JPS63293498A - 医療用ｘ線遮蔽ブロック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産呈上■肌尻立！ 本発明は、医療用Ｘ線遮蔽ブロックに関し、詳しくは人
体などをＸｖＡ撮影や治療する際の遮蔽材として好適な
遮蔽ブロックに関するものである。

災米皇致■ 多くのＸ線撮影においては、ｘｍｍ形影必要とされる個
所は人体の局所に限られる場合が多い。

その局所の鮮明なＸ線画像を得るためには、Ｘ線の散乱
を防止してなるだけ撮影必要個所のみにＸ線が照射され
るように周囲を遮蔽す茗ことが必要である。Ｘ＆Ｉ治療
の場合にも、治療の必要な個所のみにＸ線が照射される
ように周囲を遮蔽することが必要である。

従来、上記の目的のための医療用Ｘ線遮蔽ブロックとし
て、鉛ブロックが用いられており、これに切削や穿孔な
どの加工を施して上記した撮影条件を実現することが行
われてきた。

°を　べい　占 しかしながら鉛ブロックは、周知の通り高重量であるた
めに持ち運びが不便であり過って人体上に落とすと大怪
我をさせる問題がある。さらに鉛は他の金属と比較して
軟らかく加工が容易であると蹄も、厚さが数十〜百数士
鰭程度ともなると短時間で切削や穿孔を施すことは必ず
しも容易ではない。

シ　占　　゛　るための　。

本発明は、上記した問題点を解決するための手段として
、ウレタン樹脂、サルファイド樹脂、および可撓性エポ
キシ樹脂からなる常温硬化型樹脂群から選ばれた少なく
とも１種と、該常温硬化型樹脂１００重量部あたり１８
０〜２０００重量部の比重４以上の高比重物粉末とから
なる混合物を硬化せしめてなり、かつ比重が少な（とも
２．５であることを特徴とする医療用ｘｓｓｎ蔽ブロツ
ブロックしようとするものである。

生尻 本発明者らの比較実験から、多数の常温硬化型樹脂のう
ち、ウレタン樹脂、サルファイド樹脂、または可撓性エ
ポキシ樹脂に上記の組成比で比重４以上の高比重物粉末
を混合したものを硬化して得たブロックは、運搬や保管
などの取り扱いを支障なく行うことができる充分な機械
的強度を存しており、しかも小力や錐などで極めて容易
に所望の形状に切削や穿孔などの加工ができるほどに快
削性をも有する。また本発明のブロックを製造するため
に用いられる未硬化の上記混合物は、注形が可能であり
、したがって任意所望の形状に注形し常温で硬化させる
ことにより機械的な手段による加工の手間を少なくし得
る。

さらに本発明の医療用Ｘ線遮蔽ブロックは、少なくとも
２．５の比重を有する。一般にＸ線遮蔽材の比重が大き
い程Ｘ線に対する遮蔽効果が大きいが、人体や動物のＸ
線逼影において比重２．５程度の比較的低比重のブロッ
クでも充分である場合が多い。

日の　　　な！■ 本発明において用いるウレタン樹脂としては、エーテル
系、エステル系、あるいはポリブタジェン系のものが例
示され、市販品ではバンデフクス（大日本インキ化学工
業社製）、デスモキャップ（住友化学社製）などが例示
される。

サルファイド樹脂としては、ポリサルファイド結合を含
み、かつ末端基に反応性のチオール基（−３Ｈ５）を有
するものが例示され、市販品ではチオコール（東しチオ
コール社製）などが例示される。

可撓性エポキシ樹脂としては、ポリグリコール型のもの
が例示され、市販品ではＤＥＲ７００シリーズ（ダウケ
ミカル社製）などが例示される。

比重４以上の高比重物としては、鉛、鉄、銅などの金属
あるいはその合金や酸化物などが例示される。それら高
比重物は、粉末として上記した常温硬化型樹脂に混合さ
れるが、粒径にして５００μ−以下、特に２００μ−以
下の細粒〜微粒のものが好ましい、ただし過度に微粒の
ものは、該樹脂中に混合したとき凝固して均一分散させ
難いので粒径にして０．１μ−以上のものが好ましい。

上記のうち特に好ましいものは、粒径が０．１〜１００
μ霧の鉛粉、鉄粉、酸化鉛粉、酸化鉄粉などである。

高比重物の粉末は、常温硬化型樹脂１００重量部あたり
１８０〜２０００重量部の範囲量で使用される。高比重
物粉末の使用量が１８０１ｉ量部より少なくいと、比重
２．５以上のブロックが得難くなる。これに対して２０
００重量部より多く用いると、硬化物が脆くなってブロ
ックの取り扱いが困難となり、また加工の際に切削部エ
ツジが崩れ落ちるなどの問題が生じる。したがって高比
重物粉末の使用量は、好ましくは２５０−１５００重量
部、特に３００〜１２００重量部である。

大立陥 以下、実施例および比較例により本発明を一層詳細に説
明する。

実施例１ 室温硬化性のウレタン樹脂（大日本インキ化学工業社製
の商品名バンデックスＲＶとパンデックスＰＸ−５０６
Ｒとの混合樹脂）と該混合樹脂１００重量部あたり８０
０重量部の鉛粉（平均粒径：約４５μ鋼以下）との均一
混合物をキャスティング容器に注形し、室温下で硬化さ
せて長さ２０備、幅　１０口、厚さ５０の煉瓦状のプロ
ッりを得た。

実施例２ 鉛粉に代わって酸化鉛粉（平均粒径：約４５μｍ以下）
を用いた点においてのみ実施例１と異なる煉瓦状のブロ
ックを得た。

実施例３ 室温硬化性のサルファイド樹脂（東しチオコール社製の
商品名チオコールＬＰ−３）、該樹脂１００重量部あた
り１０００重量部の鉛粉（平均粒径：約４５μ鵡以下）
、およびジブチルフタレート中に二酸化マンガンを分散
したペースト（二酸化マンガン含有１ｔ：５０ｍ：１％
）との均一混合物をキャスティング容器に注形し、室温
下で硬化させて長さ２０ｃｍ、幅　１０備、厚さ５ｃｍ
の煉瓦状のブロックを得た。

実施例４ 鉛粉に代わって３００重量部の酸化鉛粉（平均粒径：約
４５μ麟以下）を用いた点においてのみ実施例３と異な
る煉瓦状のブロックを得た。

実施例５ 室温硬化性の可撓性エポキシ樹脂（ダウケミカル社製の
商品名ＤＥＲ？３２）８６重量部、硬化剤（ダウケミカ
ル社製ＤＥＨ５２）１４重量部、および鉛粉（平均粒径
：約４５μ園以下）１５００１！量部との均一混合物を
キャスティング容器に注形し、室温下で硬化させて長さ
２０口、幅１０ｃｌｌ、厚さ５ｃｌｌの煉瓦状のブロッ
クを得た。

実施例６ 鉛粉に代わって７００重量部の酸化鉛粉（平均粒径：約
４５μ−以下）を用いた点においてのみ実施例５と異な
る煉瓦状のブロックを得た。

比較例１ 長さ２０ｃｍ、幅１０ａ１、厚さ５ｃｍの煉瓦状の鉛ブ
ロックを用意した。

比較例２ 鉛粉を樹脂１００重量部あたり１００重量部とした点に
おいてのみ実施例１と異なる煉瓦状のブロックを得た。

比較例３ 鉛粉を樹脂１００重量部あたり２５００重量部とした点
においてのみ実施例１と異なる煉瓦状のブロックを得た
。

実施例１〜６および比較例１〜３の各ブロックの特性を
下表に示す。同表に示す加工性は下記の方法で評価した
。

加工性：小力を用いて直径３ｃｌｌの貫通孔を作るに要
する時間並びに小力で掘削した時に生じる崩れの程度を
調べた。

四果 本発明の医療用Ｘ線遮蔽ブロックは、小力や錐などで極
めて容易に所望の形状に加工ができるほどに快削性を有
し、しかも運搬や保管などの取り扱いを支障なく行うこ
とができる充分な機械的強度を有している。また本発明
のブロックを製造するために用いられる未硬化の混合物
は、注形が可能であり、したがって任意所望の形状に注
形し常温で硬化させることにより機械的な手段による加
工の手間を少なくし得る。

さらに本発明の医療用Ｘ線遮蔽ブロックは、少なくとも
２．５の比重を有し、人体や動物のＸ線逼影において多
くの場合充分なＸ線遮蔽効果を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ウレタン樹脂、サルファイド樹脂、および可撓性エ
   ポキシ樹脂からなる常温硬化型樹脂群から選ばれた少な
   くとも１種と、該常温硬化型樹脂１００重量部あたり１
   ８０〜 ２０００重量部の比重４以上の高比重物粉末とからなる
   混合物を硬化せしめてなり、かつ比重が少なくとも２．
   ５であることを特徴とする医療用Ｘ線遮蔽ブロック。 ２、高比重物が鉛である特許請求の範囲第１項に記載の
   医療用Ｘ線遮蔽ブロック。 ３、常温硬化型樹脂１００重量部あたりの高比重物の量
   が好ましくは２５０〜１５００重量部である特許請求の
   範囲第１項乃至第２項のいずれかに記載の医療用Ｘ線遮
   蔽ブロック。