JPH09152938A - 座標入力一体型表示装置 - Google Patents

座標入力一体型表示装置

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JPH09152938A
JPH09152938A JP31331595A JP31331595A JPH09152938A JP H09152938 A JPH09152938 A JP H09152938A JP 31331595 A JP31331595 A JP 31331595A JP 31331595 A JP31331595 A JP 31331595A JP H09152938 A JPH09152938 A JP H09152938A
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JP
Japan
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coordinate
input
coordinate input
signal
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Application number
JP31331595A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Moriwaki
和彦 森脇
Hisao Uehara
久夫 上原
Mitsuaki Iwakiri
光明 岩切
Keiko Tanahashi
桂子 棚橋
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高精度な座標入力および高品位な画像表示が可
能な座標入力一体型表示装置を提供する。 【解決手段】図示A部(各導線67a〜67dから成る
フラットケーブル65と、各抵抗板62,64との接続
部)と、図示B部(ゲートドライバ駆動用信号線77お
よびデータドライバ駆動用信号線78と、プリント基板
71上の各プリント配線79,80との接続部)とが重
なった位置に配置されていない。各抵抗板およびプリン
ト基板71のX軸方向における中心線Cに対して、A部
はB部と線対称な位置に配置されている。従って、各導
線67a,67bを伝播する各X座標検出信号および各
導線67c,67dを伝播する各Y座標検出信号と、信
号線77を伝播するゲートドライバ駆動用信号および信
号線78を伝播するデータドライバ駆動用信号とが、互
いに干渉し合う恐れがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は座標入力一体型表示
装置に係り、詳しくは、ディジタイザ一体型液晶ディス
プレイ(LCD;Liquid Crystal Display)に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図5に、従来のディジタイザ(タブレッ
ト)一体型LCDの斜視図を示す。ディジタイザ一体型
LCD51は、ディジタイザ52とLCD53とから構
成されている。尚、ディジタイザ52とLCD53と
は、実際には、僅かの間隙を介して対向配置されること
で一体化されている。しかし、図5においては、ディジ
タイザ52およびLCD53の構成を分かり易くするた
め、両者を離して図示してある。
【0003】抵抗感圧方式のディジタイザ52は、X軸
抵抗板62とY軸抵抗板64とから構成されている。矩
形の各抵抗板62,64は透明で適度な弾性を有するシ
ートから成り、僅かな間隙をもって対向配置されてい
る。X軸抵抗板62は、そのY軸方向の両端にX電極6
1a,61bを備えている。Y軸抵抗板64は、そのX
軸方向の両端にY電極63a,63bを備えている。
【0004】各電極61a,61b,63a,63bは
それぞれ、各抵抗板62,64の片隅(図示A部)に接
続されたフラットケーブル65を介して信号処理回路6
6に接続されている。そして、各X電極61a,61b
間および各Y電極63a,63b間にはそれぞれ、信号
処理回路66からフラットケーブル65を介して所定レ
ベルの直流電圧が印加されている。フラットケーブル6
5は4本の導線67a〜67dから構成され、各導線6
7a〜67dはそれぞれ各電極61a,61b,63
a,63bに接続されている。
【0005】信号処理回路66は、A/D(Analog/Dig
ital)変換回路および演算処理回路から構成されてい
る。このディジタイザ52を用いて座標入力を行うに
は、座標入力ペン68によって各抵抗板62,64上の
所定点Pを押圧する。すると、両抵抗板62,64は所
定点Pにおいて短絡される。その結果、各X電極61
a,61b間および各Y電極63a,63b間の直流電
圧はそれぞれ、所定点Pの位置に対応したものになる。
そして、各X電極61a,61bの直流電圧は各導線6
7a,67bを介し、各X座標検出信号として信号処理
回路66へ出力される。また、各Y電極63a,63b
の直流電圧は各導線67c,67dを介し、各Y座標検
出信号として信号処理回路66へ出力される。
【0006】信号処理回路66は、各導線67a,67
bからの各X座標検出信号の直流レベルの差をA/D変
換した後に演算処理を行うことで、座標入力ペン68の
X座標を検出する。また、信号処理回路66は、各導線
67c,67dからの各Y座標検出信号の直流レベルの
差をA/D変換した後に演算処理を行うことで、座標入
力ペン68のY座標を検出する。
【0007】図6に、各X座標検出信号および各Y座標
検出信号の例を示す。尚、このような構成をとる抵抗感
圧方式のディジタイザについては、特開平4−1828
12号公報(G06F 3/03 315 )に開示されている。
【0008】LCD53は、薄膜トランジスタ(TF
T;Thin Film Transistor)を用いたアクティブマトリ
ックス方式をとる。LCD53は、矩形のプリント基板
71上に配置された画素部(液晶パネル)72、ゲート
ドライバ73、データドライバ(ドレインドライバまた
はソースドレイバ)74から構成されている。
【0009】画素部72の寸法形状は、各抵抗板62,
64のそれに対応している。ゲートドライバ73は4個
の半導体チップ75から構成されており、画素部72の
片側に設けられている。各半導体チップ75は、画素部
72のX軸方向の片端に対応して配列されている。デー
タドライバ74は10個の半導体チップ76から構成さ
れており、画素部72の両側に設けられている。各半導
体チップ76は、画素部72におけるY軸方向の両端に
対応して5個ずつ配列されている。各半導体チップ7
5,76はTAB(Tape Automated Bonding)を用いて
組み立てられている。
【0010】ゲートドライバ73を駆動制御するための
ゲートドライバ駆動用信号(ゲートドライバ制御信号)
は、信号線77を介して外部から送られてくる。また、
データドライバ74を駆動制御するためのデータドライ
バ駆動用信号(データドライバ制御信号)は、信号線7
8を介して外部から送られてくる。各信号線77,78
はプリント基板71の片隅(図示B部)に接続されてい
る。そして、各信号線77,78はそれぞれ、プリント
基板71上に形成されたプリント配線79,80を介し
て各ドライバ73,74に接続されている。
【0011】プリント配線79は、ゲートドライバ73
を構成する各半導体チップ75の外側を引き回されてい
る。プリント配線80は途中で2本に別れ、その1本
(80a)は、データドライバ74を構成する各半導体
チップ76の外側へ引き回されており、他の1本(80
b)は、各半導体チップ75の外側を回って各半導体チ
ップ76の外側へ引き回されている。
【0012】図7に、アクティブマトリックス方式LC
D53のブロック回路を示す。画素部72には各ゲート
配線(走査線)G1 …Gm,Gm+1 …Gh と各データ線
(ドレイン配線)D1 …Dn,Dn+1 …Dk とが配置され
ている。各ゲート配線と各データ線とはそれぞれ直交
し、その直交部分に画素91が設けられている。尚、図
7においては、ゲート配線Gm とデータ線Dn との直交
部分に設けられた画素91だけを図示してある。そし
て、各ゲート配線はゲートドライバ73に接続され、ゲ
ート信号(走査信号)が印加されるようになっている。
また、各データ線はデータドライバ74に接続され、デ
ータ信号(ビデオ信号)が印加されるようになってい
る。これらのドライバ73,74によって周辺駆動回路
部92が構成されている。
【0013】尚、各ドライバ73,74のうち少なくと
もいずれか一方を画素部72と同一基板上に形成したL
CDは、一般にドライバ一体型(ドライバ内蔵型)LC
Dと呼ばれる。
【0014】画素91は、画素駆動素子としてのTFT
93、液晶セルLC、補助容量(蓄積容量または付加容
量)CS から構成されている。ゲート配線Gm にはTF
T93のゲートが接続され、データ線Dn にはTFT9
3のドレイン(またはソース)が接続されている。そし
て、TFT93のソース(またはドレイン)には、液晶
セルLCの表示電極(画素電極)と補助容量CS とが接
続されている。この液晶セルLCと補助容量CS とによ
って信号蓄積素子が構成される。液晶セルLCの共通電
極(表示電極の反対側の電極)には電圧Vcom が印加さ
れている。一方、補助容量CS において、TFT93の
ソースと接続される側の電極(以下、蓄積電極という)
の反対側の電極(以下、対向電極という)には定電圧V
R が印加されている。この液晶セルLCの共通電極は、
文字どおり全ての画素91に対して共通した電極となっ
ている。そして、液晶セルLCの表示電極と共通電極と
の間には静電容量が形成されている。尚、補助容量CS
の対向電極は、隣のゲート配線Gm+1 と接続されている
場合もある。
【0015】このように構成された画素91において、
ゲート配線Gm を正電圧にしてTFT93のゲートに正
電圧を印加すると、TFT93がオンとなる。すると、
データ線Dn に印加されたデータ信号で、液晶セルLC
の静電容量と補助容量CS とが充電される。反対に、ゲ
ート配線Gm を負電圧にしてTFT93のゲートに負電
圧を印加すると、TFT93がオフとなり、その時点で
データ線Dn に印加されていた電圧が、液晶セルLCの
静電容量と補助容量CS とによって保持される。このよ
うに、画素91へ書き込みたいデータ信号をデータ線D
n に与えてゲート配線Gm の電圧を制御することによ
り、画素91に任意のデータ信号を保持させておくこと
ができる。その画素91の保持しているデータ信号に応
じて液晶セルLCの透過率が変化し、画像が表示され
る。
【0016】ここで、各画素91にデータ信号を書き込
む方式(すなわち、LCDの駆動方式〔走査方法〕)に
は、線順次駆動(線順次走査)と点順次駆動(点順次走
査)とがある。線順次駆動は、1水平期間(1H)毎
に、1本の走査線(ゲート配線)に接続されている全画
素91に対してデータ信号を同時に書き込む(すなわ
ち、パラレルに書き込む)方式である。一方、点順次駆
動は、1水平期間中に、1本の走査線に接続されている
各画素91に対してデータ信号を順次書き込んでいく
(すなわち、シリアルに書き込む)方式である。ドライ
バ一体型LCDでは、一般に点順次駆動が用いられる。
【0017】ゲートドライバ73はシフトレジスタ(図
示略)から構成され、そのシフトレジスタの各段の出力
が各ゲート配線(G1 …Gm,Gm+1 …Gh )に接続され
ている。
【0018】尚、前記ゲートドライバ駆動用信号には、
ゲートドライバ73を構成するシフトレジスタのシフト
クロックおよびシフト動作のスタートパルス(垂直方向
のスタートパルス)などがある。
【0019】線順次駆動型のデータドライバ74は、デ
ータ線に対応して設けられた各アナログスイッチ(図示
略)と、その各アナログスイッチのオン・オフ制御を行
うためのシフトレジスタ(図示略)と、各アナログスイ
ッチへ送られるデータ信号をラッチするためのデータラ
ッチ(図示略)とから構成されている。例えば、データ
線Dn に対応するアナログスイッチがオンすると、その
アナログスイッチを介してデータラッチへデータ信号が
送られる。そして、全てのデータラッチにそれぞれデー
タ信号がラッチされると、各データラッチから同時に全
てのデータ線へデータ信号が送られる。
【0020】尚、前記データドライバ駆動用信号には、
データドライバ74を構成するシフトレジスタのシフト
クロックおよびシフト動作のスタートパルス(水平方向
のスタートパルス)、データドライバ74を構成するデ
ータラッチの出力動作を制御するデータラッチパルス、
データ信号などがある。
【0021】ところで、点順次駆動型のデータドライバ
74は、各アナログスイッチとシフトレジスタとから構
成されており、データラッチを備えていない。そのた
め、前記データドライバ駆動用信号はシフトクロック、
スタートパルス、データ信号からなり、データラッチパ
ルスは含まない。
【0022】例えば、(640 ×480 画素)のVGA(Vi
deo Graphic Array )対応のLCD53において、前記
ゲートドライバ駆動用信号および前記データドライバ駆
動用信号の各周期は以下のように定められている。 ゲートドライバ駆動用信号(ゲートドライバ制御信
号) −(1) 垂直方向のスタートパルス;1垂直期間(1
V)(約16.6ms)周期 −(2) シフトクロック;1水平期間(1H)(約32μ
s )周期 データドライバ駆動用信号(データドライバ制御信
号) −(1) 水平方向のスタートパルス;1H(約32μs )
周期 −(2) データラッチパルス;1H(約32μs )周期 −(3) シフトクロック;約40ns周期 −(4) データ信号; 約40ns周期 ところで、ディジタイザ一体型LCDに用いられるLC
D53には、上記したアクティブマトリックス方式に限
らず、単純マトリックス方式も使用される。
【0023】単純マトリックス方式は、マトリックスに
配置された各画素の液晶を走査信号に同期して外部から
直接駆動する方式であり、表示電極と液晶だけでLCD
の表示部である画素部(液晶パネル)が構成されてい
る。そのため、走査線数が増大すると1つの画素に割り
当てられる駆動時間(デューティ)が少なくなり、コン
トラストが低下するという欠点がある。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】図5に示すように、従
来のディジタイザ一体型LCD51では、図示A部(各
導線67a〜67dから成るフラットケーブル65と、
各抵抗板62,64との接続部)と、図示B部(ゲート
ドライバ駆動用信号線77およびデータドライバ駆動用
信号線78と、プリント基板71上の各プリント配線7
9,80との接続部)とが重なった位置に配置されてい
る。
【0025】そのため、各導線67a,67bを伝播す
る各X座標検出信号および各導線67c,67dを伝播
する各Y座標検出信号と、信号線77を伝播するゲート
ドライバ駆動用信号および信号線78を伝播するデータ
ドライバ駆動用信号とが、互いに干渉し合う恐れがあっ
た。各座標検出信号と各ドライバ駆動用信号とが互いに
干渉し合うと、ディジタイザ52における座標検出や、
LCD53における画像表示に悪影響を及ぼす。特に、
各座標検出信号は直流信号であるため、各ドライバ駆動
用信号による干渉の影響を受けやすく、座標検出結果に
誤差が生じる原因となる。
【0026】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、高精度な座標入力およ
び高品位な画像表示が可能な座標入力一体型表示装置を
提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した各実施
形態を図面に従って説明する。尚、各実施形態におい
て、図5〜図7に示した従来の形態と同じ構成部材につ
いては符号を等しくしてその詳細な説明を省略する。
【0029】(第1実施形態)図1に、第1実施形態の
ディジタイザ一体型LCD1の斜視図を示す。尚、図1
において、図5に示した従来の形態と同じ構成部材につ
いては同じ符号を用いる。
【0030】本実施形態の特徴は、図示A部(各導線6
7a〜67dから成るフラットケーブル65と、各抵抗
板62,64との接続部)と、図示B部(ゲートドライ
バ駆動用信号線77およびデータドライバ駆動用信号線
78と、プリント基板71上の各プリント配線79,8
0との接続部)とが重なった位置に配置されていない点
にある。本実施形態のディジタイザ一体型LCD1で
は、各抵抗板およびプリント基板71のX軸方向におけ
る中心線Cに対して、A部はB部と線対称な位置に配置
されている。
【0031】従って、本実施形態によれば、以下の作用
および効果を得ることができる。 各導線67a,67bを伝播する各X座標検出信号お
よび各導線67c,67dを伝播する各Y座標検出信号
と、信号線77を伝播するゲートドライバ駆動用信号お
よび信号線78を伝播するデータドライバ駆動用信号と
が、互いに干渉し合う恐れがない。
【0032】上記より、ディジタイザ52における
座標検出が前記干渉の影響を受ける恐れがなくなること
から、高精度な座標検出が可能となる。 上記より、LCD53における画像表示が前記干渉
の影響を受ける恐れがなくなることから、高品位な画像
表示が可能となる。
【0033】(第2実施形態)図2に、第2実施形態の
ディジタイザ一体型LCD2の斜視図を示す。本実施形
態においても、第1実施形態と同様に、図示A部と図示
B部とが重なった位置に配置されていない。本実施形態
のディジタイザ一体型LCD2では、各抵抗板およびプ
リント基板71のY軸方向における中心線Dに対して、
A部はB部と線対称な位置に配置されている。
【0034】従って、本実施形態によれば、第1実施形
態と同様の作用および効果を得ることができる。但し、
本実施形態では、A部と各プリント配線79,80bと
が近い位置に配置されているため、第1実施形態に比べ
ると、若干ではあるものの前記干渉の影響を受ける恐れ
がある。
【0035】(第3実施形態)図3に、第3実施形態の
ディジタイザ一体型LCD3の斜視図を示す。本実施形
態においても、第1実施形態と同様に、図示A部と図示
B部とが重なった位置に配置されていない。本実施形態
のディジタイザ一体型LCD3において、ディジタイザ
52の各電極61a,61b,63a,63bはそれぞ
れ、各抵抗板62,64のY軸方向の片端の中央(図示
E部)に接続されたフラットケーブル65を介して信号
処理回路66に接続されている。E部は、プリント基板
71において各プリント配線79,80bが設けられて
いる辺Fとは反対側の辺Gに重なる位置に配置されてい
る。
【0036】第1実施形態では、A部とプリント配線8
0aとが近い位置に配置されている。それに対して、本
実施形態では、E部と各プリント配線79,80a,8
0bとが離れた位置に配置されている。従って、本実施
形態によれば、第1実施形態よりもさらに前記干渉の影
響を受け難くなり、前記の効果を高めることができ
る。
【0037】(第4実施形態)図4に、第4実施形態の
ディジタイザ一体型LCDにおけるディジタイザ52の
要部斜視図を示す。
【0038】本実施形態のディジタイザ52において、
フラットケーブル65は9本の導線67a〜67d,4
a〜4eから構成されている。導線4aは導線67aの
外側に形成され、導線4bは各導線67a,67bの間
に形成され、導線4cは各導線67b,67cの間に形
成され、導線4dは各導線67c,67dの間に形成さ
れ、導線4eは導線67dの外側に形成されている。そ
して、各導線4a〜4eはグランドに接続されている。
【0039】従って、本実施形態によれば、各導線4a
〜4eのシールド作用により、各導線67a〜67dの
耐ノイズ性を高めることができる。そして、本実施形態
と第1〜第3実施形態とを併用することで、各導線67
a〜67dを伝播する各座標検出信号の変動をさらに少
なくすることが可能になり、前記の効果を高めること
ができる。
【0040】尚、上記各実施形態は以下のように変更し
てもよく、その場合でも同様の作用および効果を得るこ
とができる。 (1)ディジタイサ52において、信号処理回路66内
のA/D変換のサンプリング周波数を高くし、A/D変
換後の信号をディジタルフィルタを通して演算処理回路
へ送るようにする。これにより、フラットケーブル65
を構成する各導線67a〜67dにノイズが乗った場合
でも、座標検出結果からノイズの影響を除去することが
できる。
【0041】(2)ディジタイサ52において、信号処
理回路66内で、各導線67a〜67dに乗ったノイズ
の反転信号を各座標検出信号に印加することで、ノイズ
を打ち消すようにする。
【0042】または、第4実施形態において、各導線4
a〜4eをグランドに接続するのではなく、各導線67
a〜67dに乗ったノイズの反転信号を各導線4a〜4
eに印加する。
【0043】前記したように、ゲートドライバ駆動用信
号およびデータドライバ駆動用信号は一定の周期の信号
である。そのため、各駆動用信号と各座標検出信号とが
干渉することによって各座標検出信号に生じるノイズ
は、ランダムノイズではなく一定周期のノイズとなる。
従って、そのノイズの反転信号は簡単に生成することが
可能であり、前記打ち消しも容易である。これにより、
各導線67a〜67dにノイズが乗った場合でも、座標
検出結果からノイズの影響を除去することができる。
【0044】(3)LCD53において、データドライ
バ74を画素部72の片側だけに設ける。 (4)LCD53において、ゲートドライバ73を画素
部72の両側に設ける。
【0045】(5)TFT93を画素駆動素子として用
いたトランジスタ型のアクティブマトリックス方式LC
D53だけでなく、バルクトランジスタを画素駆動素子
として用いたトランジスタ型や、ダイオード型のアクテ
ィブマトリックス方式LCDに適用する。または、強誘
電性液晶ディスプレイに適用する。
【0046】尚、ダイオード型の画素駆動素子には、M
IM(Metal Insulator Metal ),ZnO(酸化亜鉛)
バリスタ,MSI(Metal Semi-Insulator),BTB
(BackTo Back diode),RD(Ring Diode)などがあ
る。
【0047】(6)TABを用いて組み立てられたLC
D53ではなく、CCB(Controlled Collapse Bondin
g )を用いて組み立てられたLCDに適用する。 (7)TABやCCBを用いて組み立てられたLCD5
3ではなく、ドライバ一体型のLCDに適用する。
【0048】(8)データドライバ74の形式について
は、線順次駆動型でも点順次駆動型でもかまわない。 (9)LCDではなく、その他の方式の表示装置(プラ
ズマディスプレイ、プラズマアドレス液晶ディスプレイ
など)に適用する。
【0049】(10)抵抗感圧方式のディジタイザ52
ではなく、その他の方式のディジタイザ(電磁誘導方
式、静電結合方式、圧電効果方式、ホログラム方式な
ど)に適用する。
【0050】以上、各実施形態について説明したが、各
実施形態から把握できる請求項以外の技術的思想につい
て、以下に記載する。 (イ)請求項1〜4のいずれか1項に記載の座標入力一
体型表示装置において、座標入力装置は、抵抗感圧方
式、電磁誘導方式、静電結合方式、圧電効果方式、ホロ
グラム方式からなるグループから選択された1つのディ
ジタイザである座標入力一体型表示装置。
【0051】(ロ)請求項1〜4のいずれか1項に記載
の座標入力一体型表示装置において、表示装置は、プラ
ズマディスプレイ、プラズマアドレス液晶ディスプレ
イ、液晶ディスプレイからなるグループから選択された
1つの表示装置である座標入力一体型表示装置。
【0052】ところで、本明細書において、発明の構成
に係る部材は以下のように定義されるものとする。 (a)座標入力装置はディジタイザ52を指し、入力パ
ネルは各抵抗板62,64を指すものとする。
【0053】(b)表示装置はLCD53を指し、表示
パネルは画素部72を指し、表示回路は各ドライバ7
3,74を指し、基板はプリント基板71を指すものと
する。 (c)表示制御信号は、ゲートドライバ駆動用信号およ
びデータドライバ駆動用信号を指すものとする。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、高
精度な座標入力および高品位な画像表示が可能な座標入
力一体型表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の斜視図。
【図2】第2実施形態の斜視図。
【図3】第3実施形態の斜視図。
【図4】第4実施形態の斜視図。
【図5】従来の形態の斜視図。
【図6】各実施形態および従来の形態の波形図。
【図7】各実施形態および従来の形態のブロック回路
図。
【符号の説明】
52…ディジタイザ 53…LCD 62,64…抵抗板 72…画素部 73…ゲートドライバ 74…データドライバ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、表示装置に座標入力部が備えられてなる座標入力一
体型表示装置において、座標入力部(52)における座
標検出信号の取り出し箇所(A,E)と、表示装置(5
3)における駆動制御信号の取り入れ箇所(B)とを離
して配置したことをその要旨とする。請求項2に記載の
発明は、表示装置に座標入力部が備えられてなる座標入
力一体型表示装置において、座標入力部(52)は入力
パネル(62,64)を備え、表示装置(53)は入力
パネルに対応した寸法形状の表示パネル(72)を備
え、座標入力部における座標検出信号の取り出し箇所
(A,E)と、表示装置における駆動制御信号の取り入
れ箇所(B)とを離して配置したことをその要旨とす
る。請求項3に記載の発明は、表示装置に座標入力部が
備えられてなる座標入力一体型表示装置において、座標
入力部(52)は入力パネル(62,64)と、入力パ
ネルの座標検出信号を受ける信号処理回路(66)とを
備え、表示装置(53)は、入力パネルに対応した寸法
形状の表示パネル(72)と、表示パネルの周縁に配さ
れ駆動制御信号を受けて表示パネルを制御する駆動回路
(92)とを備え、座標入力部における入力パネルの座
標検出信号の取り出し箇所(A,E)と、表示装置にお
ける表示パネルの駆動制御信号の取り入れ箇所(B)と
を離して配置したことをその要旨とする。請求項4に記
載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の座標
入力一体型表示装置において、前記座標検出信号の取り
出し箇所と、前記駆動制御信号の取り入れ箇所とは、前
記表示装置の最も短い1辺の長さと同じか、これよりも
長い距離をもって離されて配置されていることをその要
旨とする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 棚橋 桂子 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置に座標入力部が備えられてなる
    座標入力一体型表示装置において、 座標入力部(52)における座標検出信号の取り出し箇
    所(A,E)と、表示装置(53)における駆動制御信
    号の取り入れ箇所(B)とを離して配置した座標入力一
    体型表示装置。
  2. 【請求項2】 表示装置に座標入力部が備えられてなる
    座標入力一体型表示装置において、 座標入力部(52)は入力パネル(62,64)を備
    え、表示装置(53)は入力パネルに対応した寸法形状
    の表示パネル(72)を備え、 座標入力部における座標検出信号の取り出し箇所(A,
    E)と、表示装置における駆動制御信号の取り入れ箇所
    (B)とを離して配置した座標入力一体型表示装置。
  3. 【請求項3】 表示装置に座標入力部が備えられてなる
    座標入力一体型表示装置において、 座標入力部(52)は入力パネル(62,64)と、入
    力パネルの座標検出信号を受ける信号処理回路(66)
    とを備え、 表示装置(53)は、入力パネルに対応した寸法形状の
    表示パネル(72)と、表示パネルの周縁に配され駆動
    制御信号を受けて表示パネルを制御する駆動回路(9
    2)とを備え、 座標入力部における入力パネルの座標検出信号の取り出
    し箇所(A,E)と、表示装置における表示パネルの駆
    動制御信号の取り入れ箇所(B)とを離して配置した座
    標入力一体型表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の座
    標入力一体型表示装置において、前記座標検出信号の取
    り出し箇所と、前記駆動制御信号の取り入れ箇所とは、
    前記表示装置の最も短い1辺の長さと同じか、これより
    も長い距離をもって離されて配置されている座標入力一
    体型表示装置。
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