JPS6329120B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、共通の長く延ばされたハウジングの
内部の、少なくとも２個の、対応する個数の軸方
向に相互に連続している、増加する大きさの噴射
ノズルによつて形成されたエゼクタから成立ち、
ハウジングが、噴射ノズルを含んでいる横壁によ
つて、逆止め弁を介して相互に分離されている室
に分割されているエゼクタ装置に関するものであ
る。

第一のノズルと、最後のノズルとの間に横たわ
つているノズルが同時に駆動ノズル及び捕捉ノズ
ルであるこの種類のエゼクタ装置は、基本的に公
知となつている。しかしながら、その使用は、実
際には、容器等をからに汲み出すための低圧の生
成に限定されており、この場合、まず、最後のノ
ズルに続いている室を除いて、すべての室を容器
に連結し、汲み出しのために比較的に大きな空気
量を配慮し、この大きな空気量は、逆止め弁の前
後に連続している接続によつて、真空の増加と共
に、終りには、単に、もはや、最初の両方の噴射
ノズルによつて形成されるエゼクタだけが、最終
的な真空を生成するまで、段階的に減少される。
その上、この種類のエゼクタ装置の構造的形態
は、著しい経費を必要とし、個々の使用の場合に
は、広範に別々に適合させる必要がある。

このようなエゼクタ装置の少なくともハウジン
グの簡素化及び標準化のために、エゼクタのハウ
ジングを、横方向に横たわつている押出し部材か
ら作り、これが、その長さに従つて、異なつた幅
のエゼクタのハウジングを、前後に連続している
噴射ノズルの平行な組の任意の個数に対して生
じ、このハウジングが、ノズルの装着のために対
応する穴をあとから設けられるようにすること
が、既に公知となつている（ドイツ特許公開第
2457360号公報）。しかしながら、前後に連続して
いる室の個数、従つて、前後して横たわつている
エゼクタの個数は変えることができず、また、す
べての室は、その中に装着された逆止め弁を有し
ている側方の開口を介して共通の吸引室には、か
らに汲み出されるべき容器、又は、他の真空で運
転されるべき装置に接続されることができるよう
になつている。

それ故、押し出し部材として形成されたハウジ
ングを有している公知のエゼクタ装置の組込みの
可能性は、平行なノズル組立体の任意の個数にも
かかわらず制限され、また、それぞれの使用の場
合における噴射ノズルの異なつた個数及び選択に
よる適合は、著しく加工経費を必要とし、これは
押し出し部材の利点を再び無くす。

それ故、本発明は、大量生産の経済的な利点の
利用尽しの下に、それにもかかわらず、特別の加
工経費無しに、異なつた使用の場合に対する容易
な適合を許し、それ故、エゼクタ装置の応用の可
能性を拡大する頭初に述べられた種類のエゼクタ
装置を得るという課題に、基礎を置くものであ
る。

本発明によると、この課題は、ハウジングが、
添付図面に示すように、長手方向に相互に連続さ
れていると共に任意に相互に組み合わせ可能な多
数の部分７〜９，１２から組み立て部品式に作ら
れており、これらの部分７〜９，１２が、それぞ
れ、横壁を有しており、隣接する横壁の間には、
それぞれ、室１４〜１６が形成されており、ま
た、第一の部分７には、駆動ガスの供給のための
噴射ノズル１を有する横壁６が連結されており、
これと、第一の部分７との間には室１３が形成さ
れていると共に最後の部分１２には、箱状に形成
された部分１１が連結されており、それと最後の
部分１２との間には高圧室２５が形成されてお
り、更に、各部分７，９，１２の各横壁には、少
なくとも１個の噴射ノズル２〜５の外に、逆止め
弁２１〜２４を設けられている貫通開口１７〜２
０を含んでおり、また、部分７，８，９が、室１
３〜１６の周壁の領域内に連絡開口２６〜２９を
設けられていることを特徴とするエゼクタ装置に
よつて解決される。この場合、本発明は、前後に
連続するエゼクタの個数は、異なつた応用の場合
に対して相違しており、また、組立て部分品方式
の手順の中において、部分として形成される部分
品要素の個々の組立ての可能性が、その都事の応
用の目的に対応するエゼクタ装置を作るという考
慮から出発するものである。任意のつながりに相
互に組合わせることの可能な部分からの組み立て
は、個々の部分の多くの部材数の製作を、組み合
わせの可能性を制限すること無しに、可能とさせ
る。それ故、製作費用は低下され、その都度適合
されるエゼクタ装置は、最短時間内に、あらかじ
め仕上げられた部分の制限された個数から、個々
に組立てられる。

部分の組立ては、異なつた方法で行なわれるこ
とができる。有利な実施形態に対する第一の特長
によると、このために、部分は、例えば、貫通す
る控え棒のような共通の連結手段によつて結合さ
れる。しかしながら、他の実施形態によると、２
個の隣接する部分の連結のために、特別な手段が
設けられることもできる。この場合には、ハウジ
ングが円形横断面を有しており、部分がねじを設
けられる時には、特に、目的にかなつている。そ
の時には、部分は直接的に相互にねじ込まれるこ
とができる。しかしながら、部分が締め付けボル
トによつて相互に締め付けることも、同様に、本
発明の他の有利な実施形態のわく内に入るもので
あるが、このことは、横壁が多数の偏心的に配置
されたノズルを含み、これらのノズルが軸方向に
相互に整列されなければならず、また、それに応
じて部分の直接的なねじ込みが相互に許されない
ようにする時には、特に、有利である。

本発明のわくの中には、個々の部分が、それぞ
れ、１個の横壁及び１個のそれに連続している周
壁から成立つこともできる。しかしながら、この
場合、ノズルの間隔は、周壁の断片の長さによつ
て確立される。このために、噴射ノズルを設けら
れている部分の数を幾倍にもすること無しに、こ
の制限を回避するために、一方では、横壁が、ま
た、他方では、室の周壁が、相互に分離された部
分を形成することを、本発明の特別な実施形態の
特長においては、前もつて考慮しているものであ
る。この手段によつて、任意のノズル間隔を顧慮
することができるために、単に、室の周壁を形成
している部分が、異なつた長さに、準備して置く
ことだけで十分となる。

既に述べたように、各横壁は、好適には、その
中心に装着された噴射ノズル、又は、より多くの
噴射ノズルを任意の分布に含むことも、単に、各
ノズルの大きさに対して対応する横壁が、一致し
ているノズルのピツチを有して用意される限り
は、できる。無論、横壁にその都度、対応する個
数及びピツチの穴を設け、これらの穴の中に、ノ
ズルが、あとから始めて、適した方法で装着され
るようにすることも、可能である。また、ノズル
が直接的に横壁の中に対応して成形された穴によ
つて形成されることもできる。

本発明のなお他の実施形態の特長は、部分が室
の周壁の領域の中に連結開口を設けられており、
それらの開口の中に、ホース継手、弁、又は、閉
塞せんがねじ込まれることのできることを考慮し
ている。

本発明の更に他の実施形態の特長は、最後の噴
射ノズルに続く圧力室の形成のために、箱状に形
成された部分が、１個、又は、多数の正面側及び
（又は）放射方向の吹出し開口が設けられている。
吹出し開口は、連絡ニツプル、又は、閉塞せんの
ねじ込みのためにねじを設けられることができ、
また、最後に、箱状の部分が音響のしや断のため
に、消音器を含むこともできる。

最後に、本発明の有利な実施形態のための最後
の特長は、第一ノズルを含んでいる横壁が、少な
くとも１個の追加の開口を、切換え弁を介して圧
力貯蔵容器の接続のために有しており、この貯蔵
容器が、切換え弁を介してエゼクタ装置に供給す
る圧力媒体源によつて、装入可能であるようにす
る。

本発明によるエゼクタ装置は、異なつた組立て
を可能とし、従つて、多数のエゼクタを有してい
る公知のエゼクタ装置に対して、多くの利点を与
える。

このように、本発明によるエゼクタ装置は、公
知のように、高圧の下にある駆動ガス、例えば、
圧力空気による真空の生成のために組み込まれ、
この場合、吸引されるガス量は、多数のエゼクタ
の前後に連続するつながりのために、駆動ガスの
量の数倍となる。それ故、只１個の駆動ノズル
と、１個の捕捉ノズルとから成立つている従来の
エゼクタに比べて、著しいエネルギーの節減が達
成され、また、押し出し部材から作られたハウジ
ングを有する公知のエゼクタ装置に比べて、前後
に連続しているエゼクタの個数が、個々の応用の
場合に対応して、自由に選択される。

本発明によるエゼクタ装置は、更に、例えば、
印刷工場における全紙の機械的運動に対して必要
とされるような、低圧と高圧との同時の発生を可
能とさせる。この要求は、従来、単に、電気的真
空ポンプによつて満たされることができただけで
あるが、このポンプは、摩耗し、また、保守及び
摩耗の回避のためには著しい経費を必要とし、そ
の上、比較的大きな寸法及び高い騒音水準と同時
に、シール油を必要としている。最初のノズルを
含んでいる横壁の中における圧力貯蔵器の切換え
弁を介する接続のための追加の開口の特別な配置
は、このような応用の場合に、低圧の衝撃的な上
昇及び駆動ガスのしや断の際における高圧の生成
を、この場合、切換え弁が自動的に切換わり、今
まで真空の下にあつた、機械の吸引装置が接続さ
れている室を、圧力貯蔵器に連結することによつ
て可能とされる。それ故、上記の全紙は、瞬間的
に解放される。

本発明によるエゼクタ装置によつて、更に、簡
単に多くのガスが混合され、この場合、駆動ガス
として低圧の下にある第一のガスが使用され、
個々の噴射ノズルの間に他のガスが間に置かれた
室の中に吸込まれ、この場合、相互に混合され
る。同じようにして、ガスと流体及び（又は）粉
状又は粒状の固体との混合も可能である。

いくつのノズルが各横壁に設けられるかに応じ
て、多重エゼクタ装置が異なつた出力を有して比
較的に少数の異なつた個々の要素の使用の下に組
立てられる。

最後に、本発明によるエゼクタ装置は、最低の
エネルギーの消費の下に、駆動ガスとして使用さ
れるガス量を幾倍にすることを、その圧力の対応
する減少の下に、可能とされる。従つて、例え
ば、５個のエゼクタの前後に連続するつながりに
よつて、対応する圧力の低下の下に、使用される
駆動ガスの少なくとも８倍の量となるガスの吹出
し量が生ずる。

以下、本発明をその実施例を示す添附図面に基
づいて詳細にするが、図には、個々の部分が部分
的に間接的に相互にねじ止めされて構成された構
造Ａと、個々の部分が部分的に直接的に相互にね
じ止めされた構造Ｂとが、一緒に示されている。

図において、符号１〜５によつて、その大きさ
を参照数字の順序に増加している噴射ノズルが示
されているが、これらのノズル１〜５は、本実施
例の場合には、エゼクタ装置の中心軸内に横たわ
つている只１個のノズル組立体を形成している。
この代わりに、多数のこのようなノズル組立体
が、隣接している、又は、一つの円の上に横たわ
つている。それぞれ、同じ大きさの多数のノズル
を設けられることもでき、この場合、平行に配置
されたノズルが、この場合にも、組となつて軸方
向に相互に整列される。

噴射ノズル１〜５は、横壁６〜１０の内部の受
入れ穴の中に、圧入、接着、又は、ねじによつて
装着されるが、あるいは、ノズルは、この壁の構
成部分であつても良い。

個々の部分が部分的に間接的に相互にねじ止め
されて構成される構造Ａにおいては、横壁は、本
実施例における横壁１０のように、それ自身でそ
れぞれ一つの部分を形成していると共に肩によつ
て境界されている拡大部によつて、それにつなが
つている室の周壁を形成している箱状の部分１１
の内部に受取られており、また、横壁１０は、こ
の部分１１の中に、雄ねじを有している他の周壁
部分１２によつて保持され且つ漏れ止めされる
が、また、この周壁部分１２の中に、延長部の内
部の雌ねじを有している、それにつながつている
周壁部分１１がねじ込まれることを考慮してい
る。この構造は、特に、横壁が多数の（図示され
ていない）、横壁から横壁へ相互に整列されてい
なければならない偏心的なノズルを含む場合に適
しているものである。

また、個々の部分が部分的に直接的に相互にね
じ込まれる構成を有している構造Ｂにおいては、
これに対して、横壁、本実施例においては、横壁
は、本実施例における横壁６〜９のように、それ
ぞれ一体に周辺部材においてつながつており、そ
れ故、周辺部材と共に１個のつながつている部材
を形成しているが、この部材は、雄ねじ、ないし
は、雌ねじの助けによつて、その端部において、
直接的に隣接している部分にねじ込まれることの
できることを考慮している。この構造は、単に、
中央の噴射ノズルと関連して利用可能であること
は、明らかなところである。

上記の部材の構造様式によつて生ずる個々の噴
射ノズルの間の室１３〜１６は、横壁の中の穴１
７〜２０を貫いて相互に連結されており、また、
これらの穴は、逆止め弁２１〜２４を有している
が、これらの逆止め弁２１〜２４は、一つの室の
中における低圧が、後続する室の中の低圧より
も、より大きくなると、直ちに閉じるようになつ
ている。それに対して、最後の室２５は、運転中
に高圧の下にある。

個々の室１３〜１６は、放射方向の連絡開口２
６〜２９を含んでいるが、これらの開口は、ねじ
を設けられており、使用の目的に応じて、連絡ニ
ツプル、又は、閉塞せんの取付けを可能とさせ
る。同様に、装置を閉塞している、また、このた
めに、箱状に形成された部分１１は、放射方向の
連絡開口３０ａ及び軸方向の連絡開口３０ｂを設
けられており、これらの開口の中には、連絡ニツ
プル、又は、閉塞せん３１ａないし３１ｂが装着
可能となつている。

第一の横壁６は、その中に装着された噴射ノズ
ル１ないしは、場合によつては、多くのこのよう
な噴射ノズルの前方に、圧力分配室３２を有して
おり、この分配室３２には、穴３３の中に装着さ
れた連絡ニツプル３４が、エゼクタ装置の駆動ガ
スの供給のために導かれている。

第一及び第二の噴射ノズル１ないしは２の間に
横たわつている室１３は、更に、横壁６の中の連
絡開口３５を介して切換え弁３６の継手に連結さ
れており、この弁の他の継手は、連絡ニツプル３
４へ導いている駆動ガス導管に接続されており、
また、弁３６の第三の継手には、圧力貯蔵器３７
が横たわつている。この配置によつて、連絡ニツ
プル３４を介するノズル１への駆動ガスのしや断
の際には、室１３の中における低圧は、切換え弁
３６の転換によつて直ちに破壊され、その代わり
に、室１３の中には、圧力貯蔵器３７から高圧が
形生される。室１３の連絡開口２８に接続され
た、それによつて、例えば、全紙が輸送される吸
引装置は、それ故、吸込まれた全紙を直ちに解放
し、この場合、生成された高圧は、全紙が吸引装
置に純粋な粘着によつて附着したままであること
を、阻止する。駆動ガス供給導管内の制御器３８
が、駆動ガスの圧力及び量の無段階状の調節を可
能とさせる。

部分１１には、略図によつて示すように、最後
の室２５の中に突出している消音器３９が配置さ
れることができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の１実施例を示す縦断面図である。 １〜５…噴射ノズル、６〜９…部分、１０…横
壁、１１…箱状の部分、１３〜１６…室、２６〜
２９…連絡開口、３０ａ，３０ｂ…吹出し開口。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 共通の長く延ばされたハウジングの内部の、
   対応する個数の軸方向に相互に連続している、増
   加する大きさの噴射ノズルによつて形成されたエ
   ゼクタから成り立ち、ハウジングが噴射ノズルを
   含んでいる横壁によつて相互に分離されている室
   に分割されているエゼクタ装置において、ハウジ
   ングが、長手方向に相互に連続されていると共に
   任意に相互に組み合わせ可能な多数の部分７〜
   ９，１２から組み立て部品式に作られており、こ
   れらの部分７〜９，１２が、それぞれ、横壁を有
   しており、隣接する横壁の間には、それぞれ、室
   １４〜１６が形成されており、また、第一の部分
   ７には、駆動ガスの供給のための噴射ノズル１を
   有する横壁６が連結されており、これと、第一の
   部分７との間には室１３が形成されていると共に
   最後の部分１２には、箱状に形成された部分１１
   が連結されており、それと最後の部分１２との間
   には高圧室２５が形成されており、更に、各部分
   ７〜９，１２の各横壁には、少なくとも１個の噴
   射ノズル２〜５の外に、逆止め弁２１〜２４を設
   けられている貫通開口１７〜２０を含んでおり、
   また、部分７，８，９が、室１３〜１６の周壁の
   領域内に連絡開口２６〜２９を設けられているこ
   とを特徴とするエゼクタ装置。 ２ 横壁６及び部分７〜９，１１，１２が、共通
   の連結手段により締め付けられている特許請求の
   範囲第１項記載のエゼクタ装置。 ３ ハウジングが円形断面を有しており、また、
   横壁６及び部分７〜９，１１，１２が、それぞ
   れ、ねじを設けられている特許請求の範囲第２項
   記載のエゼクタ装置。 ４ 横壁６及び部分７〜９，１１，１２が、それ
   ぞれ、直接的に相互にねじ込まれている特許請求
   の範囲第３項記載のエゼクタ装置。 ５ 横壁６及び部分７〜９，１１，１２が、締め
   付けボルトによつて相互に締結されている特許請
   求の範囲第２項記載のエゼクタ装置。 ６ 各部分７〜９，１２の各横壁及びその周壁
   が、相互に分離された部材を形成している特許請
   求の範囲第１〜５項のいずれかに記載のエゼクタ
   装置。 ７ 各部分７〜９，１２の周壁を形成している部
   材が、希望されるノズル間隔に対応して異なつた
   長さに形成されている特許請求の範囲第６項記載
   のエゼクタ装置。 ８ 連絡開口２６〜２９の中に、ホース継手、
   弁、又は、閉そく栓が、ねじ止め可能となつてい
   る特許請求の範囲第１項記載のエゼクタ装置。 ９ 高圧室２５の形成のための箱状に形成された
   部分１１が、正面側及び（又は）放射方向の１
   個、又は、多数の吹き出し開口３０ａ，３０ｂを
   設けられている特許請求の範囲第１〜８項のいず
   れかに記載のエゼクタ装置。 １０ 吹き出し開口３０ａ，３０ｂが、連結ニツ
   プル３１ａ，３１ｂ又は閉そく栓のねじ込みのた
   めのねじを設けられている特許請求の範囲第９項
   記載のエゼクタ装置。 １１ 箱状に形成された部分１１が、音響の阻止
   のための要素３９を含んでいる特許請求の範囲第
   ９又は１０項記載のエゼクタ装置。