JP2007195389A - 超音波モータ - Google Patents

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義朗 富川
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Abstract

【課題】発熱が少なく、高入力電力による非線形性のための周波数変化が少なく、鉛フリーで、モータの制御性を改善した超音波モータを実現し、MEMS技術を応用することにより超小型超音波モータを提供する。
【解決手段】
水晶で代表される三方晶系の単結晶圧電材料のZ板の3回対称軸である3本のx軸を中心軸とする3脚振動子をステータ10とし、前記3本の振動子11,12,13の共振周波数は20kHzを越えるように長さ等の寸度を振動モードに応じて設定して、中心にロータ20を配置し、各3本の振動子を各々2π/3位相差がある同一周波数の信号で駆動することにより、3本の振動子の先端部の変位が円運動を実現し、3本のステータに接しているロータ20を摩擦により回転させる超音波モータを構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、超音波モータに関するものであり、特に水晶等の三方晶系の単結晶圧電材料を用いたステータを三相構成とし、三相電源信号により駆動される超音波モータに関する。
従来、超音波モータのステータは圧電セラミック素材単体か、圧電セラミック素材を金属等に接合して構成されている。
前記のような圧電セラミック素材を使用した超音波モータにおいては、圧電セラミック素材はQが低いため損失が大きく、そのため発熱が大きくなり、さらに共振周波数の温度特性が悪いため、共振周波数の変化が大きい。
また、超音波モータは比較的大きな出力を要求されるため、超音波モータへの入力パワーが大きくなり、線形性が悪いために入力信号の大きさにより共振周波数が変化する。従って、共振周波数を維持するために、周波数追尾回路等の対策やモータ外装へ冷却フィン等の冷却装置が必要となる。
また、圧電セラミック素材は焼結材料のために、薄型化した場合にはピンホールが発生し、電極同士が電気的に短絡する問題があり薄型化は困難である。
さらに、圧電セラミック素材には鉛が含まれており、リード線のハンダ付けを含めて、鉛フリーは困難である。
また、駆動方法には単相駆動、多相駆動があるが単相駆動は回路が単純であるが、回転方向の切り替えが困難であり、精密な制御も困難であるという課題が生じるものであった。
従来の超音波モータでは圧電セラミック素材を使用する問題点に対する改善策は見当たらず、単相駆動方法に関しては多相駆動として四相駆動が提案されているが(例えば、特許文献1)回路が複雑になるなど技術的、コスト的な問題があった。
また、三相電源信号により駆動される超音波モータも提案されているが(例えば、特許文献2)、ステータの構成、配置が本発明とはまったく異なっている。
特開2000−253681公報 特開平11−341846公報
発明が解決しようとする課題
解決しようとする問題点は、発熱少なく、高入力電力による非線形性のための周波数変化が少ない構成は圧電セラミックを使用する場合には困難であるという点である。
さらに、単相、四相駆動では超音波モータの制御性、経済性にも問題があるという点である。
課題を解決するための手段
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、発熱が少なく、高入力電力による非線形性のための周波数変化が少なく、モータの制御性を改善した超音波モータの実現を目的とするだけでなく、単結晶圧電材料を使用することにより、エッチング技術によるMEMS技術を応用することが可能となり、超小型超音波モータの構成の実現を目的とするものである。
本発明は水晶で代表される三方晶系の単結晶圧電材料のZ板の3回対称軸である3本のx軸を中心軸とする3脚振動子をステータとする。
三方晶系単結晶圧電材料のZ板の3回対称軸は角度が各々2π/3となり、物理的性質が対称となっている。従って、3本の各振動子は電磁モータの3相駆動の基本形である3極モータと同じように三相駆動が可能な三相のステータ構造となる。
前記3本の振動子の共振周波数は20kHzを越えるように長さ等の寸度を振動モードに応じて設定し、中心にロータを配置して超音波モータを構成した。
また、前記3本の各振動子を各々2π/3位相差がある同一周波数の信号で駆動することにより、3本の振動子の先端部の変位が円運動を実現し、3本のステータに接しているロータは摩擦により回転する。
前記、3回対称軸である3本のx軸を中心軸とする3脚振動子をステータとし、3本の各振動子を各々2π/3位相差がある同一周波数の信号で駆動した場合、3本の振動子の先端部の変位が円運動となる原理を図面と数式により詳細に説明する。
図1は、本発明にかかるたわみ振動を利用する超音波モータの原理的構成を示したステータの上面図である。単結晶圧電材料のZ板よりなるステータ10は3本の振動子11,12,13を有し、振動子11,12,13はそれぞれ三方晶系の単結晶圧電材料のZ板の3回対称軸である3本のx軸を中心軸とする3脚振動子であり、3本の振動子間の角度は各々2π/3となっている。
図1では、振動子の振動モードはたわみ振動であり、振動子の共振周波数は振動子の幅と長さにより決定され、振動方向は図1に示すように紙面に平行で、各振動子の中心軸に直角方向となる。また、振動方向の正方向は図中の矢印で示す方向とする。図2は、図1における3本の各振動子の変位を表す座標図である。振動を解析するための座標を図1、図2に示すようにx、yの2次元座標で表し、振動子11の振動の変位方向をx軸とする。
前記3本の振動子を各々2π/3位相差がある同一周波数の信号で駆動する三相駆動の場合、3本の各振動子の先端の変位u1,u2,u3は以下の数1〜数3で表される。
Figure 2007195389
但し、u0;最大振幅、ω;角周波数、t;時間。
Figure 2007195389
Figure 2007195389
図2に示すように、3本の各振動子の変位u1,u2,u3のx軸成分をu1x,u2x,u3xとすれば、
合成変位uxは数4となる。
Figure 2007195389
同様に、3本の各振動子の変位u1,u2,u3のy軸成分をu1y,u2y,u3yとすれば合成変位uyは数5となる。
Figure 2007195389
従って、3本の各振動子の変位関係は円の方程式 数6となり、円運動をすることとなる。
Figure 2007195389
従って、3本の各振動子の中心軸の交点を中心とし、各振動子の長さ方向の端面に接するようにロータ20を設けると、3本の振動子の先端部の円運動により、ロータ20は回転することとなり、超音波モータが構成できる。
図3は、本発明にかかる縦振動を利用する超音波モータの原理的構成を示したステータの上面図である。
図3では、振動子の振動モードは縦振動であり、振動子の共振周波数は振動子の長さにより決定され、振動方向は図3に示すように紙面に平行で、各振動子の中心軸方向となる。また、振動方向の正方向は図中の矢印で示す方向とする。
図3における3本の振動子の変位を表す座標図は、前記たわみ振動の場合と同じく図2で表され、3本の振動子11,12,13を各々2π/3位相差がある同一周波数の信号で駆動する3相駆動では前述のたわみ振動と同じく、3本の振動子11,12,13の先端部は円運動をするので、各振動子の長さ方向の端面に接するようにロータ20を設けると、ロータ20は回転することとなり、縦振動モードでも超音波モータが構成できる。
三方晶系の単結晶圧電材料として水晶で説明したが、三方晶系の単結晶圧電材料であれば圧電材としての物理的定数(密度、弾性定数、圧電定数等)が異なるだけで、Z板の3回対称軸は角度が各々2π/3となり、前述した超音波モータは水晶と同様に構成できる。
従って、工業的に容易に利用できる材料としては水晶だけでなく、ニオブ酸リチウム(LiNbO)、タンタル酸リチウム(LiTaO)は水晶より圧電定数が大きいという利点もあり、用途に応じて適宜に材料を選択できる。
次に、水晶で代表される三方晶系の単結晶圧電材料のZ板を使用して振動子11,12,13をたわみ振動、縦振動を励起する電極配置を説明する。
図4は、本発明にかかるたわみ振動を励起するための3本の振動子に設けた電極配置の断面図である。側面電極16は振動子の幅方向の側面に設けられた電極であり、上下面電極17は厚み方向の上下に設けられた電極である。側面電極16と上下面電極17はそれぞれ対になっており、図4に示すように2個は結線されて、側面電極16の対、上下面電極17の対間に共振周波数近傍の電気信号が印加されて、3本の振動子はたわみ振動を発生する。
図5は、本発明にかかる縦振動を励起するための振動子に設けた電極配置の断面図である。
側面電極16は振動子の幅方向の側面に設けられた電極であり、2個の側面電極16間に共振周波数の電気信号が印加されて、3本の振動子は縦振動を発生する。
図4、図5より明らかなように、図4のたわみ振動を励起するための3本の振動子に設けた電極配置は、図5の縦振動を励起するための振動子に設けた電極配置を含んでいる。したがって、図4のたわみ振動を励起するための3本の振動子に設けた電極配置の側面電極16だけを使用すれば縦振動も励起することができるので、図4のたわみ振動を励起するための電極配置はたわみ振動、縦振動の駆動電極として兼用できる。
図6は、本発明にかかる超音波モータの基本構成例を示す断面図である。ステータ10は振動子11,12,13の基部近辺で強固に支持固定され、各振動子の長さ方向の端面に接するようにロータ20を設ける。ロータ20の各振動子の長さ方向の端面と接する部分には適度の摩擦係数を有する素材からなるロータ20の摩擦材21の使用が望ましい。超音波モータは摩擦駆動のためロータ20とステータ10の振動子11,12,13の接触面には適度の加重を加える必要があるので、図6に示すようにロータ20に適度の重量を有するロータ錘22を乗せることもできる。
前記ステータ10は、図1に示したたわみ振動を利用する3本の振動子を有するステータでも、図3に示す3本の縦振動を有するステータでも良い。また、前記2種類の振動を励起するための電極配置は前述した電極配置を各振動モードに合わせて選択する。
図8は、本発明にかかるたわみ振動を利用する超音波モータの実用的なステータを示した図である。図9は、本発明にかかる縦振動を利用する超音波モータの実用的なステータを示した図である。
単結晶圧電材料の水晶、ニオブ酸リチウム(LiNbO)タンタル酸リチウム(LiTaO)は衝撃や加圧に対する抗折力がやや弱いので、3本の振動子を連結して補強する目的と超音波モータは摩擦力により駆動されるのでロータ20と3本の振動子11,12,13の先端部の接触面積を極力大きくする目的で、3本の振動子11,12,13の先端部に結合リング14を設けた。
前記した本発明では、ロータ20に対する加圧はロータの軸方向であったが、実用的に加圧をするためにロータ軸23に直角に加圧する方法も有効である。
図10は、本発明にかかる超音波モータのロータ軸と直角方向の加圧をする別の構成例を示す図である。本構成は、図1において振動子11をステータ10の中心軸対称に移動させ、各振動子11,12,13のなす角度をπ/3として片側に寄せ、半円状の薄板をステータ10とし、小型化を図るとともに、ステータ10をロータ軸23を回転自在に保持したロータ20に押し付けて加圧することによりロータ20と振動子11,12,13の先端部の摩擦により、超音波モータを構成する。本構成の場合でも、振動子11,12,13の振動モードはたわみ振動でも縦振動でも利用可能である。
また、図11は、本発明にかかる超音波モータのロータ軸と直角方向の加圧をする振動子を2脚とした場合の別の構成例を示す図であり、前記図10に示した超音波モータの加圧方向をロータ軸23に直角に加圧する方法の別の構成方法である。本構成方法は、三方晶系の単結晶圧電材料のZ板の3回対称軸である3本のx軸のうち2本の対称軸を中心軸とする2脚振動子(例えば振動子12,13)を有する半円状の薄板をステータ20とし、前記半円状の薄板の中心に円柱又は円筒状のロータ20を配置し、各振動子(例えば振動子12,13)を各々2π/3、又はπ/2位相差がある同一周波数の信号で駆動する。
本発明の構成方法では二相の超音波モータとなるが、小型化が可能なことと、三方晶系の単結晶圧電材料のZ板を使用するため、発熱少なく、高入力電力による非線形性のための周波数変化が少ないという利点は前記構成方法と同様に有している。
また図12には、前記構成法の別の構成例として、図11における2脚の振動子の先端部を連結リングの一部となる結合部材15で連結した別の構成例を示す。本構成例も前述したように、振動子の補強と摩擦面積の改善が可能となる。
図13は、本発明にかかる超音波モータのロータ軸と直角方向の加圧をする振動子2脚とした場合のステータ形状を直線状にした別の構成例を示す図である。
2脚の振動子のなす角度はZ板の3回対称軸であるので2π/3である。本構成は小型化ができるという利点を有する。
これまでは、本発明にかかる回転型の超音波モータについて説明してきたが、本発明によれば、リニア駆動型の超音波モータの構成も可能である。
図14は、本発明にかかる超音波モータをリニア駆動型にした別の構成例を示す図である。図10で説明した、ロータ軸と直角方向の加圧をする別の構成例の3本の振動子11,12,13の先端部を結合リング14で結合すれば、結合リングは円運動を行うので結合リングとリニア移動体30の接触面に適度の加圧を加えるためにばね53等の加圧装置を設けるとリニア駆動型の超音波モータとなる。
本発明にかかるリニア型の超音波モータは、前記説明したZ板の3回対称軸である3本のx軸のうち2本の対称軸を中心軸とする2脚振動子による二相振動子の先端に結合リング14を設け、2本の振動子を各々2π/3、又はπ/2位相差がある同一周波数の信号で駆動し、結合リングとリニア移動体30の接触面に適度の加圧を加えるためにばね53等の加圧装置を設けるとリニア駆動型の超音波モータとなる。
前記リニア駆動型の超音波モータの応用として回転体を駆動することも可能である。図15は、本発明にかかる超音波モータを回転体駆動型にした別の構成例を示す図である。図15では前記リニア駆動型の超音波モータの結合リング14を回転自在に支持されたロータ軸を有する回転体35と結合リングの接触面に適度の加圧を加えると回転体35は結合リングの円運動を摩擦により伝達され、回転する。本構成はロータを超音波モータの構成にかかわらず、自在に回転体を選択できる利点がある。
発明の効果
上述したように本発明では、三方晶系単結晶圧電材料のZ板を用いたことにより、Qが高いため損失が小さく、そのため発熱が非常に小さく、さらに共振周波数の温度特性が良いため、共振周波数の変化が小さい。また、高入力電力による非線形性のための周波数変化が非常に少ない。従って、共振周波数を維持するための周波数追尾回路等の対策やモータ外装へ冷却フィン等の冷却装置が不要となる。
さらに、素材には鉛が含まれている圧電セラミック材料とは異なり、リード線の接合を含めて鉛フリー対応は容易である。
また、単結晶圧電材料を用いたことにより、エッチング技術によるMEMS技術を応用することが可能となり、超小型の超音波モータの構成も可能となる。さらに、本発明の駆動方法は、正逆転だけでなく精密な制御も可能となる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、機能あるいは構造が類似の構成要素には極力同じ名称と符号を付し、初出のものに必要な説明を行い、再出の場合には変更点や特徴点がある場合に限って説明する。
図7により全体構成を説明する。図7は、本発明にかかる超音波モータの実用構成例を示す断面図である。ステータ10は振動子11,12,13の基部近辺でステータ支持部材51,52によりネジ等により強固に支持固定され、各振動子11,12,13の先端部には図8に示す結合リング14が設けられている。結合リング14の内径側の穴部には、ロータ20が挿入されている。
ロータ20にはテーパーのついたロータ摩擦材21が使用され、ロータ摩擦材21の中心にはロータ軸23が設けられ、軸受24により回転自在に支持される。また、ロータ20とステータの結合リング14の内径側の穴部の接触面に適度の加圧を加えるためにばね53等の加圧装置を設ける。
ステータ10は水晶のZ板を使用し、厚みは0.3mmである。ステータ10の形状は図8のたわみ振動を利用する。ステータの外径は50mm、内径は38mm、各振動子11,12,13の幅は4mmであり、結合リングの外径は15mm、内径は6mmである。
各振動子11,12,13は3回対称軸である3本のx軸を中心軸とするので各振動子がなす角度は2π/3となる。また、ステータ10の水晶Z板の加工方法はエッチングである。
振動モードはたわみ振動なので、振動を励起するための振動子に設けた電極配置は図4に示す電極配置であり、電極は金電極をスパッタにより形成した。
また、前記3本の各振動子11,12,13を各々2π/3位相差がある約30kHzの信号源で駆動した。
以上、水晶で代表される三方晶系の単結晶圧電材料のZ板の3回対称軸である3本のx軸を中心軸とする3脚振動子をステータとする超音波モータの構成法を中心に説明してきたが、水晶で代表される三方晶系の単結晶圧電材料を使用する大きな目的が別にもある。
水晶等の単結晶圧電材料は実施例で示したようにエッチング加工により半導体並みの高精度、微小加工が可能であり、さらに電極加工もスパッタ等の技術が利用できるので、MEMS技術を応用することが可能となり、超小型、高精度の超音波モータの大量生産が可能となり、マイクロアクチュエータとして利用が可能となる。
本発明にかかるたわみ振動を利用する超音波モータの原理的構成を示したステータの上面図である。 図1における3本の各振動子の変位を表す座標図である。 本発明にかかる縦振動を利用する超音波モータの原理的構成を示したステータの上面図である。 本発明にかかるたわみ振動を励起するための振動子に設けた電極配置の断面図である。 本発明にかかる縦振動を励起するための振動子に設けた電極配置の断面図である。 本発明にかかる超音波モータの基本構成例を示す断面図である。 本発明にかかる超音波モータの実用構成例を示す断面図である。 本発明にかかるたわみ振動を利用する超音波モータの実用的なステータを示した図である。 本発明にかかる縦振動を利用する超音波モータの実用的なステータを示した図である。 本発明にかかる超音波モータのロータ軸と直角方向の加圧をする別の構成例を示す図である。 本発明にかかる超音波モータのロータ軸と直角方向の加圧をする振動子を2脚とした場合の別の構成例を示す図である。 図11において2脚の振動子の先端部を連結した別の構成例を示す図である。 本発明にかかる超音波モータのロータ軸と直角方向の加圧をする振動子2脚とした場合のステータ形状を直線状にした別の構成例を示す図である。 本発明にかかる超音波モータをリニア駆動型にした別の構成例を示す図である。 本発明にかかる超音波モータを回転体駆動型にした別の構成例を示す図である。
符号の説明
10 ステータ
11,12,13 振動子
14 結合リング
15 結合部材
16 側面電極
17 上下面電極
20 ロータ
21 ロータの摩擦材
22 ロータ錘
23 ロータ軸
24 軸受
30 リニア移動体
35 回転体
51 ステータ支持部材
52 ステータ支持部材
53 ばね

Claims (12)

  1. 三方晶系の単結晶圧電材料のZ板の3回対称軸である3本のx軸を中心軸とする矩形状の3脚振動子を有するリング状の薄板をステータとし、前記リング状の薄板の中心に円柱又は円筒状のロータを配置し、各振動子を各々2π/3位相差がある同一周波数の信号で駆動することを特徴とする超音波モータ
  2. 前記3本のx軸を中心軸とする3脚振動子の振動モードがたわみ振動である請求項1に記載の超音波モータ。
  3. 前記3本のx軸を中心軸とする3脚振動子の振動モードが縦振動である請求項1に記載の超音波モータ。
  4. 前記三方晶系の単結晶圧電材料として水晶を使用する請求項1に記載の超音波モータ。
  5. 前記三方晶系の単結晶圧電材料としてニオブ酸リチウム(LiNbO)を使用する請求項1,請求項2又は請求項3のいずれかに記載の超音波モータ。
  6. 前記三方晶系の単結晶圧電材料としてタンタル酸リチウム(LiTaO)を使用する請求項1,請求項2又は請求項3のいずれかに記載の超音波モータ。
  7. 前記3本のx軸を中心軸とする3脚振動子の側面に設けた2箇所の電極を対とし、上下面に設けた2箇所の電極を対とし、前記3脚振動子の側面に設けた電極対と上下面に設けた電極対に電気信号を印加してたわみ振動を励起させる請求項3に記載の超音波モータ。
  8. 前記3本のx軸を中心軸とする3脚振動子の側面に設けた2箇所の電極間に電気信号を印加して縦振動を励起させる請求項4に記載の超音波モータ。
  9. 前記3本のx軸を中心軸とする3脚振動子の先端部をリング状の部材で連結した請求項1に記載の超音波モータ。
  10. 三方晶系の単結晶圧電材料のZ板の3回対称軸である3本のx軸を中心軸とする3脚振動子のうち、1本をz軸対称となるように移動し、3本の振動子がなす角度をπ/3となる3脚振動子を有する半円状の薄板をステータとし、半円状の薄板の円弧の中心に円柱又は円筒状のロータを配置し、各振動子を各々2π/3位相差がある同一周波数の信号で駆動することを特徴とする超音波モータ
  11. 三方晶系の単結晶圧電材料のZ板の3回対称軸である3本のx軸のうち2本の対称軸を中心軸とする矩形状の2脚振動子を有する半円状の薄板をステータとし、前記半円状の薄板の中心に円柱又は円筒状のロータを配置し、各振動子を各々2π/3、又はπ/2位相差がある同一周波数の信号で駆動することを特徴とする超音波モータ
  12. 三方晶系の単結晶圧電材料のZ板の3回対称軸である3本のx軸を中心軸とする矩形状の3脚振動子のうち、1本をz軸対称となるように移動し、3本の振動子がなす角度をπ/3となる3脚振動子を有する半円状の薄板をステータとし、3本の振動子の先端部をリング状の部材で結合し、前記リング状の部材の端面に直線状に移動自在の部材を加圧して接触させ、直線状に移動可能としたことを特徴とするリニア型超音波モータ。
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