JPS63293626A - 表示描画タブレット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、いわゆるスケッチ交信機等に使用される表
示描画タブレットに関する。

（ロ）従来の技術 一般に、スケッチ交信機においては、交信相手方に伝送
する画像データ、あるいは相手方から送られてきた画像
データを表示する液晶表示器を備え、一方、相手方に手
書きの、つまり描画情報を伝送するためのデジタイザが
備えられた表示描画タブレットが設けられている。従来
のスケッチ交信機に使用される表示描画タブレットは、
第２図に示すように画像を表示する液晶表示器２１と描
画情報を入力するためのデジタイザ２２は、別構成とさ
れており、液晶表示器２１は、すでによく知られるよう
にガラス板２３．２４の裏面にそれぞれ互いに格子状に
配列される上電極２６と下電極２５間に液晶２７を挾み
、それぞれいずれの上電極２６及び下電極２５に電圧を
印加するかによりドツト的に表示を行い画像を表示する
ものである。これに対しデジタイザ２２は、透明盤上に
、例えば格子状の検出ラインが配置される電磁式の描画
ペンで、その格子状の検出ラインを操作して描画情報を
位置情報に変えて入力するものである。

（ハ）発明の解決しようとする問題点 上記した従来の表示描画タブレットは、液晶表示器２１
とデジタイザ２２は別構成となっており、従って、これ
ら２つの構成品により表示描画タブレッＩ・を構成する
場合に厚味があり、それゆえデジタイザ２２上面から液
晶表示器２１を目視する場合に視差があるために、この
液晶表示器２１の画面をデジタイザ２２の上面から見て
適切な位置情報を入力するには、やや精度的に難があり
、また占有空間から見ても１型となり、小型化に制限が
あるという問題があった。

この発明は上記に鑑み、表示画面に対し、より精度良く
描画情報を入力し得るとともに、薄型化し、全体として
小型の表示描画クプレットを提供することを目的として
いる。

（ニ）問題点を解決するための手段及び作用この発明の
表示描画タブレットは、液晶を挟んで対面する上電極と
下電極が互いに直交して格子状に配列される液晶表示板
と、この液晶表示板の上電極と下電極に、個別に接続さ
れ、オンされるとそれぞれ対応する電極に電圧を印加す
るためのスイッチング手段と、これらのスイッチング手
段を、表示データか前記上電極及び下電極に静電誘導用
として与える走査信号のいずれによりオン／オフするか
を選択する切替手段とを備えて構成されている。すなわ
ち、この表示描画タブレットは、表示用の格子状の電極
と描画情報入力用の静電誘導走査信号を入力するための
格子電極を兼用させるものである。

この表示描画タブレットでは、液晶表示器として動作さ
せる場合に、モードを液晶表示モードとし、このタイミ
ングでは、切替手段により、液晶表示板の上電極及び下
電極には、それぞれ表示用のデータに基づいてスイッチ
ングされる信号が印加され、また、デジタイザとして動
作させる場合には、入力動作モードとし、この場合には
、それぞれ上電極と下電極に唯一の信号のラインを選択
するための走査信号を入力し、スキャニングする。

このような状態で静電操作ペンを液晶表示板上でなぞる
と、そのなぞった位置に対応するタイミングの信号が入
力ペンに導出され、回路部でそのタイミング信号により
、位置データが入力される。

（ホ）実施例 以下実施列により、この発明をさらに詳細に説明する。

第１図は、この発明の一実施例を示す表示描画タブレッ
トの部分概略図である。第１図において液晶表示板上は
、デジタイザセンサパネルを兼ねており、ガラス基板２
の下面には、液晶表示板ｌの上電極であり、またデジタ
イザのＸ座標電極である電極４．４．４、・・・が平行
して配置され、他方ガラス基板３の上面には、液晶表示
板の下電極であり、かつデジタイザのＹ座標電極である
電極５．５．５、・・・が電極４に直交する方向に、つ
まり両者で格子状となるように配列されている。

このような電極構成自体は、従来の液晶表示板と特に変
わることがなく、したがって、ガラス基板２とガラス基
板３間には液晶が充填されており、電極４．４．４、・
・・は液晶表示用とデジタイザ用のデータ入力を切換え
る切換器１０に接続されており、また電極５．５．５、
・・・は液晶表示用あるいはデジタイザ用の切換えを成
すための切換器１１に接続されている。切換器１Ｏ１１
１は電極４．５に個別に接続されるスイッチを含み、こ
れらのスイッチとしてアナログスイッチ等が使用される
。切換器１０では、一方のスイッチ１０ｂに液晶表示板
１の上電極用のデータバス６が接続され、また他方のス
イッチ１０ａには、デジタイザのＸ座標用の選択駆動信
号が入力される駆動信号ライン８が接続されている。一
方、切換器１１の一方のスイッチｌｌｂには、液晶表示
板１の下電極選択用のデータバス８が接続され、他方の
スイッチｌｌａにはＹ座標駆動用の信号ライン９がそれ
ぞれ接続されており、これら切換器１０．１１は、時分
割的なタイミング信号によりデジタイザ用の信号あるい
は液晶表示用の信号をそれぞれ上電極４．４．４、・・
・及び下電極５．５．５、・・・に印加するようになっ
ている。これら切替器１０．１１の切換動作はモード選
択信号ライン１２に入力されるタイミング信号により何
れか一方に切換えられるようになっている。

次に、この実施例表示描画タブレットの動作を説明する
。先ず、この装置を表示器として使用する場合は、モー
ド選択信号ライン１２のタイミングを表示タイミングと
し、これにより切換器１０及び１１側では、常閉接点で
示す回路１０ｂ、１１ｂ側が選択され、さらにどのスイ
ッチがそれぞれ切換器１０．１１においてＯＮされるか
を、データバス６及び７より入力されるデータによって
選択されることになる。データバス６によって選択され
る上電極４．４．４、・・・とデータバス７によって入
力されるデータにより選択される下電極５．５．５、・
・・の一致ラインに電圧が印加され、その部分の液晶の
表示作用により全体としての画像が表示されることにな
る。これに対し、この装置をデジタイザとして使用する
タイミングには、そのようなタイミング信号をモード選
択信号ライン１２に入力する。これにより切換器１０．
１１は、図で示す常開ＩＱａ、ｌｌａ側にＯＮされる対
応となり、どのスイッチがＯＮされるかは、デジタイザ
選択用の信号ライン８及び９にパラレルシリアル変換用
レジスタから入力される信号によって選択される。通常
、これらの信号は、時間順次唯一出力を出すリングカウ
ンタ式の出力により、Ｘ座標及びＹ座標それぞ唯一のラ
インに信号が載せられ、スキャニングされる。従って、
この電圧が印加されている状態で表示板上を操作すると
位置情報が入力ペンより図示外の回路部に入力されるこ
とになる。

なお、モード選択信号ライン１２の表示器とデジタイザ
の切換タイミングは、液晶表示用として動作させる場合
に、次にデジタイザに切換えた場合、目の残像現象によ
り描画状態が残る程度のタイミング周期で切り替えるこ
とになる。

（へ）発明の効果 この発明によれば、表示描画タブレットの液晶表示板と
デジタイザが兼用されて一枚の基板でよいので、それだ
け装置が薄型化され、小型化することができる上、構造
的にも製作が簡単なため、製作コストが従来のものに比
べて安価に実現し得るという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例を示す表示描画タブレッ
トの部分概略斜視図、第２図は、従来の表示描画タブレ
ットを示す図である。 ｌ：デジタイザ兼用液晶表示板。 ４：上電極、　　　　　　５：下電極。 １０・１１：切換器。 １２：モード選択信号ライン 特許出願人　　　　　株式会社島津製作所代理人　　弁
理士　　中　村　茂　信 第〉図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）液晶を挟んで対面する上電極と下電極が互いに直
   交して格子状に配列される液晶表示板と、この液晶表示
   板の上電極と下電極にそれぞれ個別に接続され、オンさ
   れるとそれぞれ対応する電極に電圧を印加するためのス
   イッチング手段と、これらのスイッチング手段を、表示
   データか前記上電極及び下電極に静電誘導用として与え
   る走査信号のいずれによりオン／オフするかを選択する
   切替手段とを備えたことを特徴とする表示描画タブレッ
   ト。