JPS6329420Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6329420Y2 JPS6329420Y2 JP17414783U JP17414783U JPS6329420Y2 JP S6329420 Y2 JPS6329420 Y2 JP S6329420Y2 JP 17414783 U JP17414783 U JP 17414783U JP 17414783 U JP17414783 U JP 17414783U JP S6329420 Y2 JPS6329420 Y2 JP S6329420Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- prepreg sheet
- fiber prepreg
- carbon fiber
- glass fiber
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- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Fishing Rods (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、ガラスとカーボンの繊維プリプレ
グシートで中空筒に一体硬化して形成した魚釣用
穂先竿に関する。
グシートで中空筒に一体硬化して形成した魚釣用
穂先竿に関する。
深場の舟釣竿など一部用途の穂先竿は先部が柔
かく、元部が硬い竿が良く、古くは鯨の髭で形成
され、近年は合成樹脂材の技術の向上で先部は繊
維補強されたソリツドで、元部は中空筒で形成さ
れていたが、ソリツドで形成されると重くなり、
調子を柔かくするためには細くしなれければなら
ず、細く形成されると弱く折れ易くなると共に、
先部と元部の継ぎ合わせ部分に応力が集中しない
ように形成して継ぎ合わせしなければならないの
で継ぎ合わせ作業が面倒である等の欠点がある。
かく、元部が硬い竿が良く、古くは鯨の髭で形成
され、近年は合成樹脂材の技術の向上で先部は繊
維補強されたソリツドで、元部は中空筒で形成さ
れていたが、ソリツドで形成されると重くなり、
調子を柔かくするためには細くしなれければなら
ず、細く形成されると弱く折れ易くなると共に、
先部と元部の継ぎ合わせ部分に応力が集中しない
ように形成して継ぎ合わせしなければならないの
で継ぎ合わせ作業が面倒である等の欠点がある。
本考案の目的は、上記欠点に鑑み、前半のガラ
ス繊維プリプレグシートと後半のカーボン繊維プ
リプレグシートを中空筒に巻き込んで一体硬化し
て、先部が柔かく、元部が硬く、継ぎ合わせ作業
が不要で強度が高い魚釣用穂先竿を提案すること
にある。
ス繊維プリプレグシートと後半のカーボン繊維プ
リプレグシートを中空筒に巻き込んで一体硬化し
て、先部が柔かく、元部が硬く、継ぎ合わせ作業
が不要で強度が高い魚釣用穂先竿を提案すること
にある。
以下、図示の実施例によつて本考案を説明する
と、第１図、第２図で穂先竿１は前半がガラス繊
維の中空筒２で、後半がカーボン繊維の中空筒３
で一体に硬化されて中空筒に形成され、前半のガ
ラス繊維の中空筒２はガラス繊維プリプレグシー
ト４が、後半のカーボン繊維の中空筒３はカーボ
ン繊維プリブレグシート５が夫々段付芯金６に捲
回され、ガラス繊維プリプレグシート４の外側端
部４ａにカーボン繊維プリプレグシート５の端部
５ａが重ね巻きされるように捲着され、次に常法
によりその捲着表面にセロフアンテープが更に捲
着されて固定され、その後加熱炉内において熱硬
化処理が施されて中空筒２と３が一体に硬化さ
れ、加熱炉から取り出して自然冷却してから芯金
６が引抜かれ、セロフアンテープが研磨剥離され
て穂先竿１が中空筒に形成されている。
と、第１図、第２図で穂先竿１は前半がガラス繊
維の中空筒２で、後半がカーボン繊維の中空筒３
で一体に硬化されて中空筒に形成され、前半のガ
ラス繊維の中空筒２はガラス繊維プリプレグシー
ト４が、後半のカーボン繊維の中空筒３はカーボ
ン繊維プリブレグシート５が夫々段付芯金６に捲
回され、ガラス繊維プリプレグシート４の外側端
部４ａにカーボン繊維プリプレグシート５の端部
５ａが重ね巻きされるように捲着され、次に常法
によりその捲着表面にセロフアンテープが更に捲
着されて固定され、その後加熱炉内において熱硬
化処理が施されて中空筒２と３が一体に硬化さ
れ、加熱炉から取り出して自然冷却してから芯金
６が引抜かれ、セロフアンテープが研磨剥離され
て穂先竿１が中空筒に形成されている。
上記ガラス繊維プリプレグシート４とカーボン
繊維プリプレグシート５は予めエポキシ樹脂、フ
エノール樹脂、ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹
脂を含浸した半乾燥状態のシートで、ガラス繊維
プリプレグシート４は一側縁が緩かに傾斜した略
台形状に裁断形成され、カーボン繊維プリプレグ
シート５は端部５ａが略三角形で本体部５ｂが略
台形状に裁断形成されている。
繊維プリプレグシート５は予めエポキシ樹脂、フ
エノール樹脂、ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹
脂を含浸した半乾燥状態のシートで、ガラス繊維
プリプレグシート４は一側縁が緩かに傾斜した略
台形状に裁断形成され、カーボン繊維プリプレグ
シート５は端部５ａが略三角形で本体部５ｂが略
台形状に裁断形成されている。
上記ガラス繊維プリプレグシート４とカーボン
繊維プリプレグシート５に含浸される熱硬化性合
成樹脂は同種でも異種でもよく、同質の熱硬化性
樹脂材が用いられると上記熱硬化処理で一体に溶
融されて重ね合わせ部分が強固になる。
繊維プリプレグシート５に含浸される熱硬化性合
成樹脂は同種でも異種でもよく、同質の熱硬化性
樹脂材が用いられると上記熱硬化処理で一体に溶
融されて重ね合わせ部分が強固になる。
上記のように穂先竿１が形成されると、前半の
ガラス繊維で先部は柔かい調子が得られると共に
中空筒に形成されるから強度が得られて軽く、元
部は硬い調子が得られて高い強度が得られ、継ぎ
合わせ部分は外周が傾斜してかつ一体に硬化形成
されているから応力の集中が起らないので折損等
がなく、製作も容易な穂先竿となる。
ガラス繊維で先部は柔かい調子が得られると共に
中空筒に形成されるから強度が得られて軽く、元
部は硬い調子が得られて高い強度が得られ、継ぎ
合わせ部分は外周が傾斜してかつ一体に硬化形成
されているから応力の集中が起らないので折損等
がなく、製作も容易な穂先竿となる。
第３図はシート形状の他の実施例で、前半のガ
ラス繊維プリプレグシート４と後半のカーボン繊
維プリプレグシート５と別体のカーボン繊維プリ
プレグシート７が用いられ、前記と同様に芯金８
にガラス繊維プリプレグシート４とカーボン繊維
プリプレグシート５が中空筒状に捲回され、両者
の端部４ａ，５ｃの外側に別体のカーボン繊維プ
リプレグシート７の端部７ａ，７ｂが夫々捲着さ
れて一体硬化されている。
ラス繊維プリプレグシート４と後半のカーボン繊
維プリプレグシート５と別体のカーボン繊維プリ
プレグシート７が用いられ、前記と同様に芯金８
にガラス繊維プリプレグシート４とカーボン繊維
プリプレグシート５が中空筒状に捲回され、両者
の端部４ａ，５ｃの外側に別体のカーボン繊維プ
リプレグシート７の端部７ａ，７ｂが夫々捲着さ
れて一体硬化されている。
本考案は上述のように構成したから、ガラス繊
維プリプレグシートの外側端部にカーボン繊維プ
リプレグシートの端部が外巻きされて一体に硬化
して中空筒に形成されているので、継ぎ合わせ作
業が不要となると共に継ぎ合わせ部分での折損が
防止され、ガラス繊維の中空筒で柔かい調子が得
られると共に強度が高められて軽量化され、カー
ボン繊維の中空筒で硬い調子と高い強度が得られ
る等実用上優れた効果を奏する魚釣用穂先竿を提
供することができる。
維プリプレグシートの外側端部にカーボン繊維プ
リプレグシートの端部が外巻きされて一体に硬化
して中空筒に形成されているので、継ぎ合わせ作
業が不要となると共に継ぎ合わせ部分での折損が
防止され、ガラス繊維の中空筒で柔かい調子が得
られると共に強度が高められて軽量化され、カー
ボン繊維の中空筒で硬い調子と高い強度が得られ
る等実用上優れた効果を奏する魚釣用穂先竿を提
供することができる。
図面は本考案の実施例が示され、第１図は穂先
竿の断面側面図、第２図は前半シートと後半シー
トと芯金の平面図、第３図は他の実施例シートの
平面図である。 １……穂先竿、４……ガラス繊維プリプレグシ
ート、４ａ，５ｃ，７ａ……端部、５……カーボ
ン繊維プリプレグシート。
竿の断面側面図、第２図は前半シートと後半シー
トと芯金の平面図、第３図は他の実施例シートの
平面図である。 １……穂先竿、４……ガラス繊維プリプレグシ
ート、４ａ，５ｃ，７ａ……端部、５……カーボ
ン繊維プリプレグシート。
Claims (1)
- 前半のガラス繊維プリプレグシートの外側端部
に後半の一体又は別体のカーボン繊維プリプレグ
シート端部を外巻きし、一体硬化して中空筒に形
成したことを特徴とする魚釣用穂先竿。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17414783U JPS6079958U (ja) | 1983-11-10 | 1983-11-10 | 魚釣用穂先竿 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17414783U JPS6079958U (ja) | 1983-11-10 | 1983-11-10 | 魚釣用穂先竿 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6079958U JPS6079958U (ja) | 1985-06-03 |
| JPS6329420Y2 true JPS6329420Y2 (ja) | 1988-08-08 |
Family
ID=30379194
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17414783U Granted JPS6079958U (ja) | 1983-11-10 | 1983-11-10 | 魚釣用穂先竿 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6079958U (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH069876B2 (ja) * | 1987-06-19 | 1994-02-09 | ダイワ精工株式会社 | 釣竿の製造法 |
| JP4726112B2 (ja) * | 2005-04-07 | 2011-07-20 | 株式会社シマノ | 穂先竿 |
| JP5916402B2 (ja) * | 2012-01-30 | 2016-05-11 | 株式会社シマノ | 中通し竿 |
| JP6333616B2 (ja) * | 2014-04-25 | 2018-05-30 | 株式会社シマノ | 延べ竿及びその穂先竿 |
-
1983
- 1983-11-10 JP JP17414783U patent/JPS6079958U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6079958U (ja) | 1985-06-03 |
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