合う2
面の圧電素子部404に位相差を持つ電圧を印加すれば
、対向辺403の先端は円または楕円運動を行う。なお
、各圧電素子部404の電極a1.b1は2木だけでも
よい。
第19図の例は、対向辺403′の隣り合う2面に、圧
電横効果を利用した圧電素子部404′を形成したもの
である。この例では、電極c、  dは縦方向の交差指
状に設ける。すなわち、各圧電素子部404′は、対向
辺403′の長手方向に沿って2本または多数本の平行
な電極c、dからなる交差指電極を形成する。この電極
c、d間に直流電圧を印加して分極処理を施す。図の+
、−は分極の極性を示す。このように分極処理して電極
C,d間に高周波電圧を印加すれば、対向辺403′は
圧電素子部404′の圧電横効果による伸縮を生じ屈曲
振動を行う。その他の構成作用は、第18図の実施例と
同様である。
第20図の例は、振動子401 ”が1個の口字状の振
動体402 ”の2次の屈曲モードを利用する実施例で
、各対向辺403 ”の隣合う2面の各々に圧電横効果
を利用した圧電素子部404 ″を2個づつ形成したも
のである。すなわち、対向辺403″に長手方向中央部
の両側に位置して、長手方向に沿う電極e、  fを2
本ずつ平行に4本設け、平行な2木ずつを1組としてこ
の2本の間に直流電圧を印加して分極処理する。このと
き、1組目の電極e、fと2組目の電極e、fとは極性
を反対にして分極し、同相の高周波電圧を印加す・るか
または、分極を同一方向とし反対の極性の高周波電圧を
印加する。
これら第18図ないし第20図の振動子401〜401
″を用いて前記各実施例と同様に接触部材6.36等と
組合せることにより、往復動型または回転型等の圧電駆
動装置が構成される。
なお、これら第18図ないし第20図の例と同様に、第
10図、第11図、第16図の例のように振動子が複数
個の振動体からなるものにおいても、振動子を圧電材料
で形成して直接に電極を形成することもできる。
また、貼付けの場合と同様に、対向辺403〜403“
の3面または4面に圧電素子部404〜404 ″を設
けることもでき、さらに高次モードで対向辺403〜4
03 ″を振動させるように構成することもできる。
このように、振動子401〜401“に圧電セラミック
等の圧電材料を用いて振動子401〜401 ”に圧電
素子部404〜404“を直接に形成することにより、
圧電素子の貼着が省略でき、接着層がないことから性能
の安定が図れる。また、圧電素子を貼付けたものと異な
り、貼付は誤差による特性のばらつきがなく、かつ工数
が削減されて生産性が向上する。しかも、形状的にも複
雑なものが可能となり、コスト面および性能面で有利な
圧電駆動装置が構成できる。
〔発明の効果〕
この発明の圧電駆動装置は、各振動体を口字状または口
字状としであるので、その側対向辺が互いに共振し、大
きな振幅が得られる。しかも、振動体と接触子との間に
永久磁石と磁性体を設けているので、一定の接触力が極
めて簡易に得られ、さらに磁力による駆動力の増加があ
り、そのため、電気的エネルギを効率良く機械的駆動力
に変換できる。
また、振動体の共振は、2本の対向辺が連続した基端部
において非振動状態となるように行われるので、基端部
を支持部とすることにより、支持によって振動を妨げる
ことがなく、このことからも高効率が得られる。また、
このように振動体に振動しない箇所があることから、振
動子と接触部材のいずれを固定側としても可動側として
も用いることができる。さらに、振動体は2本の対向辺
を有し、この部分で接触部材に接するので、接触点が多
点化される。そのため、摩耗が軽減され、かつ安定した
駆動が可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の斜視図、第2図はその破
断側面図、第3図は同じくその振動モードの説明図、第
4図(A)は同じくその振動子の平面図、第4図(B)
は同じくその正面図、第5図は同じくその動作説明図、
第6図は同じくその電源装置のブロック図、第7図(A
)、  (B)はそれぞれ他の実施例の平面図および破
断側面図、第8図(A)はさらに他の実施例の平面図、
第8図(B)はその正面図、第9図は同じくその動作説
明図、第10図はさらに他の実施例の振動子の斜視図、
第11図はさらに他の実施例の振動子の斜視図、第12
図(A)、  (B)はそれぞれその全体の破断平面図
および縦断側面図、第13図はさらに他の実施例の斜視
図、第14図はその破断側面図、第15図は同じくその
振動モードの説明図、第16図はさらに他の実施例の振
動子の斜視図、第17図はその全体の斜視図、第18図
ないし第20図はそれぞれ互いに異なるさらに他の実施
例における振動子の斜視図である。 1.1’、1“、101.401〜401#・・・振動
子、2,102,402,402’、402″・・・振
動体、3,103,303,303’、303 ″・・
・対向辺、4.4、〜4..404.404’。 404“・・・圧電素子部、6.6’、16,106゜
206.306・・・接触部材、7・・・永久磁石特許
出願人  清  水   洋 −:L   L ψ     口     し −へ   n 第16図 第20図

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)弾性を有する材料にてコ字状またはロ字状に形成
    され、かつ一対の対向辺の断面形状が各々ほぼ方形であ
    る振動体を少なくとも1個備え、さらに前記振動体は前
    記各対向辺の少なくとも隣合う2面に圧電素子部を有し
    てなり、この圧電素子部に所定の高周波電圧が印加され
    て前記対向辺が屈曲振動により共振する振動子と、 前記各対向辺の隣合う圧電素子部に位相差を持たせて高
    周波電圧を印加する電源装置と、 前記振動子の対向辺の各1面に接触される接触部材とを
    備え、 前記振動体の前記対向辺の最大振幅部と前記接触部材の
    前記対向辺と接触する部分の少なくとも一部とのいずれ
    か一方を永久磁石とし、他方を磁性体とし、 前記振動子の対向辺の最大振幅点が円または楕円運動を
    することにより、前記接触部材または振動子のいずれか
    が駆動される圧電駆動装置。
  2. (2)前記圧電素子部は、前記振動体に圧電素子を貼着
    して形成される特許請求の範囲第(1)項記載の圧電駆
    動装置。
  3. (3)前記振動体は圧電セラミックスで構成し、前記圧
    電素子部はこの圧電セラミックに駆動用電極を直接形成
    してなる特許請求の範囲第(1)項記載の圧電駆動装置
  4. (4)前記振動子は、1個の振動体からなる特許請求の
    範囲第(2)項または第(3)項記載の圧電駆動装置。
  5. (5)前記振動子は、2個の振動体からなる特許請求の
    範囲第(2)項または第(3)項記載の圧電駆動装置。
  6. (6)前記2個の振動体は、所定の間隔を介在させて重
    合的に配設され、前記接触部材が前記振動体の2対の対
    向辺に接触される特許請求の範囲第(5)記載の圧電駆
    動装置。
  7. (7)前記2個の振動体は、個々の振動体がコ字状をな
    すものであってH型に配設され、前記接触部材が前記振
    動体の2対の対向辺に接触されている特許請求の範囲第
    (5)項記載の圧電駆動装置。
  8. (8)前記接触部材は、平板状に形成され、前記接触部
    材または前記振動子のいずれかが直線的に駆動される特
    許請求の範囲第(2)項または第(3)項記載の圧電駆
    動装置。
  9. (9)前記接触部材は、円板状に形成され、前記接触部
    材または前記振動子のいずれかが回転的に駆動される特
    許請求の範囲第(2)項または第(3)項記載の圧電駆
    動装置。
  10. (10)前記振動体の材質が磁性体である特許請求範囲
    第(1)項ないし第(9)項のいずれかに記載の圧電駆
    動装置。
  11. (11)前記振動体は永久磁石でない磁性体よりなり、
    前記接触部材の前記対向辺と接触する部分が永久磁石よ
    りなる特許請求範囲第(1)項ないし第(9)項のいず
    れかに記載の圧電駆動装置。
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